「就活エージェントに騙された」は本当?見極め方と活用方法を解説
2023年9月6日
就活生 Aさん
就活エージェントの方に聞くのも変ですが、就活エージェントって使わない方がいいんでしょうか?私自身は使ってみたいんですけど、友達から「前に騙されたからやめとけ」と言われて不安になっちゃって…。
なるほど。多くの就活エージェントは就活生の役に立てるよう一生懸命サポートしているので、そんなに心配しなくても大丈夫。でも確かに、悪質なエージェントが全くないとは言い切れないのも事実ですね。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
そうなんですね。どうしたら悪質なエージェントに騙されないで利用できるでしょうか?
まずは就活エージェントの仕組みを理解して、注意点を押さえておくとよいです。このコラムでは就活エージェントの見分け方や賢い活用方法を解説するので、不安を解消するためにも一緒に確認しましょう!
キャリアアドバイザー 廣瀬
目次
「騙された!」とならないために知っておこう|就活エージェントとは
就活エージェントを利用して「思っていたサービスと違った」「騙されて時間の無駄になった」とならないためには、就活エージェントについて知ることが大切です。そこでまずは、就活エージェントの基礎について解説するので、一度読んでみてください。
サービス内容:就活生の就活全般のサポートを行う
そもそも就活エージェントとは、求職者が就活する際のサポートを行う企業のことです。具体的なサービスの内容は企業によって異なりますが、主に以下のようなサービスを行っています。
- 就活に関する相談対応
- 自己分析や業界研究のサポート
- ESの添削
- 求人紹介
- 面接練習
就活エージェントを利用すれば、上記のような幅広いサービスを受けられるため、1人で就活を進めるよりも効率のよい情報収集や質の高い選考対策、短期間での内定獲得が可能です。
そのため、「就活を始めたいけど何から始めればよいか分からない」「自己分析・業界研究が進まない」など就活に対して不安を持つ学生が多く利用しています。ほかにも、1人で就活に取り組んでいたものの就活に行き詰った、内定をなかなかとれないなどの状況を好転させるために利用する学生も多いです。
仕組み:就活生は無料・企業が報酬を払っている
就活エージェントの仕組みとして押さえておきたいのが、就活生は無料で利用できる一方で、就活エージェントを通して学生を紹介してもらった企業が報酬を払っているということです。
「無料でサポートを受けられる」という点が共通しているため、就活メンターなどのボランティアと混同している学生もいます。しかし就活エージェントはあくまで企業と企業の間で行われるビジネスであり、よい意味でも悪い意味でも、就活メンターなどのボランティアとは全く異質のものです。
ビジネスである以上、報酬がなければサービスが成り立ちません。報酬が発生するタイミングは就活エージェントごとに異なりますが、いずれにしても契約している企業に学生を紹介したり、採用してもらったりすることが重要になります。
つまり就活エージェントは、学生のことだけを考えてサービスが行われているわけではないのです。就活エージェントのこういった側面を知らなければ「騙された」と感じやすくなります。就活エージェントを利用するのであれば「ビジネス」の側面を頭の片隅で覚えておきましょう。
就活エージェントを利用したことがないと、どのようなサービスなのか分からず不安ですよね。キャリチャンの「就活相談サポート」では、就活エージェントに関する不安や疑問も相談できます。まずは試しに話を聞いてみたい人は、こちらを活用してください。
「就活エージェントに騙された」と言う人がいる理由
友人や知人、SNSやネットから「就活エージェントに騙された」という情報を知ると、就活エージェントを本当に利用してよいのか不安になりますよね。そこでここからは、「就活エージェントに騙された」と言う人がいる理由について解説します。
担当者によってサポートの質が左右されるため
就活エージェントでは、学生1人ひとりに担当者がつくことがほとんどですが、この担当者の対応が悪いことで「騙された」と感じる人もいます。
就活エージェントの担当者は、研修を受けていたり資格を取得していたりすることが多いですが、対応やサポートの質は個人によって異なります。そのため、どんなに評判がよい就活エージェントを利用しても、担当者によっては満足のいくサポートを受けられないことがあるのです。
反対に、あまり評判がよくない就活エージェントであっても特定の担当者の評判が悪いだけで、ほかの担当者は全く問題なくサポートしてくれる場合もあります。つまり、就活エージェントを使って「騙された」とならないためには、サービスの内容を見るだけでなく実際に利用してみて、担当者のスキルや経験値を見極める必要があるのです。
希望する条件の企業を紹介してもらえない場合があるため
せっかく就活エージェントに登録したのに、希望する条件の企業を紹介してもらえないと騙されたと感じる人もいるかもしれません。しかし、就活をサポートしてくれるサービスだからといって、自分が希望する条件全てに合った求人を紹介してもらえるとは限らないのです。
なぜなら、就活エージェントにも得意分野とそうでない分野があり、保有している求人の種類には偏りがあるからです。また、そもそも保有している求人の数が少なく、希望に合った求人を紹介できない場合もあります。
それに加えて、学生の希望と、企業側の要望が合致していないために紹介できない場合もあります。契約企業の求める人物像を把握し、それに合致しない候補者を除外して、初期選考にかかる企業側の負担を軽減するのも就活エージェントの仕事です。
つまり、一般選考で企業側が行っている足切りの役割を、就活エージェントが代行しています。そのため、企業側の求める資質がないと判断されれば、学生が希望しても紹介してもらえないのです。
就活エージェントを利用する際は、必ず自分の理想の企業や求人に出会える訳ではないことを理解しておきましょう。
必ず内定が獲得できるわけではないため
就活エージェントを利用したものの、内定獲得ができなかったことで騙されたと思う人もいるでしょう。しかし、就活エージェントで求人を紹介されたからと言って、その企業に確実に入社できるわけではありません。就活エージェント経由でも、求人を紹介された後は、きちんと選考が行われるのです。
また、就活エージェントのサービスはあくまでもサポートなので、学生本人に主体性や行動力がなければ、内定が獲得できないこともあります。たとえば、登録しただけで面談を全く受けなかったり、ESの添削や面接対策を依頼していなかったり、アドバイスをもらっただけで実行していなかったりといった場合です。
つまり、就活エージェントは内定獲得のために役立つサービスではあるものの、自分が積極的に活用し、賢く使いこなせなければ、効果を得られない可能性もあるのです。「騙された!」とならない就活エージェントの賢い活用方法は後ほど詳しく解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
中には悪質な就活エージェントも存在するため
「就活エージェントに騙された」と言う人がいる理由の1つは、残念ながら就活エージェントの中に、悪質なサービスを行う企業も一部あるからです。
たとえば、面談やチャットでの対応が雑であったり、全く希望に合わない求人ばかりを紹介したりするなどの対応をする就活エージェントもあります。
しかし、全ての就活エージェントがこのような対応を行っているわけではありません。ほとんどの就活エージェントは、就活生には満足できる就活を、企業には納得のいく採用ができるようサービスを提供しています。
そのため、就活エージェントを利用したいと考えているのであれば、よい就活エージェントと悪質な就活エージェントを見極められるようになることが大切です。具体的な見極め方は、次の章で詳しく解説します。
「騙された!」とならない就活エージェントの見極め方
就活エージェントを使って「騙された」とならないためには、自分自身で利用する就活エージェントを見極めることが大切です。しかし、どのように見分ければよいのか分からない就活生が多いでしょう。
就活エージェントを見極めるポイントは以下の8つです。
それぞれを詳しく解説していきます。
1.実績や評判はよいか
はじめに行っておきたいのが、利用を検討している就活エージェントの実績や評判を調べておくことです。実績は累計利用者数の場合、サービスに登録した人だけの人も含まれるため、これまでどれだけの学生を内定獲得に導いてきたかを見るようにしましょう。
評判は、ネットの口コミや体験談が書かれているブログ、SNSで調べるのがオススメです。ネットやSNSの情報は本当とは限らないため、全てを鵜呑みにするのは危険ではあるものの、参考になる情報があるのも事実です。そのため、ネットやSNSを使ってポジティブな情報とネガティブな情報の両方を確認するようにしてください。
そして、それらの情報から悪質な就活エージェントではないか、自分が受けたいサポートを受けられるかなどを登録前にチェックすることが大切です。
2.求人数が豊富か
就活エージェントを見極めるポイントの2つ目が、たくさんの求人を保有しているかどうかです。
保有している求人数が多ければ多いほど、幅広い企業の求人を紹介してもらえる可能性があります。つまり、豊富な求人数を保有している就活エージェントを利用した方が、自分に合った求人や希望する条件の求人に出会いやすいのです。
また、求人を多く保有しているということは、多くの企業と取引をしているということなので、企業としての信用度の高さもうかがえます。
ただし、求人の豊富さだけで就活エージェントを選ぶのはやめましょう。前述のように、それぞれの就活エージェントで保有する求人の種類には偏りがあります。数だけでなく自分が希望している業界や職種の求人を多く保有しているかどうかも事前に調べておくことが必要です。
3.サポート内容や内定獲得までの期間が明確か
サポート内容や内定獲得までの期間が明確かどうかも、就活エージェントを見極める際には重要です。サポート内容を確認しないまま登録すると、自分が望むサポートを受けられなかったり、逆に自分には必要のないサポートばかりを受けることになったりするかもしれません。
また、短期間での内定獲得を目指している場合は、内定獲得までの期間が具体的に示されているかも確認しておいてください。内定獲得までの期間は、個人や状況に左右されるものの、どのくらいの期間を目標にサポートを行っているかが明確になっていないと、就活の貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれないからです。
悪質な就活エージェントでは、サポート内容を明示しておらず実際に登録すると求人ばかりを紹介されるといったこともあるため、登録前に入念に調べておきましょう
4.親身に話を聞いてくれているか
就活エージェントに登録したらまずは面談を行う場合が多いですが、その際に親身に話を聞いてくれるかどうかは重要な見極めポイントです。
たとえば、以下のようなキャリアアドバイザーはオススメできません。
- 担当者ばかりが話していて全く話を聞いてくれない
- 話を聞いているようで、実は相づちを打っているだけ
- 話を聞いてくれてはいるものの、不安や疑問をちっとも解消できなかった
就活生とのコミュニケーションを軽視したり、その能力が不足してたりといったキャリアアドバイザーでは、精神的にも実務面でも頼りにならないでしょう。「使えない」「騙された」と後悔する可能性が高いです。
そのため、初めての面談では緊張するかもしれませんが、担当者の様子をしっかりと観察するように心掛けてください。また、相手が親身になって話を聞いてくれるかどうかも重要ですが、自分が話しやすいか、自分の話を理解してくれていると感じられるかも大切になります。
5.厳しいこともきちんと伝えてくれるか
担当者が面談の中で、学生が聞きたくないような厳しいことや現実的な話をきちんと伝えてくれるかどうかは、見極める上でとても重要です。
特に、悪質な就活エージェントの場合は、学生に自社のサービスを使ってもらうことに必死なので、学生にとって嬉しいことやよいことばかりを伝える傾向があります。逆に、本当に学生のことを考えて対応している就活エージェントは、しっかりと向き合ってくれるので厳しいことをきちんと伝えてくれるのです。
就活生の中には、厳しいことを言われるとモチベーションが下がる人もいるかもしれません。しかし、就活を乗り越えるためには目を背けたい自分の弱みや現実に向き合うことが必要です。そのため、内定を獲得するために必要な情報や意見をはっきりと伝えてくれるかどうかを初回の面談で見ておきましょう。
6.業界や職種に関する知識が豊富か
キャリアアドバイザーの知識の豊富さも、就活エージェントを見極める際にとても大切なポイントになります。
就活エージェントでは、業界研究や職種理解などを一緒に行ってもらえることが多いですが、キャリアアドバイザーの知識が浅いと得られる知識が限られるのです。キャリアアドバイザーの知識や経験が浅いと、自分で行う業界研究や職種理解と大して変わらない状態になる場合もあります。
そのため、面談の中で自分が希望する業界や職種について積極的に話し、ためになる情報を提供してくれるかを確認しましょう。
ただし、就活エージェントの中には、専門的な知識を持った人の話を聞けるセミナーを行っているところもあります。そのため、キャリアアドバイザーの知識の豊富さだけでなく就活エージェントのサービス全体について把握した上で、自分に必要なサービスを提供してくれるかどうかを検討しましょう。
7.自分に合った求人を紹介してくれるか
「就活エージェントに騙された」という事態にならないためには、自分に合った求人を紹介してくれるかどうかも、必ず確認しておきましょう。なぜなら、学生の話をきちんと聞き、学生のことを考えてサービスを提供しているキャリアアドバイザーでなければ、相性のよい求人を紹介することが難しいからです。
就活エージェントの中には、顧客となる企業の選考に学生を動員することで報酬を得ているところもあります。そのため、学生の希望や適性とは関係なく、やたらと多くの企業を受けさせようとする悪質なエージェントもあるのです。
ですから就活エージェントを利用する際は、自分が全く興味のない求人や明らかに自分の適性とずれた求人をおすすめしてこないかをチェックしましょう。ただし、一見すると自分の希望に合わないように思える求人でも、視野を広げる目的で、学生自身が気づいていない適性に合った企業を紹介してくれている場合があります。希望と異なる求人のすべてが悪質という訳ではないことも覚えておいてください。
キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、就活生一人ひとりに合った求人を紹介しています。他の就活エージェントを使っても自分に合った求人を紹介してもらえないかった人は、ぜひ一度利用してみてください。
8.急かしたり圧をかけたりしてこないか
最後の見極めポイントは、急かしたり圧をかけたりしてこないかです。就活エージェントの多くは、顧客となる企業が学生を採用することで報酬が発生します。そのため、売上ばかりを気にして学生のことを考えない就活エージェントは、就活生に対して内定承諾の決断を急かしたり圧をかけたりしてくる場合があるのです。
たとえば、「この企業に就職しないとない内定になるかもしれない」などと不安を煽るようなことを言ってくる場合は要注意です。また、学生のことを思っているような内容でも「今決断しないと後悔するよ」などと、自分の納得できない決断を迫ってくる場合は距離をおいた方がよいでしょう。
就活エージェントを使っていて騙されたと感じることが多い場面の1つが「内定承諾を強要するハラスメント=オワハラ」をされた時です。万が一のために、オワハラへの対策方法や断り方を知りたい人は、下記のコラムも参照してください。
「騙された!」とならない就活エージェントの賢い活用方法
就活エージェントの見極め方を知っているだけでは、上手く就活エージェントを使いこなせない場合があります。ここからは、就活エージェントの賢い活用方法について解説するので、就活エージェントを使って内定獲得を目指したい人は参考にしてみてください。
複数の就活エージェントを使って比較する
就活エージェントの賢い使い方の1つ目は、複数の就活エージェントを使って比較することです。1つの就活エージェントしか使っていないと、利用しているサービスがよいサービスなのか悪いサービスなのかを判断できません。
しかも、その唯一利用した就活エージェントが悪質だったら「就活エージェントってこういうものか」と誤解し、「使えない」「使わない方がいい」という結論に至ってしまう可能性があります。他のエージェントを使えば満足のいく就活ができたかもしれないのに、もったいないことです。
複数のサービスを使うことで、より自分に合ったサービスに出会える可能性が広がります。そのため、少し時間と手間はかかりますが、3つ程度の就活エージェントに登録してみてください。実際に面談を受けてみて、それぞれのサービスや担当者を比較するのがオススメです。
相性がよくない担当者であれば変えてもらう
自分に合う就活エージェントを見つけたとしても、担当のキャリアアドバイザーとの相性がよいない場合は担当者を変更してもらいましょう。多くの就活エージェントでは、初回の面談を行った人が担当になることが多いですが、希望すれば担当者を変更できる場合がほとんどです。
たとえば、何となく話しづらい、自分が志望している業界に関する知識が少ないなど、サポートしてもらうことに不安を感じたら、我慢せずに担当者の変更を依頼しましょう。
就活生の中には、変更を依頼すると相手に失礼ではないかと心配する人がいるかもしれません。しかし、キャリアアドバイザーとの相性は、就活が上手くいくかどうかにも影響するので遠慮する必要はないです。
ただし、就活エージェントによっては、担当の変更に対応してくれない場合もあります。そういった場合は、別の就活エージェントを利用して、自分と相性がよいキャリアアドバイザーを探すようにしましょう。
自分に合わないと感じたら利用をやめる
就活エージェントを賢く使うためには、自分に合わないと感じたサービスの利用は潔くやめることが大切です。
一度就活エージェントに登録したらやめられないと思っている人もいるかもしれませんが、やめたいと思えばいつでもやめられます。また、ほとんどこういったことは起きませんが、退会したいと伝えても退会できないことがあれば、連絡先を削除したりブロックしたりすれば問題ありません。
自分に合わないと感じたサービスを使い続けても、貴重な就活の時間が無駄になるだけです。自分に合った就活エージェントを利用した方が、前向きに就活に取り組めるようになり結果が出やすくなるので、やめたいと思ったら遠慮なく利用をやめましょう。
ただし、利用をやめようと考えている就活エージェントを通して選考を受けている途中である場合は要注意です。利用をやめることで選考に影響が出る場合もあるので、やめるタイミングを見極めてください。
就活エージェントの利用で「騙された」となりにくい人の特徴
ここまで就活エージェントを使って「騙された」とならない方法を解説してきました。しかし、就活エージェントを利用して後悔するかどうかは、就活生自身の向き不向きによるところもあるでしょう。
そこでここからは、就活エージェントの利用で「騙された」となりにくい、向いている人の特徴を解説します。
就活の軸が定まっていない人
就活エージェントの利用が向いていて「騙された」となりにくい特徴の1つは、就活の軸が定まっていない人です。
就活の軸とは、就活を進める上で大切にしたい自分の価値観や考え方のことです。これが定まっていないと就活を進める方向が決まらず、思うように就活を進められなくなります。
就活エージェントでは、就活を具体的に進める前段階である、就活の軸を定めるためのサポートも受けられます。就活の軸が定まらない人は、一度活用してみるとよいでしょう。また、就活の軸は決まっているものの、そこからどう動けばよいか分からない人にも就活エージェントはオススメです。
就活の軸が定められない原因の1つは、自己分析不足です。キャリチャンでは、自己分析を深められる対策資料を配布しているので、自己分析が足りないと感じている人は下記のページからダウンロードしてみてください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
選考対策のサポートを受けたい人
選考対策のサポートを受けたい人も、「就活エージェントに騙された」とはなりにくいです。就活エージェントでは、ESや履歴書を企業に提出する前に添削をしてもらえたり、面接練習を一緒に行ってもらえたりします。ぜひ利用するとよいでしょう。
ほかにも、就活関連のイベントを積極的に行っている就活エージェントであれば、グループディスカッション対策や集団面接対策のイベントなどに参加できることもあります。
選考対策の質は、内定獲得できるかどうかにも直結します。選考対策のやり方がわからない人はもちろん、内定が取れず焦っている人にも、就活エージェントの利用はオススメです。
短期間で内定獲得を目指したい人
短期間で内定獲得を目指したい人も、就活エージェントの利用に向いており、「騙された」とはなりにくいでしょう。就活エージェントからの紹介で選考を受ける場合、一般的なルートからエントリーするよりも短期間で内定獲得を目指せるからです。その理由は、就活エージェントが企業側に対して行っているサービスにあります。
企業が一般的な手法で求人を出すと、求める人物像とはほど遠い応募者も大勢集まるため、本格的な選考に入る前にまず足切りを行う必要があります。就活エージェントは事前に企業側と求める人物像ついてすり合わせを行い、それに合致する就活生のみを紹介することで、企業側の選考作業の負担を軽減しているのです。
つまり就活生にとっては、すでに足切りが終わった段階から選考が始まるので、選考期間が短く、かつ内定を獲得できる可能性も高くなります。
また就活エージェントでは、とくに短期間で内定を出す企業や選考回数が少ない企業などを紹介してもらうことも可能です。「まずは1つ内定がほしい」という就活生は、ぜひ一度利用してみることをオススメします。
キャリチャンの就活支援サービス「スピード内定サポート」では、短期間での内定獲得を目指せる企業を厳選して紹介します。もちろん内定獲得のためのサポート体制も万全です。「1日でも早く内定獲得したい」という就活生は、ぜひ活用してください。
就活エージェントの利用で「騙された」となりやすい人の特徴
就活エージェントを使うことで、「就活が上手くいった」「自分1人で進めるよりもよかった」と感じる人がいる一方で、就活エージェントに騙されたと感じる人がいることも事実です。
そこでここからは、就活エージェントの利用で「騙された」となりやすい、向いていない人の特徴を解説します。
小まめな連絡や面談が面倒な人
小まめな連絡や面談が苦手ない人は、就活エージェントの利用が向いておらず、「騙された」となりやすいかもしれません。
就活エージェントで質の高いサポートを受けたい場合、担当者と綿密に連絡を取って自分の就活状況を伝える必要があります。つまり、連絡や面談が面倒で担当者との連携がうまくいかなければ、就活エージェントを利用してもよい結果を得づらいのです。
ただし、就活エージェントによっては、連絡はチャットツールで簡単にできたり、面談はオンラインで行えたりするので、必要以上に時間がとられることはありません。心配な人は、事前に連絡手段や面談の方法を確認しておきましょう。
他人の意見に左右され過ぎてしまう人
就活エージェントの利用が向いておらず、「騙された」となりやすい2つ目の特徴は、他人の意見に左右され過ぎてしまう人です。就活エージェントでは、担当者から就活の進め方や選考対策など、ありとあらゆるアドバイスや意見をもらえます。
しかし、それらのアドバイスや意見が全て自分に合う内容とは限らないため、取捨選択する必要があります。自分に合わないアドバイスや意見に従ってしまうと就職できたとしても早期離職などにつながる可能性があるからです。
そのため、他人の意見に影響され過ぎる人は、就活エージェントを利用する前にある程度自分自身で就活の軸を決めておくようにしましょう。また、担当者からもらったアドバイスは全てを鵜呑みにせず、自分に必要なアドバイスかどうかその都度判断するようにしてください。
自分の意見を言ったり断ったりが苦手な人
自分の意見を言ったり断ったりすることが苦手な人も、就活エージェントの利用が向いておらず、「騙された」となりやすいかもしれません。
さきほども解説した通り、就活生を必要以上に急かしたり圧をかけたりする悪質な就活エージェントも中にはあります。そんな時に、自分の意見を言えなかったり断ったりできなければ、悪質な就活エージェントの言いなりになってしまう恐れがあるのです。
一般的な就活エージェントであればこのような問題は起きませんが、心配な人は大学のキャリアセンターなど、就活エージェント以外のサービスを使う手もあります。ただし、大学のキャリアセンターは込み合っていますし、学友たちの目が気になって、利用しにくいという就活生もいるでしょう。
そういう場合は、先ほど紹介した就活エージェントの見極め方を参考にしてしてみてください。また、「断ってよい」と謳っているエージェントを利用するのもオススメです。
「騙された!」となりにくいオススメ就活エージェント3選
最後は、「騙された」となりにくいオススメの就活エージェントを3つ紹介します。それぞれの就活エージェントの特徴について解説するので、自分に合う就活エージェントを探しながら読んでみてください。また、気になるものがあればぜひ気軽に登録してみてください。
キャリチャン
「騙された」となりにくい就活エージェントとして、最初にオススメするのはキャリチャンです。キャリチャンでは、学生一人ひとりの就活状況や悩み・不安に寄り添ったサポートを受けられます。
サービス内容は幅広く就活相談やES添削、面接対策、求人紹介など、就活に必要なサポートを余すことなく受けられるため、就活に対して不安や焦りを感じている人にオススメです。
保有している求人数は約3000社、他では見つけられないオリジナル求人が約300社もあり、その中から一人ひとりの希望と強みに合った企業を厳選して紹介してくれます。また、採用側の企業との連携もしっかり行っているため、選考期間が短い企業や選考回数が少ない企業、適性検査がない企業、面接が厳しくない企業など、選考へのニーズに合わせた企業紹介も可能です。
そのため、内定がないことに焦りを感じている人や、これからの就活をどうしたらよいか分からない人にもぜひ使ってほしいサービスです。
マイナビ新卒紹介
「騙された」となりにくいオススメの就活エージェント2つ目は、マイナビ新卒紹介です。マイナビ新卒就活は人材業界の大手企業が運営するサービスなので、保有している求人の数が業界トップクラスとなっています。
また、面談では単に学生の希望を聞くだけでなく、学生の性格や価値観などを把握した上で就活のアドバイスをもらえるため、面談を受けるだけでも就活に役立つヒントを得られるでしょう。オンライン面談が可能なことはもちろんですが、全国に多数の拠点があるため、対面での面談を希望する地方学生にも対応できるのが特徴です。
ほかにも、企業の採用担当者が行うセミナーも多く開催しているため、就活に関連する情報や知識を幅広く収集したい人にオススメの就活エージェントです。
キャリアチケット
「騙された」となりにくい3つ目のオススメ就活エージェントは、キャリアチケットです。キャリアチケットは「質」を重視する就活エージェントで、学生に対して自分に合った企業の選考だけを受けることを勧めています。
そのため、条件に合わない求人を紹介されたり、受けたくない企業の選考を受けさせられたりすることはありません。また、キャリアチケットで選考対策を行うと約78%も内定率が上がったという実績もあるため、選考対策が不安な人にオススメです。
さらに、2021年度の実績として最短2週間で内定獲得をした実績もあるため、「内定がないことが不安」「できるだけ早く内定を取りたい」と思っている人にも向いています。
このほかにも、多数の就活エージェントがあります。もっとたくさんの就活エージェントを比較検討したい人は、下記のコラムを参考にしてください。
「騙された!」とならないために就活エージェントを見極めよう
ネットやSNSの情報を見ていると「就活エージェントを使って騙された」「貴重な就活の時間を無駄にした」などの情報を目にすると思います。実際、悪質な就活エージェントも存在するので、そういったサービスを利用してしまうと騙されたと感じるのは仕方がないかもしれません。
しかし、就活エージェントの見極め方を知っていれば、悪質な就活エージェントは避けられます。また、複数の就活エージェントを利用すれば、それぞれのサービスを比較し、自分が最もよいと思えるサービスを見つけられるはずです。必要以上に怖がらず、ぜひ一度試しに使ってみてください。
「就活相談サポート」に参加しよう!
就活エージェントに騙された?に関するQ&A
就活エージェントって何をしてくれるの?
就活エージェントは、就活全般におけるサポートを行うサービスです。具体的な内容は企業によって異なりますが、自己分析や業界研究のサポート、ES添削、面接練習、求人紹介など多岐にわたります。
就活エージェントとの面談では何をする?
就活エージェントの面談の主な内容は、今後サポートをしてもらうために必要な情報を伝えることです。就活の状況や学歴・経歴、希望の業界・職種、今後の進め方などについて担当者との会話を通して伝えます。
就活エージェントに騙されたと思うのはどんなとき?
就活生が就活エージェントに騙されたと思う場面の1つが、担当者から「オワハラ」をされた時です。オワハラは、内定が出た企業に内定承諾をして早く就活を終わらせることを迫るハラスメントのことを指します。
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している