就活はいつから行うのがベスト?スケジュールや進め方全まとめ
2023年3月27日
就職活動は、準備やスケジュールなど順調に進んでいますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
順調じゃないんです…。いつから開始すればいいのか、どうやって段取りすればいいのか分からないので悩んでいます。
そうなんですね。企業によってスケジュールも違うので、就職活動という大枠で考えると難しいですよね。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
はい。いつから就職活動をするのがベストなんでしょうか…。
一般的には10月から就職活動を始めるとメリットが多いといわれていますよ。わかりやすく解説していきますね。
キャリアプランナー 平崎
目次
一般的な就活のスケジュール
こちらの画像は一般的な就活スケジュールです。各項目の必要性についてご紹介していきます。
インターンシップ
インターンシップとは、就活生を対象とした制度のことで、特定の業種の経験を積むため、定められた期限内に企業で働く就業体験のことを指します。
インターンシップに参加する目的は、業界企業での就業体験を通して、その業界や企業への理解を深めることが大前提です。
その他にも、志望先がまだ決まっていない就活生の場合、インターンシップを通して自分が就職したいと思える業界や企業を定めようとするケースもあります。 志望先が決まっている就活生の場合だと、内定に繋げることを目的としてインターンシップに参加するケースもあります。
「なぜ就活生にインターンシップが必要なのか?」
それは、実際に企業で働くことによって企業の雰囲気や仕事内容を詳しく知ることで、通常よりも良質な志望動機や自己PRを考えることできたり、入社後のミスマッチを回避できたりするからです。
「どれくらいの期間でやればいいのか?」
一般的にインターンシップには“短期”と“長期”の2つのパターンがあり、短期の募集開始は6月から行われ、1週間前後の就業体験を行います。長期の募集開始は1年間通して行われ、1か月以上の就業体験を行います。
インターンシップへの参加に制限はなく、加えて長期の場合だと希望すれば期限以上に就業体験をすることが可能な場合もあります。そのため、就活生の好きなように参加する企業の数や期間を決めても問題はありません。
「どの状態までやればいいのか?」
それは就活生によって異なり、自分の納得する答えを見つけられたか、そうでないかに別れます。
自分にとって納得する答えとは、自分が満足する状態、または自分が安心する状態のことを指し、自分がこれで大丈夫だろうと思える域までやることが、自分にとって納得する答えだと言えるでしょう。
つまり、納得する答えを見つけられた就活生とは、インターンシップを通して自分が知りたいと思っていた情報を満足に得られた就活生のことだと言えるでしょう。
逆に納得する答えが見つからない就活生とは、自分の知りたい情報を得られたが、これで本当に大丈夫だろうかと、不安に思う就活生のことだと言えるでしょう。
どちらにしても、インターンシップを終えるタイミングは、就活生がインターンシップを通して知りたいと思っている情報を得た上で、その情報に満足していればそこでインターンシップを終えればいいでしょう。
しかし、満足に思っておらず、まだ不安だと感じているのなら、時間の許す限りインターンシップを続ければいいでしょう。どの状態までやればいいのか、それを決めるのは、インターンシップに参加する自分次第です。
「ゴールはどこなのか?」
インターンシップに参加する際のゴールは、就業体験を通して、その業界や企業への理解を深め「志望業界」と「企業の選定」に繋げることだと言えるでしょう。
志望先が決まっていない就活生は、志望先となる業界や企業を見つけること、またはその手掛かりを見つけることがゴールだと言えます。
志望先が決まっている就活生は、志望する企業への内定に繋げることがインターンシップに参加するゴールだと言えるでしょう。
自己分析
自己分析とは、就活における自分にとっての軸を作るためや自分の人柄や強みなどを客観的な視点から他人にわかりやすく伝えるために行うもののことを指します。
「なぜ就活生に自己分析は必要なのか?」
就活生にとって就活の軸を作ることは、自分がどんな企業に入社したいのかを明確にするのに必要なことです。
その軸を作るため、自己分析によって自分のこれまでを振り返り、軸の基となる情報を見つけることで、自分はどんな仕事がしたいのか、なぜその仕事をしたいのかなどを明確にすることができます。
「どのくらいの期間やればいいのか?」
自己分析はやる就活生によって個人差があり、すぐに終わってしまう人もいれば、中々終わらない人もいます。
そのため、できるだけ早くから自己分析をしておけば、早めに終わってしまった時も、中々終わらない時にも備えることができるでしょう。
「どの状態までやればいいのか?」
自己分析で求められるのは、自分がどんな仕事をしたいのか、どんな企業で働きたいのか、なぜその仕事がしたいのか、なぜその企業に行きたいのか、具体性を持っていて説得力のある理由です。
それを見つけるためには、「なぜ」という疑問を持ってそれを深掘りしていくことです。
自己分析は、深掘りしていけばそれだけ良質な理由を見つけることができます。そのため、時間が許す限り自分が満足するまで自己分析をすればいいでしょう。
「ゴールはどこなのか?」
己分析をする目的は、明確な就活の軸を作ることです。就活生が志望する企業をなぜ選んだのか、なぜその企業の仕事がしたいのか、就活生が持っている業界や業種や企業を選ぶ基準となる軸を明確にすることが求められています。
就活の軸が明確になれば、面接で志望動機や自己PRを答える時、具体性と説得力のある回答をすることができるでしょう。
業界研究
業界研究とは、就活生が志望する業界がどのような景気なのか、成長性や将来性などの動向を知り、分析することを指します。
「なぜ就活生に業界研究が必要なのか?」
就活生が業界研究を行うのは、業界について研究することによって、その業界が実際にどのようなところなのかを知るためなのと、世の中にはどんな仕事があるのかを知り、そこから自分がやりたいと思える仕事を見つけるために行います。
業界研究を行わないと、世の中にどんな仕事があるのかを知ることができず、自分がどんな仕事をしたいのかを知ることができません。
世の中にどんな仕事があるのか、自分がどんな仕事がしたいのか、業界が実際にどんなところなのか、知らないまま業界に行ってしまうとミスマッチを起こしてしまう可能性が非常に高いです。
そうならないためにも、業界研究を行って業界がどういうところなのか、世の中にはどんな仕事があるのか、自分はどんな仕事がしたいのかを知る必要があるでしょう。
「どのくらいの期間やればいいのか?」
業界研究をいつ頃から始めるのかは、明確に定められてはいないため、就活生の好きな時期に始めてもいいのです。
一般的に就活の準備が始められるのは、就活が解禁される翌年の3月よりも前、大学3年の夏頃から準備を始める就活生が多いです。
ほとんどの就活生は、夏休みを利用して業界研究や自己分析を行い、サマーインターンを開催している企業に参加して情報を収集して知識を蓄えます。
しかし、だからといって必ず夏休みを就活の準備に費やさなければいけないというわけではありません。夏休みが終わった9月以降から就活の準備を始めても、十分間に合うと言えるでしょう。
10月以降の冬からは、冬休みがあるため、その休みを利用すれば業界研究や自己分析などを行うことができ、加えて10月からはウィンターインターンも開催されるため、冬休みを利用してインターンを募集している企業へ参加して情報収集をして知識を蓄えることが可能です。
もちろん、就活の準備をするのに早いに越したことはありません。早ければ早いほど業界研究などの準備に費やす時間や、就職先の業界や企業について考える時間も増えるため、就活が解禁されるまでに十分な情報を収集でき、知識を蓄えることができるでしょう。
大事なのは、就活解禁前だからといって気を抜かなこと、準備が必要だと思った瞬間から行動することだと言えるでしょう。
「どの状態までやればいいのか?」
業界研究で求められるのは、業界について深く知っていることです。明確にどこまでやればいいという決まりは業界研究にはありませんが、詳しく知っておく必要があることは確かです。
業界の基本的な情報は当たり前のことながら、その業界が今どのような状態にあるのかなど、大まかな流れを知っておくと良いでしょう。
そうして身につけた業界の知識を誰かに話してみることで、何が必要で何が足りないのかを確認することができるでしょう。それを繰り返すことで自分の満足のいく内容に仕上げることができると言えます。
「ゴールはどこなのか?」
自分が進むべき道筋を迷わないため、業界研究を通して自分の進みたい業界を絞り、進むべき道筋を明確にする目的があります。
また、業界研究で身につけた知識をもとに具体性と説得力のある志望動機や自己PRを作り、内定を手に入れやすくするのが、業界研究のゴールだと言えます。
業種研究と企業研究
業種研究と企業研究とは、就活生が志望する企業がどのような仕事をしているのか、どのような業種があるのかなどを知り、分析することを指します。
「なぜ就活生に業種研究と企業研究が必要なのか?」
業種研究と企業研究をすることによって、就活生が志望する企業の特徴や業種の特徴を理解することができます。
その特徴が自分と相性のいいものかどうかを見極めることによって、自分に合った企業や業種を見つけることに繋がります。
また、企業や業種の特徴を理解することで、具体性と説得力を持たせた志望動機や自己PRを考えることができるでしょう。
「どのくらいの期間やればいいのか?」
一般的に業種研究と企業研究は、2月までに終わらせることを目安に考える必要があると言われています。
業種研究や企業研究は、いつからやりなさいと決められてはいないため、いつからやっても問題はありません。
平均的な就活スケジュールとして、業種研究や企業研究は9月から開始され、翌年の5月まで行われるとされています。
夏休みを利用して自己分析や業界研究、サマーインターンに参加して下準備をしていた就活生は、夏休みが終わるとすぐに業種研究と企業研究に取り掛かるのが一般的な流れだと言えます。
しかし、夏休みを就活の準備に費やさなかったとしても、10月からはウィンターインターンが開催され、それ以降には冬休みがあります。
夏休みを逃したとしても、冬休みから就活の準備に取り掛かれば、十分に間に合う可能性があると言えるでしょう。
冬休みを利用すれば、業種研究や企業研究に時間を費やすことができ、ウィンターインターンに参加すれば、企業や業種について理解を深めることができます。
10月から就活の準備を始める場合、自己分析や業界研究も同時に行わなければいけないため、やることが山積みになってしまうでしょう。
しかし、冬休みを利用すれば、自己分析や業界研究と業種研究と企業研究をまとめて行うことができ、ウィンターインターンにも参加することによって、早くから就活の準備を始めた就活生に引けを取らない準備を整えることができるでしょう。
「どの状態までやればいいのか?」
まず最初に重要なのが、企業や業種の全体像を把握することです。全体像を調べる上での項目としては、組織図、事業の内容や人事または採用の情報などがあります。
次に重要なのが、企業が力を入れているポイントを把握することです。企業のビジョンや経営の戦略、業界での順位など、他の企業との違いを十分に把握しておくことが大事です。
また、それらをすべて知るだけではなく、それらの情報を自分の言葉で端的に伝えられるかが重要だと言えるでしょう。
全体像の把握と自分の言葉で端的に伝えられることの2つのポイントがしっかりできていれば、一般的に問題はないでしょう。
「ゴールはどこなのか?」
業種研究と企業研究をする最終ゴールは、自分が本当にしたいと思える仕事を見つけることと、自分が進みたいと思える企業を見つけることです。
しかし、いくら自分にとってベストな企業を見つけることができたとしても、企業側から見た時、自分がその企業で活躍できる人材であると、企業に判断されなければいけません。
大事なのは、自分の持つ特徴や強みと合致する企業であるということです。そして、その企業で自分がやりたいと思える業種の仕事があり、自分の強みを活かすことによって企業に貢献することができることが、自分にとって本当にベストな企業だと言えるでしょう。
したがって、業種研究と企業研究を行った時のゴールとは、自分の持つ特徴や強みが合致する企業を見つけることだと言えるでしょう。
OB訪問
OB訪問とOG訪問とは、就活生が興味のある企業で働いている大学の先輩を訪ねて、実際の企業の仕事がどのようなものか、企業の雰囲気はどのようなものか、などの話を先輩から聞く企業研究の一種のことを指します。
「なぜ就活生にOB訪問やOG訪問が必要なのか?」
OB訪問やOG訪問では、興味のある企業で実際に働いている先輩から企業の仕事や雰囲気について詳しく知ることができるため、普通に業界や企業の研究を行うよりも良質な情報を得ることができます。
そうやって得た情報からは、志望動機を考えるための材料が豊富に見つけることができます。
また、企業で実際に働いている人から話を聞くことによって、その企業でどんな人が活躍しているのか、どんな考え方をした人がいるのかなど、現場で働く上で必要なスキルを知ることができ、そこからピントの合った自己PRを考えることに繋げられます。
「どのくらいの期間やればいいのか?」
例年、OB訪問とOG訪問が行われたのは、本選考の2か月から3ヶ月前がピークでした。
少し出遅れてしまうと他の就活生に大きく差をつけられたり、OB訪問とOG訪問をする時期に遅れてしまい会いたいと思っていた先輩に会えなかったりする可能性も十分にありえます。
そのため、ピークを迎えてOB訪問とOG訪問を目的とした混雑を回避するためにも、ピークよりも前にOB訪問とOG訪問を行うと良いでしょう。
ちなみに2019年卒の場合、OB訪問とOG訪問がピークを迎えたのは3月から4月にかけてなので、それよりも前にOB訪問とOG訪問をしておきましょう。
「どの状態までやればいいのか?」
OB訪問とOG訪問を終えるタイミングは、就活生によって異なります。OB訪問とOG訪問をする就活生のほとんどが、OBとOGの先輩たちから聞きたいと思っている情報があります。
その就活生が知りたいと思っている情報を満足に得ることができた時が、OB訪問とOG訪問を終えるタイミングだと言えるでしょう。
しかし、必ずしも求めている情報が得られるとは限りません。自分にとって少し物足りない情報だと感じたのなら、自分が満足する情報が得られるまで時間の許す限りOB訪問とOG訪問を続ければいいのです。
必ずしも限界ギリギリまでOB訪問とOG訪問をする必要はありません。短くても長くても、OB訪問とOG訪問を行った期間の長さに関係なく、自分にとって満足のいく情報を得られたら、それがOB訪問とOG訪問を終えるタイミングです。
「ゴールはどこなのか?」
OB訪問とOG訪問をする最終ゴールは、企業で実際に働いている先輩から企業の仕事や雰囲気を直接聞くことによって、志望する企業を絞りやすくすることです。
OB訪問とOG訪問で貴重な話を聞くことができれば、その話から自分が行きたいと思える企業を見つけることに繋げることもできます。
また、企業のリアルな情報を聞くことによって自己PRや志望動機に具体性と説得力を持たせることができます。
したがって、OB訪問とOG訪問をすることによって就活生が志望する企業を絞ったり決めたりすることや、具体性と説得力のある志望動機や自己PRの制作が、OB訪問とOG訪問のゴールです。
エントリー
エントリーとは、エントリーシートや履歴書などの書類を企業に提出して本選考に参加することを指します。
その他にもプレエントリーというものがあり、プレエントリーの場合は、就活生が志望している企業のホームページにある採用ページに就活生の個人情報を登録して、その企業の選考に参加する意思表示を行うことを指します。
「なぜ就活生にとってエントリーやプレエントリーが必要なのか?」
就活生にとってエントリーが必要なのは、就活生が志望している企業に入社したいということを示すためです。
当たり前のことながら、志望しているだけでは、お目当ての企業から内定を貰うことはできません。志望する企業から内定を貰う可能性を得るために、エントリーシートや履歴書などの書類を企業へ提出して本選考に参加する必要があります。
就活生にプレエントリーが必要なのは、プレエントリーをすることによって、個人情報を登録した企業が開く企業説明会に参加するための予約ができたり、その企業の説明資料を送ってもらえたりします。
また、その時の最新の選考状況を連絡してもらうこともでき、採用ページからエントリーシートの提出や筆記試験の受験もすることも可能になります。
「どのくらいの期間やればいいのか?」
一般的にエントリーが開始されるのは3月からで、春休み中に企業へのエントリーが行われます。それと同時期にプレエントリーも開始されます。
いつまでにエントリーしなければいけないのかは、企業によって異なってきますが、早くにプレエントリーすれば、それだけ早く企業の情報を手に入れることができます。
そのため、エントリーが開始される3月中にプレエントリーを済ませ、情報を入手してからエントリーを済ませるようにするのが良いでしょう。
「どの状態までやればいいのか?」
エントリーの締め切りは企業によって異なりますが、一般的に5月中にエントリーは締め切られます。
そのため、エントリーが開始される3月から、締め切られる5月までの間にプレエントリーとエントリーを済ませておきましょう。
「ゴールはどこなのか?」
エントリーとプレエントリーをした最終ゴールは、自分の納得のいく企業に入社することです。
プレエントリーによって企業の資料を請求したり、企業説明会に参加したりすることによって、興味のある企業の情報を収集することができます。
その情報から自分に合った企業を見つけることができれば、自分に合っていると感じた企業すべてにエントリーすると良いでしょう。一般的には、30社以上にエントリーする就活生が多いとされています。
多ければいいというわけではなく、あくまで情報収集した上で自分に合った企業かどうか、考えなければいけません。
そうやってエントリーした企業から内定を貰うことができれば、高い確率で自分の納得のいく企業に入社することができると言えます。したがって、エントリーとプレエントリーをするのは、自分の納得のいく企業に入社することがゴールです。
企業説明会
企業説明会とは、企業が就活生に向けて企業が掲げる経営理念や事業の内容などを説明して、自社の本選考に進んでもらえるよう企業をPRする場のことを指します。
この企業説明会は、2種類に大きく分けることができます。
1つ目は、複数の業界から様々な業種の企業が、合同で説明会を行う「合同説明会」です。
2つ目は、1つの企業が自社のオフィスなどで開催する「単独企業説明会」です。
「なぜ就活生に企業説明会が必要なのか?」
企業説明会は、就活生がその企業について深く知るための大きなチャンスの場です。
企業説明会では、事業などの紹介の他にも企業で実際に働いている社員の紹介をする時間を設けることが多く、その社員に質問をすることで普通では知ることができない情報を知ることができ、より深く企業について知ることができます。
そうすることによって、志望する企業を絞ることができたり、具体性と説得力のある志望動機を考えたりすることができます。
「どのくらいの期間やればいいのか?」
企業説明会は一般的に3月中に行われることが多いですが、企業によって説明会が開かれる時期は異なります。
しかし、3月中に開かれることは多いのは事実であり、加えて説明会へ参加する就活生は多くいます。
そのため、出遅れてしまうとすぐに説明会の定員が埋まってしまうので、気になる企業や志望している企業をチェックして、早めに説明会への参加を予約しておくと良いでしょう。
「どの状態までやればいいのか?」
企業説明会には、合同で行われるものと個別で行われるものの2つのパターンがあり、合同説明会の場合は3月から8月の頭まで行われ、個別の企業説明会の場合は3月中から11月の頭まで行われるのが一般的と言われています。
そのため、それぞれの終わり頃までに1社でも多くの企業の説明会に参加する必要があります。
基本的には、興味がある企業の説明会になるべく多く参加して、その中から志望する企業が複数社決まるまで説明会に参加するのが一般的でしょう。
「ゴールはどこなのか?」
企業説明会に参加する最終ゴールは、志望する企業を定めることです。1社でも多くの企業説明会に参加して、企業の多くの情報を入手することで、就活生はどの企業に進みたいかを決める条件を埋めていくことができます。
そうやって最も条件の埋まった企業が、就活生の第一志望の企業ということになります。
また、企業説明会で入手した情報を活かせば、具体性と説得力を持った志望動機を作ることができ、内定を貰える可能性を高めることにも繋がります。
したがって、企業説明会に参加することで自分が行きたいと思える企業を定めることと、説明会で入手した情報をもとにした志望動機によって内定を手に入れることが、企業説明会に参加するゴールだと言えるでしょう。
就活は活動期間があるので、ゴールの設定が重要です。さらにインターンシップや企業説明会も企業によってスケジュールが違うため、日程調整が必要。しっかりと意図をもってスケジューリングしなければ就活は成功しません。
キャリchの「【新卒・既卒】就活のプロに相談しよう!就活相談サポート」では就活のスケジュールについて相談できるので、少しでも悩んでいる人はぜひ参加してください。
準備をできていないとどのようなデメリットがある?
就活の準備ができていないと、内定を手に入れる可能性はとても低くなってしまい、志望する企業へはまず入社できないでしょう。
就活生にとって大事なのは、自分がどんな仕事をしたいのか、将来的にどうなりたいのか、どんなことをしたいのか、などの軸をもとに企業を選ぶことです。
そこから志望した企業に採用されるために、なぜその企業を志望したのか、その企業で何がしたいのか、他の企業ではダメなのか、などの企業を選んだ理由を面接官に伝える必要があります。
そして、あなたがその企業で活躍できる強みを持っていることを上手くアピールしなければいけません。
しかし、準備ができていないと企業が納得する就活の軸や志望動機、企業に貢献できるという強みを上手くアピールすることができません。
したがって、準備ができていないと就職できる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
10月から準備をするとこんなメリットがある!
一般的に12月頃から始める就活の準備を10月から始めるメリットについて解説します。
様々な企業を見る時間が増えて比較ができる
10月から就活準備を始めることによって、12月から就活準備を始めた場合よりも多くの企業を見る時間が増えます。
一般的には12月頃から自己分析や企業研究などの就活に向けた準備を始めます。その合間や準備を終えた後、自分が進みたいと思える企業をある程度、定めておく必要があります。
しかし、準備に手間取ったり、就職先となる企業を定められなかったりすると、満足いくまで企業を見て納得のいく判断をすることができなくなってしまいます。
そのため、一般よりも2ヶ月早い10月頃に就活準備を始めることで、準備に取り組む時間や企業を見る時間を増やすことができます。
10月から就活準備を始め、自分が進みたいと思える企業をある程度、定めることができれば、空いた時間のほとんどが企業を見ることに費やすことができます。
じっくりと企業を見ることができれば、自分にとって理想と思える企業を見つけられる可能性が高くなるでしょう。
先を見通して行動できる
10月から就活準備を始めることによって、12月から就活準備を始めた場合よりも先を見通して行動することができます。一般よりも2ヶ月早い10月から就活準備に取り組むことで、時間に余裕を持つことができます。
時間に余裕があれば、焦らず準備に取り組むことができ、加えて今後の就活スケジュールに合わせて自分の予定を考えることもできます。
就活スケジュールに合わせて自分なりの予定を立てることができれば、先を見通した行動することができ、今後の就活を効率よく行うことが可能になります。
自己分析や企業研究などの準備をする時間をより増やせたり、興味のある企業説明会に確実に参加できたり、先を見通して行動すれば就活をスムーズに行うことができます。
選択肢が増える
10月から就活準備を始めることによって、12月から就活準備を始めた場合よりも就職先の選択肢を増やすことができます。
世の中には複数の業界があり、業界には何社もの企業があり、いくつもの業種や職種が存在します。一般的に12月から行われる就活準備では、自己分析と企業研究とOB訪問を行って自分がどんな仕事をしたいのかを定めます。
しかし、中には自分がどんな仕事がしたいのかを定められない就活生もおり、就活のギリギリまで悩んでしまう可能性もあるでしょう。
そのため、一般よりも2ヶ月早い10月から就活準備を始めることで、時間に余裕を持って準備に取り組むことができれば、自分がどんな仕事をしたいのかを定めやすくなるでしょう。
また、早めに自分がどんな仕事をしたいのかを定められていれば、その条件から自分が興味のある業種や職種のある企業を探すことができ、就職先の選択肢を広げることができます。
選択肢が広がれば、それだけ自分の可能性を広げることにも繋がり、自分の将来のビジョンを明確にしやすくなるでしょう。
軌道修正ができる
10月から就活準備を始めることによって、12月から就活準備を始めた場合よりも軌道の修正がしやすいです。
一般的に12月から就活準備を進めた場合、本格的に就活が始まってしまうと途中で進路を変更することは困難です。
就活準備中であれば、まだ軌道修正もしやすいですが、年明けで本格的に就活が始まった段階で進路を変更してしまうと、それに合わせて色々と準備をし直さなければいけなくなって他の就活生に遅れを取ってしまいます。
しかし、10月から早めに就活準備を始めれば、年明け前に進路を固められる可能性が高くなり、途中で進路を変更する場合でも年明け前に準備を整えやすくなります。
2月から就活を始めるとこれが大変!
一般的に12月から就活の準備が始められ、本格的に就活が始まる3月までに自己分析と企業研究とOB訪問をある程度終わらせておくのが一般的だと言えるでしょう。
12月から始めれば、約3ヶ月の就活準備期間がありますが、2月から始めた場合、1ヶ月しか準備期間がありません。
加えて、その1ヶ月の間に自己分析と企業研究とOB訪問を同時に行わなければいけないため、一般の就活準備よりも大変であることは確実でしょう。
また、ベンチャー企業や中小企業の場合、1月や2月に選考が開始されているケースが多いため、駆け足以上のスピードで就活準備をしなくてはいけません。
2月から就活を始める場合、必ずしておくべきポイントを3つご紹介します。
1つ目は、自分がどのような仕事をしたいかを明確にすることです。自己分析や企業などの研究、それらを通して企業の仕事内容について深く知ることができれば、自分がどんな仕事に興味を持つのかを知ることができます。
そうやって自分がどんな仕事をしたいかが明確になれば、その仕事ができる企業を見つけやすくなり、企業研究とOB訪問が行いやすくなります。
2つ目は、志望動機と自己PRを作っておくことです。志望する企業を見つけるだけではなく、その企業から内定を貰えるように志望した動機や自己PRをしっかり考えておく必要があるでしょう。
3つ目は、履歴書とエントリーシートを書き終えておくことです。履歴書とエントリーシートがないと志望する企業の本選考から先に進むことができません。
そのため、就活の準備が遅れてしまったとしても、履歴書とエントリーシートの2つは必ず用意しておきましょう。
この3点だけは、手を抜かずしっかりと取り組むことによって最低限の就活の準備を整えることができます。
もちろん、これらは最低限の準備であるため、この3点だけやればいいというわけではありません。したがって、早くから就活準備を始めることをオススメします。
就活を進める上でスケジュール管理は重要です。いつまでに何をするか決めて、行動するのが大切。しかし多くの就活生ができていません。就活のスケジュールの情報がキャリchの「【新卒・既卒】就活のプロに相談しよう!就活相談サポート」で手に入るので、ぜひご活用ください!
就活を成功させるための対策を10月からしよう
10月から就活を始める際、より就活を成功させるための対策についてご紹介します。
キャリアセンターを有効的に使う
キャリアセンターとは、大学に存在する就活生をサポートするための部署のことを指します。キャリアセンターでは、一般的に就活生に就活のやり方を教えたり、面接やエントリーシートの対策の仕方などを教えます。
その他にも就活イベントや合同説明会の開催、OBとOGの情報を就活生に公開したり、求人情報やインターンシップの情報を掲載したりして、就活生のサポートを行っています。
キャリアセンターの使い方は、受付に行って利用が初めてであることを伝えると基本的な使い方を説明してもらうことができるため、その説明に従えば基本的には問題はありません。
そしてその後に自分が希望している業界や職種について聞いてくれるので、それについて答えれば、今後どうすればいいかアドバイスを貰うことができます。
キャリアセンターを使うメリットは3つあります。
1つ目は、無料で就活支援を受けられることです。学生にとって費用をかけずに就活の情報が得られることは嬉しいことだと言えるでしょう。
大学に存在するキャリアセンターのサポートは全て無料であるため、キャリアセンターのサポートを受ければ、無料で就活の情報を入手することができ、なおかつ就活のやり方なども教えてもらえるので一石二鳥です。
2つ目は、OBやOGの情報を知ることができることです。自分と繋がりのある先輩や友人、または知人と繋がりがある先輩が、必ずしも自分の興味のある企業に就職しているとは限りません。
そのため、自分の興味のある企業で働いているOBやOGを見つけるのは簡単ではありません。
しかし、キャリアセンターのサポートでは、OBやOGのデータが残されており、就活生の興味がある企業でOBやOGが働いているかどうかを知ることができるため、アポイントが取りやすいです。
キャリアセンターからOBやOGを紹介してもらえれば、志望動機や自己PRの制作に大いに役立てることができます。
3つ目は、エントリーシートの添削や模擬面接をしてもらえることです。エントリーシートの添削や模擬面接を行ってもらえる機会は、そう多くありません。
親や友人に頼んでやってもらったとしても、実践に向けて行えるレベルのものではないでしょう。そのため、キャリアセンターでエントリーシートの添削や模擬面接をしてもらえれば、客観的な意見や的確な修正点などの指導をしてもらえます。
メリットがある反面、キャリアセンターを使うデメリットも3つ存在します。
1つ目は、キャリアセンターの職員は、ほとんど就職経験がないことです。キャリアセンターに配属されている大学職員は、その多くが民間企業への就職経験がありません。
そのため、キャリアセンターの職員からされるアドバイスが必ずしも的確であるとはいえません。
2つ目は、就活の時期は混雑していることです。就活の時期はやはりキャリアセンターが混んでしまう可能性が非常に高いと言えます。
就活のやり方に悩む就活生は少数ではなく、その他にもサポートを受ける就活生は多くいるため、どうしても就活の時期は混雑してしまうことが多いです。
それによって順番待ちになってしまうと、効率よく就活を行うことができず、他の就活生に遅れをとってしまう場合もあります。
3つ目は、紹介されている企業が少ないことです。キャリアセンターには、多くの企業からの求人情報が集まっていますが、今の時代ネットが主流になっており、ネットに掲載されている求人情報の方が圧倒的に多いと言えます。
そのため、キャリアセンターで紹介される求人情報よりも、ネットで求人情報を探した方がもっと多くの企業からの求人情報を見つけることができるでしょう。
就活セミナーに参加する
就活セミナーとは、大学内で行われる就活生のために自己分析や業界研究、または企業研究のやり方、エントリーシートの書き方など、就活準備に必要なことを教えてくれるイベントのことを指します。
また、大学内で行われているものの他にも、就活支援を行っている企業が開催しているセミナーも存在します。企業が合同で自社のことを学生に知ってもらうために行う企業セミナーがあります。
就活セミナーでは、自己分析のやり方を教えるセミナーや業界と企業の研究の仕方を教えるセミナー、エントリーシートの書き方を教えるセミナーなどの他にも、筆記試験や面接で覚えておくべき情報や注意点を教えるセミナーもあります。
就活セミナーへの参加方法は、一般的に予約制と整理券の配布制の2つがあります。
しかし、企業の場合は、開催する企業によって参加方法が異なり、中には有料のものもあるため、興味のある企業のホームページや求人サイトを見て参加方法を確認すると良いでしょう。
就活セミナーに参加するメリットは、就活で役立つ情報を学ぶことができることです。就活の仕方がわからない就活生や、志望動機や自己PRの完成度を上げたい就活生などに大きなメリットがあるでしょう。
自己分析の正しいやり方や上手なやり方を学ぶことによって、自分がどんな仕事がしたいのかを知りやすくなり、志望する企業を見つけやすくなるでしょう。
業界と企業の研究の正しいやり方や上手なやり方を学ぶことができれば、企業のどこを見るべきなのかを知ることができるでしょう。
そうすることによって具体性と説得力を持った志望動機や自己PRを作成することができます。
エントリーシートの正しい書き方や上手な書き方を学ぶことによって、どのように書けば好評を得られるのかを知ることができ、企業から好評を得られるエントリーシートを書くことができます。
筆記試験や面接の役立つ情報や注意点などを学ぶことによって、どんなことをすれば好評なのか、どんなことには気をつければいいのかを知ることができ、実践に向けての入念な準備を整えることができます。
就活セミナーに参加する場合、気をつけるべき3つのデメリットがあります。
1つ目は、合同企業セミナーのデメリットです。合同企業セミナーの場合、複数の企業が合同で行っているため、1つの企業について深掘りした情報を得られないことです。
目当ての企業があったとしても、その企業だけについて深掘りした情報を得ることができません。また、企業にとってマイナスとなる情報を聞き出すことができないため、入社後にミスマッチを起こす可能性がとても高いです。
2つ目は、個別の企業セミナーのデメリットです。個別の企業セミナーの場合、セミナーで語られる内容が自社にとって優位な情報にかたよりがちであるため、正確な企業の情報を得るには不向きだと言えるでしょう。
また、個別の企業セミナーを開催する企業は、ベンチャー企業や中小企業が多いため、大手を志望する就活生には得られる情報はほとんどないと言えます。
3つ目は、自己分析や企業研究などのスキルを教えるセミナーのデメリットです。このセミナーの場合、全てがそうだというわけではありませんが、セミナーを運営する企業のサービスに誘導されて高額な参加費を請求されるケースもあります。
このセミナーのすべてがそうであるとは、一概には言いきれませんが、中にはそういったセミナーを開いている企業もあるため、注意が必要です。
就活相談サービスを利用する
就活相談サービスとは、就活に関する悩みや疑問を聞き、それに対して適切な助言をするサービスのことを指します。就活相談サービスを利用する際は、まずネットから予約をしましょう。
ネット上には就活に関する相談を受け付けているサイトが多くあります。そこからメールを送信したり、サイトに書かれている電話番号にかけたりすることで利用することができます。
就活相談サービスを利用するメリットは、第三者の位置から適切なアドバイスを貰えることです。
気になる疑問や悩みについて回答が欲しいけど、納得のいく回答を貰えない場合、就活相談サービスを利用することによって第三者から適切なアドバイスを貰える可能性が高いです。
就活相談のサービスでは、多くの相談者の悩みや疑問を聞いてきた職員が回答しているため、自分に合った回答をしてもらえる可能性が非常に高いと言えます。
その反面、就活相談サービスを利用するデメリットは、相談者にとって好ましくない回答をされる場合もあることです。
例えば、相談者が求めているものとは全く別の返答をされたり、悩んでいる就活のことに対して全くアドバイスにならない返答をされてしまう場合もあると言えるでしょう。
相談では、必ず相談者の望む回答が貰えるとは限りません。中には、好ましくない返信がある場合もあり、それについて何度も同じ相談のやり取りを繰り返してしまい時間を無駄にしてしまう可能性もあります。
おわりに
就活をいつから始めればいいのか、それは個人によってタイミングが異なるため、一概には言いきれません。
しかし、早くに行動すればそれだけできることが増えるのは確かです。遅くに始めてしまって焦りを感じることはあっても、早くに始めて失うものはないと言えるでしょう。
まだ志望する企業も定まっていない状態だと、就活の準備に何をすればいいのか迷ってしまうでしょう。
ですが、自己分析は早くからやっておくに越したことはありません。早めに自己分析をしておけば、自分が何をしたいかもおのずとわかってきます。
そうすることによって、自分が進みたいと思える就職先も明確になっていき、それにともなって業界や企業の研究、OB訪問の準備もできるようになっていくでしょう。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。