自己PRでコミュニケーション能力を魅力的に伝える方法と例文9選
2024年2月21日
面接対策や提出書類の作成で悩んでることはありますか?
キャリアアドバイザー岡田
就活生Bさん
自己PRでコミュニケーション能力をどうアピールすればいいのか悩んでいます。
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする就活生は多いので、差別化が大事ですよ!
キャリアアドバイザー岡田
就活生Bさん
具体的にはどうすればいいですか?
このコラムでは、他の就活生と差別化する自己PRの書き方や、コミュニケーション能力が企業に求められる理由、例文などを詳しく解説します。これを参考に自分にしかない自己PRを作成して、内定を獲得しましょう。
キャリアアドバイザー岡田
目次
自己PRでコミュニケーション能力を伝えるときは差別化が必須
就活生の中でも特に多い自己PRが、コミュニケーション能力です。コミュニケーション能力は企業から求められているため、アピールポイントになりやすいですが、そのまま伝えるとよくある自己PRに見え、高評価につながらないかもしれません。
同じような自己PRだったときに採用されるのは、学力の高い学生や魅力的な資格を持っている学生です。
高学歴より自分が魅力的であるアピールをするには、コミュニケーション能力を伝えるときの差別化が必要になります。伝え方を少しでも変えれば、高学歴・高スキルの学生にも負けない自己PRとなるでしょう。
しかし、自己PRでコミュニケーション能力を伝えるときに、どのような工夫をすればよいのか分からない就活生も多いと思います。
そこでオススメなのが、キャリチャンの「面接サポート」です。この就活支援サービスでは、プロのキャリアアドバイザーがあなただけの強みを深掘りし、採用される自己PRの作成をサポートします。
あなたの持っている経験や個性にぴったりの企業を紹介するので、面接が得意でなくても大丈夫。コミュニケーション能力の差別化ポイントのアドバイスもあるため、自己PRに自信を持つことができるでしょう。ぜひ参加してみてください。
自己PRでコミュニケーション能力が評価を得られる理由
自己PRでコミュニケーション能力が評価を得られる理由は、企業に求められる力だからです。企業がコミュニケーション能力を求める理由は、2つあります。
就活生の中には、コミュニケーション能力が自己PRとして通用するのか懸念する人もいるでしょう。
しかし、企業でコミュニケーション能力が求められる理由を把握していれば、自信を持ってアピールできるはずです。コミュニケーション能力を伝えたい就活生は、確認しておきましょう。
理由1.社内外での関係構築ができる
企業でコミュニケーション能力が求められる理由は、社内外での関係構築ができるからです。
現代のビジネス環境では単独での業務遂行だけでなく、チーム同士での連携や協力が不可欠です。コミュニケーション能力が高いと、部署間の円滑な連携や情報共有が可能となり、効率的な業務進行につながります。
また、社外との関係構築においても、協力関係を築くためには円滑なコミュニケーションが必須です。顧客や取引先、協力会社などとの信頼関係を築くことで、ビジネスにおいて有利な状況を生み出せます。
さらに、コミュニケーション能力があることで、チームリーダーやマネージャーとしてのリーダーシップを発揮しやすくなります。従業員や顧客と円滑にコミュニケーションを交わし、意見を聞き入れることで、チームメンバーがより協力的に取り組めるはずです。
そのように、コミュニケーション能力は企業において不可欠であるため、上手にアピールできれば自己PRでも高評価を得られるでしょう。
理由2.仕事が円滑に進められる
仕事が円滑に進められるのも、企業でコミュニケーション能力が求められる理由です。仕事では、唐突なトラブルに対応したり、クライアントとプロジェクトの話を進めたりします。
こうした状況では、適切な情報共有や調整が必要であり、それは円滑なコミュニケーションによって実現可能となります。コミュニケーションがスムーズであれば、関係者との認識のすり合わせや、問題が発生した際の対応が効率的に行えるのです。
コミュニケーションが円滑であることは、チームワークにも直結します。メンバー同士が適切に情報を共有し、互いの意図を理解することで、業務遂行がより迅速に進むはずです。
さらに、コミュニケーションの円滑さは協力関係の構築にも寄与します。他者との信頼関係が築かれていると、円滑に話が進むため、スピード感をもって仕事ができるでしょう。
企業としては、自社の売上や評判を高められる人材を採用したいと考えています。コミュニケーション能力が高い人材は、その可能性を十分に秘めているので、自己PRでうまくアピールできれば高評価を得られるでしょう。
コミュニケーション能力の自己PRを差別化する3つのポイント
コミュニケーション能力をアピールする自己PRで他の就活生と差別化するポイントは、以下のとおりです。
ここからは、コミュニケーション能力の自己PRにおける差別化について解説します。自己PRでそのまま伝えている就活生は、ぜひ参考にしてください。
具体的なエピソードを伝える
コミュニケーション能力の自己PRを差別化するポイントの1つは、具体的なエピソードを伝えることです。自己PRでは言葉でコミュニケーション能力をアピールするだけでなく、実際の状況や出来事を交えることで、自分のスキルをより具体的に伝えられます。
たとえば、アルバイトでチームメンバーとの円滑な意思疎通があった場合、その具体的なエピソードをあげて説明することが重要です。どのような課題があり、何をして解決したのか、その過程でどう円滑なコミュニケーションをとったのかを具体的に伝えます。
スキルの列挙ではなく、コミュニケーション能力をどのように活かしてきたのか具体的なエピソードを語ることによって、同じくコミュニケーション能力をアピールしている他の就活生と差別化できます。
コミュニケーション能力の自己PRで差別化を図るときは、抽象的なスキルの説明だけでなく、裏付ける具体的なエピソードを豊富に盛り込むことが大切です。
定量的な説明にする
定量的な説明にするのも、コミュニケーション能力を強みとする自己PRを差別化するポイントです。定量的な説明では、主観的な表現だけでなく、具体的な数字やデータを交えてコミュニケーションスキルを示します。
たとえば、コミュニケーション能力を活かして生まれた結果の具体的な効果や数字をあげることで、言葉だけでは伝えきれない実績・成果をアピールできます。
「普段の作業では1時間かかっていたところ、従業員同士で相談するきっかけを作り、30分に短縮できました」などが、例としてあげられるでしょう。
ビジネスでは、原形がないものを販売し、説得するケースが多くあります。その際、購入した後のイメージなどをさせるには、定量的な説明を行い、安心感を与えることが大切です。
定量的な説明は、採用担当者に具体的なイメージを提供しやすいというメリットがあります。自己PRでコミュニケーション能力を定量的に説明できれば、他の就活生にはない差別化ポイントとして、アピールできるでしょう。
他の強みも組み合わせる
他の強みを組み合わせるのも、自己PRでコミュニケーション能力を差別化するポイントです。コミュニケーションスキルを他の強みと組み合わせることで、より幅広く、独自性のあるアピールができます。
たとえば、以下のようにコミュニケーション能力と他のスキルを掛け算することで、自分にしかないアピールポイントが作れます。
- コミュニケーション能力×傾聴力
- コミュニケーション能力×主体性
- コミュニケーション能力×プログラミング技術
自分ならではの経歴やスキルを活かし、他者にはない視点を組み合わせることで、差別化をしたコミュニケーション能力の自己PRが完成します。
しかし、コミュニケーション能力以外に何をアピールすればいいのか悩む就活生も多いでしょう。
そこで活用してほしいのが、キャリチャンの「面接サポート」です。この無料サービスでは、あなたの過去を深掘りし、他の就活生にはないアピールポイントを発見します。コミュニケーション能力を組み合わせることで、オリジナリティあふれる自己PRが作成できるでしょう。
さらに、あなたのアピールポイントにぴったりの企業を紹介し、作成した自己PRをもとに面接練習を行うため、スキルとして定着できます。自己PRでコミュニケーション能力を活かしたい就活生は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
【職種別】コミュニケーション能力を活かした自己PRの例文9選
ここからは、コミュニケーション能力を活かした例文について、以下の職種別に解説します。自分の志望する職種に合わせて参考にしてみてください。
また、以下では400~500字程度の自己PRを紹介していますが、履歴書やESでは記入枠の大きさにより、文字数が制限されることが多いです。もっと短い自己PRの書き方や例文については、以下のコラムでまとめています。
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営業職
私の強みは、目標達成をするためのコミュニケーション能力と協調性です。
学生時代、私は学園祭の実行委員長を務めました。この経験を通じて、計画の立案から実行までのプロセスをリードし、多様なメンバーとのコミュニケーションに努めました。
特に、スポンサーの獲得や協賛企業との交渉では、相手のニーズを理解し、提案を通じて双方にメリットのある関係を築くことが求められました。この経験から、柔軟かつ効果的なコミュニケーションがビジネスにおいて不可欠であることを痛感しました。
また、大学時代にはボランティア活動にも積極的に参加し、地域社会との交流を深めました。ボランティア活動では、さまざまな人々と協力して目標を達成する中で、コミュニケーションスキルとリーダーシップが重要であることを再確認しました。その中で得た「協力する力」が、お客様との信頼関係を築く上でのキーポイントだと感じています。
これらの経験を活かし、入社後は営業職に挑戦したいと考えています。学生時代に培ったコミュニケーション能力や調整力を武器にし、お客様のニーズに最適なソリューションを提供してまいります。
営業職ではコミュニケーションだけでなく、柔軟性などが重要であることを理解したうえで、自分の強みをアピールしています。
志望企業が求めている営業職の人物像に合わせて、コミュニケーション能力を伝えることで、高評価になる自己PRが作成できるでしょう。
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販売職
私は、学生時代に培ったコミュニケーション能力と積極性を活かし、販売職においてお客様との信頼関係を築くことに情熱を注ぐことができる人物です。
大学在学中、アルバイトとしてファッションブランドの販売員を務めた経験があります。この仕事を通じて、お客様に対して丁寧で親身なサービスを提供することの重要性を学びました。お客様とのコミュニケーションを通して、商品に関する理解を深め、お客様が求めるスタイルやニーズに的確に対応することが成功の鍵であることを実感しました。
さらに、商品知識を深めるために自主的に学び、新商品の特徴や素材、トレンドについての情報を常に把握していました。これにより、お客様からの質問にも迅速かつ的確に答え、商品に関する信頼性のあるアドバイスができるようになりました。
私の目標は、コミュニケーションを通じお客様と信頼関係を築き、満足度の高いサービスを提供することです。これまでの経験で培った積極性と柔軟性を活かし、お客様一人ひとりに最適な商品やサービスを提案し、お客様が笑顔で店を出ていただけるよう心掛けてまいります。
実体験をもとに、コミュニケーション能力と積極性を掛け合わせてアピールしています。働くうえで必要なことを、積極的に学べる姿勢は、好印象になる傾向があるでしょう。
販売職で必要な要素を強みとして自己PRできているのも、他の就活生との差別化ポイントです。
エンジニア職
私は学生時代に培ったコミュニケーション能力をエンジニア職で活かし、協力体制を築きながらプロジェクトを成功に導くことができるキャリアを積みたいと考えています。
大学では情報科学を専攻し、専門的な知識を身につける一方で、異なる学部との共同プロジェクトに参加することがありました。これらのプロジェクトでは、エンジニアリングの視点から提案を行い、他のメンバーと協力して目標を達成しました。
特に、ハッカソンでの経験では、短期間でチーム全体のアイディアをまとめ上げ、プロトタイプを開発するというハイプレッシャーな状況で、円滑なコミュニケーションが重要であることを痛感しました。
また、サークル活動や学内イベントの企画・運営にも携わり、異なるバックグラウンドを持つ学生と協力してプロジェクトを成功させた経験があります。これらの活動を通じて、コミュニケーションを円滑に行いながら、メンバーそれぞれの強みを最大限に引き出し、協力して目標を達成することの重要性を理解しました。
エンジニアとしての仕事では、単なる技術力だけでなく、多数のチームでの協力が不可欠です。私はそのために、コミュニケーション能力を活かし、協力体制を構築し、技術的な視点と人間関係の両面からプロジェクトに貢献していきます。
エンジニア職は、チームで活動するケースが多いため、コミュニケーション能力が必要です。大学生時代の経験を通じて、円滑なコミュニケーションを自己PRできている点は、高評価につながるでしょう。
事務職
私は学生時代に培ったコミュニケーション能力を活かし、事務職で円滑な業務遂行と同時に、職場内外で円滑な交流が実現できる人物として貢献したいと考えています。
大学では、学生自治会の書記として活動し、会議やイベントの進行を円滑に進めるためのコミュニケーションスキルを養いました。例えば、書記としての職務では、メンバーと協力して効率的な文書管理を行い、的確かつ丁寧なコミュニケーションを心がけました。これにより、会議の進行がスムーズに行われ、メンバー間での理解が深まりました。
また、学内イベントの企画・運営にも積極的に参加し、来場者との円滑なやり取りを通じて、良好な関係を築くことができました。特に、受付業務では多くの方々と直接対話する機会があり、的確かつ丁寧な言葉遣いや表情で来場者との信頼関係を築き上げました。これらの経験を通じて、効果的なコミュニケーションが業務遂行においていかに重要かを理解しました。
事務職では、情報の収集や共有が日常的な業務です。私はその中でコミュニケーション能力を活かし、円滑な情報フローを確保できることが強みとなります。チームメンバーや他部署とも積極的に連携し、効果的なコミュニケーションを通じて、業務プロセスを改善していくことが、私が事務職において提供できる価値です。
事務職では、社内外での対話を行う場面が多くなるため、コミュニケーション能力が欠かせません。以上の自己PRでは、事務職で必要となるスキルを把握し、的確なアピールができています。
さらに、どのような価値提供ができるか伝えるのも、好印象になるポイントです。
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介護職
私は学生時代に培ったコミュニケーション能力を介護職での活動に活かし、利用者の心身のサポートに尽力したいと考えています。
大学では地域ボランティア団体に参加し、高齢者福祉施設での訪問活動に従事しました。この活動を通じて、高齢者の方々との円滑なコミュニケーションが極めて重要であることを実感しました。笑顔や声かけ、優しい言葉遣いを通じて、利用者の方々との信頼関係を築くことができました。
また、訪問先では様々な背景や状況を抱えた方々とのコミュニケーションが求められました。そのため、柔軟かつ適切なコミュニケーションスキルを養うことができ、利用者の方々が抱える悩みや希望に真摯に向き合いながら、適切なサポートを提供することができました。
介護職では、利用者との信頼関係が極めて重要です。私はこれまでの経験を通じて、感受性豊かなコミュニケーション能力を磨き、異なる状況や感情に適応する力を養ってまいりました。就職後もこれらのスキルを活かし、介護職においても利用者の方々に寄り添いながら、質の高いサポートを提供したいと考えています。
介護職では、ただのコミュニケーション能力だけでなく、患者様に対して臨機応変に対応する柔軟性が必要です。
以上の例文では、学生時代の経験を通じて、柔軟に対応できるとアピールしていることが、高評価につながるでしょう。
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公務員
学生時代に積み重ねた豊富なコミュニケーション経験を活かし、公務員として地域社会に貢献したいと思っています。
大学では学内の自治会に所属し、学生の代表として様々なイベントや問題解決に取り組みました。この経験から、人々と円滑なコミュニケーションを図ることの重要性を痛感し、効果的な情報共有や円滑な協力体制の構築が行政においても不可欠であると考えるようになりました。
自治会の活動を通じて地域住民とのコミュニケーションを深め、地域の声や課題を理解する機会が多くありました。その中で、地域社会の発展や住民の安心・安全に貢献する公務員の役割に強い興味を抱きました。
地域の課題解決や住民の声を受け入れ、効果的な政策の提案や実施を通じて、地域社会の一員として貢献できることがやりがいを感じる要因となりました。また、学外ではボランティア活動にも参加し、さまざまなバックグラウンドを持つ方々と協力して、イベントを成功させた経験があります。
これらの経験を通じて、柔軟な思考と円滑なコミュニケーションが問題解決・協働において不可欠であると感じ、公務員としての仕事においてもこれらのスキルを存分に発揮していきたいと考えております。
以上の例文では、コミュニケーション能力を伝えるだけでなく、志望する公務員の特徴に寄せて自己PRしています。
企業としては、自社のサービスに貢献してくれる人材を求めているため、高評価につながる可能性が高いでしょう。
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保育士
私は学生時代の経験を通じて培ったコミュニケーション能力を活かし、保育士として子供たちの健やかな成長に貢献したいという強い志を抱いています。
大学では、学内のボランティアサークルで子供たち向けのイベントやアクティビティを企画・運営するリーダーシップを担当しました。これらの活動を通じて、子供たちとのコミュニケーションが私にとって大きな喜びであり、彼らと触れ合う中で子供たちが持つ無限の可能性に触れ、それを育むことの重要性を痛感しました。
保育士としての職務において、コミュニケーション能力は非常に重要です。子供たちは自分たちの気持ちや考えを言葉にするのが難しいことがあります。その際、微細なサインや仕草に注意を払い、信頼関係を築くことが必要です。私はこれまでのボランティア活動や学内での子供たちとの交流を通じて、子供たちとの信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルを身につけました。
また、心のケアが求められる環境である保育士の職務において、柔軟性と思いやりも不可欠です。ボランティア活動で培った経験を通じて、異なるバックグラウンドを持つ子供たちとの関わりや、予期せぬ状況にも臨機応変に対応する能力を持っています。
私はそれらを活かして子供たちと一緒に成長し、未来を支えるお手伝いをしたいと考えております。
以上の例文では、コミュニケーション能力をどのように活かすのか具体的に自己PRしています。即戦力として活動できる保育士は、企業にとって必要な人材だと思われるでしょう。
専門職
学生時代に培ったコミュニケーション能力を活かし、〇〇職としてのキャリアを積むことに強い意欲を抱いています。
大学時代、専門的な知識を深める一方で、異なるバックグラウンドを持つ学生との交流を大切にしました。学内サークルの幹事を務める中で、異なる学部の仲間たちと協力してイベントを企画・運営する機会がありました。これらの経験を通じて、異なる専門分野の知識を理解し合い、効果的なコミュニケーションを図る重要性を痛感しました。
〇〇職においては、クライアントや同僚との円滑なコミュニケーションがプロジェクトの成功に直結します。私は学生時代、プレゼンテーションやディスカッションで自らの考えを明確に伝え、他者の意見にも真摯に向き合うことで、グループ内での協力関係を築いてきました。
また、異なる意見や価値観に対しても柔軟で対話的な姿勢を持っています。〇〇職では多岐にわたる案件に取り組むことがあり、異なる専門性を持つチームメンバーと円滑に協力することが求められます。
私はこれまでの経験を通じて、異なるバックグラウンドを持つ仲間たちと協力し合う中で得た学びを、〇〇職としてのキャリアに活かしていきたいと考えています。
専門職では、志望先の業務内容に触れている経験があれば、高評価につながるケースがほとんどです。
以上の例文は、過去の経験を活かしたコミュニケーション能力を、どのように活かすのかイメージできるように自己PRしているため、高評価につながる可能性が高いでしょう。
NG例
学生時代、私はマーケティングに対する深い興味を抱き、さまざまな勉強を行いました。アルバイトでは、商品企画の一環として新商品のブランディングを担当しました。市場調査や競合分析を通じて、ターゲット層のニーズを的確に捉え、提案した戦略が実際の売上に直結しました。
また、インターンシップでは、SNSを活用したプロモーション企画に関与しました。企業の特徴や商品の魅力を的確に伝え、フォロワー数を増加させることで、ブランドの認知度向上に貢献しました。
これらの経験から、コミュニケーション能力だけでなく、戦略的な視点や消費者行動の理解を深め、マーケティング領域での仕事に取り組むことが自分の強みだと思っております。
NG例文では、抽象的な部分が低い評価になるでしょう。改善する場合は、どのような勉強をしたのか、どれくらいの売上を作ったのかなど、具体的かつ定量的に記載します。
仮に、自分の作った自己PRが抽象的な表現であれば、改善する余地があるでしょう。NG例文を参考に、より良い自己PRを作成してください。
コミュニケーション能力の自己PRが作れない時の対処方法
コミュニケーション能力の自己PRが作れない時の対処方法は、以下のとおりです。
就活生の中には、自己PRが作れず悩むときもあるでしょう。そんな就活生は、以上の対処方法がとくにオススメです。
詳しい理由について見ていきましょう。
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大学のキャリアセンターに相談する
コミュニケーション能力の自己PRが作れない時は、大学のキャリアセンターに相談するのが方法の1つです。大学のキャリアセンターは、学生が将来の職業やキャリアに向けて準備するための支援を行う場であり、専門のアドバイザーが在籍しています。
実際の面談では、自分の経験や強み、志望する職種について話すことで、キャリアアドバイザーが適切なアドバイスを提供してくれます。コミュニケーション能力に関する不安や課題を共有し、過去の経験をもとにどのようにアピールしていくかについて、具体的なアドバイスを得られるはずです。
また、大学のキャリアセンターではワークショップやセミナーが開催されるときがあります。キャリアセンターが提供するさまざまな資料やテクニックを活用することで、自己PRの構築に役立つ情報を得ることも可能です。
大学のキャリアセンターは学生が自己PRに関する悩みや不安を相談し、具体的なサポートを受けるための貴重な場所です。自己PRなどについてアドバイスを受けたいときは、積極的に利用しましょう。
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OB・OGの書類を参考にする
OB・OGの書類を参考にするのも、コミュニケーション能力の自己PRが作れない時の方法です。OB・OGは就活を経験しているため、自己PRを作成していると考えられます。
作成された自己PRは、キャリアアドバイザーなどに相談して完成したものになるので、入念に作られているはずです。OB・OGの経歴や自己PRを参考にすることで、成功するポイントを把握し、自分のアプローチをより戦略的に構築できるでしょう。
また、OB・OGの書類を参考にするときは、アドバイスも一緒に受けると、より効果的な自己PRを作成できる可能性があります。
OB・OGの成功事例や言葉の選び方を把握し、自分の自己PRに結びつけることで、他者との差別化ができ、より魅力的にアピールできるでしょう。
相談できるOB・OGを探すアプリは、以下があげられます。
ツールを活用する
ツールを活用するのも、コミュニケーション能力の自己PRが作れない時の方法です。自己PR作成ツールは、作成方法が載っているだけでなく、自分自身を客観的に判断するシステムも搭載しています。
自己PRを作成するには、自分の過去を深掘りし、何が強みなのか客観的に見ることが大切です。ツールを活用すれば、自分に足りなかった分析方法などが明確にわかるため、自信がもてる自己PRが作成できます。
また、コミュニケーション能力以外のスキルも発見できる可能性があり、独自性をもった自己PRになるかもしれません。コミュニケーション能力の自己PRが作れないときは、ツールを積極的に活用しましょう。
キャリチャンでは、質問に答えていくだけで自己PRを作成できるマニュアルを無料で提供しています。ぜひ、活用ください。
【就活対策資料】
自己PR作成マニュアル
就活エージェントを頼る
就活エージェントを頼るのも、コミュニケーション能力の自己PRが作れない時の対処方法としてオススメです。
就活エージェントは、求職者が自身の強みを最大限に引き出し、適切な形で企業にアピールできるようサポートしてくれるプロフェッショナルです。就活エージェントには、豊富な経験と専門知識があり、求職者の強みや特技を客観的に見極める力があります。
自分では気づかないような長所や成功体験を引き出してくれるため、コミュニケーション能力を的確にアピールする材料となるでしょう。具体的には、以下のようなサポートが受けられます。
- 面談
- 情報提供
- 求人紹介
- 履歴書・ESの作成・添削
- 面接対策
- 選考後のフィードバック
就活エージェントでは、就活に必要なサポートを網羅的に受けられます。しかし、どのような就活エージェントに頼ればいいのか悩む学生もいるでしょう。
キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」では、就活に必要なサポートを網羅的に受けられます。サポート内容には、あなたに適した自己PRの作成も含まれているので、安心して頼れるでしょう。
コミュニケーション能力を活かせる企業の紹介や、面接でどのように伝えるのかについて、詳しいアドバイスも受けられます。サポートの利用は無料なので、面接での自己PRに自信がない人はぜひ相談してみてください。
その他の就活エージェントについては、下記のコラムで解説しています。
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする注意点
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする注意点は、以下のとおりです。
それぞれの注意点について、見ていきましょう。
そのまま伝えない
自己PRでコミュニケーション能力を伝えるときは、そのままではなく、言い方を工夫して伝えましょう。
「コミュニケーション能力があります」と伝える就活生は多くいます。他の就活生と差別化し、高評価を得るには「コミュニケーション能力を活かして顧客の潜在的なニーズを引き出せます」などのように、表現方法の工夫が必要です。
伝え方を1つ工夫するだけで、受け取る側の印象は大きく変化します。自己PRでコミュニケーション能力を伝えるときは、言い方を変えるようにしましょう。
抽象的に話さない
抽象的に話さないのも、自己PRでコミュニケーション能力を伝えるときの注意点です。
よくあるのは「私はコミュニケーション能力を活かして、売上に貢献しました」といった伝え方です。これだけだと、どのようにコミュニケーション能力を活かし、どれくらい売り上げに貢献できたのかわかりません。
抽象度が高すぎると、自分の魅力を最大限にアピールすることは難しくなります。自己PRをするときは、コミュニケーション能力を活かしてどのような貢献をしたかが大切です。具体的かつ定量的な伝え方を意識して、自己PRを作成しましょう。
他の内容との不一致を起こさない
自己PRでは、他の内容との不一致を起こさないように注意しましょう。自己PRでコミュニケーション能力をアピールしていても「人との会話が少ない仕事がしたいです。」と伝えれば、2つの主張に乖離が生まれます。
内容に一貫性がない場合、採用担当者は「嘘をついているかもしれない」と思うため、評価は低くなります。高評価を得るには、自己PRと他の内容に乖離が生まれないようにしましょう。
コミュニケーション能力は自己PRで武器になる
コミュニケーション能力は、企業が求めるスキルの1つであるため、自己PRで評価されます。ただし、そのまま伝えてしまうと、他の就活生と差別化ができず、採用につながらないかもしれません。
コミュニケーション能力を自己PRで最大限にアピールするには、具体的かつ定量的な説明が必要です。
自分の自己PRに自信がない就活生には、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」がオススメです。プロのキャリアアドバイザーがあなたの強みを客観的に判断し、他の就活生にはない自己PRを一緒に作成します。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。