面接で苦手なことを聞かれたときの対処法|注意点や例文も紹介
2024年5月7日
面接が本格化してきましたが、うまく答えられなかった質問はありますか?
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
昨日の面接で「苦手なことはありますか?」と聞かれたんですが、正直に話してよいかわからなくて回答に困ってしまったんです。
苦手なことはできるだけ話したくないですよね。本当はどんなことが苦手だと思っていますか?
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
人前で話すのが苦手です。でもそんなこと言ったらマイナス評価されそうじゃないですか?
伝え方によってはマイナス印象になることを避けられますよ!このコラムでは、面接で話す苦手なことの見つけ方や伝え方を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアアドバイザー 廣瀬
目次
面接で「苦手なこと」について聞かれたら
就活の面接では「あなたの苦手なことはなんですか?」「苦手なことをやらなければいけなかった経験はありますか?」などと聞かれることがあります。
就活の面接はアピールの場なので、自分の苦手なことを話したくないと感じる人も多いでしょう。苦手なことを正直に伝えた場合、企業に悪い印象を与えないか心配な人もいるはずです。
就活の面接で苦手なことを聞かれたときは、嘘をつかずに正直に自分の苦手なことを話すとよいでしょう。嘘をついて自分をよく見せても、他の回答内容と辻つまが合わなくなり、嘘がバレる心配があります。
ただし、自分の弱点や欠点をむやみやたらに話すのもオススメできません。悪い点を話すぎると「採用して大丈夫かな?」と相手も不安になるため、悪印象にならない程度の話し方に止めることが大切です。苦手なことの上手な伝え方を詳しく見ていきましょう。
面接が苦手で早く就活を終わらせたい人は、キャリチャンの就活支援サービス「スピード内定サポート」で面接回数が少ない企業を探すのもオススメです。このサービスでは、企業紹介だけでなく、書類選考や面接に向けた対策も無料で行います。
苦手なことの伝え方についてもアドバイスできるので、ぜひ参加してみてください。
面接官が苦手なことを聞く理由
就活の面接で面接官が苦手なことを聞くのは、下記の4つの理由が考えられます。
面接官は、就活生が自分の苦手なことを理解し、どのように向き合っているのか、そして苦手なことを乗り越えて企業で活躍できるのかを知りたいと思っています。これらの理由について、詳しく見ていきましょう。
自己分析できているか知りたい
企業は、面接で「苦手なこと」を聞き、就活生が自己分析できているか知りたいと思っています。
自分の苦手なことを正しく理解し言語化するためには、自分のことをよく知ることが必要です。そのためには、十分な自己分析が欠かせません。
自分の長所については容易くアピールできても、苦手なことから目を背けてしまう就活生はたくさんいます。正しい自己分析で自分の良いところも悪いところも知っておけば、苦手なことを聞かれたときにも問題なく答えることができるでしょう。
苦手なこととの向き合い方を知りたい
入社後に苦手な仕事を任されたときにどのように対応するのかを知るために、面接の段階で、苦手なことを聞いている可能性があります。
社会人になると色々な仕事に取り組む必要があるため、得意なことだけをするわけにはいきません。苦手なことにぶつかったときに、すぐに逃げ出したり諦めたりする人を採用するのにはリスクがあります。そこで苦手なことを任された経験を聞いて、乗り越えられたかどうかを確認しているのです。
苦手なことを伝えるときは、苦手なことの内容を伝えるだけでなく、どのように向き合って乗り越えて行こうとしているのかまで伝えるように心がけてみてください。
企業や職種に合う人材か知りたい
企業が面接で苦手なことを聞くのは、企業や職種に合う人材か判断している可能性があります。
企業には社風や活躍できる人材のタイプがあるため、その人が当てはまるかどうかを質問を通して知ろうとしているのです。もし自社の雰囲気を苦手としている就活生がいた場合は、うまく仕事をしていけないと判断される可能性があるでしょう。
たとえば、先輩が仕事を細かく教えるよりも自分で学んでいってほしいと考える企業の場合、自分1人で学んでいくことが苦手だと答えたら、入社しても活躍が難しいと判断される可能性があります。
また、職種によっても向いている性格や特徴があるため、話す内容には注意が必要です。経理などの事務作業を希望している人が「細かい作業が苦手」と答えた場合、入社しても本人がストレスに感じるかもしれないと判断され、よい評価を得られない可能性が高いでしょう。
業務や職種の適性を確認するために、苦手なことを聞いている可能性があるのです。仕事内容などを知って自分に合った職種を探したい人は、下記の資料も活用してみてください。
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就活生の性格や人柄を知りたい
面接官は就活生の苦手なことを通して、性格や人柄を知りたいと思っている可能性があります。
企業は優秀な人材を採用したいのはもちろんですが、就活生の性格や人柄も知りたいと思っています。入社したら当然今いる社員と一緒に働くことになるため、問題なく馴染めるか判断しているのです。
苦手なことを聞くのはその人の弱みを知ることにもなり、本音がでやすい質問です。よい点は自信を持ってアピールできますが、苦手なことは事前に準備していない就活生も結構います。その場で考えて自分の言葉で話すことが多いため、その人の素がでやすいのです。
企業は就活生の良いところだけではなく悪いところも知ることで、その人への理解を深めたいと思っています。
就活の面接で話せる「苦手なこと」を探す方法
就活の面接で話す際には、以下の方法で苦手なことを探しましょう。
それぞれの方法について解説します。
過去の失敗を思い出す
面接で話せる「苦手なこと」を探すときは、過去の失敗を思い出すとよいでしょう。過去に失敗したことを思い出し、なぜ失敗してしまったのかを考えると、苦手なことが見つかるかもしれません。
失敗は自分の苦手なことのせいで起こった可能性があるので、過去の経験から失敗したことを書き出してみると、共通する課題が見つかることがあります。とくに、同じような失敗を繰り返しているとすると、それが自分が苦手なことの可能性が高いです。
たとえば、多くの人の前で発表する機会でいつも失敗をしている場合、人前で緊張してしまうことが自分の弱点だと判断できます。
過去を振り返り、自分が苦手としてきた経験を思い出す作業をしてみましょう。
得意なことの反対を考える
得意なことなら見つかるという人は、その反対を考えると苦手なことが見つかりやすいです。得意なことや長所を言い換えると、自分の苦手な面がわかる可能性があります。
たとえば、コツコツと作業を一人で進めるのが得意な人は、裏を返せばみんなで協力し合って作業をするのが得意でない=苦手という言い換えができます。同様に、慎重に物事を考えて判断を下せる人は、素早く判断を下すのが苦手などと言い換えてみてください。
長所の反対が必ずしも苦手なことになるとは限りませんが、それでも長所から考えることで苦手なことを考えるヒントにはなるはずです。苦手なことがうまく言語化できないと思っている人は、得意なものから考えてみましょう。
家族や友達に聞いてみる
自分で苦手なことが思いつかない人は、家族や友達に聞いてみるのもオススメです。自分のことをよく理解してくれている間柄の人に自分のことを聞くことで、自分の苦手なことを発見できます。1人で苦手なことを見つけられない人は、周囲の人に話を聞いてみましょう。
周りの人に聞くときは、アルバイト先の友達、小学生時代の友達など、いろいろな人に聞いてみてください。違う場所や年齢で知り合った人の話を聞くことで、より自分への理解を深められるでしょう。
テストの成績などを思い出す
テストや通知表など、自分の成績が数値化されて見えるものを確認すると、苦手なことが見つかる可能性があります。
たとえば美術の成績がいつも低かった場合、手先が不器用だったりアイデアを出すのが苦手だったりといった可能性があります。過去のテスト成績や通知表を振り返って傾向を分析すると、苦手なことが見つかりやすいでしょう。
もしもこれらの方法をとっても自分の苦手なことが見つからないと悩んだときは就活エージェントに相談すると見つかる可能性があります。就活エージェントは多数の就活生と面談しているため、他の人と比べてどんな点が足りていないか見つけてくれるはずです。
キャリチャンでも、企業紹介だけでなくプロのキャリアアドバイザーにさまざまな相談ができる個別サポートサービス「就活相談サポート」を開催しています。利用は無料なので、就活で困ったことがあれば、ぜひ参加してみてください。
面接で使える苦手なこと一覧
面接で答える苦手なことが思いつかない人は、以下を参考にしてみましょう。
- 心配性で物事を始めるのに時間がかかる
- 優柔不断で判断できない
- 人前で話すのが苦手でプレゼンテーションするときに緊張する
- 集中すると周りが見えなくなってしまう
- 自分の意見に執着してしまう
- おせっかいで周りの人を放っておけない
- 完璧主義で満足するまでやめられない
- 積極的に発言するのが苦手
- 人見知りで初対面が苦手
- 人に嫌われるのが苦手で八方美人になってしまう
- 自己主張が強いので、周りの人の意見に合わせるのが苦手
- 相手が間違っていても、強く主張するのが苦手
- 物事をポジティブに考えることが苦手
- 周りの人に相談しながら仕事を進めることが苦手
- マイペースなので周りのペースに合わせるのが苦手
企業側に苦手なことを伝える際は、改善点を一緒に伝えることが大切です。そのため面接では、人として致命的な欠点や、社会人になってからも改善が難しそうなことは伝えない方がよいでしょう。上記の一覧を参考に、話せることを探してみてください。
面接で苦手なことを伝える手順
面接で苦手なことの伝え方を間違えると、悪印象になる可能性があります。苦手なことは、以下の順番で伝えるとよいでしょう。
上記について詳しくみていきましょう。
苦手なことと理由を話す
面接で苦手なことを聞かれたときは、最初に苦手なこととその理由を話しましょう。苦手だと感じている理由や背景がわかるので、自分の個性を伝えやすくなります。
苦手なことだけを伝えると、意図が伝わらず、相手にネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。理由まできちんと伝えると、自己分析が十分できていることや、自分の弱い点を認めて改善ができそうだというポジティブな印象を与えられる可能性があります。
そのため「私の苦手なことは〇〇です。なぜなら〜」と理由までセットで話すことが大切です。
苦手なことがわかるエピソードを話す
面接での回答では、苦手なことと理由の次に、苦手なことが伝わるエピソードを話しましょう。
苦手なことと理由だけで話を終わらせると、伝えたい意図とずれて伝わってしまう可能性があります。間違った意図で話が伝わってしまうと、悪い印象を持たれてしまうリスクがあるため、注意が必要です。
具体的なエピソードを加えることで、面接官に苦手なことと理由が正しく伝わり、必要以上に印象を下げるリスクを防げます。
苦手なことの対処法を伝える
面接での回答では、最後に苦手なことを解消するための対処法を伝えましょう。苦手なことを伝えるだけの場合「この人は苦手なことを克服する気はないのかな?」と思われてしまう可能性があります。
社会人になると、苦手な仕事をしなければいけないシーンも出てくるでしょう。そのときにどのように対処するのかを、面接官は知りたいと思っています。
企業が苦手なことを聞く際に一番知りたいのは、苦手なことに出会ったときにどのように対処するかです。そのため、相手がイメージしやすいように具体的な行動をともなう対処法を伝える必要があります。
たとえば、すぐに判断することが苦手な場合「判断に迷ったときは、どちらの方がリスクが少ないかを考えて判断するようにしています」など、具体的な内容を伝えるとよいです。
「面接が苦手で怖い」「いつも泣きたい気持ちになる」という人は、下記のコラムも読んでみてください。
面接で「苦手なこと」を伝えるときの注意点
面接で苦手なことを伝える際には、企業側に悪印象を与えないよう、以下の注意を守る必要があります。
苦手なことを話す際の注意点について、詳しく見ていきましょう。
「苦手なことはない」とは答えない
面接で苦手なことを聞かれたときに「苦手なことはない」とは答えないようにしましょう。
面接では自分のよい面だけをアピールしたいため、苦手なことを話したくないと思うのが普通です。しかし、苦手なことが全くない人はいません。程度は違えど、人には得意不得意があります。
自分の苦手なことをきちんと話せない場合、自己分析が不十分だと捉えられ、悪印象を持たれる可能性もあるでしょう。苦手なことを聞かれた際は、自己分析の結果をもとに正直に伝えるようにしてください。
仕事に影響することは話すのを控える
面接で苦手なことを聞かれたときに、仕事に大きな影響を与えることを話すのは控えましょう。仕事でも苦手なことが大きなトラブルを起こしそうと判断されると、面接官も採用に不安を感じてしまいます。
たとえば「人と話すのが苦手で初対面の人とはほとんど話せない」などと答えた人が営業職を希望している場合、面接官は業務に支障が出ると判断する可能性が高いです。その結果、面接を通過するのが難しくなると予想されます。
相手に伝えたら不安にさせてしまうと思った場合は、ほかの苦手なことを伝えた方がよいでしょう。また、志望先の選び方が適切かどうかも、あわせて再検討することをオススメします。
努力で克服できることを選ぶ
面接で話す「苦手なこと」は、努力で克服できることを選んだ方がよいです。努力や工夫で克服できない苦手なことは社会人になっても続いてしまうと考えられるため、相手が不安になります。そのため面接では、ある程度の努力で改善できることを話すことが大切です。
また、面接で苦手なことを伝えるときには、克服するための対処法も一緒に話しましょう。ただ自分の苦手なことを話すだけだと悪印象を与えてしまう可能性が高いです。どのように対処し、克服するようにしているかを話して、ネガティブな内容で話が終わらないようにしてみてください。
苦手なことは1つに絞る
面接で苦手なことを伝えるときは、1つに絞って伝えましょう。苦手なことが複数あるという人もいるかもしれませんが、次々に苦手なことを伝えると、相手は「苦手なことがたくさんあるんだな」と感じ、不安に思ってしまいます。
たとえ複数の苦手なことがあったとしても、1つ答えれば十分です。また、複数の苦手なことを話すと話が伝わりにくくなります。説明として加えるエピソードも1つに絞って、わかりやすく伝えられるように心がけましょう。
ポジティブな言葉を使う
面接で苦手なことを話すときは、できるだけポジティブな言葉を使いましょう。自分のマイナス面を話す際は、どうしてもネガティブな言葉を使いがちです。しかし、ネガティブな言葉を使うと話す際に表情が曇ってしまいますし、面接の雰囲気が悪くなる可能性があります。
「私は〇〇ができないため、自分に昔から自信が持てません」などと話すよりは、「私は〇〇を苦手に思っていますが、〇〇して改善していきたいと思っています」と伝える方が、前向きな印象をアピールできるでしょう。
ネガティブな質問に対しても、前向きな姿勢で回答することが大切です。
人のせいにしない
面接で苦手なことを伝える際は、その原因を自分以外の誰かのせいにしたり、何かのせいにしたりしないようにしましょう。苦手なことを人や環境のせいにすると「社会人になってもミスを人のせいにしそう」と、相手に悪印象を与える可能性があります。
たとえば「親に習い事をさせてもらえなかったので、コミュニケーション力に苦手がある」「中学生のときに苦手な人がいたため、人とコミュニケーションを取るのが苦手」など、たとえ事実であっても他責に感じられる表現は控えた方が賢明です。
苦手なことがあると、どうしても周りの人のせいにしてしまいがちです。しかし、それが自分以外の外的な要因で発生するのだとすると、本人の努力では解決できないことになってしまいます。
面接で伝える際は、自らの責任で苦手なことに向き合い、解決しようとしている姿勢が求められます。そのため、ほかの誰かや何かのせいにするのではなく、解決のために前向きな姿勢で取り組んでいることを伝えましょう。
身体的な特徴などは話さない
面接で苦手なことを聞かれた際に、身体的な特徴から発生することを挙げるのをやめましょう。背が低い、体型が気に入らないなどの生まれながらの身体的な特徴は変えることが難しいうえに、面接で求められている回答とは異なります。
それを聞いて面接官も対応に困る可能性があるため、ほかの苦手なことを話したほうがよいでしょう。また、苦手なこととして身体的な特徴を挙げると、質問者の意図と異なるため、意味を正しく汲み取れない人と判断される可能性もあります。
もしも仕事に影響するかもしれないハンディキャップがある場合は、苦手なこととして伝えるのではなく、企業への申告が必要なことがあります。面接以外の場所で、別途相談が必要です。心配なことがある人は、企業に問い合わせてみてください。
そもそも面接で話すのが苦手な人は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」を活用するのもオススメです。面接が厳しくない企業を選んで紹介するので、特別に質疑応答がうまくなる必要はありません。
就活のプロによる面接対策のサポートや模擬面接も受けられるので、ぜひ相談してみてください。
面接で苦手なことについて話すときの例文3つ
面接で苦手なことについて話すときの例文を3つ紹介します。回答を考えるときの参考にしてみてください。
たくさんの人の前で話すのが苦手
私はたくさんの人の前で話すのが苦手です。学生時代に人前で発表する機会があると、いつも緊張してしまい、前の日から心配になってしまうことがありました。
しかし、人前で緊張してしまったとしても自信を持って話せるようになりたいと思い、発表の前には「これ以上はできない」というほど十分な準備をしてから本番に臨むようにしています。また、友人に発表内容を事前にチェックしてもらうことによって、内容に自信が持てるように準備を進めています。
社会人になっても人前で話す機会があると思いますが、入念にチェックを行うことで緊張を少しでも取り除いていきたいと考えています。
人前で話すことが苦手だと話していますが、きちんと対処法を伝えています。また、面接の場で落ち着いて話せていれば、コミュニケーション力への不安を払拭できるでしょう。
判断をすぐに下すのが苦手
私は判断を迫られたときに、すぐに1つに絞ることを不得意だと感じています。たとえばAとBのアイディアのどちらかを選んで欲しいと言われたときに、どちらのよさも感じるとすぐに決めることができません。
そのため、このような選択を迫られたときには、選択肢それぞれのメリット・デメリットを書き出し、冷静に判断できるように心がけています。頭だけで考えるとどちらが正しいかわからなくなってしまうので、書き出して目で確認することで、判断しやすくなったと思っています。
具体的な対処法を書いているので、社会人になってからも応用できると思ってもらえるでしょう。
初対面の人と話すのが苦手
私は初対面の人と話すのが苦手だと感じています。初対面の人と1対1で話す際に、自分らしさを出すのが苦手で、いつも会話に困ってしまうのです。
このままではいけないと思い、初対面のときに話す自己紹介や質問をいくつか想定して考えました。初対面でスムーズに話すのが難しくなったときは、自己紹介や想定質問をすることで、会話に困らないように気をつけています。質問すると少し相手のことを知れるため、そこからスムーズな会話がしやすくなったと感じています。
社会人になると初対面の人と話す機会も多いと思いますが、事前にイメージトレーニングや想定質問を準備することで、スムーズに話せるように心がけたいです。
苦手なことへの具体的な対処法が示されています。社会人になっても初対面の人と話す機会は多いですが、努力する姿勢が見られるため、マイナスイメージには繋がらないでしょう。
面接で苦手なことについて話すときのNG例文2つ
面接で苦手なことについて話すときのNG例文について紹介します。悪印象を与えないように、以下を参考にしてみてください。
人に指示されることが苦手
私は人に指示されることが苦手です。自分のやり方があるときに指示を受けると、いらついてしまうことがあります。人に指示されるとやる気をなくしてしまうため、学校の先生やアルバイト先では、指示はしないでほしいと伝えています。
また、相手の言い方によっても印象は変わるので、指示がある場合はできるだけ優しい言い方で言ってもらえるように事前にお願いしています。社会人になっても周りの人とお互いを尊重して仕事がしたいです。
指示されることが苦手だと伝えるのはよいですが、この内容の場合、教育がしづらそうだと思われてしまいます。また、自分の苦手なことを他責にしている面がうかがえるため、悪印象を持たれる可能性が高いです。たとえば指示の内容まで聞いて納得してから行動するように気をつけている、などといった内容に変えると、よい印象を与えられるでしょう。
苦手なことはとくにない
私には苦手なことはとくにありません。アルバイト先や学校でもとくに問題なく過ごせてきたため、周りからの評価は高いです。社会人になっても与えられた仕事に真摯に取り組んでいきたいと考えています。
苦手なことはないと伝えると、自己分析ができていないと評価される可能性が高いです。 また、自信家な印象を与えてしまうため、相手に悪印象を与えてしまうでしょう。人は誰でも苦手なことがあるはずなので、もう一度よく自分を見つめ直してみることが大切です。
面接で苦手なことを話すときは対処法も一緒に話そう
面接で苦手なことを聞かれた際は、素直に自分の不得意なことを話すことが大切です。企業は苦手なことに対する質問を通して、自己分析が充分か、自分の非を認められる人かなどを判断しています。
ただし、この質問を通して職種への適性や入社後に企業に適応できるかなどを見ていることもあるため、仕事に支障が出るほどのことは、話さない方がよいでしょう。
苦手なことを見つける際は、自己分析をしたり周りの人に聞いたりしてみてください。面接で話す際は苦手なことへの解決策まで伝え、社会人になって苦手な仕事を任されても努力できる人材だということを伝えられるように話しましょう。
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この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している