内定先にやっぱり行きたくない…。そんな人のために辞退基準と対処法教えます

 2022年12月22日

やっとの思いで手に入れた内定なのに、「やっぱり行きたくない」と悩んでいませんか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

実はそうなんです。でも内定式にも参加しちゃったし、すでに研修も始まっています。今さらやっぱり行きたくないなんて思っても、もう手遅れなんでしょうか。

そんなことないですよ。「やっぱり行きたくない」と考えながら、このまま妥協するのは嫌でしょう。納得のいく形で就活を終えたいと思うのは当然です。
しかし今さら内定を辞退すれば内定先に迷惑がかかるのも事実。また、辞退したところで次の内定がすぐにもらえるとも限りませんから、判断は慎重に行う必要がありますね。
今回キャリchでは、内定先にやっぱり行きたくないと考える人のための対処法や、辞退すべきかどうかの判断基準、辞退を視野に入れた時に取るべき行動などについて解説しています。このコラムを読んで、自分の取るべき行動を確認していきましょう!

キャリアプランナー 岡田

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内定先にやっぱり行きたくないと感じる瞬間

内定先にやっぱり行きたくないと感じる瞬間

やっとの思いで手に入れたはずの内定も、のちのち「やっぱり行きたくない」と感じる学生は意外にも多くいます。では具体的になぜ「やっぱり行きたくない」と思ってしまうのでしょうか?

ここではそんな、内定先にやっぱり行きたくないと感じる瞬間について解説します。自分がどのような気持ちから「やっぱり行きたくない」と思っているのかを理解することで今後必要な行動が明確になりますので、自分はどれに当てはまるかを意識しながらチェックしていきましょう。

内定式に参加することで「違う」と感じた

内定式に参加することで、「思っていたのと違う」「この会社は理想と違う」などと感じることでやっぱり行きたくないと思う人が多くいます。

内定式ということで、直接的に会社を見たり、これから一緒に働く同期や先輩たちと会うことで「この会社で働く」ということが一気に現実味を帯びます。そしてそんな現実に対して不安を感じたり、違和感を抱くことで「やっぱり行きたくない」と思ってしまうのです。

多くの場合は、実際に企業を見ることで「志望と違う」と感じていますが、中には内定ブルーによって一時的に不安を抱いてしまい、実際は志望通りの企業に対しても「やっぱり行きたくない」と思ってしまう人もいます。

自分がどちらに当てはまるかで内定先の見直し方が異なってきますから、自分が行きたくないと感じた理由は実際に志望通りではないのか、また内定ブルーによって一時的にそう思っているだけなのかを見極めましょう。

具体的な見極め方は後ほど詳しく説明しますが、手っ取り早く客観的に見極めてほしい人は、キャリchの「就活相談サポート」を頼ってください。このイベントは、就活のことなら何でも相談できる無料のイベントです。入社への不安、内定先に関する不安など、プロのキャリアプランナーがマンツーマンで相談に乗りますので、安心してお任せください。

内定先が就活軸に当てはまっていなかった

入社前に内定先を見直した際、就活軸に当てはまらないと感じた時にやっぱり行きたくないと思う人もいます。就活軸に当てはまっていなければ企業への魅力は感じないでしょうし、実際に入社してもうまくいかないことは目に見えているため、余計に辞退を強く考えることでしょう。

これまでは内定を獲得することに必死で内定先を冷静に判断することができませんでした。しかし内定を獲得し、冷静に内定を見返すことができるタイミングで「就活軸と違った」と判断できたことでやっぱり行きたくないと思ってしまうのです。

また今年は新型コロナウイルスの影響から「今後内定がもらえるかわかんないからとりあえず承諾しておこう」と考える人もおり、そのような人達も入社を目前に「やっぱり違った」と感じてしまい、その結果やっぱり行きたくないと頭を抱えてしまいました。

就活軸は入社後の生活に大きく関わる「軸」となるものですので、その軸に当てはまっていない企業に「行きたくない」と考えるのは当然のことだといえるでしょう。

他にいい企業があるのではないかと思っている

自分の内定先に不満は抱いていないものの、他の選択に魅力を感じたり、他にいい企業がないかと感じることで「やっぱり行きたくない」を考えてしまう人もいます。

就活にはたくさんの選択肢がありますから、他の選択に魅力を感じるのは当然のことですし、「隣の芝生は青く見える」というように、友人や周りの人の内定先を羨んでしまうことで内定先に不満を感じてしまい、「やっぱり行きたくない」と思ってしまう人もいます。

自分の内定先に不満がなくても人のものや選択がうらやましいと思ってしまうのは人間の本能ですので、仕方のないことだとは思いますが、まずは他の選択よりも自分の内定先と向き合うことが大切です。

悪いうわさや口コミを聞いて不安になった

自分の内定先の悪いうわさや口コミを聞くことで不安になり、「やっぱり行きたくない」と思ってしまう人もいます。これまでは内定を獲得することに必死で悪い噂に目をつむっていたり、悪い噂自体耳に入ることもなかったのに、就活がひと段落すると悪い点が次々気になってしまい、その結果「やっぱり行きたくない」と思ってしまうのです。

これから働く会社の悪い噂を聞けば不安に感じるのは当然ですし、これから長い長い社会人生活において悪いうわさがある会社に入社するのは嫌でしょう。

そのため、悪い噂に敏感になるのは当たり前のことですが、あまり気にしすぎてしまうとどの企業にも入社できなくなるため、上手に向き合っていくことが大切でしょう。

内定を辞退するかどうかを決める判断基準

内定を辞退するかどうかを決める判断基準

内定先に対して「やっぱり行きたくない」と思った時、辞退すべきかどうかを考えると思います。しかし、時期も時期ですし、辞退すべきかどうかは大きな悩みでしょう。でも、このまま妥協して入社するのも嫌でしょうし、ここではっきりと辞退すべきかどうかを見極める必要があります。

ここではそんな、内定を辞退するかどうかを決める判断基準について解説します。辞退すべきか、もしくはこのまま入社した方がいいかをここでしっかりと見極めていきましょう。

自分自身の求める条件に合っているか

まずは内定先が自分自身の求める条件、つまり就活軸に当てはまっているかどうかを見極めます。就活では自分に合っている企業に入社することが大切で、その企業を見極めるために就活軸を定めていますから、その軸に当てはまるかどうかを判断する必要があるのです。

「やっぱり行きたくない」と思う瞬間でもお話ししているように、内定を獲得するまでは必死で、冷静に判断できなかったことでのちに後悔することがありますから、少しでも違和感を抱いた時にはまず就活軸と照らし合わせます。

それに就活軸に当てはまる企業を選べていないと入社しても後悔が残り、ミスマッチから早期退職も招きかねませんから就活軸に当てはまらないと判断した時には内定を辞退するようにしましょう。

たとえ大手企業でもあなたが定めた条件・軸に当てはまっていなければ意味がありませんから、まずはこの就活軸が辞退すべきかどうかのベースとなります。

将来働く姿が想像つくかどうか

次に考えるべきは、内定先で働く姿が想像つくかどうかです。実際はどれぐらい働くかはわかりませんが、5年後10年後も働いている姿が予想つかないようでは、実際に入社してもうまくいかない可能性があります。

それに就活では、自分の将来像を意識しながら企業選びをすることが大切で、この将来像は企業が目指す方向とマッチしていないとお互いに成長はできませんし、ミスマッチから早期退職も招きかねませんから、働いている姿が想像できるかどうかを考えることはとても重要になります。

そして実際に働く姿が想像つかない場合には、自分の将来像を叶えられる企業でない可能性がありますから、辞退を考えた方がいいでしょう。もちろん就活軸に当てはまるかどうかをベースに考えていきますが、将来働く姿が想像できない時点で就活軸には当てはまっていないと思われますから、辞退することを検討します。

他の選択肢への可能性があるかどうか

内定を辞退するかどうかを考えるうえで、内定先と向き合う以外にも、他の選択肢への可能性も意識しなくてはなりません。つまり、内定を辞退することによって他の選択肢を選んだ際、満足のいく結果へと自分を導けるのかどうかを判断しなくてはならないのです。

辞退することを決断しても次の選択肢が不明確であったり、内定がもらえる保証がない状態では最悪の場合、内定がないまま卒業式を迎えてしまう可能性があります。

それに、他の選択が自分にとっていいものなのかも見極めないと、曖昧なまま次の内定を獲得してもまた同じような理由から「やっぱり行きたくない」と思ってしまう可能性は十分にあります。

また、内定ブルーのように一時的な感情から内定先に不安を感じている場合もありますから、他の選択肢ともしっかりと向き合い、今ある内定を辞退し、次の選択を選ぶべきかどうかを見極めましょう。

それに、時期によっては自分が志望する選択ができない場合もありますから、具体的にどのような企業があるのか、どれぐらい企業が残っているのかも合わせて確認しておくと良いでしょう。

内定の辞退と就活やり直しを決めた時の就活法

内定の辞退と就活やり直しを決めた時の就活法

入社先を決める決断は今後の人生を左右するほど重要なものです。その決断において「辞退」を選択することも時に必要な判断です。しかし時期も時期ですし、辞退をする以上は相当な覚悟が必要となります。

ここではそんな内定の辞退と就活やり直しを決めた時の就活法についてご紹介します。辞退という大きな決断するからこそ、辞退後の就活で後悔してしまわぬよう、しっかりと対策していきましょう。

まずは内定先に辞退の旨を伝える

内定の辞退を決めたらまずは内定先に辞退の旨を伝える必要があります。基本的には遅くても入社2週間までであれば内定を辞退することができるとされていますが、企業側はあなたが入社することを前提に着々と準備を進めていますから、辞退を決めたらすぐに連絡をするようにしましょう。

しかしすでに内定を承諾した後ということですので、正直印象は非常に悪いですから、辞退の連絡は誠意をもって行ってください。まずはしっかりと「謝罪」です。

一度はあなたを認め、内定を提示してくれた会社ですし、内定を承諾した時点で入社に向けての準備も進めていますからそのような企業に対して謝罪を述べるのは大人としてのマナーです。

「辞退しちゃえばもう関係ない」と考える人もいますが、世間は狭いですし、いつどこでその会社と関りを持つかわかりませんから、仕事に支障を出さないためにも悪い印象を残さないようにすることが大切です。

そして、内定辞退の連絡はすぐにアポイントが取れる「電話」で行い、そのあとにメールも送ります。メールを送ることで内定辞退が成立したことを文面で残せますので、のちのトラブル回避に役立ちます。

詳しい内定辞退のやり方は下記のコラムよりご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

後悔のない選択をするために就活軸を見直す

内定を辞退したら次にすべきは、後悔のない選択をするための就活軸を改めて見直すことです。「やっぱり行きたくない」と思う原因の中には就活軸に当てはまらないことが挙げられますし、就活軸に当てはまらない企業への入社はミスマッチを招きかねませんから、次の選択を間違えないよう、就活軸をしっかりと定め直さなければいけないのです。

ですから改めて自己分析を行い、自分の強みを把握したうえで「どの業界・企業で強みを活かせるのか」「具体的にどう強みを活かしていくのか」などを考え、これまでの就活を振り返りながら自分に合った企業を探すための条件をまとめていきます。

就活では学生が企業を選ぶように、企業側も学生を選んでいるため、お互いにとって相性が良いと判断されないと内定に結びつくことがありません。そしてそんなお互いにとって相性が良いと判断されるためには、自分の強みを活かせる企業を選び、なおかつ企業が求める人物像が自分に当てはまっていることが大切なのです。

それに時期も時期ですので、効率的に就活をしていくためにも自分を採用してくれる企業を受けることがポイントとなりますので、そのための就活軸をしっかりと定めていきましょう。

就活エージェントを利用して効率的に企業を探す

内定を辞退した時には既に企業数は限られていますし、時間もありませんから内定がもらえない企業を受けてしまわぬよう、初めから自分を採用してくれる企業を選ぶことがポイントとなります。そのため、企業探しは就活エージェントを利用して効率的に行ってください。

卒業間際ということで既に採用活動を終えている企業が多いのはもちろん、就活をしている学生も少ないため、たとえ採用活動を行っているとしても広告費を抑えるために求人情報を公開していない企業が中にはあります。

ナビサイトへの掲載にもお金がかかりますから仕方のないことだといえますが、学生側はそれに気づけないと企業を逃すこととなります。しかしだからといって一社一社企業HPを確認していくのは非効率的ですよね。

だからこそ就活エージェントを利用するのがオススメなのです。就活エージェントはこのような情報を公開していない企業も把握していますし、この時期に採用活動を行っている企業自体も把握していますから、様々な手段を使わなくても就活エージェントさえ利用すれば効率的に情報を得られるのです。

また、就活エージェントは学生と企業とを結びつけるプロですので、学生が求める条件から相性の良い企業をピンポイントに紹介してくれるため、効率的に内定を狙うことができます。それに企業探しの手間も省ければ他の作業に時間を充てることもできますので、効率的に就活をしていくためにも就活エージェントを利用していきましょう。

キャリchでもこの時期に「やっぱり内定先に行きたくない」と悩む学生のためのイベント「再就活サポート」を開催しています。このイベントでは辞退すべきかどうかを一緒に考え、辞退後には企業紹介から内定獲得のためのサポートを行います。完全無料ですので、ぜひ気楽にご参加ください。

積極的にエントリーし、就活力を上げる

時間の限られた辞退後の就活では、積極的にエントリーし、実践から力をつけていくことが大切です。いくら就活軸に当てはまる企業を選べていたとしても面接や自己アピールがダメなら当然内定には結び付きません。

ですから、面接対策やES対策にも力を入れていかないといけませんが、時間も限られていますからそこにばかり時間を充ててしまうのは正直もったいないです。ですので、実践を通して力をつけていくようにしましょう。

実践を通せば確実に力をつけられますし、直接的に企業も見ることができるため、自分の中での選択肢も広がります。それにたとえ大本命企業じゃなかったとしても内定を獲得した実績は力となり、次に活かされますので、積極的に行動していきましょう。

おわりに

あんなに必死に獲得した内定でも、「やっぱり行きたくない」と感じることは誰にでもあることです。その中で辞退すべきかどうかを考えると思いますが、その判断を下すためには「やっぱり行きたくない」と思った理由を明確にする必要があります。

そのうえで、就活軸に当てはまるのか、将来働く姿が想像できるのかを考えたうえで、辞退すべきかどうかを判断していきましょう。内定は将来を左右するほど重要なものですので、決断は慎重に行います。

そして辞退を選んだ場合には辞退後の就活の対策をしっかりと行ってください。時間は限られていますし、状況も厳しいので相当な覚悟が必要です。

また、そんな厳しい就活だからこそプロに頼ることも大切です。就活エージェントは効率的に企業を探せるだけでなく、就活のサポートしてくれるため心強いです。キャリchの「再就活サポート」や「就活相談サポート」を活用し、納得のいく形で就活を終えられるようにしましょう。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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