インターンシップ説明会に参加する際の服装や持ち物を詳しく解説

 2018年7月16日

就活生 Aさん

インターンシップ説明会って、どんな服装で参加すればいいんでしょうか?

場合にもよりますね。インターンシップ説明会の案内に、服装についての記載はありましたか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

それが、何も書いてないんです。まだスーツも持ってないんですが、買った方がいいんでしょうか?

特別な記載がなければ、スーツでの参加がオススメですね。でも、企業によっては私服を指定される場合もありますよ。

今回は、インターンシップ説明会に適した服装について解説するので、参考にしてください。

キャリアアドバイザー 平崎

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目次

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  1. 本選考向けの企業説明会との違い
  2. インターンシップ説明会の種類
  3. インターンシップ説明会の参加方法

服装の前に「インターンシップ説明会とは何か」を押さえよう

服装の前に「インターンシップ説明会とは何か」を押さえよう

参加時の服装について考える前に、まずはインターンシップ説明会とはどのようなものなのかを理解しておく必要があります。自分がいったいどのような会に参加しようとしているのかを理解できれば、おのずと必要な服装についても想像しやすくなるでしょう。

そこでコラムの初めにまずは、インターンシップ説明会とは何かについて、以下の項目に沿って解説します。

それぞれ詳しく説明するので、服装を考える前に押さえておいてください。

本選考向けの企業説明会との違い

インターンシップ説明会は本選考向けの企業説明会と違い、インターンシップについての説明がメインです。

本選考向けの企業説明会は、就活生に向けて企業の事業や強みをアピールし、選考に促すためにおこなわれます。それに対しインターンシップ説明会は、本選考の情報はなく、インターンシップの内容について詳しい説明が行われるのが特徴です。

もちろんインターンシップの情報以外にも、就活生が知りたいさまざまな情報が提供されます。まだ志望業界や志望企業が決まっていない人向けに、業界のトレンドや企業理念、業務内容、企業の雰囲気などの情報が紹介されることも多いです。

また、インターンシップ説明会と本選考向けの企業説明会では、開催される時期にも違いがあります。企業説明会は本選考が開始される直前の3月に、インターンシップ説明会は夏のインターンシップの募集が開始される直前の5~6月頃に開催されるケースが多いです。

しかしインターンシップで得た学生の情報を採用活動に利用できるように制度が改正されたことから、本選考向けの企業説明会とインターンシップ説明会は、区別がつきにくくなってきていることも確かです。

どのインターンシップ説明会に参加すればよいかわからない人は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」でも相談できます。インターンシップ先の紹介はもちろん、選考対策もサポートするので、ぜひ活用してみてください。

インターンシップ説明会の種類

インターンシップ説明会は、下記の2つに分けられます。

  • 合同のインターンシップ説明会
  • 単独のインターンシップ説明会

■ 合同のインターンシップ説明会

合同のインターンシップ説明会は、1つの会場に複数の企業が集まり、ブースに話を聞きに行く形式の説明会です。就活生は、自分の興味のある企業のブースを訪れて、説明を聞きます。1ブース30分程度の説明時間のため、複数の企業の話を効率的に聞ける点が特徴です。

合同のインターンシップ説明会には、業界ごと、理系・文系ごとなどに分かれたイベントもあるので、自分が参加したいものを探してみましょう。複数の業界や企業が集まっているため、志望業界や志望企業が決まっておらず、いろいろな業界や企業の話を幅広く聞いてみたい人にオススメです。

■ 単独のインターンシップ説明会

単独のインターンシップ説明会は、企業ごとに独自で開催し、自社についての説明を行う方式です。企業によっては、インターンシップの説明だけでなく、簡単なワークや社員との座談会の時間を設けているケースもあります。

その企業のみの説明のため、企業の概要だけでなく、企業の雰囲気や昨年の選考状況など、詳しい説明を聞ける点が特徴です。志望度の高い企業がある人は、ぜひ参加してみましょう。

ただし、単独のインターンシップ説明会は、開催時間が長いです。2~3時間程度開催する場合もあるため、よく知らない企業のインターンシップ説明会に参加すると、時間を無駄にする場合もあります。事前に企業についてリサーチし、自分が興味を持てそうな企業かどうか、調べてから参加する方がよいでしょう。

インターンシップ説明会の参加方法

インターンシップ説明会の参加方法は、大きく分けて以下の2つの手段があります。

  • リアル会場
  • オンライン会場

■ リアル会場

インターンシップ説明会は。実際にどこかに会場を設けて催される場合があります。実際に使われる会場は説明会の規模や主催者によっても異なりますが、一般的には以下のような場所になることが多いです。

  • 主催する企業内のイベントホールや会議室
  • 主催する企業が借りた第三者機関のイベントホールや会議室
  • 大学構内

合同のインターンシップ説明会の場合は規模が大きいため、大人数を収容できる第三者機関のイベントホールなどを使用することが多いでしょう。反対に単独のインターンシップ説明会の場合は、自社の雰囲気を知ってもらえるよう、その企業内で開かれることが多いです。

また、自校の学生に対するキャリア教育の一環として大学側が主催する場合は、大学構内でインターンシップ説明会を行うこともあります。

上記の2つの方法でインターンシップ説明会が開かれる場合は、企業側も就活の一部と捉えていることが多いため、就活の際と同様の服装をしていった方がよいでしょう。しかし大学構内で開かれる場合は授業の一環と考えられ、普段通りの服装でよいと言われるケースが多いと思われます。

■ オンライン会場

会場を用意するコストが省ける、遠方に住む学生も参加しやすいといった利点から、主催する団体を問わず、近年急速に増えているのがオンライン上で実施するWeb説明会です。

具体的なやり方はいろいろありますが、大きく分けると以下の2つの方法が多いでしょう。

  • あらかじめ録画した動画をSNSなどで配信する
  • オンライン会議アプリでリアルタイムに説明する

SNS配信の場合は録画された動画を見るだけで、こちら側の映像が映らないので、服装を気にする必要はありません。

しかし、Zoom・Skypeなどのオンライン会議アプリを使用する場合は、企業側にこちらの映像も送られます。そのため本選考前の説明会と同様に、服装などの身だしなみをきちんと整える必要があるわけです。

服装の前に「インターンシップ説明会の流れ」も知っておこう

服装の前に「インターンシップ説明会の流れ」も知っておこう

前述のように、どのような服装をするのが適しているかは、そもそもインターンシップ説明会がどういうものなのかを理解していた方が想像しやすいです。

そこで、ここではインターンシップ説明会の流れについて紹介します。もちろん主催する団体によってもさまざまなケースがありますが、モデルケースとしては、以下のような流れになることが多いでしょう。

それぞれについて、どのような内容を聞けるのか詳しく説明します。

企業理念や事業の説明

インターンシップ説明会では、インターンシップに関する説明の前に、企業理念や事業の説明などが行われることが多いでしょう。

夏のインターンシップに向けた説明会が開かれるタイミングは、大学3年の5月頃が多いです。この時期には、まだ業界や企業について深く理解していない就活生がたくさんいます。そのため、業界や企業についての基本的な情報をまず説明してくれるわけです。

また、冬のインターンシップに向けた説明会が開かれるタイミングには、本選考で志望する企業を決めようとしている就活生がたくさんいます。企業としては自社への志望度を高めてもらえるよう、業界や会社について説明してPRを行うのです。

単独のインターンシップ説明会の場合、社員と直接話せたり、座談会が催されたりするケースもあります。相手の話を理解しやすくするためにも、基本的な企業の情報については事前に調べた上で参加するのがオススメです。

インターンシッププログラムの紹介

インターンシップ説明会では、もちろんインターンシップのプログラムについても説明します。

インターンシップについての内容は、企業の採用ページや就活情報サイトにも載っているはずです。しかしインターンシップ説明会では、インターネット上の情報よりも詳しい内容が聞けます。

【インターンシップ説明会で聞けることの例】

  • インターンシップの開催場所
  • 開催期間と具体的な日程
  • プログラムの内容
  • 参加時の服装
  • 交通費の支給や給料の有無
  • 必要な持ち物
  • インターンシップ選考の応募期間
  • 選考スケジュール など

説明会で聞いた情報は、インターンシップ選びやインターンシップ中はもちろん、選考の際に役立つかもしれません。インターンシップ説明会で話を聞いた人は、優先的に申し込める可能性もあります。

しっかり話を聴いて、メモを取っておきましょう。

就活生からの質疑応答

インターンシップ説明会の途中や最後には、就活生からの質問を受け付ける時間を設けていることが多いです。企業側も自社のインターンシップや企業・業界への理解を深めてほしいと思っています。

そのため、インターンシップの内容についてはもちろん、事業内容や選考情報など基本的な質問をしても問題ありません。知りたい情報がある人は、積極的に質問しましょう。

ただし、ある程度企業について調べていくと、より有意義な内容を聞けるはずです。企業についてよく知っていることは熱意のアピールにもなるので、事前にリサーチしてから参加することをオススメします。

インターンシップ説明会へ行く際の服装指定

インターンシップ説明会へ行く際の服装指定

インターンシップ説明会とは何か」や「インターンシップ説明会の流れ」を読んでわかるように、近年はインターンシップ向けの説明会でも本選考向けの企業説明会と同様に熱心な説明を行ってくれます。

なぜならインターンシップ説明会の段階ですでに、企業側は4年次の採用活動を視野に入れて、優秀な学生を探しているからです。インターンシップで得た情報を採用活動に利用することが公認となったため、そうした傾向はますます強くなっていくでしょう。

ですから学生の方も、本選考を念頭に入れて見られていることを意識した服装で出席するのがオススメです。

とはいえ、どのような服装をするのが適切かは、インターンシップ説明会の案内にどう記載されているかで判断した方がよいでしょう。具体的には、以下の3つのパターンが考えられます。

それぞれの服装パターンについて解説します。

とくに指定がなければスーツ着用が一般的

企業側から服装に関する指示がなければ、インターンシップ説明会にはスーツを着用するのが一般的です。

実際、インターンシップ説明会に参加する就活生の約8割が、スーツを着用しているという統計的なデータもあります(リクナビ『インターンシップの説明会ではどんなことが聞ける?行った方がいい?参加時に気をつけることは?』)。

参加する学生の大多数が、インターンシップ説明会を就活の一部ととらえているのでしょう。オンラインでのインターンシップ説明会も増えていますが、その場合も同様です。自宅からでもスーツを着用していれば、真剣に参加している姿勢を見せられるでしょう。

そのため、インターンシップへの参加を検討し始めるころまでには、リクルートスーツを用意しておく必要があります。これから購入する予定の人や着用時の身だしなみについて知りたい人は、『インターンシップ説明会に適した服装【スーツ編】』の項を参考にしてください。

「服装自由」「私服可」と言われたら

インターンシップ説明会の案内に「服装は自由」または「私服でも可」などと記載されている場合の服装は、基本的にスーツでも私服でも問題ないです。案内に記載されている文面の通りに受け取ってよいでしょう。

とはいえ、自由度が高いとかえってどちらでいくべきか迷うようであれば、スーツの方がオススメではあります。その理由は、スーツの方が服装で悪目立ちする危険性が少ないからです。

リクルートスーツの場合、色柄や形のバリエーションはさほど多くないため、選択肢が限られています。また、「リクルートスーツ」として販売されているものはスーツの中でもとくに就活での着用を前提に製造されているため、それ自体が就活で悪印象となる心配はないわけです。

しかし私服の場合は無限に選択肢がある上、就活用に製造されているものでもないので、服装の選び方を間違えると悪印象になってしまうリスクがあります。服装に対する感じ方は人によって異なるため、スーツよりも私服の方が、選び方が難しいでしょう。

就活においてリクルートスーツは、学生時代に着用した制服のようなものです。誰もが同じような服装で個性を打ち出せない代わりに、選び方も楽で、最もリスクの少ない無難な選択肢だといえます。

「私服で」と指定されたら

インターンシップ説明会の案内に「私服でお越しください」といった記載がある場合は、それに従いましょう。

前述のように、スーツに比べて私服の方が服装の選び方が難しく、服装で悪目立ちするリスクも高いです。しかし、服装選びの失敗による悪印象のリスクよりも、企業側からの指示に従わないことに対する悪印象の方が、よほどリスクが高いといえるでしょう。

「私服も可」ではなくわざわざ「私服で」と指定するからには、私服で来てほしい何らかの都合があると思われます。

【私服で来てほしい都合の例】

  • リラックスできる服装でじっくり説明を聞いてほしい
  • 学生の自然な姿が見たい
  • 学生の流行感覚や服装のセンスを見たい
  • 服装に表れる人柄や表現力を見たい
  • インターンシップに適した私服を選べるか見たい
  • インターンシップ時の服装に関して具体的なアドバイスをしたい

もちろん、インターンシップ説明会で私服を指定する理由は企業によってさまざまです。しかしいずれにしろ、指示に従わずスーツで行けば、企業側の意図は叶えられません。「だから事前に通知しておいたのに」と思われ、よい印象は与えないでしょう。

ですから私服を指定されているときは、きちんとその指示に沿った服装をすることが大切です。とはいえ、インターンシップも含めビジネスでいうところの私服とは普段着ではなく、勤務時に着用するのに適したスーツ以外の服装を指します。どのような服装でもよいわけではないので注意しましょう。

勤務時に着用するのに適した私服は業界・企業によっても異なりますが、一般的な企業ならビジネスカジュアルやオフィスカジュアルと呼ばれる服装がオススメです。詳細は、『インターンシップ説明会に適した服装【私服編】』の項を参照してください。

インターンシップ説明会に適した服装【スーツ編】

インターンシップ説明会に適した服装【スーツ編】

前述のように、インターンシップ説明会へ行く際の服装としては、リクルートスーツの着用が一般的です。

とはいえ実際に用意する段になると、具体的にどのような服装を選べばよいのか、どう着こなせばよいのか迷ってしまう就活生も多いです。

そこでここでは以下の3つに分け、インターンシップに適した服装について解説します。

スーツにしろ私服にしろ、インターンシップ説明会に適した服装に見えるポイントは「清潔感」です。選び方と着こなし方について説明するので、参考にしてください。

インターンシップ説明会に適したスーツ

インターンシップ説明会も含め、就活の際に着用するスーツは、いわゆる「リクルートスーツ」という名目で製造されている製品がオススメです。

一口にスーツと言っても、さまざまなタイプがあります。異なる目的で作られたスーツは見た目の印象も異なるので、自分の目的=就活に合ったものを選びましょう。

スーツの生地は無地で、黒・ダークグレー・紺などの落ち着いた色が定番です。ボトムスはパンツでもスカートでも、どちらでも問題ありません。

インターンシップや実際の仕事では、きっちりした清潔感のある印象と、動きやすさを兼ね備える必要があります。ピッタリすぎずダボダボすぎない、適度なゆとりを持ったサイズを選ぶようにしてください。

スーツと一緒に着用するもの

インターンシップ説明会のスーツ姿で清潔感を演出するには、一緒に着用するものの選び方も重要です。

  • シャツ…白い無地のワイシャツ
  • ネクタイ…無地・チェック・ストライプ・細かいドットなど定番の柄
  • 靴…黒い革製で、あまりヒールが高すぎないもの
  • バッグ…A4サイズの書類を曲げずに入れられ、自立する形状

詳しい選び方は、下記のコラムを参照してください。

インターンシップ説明会に適したスーツの着こなし

実際にインターンシップ説明会で着用する際は、以下の点に注意して清潔感を演出するとよいです。

  • こまめに洗濯やクリーニングをして、汚れやにおいを落としておく
  • アイロンやプレスでシワをのばしておく
  • ブラシやコロコロで、ほこり・洗濯くず・ペットの毛などを取り除く

また、スーツの着用時はポケットとボタンにも注意を払いましょう。

【ポケット】

ポケットのフラップ(蓋のような布)は、出すかしまうか統一した方がよいです。一部だけ出ていると、しまい忘れている・出し忘れているといっただらしない印象を与えるかもしれません。統一した方が身だしなみをきっちり整えている印象を与えられます。

また、ポケットに物を入れすぎたり重たいものを入れたりすると、見た目の形状が崩れてしまいます。持ち物はなるべくバッグに入れて、ポケットに入れるのは必要最低限にしましょう。

【ボタン】

男性用のスーツは歴史的な慣習から、ジャケットの一番下のボタンを留めない前提で作られています。それに対して女性用のスーツは、ジャケットのボタンをすべて留める前提で作られた立体的な形状です。

製造の意図に沿った着用方法の方が、美しく着こなせます。着用の際はボタンの留め方に注意してください。

インターンシップ説明会に適した服装【私服編】

インターンシップ説明会に適した服装【私服編】

インターンシップ説明会で「私服」を指定されたら、特殊な理由がない限りは、オフィスカジュアルやビジネスカジュアルと呼ばれる服装のことだととらえるのが一般的です。

インターンシップ説明会は就活の一部なので、私服と言ってもビジネスの場にふさわしい服装をする必要があります。「私服=普段着」ではないので注意しましょう。

とはいえ、私服はスーツよりも選択の幅が広いため、かえって何を着用すればよいのか悩んでしまう就活生も多いですよね。

そこでここでは、どのような私服がインターンシップ説明会に適しているかについて、以下の項目に沿って説明していきます。

学生の多くは普段ラフな服装をしているため、新たにそろえる必要があるものもたくさんあるでしょう。足りないものは以下を参考に、事前に用意しておくことをオススメします。

ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルの服装とは

そもそもビジネスカジュアルやオフィスカジュアルと呼ばれるのは、スーツよりも少しだけカジュアルな要素を取り入れた、ビジネスの場にふさわしい服装のことです。

ビジネスの場にはスーツを着る人が多いですから、スーツ姿の人と一緒に働いていても違和感がない程度の私服だと理解しておけばよいでしょう。

ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違いは、社外の人と接触することを前提としているのか、内勤を前提としているのかです。

ビジネスカジュアルはスーツではありませんが、社外の人と商談したり会社の代表としてメディアに露出したりできるような、フォーマル度の高い私服が求められます。

それに対してオフィスカジュアルは、社外には露出せず、社内で働く上で必要なフォーマル度を備えていれば問題ありません。ビジネスカジュアルよりももう少し動きやすくてリラックスできる、カジュアル度の高いビジネスウェアだといえるでしょう。

とはいえ、どちらにも明確な定義があるわけではないので、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルとして許容される範囲は、企業ごとにバラツキがあります。

インターンシップ説明会に適した私服

インターンシップ説明会には、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルと呼ばれる中でも、カジュアル度が低めの服装を着用するのがオススメです。

前述のように、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルとして許容される範囲は企業ごとに異なります。インターンシップ説明会の段階では相手企業のドレスコードがわからないため、どの企業にとっても悪印象にならない範囲に留めておきたいわけです。

具体的にはスーツと同様に、襟付きのジャケット+襟付きのシャツ+パンツまたはスカートの組み合わせにするのが無難でしょう。「襟を正す」という言葉があるように、襟はきちんとしている印象を演出する象徴的な部分です。

スーツと何が違うのか疑問に思う就活生もいると思いますが、以下のような点で、スーツよりも自由度が高くなっています。

  • 上下そろいのセットアップでなくてもよい
  • 白・黒・グレー・紺・ベージュ・カーキなどのオーソドックスな色のほか、淡い色ならパステルカラーでもよい
  • 大きくて目立つ柄でなければ、無地でなくてもよい

ただし私服であっても、清潔感やきちんとしている印象は大切です。シャツは原則的にタックインし、ベルトをすることをオススメします。

避けた方がよい私服

以下のような服装はカジュアルなイメージが強すぎるため、インターンシップ説明会では避けた方がよいでしょう。

  • デニム素材
  • 透ける素材
  • ジャージ素材
  • 丸首のTシャツ
  • パーカー
  • 露出度の高い形状
  • 派手な色柄や装飾
  • スニーカーやサンダル
  • リュックサック
  • 帽子

就活はビジネスと同様の場ととらえて、カジュアルになりすぎないようにしましょう。

これを読んでもどのような服装にすればよいか悩んでしまう場合は、就活エージェントからインターンシップ先の紹介を受けるのもオススメです。就活エージェントからの紹介なら、紹介先の事情を踏まえた上で、説明会の前に服装に関する相談にも乗ってもらえます。

場合によっては就活エージェントがインターンシップの内容を詳しく知っており、説明会を省いて直接エントリーできるケースもあるでしょう。

キャリチャンでも、インターンシップ先の紹介や、就活にまつわるさまざまな相談ができる就活支援サービス「就活相談サポート」を実施しています。キャリアアドバイザーとのビデオ通話で、服装などに関するアドバイスをすることも可能です。

インターンシップの際はもちろん、就職先が確定するまで二人三脚で就活をサポートします。利用は完全無料なので、ぜひ活用してください。

インターンシップ説明会に関する服装以外のマナー

インターンシップ説明会に関する服装以外のマナー

インターンシップ説明会に参加する際は、相手に悪い印象を与えないように、下記のマナーを守りましょう。

下記で詳しく説明します。

髪型・髪色も清潔感を意識する

インターンシップ説明会に参加する際は、服装だけでなく、髪型や髪色もきちんと整えましょう。髪は顔の周りにあり、服装と同じく目に付くところです。清潔感を意識して、就活用のスタイルに整えておくことをオススメします。

現在髪を染めている人は、インターンシップ説明会までに地毛の色に戻しておいた方がよいでしょう。髪が長い場合は後ろで束ね、前髪は整髪料などを使って整えて、顔がよく見える髪型にすると清潔感を演出できます。

開始5~10分前には入室する

インターンシップ説明会に参加する際は、開始時刻の5~10分前には会場へ入室しましょう。

とくにリアル会場の場合は、その前に受付を済ませる必要があるため、15分くらい前に到着するのがオススメです。時間ギリギリに到着すると、開始直前にあわただしくさせて、迷惑をかけることになります余裕を持って会場に到着するように心がけてください。

ただし、早く到着しすぎてもよくありません。開始時刻の30分以上前に到着してしまうと、まだ準備や打合せをしている可能性があり、迷惑をかけてしまうのです。オンライン会場の場合は、同じURLを別の目的で使用しており、無関係なイベントに闖入してしまう可能性もあります。

いずれにしても受付開始時刻をきちんと確認し、丁度よい時間に訪問することが大切です。

コートは脱いで会場に入る

冬場にインターンシップ説明会に参加する場合、コートやマフラーなどの防寒具は会場到着前に脱ぎ、リクルートスーツのみの状態で受付を済ませるようにしましょう。コートやマフラーなどの防寒着を身につけたまま受付をするのは、マナー違反にあたります。

もちろんコートを着用するのは問題ありませんが、会場の入口に到着したら脱いで、腕にかけて持ち歩くようにしてください。

スマートフォンの電源はOFFにする

当たり前ですが、インターンシップ説明会に参加する際は、スマートフォンの電源はOFFにするようにしましょう。ワークでスマートフォンを使用するなど、企業側から用意するように言われたとき以外は、電源をOFFにしてカバンに閉まっておくのがマナーです。

スマートフォンでメモを取るのも、避けた方がよいでしょう。スマートフォンを使って別のことをしているのと区別がつかないため、あまり印象がよくありません。メモを取りたい人は、ノートと筆記用具を用意するようにしてください。

服装より「インターンシップ説明会のメリット」に目を向けよう

服装より「インターンシップ説明会のメリット」に目を向けよう

ここまでの説明を読んで、「そんなに服装やマナーに気を付けなきゃならないなんて面倒くさい」と感じた就活生も多いでしょう。中には、それを理由にインターンシップ説明会への参加そのものを迷い始めた人もいるかもしれません。

しかしインターンシップ説明会は、就活情報サイトだけではわからないインターンシップの詳しい内容や企業について聞くことができる、とても貴重な機会です。以下のようなメリットがあるので、都合がつく人はできるだけ参加することをオススメします。

それぞれのメリットについて、下記で詳しく説明します。

業界・企業研究ができる

インターンシップ説明会に参加すると、業界・企業研究ができます。インターンシップ説明会は、就活生が業界研究や企業研究をまだ本格的に行っていない、大学3年生の春ごろに開催されるケースが多いです。企業側も業界・企業研究が進んでいないことを理解しているので、基本的な情報について詳しく説明してくれるでしょう。

また、基本的な情報に加え、公式サイトや四季報を読むだけではわからないような情報についても説明してくれます。業界や企業についての実践的な情報が得られるため、一人でリサーチするよりも効率的に情報を集められるはずです。

業界研究が思うように進まない人や、簡単に業界動向を知りたい人は、以下の資料も活用してみてください。

インターンシップ参加後のミスマッチを防げる

インターンシップ説明会に参加すると、インターンシップのプログラムや企業の雰囲気を掴めます。そのため、インターンシップに参加してから「思っていたのと違った」と後悔することを防げることも大きなメリットです。

インターンシップの情報を就活情報サイトや公式サイトで見ていても、実際に参加すると「雰囲気が合わない」「思っていたプログラムと違う」と感じることがあります。インターンシップ説明会に参加すれば、詳しいプログラムを聞き、企業の雰囲気も感じ取れるため、ミスマッチを防げるのです。

インターンシップの制度が変わったため、いったん参加するとそこで5日間以上の長い時間を過ごすことになります。時間を無駄にしないためにも、事前にインターンシップ説明会で情報を集め、自分にマッチするインターンシップを探すことが大切です。

熱意をアピールできる

インターンシップ説明会に参加すると、採用担当者に熱意を伝えられる可能性があります。就活生が時間や労力を費やしてインターンシップ説明会に参加してくれることは、採用担当者にとって非常に嬉しいことです。

選考を受ける際に、インターンシップ説明会から参加していたと伝えることで、志望度の高さをアピールできます。制度が改正されて、インターンシップで得た学生の情報を本選考の採用活動に使用することが、正式に認められました。そのため、インターンシップ中に活躍していれば、顔や名前を覚えてもらえ、採用が有利になる可能性も高いです。

企業によっては、インターンシップや説明会などへの参加回数で熱意をはかっているところもあります。早いうちから志望企業のイベントに参加することは意義のあることなのです。

インターンシップに参加するべきなのか迷っている人は、以下のコラムも読んでみてください。

就活仲間ができる

インターンシップ説明会には、多数の就活生が参加しています。参加者同士で交流することで、就活仲間ができる可能性があるでしょう。

企業によっては、インターンシップ説明会中にワークや座談会を行うケースがあります。就活生同士で交流できるため、どんなスケジュールで就活を進めているか、インターンシップに何社くらい応募するつもりかなど、互いに情報交換できるのです。

就活生同士の交流は、就活をスムーズに進められる可能性があります。ぜひ積極的に周りの人に話しかけてみましょう。

就活仲間がいなくて孤独な就活をしている人には、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」に参加するのもオススメです。就活のプロがあなたに合ったインターンシップ先を探してくれるだけでなく、就活の進め方や選考対策などの相談にも乗ってくれます。

一人ぼっちで就活すると、情報不足や相談できる相手がいないことから就活が難航するケースが多いです。就活の初めから終わりまで完全無料で受けられるサービスなので、ぜひ気軽に利用してみてください。

服装だけでなく「インターンシップ説明会の持ち物」も要確認

服装だけでなく「インターンシップ説明会の持ち物」も要確認

インターンシップ説明会に参加する際は、以下の持ち物を用意するようにしましょう。オンラインでインターンシップ説明会に参加する場合も、手元に用意しておくと安心です。

  • 筆記用具
  • メモ帳
  • A4サイズの書類が入るクリアファイル
  • スマートフォン

インターンシップ説明会では、就活や企業についての情報が得られるため、メモを取ることがたくさんあります。スマートフォンでメモを取るのは印象がよくないので、メモ帳やノートを用意してください。

また、資料が配布される可能性があるため、クリアファイルもあると安心です。企業から電話がかかってきたり、情報を調べたりする可能性もあるため、スマートフォンをいつでも活用できるよう、しっかり充電しておきましょう。

リアル会場でのインターンシップ説明会へ行く際に充電がもたない場合は、モバイルバッテリーを用意するのも1つの手でしょう。

インターンシップ説明会の服装は基本的にスーツがオススメ

「私服で来てください」と指定されない限り、インターンシップ説明会はスーツで参加するのが一般的です。私服指定の場合も普段着ではなく、ビジネスカジュアルやオフィスカジュアルと呼ばれる服装で参加することをオススメします。

ただし、大学構内で授業の合間に開催されるときなど、就活用の身だしなみを整えて参加することが難しいケースもあるでしょう。適切な服装でないからといって、ただちに選考に響くわけではないので、あまり心配しないでください。

大切なのはエントリーの前にインターンシップの具体的な情報を集めて、自分に合ったインターンシップ先を探すことです。服装のことが不安なら就活エージェントに相談するという手もあるので、躊躇せずに一歩踏み出しましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

まず何から始めれば良いかわからない。そんな就職活動の一歩目をサポートします。