長期インターンのメリットは?企業の選び方や応募時期も解説
2024年8月9日
就活生 Bさん
長期インターンへの参加にメリットはありますか?
長期インターンには多くのメリットがあるため、参加することをオススメします!
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Bさん
そうなんですね。 具体的なメリットを知りたいです。また、長期インターンの企業の探し方も教えていただきたいです。
わかりました! このコラムでは、長期インターンのメリットや選ぶポイントを紹介するので、以下をご覧ください。
キャリアアドバイザー 廣瀬
長期インターンとは
長期インターンとは、実際の業務に触れ、業務内容や企業理解を深めることのできる職業体験です。まずは、そんな長期インターンの仕組みや内容、短期インターンとの違いなどを紹介します。
以下より詳しく解説していきます。
長期インターンの仕組みと内容
長期インターンは1ヵ月以上にわたり、長期的に実施されるものを指します。長期インターンは、2月〜3月の春休みと、8月〜9月の夏休みの時期に参加する学生が多いです。
長期インターンは大学1年生から参加できるので、早いうちから参加するのが良いでしょう。遅くても大学3年生の春には参加してください。
応募時期は1〜2ヵ月前に設定されていますが、企業によって定員数や応募時期は異なるので、気になる企業は随時チェックしておいてください。
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短期インターン・アルバイトとの違い
ここでは、短期インターンやアルバイトとの違いについて詳しく紹介します。
短期インターンやアルバイトとの違いは、以下の通りです。
長期インターン | 短期インターン | アルバイト | |
---|---|---|---|
対象者 | 大学生(全学年) | 就活生(大学3年以上) | 高校生以上 |
期間 | 1ヵ月以上 | 5日~2週間程度 | 規定なし |
業務内容 | 実務中心 | 職業体験、企業説明会 | 実務中心 |
給与 | 有り | 無し(有りの企業もある) | 有り |
長期インターンでは、業務内容と近い仕事を経験できます。職場の雰囲気やどんな仕事をしているかを詳しく知れるので、選考対策に役立ちます。
長期インターンのメリット
この項目では、長期インターンのメリットについて解説します。長期インターンのメリットは以下の通りです。
上記を見るだけでも、長期インターンにはたくさんのメリットが存在します。以下より1つ1つ詳しく見ていきましょう。
業務内容を知れる
長期インターンのメリットの1つが、業務内容を知れることです。
長期インターンでは、実務に近い内容の仕事を経験できます。近くで実際に働く社員を見れるため、「働く」ということが身近になり、業務内容が自分に合う合わないを判断することができます。
また、企業HPや業界地図などでは知りえない”リアル”な業務内容を知れることは、大きなメリットだといえるでしょう。
業界・企業理解が深まる
長期インターンに参加すると、業界・企業への理解が深まります。長期インターンでは実務を経験することになるため、具体的な業務内容の理解や業界の現状を知ることができます。
また、「会社とはどんなものか」を知ることもできるため、面接時などでより具体的な志望動機を述べることができるでしょう。このように、企業や業界について理解を深められることは大きなメリットだといえます。
社会人としてのマナーや知識を得られる
社会人としてのマナーや知識を得られるのも、長期インターン参加のメリットです。
たとえば、正しい敬語の使い方や、入退室時のお辞儀の角度、上司や社外の人との接し方、電話マナーなどを知ることができます。社会人としてのマナーや知識は入社後だけでなく、就活時にも役立つでしょう。
このように、社会人としての経験がないとわからないビジネスマナーが身につくのは、長期インターン参加のメリットといえます。
身につけたスキルをアピールできる
実務経験で身につけたスキルをアピールできるのも、長期インターン参加のメリットです。
長期インターンから入社後にも役立つスキルを、学生のうちから身につけることができるため、「即戦力」として自身をアピールすることができます。
さらに、長期インターン中に資格を習得していれば、アピールポイントを増やせるので就活で有利になるでしょう。また、インターン先の企業でなくても、身につけたスキルは同業他社でアピールできます。
経験をガクチカで話すことができる
経験をガクチカで話すことができるのも、長期インターン参加のメリットです。
たとえば、自分の長所が行動力であることを証明したいときに、長期インターンで具体的な行動を示せれば有効です。
また、実務経験があることは、ほかの学生と差をつけられるでしょう。学生時代に頑張ったことが長期インターンであれば、より印象が良くなります。
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希望する職種に向いているか判断できる
希望する職種に向いているか判断できるのも、メリットの1つです。
向いていると思っていても向いていないことはありますし、反対に向いてないと思っていたことが向いていることもあります。それを実務を通して明確にすることができるのです。
また、希望する職種への適性以外にも、自分に合うものが見つかる可能性があります。
インターンシップについては、以下のコラムも合わせてご覧ください。
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学びながら給料がもらえる
学びながら給料がもらえるのも、メリットの1つです。
長期インターンでは給料が発生するケースが多いです。ビジネスマナーや業務など様々なことを学んだ上で、さらにお金までもらえるのです。
就活で忙しい中、アルバイトをするのは難しいが、就活に役立つインターンに参加しながらお金が稼げるのは大きなメリットでしょう。移動などにお金もかかり、金銭確保に悩む学生も多いので、長期インターンは重宝されます。
選考で優遇される可能性がある
長期インターンに参加すると、選考で優遇される可能性があります。長期インターンで良い成績を残せた際に、「そのままうちに入社しない?」と声がかかる可能性があるのです。
また、長期インターンに参加した人だけが、早期選考に進める企業もあります。全ての企業に当てはまることではありませんが、稀にこのようなケースもあるので、参加しておいて損はないでしょう。
長期インターンのデメリット
長期インターン参加には様々なメリットがありますが、残念ながらデメリットも存在します。具体的なデメリットは以下の通りです。
長期インターンのメリットやデメリットを正しく理解して、上手に活用しましょう。
学業との両立が難しい
長期インターンのデメリットの1つが、学業との両立が難しいことです。長期インターンは、1日当たりの勤務時間が短くても長期間にわたるため、学業との両立は身体的にも精神的にも負担が大きくなります。
また、単位を落とすと、大学を卒業できない恐れがあります。そのため、長期インターンに参加するときは、計画的に行動する必要があるでしょう。
成果や責任が求められる
成果や責任が求められることも、就活生には大きな負担になってしまうことがあります。長期インターンでは実務に近い内容の仕事を任せられます。実際に企業の業績にも影響があり、状況に応じて目標達成のための貢献などが求められます。
そのため、アルバイトとは違い、一社員として働くぐらいの気持ちが必要です。ただ、社会人になるための練習だと思えば、その責任感や緊張感も経験として財産になるでしょう。
企業に合わせた勤務時間になる
企業に合わせた勤務時間になるのも、長期インターンのデメリットです。長期インターンはアルバイトのように、自分の好きな時間で働けるわけではなく、企業の勤務時間に合わせて実施されます。
たとえば、大学生のアルバイトで多い、飲食店やコンビニは営業時間が長いため、自分の希望するシフト通りになるでしょう。しかし、長期インターンの場合は、平日の昼間など、大学の授業がある時間帯に実施されることが多いです。
そのため授業と被るだけでなく、他者の選考と被る場合もあります。このように、長期インターンに参加すると、企業に合わせた時間での稼働となるため、徹底したスケジュール管理が求められます。
長期インターンの探し方と選ぶポイント
デメリットもあるものの、やはり参加メリットのほうが圧倒的に多い長期インターン。得られるものの多さからぜひとも参加してほしいです。
ではそんな長期インターン、どのように探せば良いのでしょうか。ここではそんな長期インターンの探し方について解説していきます。
また、長期インターンを選ぶポイントについても解説するので、上手に活用して自分に合った企業を見つけましょう。
それぞれの詳細を、以下で詳しく紹介します。
長期インターンサイトや就活サイトから探す
長期インターンを探す際は、長期インターンサイトや就活サイトを利用しましょう。長期インターンサイトや就活サイトは、多くの情報があり、自分の探したい希望条件に合わせてインターン先をピックアップしてくれます。
また、企業からのスカウト機能がある長期インターンサイトもあり、内定を獲得できるチャンスが広がります。自分の希望条件を決めるためにも、まずは自己分析をしましょう。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
SNSや企業HP、OB訪問から探す
SNSや企業HP、OB訪問などからも長期インターンを探すことができます。企業のHPなどから探す際は、志望する企業や関連する企業からチェックしていきましょう。
本命企業がインターンを募集していなくても、関連企業に参加できれば有益な情報を得ることが可能です。ただし、大手企業は長期インターンを開催していないことも多いので注意してください。
キャリアアドバイザーに相談する
長期インターンを探す方法として、キャリアアドバイザーに相談するという手段もあります。キャリアアドバイザーは、多くの企業の最新情報を持っているので、就活生が探している条件に近い企業を紹介してくれます。
また、長期インターンの採用面接の対策や書類添削も行ってくれるため、選考を通過できる可能性が高くなるメリットがあります。
長期インターン先を見つける方法を知りたい人、選考通過の対策を知りたい人はキャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」に参加しましょう。就活のプロのキャリアアドバイザーがあなたに合ったインターン先を探して、選考対策も手伝ってくれます。
参加する長期インターンを選ぶポイント
ここでは、長期インターンを選ぶポイントについて解説します。参加する長期インターンを選ぶポイントは以下の通りです。
- 志望する職に関係する仕事をさせてもらえるかどうか
- インターンを通して成長できそうか
- ライフスタイルに合わせた働き方ができるか(シフト制か、大学の授業に影響は出ないか)
【志望する職に関係する仕事をさせてもらえるかどうか】
参加する長期インターンを選ぶポイントの1つが、志望する職に関係する仕事をさせてもらえるかどうかです。自分の希望する職に近い仕事かどうかは、長期インターンのモチベーションに重要な要素になります。
また、長期インターンの目的の1つは業務内容の理解です。そのため、志望する職に近い仕事をしている企業から探しましょう。
【インターンを通して成長できそうか】
インターンを通して成長できるかも、長期インターンを選ぶポイントです。
長期インターンを通してスキルアップを目指したいので、ビジネスマナーを身につけられる、業務内容を理解できる、自分の希望が叶う企業を見つけましょう。スキルアップができれば、「即戦力」として自分をアピールできます。
【ライフスタイルに合わせた働き方ができるか】
ライフスタイルに合わせた働き方ができるかどうかも、長期インターンを選ぶうえで重要なポイントです。長期インターンは、基本的に平日勤務となるため、大学の授業とかぶってしまうこともあります。
そのため、長期インターン先の勤務時間や勤務場所を確認し、大学生活と両立できるかを確認しておきましょう。
長期インターン参加への心得と注意点
長期インターンへの参加をオススメしますが、ただ適当に参加すればいいというわけではありません。参加する以上、きちんと目的を持って参加してください。また、参加する上で注意すべきこともあります。具体的には以下の通りです。
以下より詳しく解説していきます。
学業や就活をおろそかにしない
長期インターンに参加する上で注意してほしいのが、学業や就活をおろそかにしないことです。長期インターンは、お金も発生し、責任感も求められることから力を入れがちです。しかし、そのせいで学業がおろそかになり、進級・卒業できなかったら元も子もありません。
また、長期インターンに参加したからといって、絶対にインターン先に入社できるわけではないので、就活もしっかり行いましょう。
内定だけを目的に参加しない
内定だけを目的に参加しないことも、長期インターン参加への心得と注意点です。
長期インターンの目的は、企業の業務内容を理解したり、自分が希望する職種に合っているか確認することです。
そこで、「長期インターンに参加すればそのまま入社できるから」という気持ちで参加してしまうと、企業側から悪い印象を持たれてしまいます。もちろん、そのような学生に内定を出すことはありませんし、最悪の場合インターンも解雇となるでしょう。
ですから、本来の参加意味を忘れず、長期インターンへ参加するようにしてください。
キャリアアドバイザーを活用して長期インターンに応募しよう
長期インターンに参加すると多くのメリットが得られるため、参加することを強くオススメします。しかし長期インターンに参加したことで、単位が取れなかったり、就活で内定を獲得できないと意味がなくなります。
そのため、就活や学業との兼ね合いを考えてから応募し、リスクを回避できるでしょう。
最後に、長期インターンの悩みは就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談しましょう。きっと、就活生の悩みや不安を解決するためのサポートをしてくれます。
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この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している