【24卒の就活生必見!】インターンシップの探し方と選ぶ基準を教えます
2022年11月18日
そろそろ本格的にインターンシップと向き合う時期になってきましたね。就活の第一歩ともいえるインターン、あなたは参加する準備できていますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
実はまだ全然準備ができてません。そもそも準備どころか探し方もよく分からないし、いざインターン先を選ぶとなると迷ってしまって、どこにするか決められないんです。
なるほど。確かに近年は色んなインターンがありますから、探し方・選び方も複雑ですよね。
今回キャリchではそんなインターン先選びに悩んでいる就活生に向けて、インターンの探し方と選ぶ際の基準について解説します。まず参加するインターン先の候補を見つけなくては、就活を進めていくことはできません。これを読んで、自分に合ったインターン先を見つけられるようにしましょう。
キャリアプランナー 平崎
インターンシップとは?
まずはそもそもインターンシップとは何なんかについて理解を深めていきましょう。インターンシップの内容から種類について解説します。
インターンシップ=「就労体験」
インターンシップとは、企業が学生に対して就業体験の場と機会を提供する制度です。アルバイトやボランティアとは違い、実際の職務に近い内容を行うことで、その会社で必要なスキルを身につけることができます。
企業がこのような機会を設ける目的は「入社後のミスマッチ回避」「学生の意欲・仕事に取り組む姿勢をジャッジ」「優秀な学生の早期確保」です。ほかにも企業のPRなど、様々な目的からインターンシップを開催する企業が年々増えています。
インターンの種類と内容
インターンには「1dayインターン」「短期インターン」「長期インターン」と、実施される期間によって種類分けされており、それぞれ内容も異なります。それぞれの特徴は下記のとおりです。
上記からわかるように、実施期間によって内容が大きく変わります。
1dayインターンは1日のみの開催となるため、会社の説明会や社員との交流などがメインとなります。大手企業など、多くの人が集まる企業ではこの1dayインターンを取り入れている傾向にあります。
短期インターンは、3日から1週間程度の開催となるため、グループワークや業務体験など1dayインターンよりも深く企業について触れることができるのが特徴です。中小企業やベンチャー企業をメインに、大手企業などでも短期インターンを開催しています。
そして長期インターンは、実際に社員と同じ業務を行い、長期間会社の一員として働きます。給料も出ることからアルバイトに近い形となります。学年問わずに参加することができ、企業に関する情報や得るものが一番多いのが長期インターンシップです。
そんな長期インターンを開催する企業は主にベンチャー企業です。ベンチャー企業は学歴よりもスキル面を重視している傾向があるため、実際に業務をすることで学生の実力を見たり、スキルを身につけさせようとしているのです。
インターンを探す主な手段
インターンシップには様々な種類がありますが、どのインターンも基本的に探し方は一緒です。では具体的にどのような方法からインターンシップを探せばいいのでしょうか。
ここからは、そんなインターンシップを探すための手段をご紹介します。様々な手段がありますので、自分に合った方法からインターンシップを探してみましょう。
[手段1]求人情報サイト
インターンシップを探すもっとものベターな探し方は「求人情報サイト」の利用です。リクナビやマイナビなどといった就活総合ナビサイトからの検索も可能ですし、インターンシップ情報をまとめた専用サイトなども数多く存在します。
スマホから簡単に探すことが可能なため、移動時間などの空き時間を利用することができるためとても効率的です。手軽に探せるという最大のメリットを兼ね備えた手段ですので、自分が探しやすいサイトを1つはブックマークしておくとよいでしょう。
[手段2]企業HP
企業のHPから直接インターンシップ情報について調べることができます。企業HPならインターンに関する正確な情報を手に入れられますし、HPを通してエントリーすることもできますので、参加したい企業のインターンが決まっている場合は、この手段が一番オススメです。
また、万が一企業のHPに記載がない場合でもインターンシップを開催している場合があるので、どうしてもその企業のインターンシップに参加したい、もしくはインターンシップを開催しているか確認したい場合は、直接問い合わせてみましょう。
[手段3]合同企業説明会
合同企業説明会に参加することで、インターンシップ情報を入手することができます。特に夏休み、冬休み期間中はインターンシップを開催している企業も多いことから、合説でインターンシップに関する情報が入手しやすいです。
合説なら一度に多くの企業のインターンシップ情報を手に入れることができるため、参加企業の目星がついていない場合にオススメの探し方です。もちろん、個別の企業説明会でもインターンシップに関する情報を手に入れることができるので、参加したいと思っている企業の目星がついている場合は積極的に参加しましょう。
[手段4]人からの紹介
インターンシップを探す方法として、人からの紹介という手段もあります。具体的に「大学のキャリアセンター」「OB/OG」「就活エージェント」からの紹介です。
大学の就活課にはインターンシップに関する情報が多く集まってきますし、誰でも利用しやすいので、ぜひ利用してみてください。もし、参加したいインターン先の目星がある場合はその企業で働くOB/OGに紹介を受けましょう。
さらに就活エージェントを利用すれば、就活エージェントならではの独自のルートから、サイト上では公開されていないような企業の情報を教えてもらうことができます。就活エージェントからの紹介を受ける手段は自分で調べるよりも簡単なので、ぜひ利用してほしい手段です。
因みにキャリchでも、就活のことなら何でも相談できる無料イベント「就活相談サポート」を連日開催しています。プロのキャリアプランナーがマンツーマンで相談に乗りますので、一緒にあなたに合ったインターン先を見つけましょう!
海外インターンはどう探せばいい?
外資系企業を目指す学生は「海外のインターンシップに参加したい」と思っている人も多くいるでしょう。当然、インターンシップは日本だけでなく、海外でも開催されていますし、毎年多くの日本人が参加しています。
そんな海外インターン、探し方がわからないという人が多くいますが、探す手段は日本のインターンシップと同じです。つまり、「インターネットでの検索」「合同説明会参加」「人からの紹介」です。
ネット上には海外インターン専用のナビサイトもありますし、外資系企業の合同説明会に参加すればインターンシップ情報が手に入ります。
また、大学のキャリアセンターやOB/OG、就活エージェントからの紹介も受けることができますので、積極的に話を聞きに行きましょう。
インターンを決めるときの基準と意識すべきこと
近年、インターンシップを開催する企業が増えたことから、選択の幅が増え、どのインターンに参加するか迷ってしまうという学生が多くいます。あなたも数あるインターンシップの中から、どれに参加すべきか迷っていませんか?
ここではそんなあなたのために、インターンシップ先を決める際の「基準」について解説していきます。
目星がついているかどうか
まず、“参加したいと思っているインターンがあるかないか“によってインターンシップを探す際の基準は異なってきます。
「参加したいと思っているインターンがある=目星がついている」場合は迷わずそのインターンに参加しましょう。そのインターンに関する情報を入手し、参加のための対策をしていきましょう。
しかし、数あるインターンの中で「どれに参加すればいいのかわからない」「絶対にこの企業のインターンに参加したい!というものはない」という人にとっては、インターン探しは大変だと思います。
そんな人はいくつかの「基準」を意識し、インターンを探していきましょう、具体的にどのような「基準」を意識すればいいのか、次項で解説します。
業界・職種・内容・期間を基準にするとよい
手当たり次第にインターンに参加しても時間の無駄になりかねませんので、自分にとって有意義なものになるインターン先を探していく必要があります。その際に大切なのが「基準」を定めることです。
そこでオススメな基準が「業界」「職種」「内容」「期間」です。これらの基準を意識すれば、自分に合ったインターン先を探しやすくなります。
まずは、自分はどのような業界、職種に興味があるのかを考えていきます。興味のある業界や職種をある程度絞らないと、自分にはどのような業界、職種が合っているか見極めることができないので、3~4ほど業界、職種を洗い出しておきましょう。
もし、興味のある業界や職種がない、またはわからないという人は合同説明会に参加しましょう。一度に多くの業界や職種に触れれば、興味があるものが何かわからなくても、“興味がないもの”は何かを知ることができるので、選択肢から外すことができます。
そして次に「インターンシップの内容」や「期間」を基準にして探していきます。インターンシップの種類でも述べたように、インターンシップには説明会のような形のものや、実務を経験できるものなど、様々な内容がありますので、自分はインターンシップを通してどのようなことを学びたいのかを考えたうえで選んでいきましょう。
また、インターンに参加できる期間はどれぐらいなのか、どれぐらいの期間を費やしていきたいのかもインターン先を探していくうえで大切な項目です。1dayインターン、短期インターン、長期インターンどれに参加すべきなのかを考えてみましょう。
目的を明確にしたうえでインターン先を探すこと
インターンシップは目的を明確にしたうえで探すことがとても大切です。参加したいと思っているインターンシップも、「なぜそのインターンに参加したいのか」「インターンに参加することで何を得たいのか」などを考えましょう。
また、基準からインターン先を探していくとしても「いろんな企業を見てみたい」と思っているのか、「自分に合った職種を探したい」と思っているのかで、参加するための目的は異なってくるはずです。
これらの目的をしっかりと明確にしておかないと、自分に合ったインターン先を探すことはできませんし、いざ参加しても時間の無駄になりかねません。そうならないためにも、「なぜインターンに参加するのか」を考えたうえで、目的を明確にしていきましょう。
探し始めは「夏前」「冬前」がベスト
学生の長期休みに合わせて多くの企業がインターンシップを開催することから、夏のインターン、冬のインターン参加に合わせて、夏前、冬前から探し始めるのがよいです。そうすれば、サマーインターンやウインターインターンに出遅れることなく、参加することができます。
もちろん、夏・冬以外にもインターンシップは開催しているので、常に情報をチェックしておくことが大切ですが、サマーインターンやウインターインターンは企業側も学生が集まることも見込んで開催しているため、普段よりも充実した内容の場合が多いです。
ですから、夏、冬のインターンにも必ず参加するのがオススメですし、数多くのインターンから自分に合ったインターン先を探しやすい「夏前」「冬前」に探し始めてみましょう。
もしインターンの実施時期が近づいてもイマイチ参加目的や選び方が明確にできない場合は、就活エージェントなどのプロに頼ると良いです。キャリchでも、インターンを含め就活のことなら何でも相談できる「就活相談サポート」や、早期内定を目指す24卒に向けた支援サービス「24卒就活サポート」などを行っています。どちらも完全無料のイベントですので、気軽に活用してください。
それぞれの「基準(こだわり)」から意識すべきこと
インターンシップを探す際、「業界」「職種」「内容」「期間」を基準にするとよいとオススメしましたが、人によって目的は異なるはずですので、自分の中での基準(こだわり)も異なってくると思います。
基本的に“明確な目的”があれば、どのような基準から選んでもよいですが、それぞれの基準から選ぶ際には意識すべきことがありますので、それらをしっかりと把握しておきましょう。
基準別に意識すべきこと
業界や期間、場所などからインターン先を選んでいる人がいると思いますが、それぞれの基準(こだわり)から意識すべきことは異なりますので、下記からチェックしていきましょう。
- 業界・企業から選ぶ
→複数の短期インターンに参加し、業界・企業比較をすること。そして長期インターンにも参加し、実務を経験すること。 - 職種
→同じ職種でも企業ごとに働き方は違うため、複数社のインターンに参加し、比較すること。 - 1dayインターン
→複数のインターンに参加し、比較すること。業界・企業研究を目的にすると良い。 - 短期インターン
→複数のインターンに参加し、比較すること。業界や企業が明確の場合は「実務経験」、明確でない場合は「グループワークや説明会」の内容のものを選ぶと良い。 - 長期インターン
→その企業に就職するつもりでスキルアップを図ることを意識する。学業との両立が大変なので、しっかりとスケジュール管理をすること。 - 場所
→“場所だけ”で選ばないこと。あくまで場所は項目の1つと認識し、自分に合ったインターンを探すことを意識する。 - スキル
→「英語力を活かしたい」「エンジニアの勉強をしたい」という目的を果たせるインターン先はどこかを考える。インターンを通して成長できる企業かどうかが基準。
様々な基準からインターン先を選ぶことになると思いますが、どの基準から選ぶとしても“目的を明確にする”ことがとても大切です。「ただ参加する」のではなく、「なぜ参加するのか」を考えたうえで、インターンシップ先を探していきましょう。
インターン選考の対策もしっかりしよう
近年、インターンシップを開催する企業も参加する学生も増えたことから、インターン参加において「選考」を設ける企業が増えています。そのため、参加したいと思っても必ずしも参加できるとは限りません。ですから、インターン先を探す段階でインターン選考に向けての対策を行う必要があります。
ここで大切なのが、自分がインターンに参加する目的です。先ほどもインターン先を探す際に、参加する目的を明確にすることが大切だと述べましたが、インターン選考においてもこの明確な目的が重要になります。なぜなら、目的が明確でないと熱意が伝わらないからです。
どの企業も、企業に向かい入れる以上、企業に対して熱意を感じられる人が欲しいと思っています。とくに実務経験があるインターンでは有給である場合が多いですし、お金を払ってでも欲しいと思える人でないと採用することはありません。
実務経験がない内容のインターンだとしても、学生のために時間を作っている以上、インターン参加に意欲的な人でないと時間を割いた意味がなくなってしまいます。
ですから、企業に熱意があることを示すためにも、参加する前にしっかりと参加目的を明確にしてください。参加目的が明確であれば、内容の濃い志望動機ができるはずです。他にも、「字をきれいに書く」「ハキハキと話す」などといったこともできて当たり前ですので、しっかりと対策しておきましょう。
おわりに
インターンシップの探し方には様々な手段があります。自分に合った手段から、自分に合ったインターン先を探していきましょう。
インターン先を探す基準として業界や職種、内容や期間も大切ですが、どんな基準から探すとしても「目的」がなくては、充実したインターンに参加することはできません。ですので、「なぜインターンに参加したいのか」を考えたうえで、目的を明確にしましょう。
もし、インターンに参加する目的がよくわからない、探すのにてこずっているという人はぜひキャリchを頼ってください。キャリchが開催しているイベント「就活相談サポート」では、一緒にインターン先を探したり、インターン先の紹介などを行っています。
さらに、就活全般のサポートから内定獲得までのお手伝いもしています。あなたに合ったやり方で一緒に就活をしていきます。ぜひ参加してみてください。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。