実際に採用担当に聞いた!面接に落ちる人の特徴と受かるための秘訣をご紹介
2023年3月20日
元気がなさそうに見えますが、何か悲しいことがありましたか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
はい……。実は、この前就活の面接に落ちてしまったんです。ショックで次の面接を受けるのが怖いし、もう立ち直れないかもしれません。
それは悔しかったですね。気持ちは分かりますが、このまま悲観的でいるだけでは状況は何も変わりませんよ。次の面接に向けて対策を行いましょう!
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
はい!もうこんな気持ちは味わいたくありません!この状況を打開するにはどうすればいいですか?
まずは、なぜ面接に落ちてしまったのか原因さがしを、はじめましょう!そして、次の面接を突破するための秘訣を紹介しているので参考にしてくださいね!
キャリアプランナー 平崎
面接に落ちる人の共通の特徴
実際に、人事・採用担当者に聞いた「面接に落ちる人の特徴」をまとめました。
上記から主に落ちる原因として「ビジネスマナーがなってない」「適切な受け答えができていない」「熱意を感じられない」の3分類に分けられます。それぞれをさらに細かくチェックしておきましょう。
ビジネスマナーがなってない
- スーツ・シャツがしわくちゃ
- 髪の毛が整えられていない
- ヒゲを剃ってない
- 化粧が濃い・していない
- 靴・カバンが汚い
- 汗やタバコ・食べ物臭い
- 正しい言葉遣いを使えていない
- 遅刻をしてくる(会場に早く着きすぎるのもNG)
- 挨拶の声が小さい
- 横柄な態度
- 元気がない(暗い) etc…
だらしない身だしなみや遅刻だけでなく、挨拶の声が小さかったり、元気がない態度もマナー違反です。いくら身だしなみを整えても話す態度が悪ければ悪評かなのです。
ビジネスマナーはこれから社会人になるにあたって、できて当たり前のことです。就活生ならこれから社会人になるという自覚を持ち、“今”からビジネスマナーを守ってください。普段の生活からビジネスマナーを意識していれば、面接やどんな場面でもスマートに対応することができるはずです。
適切な受け答えができていない
- 会話がスムーズに取れない・続かない
- 会話が噛み合わない
- 話が長い
- 自分の話ばかりを押し付けている
- 質問内容がない
- 緊張から何を話しているのかわからない
- 声が小さい・大きすぎる etc…
上記のように、適切な受け答えができていないと、「コミュニケーション能力が低い」と判断されてしまいます。
近年、スキル以上にコミュニケーション能力を求めている企業が増えたことから、コミュニケーション能力の有無は合否を判断する重要な項目となっています。
そのため、「会話がかみ合わない」「何を言いたいのかわからない」といったことからコミュニケーション能力が低いと判断されてしまえば、内定は遠のいてしまうでしょう。
熱意を感じられない
- 調べればわかるようなことを聞く
- 福利厚生などの条件ばかり質問してくる
- 志望動機が曖昧
- 会社に入ってからのビジョンが明確ではない
- 自己分析や企業研究ができていない
- 「なぜ当社でなくてはならないのか」が伝わらない
- 企業が求めている人物像と異なる
熱意や入社意欲を感じられない学生を欲しいと思う企業はありません。企業への熱意を伝える最大の手段である「志望動機」をうまく伝えられない、また志望動機以外の質疑応答でも熱意を感じられない場合は落ちてしまっても当然なのです。
なぜ、志望動機や質疑応答から熱意を感じられないのか。それは企業研究や自己分析が不十分だからです。自分、企業について理解を深めていないと“なぜその企業ではなくてはならないのか”を伝えられません。
熱意が感じられず、「企業が求めている人物像と異なる」と判断されてしまわぬよう、しっかりと自己分析、企業研究を行いましょう。
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段階別!落ちる原因とチェックポイント
面接に落ちる人の共通の特徴をご紹介しましたが、次は「段階別の落ちる原因」をご紹介します。一次面接、二次面接、最終面接それぞれでは落ちる原因は異なり、チェックされているポイントも異なります。
では具体的にどんな理由から落ちてしまうのか、人事がチェックしているポイントとともに解説します。
【一次面接】第一印象で落ちる
- 身だしなみがだらしない
- ビジネスマナーがなってない(挨拶・遅刻など)
- 自己分析&業界研究が足りない
- 書類との印象の違い
【落ちる原因】
人事や採用担当者が面接官を務める一次面接では、社会人になるにあたっての最低限のラインを超えているかを判断するために「第一印象」を中心にチェックします。
就活生らしい整った身だしなみかどうか、はっきりと大きな声で挨拶ができているか、そして自己紹介や自己PRなどをしっかりと伝えられるのかを確認します。
身だしなみやビジネスマナーがなっていなければ当然、印象は最悪ですし、自己紹介や自己PRがよくない、業界そのものへの理解度が低いと「自己分析&業界研究が足りない」と判断され、選考突破は難しくなるでしょう。
そして、ESなどの書類と実際に会った時の印象とに違いがないかもチェックします。いくら完璧なESでも、実際に会った印象がよくなければ、これまた選考突破は厳しいでしょう。はんたいに、ESの内容が普通でも実際の印象が良ければ、選考を突破もありえます。
つまり、次の選考に進むためにはいかに「第一印象」をよくするかが重要になるのです。一次面接に落ちてしまう人は見た目や挨拶などはもちろん、自己分析や業界研究をしっかりと行い、好印象を残せるよう心がけましょう。
【二次面接】企業への理解度で落ちる
- 企業研究不足
- 志望動機が曖昧
- 仕事内容を理解していない
- 自分の強みが役に立たない
- スキル不足
【落ちる原因】
部署責任者や役員などが面接官を務める二次面接では、「どれだけ企業について理解しているか」をチェックします。主に質問に対する回答から、学生の企業への理解度を図っています。
たとえ、どんなに企業のことを好きだとしても、ただ「好き」と言っただけでは熱意は伝わりません。「なぜ好きなのか」「どんなところに惹かれたのか」「そんな好きな会社で自分はどう活躍できるのか」をしっかりと述べないと、自分をアピールすることはできないのです。
そのためにも十分な企業研究が欠かせません。企業の魅力は何か、どんな人物を求めているのか、そして自分のスキルはその会社で通用するのかなどをしっかりと調べましょう。
いくら好き好きいっても、さらに深い部分を伝えていかないと二次面接は突破できません。企業のことをわかったつもりでいても、実は結構知らない部分は多いものです。しっかりと、研究を重ね、企業についてしっかりと理解していることをアピールしましょう。
【最終面接】入社意欲・熱意で落ちる
- 「なぜ当社でなくてはならないのか」が伝わらない
- 企業カラーと合っているか
- 会社が目指している方向性とマッチしない
- 入社後のイメージが湧かない
【落ちる原因】
会社の代表、社長などが面接官を務める最終面接では、企業に向かい入れるかどうかの最終チェックを行います。そしてここで重要になるのが、「入社意欲や熱意」です。
社会人としての最低ライン、企業への理解度をクリアしても、最後に企業へ本気で入社したい!と思いを確認できないと、企業が学生を向かい入れることはできません。
本気の思いは入社意欲や熱意から伝わります。そして入社意欲や熱意がある人に企業は、「会社のために仕事を頑張ってくれそう」と認識するため、好印象なのです。
また、「会社のカラーに合っているか」「会社が目指している方向性とマッチするか」なども最後に確認すべき重要な項目です。膨大なお金、時間をかけて採用活動を行ったにもかかわらず、ミスマッチから早期退社へとつながってしまえば、すべてが水の泡となってしまいます。
そんな事態を避けたい企業は、会社のために働いてくれるか、受け入れても問題ないかを、入社意欲や熱意から確認するのです。
本気で受かりたい必見!面接に受かるための秘訣
面接を突破するためには落ちてしまう原因を理解し、欠点を改善していく必要があります。原因から1つ1つ改善していくのがいいですが、まずは基礎を徹底的に叩き直しましょう!
「面接に落ちる共通の特徴」から抜け出し、面接に受かるためにすべきことをご紹介します。
「身だしなみ」を徹底的に整える!
面接は第一印象が命。まずは身だしなみを徹底的に整えていきます。清潔感のある髪型や服装を心がけるのはもちろん、笑顔で明るい印象を与えることも意識します。
鏡の前で笑顔の練習をしたり、第三者に暗い印象になっていないか、顔はこわばっていないかなどをチェックしてもらいましょう。面接で緊張してしまうのは当たり前のことですが、緊張した表情もあまりよい印象を受けません。
常にリラックスした表情を意識するだけで見た目の印象は一気によくなるので、普段から意識してみましょう。
また、大きな声で挨拶をする、正しい言葉遣いを使うなどといったビジネスマナーも徹底的に叩き込んでください。ビジネスマナーがなっていないだけで第一印象は一気に悪くなります。今からしっかりとビジネスマナーを身につけておきましょう。
「面接練習」を繰り返し行う!
質問に対してある程度スムーズに答えられるようにしておく必要があるので、よくある質問を中心に回答を考えていきましょう。
回答を考える際に意識することは、「質問の意図」と「企業が求めている人物像」を理解することです。まず、「質問の意図」を理解していないと的外れな回答をしてしまう可能性があります。そうなれば「会話が成立しない=コミュニケーション能力が低い」と判断されてしまうので、しっかりと質問の意図を理解しておきましょう。
そして「企業が求めている人物像」を理解していないと、「欲しい人材」と思われる回答をすることができません。たとえ、意図を理解したうえで回答をしたとしても、ただ質問に答えているだけでは魅力を感じないのです。
ですので、事前に質問の意図、そして十分な企業研究を重ね、質疑応答に備えましょう。そして、面接という場に慣れておくことも大切です。練習の段階から本番のような緊張感を持つようにしてください。
模擬面接イベントや就活エージェントを利用し、「他人」と面接するとよいです。「他人」と練習することでほどよい緊張感を保てますし、就活のプロとして役立つアドバイスもしてもらえるのでいいこと尽くしです。
「この会社じゃないとダメな理由」を明確に!
最後に重要なのが、「ほかの会社ではなく、この会社じゃないとダメな理由」を明確にすることです。落ちる原因にもあるように、「なぜ当社でなくてはならないのか」が伝わらないと、入社意欲や熱意も伝えることができず、志望度が低いと判断されてしまいます。
ですので、自分の中で「なぜこの会社じゃないとダメなのか」をしっかりと把握しましょう。まずは自己分析から自分をしっかりと分析し、次に企業研究で企業の魅力を洗い出します。
業界研究も用いり、同業他社と比較すれば、より明確に「この会社じゃないとダメな理由」が見えてくるのでオススメです。
「企業の魅力」「企業が求めている人物像(スキル)」「その企業で活かせる自分の強み」「同業他社との違い」これらをしっかりと理解していれば、面接で話す内容も自然と企業が好む内容となり、好印象を残せます。
苦手意識のある面接を突破できたら嬉しいもの。しかし本当に納得している企業でなければ面接対策の努力は水の泡に。納得の内定をもらうためのアドバイスをキャリアプランナーがしてくれる「再就活サポート」で自分に適した企業選びを!少しでも就活で迷っている就活生は要チェックです!
おわりに
面接に落ちる人にはさまざまな特徴があります。そして一次面接、二次面接、最終面接と面接の段階によっても落ちる原因はさまざまです。まずはそんな落ちてしまう原因は何なのかを追求する必要があります。自分が落ちてしまう原因からどう解決していくのか、どう向き合っていくのかを考えていきましょう。
そして、実際に落ちないためにはとにかく実践あるのみです。面接練習から弱点を見つけ出し、克服し、そして本番に向けて強くなっていきましょう。そのためには”本番を意識した、緊張感のある練習”が大切です。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。