自己分析ができない人の特徴8選!原因から紐解く解決法を解説
2024年7月31日
就活生 Bさん
自己分析がうまくできないのですが、何かよい方法はありますか?
もちろんです!
まずは、自己分析ができない人の特徴を説明しますね!
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Bさん
わかりました!
それと自己分析の正しいやり方も教えてほしいです!
任せてください!
このコラムでは、自己分析ができない人の特徴や自己分析ができるようになる基本ステップを紹介します!
キャリアアドバイザー 廣瀬
目次
自己分析ができない人の特徴と原因8選
自己分析は、企業選びや志望動機を書く上で重要ですが、できないと悩む人が多くいます。
その原因は以下の通りです。
それぞれの項目を詳しく解説します。
自己分析ができないと悩んでいる人は、キャリチャンの就活支援サービスの「就活相談サポート」に参加してください。自己分析に関する悩みはもちろん、就活に関する疑問や悩みをすべて解決します。
そもそも自己分析の目的を理解していないから
自己分析ができない人の原因として、そもそも自己分析の目的を理解していないことが挙げられます。自己分析の目的を把握していなければ、途中で諦めてしまい、成果につながりません。
自己分析は、自分に合う企業や仕事を探すために重要な作業です。また。志望動機やエントリーシート作成、面接において自分をアピールする際にも自己分析は重要です。
自己分析を通して、これまでの経験やスキル、性格などを深掘りして、自分の本質を明らかにしていくこと、そして、深掘りした内容を踏まえて将来を考えることが、自己分析の大きな目的になります。
これまでの経験を振り返っているだけだから
これまでの経験を振り返っているだけの人も、自己分析ができない人の特徴の1つです。自己分析ではこれまでの経験に対して、「なぜ?」と疑問を持つことで、性格や価値観がわかります。
たとえば、「なぜそうなったのか?」「具体的にどんな方法で改善したのか」などの過程を把握できれば、自分の長所が見えてくるはずです。
つまり、これまでの経験を振り返るだけの人は抽象的な答えしか得られないため、自己分析が苦手と感じるのです。
応募企業に合わせすぎているから
自己分析をするときに、応募企業に合わせすぎている人も、自己分析がうまくできません。応募企業に合わせすぎている人は、本来の自分から離れてしまっているからです。
たとえば、会社の求める人物像が「リーダーシップのある人」だとしましょう。
そこで、「自分の強みは協調性だけど、リーダーシップを発揮した経験を探す」など、無理に長所を変えようとする例です。
このように無理やり寄せても、面接などで内容を深掘りされたときに対応できません。そのため、企業研究の結果は一旦忘れて自己分析するのが重要です。
自己分析の方法を間違えているから
自己流で試している人も、自己分析がうまくいかない原因の1つです。
自己分析にはやり方があり、そのやり方を間違えると自分についてしっかりと理解を深めることができません。
「絶対にこうやらないといけない」というわけではありませんが、自己流で間違ったやり方では意味がありませんので、注意してください。
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他人からの評価しか気にしていないから
自分の評価ではなく、他人の評価ばかり気にしている人も自己分析ができない人の特徴の1つです。
たとえば、「偉い人のいうことはすべて正しい」「周りがよいと言ってれば間違いない」などの考えを持っている人です。
このように、他人のことばかり気にしていても、自己分析はできないので注意してください。
自己分析は「自分がどう思うか?」という考え方が重要になります。そのため、該当する人は、自己分析の評価基準を正しく理解することが必要でしょう。
”具体的”の意味がわからないから
自己分析ができない人の原因の1つが、”具体的”の意味がわからないケースです。なぜなら、具体的の意味を知らないと、物事を多面的に見ることができないからです。
食べ物の具体的なものがカレーライスや豚肉を指すように、自己分析では”自分の強み””自分のアピールポイント”など、具体的に自分について考え、導き出すことが大切です。
しかし自己分析ができない人は、この自分を具体的に見る作業が上手にできていないのです。
自己分析をしても意味がないと思っているから
自己分析をしても意味がないと思っている人も、自己分析ができない人の特徴の1つです。
このケースは、成功体験が少ない人に多い傾向にあります。たとえば、「自己分析をちゃんとやる前から諦めている」といった人です。
自己分析は自分を見つめ直すためのチャンスと考え、前向きに検討すれば自分の将来が決めやすくなります。
そのため、「自分は書けることがない」と思うのではなく、これまでの経験を細かく書き出せば、新しい自分を見つけられるので諦めずに実践してみましょう。
プライドが高いから
プライドが高い人も自己分析ができない原因の1つです。プライドが高い人は「自分が正しい」という考えが強く、周りが見えなくなってしまうことで、客観的に自分を見ることができないのです。
また、プライドが高い人は人に頼ることも苦手です。自己分析は自分で自分について分析するものではありますが、”他の人からの見え方”も大事な分析要素になります。
そのため、他者に相談できずにいることで自己分析が進みません。自己分析ができないと悩む人はプライドは捨て、他者に頼ることを意識しましょう。
自己分析がうまくできない人に知ってほしいこと
自己分析が苦痛だと感じる人は少なくありません。
自己分析を苦手だと感じること自体は悪いことではないです。ただ、そこから逃げていると就活はうまくいかないでしょう。
そのため、自己分析がうまくできないと悩む人は以下のことを意識してください。
自己分析は考え方を正しく理解すればコツをつかめます。
自己分析だけでなく、就活の様々なことに疑問を抱いている人や悩みを抱えている人はキャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」に参加してください。プロのキャリアアドバイザーが就活に関する悩みや疑問を解決します。
自己分析に決まった正解はない
自己分析ができるようになるためには、自己分析には決まった正解がないということを知ることが大切です。
なぜなら、自己分析の結果は人それぞれで、この項目を達成したら完璧といえるものではないからです。とくに、他人からの評価しか気にしていない人は意識してみてください。自分軸で考えられるようになれば、自己肯定感を高められ自信につながります。
また、自己分析は一度ではなく定期的におこない、ブラッシュアップすることが大切です。
自己分析は抽象的な目標を具体的にする手段
自己分析は抽象的な目標を具体的にする手段という考え方も重要です。
目標を具体的にできれば、将来やりたい仕事や目指す企業が具体的になり、面接で深掘りされても対応できます。
たとえば、「お金持ちになりたい」という抽象的な目標も、「年収の高い業界に就職したい」などと具体的にすることが大切です。
このように、目標を具体的にすると達成するために必要なスキルや資格もわかり、効率よく就活を進められるでしょう。
自己分析は他人と比べるものではない
自己分析は、あくまでも自分と向き合うもので、他人と比べるものではないということも意識してください。
就活ということで、つい他人と比べてしまいがちですが、自己分析は自分について知ることが目的の作業ですので、他者を気にする必要はありません。
しかし、自分を分析するために他者からの自分の見え方を意識することは大切です。人と比べるのではなく、自分のことを知るために他者も上手に頼りましょう。
自己分析ができない人のための基本ステップ
自己分析ができない人のための基本ステップは以下の通りです。
自己分析は過去を振り返るよい機会のため、実践して就活に役立てましょう。
キャリチャンでも自己分析に役立つワークシートを用意しているので、ぜひ活用してください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
1.これまでの経験を書き出す
自己分析するときは、まず、これまでの経験を書き出してください。これまでの経験であれば、内容を深掘りすることができるので、自分の特徴を把握しやすいです。
また、経験したことをちゃんと整理しておけば、事実ベースのため面接で内容を深掘りされても答えられます。
さらに、自己分析の具体的なやり方は以下のコラムも参考にしましょう。
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就活生必見!「自己分析」を行う目的とやり方をどこよりもわかりやすく解説
2.自分の長所・短所を書き出す
これまでの経験を書き出したら、次に、自分の長所と短所を書き出しましょう。そうすれば、内容を深掘りするための材料が揃うため、自分の性格や特徴を知ることができます。
たとえば、長所はリーダーシップでキャプテンの経験がある人がいたとします。この場合、キャプテンとしてどんな行動でチームを導いてきたか、その具体的なエピソードについて掘り下げる必要があります。
また、長所だけでなく、短所をどう改善するかを考えることも重要です。
短所を短所のまま伝えてもよくないので、短所に対してどう向き合っているのか、どう改善しているのかを考えることで、自分についての理解を深めていきましょう。
3.自分史・モチベーショングラフを作る
最後に、自分史・モチベーショングラフを作りましょう。
自分史やモチベーショングラフとは、過去の経験を振り返り、時系列でのモチベーションをグラフに表したものです。自分史やモチベーショングラフを作ることで、自分の性格や特徴が見えてきます。
また、自分のモチベーションが落ちたときにどのように立ち直ったかわかるので、面接でも具体的に説明できるようになるメリットがあるのです。
最後はここに頼ろう!自己分析ができない人にオススメなやり方
「自己分析のやり方を見ても、どうしてもうまくいかない」という人も中にはいるでしょう。
そんな人にオススメな自己分析のやり方を以下よりご紹介していきます。
自己分析ツールや適性検査の利用
自己分析ツールや適性検査を利用するのも、自己分析がうまくできない人にオススメの対策法です。
自己分析ツールや適性検査は多くのデータをもとに分析結果が出るため、自分では気づけない”自分”について知ることができます。
自己分析ツールや適性検査は質問に答えることで、簡単に自分について知ることができます。検索すると様々なツールがありますので、やりやすい検査方法からぜひ試してみてください。
他己分析
他己分析は、第三者目線から見た意見をもらえるため、自己分析ができない人にオススメの方法です。
自分では気づけなかった自分の性格や特徴を知れるので、将来なりたい職業が明確になったり、新たな魅力を発見できます。
なお、他己分析してもらうときのポイントは以下の通りです。
- 自分の性格や特徴を教えてもらうときは根拠も聞く
- 自分の長所や短所を5つずつ出してもらう
- 他己分析は通過点のため、必ず自己分析シートでまとめる
他己分析は。両親や兄弟、付き合いの長い友人など、自分を理解している人に聞くことがオススメです。
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就活生は他己分析をしよう!正しいやり方と行うメリットをプロが教えます
キャリアアドバイザーに分析を依頼
キャリアアドバイザーに分析してもらう方法も自己分析ができない人にオススメです。
キャリアアドバイザーに相談すれば、多くの学生を見てきた就活のプロが、分析してくれるので新しい自分を見つけることができます。
また、キャリアアドバイザーは、自己分析以外にも求人紹介や面接対策をおこなってくれるメリットがあります。
キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」でも、自己分析のお手伝いから企業紹介、面接対策などを行っています。プロの力を借りて確実に内定を獲得したい人はぜひご参加ください。
自己分析ができない人はキャリアアドバイザーに相談しよう
このコラムでは、自己分析ができない人の特徴や対策法、自己分析の基本ステップなどについて解説しました。
自己分析できない人の特徴は、理解が不足しているからです。そのため、自己分析の正しいやり方を把握すれば、自分の長所や性格を発見できるでしょう。
それでも深掘りできない人は、友達や親などの身近な人に相談して第三者目線の意見を教えてもらう方法を検討してください。
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この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している