就活している企業から連絡がない!考えられる5つの理由と正しい対処方法
2023年3月17日
企業からの連絡がいくら待っても来なかったら不安になってきますよね。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
はい、ほかの面接や選考に関わってくるので早く知りたいです。
そのあとの就活のスケジュールが変わってくる場合があるので、早く連絡ほしいですよね。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
そうなんです。なぜ企業は早く連絡してこないんですか?こちらから連絡してもよいですか?
企業にも事情があるので、連絡は避けた方がいいです。では、今回は企業から連絡がないときの正しいアクションを解説しましょう。
キャリアプランナー 平崎
通常連絡はどれぐらいで届くのか?
基本的に企業からの連絡は3日~1週間程度で届くことが多いです。この3日~1週間は通常の日数計算ではなく、”会社の営業日数”となります。つまり、金曜から3日後であれば、休日(土日)を除いた3日後の水曜日ということです。
この日数は目安となるだけで、企業によってはもっと早く来る場合もあれば、一週間を超えることもありまし、「〇日後に連絡します」「〇日頃に連絡します」などと日時を指定される場合もあります。
また、企業からの連絡手段は「メール」「電話」「郵送」が主となっており、メールや電話であればすぐに学生の手元に通知を送ることができますが、郵送の場合には配送に時間がかかる場合もありますので、予定された日時がズレることは多々あります。
このように、企業からの連絡はあくまで「予定」となりますので、日時の変動があるということを覚えておきましょう。
しかし、それでも平均日数以上となる、1,2週間を過ぎても連絡がない場合は対処が必要になってきます。
企業から連絡がこないと焦ったり、不安になったりしますよね。しかし、こちらから連絡するのは少し待ちましょう。企業も連絡がすぐできない理由があります。しかし就活生にとっては別の選考に関わってくるので早く知りたいと思います。そんなときは「【新卒・既卒】就活のプロに相談しよう!就活相談サポート」で確認してみましょう。経験豊富な就活のプロが、どのように対応していいかアドバイスします!
連絡が来ない時に考えられる5つの理由
3日~1週間程度で連絡が届くことが多いのにも関わらず、1週間を過ぎても連絡がない場合、じわじわと不安や焦りが募ってくると思いますし、他の企業への活動も制限されることから、早く連絡が欲しいというのは学生側の正直な気持ちだと思います。
ここではそんな学生の焦りや不安を解消するために、企業から連絡が来ない時に考えらえる理由について解説していきます。理由が分かれば企業からの連絡に備えることができるため、焦りや不安も解消されるでしょう。
選考に時間がかかっている
企業から連絡が来ない理由として、選考に時間がかかっていることが考えられます。多くの学生から応募が集まった場合や、数は多くないものの1つ1つを丁寧に判断していたり、採用担当者が多忙または少ないことから選考に時間がかかっている場合に連絡が遅れる場合があります。
何全通も届くESや履歴書すべてに目を通すのに時間がかかってしまうのは当然ですし、面接などの結果を出す場合にも、社長や取締役などの管理職に確認を求める場合がありますので、必然的に時間がかかることになります。
こればかりは物理的に解決できる問題ではないため、企業側の判断が終わるまで待つしかありません。ですから大手企業や有名企業はもちろん、人事部を設けていないような小さな企業などを志望している場合は、このような理由から連絡が遅くなることを覚悟しておきましょう。
郵送に時間がかかっている
企業からの連絡手段が「郵送」である場合、連絡が遅れる場合があります。たとえ企業はその日に送ったとしても、配送側でトラブルがあればどうしても連絡が遅れることになってしまいます。
悪天候による郵便機能の停止や、配達中のトラブルなど、やむを得ない状況から連絡が遅れてしまうのは郵送を利用していれば仕方ありません。また、夜に発送したものは翌日の回収となりますし、郵便局が指定する休日と被ればその分、到着が遅れてしまいます。
こればかりは企業に問い合わせたところで解決できる問題ではありませんので、郵送されるのを待つしかありません。
不採用だった(サイレントお祈り)
選考結果が不合格だった場合の「サイレントお祈り」として連絡が来ない場合があります。サイレントお祈りとは文字のとおり、不採用について何の音沙汰のない状況を指し、前もって不合格者には連絡しないと伝えている場合や、何も言わずに連絡がない場合とあります。
このサイレントお祈りは大手企業や有名企業など、多くの人が集まる企業が連絡の手間を省くために行われることが多く、学生の中ではサイレントお祈りなのか、ただ連絡がないだけなのかの判別が難しいとされています。
事前に「不合格の場合は連絡しない」と言われていれば、ある程度の日数を過ぎれば確信がつくでしょうが、何も言われていない場合には2週間を目安にサイレントお祈りかどうかを判断してください。
他の理由から遅れている場合もありますが、2週間以上連絡がない場合はダメだったかもしれないと判断し、次へと進みましょう。
あえて結果を連絡していない
結果が出ているにも関わらず、あえて結果を連絡していない場合があります。あえて結果を連絡していない理由は「他にいい人がいるかもしれないため、全員の面接が終わるまで保留したい」という企業の本音にあります。
本当は合格圏だけど、他にいい学生が出たときのために通知を保留しており、企業の中で正式な結果が出たら連絡をするという仕組みとなっており、序盤に面接を受けた人ほど連絡が遅くなることになります。
とくに最終面接では、残っている学生同士を比較したうえで判断していることが多いため、吟味に時間がかかることから、序盤に面接をした人ほど連絡が遅くなってしまいます。
補欠ラインにいる
上記と反対に、「不合格圏だけど、他にいい人がいなければ合格でもいいかな」という補欠ラインにいることから、正式な通知を出すことができずに連絡が遅くなっているケースもあります。
こちらも上記と同様に、学生全員の判断をするのに時間がかかっていることとなりますので、面接がひと段落しないと連絡が来ることはありません。
また、本命合格者の中から内定辞退が出た場合にも、補欠者に対して合格をすぐに出せるよう、企業の中で保留しているケースもあります。
どのような理由から補欠として保留されているのかは企業によって異なりますが、企業の中で保留している場合には連絡が遅れる場合がありますので、覚えておきましょう。
連絡がない時の正しい対処法
連絡が遅れるのには様々な理由があることが分かったと思いますが、就活生にも他の選考がありますし、無連絡は就活の妨げとなりますので、すぐに連絡が欲しいのが本音ですよね。
しかし、だからといってこちらの都合を押し付けるのもマナー違反となりますし、場合によっては選考結果に悪影響を及ぼす可能性もあります。
そうなれば元も子もありませんので、正しい方法で対処していきましょう。ここではそんな連絡がない時の正しい対処法について解説してきます。
2週間は待つ!
遅くとも1週間程度で連絡が来る場合がほとんどですが、企業側の事情や郵送関係によって多少日数が変動することがありますので、2週間程度は様子を見るようにしてください。
企業側にも遅れている理由がありますし、こちらから返事を急がせるのは「催促」していることとなりますので、失礼に当たります。企業側もあなたのために時間を割いて判断しているわけですので、こちらの都合を押し付けすぎないようにしましょう。
とはいえ、何もアクションを起こさないと就活が停止したままとなりますし、自分の中でのモヤモヤも解消されませんので、2週間過ぎても連絡がないようであればこちらから連絡をしてみましょう。
先に「メール」から問い合わせる
目安となる2週間を過ぎたら連絡をしてみましょう。まずは企業側が対応しやすい「メール」で問い合わせてみます。メールでの例文は下記のとおりになります。
【メールでの問い合わせ例文】
[件名]「〇月〇日の面接の結果につきまして」
株式会社〇〇
採用担当 ○○様
お世話になっております。
〇〇大学○○学部[氏名]です。
先日はお忙しい中、面接の機会を作っていただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ですが、〇日に受けさせて頂いた面接の合否の結果につきまして、何日頃にご連絡いただけるか、教えていただくことは可能でしょうか。
本来ならば、面接時にご返答期日を確認すべきでしたが、私の不注意により、このような催促めいたメールを差し上げ、大変申し訳ございません、
ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、ご返信いただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
件名でどんな内容のメールなのかがわかるようにしてください。内容には、いつ面接(選考)をしたのか、いつ返事をもらえるかの確認、催促めいたメールを送ることへの謝罪を記載します。
メールでは気軽に対応できる分、返事かなかなか来ない場合もありますので、その場合には電話でも問い合わせてみましょう。また、急ぎの場合にも電話にて問い合わせをします。
学生:「〇〇大学の[氏名]と申します。先日受けさせて頂いた面接の件で問い合わせたく、お電話いたしました。採用担当の〇〇様はいらっしゃいますか?」
受付:「〇〇ですね、少々お待ちください」
学生:「お世話になっております。○○大学の[氏名]と申します。先日はお忙しい中、面接のお時間を割いていただき、ありがとうございました。今お時間よろしいでしょうか?」
担当:「はい、大丈夫です」
学生:「ありがとうございます。先日に行った面接の合否についてなのですが、面接から2週間経ちましたので、確認のご連絡をさせていただきました。急かすようで大変恐縮なのですが、いつ頃合否のご連絡をいただけそうでしょうか?」
担当:「結果については~~~~」
学生:「承知いたしました。お忙しい中ありがとうございました。」
電話で問い合わせをする際は、まず面接をしてもらったお礼を述べ、今時間は大丈夫かを確認をします。そこから結果について問い合わせ、担当者の説明に沿って対応をしていきます。
企業側が「まだハッキリ答えられない」とした場合にはしつこく問い合わせるのではなく、「承知いたしました。」と述べ、切り上げてください。
ただでさえ催促をしているのに、さらにしつこく問い合わせていたら印象は最悪になります。直接的に問い合わせるからこそ、相手の都合に合わせるようにしましょう。
相手に何かを尋ねるとき、最低限のマナーや礼儀がありますよね?採用連絡を企業に聞く時も、マナーが守られていないとマイナスの印象を与えてしまいます。ここまでの努力が水の泡ですので、正しい方法を学びましょう。「【新卒・既卒】就活のプロに相談しよう!就活相談サポート」では、企業とのやりとりの方法を相談できます。ぜひ活用してください!
企業に連絡をする際の注意点
就活では様々な理由から連絡がないことがありますが、サイレントお祈りだと断定できない限りは必ずアクションを起こさなくてはいけません。
しかし、その際にマナー違反をすれば選考にも影響が出る場合もありますので、企業に連絡をする際の注意点をしっかりと把握しておきましょう。
ニュアンスに注意する
連絡のない企業に問い合わせをするということは、「催促」をする形となります。しかし、いかにも「連絡のないから早く返事くれ」と催促しているのが丸わかりなのはマナー違反となりますので、注意が必要です。
同じ催促でも「連絡がないから早く返事くれ」というよりも、「連絡がないけど、何かトラブルがあった?大丈夫?」といった方が悪い気がしないですよね。
このように、同じ催促には変わりないものの、伝え方次第で相手が抱く印象は異なってきますので、ニュアンスに注意し、問い合わせるようにしましょう。
忙しい時間帯と休日を避ける
企業に電話で問い合わせをする際は、忙しい時間帯と休日は避けてください。始業、終業1時間は混みあっている場合が多いので、14時~16時の間を狙って問い合わせると良いでしょう。
また、休日に電話をしてもつながらない場合がありますし、たとえ会社携帯を持ち歩いてたとしても休みの日に電話をするのは非常識なのでよくありません。いうまでもありませんが、うるさい場所や電波の悪い場所からの電話も当然NGです。
また、メールで問い合わせる際も、営業時間内にするのが原則となります。夜中に送っても影響がなさそうにも思えますが、社用や自身のスマホと連動している場合もありますので避けましょう。
他の選考の手は止めない
問い合わせをする際の注意点の他にも意識してほしいことがあります。それは、その企業からの連絡を待つことによって他の選考の手を止めてしまわないことです。
連絡のない企業からの結果を待たないと面接の予定を入れられないということもあるでしょうし、志望度の高さによっては連絡を待たないといけないという状況もあるかもしれません。
しかし、だからといって他の選考の手を止めてしまっては就活そのものが停止してしまうこととなりますので、よくありません。就活は期間が限られていますので、他の企業と並行して行わないと効率が悪いですし、連絡のない企業がもしサイレントお祈りをしていれば、連絡を待っていた時間を無駄にしたことになります。
そのため、今できることは必ず進めてください。もし日程の調節が必要な場合には、問い合わせをする際に細かな日程を聞くようにしたり、確実に空いている日を利用して選考を進めていきましょう。
おわりに
企業からの連絡は3日~1週間程度で届くとされていますが、選考に時間がかかっていたり、あえて連絡をしていないなどといった理由から連絡が遅れる場合があります。
中にはサイレントお祈りとしてそのまま連絡が来ない場合もありますが、だからといってそのままにしておいていいわけではありません。
学生も連絡がないと他の選考の進め方に迷いが生じるでしょうし、返事がないまま過ごすのも不安や焦りに押しつぶされそうになって辛いと思います。
ですから、2週間を目安に正しいやり方で対処しましょう。問い合わせ次第では選考の結果に影響が出る場合もありますので、失礼のないようにしてください。
就活ではこのように、ちょっとした悩みがつきものです。ピンポイントな悩みだからこそ、誰に相談すればいいのかわからず、あやふやなまま就活をしてしまっている人が多くいますが、それでは就活はうまくいきません。たとえちょっとしたことでも、すぐに解決しなくてはならないのです。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。