就活で必ず押さえておきたいマナー7つをシーン別でご紹介!
2023年3月8日
こんにちは。うかない顔をしていますが、悩みごとでもあるんですか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
はい。就活マナーについて考えれば考えるほど、自分が考えてる就活マナーが合っているのかわからなくなってしまって……。
そうだったんですね。就活マナーとは「就活において相手に不快感を与えない態度」です。そう聞くとどうですか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
わかりやすい!身だしなみや言葉遣い……あとはあいさつとかですか? でも、ほかにもたくさんのマナーがありそうだなぁ。
そうですね。確かに就活マナーは、ほかにもたくさんあります。 「かならず押さえておきたい就活マナー」について、下記のコラムにまとめましたので、ポイントを一緒に見ていきましょう。
キャリアプランナー 岡田
目次
就活マナーとは
就活マナーとは、就活において相手に不快感を与えない態度のことを言います。 就活中は最低限マナーだけでなく、シーン毎に必要なマナーも身につける必要があります。 学生から社会人へと大きな転機を迎えるにあたって、正しいビジネスマナーを身に着けることは非常に大切なことです。
就活マナーによる採用事情
就活マナーがしっかりできていない学生は、採用にも大きな影響をもたらす可能性が十分にあります。 企業や面接官は、学生は就活マナーができて当たり前と認識しています。そのため、しっかりとしたマナーが守れない人は採用にも影響が出てしまうのです。
マナーが守れていない学生は、集団面接などで他の学生と並んだ時に目立ちます。 面接での内容点がたとえ同じでも、マナーができていなければ不採用になる可能性は高くなります。
就活マナーで最も重要な挨拶と身だしなみ
就活マナーで最も重要なのは挨拶と身だしなみです。どのような点を意識すればいいのか確認してみましょう。
挨拶
大きな声で相手に伝わるようにはっきりと挨拶をすることが基本です。 ごもごも話していたり、小さな声での挨拶は悪印象を与えてしまいます。また、「挨拶もまともにできない人」「常識がない人」だと思われます。 挨拶はできて当たり前のマナーです。就活中だけ意識するのではなく、普段から挨拶をしっかりするように心がけてください。
身だしなみ
身だしなみも挨拶同様、できて当たり前の最低限のマナーです。 清潔感のある服装、髪形、メイクだけでなく、臭いや話し方も身だしなみになります。 どれか1つでも欠けていたら「身だしなみがだらしない人」だと思われてしまいます。
就活マナーに不安を感じている人には、キャリChが主催している「就活相談サポート」がオススメ。 完全無料の就活イベントで、就活のプロであるキャリアプランナーが1対1で相談に乗ってくれます。ぜひこの機会に、あなたの不安をキャリアプランナーに相談してください。
シーン別7つの就活マナー
就活でのシーン別7つのマナーをご紹介します。
マナー1:エントリーシート
エントリーシートを記入する際や、提出するときの守るべきマナーの具体例をご紹介します。
- 期日ギリギリに提出しない
- 字は相手が読みやすいように丁寧な字で書く
- 修正液、修正テープは使わない
- 筆記具は、指定がない限り黒の万年筆かボールペンで記入
上記4点を意識してエントリーシートや履歴書を記入してください。
マナー2:面接
面接では相手に好印象を与えるうえでマナーがとても重要になってきます。面接ではどのようなマナーに気を配ればよいのでしょうか?
- 15分前には会場に到着し受付を済ませる
- 控室で携帯をいじったり大声で話したりしない
- 必ず目を見て大きな声で話す
- 質問されたらまず「はい」と答え、話始める
- 座るときは椅子の2/3くらいに腰かけて姿勢を正す
面接時には上記5点を意識してください。
マナー3:OG OB訪問
OB・OG訪問を行う上でのマナーをご紹介します。
- 15分前には到着する
- 名刺を渡されたら丁寧に扱う
- 会話のキャッチボールを心がけ社員の方が話していて気持ちの良い雰囲気をつくる
- お礼メールを送る
部活やサークルの先輩などの企業にOB・OG訪問を行う際は先輩の顔に泥を塗らないように、しっかりとした礼儀正しいマナーを心がけることが重要です。
マナー4:会社説明会
会社説明会に行く際のマナーをご紹介します。
- 私語は慎む
- 腕組み足を組むのは禁止
- 退出時には関係者の方にお礼を言う
会社説明会では上記3点を意識してください。
マナー5:電話
企業から面接の知らせを受けるときなど、就活では電話をする場面が増えてきます。普段あまり電話に慣れていない学生も、就活中は下記の5点を意識してください。
- 静かな場所でかける
- 時間帯を考える
- 言葉遣いを意識する
- あらかじめ話す内容をまとめておく
- 会話が終了してから4・5秒おいてから切る
たとえ顔を知らない相手でも、電話でのマナーをしっかりしておく必要があります。
マナー6:メール
就活中のメールについてのマナーをご紹介します。
- 件名に目的を必ず記入する
- 企業名は略さずに書く
- 絵文字、顔文字は厳禁
- 最後に相手を思いやる一言を添える
メール一つでも気を抜いてはいけません。友達に送るようなメールでは相手に悪印象を与えてしまうので注意してください。
マナー7:手紙
手紙には守るべきマナーがたくさんあります。封筒の書き方など細かいところまでしっかりとマナーをまもって企業に好印象を与えられるようにしましょう。
- 宛名の文字が1番大きく真ん中にくるように
- 封を閉じる場合は糊を使い、とじ目には「〆」か「封」と書く
- 住所は省略せずに書く
- 「拝啓」「敬具」を使う
- 日付は漢数字を使用する
普段手紙を書かない学生も。就活においてのマナーをしっかり確認しておいてください。
ほかにも、就活マナーで大切なポイントはたくさんあります。もし就活マナーに自信が無かったら、キャリchが開催している無料イベントの「就活相談サポート」に参加してみるのも1つの手です。経験豊富なキャリアプランナーがマンツーマンで相談に乗ってくれますよ。ぜひこの機会にご活用ください。
就活マナーにおけるお辞儀の3つの常識
就活マナーにおけるお辞儀の3つの常識をご紹介します。
常識1:会釈=15度
すれ違った際などにする一般的なお辞儀方法で、状態を15度そらす程度のお辞儀です。一番気軽にできるお辞儀方法ですが、立ち止まってゆっくりとお辞儀をすると相手に丁寧な印象を与えることができます。
相手のことをしらなくても、目が合った時などに会釈をすると礼儀として良いでしょう。
常識2:敬礼=30度
お客様や上司などの目上の人に対して行うお辞儀です。30度のお辞儀の目安としてつま先から120センチほどの高さに目線を合わせると良いと言われています。
会釈よりも、より丁寧で意味のあるお辞儀になります。
常識3:再敬礼=45度
お辞儀の中でももっとも丁寧なもので、感謝を最大限に表すときや、相手に謝罪の意を示すときに使われます。
腰から頭まで一直線になるように心がけましょう。45度のお辞儀をつくるときのポイントはつま先の少し前を見ることです。最も意味のあるお辞儀になるので、しっかりと気持ちを込めてお辞儀をするようにしましょう。
お辞儀をするときの他のポイント
お辞儀は挨拶をしてからしてください。相手の目を見ながら挨拶をし、お辞儀に移るのが正しい流れです。
また、姿勢をきれいに保つことも美しいお辞儀をするときのポイントになります。腕に変に力を入れないで、女性は前で手を重ねて、男性の場合は腕を体に沿わせてお辞儀をするようにしましょう。
就活でNGな9つのマナー違反
就活で避けるべきマナー違反行為をご紹介します。知らずのうちにやっていたなんてことにならないように、NG行為を再確認しましょう。
NG1:ノックを2回しかしない
面接などで入室する際にノックをすることが必要になってきます。面接時でのノックは3回が良いとされています。 面接などのように入室してよいかという意味合いでノックをする場合は、3回するのがマストです。
NG2:会社付近でも気を緩める
会社外で気が緩んでしまい、大声で電話をするなどマナー違反になるような行動は避けるようにしましょう。 近くに社員がいる可能性があります。油断は大敵です。最後まで気を緩めないことが大切です。
NG3:上着は建物に入った後で脱ぐ
コートなどのアウター類は建物内に入る前に脱ぐように心がけましょう。会場についてからコートを脱いだりなどの身支度をおこなっていると、気持ち的に焦ってしまいます。 建物の外で身だしなみを整えて、気持ちに余裕を持って面接会場に向かうのが良いでしょう。
NG4:書類を片手で渡す
書類を片手で渡すのはマナー違反です。面接官などに書類を渡すときは両手で渡すことを心がけましょう。 履歴書などを面接官に渡す際に、しっかりと両手で相手の目をみながら「履歴書でございます。」と一言添えながら渡すように心がけてください。 片手で渡すよりも相手により丁寧な印象を与えます。相手の目も見ずに片手で履歴書を渡されると、面接官はその学生に良い印象を抱きません。常に相手の立場にたった立ち振る舞いが求められています。
NG5:間違った言葉遣い
間違った敬語や言い回しなどを避けるように心がけましょう。しかし、普段間違ったままの言い方に慣れてしまっていると、なかなか言葉を直すのは難しいです。 面接などの前に、練習を録音したり、第三者に自分の話し方を聞いてもらったりして、事前に自分で話し方を見直すようにしましょう。自分では気づかない見落としている点が見つかるかもしれません。
NG6:無表情で無反応
リアクションが極端に薄いと面接官にコミュニケーション能力の資質を疑われてしまいます。相手とのコミュニケーションをとる姿勢をみせながら、積極的に発言をしたり、質問をするなどの姿勢を心がけましょう。
表情は変わらないままより、表情豊かに生き生きと話せるほうがベターです。
NG7:髪の毛を触る
自分の身だしなみが気になって髪の毛を頻繁に触っていると、「面接に集中できていないのか」とあまり良い印象を抱かれません。面接最中に髪の毛が気にならないようなヘアスタイルで行くようにしましょう。
ロングの女性の場合は髪の毛をまとめてしまった方がすっきりとした印象になるでしょう。
NG8:アイコンタクトを取らない
面接最中に相手と目を合わせず、下をずっと向きながら話すなどの行為は絶対に避けてください。面接はあくまで一方的なスピーチではなく、面接官とのコミュニケーションをする場面です。 相手とのコミュニケーションを取るにあたって、下を向いたり、目を合わせないのはマナー違反にあたります。 緊張してしまうとついつい目を逸らしてしまうという人は、相手の目を直接見るのではなくて、眉間や眉毛など目付近に視線をおくるようにするなど工夫しましょう。
NG9:面接会場に早すぎる到着
早めの行動を心がけることはとても大切ですが、早すぎる到着は面接時間をずらすなど、企業側に気を遣わせてしまいます。30分前以上に面接会場についてしまうなどの行動は避けてください。 早く着きすぎてしまった時は近くのカフェなどで気持ちをリラックスさせながら時間を待つようにしましょう。 面接会場に15分前くらいにつくようにいくのがベストと言われています。
おわりに
就活では基本的なマナーはできて当たり前とされています。 基本的な部分が出来ていないと社会人として基礎能力が疑われてしまいますので、しっかりと細かいマナーにまで気を配ることができるようにしましょう。 うっかり失礼な行動をしてしまわないように落ち着いて常識のある行動を普段から心がけましょう。
また、面接練習を行うことで就活で必要なマナーを身に着けることができます。キャリchでは面接練習ができる「模擬面接イベント」のご紹介もしています。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。