就活生なら知っておきたい面接の入室・退室のマナー
2023年3月8日
もうすぐ初めての面接ですね。何か不安はありますか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
面接の準備はバッチリなんですが、部屋に入室・退出するときのマナーがよくわかりません。
よい点に目をつけてますね。入退室以外にも、受付への対応や控室での行動、待つときの姿勢なども実は重要なんですよ。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
面接開始までにも注意点があるのですね!
今回は面接の入室と退出のマナーや、面接開始までの注意点を解説しますよ。不安をばっちり解消できると思います!
キャリアプランナー 岡田
面接開始までのポイント3
面接で企業に訪問することがありますが、マナーは企業に到着してから見られます。面接官がずっと面接室にいるとは限りません。
では面接が始まる前は、どのようなことに気を付ければいいのかご紹介いたします。
1,約束時間の10分前には到着する
予定時刻ギリギリに到着する、もしくは遅刻してしまうと会う前から悪い印象を与えてしまいます。 面接当日は余裕を持って遅くとも10分前には面接会場に到着するようにしましょう。
そのためには前日に家から面接会場の最寄り駅までの経路、乗車時間、駅から面接会場までの経路、所要時間を調べておきましょう。
2,受付への対応も重要である
受付に到着したら、受付の方に元気よく挨拶しましょう。
『こんにちは。お忙しいところ失礼します。○○大学から来ました、○○と申します。本日は○○時に面接のお約束をさせて頂いております。担当者の○○様はいらっしゃいますか。』
と、挨拶、自分の名前、面接で来社したことを伝えて、担当者の名前を告げ取り次いでもらいます。
3,控室での対応
面接する部屋や控室に案内してもらったら、案内していただいた方にお礼を言いましょう。そして担当者が来るまで待ちます。その待ち時間に注意しておくことがあります。
一つは携帯、スマホを触ったり、本を読んだりしてはいけません。時によっては数十分待機する場合もありますが、その時も携帯、スマホ、本など触らずに待ちましょう。
また、髪型を直したり、女性の方はメイクを直したりすることもやめましょう。そして待機している時は周りをきょろきょろせず、姿勢を正して静かに待ちましょう。どこから見られているか分かりません。
面接の入室マナーポイント6
いよいよ社員の方に呼ばれて控室から面接を行う場所に移動します。入室する時にはノックやドアの開け方など普段意識しないことを注意する必要があります。
それでは注意することは何か、お伝えいたします。
1,ドアをノックする
面接が行われる部屋に入室する際は、ドアを3回ノックします。2回だとトイレでノックをするのと同じと言われているので、必ず3回ノックをしてください。
2,入室する
『はい、どうぞ』という声が聞こえたら『失礼します』とはっきりと言って入室してください。
もし相手の応答がなかったら、もう一度3回ノックしてください。それでも応答がなかったら、一呼吸おいて『失礼します』と言って入室します。
3,ドアを閉める
部屋の中に入ったら、面接官に完全に背中を向けないようドアに対して斜めに立ちドアを閉めます。 その際に正面を向いたまま後ろ手で閉めたり、大きな音を立てて閉めたりしないように気を付けましょう。
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4,ドアの前で挨拶をして、一礼をする
ドアを閉め終えたら、面接官がいる方を向きます。そして大きな声で『本日はよろしくお願いいたします』と挨拶をします。
挨拶を終えたら面接官に向かって45度の角度でお辞儀をします。その際に挨拶とお辞儀のタイミングが重ならないようにしましょう。挨拶をしてからお辞儀をすることで相手に丁寧な印象を与えることが出来ます。
5,椅子の横に立ち、名乗る
ドアの前から面接官の前に置かれた椅子まで移動して、椅子の横に立ちます。面接官から『大学名と名前をお願いします』と言われたら、『○○大学○○学部の○○と申します。本日はよろしくお願いいたします。』と、ゆっくり落ち着いて答えましょう。
6,着席する
面接官から『どうぞ、お掛けください』と言われたら、『失礼します』と一礼してから着席してください。
椅子に座る際も椅子の背もたれに寄りかからず、女性は脚を閉じた状態で膝の上に手を重ねて置き、男性は軽く脚を開いた状態で膝の上に手を軽く握り置きます。
面接時におけるマナー
入室の流れは理解しましたか?それでは着席してからの流れをご紹介いたします。
カバン、コートを置く場所
着席を促された時にカバンは椅子の横に立たせた状態で置いてください。横に寝かせたり、椅子の横に立てかけたりするのは横着な印象を与えてしまうのでやめましょう。
コートはきれいに畳んでカバンの上に置くようにし、もし隣の椅子が空いている時は、『こちらに置いてもよろしいでしょうか』と許可をとってから置きましょう。
視線の位置
面接官に向かって発言をする時は、しっかり面接官の目を見て発言しましょう。また面接官が複数いる場合は、全員と目が合うように顔や視線を動かしながら話してください。
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面接の退室マナーポイント4
面接も終盤になり、あとは退室するだけという状況になっても気を抜いてはいけません。
もし退室のマナーを知らずに雑に退室してしまうと、面接の意味が無くなってしまいます。そうならないためにも、退室のマナーも知っておきましょう。
1,面接終了の合図が出たら、座ったままお辞儀をする
面接官の『本日の面接は以上です。お疲れ様でした』と面接終了の合図を聞いたら、『本日はお忙しい中、貴重な時間を割いていただき、誠にありがとうございました』と大きな声でお礼を述べます。
お礼を述べ終えたら椅子に座ったままお辞儀をしましょう。
2,立ち上がり、椅子の横に立って一礼をする
椅子から立ち上がり、椅子の横に移動します。椅子の横に立ったら『失礼します』と挨拶して深く一礼をしましょう。
3,ドアの前で面接官に挨拶をする
ドアの前まで移動したら、最後にもう一度『失礼します』と挨拶し、一礼をしてからドアを静かに開けて、静かに閉めます。
4,ドアを閉める際に、アイコンタクトをとる
ドアを閉める際はしっかりと前を向いて、面接官と目を合わせながらドアを閉めます。また、面接官に完全に背を向けないように注意しましょう。
おわりに
面接と言われて就活生は質問内容に目を向けがちですが、面接官は面接が行われる部屋の入室と退室で、就活生の印象を決める人も少なくありません。
どんなに質問における返答が素晴らしくても、マナーがなっていなければそちらの印象が強くなり採用に不利になってしまいます。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。