6月からでも就活は間に合う!内定なしでもコロナでも成功させる方法を伝授
2023年3月20日
就活スタートですね。6月から就活を開始した理由はありますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
なかなかやる気がでなかったです。コロナでタイミングも合わなくて。
正直なところ、「就活ルール」も廃止となり厳しい戦いが予想されます。相当な覚悟がいるのは間違いないです。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
そうですよね。もう優良企業で内定なんて夢物語な気がしてます。やっぱり諦めようかな‥‥。
たしかに厳しい戦いですが、不可能ではありません!この逆境に負けずに内定を勝ち取る手段を解説しますね!
キャリアプランナー 平崎
目次
6月から就活を始めるのは遅いのか?
多くの学生はもっと早くから就活しているので学内は活気ある就活生であふれ、あなたもその姿を目にしていたはずです。それなのにあなたはなぜ今まで何もせず、この6月から就活を始めようとしているのでしょうか。
そもそも6月から就活を始めるのは遅いのか?ここではそんな、「6月から就活を始めるのは遅いのか」に合わせ、6月から就活を始める“あなたのライバル”について解説していきます。
6月から就活を始めるのは遅い?
正直、6月から就活を始めるのは“遅い”です。とくに、6月の時点で何も就活に手をつけていない場合には、相当出遅れていることになります。
23卒の就活は経団連が定めている「就活ルール」が廃止されたことや、オリンピック開催に合わせて採用スケジュールを早期化させている企業も多いことから、“すでに内定を獲得している“学生が多いのが現状です。
もともと“優秀な学生を早期で囲い込みたい”と考える企業の多さから、あまり守られていなかった就活ルールではありますが、廃止されたことにさらに早期化が進んだのです。
また、廃止されたといっても大まかな枠組み(3月解禁、6月面接、10月内定)は例年のものをベースにしている企業も多くあることから、この時期までには「自己分析」「企業・業界研究」「ES提出」「筆記試験」「面接対策」などは済ませていないと、相当な“出遅れ”だといえます。
繰り返しになりますが、23卒の就活は全体的に早期化されている傾向にありますから、「選考に慣れていない」状態ではかなり遅れていることを覚えておきましょう。
6月から就活を始める人の特徴と状況
就活を6月から始める人には様々な理由があります。6月から就活を始める人は「自分のライバル」になるわけですから、しっかりと確認しておきましょう。
「公務員試験の手ごたえがなく、保険をかけるため」
公務員試験に向け勉強は続けているものの手ごたえがなく受かる自信がないことから、万が一に備えて保険をかけるために民間企業への就活を6月から始めようとしています。
公務員を目指していたという事で、すでに就活そのものは始めており、早くから自分の将来を見据えて活動していたということから、企業側にとって「優秀な学生」と認識されています。そのため、ライバルとしては“強敵”と言えるでしょう。
「部活動や研究が忙しく、就活に時間を充てられなかった」
6月から就活を始める学生の中にはこれまでは部活動や研究が忙しくて、就活に時間を取れなかった学生もたくさんいます。部活の大会が近くて練習スケジュールが過密だった体育会系の学生や、実験やレポートに追われているため就活が後回しになりがちな理系の学生です。
そうした体育会系や理系の人たちはこれまで就活以外の活動に情熱を注いでいたため、就活に出遅れてしまいましたが、もともと非常に努力家で集中力のある人たちであることから「粘り強さ」や「継続力」などを評価され、企業からも好まれやすいです。
そのため、ライバルとしては“強敵”という事になりますから、自分がこのような理由から出遅れていないのであれば警戒しておきましょう。
「なんとなく就活をしていなかった」
「めんどくさかった」「やりたいことがない」そのような理由から、就活に一切手を付けてこなかったも人もいます。しかし、周りの“就活モード”に圧倒され、さすがにまずいのでは?と、焦りを感じたことから就活を始めようと覚悟するのです。
しかし、このような人たちはこれまでにやるべきことも済ませていませんから、ライバルとしては弱いです。ただ、自分が「なんとなく就活をしていなかった人」である場合は注意が必要です。
「就活はしていたものの、良い結果が出せなかった」
公務員ではなく、民間企業を目指していたものの、なかなか思うような結果が出せなかった人が6月から就活を「再スタート」する人もいます。このような人たちは自己分析などといった基本的なことは済ませており、就活の雰囲気や流れなども把握していることから、ライバルとしては手ごわいです。
ただ、これまで就活がうまくいかかったのには理由があるわけで、その理由がわかっていないといつまでもうまくいきませんから、自分がこのような立場である場合にはまず「原因究明」から行っていきましょう。
上記のように、6月から就活を始める人には様々な理由があります。どんな理由であれ、正しいやり方のもと就活を行わないと就活は成功しませんので、自分の置かれている立場をしっかりと把握しておきましょう。
また、23卒の就活といえば就活ルール廃止だけでなく、「新型コロナウイルス」によっても大きな影響を受けています。実際に就活においてどのような影響を受けているか、次項より確認していきましょう。
6月から就活は間違いなく出遅れです。就活ルールやコロナウイルスの影響からも、就活生に対して企業の囲い込みも早期化されている中、非常に厳しい状態と言えるでしょう。しかし、諦める前にまだやれることがあります。キャリchの「【新卒・既卒】まだまだこれから!出遅れ就活サポート」では最後までサポートしますので、ぜひ活用してください!
コロナによる就活への影響とは
23卒の就活は「新型コロナウイルス」によって例年までとは大きく形を変えました。もともと就活が本格化する前から新型コロナウイルスによる影響は大きく受けていましたが、「緊急事態宣言」の発令などによって、6月から就活を始める人はさらに新型コロナウイルスによる影響と上手に付き合っていく必要がでてきました。
では、具体的に新型コロナウイルスによってどのような影響を受けているのでしょうか。「今」の状況と合わせて解説していきます。
採用人数の見直しとスケジュールの乱れ
新型コロナウイルスによって採用人数の見直しと、スケジュールの大幅な乱れが起きました。
新型コロナウイルスによって経済状況が大きく悪化してしまったため、当初予定した人数を採用することができなくなった企業がたくさんあります。中には「今年は採用活動をやらない(やめる)」とした企業もあるほど、採用予定人数の減少が目に付き、学生によっては選択肢が減ってしまうという、大きな影響を受けることとなりました。
また、就活の早期化からすでに内定をもらっていたという人もいるが、採用人数の見直しから“内定取り消し”を通告されるという最悪の事態も招いています。
採用人数の調節だけでなく、緊急事態宣言の発令によって行動に制限が出てしまったことから、満足に採用活動ができなくなくなり、先行きが不透明ということで採用スケジュールに大幅な乱れも発生しています。
例年までであれば、就活ルールによって採用スケジュールが決められていたこともあり行動がしやすかったですが、23卒の就活は就活ルール廃止に合わせ、新型コロナウイルスによっても足止めを食い、思うように就活ができていないというわけです。
「オンライン」の起用
合同説明会やイベントが中止されたことによって、「オンライン」が起用されるようになりました。オンラインは説明会やイベントだけでなく、「面接」でも起用され、緊急事態宣言が発令された今では対面面接ではなく、「Web面接」が主流になりつつあります。
「就活だけでも慣れないことだらけで大変なのに、オンラインを介した説明会や面接なんて上手にこなせるわけがない」こう思う学生もいれば、「対面で話せないから自分の良さを存分にアピールできない」と、オンラインの起用によって様々な悩みを抱える学生が多くいます。
ただ、緊急事態宣言が解除されてもすぐにいつも通りの生活が戻るわけではありません。一時的なものという考えではなく、今後も上手のオンラインと付き合っていけるよういする必要があるといえるでしょう。
今も採用活動が停止状態の企業が多い
緊急事態宣言が解除された地域もある中、いまだに採用活動を停止している企業が多くあります。なぜなら新型コロナウイルスによって経済状況は悪化したままだからです。
これまでにもお話ししたように、経済状況の悪化や先行きのわからない状況から、採用人数の見直しや大幅な乱れがスケジュールの乱れがあり、その結果、「今はとりあえず動き出せない」としている企業が多くあります。
これから経済がどうなるかわからない中、人を雇う余裕のない企業がわざわざ採用活動を行うはずもありませんし、これからどうなるか全くわからない企業においても、「とりあえず採用しておく」などといったリスクは負わないのです。
そのため、少しづつ落ち着いてきてはいますが、これからどうなるかわからないことに変わりない以上、6月からの就活は例年よりもさらに厳しいものになると覚悟しておきましょう。
どのみち6月からの就活は相当な覚悟が必要
新型コロナウイルスによって様々な影響を及ぼしていますが、6月から始めるという状況は新型コロナウイルス関係なしに厳しい戦いになるという事を覚えておいて下さい。
しかし、猛威を振るう新型コロナウイルスはやはり脅威ですし、例年以上に厳しくなるのも確かです。ここではそんな、6月から就活をする上で覚悟しておいてほしいことについて解説していきます。
採用口が圧倒的に少ない
6月からの就活では、圧倒的に採用口が少ないということを覚悟しておいてください。例年においても6月は就活中盤ということで、早い企業では内定出しを終えていました。
今年においては、就活ルール廃止や「オリンピックが始まる前に採用活動を終わらせよう」としていた企業による“早期化”から、例年以上に採用活動を終えている企業があるとされています。
しかも23卒は「新型コロナウイルス」によって、先行きのわからない不安から採用人数を見直した企業が多くあり、中には採用活動を停止した企業もあることから、余計に採用口が少なくなっているのです。
ですから、「まだ企業があるだろう」「まだ大丈夫だろう」と甘い考えから就活に臨んでいてはいけません。自分の志望している企業は採用活動をしていないかもしれませんし、興味が持てる企業を見つけることすらできないかもしれないのです。これを肝に銘じて6月からの就活に挑むようにしましょう。
採用スケジュールの変化についていく必要がある
新型コロナウイルスによって乱れている採用スケジュール。6月から就活をしていく人は、特にこの採用スケジュールの変化には敏感にならないといけません。
経済状況や採用枠については業界や企業によって異なりますから、自分が志望する企業がどのようなスケジュールで採用活動を行っているのかを常にチェックする必要があるのです。
大まかな採用スケジュールは例年通りとされているものの、今は新型コロナウイルスによる状況の変化が凄まじいわけですから、1社1社としてみていかないといけません。
経済状況によっては締切日を迎える前に急に採用活動が停止されるといったこともありえますから、「気が付いたら面接締め切りが過ぎてた」「志望企業の採用活動が終わっていた」などといったことがないよう、しっかりと確認していきましょう。
6月からの就活を成功させるための方法
ここまでの話で、6月からの就活がいかに厳しいかということは理解してもらえたと思います。しかし、そんな厳しい中でも就活を成功させる方法はありますから、心配しないでください。
ここからは企業数が少ない状況で就活を成功させる方法と、6月から始める就活のスケジュールについて解説します。今年は特に「就活ルール廃止」や「新型コロナウイルス」によって例年以上に厳しい戦いになることが予想されていますから、しっかりと確認していきましょう。
新型コロナウイルスによる影響と上手に付き合う
6月から就活を始める際には、新型コロナウイルスによる影響をしっかりと把握しておくことが大切です。緊急事態宣言が解除された地域があるなど、最近は落ち着きを見せてきてはいるものの、いきなりいつも通りのような生活を送れるわけではありません。
これは就活においても同じことがいえ、とくに経済状況はこれからの方がどうなるかわかりません。猛威を振るう新型コロナウイルスは今後、第二波、第三波が来ることも予想されていますし、もしかしたら卒業を迎える前で思うように就活ができないかもしません。
しかし、だからといってそのままにしていては内定をゲットできませんから、“新型コロナウイルスによる影響と上手に付き合っていく“ようにしましょう。
まずは新型コロナウイルスによってどのような影響を及ぼしているのかを知り、今自分がどんなことをすべきなのかをしっかりと考えていきましょう。
説明会参加と自己分析・業界企業研究
6月から就活を始める学生はまず、自己分析を早急に行ってください。志望する業界や企業を選ぶのにも、ESや面接対策をするのにもとにかく自己分析が欠かせません。
あまりのんびり行っている時間はありませんから、就活本や分析アプリなどを活用して効率よく行いましょう。目的が変わると見えてくるものが変わることもあるので、公務員や教員を目指していた学生も改めて自己分析を行ってください。
企業説明会は、1日5~10社くらいがオススメです。6月は合同説明会や個別の企業説明会も少ないので、どんな業界・企業の説明会にも積極的に参加し、幅広く話を聞くようにしてください。社会で働く人と直接話をすることで、仕事のイメージが湧きやすくなります。
実際の選考を受ける企業は2~5社程度に絞り込みましょう。数うちゃ当たるとむやみにたくさん受けるより、数を絞って業界・企業研究を極め、ESや面接の内容を充実させる方が確実に成果が出ます。
面接の質を上げる
6月からの短期戦を戦い抜くためには、「面接の質を上げる」のがもっとも降雨率的です。ESも充実させたいのはやまやまですが、この時期は採用枠が残り少なく、あれもこれもやっている時間的余裕がありません。ES作成にあまり多くの時間をさけないので、面接対策の方を重点的に行うのです。
面接の質を上げるためには徹底した企業研究が必要です。企業理解の深さはその企業への熱意をアピールできますし、徹底した研究から企業の求める人物像を把握し、それに沿った回答をすることが内定獲得への早道でもあります。
また緊張した中でもきちんと実力を発揮できるように本番同様の緊張感のもと、面接練習を重ねましょう。面接練習は家族や友人を相手にするのでは緊張感が得にくいので、普段付き合いのない「親しくない社会人」を相手に行うのがベストです。
本番に近い緊張感が得られますし、社会人の目から見た有益なアドバイスをもらえます。頼める知人がいない場合は就活エージェントなど就活のプロの力を借りるのがオススメです。
また6月から始める就活では、実際に面接を受けるのが7月頃になることから「なぜ今ごろ就活しているのか」と質問される可能性があります。動揺せずしっかり答えられるように、準備しておいてください。そのような質問でもしっかり対策をしていれば怖くありません。キャリchの面接サポートでは、模擬面接などを通して苦手な人を徹底的にサポートします。ぜひ活用してください!
6月から見つけられる「優良企業」の探し方
たくさんの企業の中から、残り少ない優良企業を探すことは簡単ではないでしょう。しかし、しっかり探せばきっと、あなたが「ここで働きたい」と思える企業を見つけられるはずです。6月からの就活でも失敗しない優良企業を探す方法について解説します。
会社説明会への参加
優良企業を探すには、たくさんの会社説明会に参加して、自分で見極めていくという方法があります。
会社説明会で探す方法は、実際に自分の目で会社を見ることによって自分の納得のいく企業を選べるのがメリットです。他の人が飛びつくような条件などがなくても、自分の目で見て自分がよいと思えた企業は自分にとっての優良企業となります。
今は実際に足を運ぶことが難しい場合が多いので、積極的に「オンライン説明会」への参加を試みてください。馴染みがないことから参加に躊躇してしまう気持ちもわかりますが、参加しないと情報は得られませんから、ぜひとも参加してみてください。
これからもしばらくは「オンライン」での就活が続くと予想されますから、慣れるつもりで積極的に参加していきましょう。
就活ナビサイトの利用
優良企業を探すには、リクナビやマイナビなどの就活ナビサイトで優良企業の求人情報を探すという方法があります。パソコンやスマホを使って、時間がない中でも簡単に検索できることがメリットです。
リクナビやマイナビなら掲載数も多いですし、優良企業や大手企業の求人情報を得られます。またリクナビやマイナビ以外にも、特定の学生の就活に強い特化型の就活ナビサイトがあるので、該当する学生は利用するとよいでしょう。
特化型の就活ナビサイトには、部活動で就活に出遅れた学生のための「体育会系就活生特化」サイトや、研究で忙しい学生のための「理系学生特化」サイトなどがあります。
【オススメ】就活エージェントの活用
優良企業を探すには、就活エージェントを利用するという方法が、最も効率よく優良企業を探し出せる手段です。
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効率の悪いキャリアセンターより、プロの就活エージェントを利用する方がずっと早くて確実な成果につながります。
おわりに
6月から就活を始めるのは正直遅いです。特にこれまでにすべきことが何もできていない場合には相当な覚悟が必要となります。
そして今は「新型コロナウイルス」による影響から就活が非常に厳しいものとなっています。すでに様々な形で悪影響を及ぼしていますし、足止めを食っている学生もいると思います。
ただ、だからといってこのままにしておくわけにも行きませんから、今自分が置かれている状況、そして就活の流れをしっかりと把握したうえで就活に挑めるようにしましょう。
出遅れ就活サポートに参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。