就活への口出しにうんざり!そんな人のために上手な対処法教えます
2023年3月23日
自分の就活に対する周りからの口出しに、正直「うざい!」「うるさい!」とウンザリしていませんか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
大手にしろとかあれはダメこれもダメといわれると、本当にムカつきます!就職するのは自分達じゃないのに、ホント身勝手ですよね。
でも親しい間柄の人に、なかなか強くやめてほしい・ウザいとは言えませんよね。言えないからこそ、なおさらストレスも溜まるでしょう。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
そうなんですよ。でも、こっちは人生かかってるんだから口出しせずそっとしておいて欲しいです。どうすれば文句をいわせないようにできますか?
そこでこのコラムでは親やまわりがウザいときに、どう対処すべきなのか・尊重すべき意見はあるのかを解説します。ぜひ参考にしてくださいね!
キャリアプランナー 平崎
就活で親や周りが口出しをしてきたときの対処法
親や周りの口出しというのは、いつの時代も就活生の悩みの種です。”あなたのため”と言いながら、「ああでもない」「こうでもない」と口出ししては就活生を混乱させたり、ストレスを与えたりする事例が少なからずあります。
就活生は就活生自身で考え、より良い将来に向けて努力しているのに、正直そんな風にわずらわされては堪らないですよね。そうした親や周りの口出しに困ったときは、どう対処したら良いのでしょう。
コラムの初めにまずは、そもそも親や周りが就活に口出ししてくる理由と、そうした口出しへの具体的な対処法について解説します。
そもそもなぜ親や周りは口出しをするのか?
もちろん親や周りも、わざと就活生を困らせようとして口出ししているわけではありません。基本的には、本当に「あなたを心配して」就活に口出ししてくれています。親も含めて年輩の人たちから見ると、就活生のあなたは社会人という長いレースの、スタートラインに並ぼうとしているところに見えるのです。
そして運動会で転んでしまわないかと心配したように、今は就活という社会人としてのスタートラインで、どの位置に並ぶか失敗してしまわないようにと心配しています。就活生にとってはわずらわしく感じるかと思いますが、その口出しはいわゆる”転ばぬ先の杖”というやつです。
あなたが可愛いあまりに、あなたの就職先が「ブラック企業じゃないか?」「安定した企業なのか?」などと心配して、ついつい口出しせずにいられないのでしょう。
ただし親によっては、残念ながら自分と子どもの人生を同一化し、自分とは別の人間の人生であることを区別できていないために口出しするケースがあります。就活が学生自身の問題であるにも関わらず、「もっと良い企業があるはず」「大手や公務員じゃないとダメ」などと、親自身の夢や願望を押しつけてしまうのです。
また中には「地元や家の近くで探してほしい」「大学で学んだことを活かしてほしい(そのために大学に行かせた)」など、子どもへの経済的または精神的依存心から、就活に口出しする親もいます。
就活で知り合いが自分に口出ししてきて、ウザいとストレスを感じる就活生はきっと多いでしょう。就活の悩みを相談するなら、キャリchの「就活相談サポート」にご参加ください。プロのキャリアプランナーが、あなたの悩みを聞き解決へと導きます。
まずは聞く耳を持ち、必要な意見かを見極める
まずは聞く耳を持ち、それが自分にとって必要な意見かどうかを見極めるのが、親や周りから就活に口出しされた時に取るべき最初の対処法です。就活への口出しはわずらわしく感じるものですが、意外と的を得ている場合もあります。
何より親や周りはあなたを心配して意見してくれているわけですから、「口出し」というより人生の先輩からのアドバイスだと思って、一度は耳を傾けてみてください。もちろん話を聞いたからといって、その意見を受け入れるも受け入れないも自分次第であり、親や周りの言う通りにしろというのではないです。
「口出ししないで!」とハナから耳を閉ざして拒絶するのでなく、一度話を聞いた上で、それが自分の就活にとって必要な意見かどうかを自分で見極めます。そしてきちんと耳を傾け見極めた結果、もし自分にとって有益な意見だと思えば、素直に受け入れれば良いのです。
その意見を受け入れるにしろ受け入れないにしろ、他の人の考えも聞いてみることで視野が広がりますし、あなたが話を聞く姿勢を見せることで感情的な衝突も避けられます。
あなたの就活はあなたのためのものですが、お互い我を張って意見を押しつけ合うことは、ストレスを高めるだけで何のプラスにもなりません。ですから親や周りからの口出しが嫌だと思っても、まずは落ち着いて話を聞いてみて、それから判断するという姿勢が大切です。
自分がどう働きたいのかを明確にしたうえで親にプレゼンする
親や周りの口出しがしつこいけれど、「自分の意見とは異なる」「受け入れられない」という場合には、親を説得できるようなプレゼンをしましょう。今後社会に出れば、周りと意見がぶつかってしまうことは必ず出てきます。
そんな時、これまで家族や友人の間では「怒る」「すねる」「無視する」などの選択をしてきたかもしれませんが、それは子供のやることです。もちろん社会では通用しないので、今後は自分の意見を曲げたくないのであれば、相手を説得するしかありません。
それと同様に今回も、自分の考えをプレゼンすることによって、自分とは意見の異なる親や周りを説得するのです。ただし口出ししてくる親や周りは大抵「あなたはまだ子供」「自分が正しい」と思い込んでいますので、ただ自分の意見を述べるのではなく、その人たちが納得できるようなプレゼンを心がけます。
そのために必要なことは、自分がどう働きたいのか明確に示すことです。加えて自分がその仕事を選ぶ意味や、その会社で働くメリットなども述べると説得力が増します。あなたがいい加減に将来を決めているわけではなく、自分の意見をしっかり持っている大人なのだと示して、親や周りが口出しする必要はないことを証明してください。
口出し内容別の対処法
前述のように同じ「口出し」と言っても様々な状況がありますので、その内容別に具体的な対処法を記載しておきます。
【やりたい仕事を否定される】
「そんな仕事は将来性がない」「考えるほど甘い仕事じゃない」など、自分のやりたい仕事を否定するような口出しをされる場合には、親や周りを納得させるだけの理由を用意しましょう。
親や周りはあなたがその仕事についてよく理解しないまま将来を選んでしまうことを心配していますので、自分がなぜその仕事がしたいのか、どういう働き方をするつもりなのか、明確なビジョンを示します。
それでもなかなか受け入れてもらえない場合には、「○年はこれで頑張りたい」などと期限を決めて伝えると良いです。
【大手・公務員を勧められる】
「一般企業は安定しない」など大手企業や公務員への就職を無理強いされる場合は、一般企業に就職するメリットと、自分には一般企業の方が合っているということを説明します。
大手企業や公務員を勧める人は、その人自身が大手企業や公務員だったり、社会人経験が浅かったりして、実は一般企業についてよく理解しておらず偏ったイメージを抱いていることが多いです。
資料などから集めた正確な情報を使って誤ったイメージを訂正するとともに、自分がなぜ大手や公務員でなく一般企業に就職したいのか、“一般企業でなくてはならない理由”を合わせて述べると良いでしょう。
【自分の時の就活と比べて話される】
親や周りがその人自身の就活と比べて口出ししてくる場合は、昔と今とでは全く状況が違うということを、資料などと合わせて解説すると良いです。
特に22卒の場合は例年とも異なる特殊な状況ですから、親の世代はもちろん、先輩や兄弟姉妹など近い世代の人と比べられても意味がありません。
同時に、自分とその人とは違う人間であるということもハッキリ伝えましょう。親や周りがどうであれ自分は自分、今の就活から自分がどうして行きたいのかを述べます。
【何を言っても否定される】
親や周りが自分の就活に口出しするだけでなく、あなたの意思を一切無視し、何を言っても否定されてしまう場合は、行動で示すしかありません。
自分自身の希望や意見を押しつけてしまう人は、あなたをまだ子供だと思っていたり、自分と同一化したりしているのです。
<現在の就活の状況や自分が目指したい目標を説明したうえで、それに基づき実際に行動している姿を見せてください。あまりに口出しが過ぎる相手には、時に意見を聞き流し、自分の意志を貫くことも必要です。
基本的は、まず口出ししてくる相手の意見に耳を傾けたうえで、自分の意見を理解してもらえるように説得します。それでも理解が得られない場合には、自分の意思を行動で示すようにしましょう。
意見を受け流す勇気も必要
「内容別の対処法」にもあるように、どうしても理解が得られないような時には、親や周りの意見を受け流すことも必要なことです。できることなら自分を思ってくれる親や周りの気持ちは尊重したいところですが、その口出しをあまりに気にし過ぎると振り回されてしまいます。
将来どのような結果を招くとしても、”実際に就活を行い、そこで働くのは自分”です。その結果つらい思いをするのも親や周りではなく自分なのですから、極端に言えば、自分以外の人があなたの就活をどう思おうと、本質的には関係ありません。
親や周りの口出しに振り回され、自分がこうしたいと決めた道を進めないと、あとあとになって後悔する可能性があります。例えそうなっても時間は遡れませんし、まして「口出しされたから、こんな結果になった」などと言ったところで、親や周りがどうにかしてくれるわけではないのです。
ですから自分の意思が固く、絶対この道を進めないと後悔すると思うなら、時には親や周りの意見を受け流す勇気も必要になります。ただし前述のように親や周りの意見が参考になることもありますので、まずは聞く耳を持って必要な意見かどうかを判断し、自分の考えに理解を得る努力もするべきです。
それでも必要のない口出しを続けられ、あなたの大切な就活がわずらわされてしまう場合には、勇気を持ってその意見を受け流しましょう。
受け入れるべき意見と受け入れてはいけない意見
親や周りは自分の就活でもないのに色々なことを言ってきますから、自分にとってどの意見が必要でどの意見が不要なのか、分からなくなってくることもありますよね。しかし親も含めて周りの口出しに振り回されるのは、のちのち就活を後悔する素となりかねないので、きちんと見極めなくてはいけません。
ここから親や周りの口出しに耳を傾けたうえで、「聞き入れるべき意見」と「聞き入れてはいけない意見」の境界線について解説します。
自分との相性に関わるものは聞き入れよう
親や周りの口出しであなたの就活にとって良い参考となるのは、自分と仕事や、自分と会社との相性に関することです。もちろん他人の意見を鵜呑みにするのは良くありませんが、それでも客観的に見た「あなたという人」との相性について述べられた意見には、聞き入れても良いものがあります。
特にあなたのことをよく分かっている親や、就活エージェントなどの就活のプロが言う、“自分との相性に関わる内容”には聞く耳を持った方が良いです。
例えば、親の言う「あなたは疲れやすいから休みがちゃんと取れる企業の方がいい」といった意見は、生まれた時からあなたを見てきてその個性を把握しているからこそ出る口出しであって、意外と的を得ています。また、就活エージェントは学生と企業をマッチングさせるプロですから、そのアドバイスは客観的かつ的確です。
「性格的に○○業界などが相性良さそう」といった就活エージェントの意見は、多数の学生と企業とを結びつけてきた、知識と経験に基づいています。自分のことは自分でよく理解しているつもりでも、なかなか客観的には見るのは難しいものです。そうした親や就活のプロの相性に関する客観的な意見はあなたの視野を広げ、あなたの就活と将来にとってプラスとなりますので、ぜひ参考にしましょう。
自分の意見を押しつける内容は聞き流す
あなたの就活に対する口出しが、親や周りがその人自身の願望や考えを押しつけているだけのものだったら、聞き流しすのが得策です。
例えば、「絶対に公務員じゃないとダメ」「無名企業なんて絶対にダメ」などと口出しする親もたまにいますが、それではあなたの意向を完全に無視してしまっています。就活は今後の”あなたの人生”を決めるものですから、その人生が「ダメ」かどうかを判断するのは親でなく、あなたのはずです。
そうした口出しは親自身の考えであって、あなたのためを思ってというよりも「自分の子供はこうあってほしい」という親自身の願望に過ぎません。また、「大学で勉強したことを活かせる仕事をしろ」などと言う口出しは論外です。
その口出しには「そのために苦労して大学へ行かせたんだから」という思いが込められていて、親は学費など、あなたを大学へ行かせるために払った犠牲の代償を求めています。しかし進学時の選択が必ずしも適していたとは限らないのですから、今後の長いあなたの人生を思うならば、大学での専攻に関係なく本当にあなたに合った仕事を選ぶべきです。
そういった口出しは親や周りがその人自身の考えや願望を押しつけているだけであって、あなたのためにはなりませんから、勇気を持って聞き流してください。親や周りがその人自身の意見の押しつけでなく、あなたのためになるアドバイスだったら話を聞きましょう。
自分の意志で就活をするために意識すべきこと
万一就活に失敗したとしても、それが自分のせいなら「自業自得」と納得するしかありませんが、他人の口出しに流されて失敗してしまったら、きっとやり切れない思いが残ります。視野を広げておくためにも親や周りの意見を聞くことは大切ですが、自分自身が結果に納得できるように、自分の意思で就活をして行くことの方がもっと大切です。
しかしそうは言っても、親や周りの口出しが強烈だったり、優柔不断で流されやすかったりして、それが難しく感じる人もいるでしょう。そこで、ここからは口出しに負けず自分の意思で就活をするために、どんなことを意識すれば良いのかについてお話ししておきます。
「働くのは自分」ということを忘れてはいけない
あなたはまず、就活をするのもその結果決まった就職先で働くのも、最終的には”自分”だということを忘れないでください。あなたの就活は、これからあなたが働く就職先を決めるためのものであって、親や周りが働く場所を決めるのではないです。
それがどのような就職先だったとしても、そこで満足感を得られるかどうかはあなたの価値観次第であり、親や周りがどう感じるかは全く関係ありません。もしそれが自分には合わない職場だったら、口出しをした親や周りではなくて、あなたが辛い思いをしたり苦労したりすることになります。
もちろん後になってあなたが口出しのせいで就活に失敗したと嘆いても、それに対して親や周りは何の責任も負えないでしょう。良くも悪くも、その就活の結果を引き受けるのは全てあなたなのですから、親や周りがあなたの就職先を決めてしまう権利はないのです。
親や周りの意見も就活の参考にはするべきですが、最終的には自分がのちのち後悔しない選択をして、自分の納得できる形で就活を終わらせることの方が大切になります。
「親やまわりに口出しをされ、自分で就職を決めづらくなり悩んでいる」そう感じている就活生は、ぜひプロのキャリアプランナーに相談をしましょう。キャリchの「就活相談サポート」では無料で専門家に相談ができるので、ぜひスマホから申し込みをしてください。
自分のやりたいことを明確にし、目標のために動く
口出しに負けず自分の意思で就活するためには、自分の中での意思がブレてしまわないよう自分のやりたいことを明確にし、目標のために動いてください。自分自身の意思がブレることで、親や周りの口出しに流されたり、戸惑ったりしてしまう可能性があります。
「自分の強みを活かせるのはこの業界だ!」
「リスクがあっても距離感の近い少人数の会社で働きたい!」
たとえば、そんな風に自分の中にそんなハッキリとした目標がないと、「地元の方がいい」「もっと良い会社がある」などと言わる度に「そうかも」と流されてしまうでしょう。
そのような状態だと「自分の意思」と「親や周りの意見」という2つの異なる方針で就活することになるので、あちらを向いたりこちらを向いたり、結局どうすべきなのか混乱してしまいます。
また親や周りの意見に賛同できなくても、それに反論する自分の中での根拠があいまいなので言われ放題になってしまい、自分の就活に自信を失いかねません。自分の中で自分のやりたいことが明確であれば、あれこれ口出しされても、それを根拠として親や周りを納得させるためのプレゼンができます。
相談する相手と内容を見極めよう
自分の意思で就活するために大切なことは、相談する相手と内容を見極めることです。就活は自分のために自分で行うものですが、たった一人で立ち向かっていくのは心細いですし、思い込みで誤った方向に進んでいても気付けなくなります。
就活での視野を広く保つためにも、周りからの口出しに一度は聞く耳を持ち、また時には周りに意見を求めたり相談したりすることも必要です。ただし前述のように、自分という人間に対する客観的な評価は聞き入れた方が良いですが、その人自身の考えを押しつけているだけの口出しは聞き入れてはいけません。
親や周りの口出しに振り回されるのでなく、聞き入れるべき内容かどうか、自分自身でしっかりと見極めてください。迷ったときに相談する場合も、あらかじめ自分にとって有益となる意見をもらえる人に相談しましょう。
就活関連の話を相談する相手として、特にオススメなのは就活エージェントです。親や周りはあなたのことを思ってくれてはいても就活については素人ですが、就活エージェントなら”就活目線”による的確な意見を述べてくれるので、確実に参考になります。
また就活エージェントは良い意味で「他人」なので、その人自身の願望を押しつけるような、不要な口出しはあり得ません。口出しというより、客観的に見てあなたのためになるアドバイスをしてくれますから、利用した方が良いです。
キャリchでも「就活相談サポート」というイベントを開催し、就活生へのアドバイスを行っています。キャリchを運営するプロのキャリアプランナーが、マンツーマンで相談に乗る完全無料のイベントです。
「周りの口出しに困っている」でも「色々言われて自信がなくなってきた」でも、就活に関することなら何でも相談に乗ります。キャリchがあなたの強力な味方となって就活全体を支えますので、ぜひ一緒に”あなたの意思による、あなたのための内定獲得”を目指しましょう!
おわりに
親や周りの口出しにウンザリしているかもしれませんが、その口出しがあなたの就活にとって参考になることもあるので、まずは聞く耳を持って話を聞いてみてください。
その上で「自分の考えとは違う」「自分の意見を曲げなくない」と判断した場合は、口出しする親や周りが納得できるように、自分のやりたいことを明確にしてプレゼンします。
それでも親や周りがその人自身の考えを一方的に押しつけてくる場合は、あえてその口出しを聞き流す勇気も必要です。
あなたの就活は他の誰でもない「あなた」のためのものですから、自分の意思をしっかり持って行っていきましょう。