内定をもらうにはどうすればいい?内定がもらえる人の特徴から紐解いていこう
2022年3月24日
早期化されている23卒の就活ですが、順調に進んでいますか?
23卒はコロナの影響もあってすでに就活を始めている人が多く、中には内定を獲得している人もいることから“内定”について考えている人も多いでしょう。
内定は将来を約束された証といえるものですので、就活においてはこの内定獲得を目標に行動していきますから、就活序盤から頭の中は内定でいっぱいだと思います。
23卒の就活は早期化されていることもあり、なかには既に“内定がもらえない”と悩む人もいるでしょうし、実際この時期から内定について考えていかないとあっという間に手遅れなってしまいます。
ではそんな内定ですが、どうしたら獲得できるのでしょうか?
今回キャリchではそんな、内定をもらうにはどうすればいいのか、その方法についてご紹介します。これから就活を本格化させる人、そしてすでに内定がもらえないと悩む人必見です!
内定がもらえる人の5つの特徴
就活は企業と学生との相性を図るものですので、「高学歴」「見た目がいい」といった表面的なことでは判断されません。内定をもらえる人には、このような表面的なことではない共通の特徴があるのです。
では具体的に内定がもらえる人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここではそんな内定がもらえる人の特徴についてご紹介します。内定をもらうにはまず、内定がもらえる人の特徴を知ることが大切ですのでしっかりと確認していきましょう。
第一印象が良い
内定がもらえる人の特徴としてまず挙げられるのが「第一印象の良さ」です。人の印象は会って数秒で決まるといわれており、その中で第一印象がいつまでも残り続ける「初頭効果」という影響を強く受けます。
初頭効果とは最初に与えられた情報がのちの情報に影響を及ぼす現象です。つまり就活においても第一印象によって合否にも影響を及ぼし、結果も左右されるというわけです。そして内定がもらえる人はこの第一印象はよいことによって、いつまでも印象が良く、結果として内定にも結びつくます。
特に第一印象は企業と学生とが初めて接触する機会である一次面接について重要視されている項目ですので、一次面接がなかなか通過しない人は第一印象に問題がある可能性が高いでしょう。
コミュニケーション能力がある
内定をもらえる人は共通してコミュニケーション能力が高い傾向にあります。なぜコミュニケーション能力が高いのかというと、多くの企業ではコミュニケーション能力の有無を重要視しており、そしてコミュニケーション能力が高い人材を求めているからです。
新卒は社会人としての経験がありませんから、仕事による実績などがありません。そのためまずは社会人として、そして会社の一員としてふさわしいかどうかを判断するためにコミュニケーション能力が重要になってくるのです。
仕事適応力やスキルなどは入社してからでも身に付けられますが、コミュニケーション能力はどの業種においても欠かせないものとなりますから、はじめから兼ね備えていないと内定には結び付きません。
そのため、最近ではコミュニケーション能力を最も重要視している企業も多くあることから、コミュニケーション能力の高さこそが内定へと結びつくカギというわけです。
企業の求める人物像を理解している
企業の求める人物像を理解している人も、内定をもらえる人の特徴として挙げられます。就活では学生が企業を選ぶように、企業側も学生を選んでいますから、お互いにとって相性が良いと判断されないと結びつきません。
そのためには学生自身が企業を求める人物像を把握したうえで選択できていないといけませんので、それらを理解し、選考を通して理解していることを示せている人こそが内定をもらえるというわけです。
また、企業側は企業に対する熱意がある人を好みますし、企業が求める人物像を理解しているということは企業理解の深さにもつながるため、好印象なのです。
将来像が明確で、決意を感じ取れる
将来像が明確で、決意を感じ取れる人も内定をもらえる人の特徴として挙げられます。将来どうなりたいのか、どのように働いていきたいのかなどがハッキリしている人は目指すべき“目標”が明確なため、目標達成のために行動できます。そしてその行動から決意を感じ取れるため、内定へとつながるというわけです。
目標達成のために行動する人は就活に積極的な証で、積極的な姿勢は熱意の表しでもあることから、企業に対して熱意がある、志望度が高いと評価されるのです。
また、将来像が明確かどうかは学生の就活軸が明確かどうかで判断します。就活軸とは自分の将来像を叶えるための企業選びをするうえでの基準となるものですので、この軸がブレているようでは決意を感じられないですし、行動にもつながらないというわけです。
ですから、将来像が明確なうえ、その将来像を叶えるための軸が明確な人ほど決意を示すことができ、内定をもらうことができるのです。
情報収集がしっかりできている
内定をもらえる人は、情報収集がしっかりできているという特徴もあります。就活は今後の人生を左右するほど重大な決断をするということで、いかに情報を集められるかがポイントとなります。そしてその情報量が多い人こそが、正しい道へと自分を導くことができ、内定がもらえるというわけです。
また、情報を集めるためには積極的に行動する必要があり、その行動力こそが企業側は評価する部分にあたるため、選考においても有利に働き、結果として内定にも近づきやすくなります。
特に今年はコロナの影響もあり、例年とは違った就活となっていますから、より早く、そしてより多くの情報を得ることが大切で、それらができている人はすでに内定を獲得しているというわけです。
内定をもらうにはどうすればいい?
内定をもらえる人の特徴を理解したら、次はそんな“内定がもらえる人”になるための対策をしていきましょう。内定をもらうためにはまず、事前に準備すべきことがありますのでまずはそこから確認していきましょう。
ここではそんな、内定をもらうためにすべき事前準備について解説します。これから就活を始める人も、すでに就活をはじめ、内定がもらえないと悩む人もどちらも大切な作業となりますのでしっかりと確認していきましょう。
“内定がもらえない人”にならない・卒業する
内定をもらうにはまず、“内定がもらえない人”にならない、そして卒業する必要があります。これから就活を始める人は内定がもらえない人になってしまわぬよう、事前に対策する必要がありますし、すでに就活をはじめ内定がもらえていない場合には“内定がもらえない人”というわけですから、まずはそこから打破しなくてはなりません。
具体的な“内定がもらえない人”の特徴とは下記のとおりです。
- 第一印象が悪い
→清潔感のない身なり、言葉遣いが悪い、敬語が使えていない、笑顔がないなどといった第一印象に影響する部分に問題があると自信がなさそうに見えてしまい、またコミュニケーション能力も低いと判断され、内定は遠のきます。 - 業界・企業選びに失敗している
→学生と企業とのお互いにとって相性が良いと判断されない場合には内定に結びつきませんし、企業が求めている人材を把握していないとも判断されるため内定はもらえません。 - 準備不足
→自己分析や業界・企業研究などが不足し、就活軸が不明確なことで将来像が明確ではない・熱意や決意を感じられないと判断されてしまい、内定が遠のく。 - 情報不足
→企業に関する情報や就活全体の情報不足は内定を遠ざけます。特に今年はコロナの影響もありますから、情報不足は欠点となります。
上記を参考に、内定がもらえない人の特徴を把握し、そうならないための対策、そして自分に当てはまる特徴の改善に努めましょう。欠点は作らない、欠点はなくすことが内定をもらうには大切なことです。
自分の将来像を明確にする
内定をもらうには将来像を明確にすることも大切です。就活は自分が思い描く将来像のために必要な“仕事・企業選び”の選択を行う場ですので、その道筋、そしてゴールとなる将来像をまずは明確にしなくてはなりません。
将来像を明確にするには、その将来像を叶えるためにはどんな仕事をすべきなのか、どのような行動を取ることでその夢を叶えられるのか、また5年後、10年後と段階を踏みながらどうキャリアアップしていきたいのか、また実際にどう自分は成長するのかを考えていきましょう。
また、「何年後に結婚したい」「何年後にマイホームを購入したい」などといったプライベートな願望から、その夢をかなえるためにはどのような選択・行動が必要なのかを考えていくと、より将来像が明確になっていくでしょう。
将来像は自分にとっての“夢”ではありますが、そうなるための“目標”にもなりますから、目標達成のための道筋・ゴールを明確にすることは内定獲得のために欠かせないものとなります。
内定獲得までの流れを把握する
内定をもらうには、内定獲得までの流れを把握することも大切です。23卒の就活は就活ルール廃止に新型コロナウイルスの影響も大きく受けますから、今まで通りというわけにはいきません。
そして決められたマニュアル通りにいかない就活には“情報”が非常に重要になります。今どのような企業が採用活動を行っているのか、全体の動きはどうなっているのかなどを知るために常にアンテナを張ることが大切で、そして積極的に情報を収集していく必要があります。
また、就活全体の流れはもちろん、自己分析から「自分」の情報や、業界・企業研究によって「業界・企業」の情報を得ることも大切です。そのためにも他者を利用した他己分析を用いたり、説明会やインターンシップなどへ積極的に参加していきましょう。
次項より具体的な内定獲得のための行動を解説しますが、情報収集や将来像を明確にする行動は大前提の作業となりますので、しっかりと行いましょう。
プロが解説!内定をもらうための秘訣
いくら内定をもらえる人の特徴をわかっても、自分がその特徴を兼ね備えていないと内定はもらえません。では、そんな内定をもらえる人の特徴に自分を当てはめるためにはどうすればいいのでしょうか。
ここではそんな内定をもらうための秘訣について解説します。内定をもらうためには正しいやり方で対策・行動する必要がありますので、しっかりとチェックしていきましょう。
自己分析と業界・企業研究から就活軸を明確にする
内定をもらうにはまず、将来像を叶えるために必要な「就活軸」を明確にする必要があります。そのためにも徹底した自己分析と業界・企業研究が欠かせません。
就活軸は自分の将来像を叶えるための企業選びをするうえでの基準となり、それら基準は自分と企業との相性を考えることが大切です。ですからまずは自分についての理解をしっかりと深め、自分の強みがどの業界でどう活かせるのか、どの業界で役立つのかを考えていきましょう。
そして将来像と合わせ、自分に合うとされる業界や企業についての理解を深め、実際に自分との相性を考えながら企業選びをするうえで欠かせない条件を決めていきます。
就活軸は自分の将来像を叶えるための軸ではありますが、仕事というものは自分がしたいことよりも「自分にできること」を意識して選んだ方が良いとされており、就活においてもそのような基準から選んだ企業の方が内定を獲得しやすいので意識してみましょう。
模擬面接から第一印象とコミュニケーション能力を磨く
就活軸を明確にしたら次に、模擬面接を通して第一印象とコミュニケーション能力を磨いていきましょう。身だしなみや正しい言葉遣いといったものは自分の力で簡単に身に付けられますが、第一印象をよくするためには他者から判断される評価が重要となりますし、コミュニケーション能力も自分一人では向上を図れませんから、模擬面接を用いる必要があるのです。
模擬面接を通せば第一印象がよくなり、コミュニケーション能力も身に付けることができますし、面接の雰囲気になれることで自分の力を発揮しやすくなり、就活力アップになるため一石二鳥です。
そして模擬面接を通してより力をつけるためには、模擬面接を行う人を親しい人ではなく、緊張感を持てる相手にすることがポイントです。そうすることでより本番に近い緊張感ある雰囲気を演出できますし、その緊張感があるからこそコミュニケーション能力や面接力を向上させることができるのです。
また就活エージェントやキャリアセンターなどは就活のプロであるため、的確なアドバイスを受けることができるため、確実に力をつけることができ、内定にもグッと近づきます。
場数を踏んで実践を通して力をつける
模擬面接から基礎部分を強化したら次は実践を通して力をつけていきましょう。練習も大切ですが、そればかりをしていては内定には近づけませんから、内定に近づくための行動を取ることは内定をもらうために必要な行動です。
実践を通せば本番の雰囲気を知ることができますし、企業や業界についても理解を深めることができるため、確実に力をつけることができます。そしてこの経験こそが内定率をグッと上げるのです。
また、今年はコロナの影響もあって就活自体が不安定ですから、とにかく行動することが大切ですので自身の就活力向上の目的と合わせて積極的に行動し、合わせて情報も収集していきましょう。
ただし、数打ちゃ当たるの考えから行動するのはNGです。内定は自分と企業との相性が重要になりますから、就活軸に当てはまらないような企業を受けていても内定に結びつかないだけでなく、就活力アップにもつながりません。ですから、力をつけるためにも自分の軸に当てはまる企業を選んで選考を受けましょう。
ご時世的に就活エージェントのサポートは欠かせない!
内定をもらうには様々な準備や行動が必要になりますが、23卒の就活においては“就活エージェントとの連携”は欠かせないものとなることを覚えておいてください。
このご時世、思うように外出や移動ができないということで就活に制限がかかることになります。また経済状況も乱れていますから採用活動を行っている企業に偏りもありますし、感染拡大防止の影響から合同説明会の中止が相次ぐことで企業を探し出しにくいという欠点もあります。
しかしそれでも就活をしなくてはいけませんから、厳しい環境の中でも内定獲得を狙うために就活エージェントのサポートが欠かせないのです。就活エージェントはコロナ禍の影響を受けている就活市場を全て把握していますし、そんな厳しい環境からでも内定をもらうために万全のサポートをしてくれます。
キャリchでも内定をもらうためのサポートを行うイベント「就活相談サポート」を開催しています。内定をもらえる人になるためのサポートから厳しい就活を乗り越えるためのフォローを行います。必ずあなたの助けになります。ぜひ気楽にご参加ください!
おわりに
コロナ禍によって23卒の就活は早期化されており、その影響からすでに内定を意識する人は多くいます。就活は内定をもらうことを目的に活動するものですので、内定に関して敏感になるのは当然でしょう。
そんな内定はもらえる人ともらえない人と別れており、内定をもらえる人には共通した特徴がいくつかあります。つまり、内定をもらうには内定をもらえる人の特徴を理解し、正しい対策をしていく必要があるのです。
そのために大切なのが将来像や就活軸を明確することで、そこから正しいやり方から対策・行動を取っていましょう。またコロナ禍ということもあって就活エージェントのサポートは欠かせませんので、ぜひとも就活エージェントと二人三脚で就活を乗り越えていきましょう。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。