インターンシップとは?参加する意味や種類、メリットなどを解説
2023年11月10日
ついに就活が始まりましたね。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
ついにです。就活は何から始めればいいですか?
就活では、自己分析をしたりインターンシップに参加したりすることで、希望する職場が見つかりますよ。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
インターンシップってよく聞きますけど、よくわかりません。具体的にはどんなものなんですか?
任せてください!このコラムでは、インターンシップとはどのようなイベントなのか解説します。種類や参加するメリット、申込み方など、インターンシップについての理解度を高め、就活を有利に進めましょう。
キャリアアドバイザー 廣瀬
目次
インターンシップとは?
インターンシップとは、企業で行われている実務体験です。インターンシップにはさまざまな種類があり、タイプによって目的や内容が異なります。
厚生労働省によると、これまでインターンシップと呼ばれていたものは、「キャリア形成支援」に呼び方を変更すると発表されました。今後はその中でも、特定の条件を満たすもののみが「インターンシップ」と呼ばれることになります(参照元:令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります 厚生労働省)。
変更後のインターンシップの取扱いに関しては、後ほど詳しく解説します。ここで覚えてほしいのは、制度変更後も変わらないインターンシップの開催時期と、企業がインターンシップを開催する意味です。
インターンシップの開催時期とは
インターンシップを実施する時期は、主に夏と秋冬の2つに分けられます。場合によっては、大学1年生から受けられるインターンシップもあるのがポイントです。
サマーインターンは、早く就活を始めた学生をターゲットに実施されており、外資やベンチャー企業が多いのが特徴です。
秋冬インターンシップは、一般的に就活を始めるタイミングに合わせた時期に開催されています。サマーインターンシップに参加できなかった学生も、ぜひ参加しましょう。
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企業がインターンシップを開催する意味とは?
企業がインターンシップを開催する意味は、下記があげられます。
- 認知拡大
- 自社に合う学生の発掘
- 入社後ミスマッチの予防
企業は、インターンシップを通じて、優秀な若者を見つけ出し、将来のリーダー・マネージャー・部長となる人材を見つけようとしています。
また、認知拡大を目的として、インターンシップを開催しています。インターンシップの内容が良ければ、評判が広まり、多くの学生が参加してくれるはずです。結果的に、自社に合う優秀な人材を見つけるために役立ちます。
さらに、入社後ミスマッチの予防を目的としても実施しています。企業のインターンシップに参加し、自分に合うか否かを見極めたうえで選考を受ければ、ある程度の事業や企業理解ができているため、ミスマッチを回避できるはずです。
そのうえで、書類選考や面接選考を実施すれば、より自社に合う人材を見つけられるわけです。そのため、入社後ミスマッチを回避するためには、インターンシップへの参加は不可欠だと言えます。
どのようなインターンシップに参加すればいいのかわからない就活生は、キャリチャンの就活支援サービス「25卒就活サポート」に参加してください。就活のプロが学生とのヒアリングを通じて最善のインターンシップを提案し、早期内定が獲得できるようサポートします。
変更後のインターンシップ4つの種類とは
2023年度からインターンシップの取扱いが変わると、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意のもと発表されました(参照元:何が変わるの? これからのインターンシップ 2023年3月採用と大学教育の未来に関する産学業協議会)。
変更後のインターンシップの種類と特徴については、下記のとおりです。
種類 | 特徴 |
---|---|
オープンカンパニー | 個社や業界に関する情報提供・PR |
キャリア教育 | 働くことへの理解を深めるための教育 |
汎用的能力・専門活用型インターンシップ | 中期就業体験 |
高度専門型インターンシップ | 長期就業体験 |
上記の「オープンカンパニー」と「キャリア教育」については、インターンシップと称さないことが決められました。就活生も、インターンシップの変更を把握しておかなければ、誤って申し込んでしまう可能性があるので注意しましょう。
それぞれのタイプにおける内容について詳しく解説します。
タイプ1.オープンカンパニー
オープンカンパニーの具体的な内容は、下記のとおりです。
目的 | 個社や業界に関する情報提供・PR |
---|---|
代表的ケース | 企業・就職情報会社や大学キャリアセンターが主催するイベント・説明会 |
就業体験の有無 | なし |
参加期間(所要日数) | 超短期間(単日) |
実施時期 | 時間帯やオンラインの活用等、学業両立に配慮し、学士・修士・博士課程の全期間(年次不問) |
取得した学生情報の採用活動への活用 | 不可 |
オープンカンパニーは、これまで1dayインターンシップと呼ばれていた、企業説明会型のキャリア形成支援活動です。ただし、以前と違って年次を問わず参加できるようになり、早いうちからさまざまな企業と接触できるようになりました。
就活解禁前に会社説明会に参加したい場合は、オープンカンパニーと称されているイベントを見つけましょう。
タイプ2.キャリア教育
キャリア教育の具体的な内容は、下記のとおりです。
目的 | 働くことへの理解を深めるための教育 |
---|---|
代表的ケース |
大学等が主導する授業・産学協働プログラム(正課・正課外を問わない) 企業がCSRとして実施するプログラム |
就業体験の有無 | 任意 |
参加期間(所要日数) | 授業・プログラムによって異なる |
実施時期 | 学士・修士・博士課程の全期間(年次不問)ただし、企業主催の場合、時間帯やオンラインの活用等、学業両立に配慮 |
取得した学生情報の採用活動への活用 | 不可 |
キャリア教育は、企業だけでなく、通っている大学の講義も含まれるようになりました。社会や仕事に関する勉強に関しては、キャリア教育に参加するようにしましょう。
タイプ3.汎用的能力・専門活用型インターンシップ
汎用的能力・専門活用型インターンシップの具体的な内容は、下記のとおりです。
目的 | 就業体験を通じて、自らの能力を見極める |
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代表的ケース | 企業単独または大学等が企業や地域コンソーシアムと連携して実施するプログラム |
就業体験の有無 |
就業体験要件 学生の参加期間の半分を超える日数を職場での就業体験に充てる(テレワークが常態化している場合は、テレワークも可) 指導要件 就業体験では、職場の社員が学生を指導し、インターンシップ終了後、学生に対しフィードバックを行う |
参加期間(所要日数) |
汎用t系能力活用型は短期(5日間以上) 専門活用型は長期(2週間以上) |
実施時期 | 学部3年・4年ないしは修士1年・2年の長期休暇期間(夏休み、冬休み、入試休み、春休み)ただし、大学正課および博士課程は、長期休暇に限定されない |
取得した学生情報の採用活動への活用 | 採用活動開始以降に限り可 |
汎用的能力・専門活用型インターンシップでは、募集要項等に下記の項目に関する情報が記載されているので、確認するようにしましょう。
- プログラムの趣旨
- 実施時期・期間、場所、募集人数、選抜方法、無給/有給等
- 就業体験の内容
- 就業体験を行う際に必要な能力
- インターンシップにおけるフィードバック
- 採用活動開始以降に限り、インターンシップを通じて取得した学生情報を活用する旨
- 当該年度のインターンシップ実施計画
- インターンシップ実施に係る実績概要
- 採用選考活動等の実績概要
タイプ4.高度専門型インターンシップ
高度専門型インターンシップの具体的な内容は、下記のとおりです。
目的 | 就業体験を通じて、実践力の向上をはかる |
---|---|
代表的ケース |
ジョブ型研究インターンシップ 高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップ |
就業体験の有無 | 必須 |
参加期間(所要日数) |
ジョブ型研究インターンシップは長期(2ヵ月以上) 高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップは検討中 |
実施時期 | – |
取得した学生情報の採用活動への活用 | 採用活動開始以降に限り可 |
高度専門型インターンシップは、中長期的なプログラムになるため、時間にある程度の余裕がある学生向きと言えるでしょう。
インターンシップの変化によって想定すべきことは?
インターンシップの取扱いが変化したことによって、学生側も柔軟に対応する必要性が求められます。
インターンシップは、学生にとってミスマッチを予防する重要なイベントになるため、下記についてしっかりと確認しておきましょう。
参加する時期によってタイプを選択する
インターンシップの取扱いが変化したことによって、自分の状況に合わせた選択が必要となりました。学生の中には、大学1年・2年生から対策を始めているケースもあるはずです。
しかし、インターンシップの変更により、大学1年・2年生が参加できるのは、対象年次を問わない「オープンカンパニー」または「キャリア教育」となります。大学3年・4年生は、タイプ問わず参加できますが、状況に応じて選択しなくてはいけません。
たとえば、インターンシップに参加する時間がある場合は「 汎用的能力・専門活用型インターンシップ」や「高度専門型インターンシップ」に参加しても問題ないでしょう。
しかし、大学3年生の秋や4年生から就活を始めた学生は、インターンシップへの参加が間に合わない可能性があります。その場合「オープンカンパニー」または「キャリア教育」への参加になるかもしれません。
学生は、インターンシップの取り扱いが変化したことによる、柔軟性が必要になるでしょう。
目的によって種類を決める
インターンシップの変化に伴い、学生と企業の双方が考慮すべき重要な要素が増えています。その中で、とくに注目すべき点として、インターンシップの目的に応じた適切な選択が求められるでしょう。
一部の学生は、将来のキャリアの方向性を見つけるために、特定の業界や職種に焦点を合わせたインターンシップを希望するかもしれません。
これに対して、実務経験を積むことを重視し、異なる業界や職種を探求したい学生もいます。企業側も、新たな才能を見つけ出すか、将来の従業員を育成するか、目的に合わせたプログラムの設計が必要になるはずです。
インターンシップの目的を明確にすることは、参加者にとっても企業にとっても重要です。学生は、自分の職業的な興味や目標に合ったタイプを選択することで、より有益な体験を選べます。
自分が求める内容によってタイプを選ばなければ、時間を無駄にしてしまうかもしれません。充実した就活を行うためにも、目的を明確にしてから参加するようにしましょう。
インターンシップに参加する5つのメリットとは
インターンシップに参加するメリットは、下記のとおりです。
学生の中には「インターンシップに参加してもいいんじゃない」と思うときもあるでしょう。しかし、インターンシップは、就活を成功させるうえで重要なプロセスです。
インターンシップに参加するメリットを理解したうえで、就活を行いましょう。
1.ミスマッチを防止できる
インターンシップに参加するメリットの1つは、ミスマッチの予防です。
学生は、インターンシップを経験することで、実際の職場環境や業務内容を体験する機会を得ます。これは、自分の職業的な興味・関心が特定の業界や職種と合致しているかどうかを確認するための貴重な手段です。
多くの学生が大学で学んだ理論や知識が、実際の仕事にどのように関連しているかを理解できます。
インターンシップでは、自分自身の価値観や社会人としての基礎、職場での振る舞いについても勉強できます。これは、将来の職場での適応力やプロとしての意識を高めるうえで非常に重要です。
ミスマッチを防止するという点では、企業側にもメリットがあります。企業はインターンシップを通じて、参加者との相性を評価し、将来の採用についての判断材料を得ることが可能です。企業と学生の双方がマッチしているか自覚することは、ミスマッチの防止に繋がります。
学生は、実務経験を通じて自己理解を深め、自身のキャリア目標に合致した職種や業界を見つけられるでしょう。
2.働くイメージが持てる
働くイメージが持てるのも、インターンシップに参加するメリットです。
多くの学生は、大学で学んだ理論や知識を実際の職場でどのように応用するのか、どのような業務が待っているのか、正確なイメージを持っていません。こうした疑問や不安を抱えたまま、卒業後のキャリア選択を迫られるときがあります。
インターンシップは、実施の職場体験を通じて、学生が就職に対して抱える不安や疑問を解決してくれます。学生は、実際の職場で働く機会を得ることで、仕事の現実を目の当たりにし、働くイメージを具体的に持てます。
インターンシップでは、業務の具体的な内容や求められるスキル、職場の雰囲気、文化などを直接学べるはずです。
インターンシップは、学生が将来の職業選択を検討する際に役立ちます。学生は、自分の興味やスキルがどの職種・業界に適しているのかを明確にすることで、将来のキャリアを築く手助けとなるはずです。
また、実際の職場経験を通じて、働くことの現実を理解し、適応する準備ができるでしょう。
インターンシップへの参加は、学生が働くイメージを具体化し、将来を見据えたうえでの職業選択ができます。実務経験を通じて得た洞察は、就職活動においても重要な資産となり、キャリアの方向性を明確にする手助けとなるでしょう。
3.キャリアビジョンが描ける
キャリアビジョンが描けるのも、インターンシップに参加するメリットです。インターンシップに参加することは、将来のキャリア形成に対して多くのメリットをもたらします。
多くの学生は、大学で学んだことや自身の興味をもとに、将来の職業・キャリアについて漠然としたアイディアを持っています。しかし、それが具体的なキャリアプランに結びついているかどうかを正確に把握することは困難です。
なぜなら、社会人として経験がないことから、働くイメージを持てないためです。
学生は、インターンシップで実際の内容や職場の雰囲気を体験することで、どの職種や業界が自分に合っているのかを明確に理解できます。また、インターンシップを通じて得た実務経験やスキルは、将来のキャリアにどのように活かせるかを考える手助けとなるはずです。
キャリアビジョンを描くことは、将来の職業選択において非常に重要です。具体的な目標を持つことは、モチベーションを高め、キャリアパスを明確にするのに役立ちます。
また、企業側にとっても、インターンシップを通じて学生のキャリアビジョンを理解し、将来の採用に活かせるはずです。
インターンシップへ参加し、キャリアビジョンが描けるようになることは、学生と企業の双方にとってメリットになるでしょう。
4.本選考を有利に進められる
本選考を有利に進められるのも、インターンシップに参加するメリットです。
学生は、インターンシップを経験することで、実務経験を積む機会が得られます。これは、就職活動において非常に有利な要素です。
なぜなら、多くの企業は実務経験を持つ学生を採用することを好意的に考えており、インターンシップを通じて得たスキルや知識は、選考プロセスにおいて大きなアドバンテージとなるからです。
インターンシップに参加すれば、自分の能力・適性を具体的に示せるため、履歴書やES、面接で実際の業務経験を通じて得た成果をアピールできるでしょう。企業側としては、インターンシップに参加したことによる学生のポテンシャルや熱意をを評価しやすくなります。
また、インターンシップを経験した学生は、企業の文化や価値観についても理解を深められます。企業は、自社についての理解度が深ければ深いほど、志望意欲が強いと認識するため、採用に積極的な姿勢を見せるはずです。
そのため、インターンシップを経験することは、学生が就活を有利な立場で進めるために役立ちます。実務経験を通じて、自身の能力や適性をアピールできれば、企業にとって魅力的な人材として評価されるでしょう。
5.内定に直結する可能性がある
内定に直結する可能性があるのも、インターンシップに参加するメリットです。
多くの企業は、インターンシップを通じて学生との関係を構築し、優秀な就活生を将来の正社員として採用することを考えています。実際にインターンシップを経験した学生は、企業内の業務や文化に精通し、適性を発揮できることが証明されているはずです。
したがって、インターンシップを通じて優れたパフォーマンスを発揮する学生は、内定の候補として非常に有望視されます。
また、以前からインターンシップを通じて採用活動を実施する企業はありましたが、制度の変更によって条件を満たせば「採用直結型インターン」も公式に認められるようになりました。
そのため、インターンシップから採用活動が始まるケースが増えると予想されます。気になる企業がインターンシップを開催している場合は、積極的に参加するようにしましょう。
インターンシップに参加しても内定を獲得できるか不安になる学生は、キャリチャンの就活支援サービス「25卒就活サポート」に参加してください。インターンシップなどに関する悩みや不安をプロの専門家が解決し、早期内定へと導きます。
インターンシップに申し込む手順とは
インターンシップに申し込む手順は、下記のとおりです。
インターンシップに参加したいけど、申し込み方がわからない場合は、ぜひ参考にしてください。
ステップ1.Webサイト・アプリ・SNSから調べる
インターンシップに申し込むときは、Webサイトやアプリ、SNSから開催している企業を調べます。
求人広告でもアナウンスしている場合があるため、さまざまなツールを活用して調査するようにしましょう。
また、インターンシップに参加する場合は、まず情報取集が不可欠です。インターンシップは、さまざまな企業で開催され、1社ごとに特徴が異なります。
誤った情報を入手して参加してしまうと、時間を無駄にしてしまうかもしれません。自分が希望するインターンシップを見つけるためにも、情報収集をしっかりと行いましょう。
インターンシップへの参加が不安な場合は、下記のコラムを参照ください。
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ステップ2.興味・関心がある条件に絞る
インターンシップの開催情報を入手した次は、興味・関心がある条件に絞りましょう。
インターンシップは、とにかく参加すればいいとは限りません。その理由は、志望意欲や興味・関心がないインターンシップに参加しても、時間を無駄にするからです。
就活は、時間との勝負でもあります。エントリーが1日遅れただけで、募集を終了している可能性があるはずです。
時間を有効活用するには、参加するインターンシップを見極める必要があります。
そのため、集めたインターンシップ情報の中から、興味・関心があるものに絞ることが重要です。ただし、絞りすぎても経験不足になるかもしれないため、3〜5社を厳選するようにしましょう。
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使える!業界説明&動向まとめ
ステップ3.ES・志望動機を作成する
インターンシップの中には、参加するためにES・志望動機の提出を設けているケースがあります。ES・志望動機を設ける理由は、より意欲・熱意が強い学生に参加してほしいからです。
企業としては、志望意欲が高い学生を1人でも多く参加させたいと考えています。ES・志望動機を通じて、どの企業でも経験できるような理由を書いている学生は、参加を断られる可能性が高くなるでしょう。
ES・志望動機を作成するときは、「同じ業界ならどこでもいい」と思われないよう、その企業でないといけない理由を盛り込むのがポイントです。
「〇〇業界に興味があります」など、ありきたりな理由にならないように注意しましょう。
【就活対策資料】
履歴書・ES作成マニュアル!
【就活対策資料】
志望動機作成マニュアル
ステップ4.インターンシップ選考に参加する
ES・志望動機の選考を通過できれば、インターンシップへ参加できる場合が多いです。ただし、中にはインターンシップ選考でも面接を筆記試験や面接が実施される企業もあるので注意してください。
参加を希望するインターンシップでどんな選考が行われるのか事前に確認し、必要な対策をしておきましょう。インターンシップは採用に直結しますし、今のうちに対策しておけば、本選考に向けた予行演習にもなります。
そのため、インターンシップ選考に向けた準備は、妥協せずに取り組むことが大切です。結果的に、企業へ熱意や意欲が伝わり、好印象を与えられる可能性が高くなるでしょう。
インターンシップ選考については、下記のコラムで詳しく解説しています。
インターンシップに参加するときの4つのポイントとは
インターンシップ選考に受かり、実際にインターンシップに参加するときのポイントは、下記のとおりです。
インターンシップを貴重な時間にするためには、上記のポイントを理解しておきましょう。
1.自己分析で自己理解を深める
インターンシップに参加するときのポイントの1つは、自己分析で自己理解を深めることです。
インターンシップの前にまず自己分析を行うことで、自分の目標や希望を明確にできます。どのような職種や業界に興味を持っているのか、どのようなスキルを発展させたいのか、自分のキャリアに関する具体的な目標を設定することが重要です。
目標や希望を明確にすることで、適切なインターンシップを選択し、目標に向かって効果的な取り組みができます。
また、自己分析は自身の強みと弱みを正確に評価する手助けとなるはずです。自分の得意分野やスキルを認識することで、どのような業務やプロジェクトに貢献できるのかを把握できます。
逆に、改善が必要なスキルや不足している能力を認識し、対策を考えることも重要です。
さらに、自己分析は自身の興味や価値観を明確にする際に役立ちます。何に熱中し、どのような仕事が自分に合っているかを理解することは、インターンシップの選択に重要です。
自分が共感できる企業やプロジェクトに参加することで、モチベーションを高め、より充実感を感じられます。
自己分析は、インターンシップ参加の前に行うべき重要なステップです。自分自身の強みや弱み、興味・価値観を理解することは、インターンシップでの成功に繋がるでしょう。
自己分析の方法がわからない場合は、キャリチャンの「自己分析ワークシート」を利用ください。
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2.目的を明確にする
目的を明確にするのも、インターンシップに参加するときのポイントです。
インターンシップでは、何を学び、どのような経験を積みたいのかを自分に問いかけることが大切です。目的が明確であれば、自分が参加すべきインターンシップを選択する手助けとなります。
また、目的を明確にすることは、インターンシップ中の行動や取り組みに影響を与えます。なぜなら、自身の目標を意識して、どのようなスキルを磨き、どのようなプロジェクトに参加すべきかを考えられるからです。
明確な目的があれば、迷いや混乱を減らせるため、インターンシップを通じてより成長できます。
さらに、目的を明確にすることは、インターンシップを通じての成果を評価しやすくします。目標を設定し、達成度を測定することで、自分の成長や貢献を客観的に評価できるはずです。
将来のキャリアにおいても、目的を持った経験が履歴書や面接での強みとなるでしょう。
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3.積極的な姿勢を見せる
積極的な姿勢を見せるのも、インターンシップに参加するときのポイントです。積極的な姿勢を持つことは、インターンシップ先で熱意や意欲を与える要素となります。
企業としては、積極的で貢献意欲のある学生を高く評価し、そのような就活生を将来の採用候補として考える場合があります。
また、積極的な姿勢は、自己成長にも繋がるはずです。気になった出来事に関しては、遠慮せずに質問し、挑戦的なプロジェクトに積極的に参加することで、自分の能力を向上させる機会を得られます。
積極的な姿勢は、自信を身につけるためにも役立つはずです。企業側は、不安や悩みを抱えながら取り組む学生より、自信を持って行動し、積極的な姿勢を持つ就活生を好みます。
インターンシップに対しての不安や悩みはすぐに消えるとは限りませんが、積極的な姿勢を見せる努力はできます。
周囲の学生よりも、インターンシップ先の企業に意欲・熱意があることを示せれば、結果的に好印象を持ってくれる可能性が高まります。
そのため、積極的な姿勢はインターンシップの成功において不可欠な要素と言えるでしょう。
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4.就活エージェントに相談する
就活エージェントに相談するのも、インターンシップに参加するときのポイントです。就活エージェントは、求人情報の収集や選考ポイント、適切なアドバイスを提供し、インターンシップを成功させるパートナーとなります。
具体的には、下記のようなサポートを実施しています。
- 現状のヒアリング
- 情報収集・提供
- インターンシップの紹介・選定
- 求人紹介・選定
- 書類作成・添削
- 面接対策
- 内定後フォロー
就活エージェントは、インターンシップだけでなく、その先の選考に関するサポートも実施しています。
また、本選考を踏まえたうえでのアドバイスを提供するため、インターンシップをより充実した時間にできるはずです。
キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、インターンも含め、学生が抱える就活の悩みや不安をプロの専門家が解決します。完全無料のマンツーマンサポートで実施しているため、周囲を気にせず相談できて安心です。
複数の就活エージェントから相談先を選びたい人は、下記のコラムを参照してください。
インターンシップで気を付けるべき注意点とは
インターンシップに参加するときは、就職活動の全体像を理解しておきましょう。インターンシップは、学生にとって非常に有益で、成長するための機会です。
しかし、インターンシップだけに注力してしまうと、他の選考対策がおろそかになるかもしれません。
就活は、インターンシップだけでなく、企業・業界研究、書類作成・添削、面接対策など、さまざまな準備が必要です。
インターンシップに参加する場合は、3〜5社に厳選し、他の活動も考えながら行動しましょう。
インターンシップとは企業の理解度を深める機会
インターンシップは、実際の職場経験を行い、企業の理解度を深める機会です。
インターンシップに参加することで得られる経験や情報は、就活にとって貴重な時間となります。しかし、就活の取り組み方が変化しているため、柔軟な対応は欠かせません。
自己分析や企業研究を通じて、情報を網羅的に収集することで、より自分に適したインターンシップへ参加できるはずです。
インターンシップは、選考に関係するケースがほとんどです。志望する企業から内定を獲得するためにも、気になるインターンシップがあれば、積極的に参加するようにしましょう。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している