就活は適当にやっても内定を獲得できるのか?真相を明かします
2021年5月21日
就活を適当にやってもいいと思いますか?
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Aさん
まだまだ人生長いから適当でいいと思ってました。だって就職しても、やめている人も多いでしょ。
確かに辞める人もいますよね。でも就活を頑張って自分の居場所を手に入れると給料の面だけでなく精神的にも安定しますよ。
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Aさん
まだまだピンとはきてないですね。適当な人もいるので、ゆっくり自分のペースでやりますよ。
新卒のチャンスは一度きりですよ。今回は、就活は適当にやってもいいのかについて解説していきます。
キャリアアドバイザー 平崎
就活を適当にするのはNG?3つのNG理由とは
内定さえもらえれば就活は適当でもいいと考える人も多くいますが、実際はそんなことありません。なぜなら就活を適当にするのにはいくつかリスクがあるからです。
では、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。ここでは就活を適当にしてはいけない3つの理由についてご紹介していきます。リスクを知ることで就活における“適当”への考え方が見えてきますので、しっかりとチェックしていきましょう。
間違った企業選択から早期退職を招きかねない
就活を適当に行ってしまうと企業選びを間違えてしまう可能性があります。就活では自分に合った企業を探し出し、内定獲得のために活動を行うのが目的です。また、新卒として初めて選ぶ企業ということもあり、その選択次第で今後の社会人生活が決まるといっても過言ではないほど、重要な選択を強いられるものとなります。
そんな重要な選択をする場において適当に就活を行っていると、自分と相性の良い企業を見極めきれなかったり、間違った選択をしてしまう恐れがあるというのです。そして間違った選択をしてしまうとミスマッチから早期退職を招きかねません。
また、適当に就活をしていると判断力が鈍り、視野が狭くなってしまうことから就活そのものがうまくいかないというリスクも生まれてしまいます。そのようなリスクも生じてしまえば、内定を獲得できないまま卒業式を迎えてしまう可能性も十分にあり得ます。
社会人生活の第一歩においていきなり躓いてしまえば先行きが不安でしょうし、立て直しにも苦労するため、新卒における企業選びは慎重かつ丁寧に行わなければいけないことから、就活は適当にしてはいけないのです。
就活で「適当にやっているよ」は決して手を抜いているわけではありません。力の入れどころ抜きどころを考えて活動をしているのです。ポイントを押さえた就活の方法を覚えておくとぐっと楽になるでしょう。「スピード内定サポート」では「適当さ」を武器にできる方法を分かりやすく解説します。効率よく内定をもらいたい人はご活用ください!
新卒としての特権を無駄にしてしまう
就活を適当に行うと企業選びに失敗するだけでなく、新卒という貴重な特権を無駄にしてしまう恐れもあります。新卒として行う就活にはメリットが多く、成功率も高いことから、この特権を無駄にしてしまうのは非常に大きな損害だといえます。
多くの企業は新卒採用を軸に人員の入れ替えや調整を行い、採用活動のスケジュールを組んでいきます。そのため、どの時期よりも企業数が多く、選択肢が多いため学生にとって選び放題となります。また、企業側も採用に積極的ということで、選び放題なうえ、内定率も高くなります。
さらに新卒の就活では“スタートラインが一緒”というのも大きなメリットです。新卒採用は基本的に社会人経験なしの学生の”将来性“を見込んで見極めていきます。そのため学歴やスキルなどといった差はあるものの、基本的なスタートラインは同じになりますので、社会人経験による差がある中途採用よりも内定を獲得しやすいのです。
最近は新卒しか採用しないという企業は減ってきてはいるものの、新卒という肩書は就活を潤していますし、確実に利用すべき特権といえますので、適当に就活を行うことでその肩書をなくてしまうのは大きなリスクだといえるでしょう。
転職する場合にも苦労してしまう
就活を適当に行うと、就職後の人生にも苦労します。具体的には、転職先を見つけるための活動に苦労してしまうのです。なぜかというと、適当に就活を行うと自分に合った企業を見極められないだけでなく、自分に適した仕事やスキルの活かし方なども見いだせないことから、転職先もまともに見つけることができないからです。
就活では自分や企業、仕事などについての理解を深め、その中で自分の社会人としての可能性を見出していきます。しかし就活を適当に行うとそれらを見出すことができず、自分が輝ける仕事を知ることができません。
そのため、転職をする際にも新卒就活同様に企業選びに失敗してしまう恐れがありますし、自分の適性がわからないまま仕事をしていても成長が見込めないため、社会人人生をも無駄にしてしまう恐れがあります。
一から自分や企業、仕事への理解を深め直せば済む話ではありますが、本来であれば就活中に行うべきものですので、改めて作業するのは手間となります。ですので、そのような手間や選択の可能性を考えると、就活中に手を抜くのは高リスクだといえるでしょう。
“適当”の意味を履き違えなければメリットもある
就活は今後の人生を左右するほど重大な決断する場ということで、適当に行うのはあまりにも高リスクです。しかしそんな“適当”ですが、就活における意味を履き違えなければ適当に就活を行うのも良し。さらには適当に行うことでのメリットも発生するのです。
では就活における“適当”とは何なのでしょうか。ここではそんな就活における適当の意味と、メリットへとつながる“適当に就活をしてもうまくいく人の特徴”について解説していきます。
就活における“適当”の意味とは
就活を適当に行うと先ほどのようなリスクが生じてしまう恐れがありますが、就活を適当に行う目的を“リラックスした状態を作り上げるため”であれば、時に必要なものとなってきます。
就活は忙しいですし、難しい判断もしいられることから行き詰ってしまう人が多くいます。そして行き詰ってしまうことで判断力が鈍り、内定や入社先への影響はもちろん、就活そのものへの影響も大きくなることから、行き詰ってしまわないための行動が重要となります。
そこで求められるのが、“リラックスした状態を作り上げる”ことです。リラックスした状態を作り上げることができれば、判断力が鈍ることもなく、就活成功にもつながりやすいのです。そしてそんなリラックスした状態を作り上げるために、メリハリを持って適当に就活を行うことが効果的というわけです。
これは“楽をする”という意味ではなく、リラックスした状態を作り上げるために手を抜ける部分は手を抜くこと、気持ちを上手に切り替えていくことが就活における“適当”の意味となります。
その意味を理解せず、楽をしたいがために適当に就活を行っているようでは先ほどお話したリスクが生じてしまいますので、就活を適当に行う意味ややり方などについてしっかりと理解を深めておきましょう。
適当はよい意味でメリハリがついた行動を取れている状態です。「今はがんばるべきところ」「今を休むべきところ」この2つをうまく使い分けられるようになると、仕事にも生きてきます。「全国どこでも就活サポート」では就活のプロが相談に乗るので、就活のメリハリのコツを知りたい人はぜひ活用してください!
就活を適当にするメリットとうまくいく人の特徴
就活を適当に行う目的は就活を成功させるために必要な“リラックスした状態を作り上げる”ことで、同時にこれは適当に就活を行うメリットにもなります。つまり、適当に就活を行うことで根詰めず、リラックスした状態で活動できるというわけです。
先ほどもお話ししたように、就活では行き詰ってしまうことも多く、行き詰ってしまうことで心に余裕がなくなり、やる気の低下や判断力低下へとつながりかねません。しかし、メリハリを持って適当に就活を行うことで心に余裕を作り出すことができ、就活成功にもつながりやすいというわけです。
しかし、すべての人が適当に就活を行うことでうまくいくわけではありません。就活を適当にしてもうまくいく人には共通の特徴があるのです。そんな特徴ですが、まず1つ目に挙げられるのが、小さなことでクヨクヨせず、ポジティブに物事を考えられる人です。
就活では大きな決断をすることから、小さなことで悩みがちです。しかしそこでいつまでも悩んでいたり、ミスを引きずっているようでは就活は進みませんし、良い結果も招きません。しかし、小さなことでクヨクヨせず、ポジティブに物事を考えられる人は気持ちの切り替えが上手なため、適当に就活を行ってもメリハリをつけて活動することができるのです。
2つ目に挙げられるのが、息抜きが上手にできる人です。就活で行き詰ってしまったり、壁にぶつかってしまった際、上手に気持ちを切り替えるために息抜きができる人は就活を適当にやってもメリハリをつけられることから、うまく活動することができます。
そして3つ目は、就活を適当に行うための事前準備がしっかりと行えていることです。就活を適当にしてもうまくいくのは下準備が完璧だからこそです。1つ目、2つ目も大切ですが基盤となるのはこの事前準備がしっかりと行えているかどうかで、うまくいく人はこれらが万全だからこそ上手にメリハリが付けられているということになります。
就活を適当にするために必要な準備と手段
就活を適当にすることで良い結果を招くことができますし、自分自身も適当にできれば気持ちも楽になるでしょう。しかし、何でもかんでも適当にしていいわけではありません。
ではどうすればいいのでしょうか。ここではそんな、就活を適当にするために必要な準備と具体的な手段について解説していきます。一歩間違えるとリスクが生じてしまいますので、しっかりと区別したうえで対策を練っていきましょう。
就活を適当にするための事前準備
就活を適当にするためにはまず、基盤となる事前準備をしっかりと行います。まずは自己分析や企業研究から就活軸を見直し、企業選びに失敗しないための条件から見直していきましょう。
就活を適当にすることで起きるリスクとして、間違った企業の選択があります。就活は将来のための重要な選択をする必要がありますので、その選択を間違えないように基準となる軸をしっかりと明確にする必要があるのです。そしてこの軸がしっかりとしていれば、他の作業を適当に行っても良い選択ができます。
次にES対策もしっかりと行いましょう。ESに記載する内容を濃くするためには企業についての理解を深める必要がありますので、企業だけでなく業界の研究や同業他社との比較からたくさんの情報を得ていきましょう。
そしてESは自分ではなく、相手の見え方を意識することが大切です。いくら自分の中で良い内容が書けているとしても、人事側にとって魅力的なESでないと最後まで読まれることはないのです。ですからESを作成したら必ず「添削」をお願いしましょう。
最後に重要な準備が“面接対策”です。面接は企業側と直接接触し、内定に大きく影響してくることから、特に力を入れて対策しなくてはなりません。その具体的な対策法は、“面接に慣れること”です。そのために練習を行う際は、本番に近い空気感を作り出し、その中で練習を行っていきましょう。
本番に近い空気感は「他人」と練習を行うことで作り出すことができます。気の知れた友人では気が緩んでしまいますし、そうなれば本番とのギャップから思うように力を発揮することができなくなりますので、練習の段階から緊張感を持てる相手と行っていきましょう。
そこでおすすめなのが就活エージェントです。就活エージェントは気の知れた友人ではありませんから緊張感をもって練習することができますし、プロならではの目線から適切なアドバイスを受けることができるため、確実に力をつけていくことも可能です。
このように、下準備をしっかりしておくことで手を抜ける部分は手を抜くことができ、また切羽詰まって行動することなく、余裕をもって行動できるようになることからストレスも軽減されます。繰り返しになりますが、就活を適当に行ってもうまくいく人は事前準備が万全にできているからです。ここで手を抜けばいくらもがいても良い結果を招くことはできませんから、しっかりと準備していきましょう。
就活エージェントを頼り、負担を減らす
就活を適当にやるうえで欠かせない存在が就活エージェントです。就活における適当はリラックスした状態を作り上げるものですので、そのためにもはじめから負担を減らすための対策を取ることが大切なのです。
そしてそんな負担をあなたの代わりに抱えてくれるのが就活エージェントというわけです。簡単にいうと、就活エージェントに頼ることが就活において許される“適当”へとつながるというわけです。
そんな就活エージェントですが、具体的には就活を適当に行うために必要な事前準備のお手伝いから企業探し、企業との連絡など様々なことをしてくれます。自己分析や企業研究、ESや面接対策を就活のプロである就活エージェントと行えば確実に力をつけることができますし、条件を伝えることで企業を探し出してきてくれるため、企業探しの手間を省くことができます。
また企業との連絡なども任せられるということで、自分にできる対策に時間を割くことができます。このように、就活エージェントに頼れることを頼ることで就活を適当に行うことができ、自分の時間もしっかり確保できることからメリハリをつけて就活に挑むことができるのです。
キャリチャンでもあなたの就活を適当に行い、そして成功させるためのサポートを行う就活支援サービス「再就活サポート」を開催しています。このサービスではあらゆる面でサポートを行い、あなたの負担を減らすことで負担を減らします。そしてリラックスした状態を作り出し、就活成功へと導きますので、ぜひ気楽にご参加ください。
疲れた時はしっかりと休む
就活を適当に行うためにも、時に休むことが大切です。就活で許される適当はリラックスした状態を作り上げるものですので、そのためにも疲れたと感じた時にはしっかりと休む必要があるのです。
思い詰めた時、休むことなく就活を続けても思うようにできませんし、楽をするという目的から適当に就活を行ってしまい、余計に悪い結果を招きかねません。
ですから、少しでも立ち止まってしまった時にはしっかりと休みを取り、息抜きをすることで気持ちを切り替えるようにしましょう。忙しい就活において休息を取るなんて考えられないという人もいるでしょうが、無理に行動することで逆に悪い方向へと流れてしまいますから、思い切って休むことも時には必要です。
しかし、いつまでも休むわけにはいきませんので、休む際は期間を決めるようにしましょう。目安は一週間程度が良く、就活再開時にも「土日は休む」「一か月がんばったら1週間休む」などとあらかじめ休む日を決めておくと良いでしょう。
おわりに
就活は今後の人生を左右するほど重大な決断する場ということで適当にやるわけにはいきません。しかし、就活における“適当”の意味をちゃんと理解しておけば、大きなリスクを背負うことはなく、就活成功にもつながります。
ですので、まずは就活を適当にする意味やリスクなどをしっかりと把握し、そのうえで自分に必要な行動や適当にするための準備を整えていきましょう。
その際に就活エージェントがいると心強いですので、自分に合った就活エージェントを見つけ、サポートしてもらいながら就活を行っていきましょう。
再就活サポートに参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。