就活を何から始めるかわからない人必見!就活の始め方を徹底解説
2020年10月27日
そろそろインターンシップを始める人も出てくる時期ですが、就活準備は順調に進んでいますか?
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Bさん
まだ何も始めていません。インターンシップにも参加しなければいけないんでしょうか?
そうなんだ…。3月から始めればどうにかなると思ってました。就活のスケジュールがわからないし、何から始めるのかもわからないです。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Bさん
どうしたらいいですか?
大丈夫ですよ。このコラムでは、就活を何から始めるべきか順番に沿って説明します。効果的な始め方を押さえて、ぜひ就活を成功させましょう!
キャリアアドバイザー 廣瀬
目次
就活を始める前に理解しておくべきこと
就活は、将来のことを決めていく大事な行事です。これからの生活に期待を寄せている人もいれば、不安でいっぱいの人もいるでしょう。
実際に、就活は人生においてとても重要な行事の一つなので、生半可な気持ちで行ってはリスクが高すぎます。正しいやり方で自分の納得がいく就活ができるよう、まずは就活とは何なのかについて理解を深めるところから始めましょう。
就活を始めるにあたって知っておくべきことは、以下のとおりです。
それぞれ解説していきます。
就活は「自分に合った企業」を探すための活動
就活は、自分に合った企業を探すための活動だということを心得てください。よく、就活のゴールを内定を獲得することと勘違いしている人がいますが、これは間違いです。本当の就活のゴールは、「自分に合った企業への入社」です。
大学を卒業すれば、残りの人生の大半は社会人として働くこととなります。そのように人生の中心となる仕事が自分と合っていなければ、生活をする上で障害となってしまうでしょう。そうなれば、結局は早期退職することになり、これまでにかけてきた時間やお金も無駄にすることとなります。
そのような事態を避けるためにも、就活では「自分に合った企業を探すことが大切」だということを頭に刻み、行動するようにしてください。
就活は、内定の数を競うものではありません。どんなに内定があっても、最後に入社できるのは1社だけです。その1社が自分にとって満足のいく内定先となるために、間違った選択をしないように就活をしていきましょう。
自分に合った企業を効率的に探したいときは、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」がオススメです。キャリアアドバイザーが一人ひとりの希望を聞いて、ぴったりな企業を紹介します。企業探しに自信がない人は、ぜひ参加してみてください。
時間が相当かかることを覚悟する
就活は今後の人生を左右するほど重要な決断をする場なので、相当な時間がかかることを覚悟しておいてください。就活にかかる期間は約6ヵ月~9ヵ月と言われていますが、選ぶ職種や状況によって大きく変動します。
就活を始める時期が早い人もいれば、さまざまな事情で出遅れてしまう人もいるように、就活を終える時期も人それぞれです。早く終わる人もいれば、卒業ギリギリまで終わらない人もいますし、ひと段落しても時期を空けて就活を再開する人もいます。
このように就活には明確な終了時期が設けられていませんし、どれぐらい時間がかかるかは人によって異なります。
ただし新卒の就活では、きちんと準備と対策を行っても、20社程度受けてようやく1、2社内定を取れるという状況が平均的です。就活が長くて辛いものであることは間違いないので、そのことは覚悟しておきましょう。
学業を怠らない
就活を始める前に忘れてはいけないのが、将来のことを決める重要な活動をするにあたっても、あなたは学生であるということです。企業は学生が無事に卒業することを前提に内定を提示するので、まずは無事に学校を卒業することが必須です。
単位不足や期限ギリギリの卒論などに邪魔されてしまえば、就活自体もうまくいかなくなってしまうでしょう。就活との両立をしていくためにも、まずは学生としての責任をしっかりと果たす必要があります。せっかく内定がもらえても、卒業できなければ元も子もありません。
就活が本格化する大学3年生の冬以降は、説明会やインターンシップに参加したり、エントリーシートを作成したりと、とても忙しくなります。大学4年生はさらに選考が加わり非常に忙しくなるため、3年生のうちに卒業に必要な単位をできるだけ取得しましょう。
理系学生やゼミに所属している人は、大学4年生でも忙しい可能性が高いです。できるだけ3年生のうちに取得できる単位は取り終わるよう努力してください。
就活を何から始めるか悩んだら大まかなスケジュールを確認しよう
就活を何から始めるべきかわからない人は、まず大まかなスケジュールを確認しましょう。就活の大まかなスケジュールについては、上の表を見てください。
選考が本格化するのは大学3年生の3月以降ですが、その前にも自己分析や企業研究、インターンシップへの参加など、やらなくてはいけないことがたくさんあります。その中でも最初に押さえておくべきポイントは、以下の3つです。
就活のスケジュールについて、詳しく見ていきます。
インターンシップは3年生の6月から
就活の前哨戦として参加しておきたいのが、サマーインターンシップです。サマーインターンシップは、大学の休みを利用して、大学3年生の7月〜9月ごろに行われます。
インターンシップは5日以上実施されるため、ある程度興味のある業界や企業のものに参加するのがオススメです。複数の企業のインターンシップに参加して、比較検討する就活生も増えています。企業で業務を体験できる貴重な機会なので、できるだけ参加した方がよいでしょう。
サマーインターンシップには、選考があるケースも多いです。エントリーシートの提出や企業によっては面接を受ける必要もあるため、早めに対策を行うことが求められます。インターンシップの募集は6月ごろに始まるので、気になる企業は早めにチェックしておきましょう。
また、企業によってはサマーインターンシップに参加した優秀な人材に、特別選考ルートを案内することもあります。志望企業の選考を有利に進めるためにも、サマーインターンシップを見逃すことのないように注意が必要です。
万が一サマーインターンシップに参加できなかった場合、企業によっては冬にもインターンシップを開催する場合があります。冬のインターンシップは選考に直結する可能性があるので、ぜひ参加するようにしてください。
インターンシップについて詳しく知りたい人は、下記のコラムも読んでみてください。
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大学3年生の3月からは選考が始まる
大学3年生の3月からは本格的に採用活動がスタートします。エントリーシートの提出や面接が始まるので、忙しい日々を過ごすことになるでしょう。
注意したいのは、選考が早期化している点です。3年生の3月からと思っていても、企業によっては12月ごろから選考が始まっている可能性があります。選考のタイミングを逃さないためにも、気になる企業は夏頃から選考情報を確認しておくようにしましょう。
特に外資系企業やベンチャー企業は、経団連加盟企業の選考が始まる3月よりも前に動き出している可能性が高いです。気づいたときには選考が受けられなくなっていたということもあるので、こまめに情報をチェックしてください。
内々定は4年生の6月1日以降、内定は10月1日以降
就活は4年生の6月に内々定が出て、10月以降に正式な内定が出ます。内々定とは、企業が口頭やメールにて内定を約束するものです。正式な内定は、10月に内定通知を受け取り、承諾することで決まります。
正式な内定は、10月1日に出る企業がほとんどです。しかし、内々定の時期は企業によって大きく異なります。企業によっては、3年生の秋ごろに内定を出すケースもあるのです。内々定の時期はあくまで目安として捉えておきましょう。
就活は3年から!やることリスト12ステップの順番と始め方
就活は「自分に合った企業を探す」ことが目的となる活動です。そのためには、以下の12ステップに沿って就活を始める必要があります。
ここでは、どの時期に何から始めればいいのか、また具体的なやり方について解説していきます。それぞれのステップに合わせて就活を進めていきましょう。
就活のスタートは3年の夏前!「自己分析」から始めよう
就活は大学3年生の夏前からスタートさせましょう。まずは「自己分析」から行います。
この時期に自己分析から始める理由は、自分に合った企業を探していくために、自己理解が不可欠だからです。それに基づき、ある程度「軸」を定めておかないと、就活を進めることができません。
就活の軸は、自分が就活において重視するポイントを言語化し、就活の方針となるものです。初めから明確な軸を定めるのは無理にしても、ある程度は方向性が定まっていないと手当たり次第で就活をしていくこととなります。それではとても効率が悪いですし、自分に合った企業にも出会えないでしょう。
自分の就活の方向性は、「自分」について理解することで初めて定めることができます。そのため、まずは自己分析を行って、「自分」についての理解を深めるところから就活を始めましょう。
STEP1:「自己分析」~3年7月
前述より、自分の中での方向性を定めるためもまずは「自己分析」から行っていきましょう。自己分析から自分という人間を理解し、自分の強みや長所、人柄などが活きる仕事は何かを探し出すことで、「自分に合った企業」を見つけやすくなります。
自己分析は、これまでの経験を「自分史」として書き出したり、自己分析ツール、本などさまざまな方法があります。自分を掘り下げやすい方法から分析を行いましょう。キャリチャンでも、就活における自分の価値を明確にするための「自己分析ワークシート」を用意しているので、ぜひ活用してください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
また自己分析をする際は、客観的に自分を見ることが大切です。主観的に自分を見ようとすると、つい自分のいいようにしか結果を出そうとしなかったり、自分と相手とのとらえ方が異なったりする場合がありますので、客観的な見方はとても大切です。
そのため、他人から客観的な意見をもらえる「他己分析」を行うのも効果的です。周りから見た自分はどのような人間なのかを知るためにも、他者に分析をお願いしましょう。
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STEP2:「業界研究」~3年7月
自己分析の次に行うのは「業界研究」です。自己分析からある程度自分の進みたい方向性が定まってきたと思うので、それらに当てはまる業界についての研究を行っていきましょう。また、自分の興味のある業界などもあれば、それらも合わせて研究していきます。
業界研究は、自分に合った業界なのかを見極め、ミスマッチを防ぐのを目的に行います。何度もいうように、就活では自分に合った企業を探すことが大切ですので、これらを見極められる業界研究は就活において欠かせない作業の1つです。
業界研究は、まず「業界全体を広く浅く把握」することから始めるとよいです。自分の気になる業界の特徴は何か、他の業界と比べてどう違うのかなど、ざっくりと業界全体を把握していきます。
ポイントは、広い視野から業界の全体像を把握することです。キャリチャンでも、業界や職種について幅広く学べる就活対策資料を用意していますので、ぜひ参考にしてください。
【就活対策資料】
簡単!業界研究ガイド
【就活対策資料】
職種マップ
業界研究では次に、それぞれの業界内の事情を狭く深く調べていきます。どのような働き方をするのか、取り扱っているサービス(商品)と顧客対象はどこか、業界の成長性や安全性、社会性や国際性などを中心に、詳しくチェックしていきましょう。
これらの業界研究によって集めた情報が、就活の方向性を定めるのに役立ちます。始めから間違った方向に進んでしまわないよう、その業界と自分との相性を図りながら研究することが大切です。
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STEP3:「インターンシップ参加」~3年7月
大学3年の夏に開催される「サマーインターンシップ」には参加必須です。インターンシップは業界や企業に初めて触れる重要な機会で、就活を本格的にスタートしていくきっかけとなります。
インターンシップは、自分が目指したいと思える業界・企業探しに役立ちます。ある程度方向性が定まっている場合には、「本当に自分に合っているのか」を確認するのに最適な手段です。
また、インターンシップでは実務を経験できるので、「働く」ということがどんなものなのかを実感できます。「思っていたのと違った」という事態も防ぐこともできるため、就活において重宝される大事なイベントです。
イメージだけで仕事を選ぶのは、あまりにもリスクが高いです。インターンシップ参加には、ほかにもさまざまなメリットがあるので、必ず参加するようにしましょう。
ただし、企業側の受け入れ可能な人数が限られているため、インターンシップに参加するにもES選考が実施されるケースが多いです。以下のページから、倍率の高いインターンに受かるための履歴書・ESの作成方法やポイントをまとめた対策資料をダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。
【就活対策資料】
履歴書・ES作成マニュアル
STEP4:「企業研究」~3年7月
インターンシップや業界研究、テレビやニュースなどから気になる企業を見つけたら、その企業について研究をしていきましょう。企業研究は、その企業が自分に合っているかを見極めるために行う重要な作業です。
また、就活を進めていくうえで、どのような企業を受けていくのかの指針を定める必要があります。企業研究は、その上で必要な情報収集を行う作業です。
企業研究では、「自分が大事にしたいと思う働き方や条件などが満たされているかどうか」「自分の考えとマッチするかどうか」「将来のキャリアプランを実現できる企業かどうか」を意識して情報を集めてください。
企業研究はもちろん、業界研究や自己分析は就活をしていく中で何度も繰り返し行う必要のある作業です。はじめは夏のインターンシップをベースに行い、就活を進めていく中で気になる企業や業界があれば、その都度研究を行っていきましょう。
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STEP5:「OB訪問」~3年8月
OB/OG訪問も、大学3年の夏頃を目安に早くから行いましょう。早くから行うことで企業・業界研究に役立ちますし、人脈も広げられます。
OB/OG訪問は、企業側の本音を知ることができたり、人脈を広げたりするのに最適なことから、たくさん訪問したいという気持ちがあると思います。しかし、数が多すぎても1つ1つの情報整理に手間がかかってしまうので、「5社」程度に収めるのが一般的です。
OB/OG訪問は直接会社の人へアポイントを取るため、連絡の際は、失礼のないように気を付ける必要があります。年が明けるまでにはOB/OG訪問をしておきたいので、まずは急いでアポイントを取りましょう。
OB/OG訪問で聞きたいことは事前にまとめておき、当日はタイミングをみて質問していきます。もちろん遅刻などはNGです。
OB/OG訪問は、カフェなどで行うことが多いことから、メニュー選びや支払いをどうすればよいのかと迷う人もいるでしょう。大抵の場合、飲食代はOB/OGが支払ってくれます。ただし、支払ってもらうのが当然という態度では失礼です。支払う気持ちがあるそぶりは見せましょう。
また、おごってくれる相手に負担がかからないよう、配慮する姿勢も必要です。金銭感覚に問題があると思われないためにも、あらかじめ、相手が頼んだものより安いメニューを注文することをオススメします。
OB/OG訪問の後は、「お礼メール」も忘れずに送っておくべきです。詳しいアポイント方法やお礼メールの書き方は下記のコラムでチェックしてください。
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STEP6:「秋冬インターンシップ参加」3年9月~
秋冬のインターンシップは、10〜2月に開催されます。サマーインターンシップとは違い、短い期間で開催されることも多いです。選考開始直前のインターンシップのため、選考にそのまま繋がる可能性もあります。優秀な学生は、選考特別ルートを案内されることもあるでしょう。
秋冬のインターンシップも、選考が必要な場合があります。エントリーシートや面接対策を行う必要があるので、早めにスケジュールを確認しておくことが大切です。志望企業がインターンシップを開催するか、こまめに情報をチェックしておきましょう。
STEP7:「筆記試験対策」~3年1月
筆記試験対策は年が明けたら本格的に行いましょう。筆記試験は学生の基礎学力を計り、職務への適性を知ることが目的です。これは、本格的な面接選考を始める前に、学生をふるいにかけるための「足切り」となります。
企業によって合格ラインは異なるものの、点数が低ければ落ちることは間違いないので、万全の対策が必要です。
就活に導入されている筆記試験は企業ごとに異なりますが、主流は「SPI」です。そのため、まずはSPIを中心に対策を始めるとよいでしょう。
SPIは問題の傾向を掴むことがポイントとなります。何冊も手を出すのではなく、1冊の対策本を繰り返し練習すれば十分です。キャリチャンでも、SPI解説付き問題集を無料で公開しているので、ぜひ活用してください。
【就活対策資料】
SPI解説付き問題集
また、筆記試験にはSPIの他にも「玉手箱」「TG-WEB」「ENG」「CAB」など、さまざまなテストがあります。自分が志望する企業に合わせて、追加の対策をしておきましょう。
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STEP8:「企業説明会参加」3年2月~
年が明けると一気に「企業説明会」が開催されるので、積極的に参加してください。
「合同企業説明会」に参加すれば、一度に多くの企業・業界について知ることができるため効率的です。自分では知りえなかった企業に出会えるチャンスでもあります。その場でエントリーできる場合もあるので、就活を進めていくためにも必ず参加しましょう。
また、ある程度エントリー先の目星が決まっている場合は、志望企業が単独で開催している説明会に参加するとよいです。企業研究をしてもわからなかった部分について質問したり、実際の企業の雰囲気を確認したりして、より企業理解を深められます。
説明会の情報は、就活総合サイトや大学のキャリアセンター、各企業のHPなどから確認できます。気になる企業や業界の説明会が開催されているか、随時チェックしておきましょう。
キャリチャンでも、さまざまなタイプの合同企業説明会を開催しています。ぜひ参加してみてください。
STEP9:「就活軸を定める」~3年2月
就活情報が解禁される前に、自分の「就活軸」を定めておきましょう。就活軸とは、企業選びをする上で譲れない条件を言語化したものです。就活を進めていく際の方針ともなります。
就活軸がしっかりと定まっていないと、自分に合った企業をうまく選べません。数ある企業の中から、何の目安もないまま志望先を決めていくのは難しいですし、あまりに無謀です。間違った選択をしてしまうリスクが高くなります。
これまでの自己分析や企業研究などから、自分の目指したい方向性が見えてきていると思います。それらから「自分の中で絶対に譲れない条件」を定め、ESを提出する企業選びのための準備をしていきましょう。
就活軸は、自分のモチベーションの原点から探れば定めやすいです。面接でも「あなたの就活軸は何ですか」などと聞かれる場合があるので、しっかりと定めておいてください。
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STEP10:「ES・履歴書対策」~3年2月
就活の解禁日は3/1です。採用情報の公開に合わせて完璧なES・履歴書を提出できるよう、2月の時点で対策を万全に行いましょう。
一見、ESと履歴書は同じだと思われがちですが、それぞれ違いがあります。しっかりと把握して対策を行ってください。
【ESと履歴書との違い】
- ES:選考において参考にするもの
学生の人柄や個性から、熱意や将来の可能性をチェックする
採用時にだけ使う書類で、企業HPから印刷もしくは企業から渡される - 履歴書:学生の基本情報を把握するための公的な書類
氏名や大学名などの学生の基本的な情報をチェックする
「捺印欄」のある公的文書。スーパーや文房具店で購入する
上記のように目的や入手先が異なることから、書くべき内容もそれぞれ異なってきます。
【書き方ポイント】
- ES
企業が求める人物像を把握し、何を一番伝えたいのかを考えたうえで、「将来の目標」と絡めて記載すると◎ - 履歴書
基本的な情報のみを伝えるもののため、必要以上の情報を盛り込まない。端的に要点をまとめて記載する
どちらも限られた文字数の中でのアピールとなるので、要点をまとめて記載することが大切です。また、ESや履歴書を用いて面接が行われることが多いため、内容にブレが生じないよう、一貫性を持たせるようにしてください。
さらに、それぞれを記載するためには十分な「自己分析」と「企業研究」が欠かせません。それぞれの企業に合わせた内容や、その企業が求める強みを記載し、どの企業でも通用するような書類にならないようにしましょう。
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STEP11:「面接対策」~3年3月
本格的な就活を始める準備段階の最後は、いよいよ「面接対策」です。面接は、就活の醍醐味といっても過言ではありません。とくに力を入れて対策する必要があります。
面接練習には、「動画で撮影」「鏡の前で練習」「YouTubeの利用」など一人で練習を行う個人練習と、「友人や家族などを面接官に見立てる」対人練習とがあります。どちらの方法にしろ、共通して意識してほしいことは以下の5つです。
- 本番を意識して練習する
- 大きな声でハキハキ話す
- 表情が硬くなりすぎないようにする
- 身だしなみを整える
- 自分の癖を見つけて直す
面接練習の上で一番大切なことは、本番を想定した緊張感のある雰囲気で行うことです。本番と異なる砕けた雰囲気で練習を重ねても、緊張感に慣れていないため、本番で思うように力を発揮できないでしょう。練習の段階から常に緊張感を持ち、本番を意識して練習をするようにしてください。
練習をする相手が友達や家族だと緊張感が足りず、砕けた雰囲気になりやすいです。適切なフィードバックをもらうためにも、就活エージェントや大学のキャリアセンターなど、就活のプロを相手に練習することをオススメします。
キャリチャンでも、就活生の面接対策をプロのキャリアアドバイザーがマンツーマンでお手伝いするオンラインサービス「面接サポート」を開催しています。利用は無料です。面接が苦手な人でも内定を取りやすい企業を紹介しているので、気軽に活用してください。
また、面接練習をする際は本番を意識し「大きな声で話す」「表情に気を付ける」「身だしなみを整える」といったことにも慣れておく必要があります。一人で練習するときは怠りがちですが、対人での練習と同様に本番を意識して行いましょう。
他にも、自分の癖を見つけ、改善していくことが大切です。客観的に確認する必要があるので、一人で練習する際は録画を確認するとよいでしょう。
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STEP12:「内々定」4年6月〜
大学4年生の6月ごろには春採用が終わり、内々定が出始めます。内々定は承諾後に辞退もできますが、企業側はどんどん入社準備を進めていくため、承諾するかは慎重に考えるべきです。
複数の企業の内々定を受けてそのままにしておいた場合、企業とトラブルになる可能性もあります。本当に行きたいと思う企業の内々定のみを受けるようにし、万が一他の企業に入社することを決めた場合は、早めに他の企業の内々定を断るようにしてください。
入社したい企業から内定を得たら就活を終了します。10月に内定式を行う企業が多く、4月の入社までに研修などが行われる可能性もあるでしょう。資格取得の勉強や企業から独自の課題がある人は、入社までに必ず行うようにしてください。
就活のスケジュールから大幅に遅れてしまった人は、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」で巻き返しをはかりましょう。就活に出遅れた人でも受けられる企業の紹介や、巻き返しのためのアドバイスを行っています。ぜひ参加してみてください。
就活を何から始めるかは企業の選考スケジュールの違いも考慮する
就活をいつ何から始めるかは、企業ごとの選考スケジュールも考慮して決めましょう。なぜなら「外資系企業」や「ベンチャー企業」など、もともと就活ルールに縛られていなかった企業は、これまでに紹介した就活のスタート時期とは異なり、就活そのものの特性が変わってくるからです。
また、企業が経団連に加盟しているか否かでも、選考スケジュールは変わります。経団連に加盟していない企業は自由な選考スケジュールで選考を行うので、内々定が早く出る可能性もあるでしょう。
ここからは、以下の項目に分けて、それぞれの就活スケジュールと特性について解説します。
どの企業でも同じやり方をしていては内定を獲得することはできないので、しっかりと違いと特性について理解を深めておきましょう。
経団連加盟企業
経団連に加盟している企業は、基本的に従来の選考スケジュールを守ります。そのため、大学3年生の3月1日に採用情報を解禁し、選考開始(面接などの直接選考)6月1日を守る傾向にあるのです。
経団連の就活ルールは、上記のスケジュールを守るように決められていました。しかし21卒業の学生からは就活ルールが廃止され、就活のスケジュールの制定は、政府が引き継ぐことになっています。
実際のところは今までのルールが踏襲されているため、当面は現状のルールが続くでしょう。経団連に加盟している大手企業は就活スケジュールを守って選考を行っていますが、WEBテストやエントリーシートの提出日程に関しては期限が決められていないため、早くから選考が始まっている企業もあるでしょう。見逃さないように注意してください。
経団連非加盟企業
経団連に非加盟の企業は、3月より前に選考を開始する傾向にあります。経団連に加盟している企業のように選考スケジュールが決まっていないため、早めに選考をスタートさせて優秀な学生を獲得したいという思いがあるのです。
企業によっては3年生の秋には選考が開始するケースもあり、遅れると選考が受けられない可能性もあります。経団連加盟企業よりも早く選考がスタートするので、経団連所属企業を第一志望としている人でも、経団連に加盟していない中小企業で選考の経験を積んでおくとよいです。
外資系企業
■スケジュール
- 3年8月:サマーインターンシップ
- 3年10月:企業説明会
- 3年11月:筆記試験、ES・履歴書提出
- 3年12月:面接、内定
■就活を始める時期
- ~3年7月:「自己分析」「業界研究」「企業研究」を済ませ、サマーインターンシップに参加
- ~3年9月:OB/OG訪問をする
- 3年10~11月:説明会に参加し、「就活軸」を定め、筆記試験、ES・履歴書対策を行う
- ~3年12月:面接対策を行う
外資系企業のスケジュールは過密で、短期間で採用活動を終えるのが特徴です。そのため、外資系企業を目指すと決めた場合には、早急に動き出さなくてはなりません。
外資系企業は、採用情報の解禁も早いです。企業HPをはじめ、外資系企業に特化した就活サイトなどを随時チェックし、いつでも面接を受けられるよう、自己分析、業界研究、企業研究を万全に行っておきましょう。
就活のスタートが早い外資系企業で「就活のはじめ方がわからない」と迷っていると、あっという間に置いてきぼりになる可能性があります。そうならないためにも、全体のスケジュールをしっかりと把握しておいてください。
ベンチャー企業
■スケジュール
- 3年8月~11月:インターンシップ
- 3年12月:企業説明会
- 3年2月:筆記試験、ES・履歴書提出
- 4年4月:面接、内定
■就活を始める時期
- ~3年7月:「自己分析」「業界研究」「企業研究」を済ませ、インターンシップに参加(できれば長期インターンシップがよい)
→1、2年のうちからキャリア教育などに参加しておくとなおよい - ~3年12月:「企業説明会」に参加
- 3年12~2月:説明会に参加し、「就活軸」を定め、筆記試験、ES・履歴書対策を行う
- ~3年3月:面接対策を行う
ベンチャー企業の就活スケジュールは、一般企業に比べ若干早い傾向があります。しかし、ベンチャー企業の就活が一般企業ともっとも異なる点は、インターンシップを通して採用される形が多いことです。
ベンチャー企業は、学歴などよりもスキル面や実力面を重視して採用を行います。そのため、学生のスキル面を直にチェックできるインターンシップを開催する企業が多く、それを通して優秀だと判断すればそのまま採用へと流れる仕組みです。
ただし、自分の能力を発揮できないインターンシップに参加しても、採用にはつながりません。就活の始め方としては、自己分析から自分の目指したい方向性を定め、それらに沿ったインターンシップへの参加を目指すのがよいでしょう。
もちろん、ベンチャー企業もインターンシップだけが採用口ではないので、通常の選考に向けても万全な準備を行うようにしてください。
就活を始める前にやっておいた方がよいこと
就活が本格化する前に、就活対策以外で準備しておく必要があるものもあります。就活を何から始めるか迷ったら、まずは以下の準備を行いましょう。
それぞれの準備方法について解説します。
通信環境の見直し
就活が本格化する前に、通信環境を見直しましょう。新型コロナウィルスの流行以降、説明会や面接をオンラインで実施する企業が増えています。
安定した通信環境や高速通信に耐えられる機器がないと、選考中に音や映像が途切れてしまい、採用担当者に迷惑をかけることになります。結果として、選考に影響が出る可能性があるので、事前に準備が必要です。
また、オンライン面接では、ZoomやTeamsなどのツールを使用して行うケースが多いです。使い方に慣れておかないと、本番でうまくつながらず、焦ってしまう可能性があります。
採用担当者に悪印象を与えないためにも、安定した電波環境を用意し、ツールの使い方についても事前にしっかり覚えておきましょう。
アルバイト先で働き方を相談する
アルバイトをしている人は、就活中にお休みを取るか、勤務時間を減らせるかなどを、就活を始める前に勤務先と相談しておきましょう。
就活期間中は、面接日程が企業の都合で入ることもあるため、突然の連絡にも対応しなくてはいけません。一次面接の合格通知が来た後、「明日二次面接に来てください」と言われるケースもあります。
面接を断ると入社の意思がないと思われることもあるため、できるだけ選考を優先させてください。もちろん個人の事情にもよりますが、アルバイト先と折り合いを付け、後悔しない就活ができるように準備しましょう。
就活に必要な費用を捻出する
就活を始める前には、就活に必要な費用を用意しておくことも大切です。就活では平均16〜20万円ほどかかるといわれています。就活期間が延びると、そのぶん金額もかさむので、余裕をもって準備しておきましょう。
就活にかかる詳しい費用と内訳は下記のとおりです。
- 交通費:約1~10万円以上
就活する場所などによって金額は大きく変動する。U・Iターン就活の場合はさらにかかる。 - 宿泊費:約1~10万円
宿泊する場所、頻度などによって値段は変動。 - スーツ等:約8万円
スーツ3万+カバン2万+靴1万+備品2万=約8万円が相場。 - 履歴書:約5000円
平均提出数26社×履歴書4枚セット200円=約5000円が相場。 - 写真:約500円~2万円
スピード写真、写真館とで値段が変動。就活が長引き、追加が必要になればその分加算される。 - 書籍:約1000~5000円
就活する場所や期間によって変動はありますが、相当な金額がかかることには間違いありません。就活を始めることでアルバイトとの両立が厳しくなるので、事前にお金をためておくことをオススメします。
就活に必要なものを揃える
就活には用意必須のものから、あると便利なものがあるので、それぞれ紹介していきます。
■必ず用意する物
【リクルートスーツ】
男性:スーツの色は黒・濃紺・濃グレー。シャツは長袖の白が基本。座った時に足首が見えない長さの靴下を着用。ネクタイは青・赤・グレーのストライプ・ドット・チェックが定番。
女性:スーツの色は黒か紺。ブラウスは白・薄いブルー・薄いピンクの襟付きカラーやオープンカラーが一般的。ストッキング着用は必須。スカートの丈はひざ下〜真ん中、ズボンは足の甲に触れる長さのもの。
【カバン】
男女共有:男女ともに、「A4サイズがすっぽり入る、自立タイプ」の物を選びます。色は黒、もしくは濃い茶色で派手なデザインなどはNG。小物入れやベストがついてると使い勝手が良いです。
【腕時計】
男性:男女ともに「アナログ」表示で、革製もしくは金属製が一般的。ベルトの色は革なら黒・茶色、金属ならシルバー。文字盤は黒・白・青など無難なものがよい。
女性:ベルトの色は革なら黒・茶、金属ならシルバー・ピンクゴールドが一般的。文字盤は黒・白・青・パステルピンクなどが無難。
【手帳】
男女共通:サイズはA6かB6がオススメ。色は黒や紺など落ち着いたものを選び、派手な色・デザインは避ける。マンスリーとウィークリー両方のスケジュールを書き込めて、メモスペースが十分にあると使い勝手がよい。
■就活必需品
- スマホ・携帯…会社の電話番号を含む情報を登録しておく
- 筆記用具・メモ帳…就活に必要な情報をメモに残しておくため
- ICカード・現金…移動をスムーズに行うためのICカードと急なタクシー利用のための現金
- クリアファイル…書類を入れておいたり、受け取った書類を綺麗に持ち帰ったりするため
- ES・履歴書…提出が求められている場合は以外にも、内容の確認用として持っておくと◎
- 提出必要書類…ESなどを含む提出書類がある場合は忘れずに持っていく
- ハンカチ・ティッシュ…社会人として当たり前のマナー
■便利グッズ
- 会場までの地図(印刷)
- 会社案内・資料
- 折りたたみ傘
- 予備の写真
- 印鑑・朱肉
- 学生証
- 充電器
- ストッキングの予備
- 手鏡
- 整髪料・ヘアブラシ
- エチケットブラシ
- 化粧ポーチ
- ミニソーイングセット
- 口臭ケア用品
- 衣服用消臭スプレー
- 携帯用靴磨き
- 薬
- 名刺
- ばんそうこう
- 汗拭きシート
上記のように、就活をする上では必要な物がたくさんあります。就活を始めてから慌てて準備するのではなく、余裕を持って早くからそろえておきましょう。
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就活ナビサイト登録する
就活を始める前に、就活ナビサイトへの登録も忘れてはいけません。まずは手始めに「マイナビ」「リクナビ」などの総合ナビサイトに登録しておくことをオススメします。求人情報をはじめ、インターンシップ情報なども掲載されていることから、就活生には欠かせないツールの1つです。
また、就活ナビサイトには、ベンチャー企業に特化した「チアキャリア」、理系学生に特化した「理系ナビ」など、さまざまなものがあります。自分に必要な特化型ナビサイトにも登録しておきましょう。
その他にも、就活に役立つアプリや本など様々なツールが存在するので、必要に応じて用意してください。
就活を何から始めるかわからないときの対処法
就活に対して不安があるときや進め方がわからないときは、周りの就活生や就活のプロに相談するのがオススメです。一人で就活を進めるよりも、自信を持って就活を行えます。
具体的には、以下のような方法を試してみてください。
就活を何から始めるかわからないときの対処法について、詳しく紹介します。
周りの就活生に状況を聞いてみる
就活を何から始めるべきかわからないときは、周りの就活生に状況を確認すると、不安が和らぐ可能性があります。就活生と話すときは、以下のようなことを確認するとよいでしょう。
- 就活対策として今なにをやっているか
- 有意義なイベントやサービスはあるか
- これからやろうと思っていることはあるか
同じ就活生同士では、どのような就活対策をしているか、何が役に立ったかなどお互いに情報共有するとよいです。他の人の就活対策を知ると、自分に足りないことや必要なことがわかるようになるでしょう。
他の就活生と比べて自分は遅れをとっていないか、客観的に把握するようにしてみてください。
就活を終えた先輩に相談する
就活を何から始めるべきかわからないときは、すでに就活を終えた、大学やアルバイト先の先輩に相談するのもオススメです。就活を成功させるためのアドバイスや、時期別にやったことなどを聞いておくとよいでしょう。
志望企業に入社した先輩がいる場合はOB・OG訪問し、書類の添削や面接の受け答えを練習するのもオススメです。実際に選考を受けた先輩の話を聞くことで、選考のイメージが付きやすくなったり、企業に好感を持たれやすい回答がわかるようになったりといったメリットがあります。
ただし、社会人の先輩の場合は、忙しい可能性が高いです。相手の時間を必要以上に奪わないように気をつけてください。
大学のキャリアセンターで相談する
就活を何から始めるかわからないときは、大学のキャリアセンターでアドバイスをもらうのもよいでしょう。
大学のキャリアセンターでは、大学の先輩が入社した企業を聞いたり、模擬面接や書類添削を受けられたりと就活に役立つサービスがあります。自分の大学がどのような就活を行っているのか把握すれば、何に目を向けるべきかも見えてくるはずです。
ただし、大学のキャリアセンターは、時期によって混み合っていることがあります。すぐに相談に乗ってもらえないこともあるので、注意してください。
就活エージェントに相談する
就活を何から始めるべきかわからないときは、就活のプロである、就活エージェントに相談するのもオススメです。
就活エージェントはたくさんの就活生を見てきているので、その人にあった就活対策を教えてくれます。就活を何から始めるべきなのか、今は何をしなければいけないのかなど、細かく教えてくれるでしょう。
また、就活エージェントは企業の紹介もしているので、自分の希望にあった企業を紹介してくれるメリットもあります。企業の選び方がわからない人にもぴったりです。
キャリチャンでは、就活に悩む人向けに無料の「就活相談サポート」を実施しています。就活に関しての悩みなら何でも相談可能です。プロのキャリアアドバイザーからマンツーマンでアドバイスを受けられるので、ぜひ参加してみてください。
周りと差がつく就活準備の始め方
まだ就活が本格化するまで時間がある人は、周りがまだ就活準備を進めていないうちに対策を始めておくとよいでしょう。下記を行っておくと、有利に就活を進められる可能性があります。
周りが取り組んでいないうちに準備を始めると、就活でよいスタートが切れる可能性が高まります。ぜひ取り組んでみてください。
長期インターンシップ
本格的な就活を始める前に何をすればよいかわからない学生には、大学1年生・2年生のうちから、長期インターンシップに参加することをオススメします。大学3年生の夏以降に行われる数日間のインターンシップに参加する人は多いですが、3ヶ月以上など、長期間にわたるインターンシップに参加する学生はごく少数です。
長期インターンシップは企業で実際に働くケースが多く、とてもハードです。しかし、学生にはできない体験ができ、ビジネススキルが身につきます。多くの社会人と出会えるので、自分のキャリアを考えるきっかけとしても有効です。
就活の選考の場でも、具体的な話ができるため、他の就活生と大きく差を付けられるでしょう。時間も労力もかかりますが、就活に役立つだけでなく、かけがえのない経験が積めるはずです。
ベンチャー企業はアルバイトのような形で長期インターンシップ生を募集していることがあるので、ぜひ探してみてください。
資格取得
就活を始める前に何をすればよいかわからない学生は、資格の取得に励むのもオススメです。
企業や職種によっては、資格取得者を優先して採用する可能性があります。新卒の場合は入社してから資格を取得すればよい場合も多いですが、学生のうちに取得しておくと、企業の意欲をアピールできるでしょう。
たとえば不動産業界であれば宅地建物取引士、金融業界であればファイナンシャルプランナーなど、志望業界で役立つ資格を探してみてください。特に金融系は資格がないと応募できないこともあります。必要な資格を調べ、大学1・2年生のうちから勉強を始めておきましょう。
必要な資格が特に必要ない人は、TOEICの勉強をしておくのもよいです。語学力はどの業界にいっても求められるため、高得点を取得すると、他の就活生と差を付けられる可能性が高まります。ぜひ意欲的に取り組んでみてください。
ガクチカで話せることに取り組む
具体的な就活を始めるまでの間に何をすればよいかわからない学生は、就活が本格化する前に、ガクチカで話せることを作っておくとよいでしょう。
ガクチカとは、学生時代に頑張ったことの略称です。ガクチカはエントリーシートや面接で聞かれることが多い項目ですが、「大学時代に頑張ったことなんてない」と悩む人が多い項目でもあります。
就活でガクチカを自信を持って話せるようになるためにも、時間があるうちに何かに取り組んでみましょう。ガクチカで話すことは、大学の授業はもちろん、ボランティアやアルバイトでも構いません。自分が熱心に取り組んだことであれば問題ないので、何か1つ決めて、集中して取り組んでみてください。
また、ガクチカを話す際は、その取り組みを行う際に気をつけたことや、学んだことを話す必要があります。自慢できるような大きなことを成し遂げる必要はないので、頑張ったことから何を学んだのかをしっかり話せるように準備しましょう。
就活を何から始めるか理解して出遅れないようにしよう
もともと守られていなかった就活ルールではありますが、正式に「廃止」されたことで年々、就活の早期化・自由化が進んでいます。
「3月情報公開、6月面接解禁、10月内定」という大枠のスケジュールは政府主導で引き継がれているものの、これらを守らなくても何ら問題はありません。その影響から、採用活動をかなり早めにはじめる企業が出始めています。
就活を何から始めるかしっかり把握して、出遅れないように準備しましょう。
もし、うまく就活をはじめられない、やることが多すぎて手付かず、とにかくどうすればいいのかわからないといったときは、ぜひキャリチャンを頼ってください。
キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、それぞれの学生が自分に合った企業へ入社するためのサポートを行っています。自己分析や企業探しのお手伝いはもちろん、面接練習やES添削なども徹底サポートするのが特徴です。
就活ははじめてのことだらけなので、立ち止まってしまうこともあるでしょう。そんなときこそ人に頼り、自分の道を切り開いていくべきです。キャリチャンがあなたの満足いく就活になるようサポートするので、二人三脚で就活を始めてみませんか?
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この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している