まだ間に合う?年明けからの就活を成功させるための秘訣

 2023年1月20日

年末年始になるとこれまでの就活を振り返る4年生が多いですが、中には以下のような理由から「年明けから就活を頑張ろう」と決意する4年生も結構います。


  • これまで全く就活をしてこなかったけど、やっぱり年明けから就活を始めたい

  • これまでも就活していたけど内定がない(無い内定)

  • すでに内定は持っているけど納得していない


あなたの場合もきっと、上記のいずれかですよね?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

その通りです。
でも4年の年明けから就活して、果たして新卒の入社に間に合うのか不安を感じています。何かよい方法があったら教えてください!

うんうん。どのような理由で年明けから就活しようとしているにせよ、「どうすれば新卒での入社に間に合うのか」は共通する課題ですよね。
このコラムでは年明けからの再就活に挑む4年生に向けて、年明けの就活事情やそれぞれの状況に合わせた対処法、年明けから内定を獲得するための秘訣などを解説します。
これを読んで気持ちを一新し、年明けからの就活を成功させましょう!

キャリアプランナー 岡田

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就活を年明けから始めても間に合うのか?

就活を年明けから始めても間に合うのか?

近年は経団連の就活ルール廃止やコロナのせいで就活環境の変化が激しいですから、どのように動けばよいのかわからず、思うように就活ができなかった23卒生も多くいることでしょう。そんな23卒生みんなが共通して気にしているのが、“年明けからでも新卒の入社に間に合うかどうか”だと思います。

しかし一口に年明けから新たな内定を狙うと言っても、冒頭にも述べたように就活生の置かれている状況は様々です。まずはコラムの初めに、年明けからの就活を考える状況別に「新卒での入社に間に合うのか」について解説します。

状況1:これまで全く何もしていない

年明けから内定を狙う23卒生の中には、これまで全く就活していなかった人もいます。コロナによって思うように動けなかったり、部活や研究で忙しかったから就活できなかったりといった理由のほか、「めんどくさかった」「なんとなくしなかった」という人もいるでしょう。

そのような人たちが年明けから就活を始めて、果たして新卒の入社に間に合うのでしょうか?その答えは、“間に合わせることは可能だが、相当な覚悟が必要”だと言えます。

これまで就活をしてこなかった人は、そもそも就活のノウハウすら分かっていない「かなりの出遅れ状態」にあります。しかも年明けの就活でライバルとなる自分以外の就活生たちは、既に就活経験のある強敵ばかりです。

そのためライバルに負けないよう遅れを取り戻すには、相当な行動量が求められます。それでもやり抜く覚悟がないと、新卒での入社に間に合わせることはできません。年明けから就活する人の中では最も出遅れた状態にありますので、就活エージェントなどを利用し、効率的な巻き返しを図るべきです。

キャリchでは、プロのキャリアプランナーが就活に出遅れた学生をマンツーマンで支援するイベント「出遅れ就活サポート」を開催しています。完全無料のサービスですので、気軽に活用してください。

状況2:就活はしてたが内定無し

これまでも就活はしていたものの内定を獲得することができなかった「無い内定」人も、年明けからの就活を目指すことになります。このような人たちが年明けから就活をやり直して、新卒での入社に間に合わせることは可能でしょうか?

その答えは、こちらも就活を間に合わせることが可能ですが、“自分の中で何かを変えないと難しい”です。これまで就活をしてきたということで就活のやり方や雰囲気などは知っているため、スムーズに就活が行えることから、何もしてこなかった人よりも就活への成功率は高いと言えます。

しかしこれまで内定が獲得できなかったという事実がある以上、内定を遠退けてしまう何らかの原因が必ずあるはずです。その原因を解明・改善しない限り、いくら就活慣れしていても内定をもらうことはできず、時間を無駄にしかねません。年明けからの再就活を始める前に、まずは内定がもらえない原因を改善し、自分を変えていかないといけないでしょう。

状況3:内定はあるが、納得いかないのでやり直す

23卒生の中にはすでに内定を持っているものの、内定先に納得いかないことで年明けから就活やり直しを検討している人もいます。内定式に参加することで「なんか違う」「就活軸に当てはまっていない気がする」と感じ、年末年始の振り返りをきっかけとして、年明けから就活をやり直そうと決心する人は案外多いものです。

そんな年明けから就活のやり直しを検討している人は、新卒での入社に間に合わせることが可能なのでしょうか?その答えは“目指す業界にもよるが、万全な対策をして、正しいやり方で就活ができれば間に合わせることが可能”です。

すでに内定を持っている人は、これまでの就活で企業側の高い評価を獲得できたわけですから、基本的な就活力に関してはほぼほぼ問題ないと思われます。ただし年明けからはこれまでの内定先とは違った分野を狙うため、それらに特化した対策が必要です。

それを理解せずに、これまで通りに就活しているようでは就活を間に合わせることはできませんので、しっかりと対策していきましょう。

年明けから内定を狙ううえで覚悟すべきこと

年明けから内定を狙ううえで覚悟すべきこと

年明けから内定を狙うということで、どのような事情にしろ時間が限られていますから、厳しい就活になることには間違いありません。それぞれの事情からどう対策すべきは異なってきますが、“年明けからの就活”を行う際には共通して覚悟しなければいけないことがあります。

ここではそんな、年明けから内定を狙ううえで覚悟すべきことについて解説します。年明けから就活に関する就活事情になりますので、しっかりと確認していきましょう。

企業数が限られ、偏りがあるため企業探しが難しい

年明けということで企業数が限られ、残っている企業にも偏りがあるため、自分が志望するような企業を見つけ出すのが大変です。場合によっては自分の満足のいく企業を見つけられない可能性があることを覚悟しておかなくてはなりません。

特に内定を持っていたものの、納得いかないことで就活をやり直す場合、せっかくやり直しをしても就活の進め方次第ではいい企業に出会えない可能性もありますので、就活探しには苦労すると思われます。

年明けからでも就活を間に合わせることは可能とされていますが、この企業探しに苦労する人は多いので、企業探しの難しさをあらかじめ把握し、どう探していくべきか、その対策についても理解を深めてきましょう。

キャリchにも、企業紹介に特化したイベント「就活相談サポート」がありますので、ぜひ活用してください。

これまで以上の行動量が求められる

年明けからの就活ということで時間が限られていますから、短期間で就活を間に合わせるためにこれまで以上の行動量が必要となります。

時間が限られた中での就活ですので、これまでとおりの行動量では圧倒的に足りませんし、ましてこれまで就活をしてこなかった人は既に“出遅れ”ているわけですから、より行動量が求められます。

行動量が増えるということは肉体的にも精神的にも負担が大きくなることを覚悟しなければいけないですし、厳しいスケジュールに対しても上手にこなしていくことが求められるでしょう。

年明けからの就活で内定を狙うための事前準備

年明けからの就活で内定を狙うための事前準備

年明けの就活は厳しいものになりますし、様々なことを覚悟しておかなくてはなりません。しかし、その中で就活を成功させるためにはそれらを受け入れ、適当に対応していく必要が あります。

ここでは年明けからの就活を行ううえで必要な事前準備について解説します。この事前準備はどのような事情においても共通して意識すべきことですので、しっかりと確認していきましょう。

自己分析や面接練習などの基礎を固める

年明けから就活を行う際、まずは基礎となる対策を十分に行います。具体的には、自己分析と企業研究から「就活軸」を明確にすること、そして面接練習から就活力を上げることです。

就活では目標すなわち“入社したいと思える企業”を明確にすることで、その目標に向かって行動がしやすくなりますし、目標が明確であればあるほど就活も成功しやすくなります。

もともとこれまで内定がもらえなかった原因としても挙げられる、“自分に合った企業を選べていなかった”という問題もありますから、年明け前にまずは改めて就活軸を見直すことが大切です。

改めて自己分析を行い、そしてこれまでの就活を振り返ったうえで“自分に向いている会社”を意識しながら、企業に求める条件を定めていきます。仕事は「自分がしたいこと」よりも「自分にできること」を意識して選んだ方が良いとされているので、自分の強みと活かせる企業はどこかを意識してみましょう。

そして、面接において力を存分に発揮するためにも確実に力をつけることができるやり方で面接練習を行います。具体的には“本番を想定した緊張感のある雰囲気のもと練習を行う”ことで、確実に力をつけることができます。

そのような雰囲気を作り出すためには、緊張感を抱く相手、つまり友人などではなく「他人」との練習が効果的で、特に就活エージェントやキャリアセンターなどと行うのがオススメです。ですから、積極的に模擬面接イベントなどに参加し、確実に面接力をつけていきましょう。

キャリchにも、面接対策に特化したイベント「面接サポート」がありますので、ぜひ活用してください。

この時期ならではの質問に答えられるようにする

年明けの就活では、これまでの面接では聞かれなかったような質問を受けることがありますので、あらかじめそれらの質問の対策をしていくことが大切です。

【年明けの就活で予想される特殊な質問】

  • 「なぜこの時期に就活をしているのですか?」
  • 「なぜこれまでの就活がうまくいかなかったの?」
  • 「内定がもらえなかった原因はなんだと思いますか?」

これらの質問を答えていくうえで大切なのが、“なぜこの時期に就活をしているのか”を明確にすることです。そしてその理由に対する原因や問題点についてもしっかりと明確にし、その問題点に対してどのように改善しているのかを答えることで高評価を得られますので、まずはしっかりと自分の中で“なぜこの時期に就活をしているのか”明確にしましょう。

たいていの企業側は「この時期に就活をしている(内定がない)のは何か問題があるのかもしれない」とはじめからマイナスなイメージを抱きますので、それらを払しょくするために問題を理解していること、その問題と向き合っていることを伝えることがポイントなります。

企業探しは就活エージェントにお願いする

年明けからの就活では企業探しに苦労しますので、ここは就活エージェントに任せるようにして下さい。就活エージェントなら数少ない企業からでも条件に合った企業を見つけ出してくれますし、もともとの企業とのつながりから普段は求人に上がらないような“隠れ優良企業”などを紹介してもらえます。

それに、時間が限られているため企業探しに時間を充てるよりも面接対策などに時間を充てた方がいいですから、企業探しは就活エージェントに任せてしまった方が効率的に就活が行えます。

もちろん内定を獲得するためのサポートも行ってくれますから、年明けからの限られた就活期間においても確実に内定を狙うことができます。

キャリchでも就活に出遅れてしまった人、もしくは年明けから就活のやり直しを行う人のためのイベント「出遅れ就活サポート」を開催しています。それぞれの状況に合わせた、マンツーマンのサポートを行うイベントです。もちろん優良企業の紹介や面接対策なども行います。完全無料ですので、ぜひ気楽にご参加ください。

年明けからの就活で内定を獲得するための秘訣

年明けからの就活で内定を獲得するための秘訣

年明けから内定を狙ううえで意識すべきこと、準備すべきことは共通ですが、具体的な動き出しについてはそれぞれの状況によって異なってきます。ここではそんな、年明けからの就活で内定を獲得するための秘訣について解説します。

自分の置かれている状況から、どう行動すべきかを考え、適切に行動すれば年明けからでも確実に内定は狙えますので、しっかりとチェックしていきましょう。

「これまで全く何もしていない」場合の対策法

これまで全く何もしていない人はまず、自己分析と業界研究を行い、自分に合う企業の条件つまり就活軸を明確にしていきます。前述でもお話ししたように年明けから内定を狙う際には目標を明確にしておく必要があり、特にこれまで何もやっていなかった人は就活を通して自分に合う企業を見極められていませんから、はじめに設定する就活軸がとても重要になります。

ですから、自己分析から自分の強みを明確にし、その強みを活かせる業界はどこか、具体的にどう活かせるかを考えながら「自分にできること」を意識して就活軸を定めてください。

そして就活軸を定めたらその軸に沿って積極的にエントリーし、場数を踏んで力をつけていきます。エントリー数が増えればその分内定率も上がりますし、場数を踏めば就活を早く知ることができるため、躊躇せず積極的に行動していきましょう。

ただし、数打ちゃ当たるでは就活はうまくいきませんから、自分を求めている企業、つまり就活軸に当てはまる企業にエントリーするようにしてください。自分を求めていない企業を受けても時間を無駄にするだけです。

「就活はしてたが内定無し」場合の対策法

これまで就活をしていたが、内定がもらえなかったという人はまず、これまでの就活を振り返り、内定がもらえなかった原因を究明します。そしてその原因に対して必要な対策を取ることが大切です。

ここでは、自分だけで原因を探すのではなく第三者にチェックしてもらうようにしてください。就活エージェントやキャリアセンターなどの就活のプロにチェックしてもらうのが望ましく、プロにお願いすることで原因を確実に明確にできるため、今後の就活にも活きます。

これまでの就活の反省点を改善しないと、これから就活を行ってもうまくいくはずがありませんので、企業選びをミスしていたのなら就活軸や条件を見直し、面接が良くないのなら面接練習を行うなどして、問題点をしっかりと改善していきましょう。

「内定はあるが、納得いかないのでやり直す」場合の対策法

内定はあるものの、納得いかないことで就活をやり直す場合には、今の企業が納得いかない理由を明確にしてください。そして自分の中でどのような企業だったら良いのかを挙げ、その条件に当てはまる企業を積極的に受けていきましょう。

まず今ある内定に満足できない理由が明確にされないと、今後他の企業を受けるうえでも条件がブレてしまい、納得のいく選択ができなくなってしまいます。また、あらためて就活軸を定め直すうえでも懸念点がわかっていないとまともな軸を定められないため、まずはしっかりと内定先の納得いかない点を明確にしましょう。

そして、自分の中で納得のいく企業の条件を定めたら、条件に当てはまる企業を就活エージェントなどから紹介してもらいます。すでに内定を獲得した経験があるため、選考の基礎部分は問題ないと思いますので、次は企業選びをミスしてしまわぬよう、プロの力を借りながら企業を探していきましょう。

おわりに

どのような事情でも年明けから就活を間に合わせることは可能ですし、内定を狙うことも十分できます。しかし、時間が限られているうえ、企業の見つけにくさや求められる行動量の多さから厳しいものになるのには間違いありません。

ですから、それぞれの事情に合わせて必要な行動を行うとともに、就活軸の見直しや面接練習の強化など、共通して意識すべきことを把握しましょう。

また、難しい企業探しは就活エージェントにお願いすることが、年明けからの就活を成功させるための秘訣となります。企業探しだけでなく、面接練習や内定獲得までのサポートなども行ってもらえますので心強いです。

キャリchでも、出遅れ学生・就活やり直し学生のためのイベント「出遅れ就活サポート」を開催していますので、ぜひ参加してみてください。一人で不安を抱えていてもよいことはありませんから、就活のプロを味方につけ、一緒に年明けからの就活を成功させましょう。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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