そもそも働きたくない!と悩む人の就活への向き合い方をご紹介します

 2022年3月24日

そもそも働きたくない!と悩む人の就活への向き合い方をご紹介します

就活をしなくちゃいけないことは分かっているのだけど、そもそも働きたくないからやる気も起きず、全然手につかないのです。イヤイヤ就活を進めようにも、そもそも働きたくないのですから当然やりたい仕事などあるわけもなく、どこを志望すればいいか分かりません。

そんな時「周りと違ってそもそも働きたくない自分はダメ人間なのか?」などと、悩んでしまう人もいるでしょう。しかしこのコラムを読んでいる学生はきっと、働く気になれないながらも「このままではマズい」「何とかしなきゃ」と気付いている人ですよね。

それならば大丈夫。決してダメ人間などではないですし、まだ就活を成功させられる可能性は十分あります。ただしあなたが自覚しているように、このままの状態ではどうにもならないです。

「そもそも働きたくない」という気持ちと「就活しなきゃ」という気持ちの間で葛藤しながら、いつの間にか卒業を迎えてしまうのは目に見えています。そもそも働きたくない人が就活を成功させるには、今の気持ちにきちんとケリをつけ、就活へのモチベーションを高めるきっかけが必要です。

そこで、このコラムでは「そもそも働きたくない」と悩む23卒のために、自分の気持ちとの向き合い方と就活成功法をお教えします。

就活へのやる気を引き起こしたい人は、ぜひ参考にしてください!

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そもそも働きたくないという心理

そもそも働きたくないという心理

そもそも働きたくないと考えるのは、そんなにダメなことなのでしょうか。もちろん就活をしなくちゃいけないのは頭で分かっているけれど、周りの人がやたらと就活に意欲的なことの方が、理解できないという人もいますよね。

それを理解し、自分も就活への意欲を持つためには、まず「そもそも働きたくない」と考える自分の気持ちをきちんと理解しなければなりません。そこでコラムの初めに、「そもそも働きたくない」と考える心理と原因についてお話しします。

自分のことは分かっているから必要ないという人もいるかもしれませんが、これ以上「ダメ人間なのか?」などと悩まないために、しっかり読んで理解しておいてください。

そもそも働きたくないと考えるのは普通の感情

そもそも働きたくないと考えるのは、一般的な学生なら至って普通の、ごく自然な感情です。そもそもずっと自由気ままな学生生活を満喫してきたのですから、喜んで「社会人」という過酷な環境に身を投じたい人なんて、決して多くはないでしょう。

たとえば学生のうちは基本的に住居や生活費など生きていくための基盤を親に頼り、犯罪でも犯さない限り責任を問われることはなく、マイペースに日々を送ってきたと思います。学生は勉強が本分とはいえ、たまには真面目にやりたくない日があっても注意される程度で強要できませんし、たとえ成績が悪くても不利益を被るのは自分だけです。

しかし会社に就職して働くとなれば、まるで話が違ってきます。実家住まいを続ける人もいるかもしれませんが、自分が働くようになれば基本的には自分の生活を自分で支え、収入源である仕事を失えばたちまち生きていけなくなるのです。

そして会社は大勢の人が仕事と利益を共有する共同体なので、当然マイペースな行動は許されませんし、真面目に働いても成果を出さないこと自体が許されません。誰か一人でも手を抜けばみんなの利益が損なわれるわけですから、行動には常に責任が伴い、常に最大の生産性が求められます。

簡単に言えば、「働かざる者食うべからず」の厳しい世界です。そのためこれまで気ままに過ごしてきた学生が、これから進むことになる過酷な環境に不安を覚え、働きたくないと感じること自体は至って普通の感情だと言えます。そもそも働きたくないからといって決して「ダメ人間」などではありませんので、心配しないでください。

働くないと考えてしまう原因は様々

そもそも働きたくないと考えてしまう具体的な原因は人それぞれです。大きく分けると、ネガティブ思考から働きたくないと考える人と、他の選択肢に魅力を感じている人の2つのパターンがあります。

ネガティブ思考でそもそも働きたくないと考える学生は、特別やりたいと思える仕事が思いつかないために、社会に出たところで何をしたらいいか分からない人が多いです。「こうなりたい」という目標がなければ働くことに対して明るい発想が持てず、ネガティブな面にばかり目が行くのは当然と言えます。

前述のような過酷な環境に身を投じることへの不安から、自分がそれに耐えられるか自信が持てないことも、ネガティブ思考に拍車をかけるのでしょう。そうしたネガティブ思考が極まって、最終的に働くこと自体「面倒くさい」と感じる人もいます。

一方そもそも働きたくない学生の中には、他の選択肢に魅力を感じている人も少なくありません。部活や趣味に生きがいを感じていて「本当はその道のプロになりたい」人、大学での研究が面白くて「本当は大学院に進学したい」人などです。

しかし本来魅力を感じている道が狭くて難しかったり、仕事に結び付ける方法が分からなかったり、経済的に困難だったりといった事情で諦めざるを得ませんでした。かといって現実的になり働かなければならないという事実も、心が受け入れられずにいるのです。

働きたくないまま就活するリスク

働きたくないまま就活するリスク

そもそも働きたくないという感情そのものは自然なことですが、そうかといって働かなければ生きていけませんから、イヤイヤ就活に乗り出す人もいるでしょう。しかし、その「働きたくない」という気持ちを解消しないまま無理に就活するのは、あまりオススメできません。

なぜなら「働きたくない」という感情は就活をする上で悪影響を及ぼし、様々なリスクを生じるからです。ここからは「そもそも働きたくない」と思いながら就活すると、具体的にどんなリスクがあるのか解説します。

不安やモヤモヤな気持ちが見透かされ、面接に影響が出る

そもそも働きたくないという気持ちが就活に及ぼすリスクの1つは、面接でそれが見透かされてしまい、良い評価を得られないことです。自分ではそんな態度を取っているつもりはなくても、心の中で実は働きたくないと思っていることは、学生の全身からにじみ出ています。

やる気のなさ、働くことへの不安、自分の中で吹っ切れていないモヤモヤ感といったものが、無意識に態度に表れているわけです。しかも面接官は人を見極めるプロですから、いくら就活生が心の内を隠して表面を取り繕っても、それを見破る術を心得ています。

口では就職への意欲を語りながら心の中で働きたくないと思っていることは、面接官にはすぐバレてしまい、評価が悪くなってしまうのです。その就活生の持つ能力が何であれ、働く気のない人をわざわざ雇い入れる企業はありません。

企業は仕事と利益を共有する共同体ですから、最大限の生産性を発揮しそれに貢献しようとしない人は、他の社員が生んだ利益を食いつぶすだけの足手まといです。そういう人間を誤って採用することのないよう、面接官は目を光らせています。

ですから「そもそも働きたくない」という気持ちを抱えたまま無理に就活をしても、面接で見透かされ、内定に至る可能性は低いです。内定にたどり着けないなら、やるだけ無駄ということになってしまいます。

判断力が鈍り、正しい選択ができなくなる

そもそも働きたくないという気持ちがあると、就活における判断力が鈍ってしまい、正しい選択ができなくなるリスクが高いです。自分が受ける業界や企業を選ぼうにも、そもそも働きたくないのなら、どの業界どの企業を見ても魅力を感じないでしょう。

その結果、どのような業界・企業が自分に合っているか検討することもなく、見切り発車で就活を始めてしまいます。どこでもいいから受かりそうな企業を手当たり次第に受けたり、「専攻分野だから」「大手だから」「近いから」といった安易な理由で志望先を選ぼうとしたりするのです。

また選考中も、さっさと就活を終わらせたいあまりに最初に内定をくれた企業に飛びついたり、他人の意見や条件面だけで入社先を判断しようとしたりします。しかし大学の専攻に近い業界だからと言ってその仕事が自分に向いているとは限りませんし、世間的な評価が高いから自分も満足できる企業だとは限りません。

就活は自分の将来を左右する重要な分岐点ですから、そのように判断力が鈍るのは大変危険です。本来ならば、どういった業界・企業が自分に合っているのか見極めながら選考を受け、最終的に入社する1社を慎重に決断する必要があります。

そもそも働きたくないという気持ちからそれを怠ってしまうと、自分に合っていないためちっとも内定が得られないばかりか、入社後にミスマッチを起こして早期退社につながる恐れがあるのです。

ずるずると就活をしてしまい、いつまで経っても終わらない

そもそも働きたくない気持ちを引きずったままだと、ずるずる就活してしまい、いつまで経っても就活を終えられない可能性もあります。なんとなく就活に取り掛かってはみたものの、いざ行動・選択の段になると働きたくない気持ちが先行し、ずるずるダラダラしてしまうのです。

就活ナビサイトなどを開いてみても、そもそも働きたくないため就活への意欲は湧いてこず、ただ眺めているばかりでそこから一歩具体的な行動に移そうとしません。エントリーする企業を選ぶのにも説明会に参加するのにも、働くことへのネガティブな気持ちが足を引っ張って腰を重くさせます。

自己分析や業界・企業研究、各種の選考対策なども、働きたくない気持ちから面倒くさくなり、簡易的に済まそうとするので不十分なままです。ようやくエントリーに踏み出せても、イヤイヤ就活していることが見え見えなうえ、そもそも志望動機が不明瞭で準備も不十分なのでなかなか内定を得られないでしょう。

しかも働きたくない気持ちから判断力が鈍っていることで、そもそも志望する業界・企業の選択を間違えてしまい、結局後悔して初めから就活をやり直すことにもなりがちです。そのように「そもそも働きたくない」という気持ちを抱えていると、十分な準備も明確なゴールもないままダラダラと就活し、失敗とやり直しを繰り返すことで結果として就活が長引くことになります。

働きたくない人の向き合い方と就活成功法

働きたくない人の向き合い方と就活成功法

学生が「働きたくない」と考えるのは自然な感情ですが、そのままイヤイヤ就活を行ってもリスクがありすぎて、ちっとも上手くいきません。就活を成功させるためには、その「働きたくない」という気持ちときちんと向き合い、心にわだかまるモヤモヤを整理して、就活への決意を固める必要があります。

しかしそうは言っても、現状「就活しなくちゃいけない」と頭で分かっていながら、「働きたくない」という気持ちが捨てきれずに悩んでいるのですよね。そこでここからは、そもそも働きたくない就活生が自分の気持ちと向き合う方法と、就活を成功させる方法について解説します。

最後までしっかり読んで、就活へのモチベーションを高めるための足がかりにしてください!

新卒で行う就活の価値を理解する

自分の中の「働きたくない」という気持ちと向き合って就活への決意を固めるにはまず、新卒で行う就活の価値の高さを理解する必要があります。当然のことですが、どんなに働きたくなくても人は何かしらの仕事をして収入を得ないと生きていけません。

当面は親のすねをかじっていられたとしても、親もそのうち収入がなくなるのですから、人生の中のどこかでいずれ必ず就活せざるを得ない時がやってきます。そしていつか必ず就活することになるなら、それは後々追い詰められてからするのではなくて、絶対に新卒の今しておいた方が良いです。

日本企業の大部分は新卒一括採用を主体として採用活動を行っており、それに応募できる人は基本的に、翌年春に学校を卒業する新規卒業者のみとなっています。最近は卒業後3年以内の既卒者まで新卒の枠に応募可能な企業も増えてきたものの、新卒時に比べれば確実に選択肢が減りますし、内定率も新卒の半分以下です。

さらにそれも逃した場合は、不定期に行われる中途採用の枠に応募するしかなくなります。しかし他社からの転職を希望する経験者と比較されると、正社員として働いたことのない既卒者には勝ち目がないので、とたんに就活が難しくなるのです。

新卒の今就活しておけば、応募できる企業の選択肢もたくさんありますし、ライバルとなる他の応募者もみな未経験者ですから同じ土俵で戦うことができます。またコロナの影響で競争率が上がっているとはいえ、新卒での就活は既卒や中途採用に比べれば格段に売り手市場なので、仕事選びをするには最も良い環境です。

現在「働きたくない」という思いが捨てきれずに葛藤している人は、そうした新卒の価値を十分理解し、この最良のチャンスを逃さないよう受け入れてください。

働きたくないと考える原因を明確にする

自分の中の働きたくない気持ちに打ち勝つためには、そもそも自分がなぜ働きたくないと考えるのか、原因を明確にする必要があります。問題を引き起こしている原因を取り除かなければ、本当の意味での解決には至りません。

そもそも自分が働きたくないと思ってしまう原因に対してどう対処すればいいのかを考え、根本的な解決を図るための行動を取ります。ネガティブ思考によって働くことの不安要素ばかりに目に行くのなら、働くことで得られる良い面を探して、あえてポジティブに考えてみると良いです。

たとえば正社員として働くことで大きな収入が得られるようになり、これまでは欲しくても買えなかったもの、やりたくても出来なかったことが可能になります。学生時代より休みが少なくなるとはいえ、お金があることでプライベートな時間は逆に充実したものになるかもしれません。

「初めての給料では何を買おうかな?」「初めての長期休暇ではどこへ旅行しようか?」などと想像すると、社会人生活に対する明るい気持ちも生まれてくるはずです。また正社員として働くより他にやりたいことがある人は、その選択をした場合と今就活するのと、どちらがいいのか考えてみます。

いくらスポーツや芸能といった何かしらの世界でプロになりたくも、実力がなければまともに稼げませんから、生きていくためにアルバイトなど別の収入源が必要です。アルバイトに明け暮れながら生活費を切り詰め、夢の実現に向けて努力したとして、いったい1年のうちどれほどの時間をその活動に充てられるでしょうか。

そのように苦労を重ねたとしてもその世界で成功できる保証はどこにもなく、夢破れたと気付いたときにはすでに普通の就職が困難な状況になります。金銭的な理由から、大学院への進学が諦めきれない場合も同様です。

アルバイトなどしていては研究どころでなくなって本末転倒ですし、かといって奨学金を受ければ卒業後に巨額の返済が待っていて、何年も苦しい生活を強いられることになります。他にやりたいことがあるために働きたくない人は、そうした現実的なことをきちんと踏まえたうえで、本当にそんなリスクを冒しても挑戦したいのかよく考えてください。

将来どうなりたいかを考え、目標を明確にする

そもそも働きたくないという気持ちを乗り越えるには、自分が将来どうなりたいのか考え、目標を明確にすることも大切です。「働きたくない」と考える人の多くが、自分のやりたい仕事を見つけられず、就活にも将来にも前向きな気持ちを持てないでいます。

そこで仕事の延長線上に将来像を思い描くのではなくて、先に自分のなりたい将来像を考え、その目標を達成するにはどんな仕事をすればいいのかと考えるわけです。たとえば極端な話、「将来は大豪邸に住みたい」と考えるなら地道な職業を選んでも無理なので、高収入を期待できるハイリスクハイリターンな仕事を選ぶ必要があります。

ただし、働きたくない学生の多くはそもそも自分の将来に対するポジティブな発想がないので、いきなり自分のなりたい将来像を想像しようとしても難しいです。まずは自己分析をしっかり行って、自分がどんなことに喜びややりがいを感じ、どんな強みを持っているのか把握してください。

自分の個性を活かして活躍でき、やりがいを感じられる職場でなら、きっと働くことも苦痛にならないはずです。そうした自分に合った仕事をしている姿を思い描けば、自然と明るい将来像も想像できるようになるでしょう。

そして自分が将来「こうなりたい」という目標があれば、それを達成しようと前向きに考えられるようになり、働きたくない気持ちとも決別できるようになります。

企業説明会やインターンに積極的に参加する

現在「そもそも働きたくない」という気持ちを捨てきれていない人が就活を成功させるには、積極的に企業説明会やインターンへ参加することが大事です。企業説明会やインターンに参加することで、今漠然と不安を抱いている「働く」ということと、明確に向き合うことができます。

そもそも働きたくない学生が必要以上に就職への不安を募らせるのは、自分の体験したことのない未知の領域への恐怖であり、その実態についてよく知らないからです。社会人として働くことは、皆さんが思っているほど恐ろしく辛いことばかりではありません。

もちろん学生時代よりは責任が重くなりますが、その分やりがいがありますし、新しい発見や楽しみだってあります。ですから積極的に説明会やインターンへ参加して、「働く」ということについて、もっとよく知ってください。仕事や職場についての説明を受けたり、実際に仕事の体験をしたりすることで、働く姿を自分の身近に感じられるようになります。

そうすれば働くことはもう未知の物ではなくなるわけですから、恐怖や不安が和らいで、「働きたくない」という気持ちと向き合えるようになるでしょう。前述のような自分の目指す将来像や目標を決める上でも、働く姿を感じ取り、イメージを掴む必要があります。

就活エージェントのサポートを受ける

それでも働きたくないという気持ちをどうにかするには、就活エージェントなど「働くこと」のプロを頼るのが一番です。就活エージェントなら学生の就活を支援するプロなので、未知の世界へ踏み出す学生の気持ちをよく理解しています。

働きたくないと考える学生の漠然とした不安を解消し、1つ1つの疑問や悩みに対しても、適切なアドバイスをしてくれるはずです。また就活エージェントは、自己分析や企業探しといった具体的な就活の作業も手伝ってくれます。

働きたくないと考える学生は就活に対する腰が重くなっていますから、なかなか踏み出せない初めの一歩を後押ししてもらうことで、スムーズに就活を始められるでしょう。キャリchでも「就活相談サポート」という無料イベントを開催し、就活に関するさまざまな悩みを抱える学生をサポートしています。

相談内容は「どうしたらモチベーションを上げられるのか分からない」「何となく不安でやる気が出ない」「そもそも就活のやり方もよく知らない」などなど、就活に関することなら何でもOKです。プロのキャリアプランナーがマンツーマンで相談に乗り、あなたの就活への決意と内定獲得をお手伝いします。

そもそも働きたくない学生は、就活に前のめりでないからこそプロの助けが必要です。一人で悩んでいても前向きにはなれませんので、ぜひ私たち就活のプロを頼ってください!

最後は気持ちを切り替え、覚悟を決める!

どうしても「働きたくない」という気持ちを拭い去れない人は、最終的に無理にでも気持ちを切り替え、覚悟を決めるしかありません。どんなに働きたくないと思っていようが、結局のところ人は働かなければ生きていけないのですから、遅かれ早かれ就活せざるを得なくなります。

残念ながら、たとえあなたが働くことに納得できなくても、生きていくには避けられないことなのです。そして企業は即戦力となれる経験者でもない限り、まっさらな状態から自社の方針に沿って教育しやすいよう、大学卒業からダイレクトに入社してくれる人材を求めています。

余計な寄り道をするとその分企業にとっての魅力は薄れ、卒業から時間が経つほど就活が難しくなるため、新卒の今を逃すとのちのち絶対後悔すると言っても過言ではないです。それなら嫌なことを後回しにするより、自分にとって最も有利な状況である今やるべきだと割り切り、無理にでも覚悟を決めましょう。

「働きたい」とまではいかなくても、「絶対就職する」という決意を固められていれば、就活を乗り越えられるはずです。就活するうちに、また「働きたくない」という思いからモチベーションが下がってしまったら、時には就活を休んで気持ちを切り替えることも大切になります。

働きたくない人に残された選択肢も知っておこう

働きたくない人に残された選択肢も知っておこう

働きたくない気持ちからどうしても就活する気になれない人は、「就活しない」と決めた場合にどのような選択肢があるのかも知っておくべきです。

初めに言っておきますが、親の収入が未来永劫続くわけではないですから、もちろんニートというのは選択肢ではありません。その上で今就活しない場合、具体的にどんな選択肢が残されているのか説明しておきます。

働きたくない人に残された選択肢

働きたくない気持ちから今就活しないと決めた場合、取り得る選択肢は以下の3つです。

【大学院などへの進学】

大学院などへの進学は、専門分野での力が付くため後々就活で有利になると考えられますが、それには膨大な費用が掛かります。前述のように奨学金制度を利用したとしても、卒業後は何年にもわたり返済に追われることを覚悟しておかなければなりません。

また勉強すれば誰でも卒業できる大学と違って、大学院での学位は研究成果に応じて与えられるものです。

学位の取得には学術誌での論文掲載や学会発表などが必須となるので、そこで他の研究者に認められるだけの高い専門知識と、企業で働くのと同様の献身的な研究が必要となります。大学の延長のように考え、やりたいことがないまま安易に進学しても十分な成果は得られず、時間とお金が無駄になるだけです。

【フリーター】

正社員としての就職を避けた場合、フリーターになるという選択肢もあります。責任ある形で働きたくないものの、目先の生活費を稼ぐために、アルバイトで何となく仕事をするわけです。

しかし「働きたくない」と思っていた割に、フリーターでも結局働くことに変わりはないですし、正社員に比べて賃金が安いうえ雇用に対する保証もありません。今回のコロナ禍でも分かるように、出勤停止になってもアルバイトは休業補償が受けにくく、いきなり収入がゼロになる可能性が高いです。

もちろん会社の経営が苦しくなれば、真っ先に解雇される対象になります。また一般的にアルバイトは正式な職務経験と考えられていないので履歴書に記載できず、いざ正社員として就職したいと思い立った時に、就活が難しくなるのです。

【フリーランスや起業】

働きたくないというより既成の組織に就職するのがイヤなら、フリーランスとして個人で仕事をする、あるいは自分が会社を起こすといった選択肢もあります。一般的な企業の堅苦しさを嫌い、組織に縛られない自由さを求め、個人事業主に魅力を感じる学生も多いでしょう。

しかし個人事業主が自由に働けるとはいえ、仕事の経験がないまま、いきなり自分一人で働くのは非常に難しいです。働いた経験がなければ仕事のノウハウもなく、実績がないのでツテも信用もありません。

そんな状態で簡単に仕事がもらえるほど、世の中は甘くないです。仕事を発注してくれる人がいなければ働きたくても働きようがないですから、当然無収入となって、無職と変わらなくなってしまいます。

大学院への進学にしろ、フリーターにしろ、フリーランスや起業にしろ、いずれにしても普通に就職するのと同様にそれぞれの苦労がありますし、リスクを負う覚悟も必要です。

「何となく働きたくないから」といった安易な動機で続けられるような生易しいものでないことは、しっかり覚えておいてください。

どの道に進む人生がしっくりくるか考えよう

自分の人生ですから、どの道に進むのも自分の自由ですが、しっかり考えたうえで選択することが大切です。先程も述べたように、どの道を選ぶにしても多かれ少なかれ苦労やリスクは付き物ですし、「一生働かない」という選択肢はありえません。

経験上どうせ働くなら新卒で就活するのが一番良い選択だとは思いますが、自分の人生のリスクを背負えるのは自分だけですから、どうするにせよ決めるのは自分自身です。「働きたくないから」といった後ろ向きな理由で目先の楽な方へ飛びつくのではなくて、どの選択が自分に一番しっくりくるのか、きちんと考えたうえで答えを出してください。

どうすればいいか分からず悩んでしまう場合は、就活エージェントなどのプロに頼ると良いです。一人では視野が狭くなって答えの出せないことも、客観的な視点からアドバイスをもらえれば、違った見方ができるようになります。

きっと就活のプロなら、あなたに合った就職先の候補や、その先の未来像を示してくれるはずです。そんなに頑なに「絶対イヤ」「企業でなんか働きたくない」と考えるほど、就活は悪くないものだと教えてくれるでしょう。

おわりに

これまで自由気ままな学生生活を送ってきたわけですから、「そもそも働きたくない」と感じること自体は至って普通のことです。今「働きたくない」と思っているからと言って決してダメ人間ということではありませんので、心配しないでください。

けれども人は働かなければ生きていけないので、いつか必ず何らかの仕事を持たなければなりません。それなら卒業後わざわざ就職が難しくなってから苦労するより、一番仕事選びに良い環境が整っている新卒の時に就活しておくべきです。

就活エージェントに頼れば、そもそも働きたくないという気持ちにケリをつけ、就活への決意を固める手助けをしてくれます。一人で重い腰を上げられずにいる人は、プロに背中を押してもらって最初の一歩を踏み出しましょう!

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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