安定した企業とは?特徴と定義・見極め方と受かるための対策法を解説

 2023年3月20日

なんだか悩んでいますね。どうしましたか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

実は、先輩の就職先がコロナの影響を受けて業績が悪化したらしいんです。
僕の志望企業は大丈夫かな……?

だからこそ、安定した仕事や生活を保障してくれる企業を目指す人は少なくありません。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

でも、どんな企業が安定しているんでしょうか?
どうやって見極めればいいのか、全然わかりません!

大丈夫ですよ。このコラムでは、安定した企業の探し方から受かるための秘訣までじっくり解説します。
入社後の生活を見据えた就活を考える人は、ぜひご覧くださいね。

キャリアプランナー 平崎

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安定した企業の定義と特徴とは?

安定した企業の定義と特徴とは?

安定した企業といえば公務員を思い浮かべると思いますが、公務員以外にも安定した企業はたくさん存在します。では具体的に安定した企業とはどのような特徴があるのでしょうか。

ここではそんな安定した企業の定義と特徴について解説します。まずは定義をしっかりと理解したうえで企業を見極めていくためにも特徴を把握していきましょう。

そもそも「安定」とは何か?

まずはそもそも「安定」とはいったいなんなのか、その定義について理解していきましょう。企業における安定とは、企業組織と働き方の両方がしっかりと確立されていることです。これは安定した企業の定義となります。

企業組織とは、経営方針がブレず、企業の売り上げ推移が少しでも右肩上がりしていることを指し、働き方については残業が少ない、給料が安定している、結婚・出産後の仕事を保証されていることなどを指します。

そしてこの両方がどちらも安定していれば、“安定した企業”と呼ぶことができるというわけです。またこれらは、仕事面だけでなくプライベート(自身の生活)の安定にもつながります。

企業が存続するためには、投資する人・利用する人・働く人という、3種類の人間が必要不可欠です。投資する人がいなければ資金がありませんし、利用する人がいなければ収入がなく、働く人がいなければ何も提供できないので、どれが欠けても企業は存続できなくなります。簡単に言えば、投資する人も利用する人も働く人も惹きつける企業が、長く存続できる安定した企業ということです。

安定した企業の特徴

安定した企業の特徴については具体的に下記の点が挙げられます。

  • 圧倒的な技術力がある
  • 社会的に価値のある取り組みをしている
  • 継続的な成長を遂げている
  • 社会的に欠かすことのできないビジネスを展開している

  • 働き方に柔軟性がある
  • 福利厚生が充実している
  • 社員満足度が高い
  • 定着率がいい

上記をまとめると、「業績が安定するような商品を提供し、消費者だけでなく、社員からも信頼が厚い」というのが、安定した企業の特徴として挙げられるでしょう。

圧倒的な技術力や社会的に価値のある取り組みをしていれば、継続的な成長を遂げることができるため事業も安定します。また、社会的に欠かすことができないビジネスを展開している企業も業績はブレません。公務員やインフラなどはこれに当てはまりますね。これらは企業組織になります。

また働き方の安定として、残業が少ない、福利厚生が充実しているなどが挙げられ、これらは社員満足度を上げる形となり、定着率につながります。そしてこれらはプライベートの充実にも結びつきます。

安定した企業かどうかを見極める方法

安定した企業かどうかを見極める方法

特徴は結果論をまとめたものになりますから、自分の目で見極めていかないといくためにも次は安定した企業かどうかを具体的に見極めていきましょう。

ここではそんな、安定した企業の見極め方について解説します。表面的な条件だけでなく、しっかりと企業を見極め、安定した企業を見つけていきましょう。

商品や技術が安定しているかどうか

安定した企業かどうかを見極めるうえでまずチェックすべきは“商品や技術の安定さ”です。商品や技術力が安定していると事業が安定するので、企業は目先のコストや利益を追い求めるだけではない、社会的価値のある取り組みをする余裕があります。

そうした取り組みの結果、会社としての社会的信頼も厚くなるため多くの企業から必要とされることから、安定した経営をし続けることができるのです。また、安定した商品や技術は多くの企業に取って必要なものとなりますし、私たちの生活を豊かにするためにも欠かせないため、常に求められ続けることから安定さを保つことができます。

反対に商品や技術力が安定していないと業績に波が生まれてしまいますし、波のある経営は会社としての社会的信頼を獲得しにくいことから、“安定した企業”と呼ぶのは難しくなります。

また、会社としての経営が傾いてしまうと働く社員の給料にも影響を及ぼしてしまうため、社員からの信頼や働きやすさ、人気にも影響を及ぼしてしまい、会社としての存続の難しさから安定と遠のいてしまうのです。

ですから安定した企業かどうかを見極めるためにはその会社の商品や技術力がどれほど安定しているか、また会社経営にどのような影響を及ぼしているのかをチェックしていきましょう。

コロナによる影響を大きく受けていないか

安定した企業かどうかを見極めるうえで、“コロナ”の影響も大事なチェックポイントです。多くの企業でコロナの影響を受けていますが、中にはコロナに左右されない企業や被害を最小限に抑えられている企業などがあるため、これらからも安定しているかどうかを見極めることができます。

たとえばインフラ業界ではコロナの影響を大きく受けることがなかったため、大半の企業において業績がブレることがありませんでした。そのため、コロナを基準にするとインフラ業界は安定のラインを越えていることになるでしょう。もちろん他の条件も満たしていないと安定している企業と断定はできませんが、見極めていくうえでは1つの判断となります。

また、他の業界においてもコロナの影響をさほど受けていない、もしくは被害を最小限に抑えることができている企業もあり、このような世界的トラブルに見舞われても大きく影響を受けないのは安定しているといえるでしょう。

これらはこの時期だからこそ見極められる判断基準の1つとなりますので、コロナによる影響がどれほどかもしっかりと確認していきましょう。

社員の働きやすさを考えているかどうか

安定した企業かどうかを見極めるうえで、社員の働きやすさを考えているかどうかもチェックしないといけません。安定した企業の定義は企業組織と働き方の両方が安定していることで、その中における「働き方」は、いかに社員にとって居心地の良い環境を提供できているかどうかで判断されます。

つまり、社員にとって働きやすい・居心地がよいと思われるための配慮ができている企業こそが安定した企業に当てはまるというわけです。自社の社員を大切にし、社員の満足が高い企業は魅力的ですし、安定して存続できる条件にもなりますから、見極めていくうえで重要なポイントとなります。

具体的に、福利厚生がしっかりしている、研修制度が整っている、資格手当がある、働き方に柔軟性がある(時短・育休・残業が少ないなど)企業は社員の働きやすさを考えているといえますし、安定するための条件へと結びつくでしょう。

具体的な離職率・勤務継続力もチェックする

安定した企業かどうかを見極めるうえで、具体的な離職率・勤務継続率のチェックも欠かせません。安定した企業は企業組織と働き方の両方が安定しており、これらは社員の働きやすさにも結びつきます。

つまり、社員が会社を離れず、また多くの社員が長く企業に定着しているということはその分企業自体も安定しているということになるのです。ですから、安定した企業かどうかを見極める際には業界地図などを用いて離職率や勤務継続率などもしっかりとチェックしておきましょう。

ただ、若いうちにスキルを身に付け、ステップアップをする人が多いという会社なども中には含まれていますから、数値だけで判断しないように気を付けてください。商品・技術力の安定さやコロナの影響、社員の働きと合わせてチェックしていきましょう。

自己分析や企業研究、そして面接対策と、就活の準備は多岐にわたり、とても多くの時間がかかります。だからこそ、それぞれのステップを効率よく進めていきたいですよね。そのためには就活エージェントを利用するのがオススメです。

キャリchでは、とことん納得のいく内定を目指すイベント「再就活サポート」を無料で開催しています。プロのキャリアプランナーのサポートを、ぜひ活用してくださいね。

安定した企業の見つけ方と受かるための対策法

安定した企業の見つけ方と受かるための対策法

日本には多くの企業があり、その中で1つ1つをチェックし、安定した企業かどうかを見極めていくのはとても効率が悪いですし、しっかり見極めていくこともできません。また、やっとの思いで見つけた企業も受からなければ元も子もありません。

そうならないよう、安定した企業を確実に見つけ、受かるための対策をしていきましょう。ここではそんな安定した企業の効率的な見つけ方と、安定した企業に受けるための対策法について解説していきます。前述の見極め方と合わせて自分にとって満足のいく企業を見つけていきましょう。

説明会やイベントなどに参加し、企業の“リアル”な実情を見る

安定した企業を見つけていくためには、説明会や就活イベントなどに参加し、企業の“リアル”な実情を見ることで見極めていきましょう。多くの企業は学生を集めるために企業の良い面ばかりを求人情報に掲載しているため、表面上のデータからでは安定した企業かどうかを見極めきることは難しいです。

そのため、本当に安定しているかどうかを見極めるためには企業側のリアルな実情を見ていかなくてはならないのです。ですから、そんな企業側の内側を見ることができる説明会やイベント、OB訪問やインターンシップなどへと参加し、自分の目で見極めていきましょう。

また、世間的に安定といわれる公務員やインフラ業界も実情は企業によって異なりますし、コロナの影響もありますから、勝手な思い込みや固定概念で判断するのではなく、しっかりと自分の目で見て確認してください。

もちろん、求人情報や企業HP、業界地図などの基本的な情報を得られるものからもしっかりとチェックしましょう。まずは基本情報から企業の目星を立て、気になる企業の説明会やイベントなどに参加する流れが効率的でしょう。

就活エージェントなら確実に安定した企業を紹介してくれる

安定した企業かどうかを見つけていくうえで最も効率的な手段は“就活エージェント“です。就活エージェントは多くの企業について熟知していますし、学生では知りえないリアルな実情も把握しています。

そしてそのうえで企業を紹介してくれるわけですから、確実に安定した企業と巡り合えるというわけです。また、安定だけに固執せず、あなたの求める条件とフィットした企業やあなたとの相性を考慮した企業を紹介してくれるため、就活も円滑に進みます。

さらには企業紹介のほかにもES・面接対策や内定獲得までのサポートなども行ってくれるため非常に心強いです。

キャリchでも安定した企業を紹介するイベント「就活相談サポート」を開催しています。普通なら見つけることができない穴場企業の紹介はもちろん、あなたが求める条件にフィットした企業やあなたと相性の良い企業の紹介、そしてその企業から内定を獲得するためのサポートを行います。

コロナ禍で不安だからこそ、安定した企業に入社したい人、自分の満足のいく企業から内定が欲しい人はぜひともご参加ください!

受かるためには徹底した自己分析と企業研究が必要

安定した企業を見つけたら次は受かるための対策をしていきましょう。まずすべき作業は自己分析です。自己分析より自分の強みを明確に、自分の何をアピールポイントにして自分をどのように売り込んでいくのかを決めていきましょう。

そして自己分析と合わせて企業研究も徹底して行います。内定は学生と企業とがお互いに相性が良いと判断されないと結びつきませんので、企業側が求める人材に自分を近づけることが内定獲得のためのポイントとなります。

ですから、企業研究から企業が求める人物像を把握したうえで自分のどんな部分をアピールすればいいのかを考えていきましょう。また、熱意というものは企業に対する理解度がどれほど深いかで証明することができるため、内定獲得のためには企業研究は欠かせないのです。

また、自己分析や企業研究などは就活軸を定めるうえでも重要になりますから、これらの作業はしっかりと時間をかけて行いましょう。安定した企業を見つけても熱意を伝えられなければ意味がないのです。

実践から力をつけ、面接力アップを図る

内定を獲得するためには選考を突破する必要があり、その中でも特に重要なのが“面接”です。ですので、安定した企業から内定を獲得するためにはとにかく“面接力”を挙げていくことが重要になります。

そしてそんな面接力ですが、効率的かつ確実に身に付けていく方法は実践を重ねることです。練習も大切ですが、面接特有の雰囲気や緊張感などは実践でしか味わえませんから、特有の空気感に慣れることができません。

これはつまり、いくら練習で完璧にこなせていても本番では面接特有の空気感に圧倒され、本来の力を発揮できない可能性があるということです。そのため、練習ばかりではなく面接特有の空気感に慣れるためにも実践を重ねていきましょう。

また、空気感に慣れることができれば自分の力を発揮しやすくなるだけでなく、様々な企業を見ることができるため安定した企業を見つけ出すことができますし、そのまま面接突破、もしくは内定獲得へとつながれば自信にもつながります。

もしいきなり実践は難しいという場合には、緊張感を持てる相手と練習を行ってください。大学の教授や友達、親などでは面接特有の空気感を作り出すことは難しく、自分自身も気の緩んだ状態で練習をしてしまうため、力をつけることができません。ですから練習を行う際には就活エージェントや模擬面接イベントなどを活用し、緊張する相手を面接官に見立てましょう。

「安定」を軸にする上で注意すべきこと

「安定」を軸にする上で注意すべきこと

安定した企業に入社したいと考える人は多いですし、実際にこのご時世ですから企業の安定さをチェックすることは非常に大切なことです。しかし、「安定」を軸にする際にはいくつか注意すべきこともあります。

ここではそんな「安定」を軸にする上で注意すべきことについてご紹介します。面接企業を選んだ理由を伝える際の注意点や企業を選ぶうえでの注意点について解説していきますので、しっかりとチェックしていきましょう。

「安定」だけが魅力だと思われないようにする

面接で企業を選んだ理由を告げる際、「安定」だけを魅力として伝えないように注意してください。企業は業績に貢献できる人を求めていますから、安定だけを求めている人に期待を持ちません。

そもそも就活というのはお互いの強みや求める条件とをすり合わせることで内定へと結びつきますから、条件面ばかりを伝えるような人に魅力を感じないのです。

ですから、面接において企業を選んだ理由や就活軸を伝える際には「安定」だけを伝えるのではなく、企業そのものに魅力を感じ、安定以外の惹かれた部分についてしっかりと語れるようにしましょう。

実際に企業を選ぶ際も「安定」以外の面も見ること

面接で伝える以外にも、実際に企業を選ぶ際も「安定」以外の部分に目を向けるようにしてください。安定ばかりを意識していると自分と相性の良い企業を選ぶことができず、内定に結びつきません。

また、運よく内定に結びついても他の部分が自分に合わないとギャップを感じてしまったり、働き甲斐を見いだせずに早期退職へと結びつく可能性もあります。

ですから、実際に企業を選ぶ際も安定だけに目を向けるのではなく、他の部分もしっかりとチェックし、自分が企業に求める条件(=就活軸)に当てはまる企業かどうかを見極めてください。

就職活動中は、面接への緊張や将来への心配など、さまざまな不安を抱えるものです。相談できる相手がいない場合は、就活をサポートする就活エージェントの利用がオススメです。

キャリchでは、就活のプロであるキャリアプランナーが1対1で相談に乗る「就活相談サポート」を開催しています。相談は無料です。上手に活用してくださいね。

おわりに

企業に安定さを求める人は多くいるでしょう。実際、このご時世ですし安定さを意識することは大切です。しかし安定した企業かどうかをしっかりと見極めきれないと安定した企業を選ぶことができませんし、内定を獲得することもできません。

ですから、まずは安定した企業の定義や特徴をしっかりと把握し、企業をしっかりと見極めていきましょう。また、安定した企業を見つけていくためには就活エージェントなどを頼り、受かるための対策も合わせて行っていきましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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