就活で中小企業しか受けないのはダメ?優良企業の探し方を紹介

 2024年11月5日

就活の解禁が近づいてきましたが、志望企業は決まりましたか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Bさん

中小企業に絞って受けようと思っていて、10社くらいピックアップしています。

なるほど。なぜ中小企業に絞るんですか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Bさん

大手企業は倍率高そうだし優秀な人が多いし自信がないんです。

確かに大手企業は人気ですが、中小企業だからといって難易度が下がるわけではありませんよ。このコラムでは中小企業に入社するメリットや優良中小企業の探し方について紹介しています。ぜひ最後までお読みください。

キャリアアドバイザー 平崎

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中小企業とは

中小企業とは

就活では大手企業・中小企業などと企業規模を表すことがありますが、意味を正しく理解できている人は少ないでしょう。そもそもの中小企業の定義とは、中小企業庁によると以下の通りです。

業種分類 中小企業基本法の定義
製造業その他 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人
卸売業 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
小売業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人
サービス業 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は
常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人
出典:中小企業庁『中小企業・小規模企業者の定義

日本にある企業のほとんどが、上記に当てはまります。中小企業の数は2021年の中小企業庁のデータによると336万社あり、日本の企業の99.7%です(参考:中小企業庁『我が国の中小企業の実態』)。

大手だけを狙って就活する場合は、約0.3%の企業のみを志望して就活することになります。就活生にとっては中小企業しか受けないというケースも十分考えられるでしょう。

中小企業は大手企業に比べて数も多く、学生が殺到しない場合もあるため、企業によっては採用難易度が多少下がることも考えられます。しかし一方で採用人数が若干数の場合は採用倍率が高くなるため、中小企業であっても必ずしも内定が獲得しやすいとはいえません。

内定が獲得しやすそうだからという理由で中小企業しか受けないというのはやめたほうがよいでしょう。

中小企業のみに絞って就活するか悩んだときは「就活相談会」への参加がオススメです。就活のプロがあなたに合った就活の進め方を一緒に考えてくれるので、困ったことがあったらすぐに相談してみてください。

中小企業に入社するメリット

中小企業に入社するメリット

中小企業に入社するメリットは、主に以下の5つです。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

スピード感を持って仕事ができる

中小企業で働くと、大手企業で働くよりもスピード感を持って仕事ができる可能性があります。中小企業は大手企業よりも決裁者との距離が近く、決裁へのフローも少ない傾向にあるため、物事がスピーディーに決められる場合が多いです。

反対に大手企業は何かを決めるときには根回しをしたり長い決済フローを回さなければいけないため、要望がすぐに通らない可能性もあるでしょう。中小企業では現場や顧客の意見や要望がすぐに活かされやすいため、やりがいを持って働ける可能性が高いです。

「スピーディーに仕事を進めていきたい」「新しいことにもどんどんチャレンジしたい」という人は、中小企業の方が合っているでしょう。

若手でも出世しやすい

中小企業では、若手でも出世しやすい可能性があります。中小企業は大手企業に比べて実力主義な企業が多いです。とくにスタートアップ企業やベンチャー企業は年功序列ではないことが多く、若手でも結果を出せばきちんと評価される可能性が高いでしょう。

中小企業の場合、2年目でマネジメントに携わったり、チームリーダーなどの役職を務めている人も珍しくありません。結果を出せば若いうちからどんどん仕事を任され、チャレンジできる環境であるため、自分の成長を感じやすいです。

企業にじっくり育ててもらうよりも自分で工夫して結果を出し、どんどん昇進を目指したい人には、中小企業が向いているといえます。

仕事の幅が広い

中小企業は、携われる仕事の範囲が広いこともメリットの1つです。中小企業は社員数が少なく、複数の仕事を1人で担当する可能性もあります。

また、仕事の割り振り方が決まっていなかったり進め方も人それぞれだったりする場合があるため、いろいろな仕事にチャレンジできる可能性があるのです。

企業規模が小さいと業務の流れや企業の全体像を掴みやすいため、マルチタスクに取り組む力が身につきます。幅広い仕事を経験してやりがいや手応えを若手のうちから感じやすいのが、中小企業に就職するメリットといえるでしょう。

転勤や異動が少ない

転勤や異動が少ないことも、中小企業に就職するメリットの1つです。中小企業は大手企業に比べて拠点が少ないことが多いため、海外に派遣されたり全国転勤になったりする可能性は職種によっては少ないといえます。

企業によっては本社や工場エリアの周辺のみにしか職場がないことも多いので、引っ越しをともなう転勤や異動が少ないのもメリットでしょう。一方で大手企業の場合は、ジョブローテーションなどで経験を積むために頻繁に引っ越しがある可能性があります。

腰を据えて同じ場所で働きたい人にも、中小企業はオススメです。引っ越すことなく地元で働きたい人は、以下のコラムも読んでみてください。

風通しがよい

中小企業で働く最後のメリットは、風通しがよい点です。中小企業は大企業よりも社員全員で話す機会が多いため、社員みんなが顔見知りになりやすく、コミュニケーションが取りやすい傾向にあります。

風通しがよいと社員も働きやすいため、仕事の効率が上がったり離職率が低下したりといったメリットもあります。一方で大手企業は、違う部門の人の顔を知らないケースも多いです。

アットホームな空間で働きやすいのも、中小企業で働くメリットの1つです。

中小企業に入社するデメリット

中小企業に入社するデメリット

中小企業に入社するデメリットは、主に以下の4つです。

それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

初任給・ボーナスが低い

中小企業のデメリットの1つに、初任給やボーナスなどの給料が少ない点があります。大手企業の給与水準は中小企業よりも高く、ボーナスが必ず支給され、昇給すると一気に年収が上がることも少なくありません。

20代のうちから中小企業の役職者程度の給料をもらえる可能性もあるでしょう。初任給からしっかりとした額をもらいたい人やボーナスがしっかりと支給される企業を目指す人には、大手企業がオススメです。

ただし中小企業は、実力次第で若手から活躍できる可能性があります。大手企業は年功序列で昇進・昇給が決まることも多いですが、中小企業であれば結果を出せばインセンティブなどで若いうちからしっかり給料をもらうこともできるのです。

中小企業であっても大手企業並の給料をもらえることもあるので、志望企業の給料制度をしっかりとチェックしておくとよいでしょう。

手当や福利厚生が乏しい

中小企業は、大手企業に比べて手当や福利厚生が乏しい可能性があります。大手企業は住宅手当や子育て支援などの制度が充実している傾向にあるため、給料のほかにも生活しやすく制度が充実していることが多いです。

しかし中小企業は社員に十分な手当や福利厚生を与える余裕がないところもあるため、不満に感じることもあるでしょう。

手当や福利厚生が充実している中小企業を探したい人は、大手企業のグループ企業を探すのがオススメです。親会社と同じレベルの手当や福利厚生が備わっている可能性もあるため、しっかりとした福利厚生制度を利用できる可能性があります。

手当や福利厚生は、社員を大切にしている企業であれば充実している可能性が高いです。中小企業であってもしっかりとした制度が導入されているケースもあるので「中小企業だから福利厚生も期待できない」と思うのではなく、求人票や企業説明会で具体的な内容を確認してみましょう。

研修・教育制度が少ない

中小企業は、研修や教育制度が少ない可能性があります。中小企業は少数精鋭で仕事をしているため、新入社員であっても研修や教育に時間をたくさんかけることはできません。

OJTを通して座学よりも実践的に仕事を覚えてほしいと思っている企業が多いので、ゆっくり学ぶことができない傾向にあります。

反対に言うと研修などでじっくり学ぶよりもすぐに現場に出て働けるため、入社したばかりでもやりがいを持って働きやすい環境ともいえるでしょう。

社会的知名度が低い

中小企業は社会的知名度が低いことが多いです。企業名を伝えても相手に伝わらない可能性があります。誰もが知っている企業に入社したい人は、大手企業を選んだほうがよいでしょう。

また、親に社名を伝えたときに「その企業に入社して大丈夫なの?」と不安に思われる可能性があります。親が内定先への入社を反対すると、親ブロックに合う可能性もあるでしょう。

せっかく内定を獲得しても、周りの反対にあって説得できない場合、最初から就活をやり直さなければいけなくなる人もいます。

ただし、今の時代は大手企業であっても安定した経営であるとは言い切れません。大手企業だからといって安定性や将来性があると判断すると、入社後に後悔する可能性があります。企業規模だけで判断せず、実態を確認して判断しましょう。

中小企業が向いている人の特徴

中小企業が向いている人の特徴

中小企業で働くのが向いているのは、主に以下の3つに当てはまる人です。

それぞれのタイプについて、以下で詳しく説明します。企業規模にかかわらず業界を決めてから志望企業を絞り込みたい人は、以下の資料もチェックしてみてください

自分の能力を試したい人

中小企業で働くのが向いているのは、自分の能力を試したい人です。中小企業では、在籍年数よりも実力やスキルが重要とされます。

個人のスキルや結果によっては若手からスピード出世することも可能です。また、人数が少ないので若手でも意見を発しやすく、よい意見であれば通りやすい傾向にあります。

中小企業では成果を出せば評価される可能性があるため、自分の能力を適正に判断して昇給や昇格を判断してほしい人にオススメです。

「若手だからといって意見を聞いてもらえない」「実力はあるのに仕事を任せてもらえない」などといったことが起こりにくいため、大手企業の年功序列制度に納得できない人に向いているでしょう。

早く成長したい人

中小企業では、自分の成長スピードを高められる可能性があります。中小企業は人数が少ないため現場に出るタイミングが早く、任される業務の幅も広いです。

また研修期間が短いため、自分自身で考えて仕事に取り組む必要もあります。若手でもチャレンジできる環境である可能性が高く、様々な場面で働けるビジネスパーソンになりたい人に中小企業は向いているといえるでしょう。

中小企業では様々な経験が積めるため、経験やスキルが早くから身につきます。その企業以外でも使えるスキルが身につけば、転職する際にも有利になるでしょう。成長環境に身を置き、社会人としての市場価値を高めていきたい人には、中小企業が向いています。

地元で働きたい人

中小企業は拠点が少なく転勤がほとんどない可能性が高いため、地元で働きたい人にオススメです。本社があるエリアで働きたい、家族と離れて仕事したくないなどといった理由で勤務地域から離れるのが難しい人は、中小企業が向いているでしょう。

大手企業では全国転勤がある場合もあり、地元だけで働くのが難しいです。企業によっては海外への転勤もあるため、場合によっては単身赴任しなくてはいけない場合もあります

。中小企業で働く場合は、地元に住んだりマイホームを購入したりといったことが可能です。地元を離れたくない人は、地元に根ざした中小企業を目指すのもよいでしょう。

中小企業が向いていない人の特徴

中小企業が向いていない人の特徴

中小企業への就職が向いていない人は、主に以下の3つに当てはまる人です。

それぞれのタイプについて詳しく見ていきましょう。

安定性を求める人

安定性を求める人は、中小企業で働くのに向いていないでしょう。企業は景気に業績が左右されますが、大手企業であれば多少景気が悪くなっても経営が傾く可能性は低いです。

しかし中小企業は景気の影響を受けて事業の方向転換や廃止が起こる可能性があるため、企業方針が大幅に変わる可能性があります。

また、中小企業は大手企業よりも年収が低い傾向があるため、生活が安定しないことも少なくありません。業績によってはボーナスがなくなる可能性もあり、家族を養うのが難しくなる可能性もあるでしょう。

ただし、大手企業であっても時代の変化によって状況が大きく変わることはもちろんありえます。買収されて突然経営方針や事業が変わる可能性もあるでしょう。安定しているからという理由だけで大手企業を選ぶのは危険です。

高待遇を求める人

高待遇を求める人は、大手企業を選んだ方がよいです。大企業のほうが月給やボーナスが安定しているため、待遇に満足できる可能性が高いでしょう。

また、福利厚生も大手企業の方が安定している可能性が高いです。中小企業でも産休育休などの最低限の制度は用意されていますが、大手企業ではさらに手厚い制度が整っていたり、取得できる日数が多かったりといった傾向があります。

企業からのしっかりしたサポートを受けたい、長く働くために充実した制度が欲しいと考えている人は、大手企業の方が向いている可能性があります。

世間体が気になる人

世間体を気にする人にも、中小企業は向いていません。大企業に勤めているということは、一種のステータスになります。

社名を言うだけで周りから尊敬されたり信頼されたりする可能性もあるでしょう。知名度の高い企業で働いていることが自分への自信になり、モチベーション高く仕事ができる人も多いです。

一方中小企業の場合は社名を話しても知られていない可能性が高く「ちゃんとした企業なのかな?」と疑われる可能性もあります。大手企業よりも肩身の狭い思いをする可能性があるのです。

企業名を言うだけで周りから評価を得たい人や社名を背負うことで仕事に励める人は、大手企業に就職したほうがよいでしょう。

中小企業だけでなく大手企業も受けようと思った人は「求人フェア」への参加がオススメです。一人一人にあった企業を紹介しているので、ぜひ参加してみてください。

優良中小企業の探し方

優良中小企業の探し方

優良中小企業の探し方を紹介するので、志望企業が絞り込めていない人は、ぜひ参考にしてみてください。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

就活サイトから探す

中小企業を探す際は、まず就活サイトから探すのがオススメです。就活情報サイトとして有名なものには「リクナビ」「マイナビ」などがあります。企業情報や採用情報が集まっているサイトなので、できるだけ早い時期から登録して企業を探すとよいでしょう。

企業を探す際は、就活の軸となる条件を入れて絞り込むことが大切です。「転勤が少ない」「アットホームな環境」など、就活で外せない条件を入れて検索します。

ただし就活サイトには膨大な数の企業が載っているため、自分で絞り込めないという人も少なくありません。うまく探せない人は、他の方法を試してみてください。

合同説明会で探す

合同企業説明会で企業を見つけるのも、業界や職種を絞り込んでいない人には特にオススメの方法です。合同企業説明会には、業界や職種を問わずたくさんの企業が参加します。

1日で多数の企業の説明を聞けるうえに、就職サイトなどでは見つけられなかった企業に出会える可能性が高いです。就職サイトでは探していなかった業界の企業でも、ブースで話を聞いてみると、自分に合っていると感じられる可能性もあります。

また、企業ブースで説明をしているのは、採用担当者であるケースが多いです。直接質問をしたり話したりできるので、顔を覚えてもらえる可能性があります。

採用担当者と知り合うと選考が有利に働くこともあるため、気になる企業のブースにはどんどん足を運んだ方がよいでしょう。

逆求人サイトで探す

自分で企業を探すのに疲れてしまった人は、逆求人サイトも活用しましょう。逆求人サイトとは、プロフィールを登録しておくことで企業からスカウトがくるサイトです。こちらから企業を探さなくても効率的に自分に合った企業が見つけられます。

プロフィールを見てあなたを評価してくれた企業がスカウトメールを送ってくれるため、就活サイトから応募するよりも内定に繋がりやすいです。自分のことを評価してくれる企業に出会いたい人や、自分に合った企業を見つけたい人は利用してみましょう。

大学で紹介してもらう

大学で企業を紹介してもらうのも、持ち駒を増やしたい人にオススメの手段の1つです。大学に送られてくる求人票は、キャンパスの近くにある企業や、就活生が活躍している企業などがあります。

求人票を送ってくる企業はその企業の学生を採用ターゲットとしているため、学歴で落とされたり、学校名が不利に働いたりといった心配がありません。

また、興味のある企業が見つかった場合は、キャリアセンターに相談すると採用担当者を紹介してくれる可能性もあります。OB・OGの紹介を頼めることもあるため、企業についての情報を広く集めることができるでしょう。

大学に送られてくる求人票は、キャリアセンターの掲示板に張り出されたり、大学独自のシステムで閲覧したりできるため、ぜひ活用してみてください。

就職四季報から探す

中小企業を探している人は、就職四季報もぜひチェックしてみてください。就職四季報は企業の情報がまとまっている書籍です。

優良な中小企業を探す場合は、中小企業版を活用するとよいでしょう。中小企業版には、地元の優良中小企業やベンチャー企業など、4,000以上の企業の情報がまとめられています。

就職四季報には、企業ごとに給料や残業時間、離職率などの細かい情報が載っているので「中小企業にはブラック企業が多そう」と思っている人も、これらの情報を確認すれば納得して入社できるはずです。

大学のキャリアセンターや図書館で閲覧できる場合もあるので、ぜひ読んでみてください。

口コミサイトから探す

企業の評判が気になる人は、口コミサイトから中小企業を探してみましょう。口コミサイトには就活生が書いているものや、その企業に在籍もしくは退社した人が書いているものがあります。

就活生向けのものにはインターンシップや面接の情報が載っており、社員が書いているものには残業時間や雰囲気などのリアルな情報が載っているケースが多いです。就活情報を集めたい人や、実際に働く社員の声が知りたい人はぜひチェックしてみましょう。

ただし、口コミサイトには真偽不明の情報も多いです。中には悪意を持って書かれている情報もあるため、全ての情報を信じないようにしましょう。あくまで口コミサイトは参考程度に確認し、情報を正しく取捨選択するように心がけてください。

大手企業の子会社や関連会社から探す

優良中小企業を探すのにオススメなのが、大手企業の子会社や関連会社から探す方法です。大手企業の子会社や関連会社は取引先が大手企業のため、売り上げが安定していたり待遇が大手企業と似ていたりする可能性があります。

また、親会社の名前が頭に付いているケースが多いので、世間体を気にする人にもオススメです。中小企業に入社するのを両親が反対している場合でも、安心してもらえる可能性もあります。

採用倍率も大手企業に比べると低いので、内定を獲得しやすい点もメリットです。狙い目の優良中小企業をぜひ探してみてください。

就活エージェントを活用する

最後に、就活エージェントを活用する方法をオススメします。就活エージェントでは、一人一人の希望を聞き、その人に合った企業を紹介してくれます。自分では探せなかった企業を紹介してもらえるため、効率よく就活が進められるのです。

また、就活エージェントでは企業の紹介だけでなく、自己分析や面接の練習なども行ってくれるので、就活全般に悩みがある人にも向いています。就活は1人で進めると壁にぶつかってしまいがちです。困ったことがあったら、すぐに就活のプロに相談しましょう。

就活エージェントへの相談を考えている人は「就活相談会」に参加してみてください。就活相談会では、就活に関するお悩みなら何でも回答しています。あなたにぴったりの企業の紹介も行っているので、優良中小企業を探している人はお気軽に相談してみてください。

優良企業を見極めるポイント

優良企業を見極めるポイント

志望企業が優良企業であるかを見極めるポイントは、以下の5つです。

上記のポイントをチェックし、優良中小企業を探しましょう。

離職率

優良企業かを見極めるポイントの1つとして、まずは離職率を確認しましょう。離職率を見れば、その企業が長く働きやすい企業かどうかをある程度判断できます。

離職率が低い企業は、働きやすい環境や制度が整っていたり、人間関係に悩まされる可能性が低いと考えられるでしょう。反対に離職率が高いと環境や給料、残業時間などが原因となって働きにくい企業の可能性があります。

離職率は、一概に何%を目安にするなどの参考値はありません。企業によっては数年在籍した後起業する人が多いなどのポジティブな理由もあるので、あくまで参考として捉えておくのがよいでしょう。

離職率がどの程度低ければ問題ないのかを判断するためには、就職四季報などを参考に複数の企業の離職率を比較するとよいでしょう。

離職率を公表していない企業の場合は、平均勤続年数を見ると、働きやすい企業なのかをある程度判断できます。そのほかにも、口コミサイトを見るとある程度長く働ける企業なのかが判断できるでしょう。

残業時間

残業時間も、働きやすい企業かどうかを判断する1つのポイントです。残業時間が長すぎる企業は、心身ともに害を与える可能性があるため避けたほうがよいでしょう。

プライベートを大切にしたい人はもちろんですが、いくらやる気があっても残業時間が長すぎると日常生活に影響を及ぼします。

残業時間を確認するときは、平均残業時間だけではなく、一番残業が多い時期の時間や部署ごとの残業時間なども確認しておくと企業で働くイメージができるでしょう。ただし、企業によっては残業時間を正しくカウントせず、サービス残業させているケースもあります。

この場合は公表されている残業時間のみを参考にすると入社してから後悔することになるため、口コミサイトなどでも実態を確認しておくとよいでしょう。

休日数

年間の休日数が確保されているかも確認しておきましょう。極端に休日数が少ないとプライベートにも影響が出るため、しっかり休息を取れるか、年末年始や夏季休暇などはもらえるかなどもチェックしておくとよいです。

求人票を見るときは、休日日数の書き方にも注意してください。「週休2日制」は、週に2日休めることが月に1回以上あるということです。

毎週2日休みがあるという意味と勘違いしている人が多いので、注意しましょう。週に2日の休みが必ず欲しい人は「完全週休2日制」の企業を選ぶようにしてください。

福利厚生

中小企業の場合、企業によっては福利厚生がほとんどないことがあるため、注意が必要です。長く働き続けるためには、ある程度福利厚生が充実した企業を選ぶとよいでしょう。

福利厚生が充実していれば、子どもができたり病気でしばらく休む必要があったりした場合でも仕事を続けやすいです。

たとえば結婚のタイミングで長期休暇が付与されたり、資格取得のための補助制度があったりすると、やりがいを持って働きやすくなります。社員のためを思ってくれている制度が充実していれば、納得して働き続けられるはずです。

反対に社員を大切にしていない企業は福利厚生が最低限しかなく、社員の負担が大きい可能性があります。求人票や説明会などで、細かくチェックしておくと安心できるでしょう。

有休消化率

有休消化率は、社員がどの程度有給を使っているかを表した数値です。有給がどの程度使われているかを確認すると、休暇を取りやすい企業なのか、ある程度社風を判断できます。

有給が使われていない企業は、忙しすぎたり有給を使ってはいけない雰囲気があったりするため、働きづらいと感じることがあるでしょう。

このような環境では少しくらい体調が悪くても出社しなければいけなかったり、趣味に時間を使えなかったりするため、企業に不満を持つ可能性が高いです。社員を大切にしている企業か判断するためにも、有休消化率をチェックしておきましょう。

就活で中小企業しか受けない人も自分に合う企業を見つけよう

日本のほとんどの企業は、中小企業に当てはまります。中小企業は若手でも出世しやすく任される仕事の幅が広いなどのメリットがある一方で、年収が低かったり福利厚生が乏しかったりするなどのデメリットもあるのです。

メリットとデメリットをよく理解した上で入社を検討するようにしましょう。優良中小企業を探すためには、合同説明会に参加したり、就活エージェントに相談したりといった方法があります。

離職率や残業時間などのチェックポイントを確認し、納得できる企業を見つけましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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