【体育会学生に捧ぐ】就活で有利と言われる理由と成功するための秘訣を紹介
2023年3月22日
筋肉がすごいですね!何か部活をされているんですか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
はい、大学ではラグビー部に所属しています。<「体育会学生は就活で有利」>と聞いたんですけど、この噂って信じていいんですか?
その噂、実は本当なんです。体育会学生は社会で活躍できるスキルをたくさん持っていると考えられていて、就活では有利ですよ。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
それは嬉しいです!うまくアピールすれば、 大きな武器になりそうですね。
ただし、選考であなたの魅力がうまく伝わらなければ「肩書だけ」と判断されかねません。就活をうまく進めるためにも、体育会学生の自分を最大限にアピールする方法を紹介します。
キャリアプランナー 平崎
体育会学生は就活でなぜ有利と言われるのか?
「体育会学生は就活で有利」という噂は誰もが聞いたことありますよね?まして自分が体育学生なら余計に真相は気になるはず。
ここではそんな学生のために、「体育会学生は就活で有利」という噂の真相や、就活における体育外学生の価値などを解説します。
体育会学生には強みが多いから有利になる!
まず結論として、体育会学生は就活で有利に働くことが多いです。つまり、「体育会学生は就活で有利」という噂は合っていることになります。
その最大の理由は、“体育会学生は組織で様々な経験をしているため、社会で活躍できるスキルを兼ね備えている”からです。
体育会学生はすでに社会人としてのスキルを兼ね備えていることから、可能性に満ち溢れており、企業はその可能性に評価し、体育会学生を求める傾向にあるのです。
他にも「理系学生=すでに大学や研究などで能力やスキルを身につけていると評価」「高学歴学生=学歴だけで優秀だと評価」していたりと、「〇〇学生」という一種のブランド化のようになっているのです。
「体育会学生」という肩書だけで有利になるわけではない
確かに体育会学生は社会で活躍できるスキルを兼ね備えていますし、市場でも「体育会学生は魅力的」というイメージが浸透しています。しかし「体育会学生」という肩書だけで有利になるわけではありません。
つまり、実際に社会で活躍できるスキルを身につけていないといけないし、それらをしっかりとアピールしないと意味がないのです。
しかし、たいていの体育会学生は学生生活を通して自然と身につけているので、スキルがないという心配はないでしょう。ただ心配なのが、そのあなた自身の体育会学生としての強みに気づいていないということです。
自分の強みが何なのかを理解していなければ満足にアピールはできませんし、せっかくの体育会学生という価値ある肩書も無駄にしてしまいます。
ですので、体育会学生というだけの肩書に頼るのではなく、体育会学生としての強みを生かし、自分で価値を上げていきましょう。そのためにもしっかりと自分の強みはなんなのか、そもそもなぜ有利だと言われるのかを理解することが必要です。
体育学生の就活での強みと企業が求める理由
体育会学生にはたくさんの強みがあることから、就活で有利だと言われています。では具体的にどのような強みがあるのか。
この強みはまさに企業が体育会学生を求める理由でもあります。企業が体育会学生を求める理由がわかれば、どのようにアピールすればいいのかがわかるはずですので、チェックしていきましょう。
コミュニケーション能力が高い
体育会学生はコミュニケーション能力が高い傾向があり、企業はこのコミュニケーション能力の高さを評価しています。
体育会学生はスポーツを通して多くの人と触れ合います。そのため、自然と人との交流に慣れ、コミュニケーション能力が身についているのです。たとえ個人スポーツだとしても、顧問やコーチ、対戦相手など必ず人と接する機会があるはずなので、ちゃんとコミュニケーション能力が身についています。
近年、スキルや学歴よりもコミュニケーション能力を重視している企業が増えており、社会人にとってこのコミュニケーション能力の有無は重要な判断基準になります。
そのため、学生生活を通して多くの人と触れ合ってきた体育会学生はこの「コミュニケーション能力の高さ」が強みとなり、就活で有利になるのです。
ストレス耐性がある(=継続力がある)
体育会学生は、体育会という厳しい環境を選び、乗り越えた実績があることからストレスに強いというイメージがあります。ストレス耐性があるということは、どんな状況にも屈せずにこなせるというイメージを与えることができるため、継続力があることもアピールできます。
社会はストレスだらけです。新しい環境に対してもストレスを感じるでしょうし、取引先やお客さんとの関り、会社の上司やときに自分の不甲斐なさなどにもストレスを感じてしまうものです。
そこでストレスに弱い人は仕事で成果を出すことができず、最悪の場合、早期退職へとつながりかねません。企業もそんなすぐにやめてしまうのでは?と思うような人をわざわざ入社させることはないのです。
しかし体育会学生には学生自体に培ってきたストレス耐性があるため、多少の環境の変化にもすぐに対応できますし当然、企業もストレスに強い学生を評価します。
体育会系の学生には、学生自体に培ってきた強みや自己PRポイントが盛りだくさんです!
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チームワークが取れる(すぐ組織に馴染める)
体育会学生は組織で生活をしてきたため、チームワークというものを学んできました。つまり、部活などを通して“人と協力して生活すること、自分の意見ばかりを押し付けるのではなく、相手の意見を尊重すること”などを学んできたのです。
会社では組織という団体と同じ目標に向かって仕事をしていく必要があります。また、チームで結果を求められるため、このチームワークが取れるかどうかは社会人になるにあたってとても重要な項目なのです。
しかし体育会学生はそんなチームワークを取ることに慣れているため、すぐに馴染むことができるのです。また、組織に馴染めればその分仕事での成果にも期待ができますし、社会に出た後にも大きく活かされていきます。
さらにチームワークが取れるということは、人との関わり方が上手だということになるため、コミュニケーション能力の高さも評価されることになります。
体力や気力を持ち合わせている
社会人になるにあたって実は結構大切なのが「体力」です。体育会学生なら誰しも体力には自信ありますよね?そんな体力が就活では大きく有利になるのです。
もちろん職種にもよりますが、基本的にどの仕事にもこの「体力」が必要不可欠です。歩き回る営業職も当然体力が必要ですし、一見楽そうに思われがちな事務職だって実は意外と体力を使うのです。
また、体力の有無は今後の勤怠状況を把握するうえでも大切になります。体力がある人は病気などになりにくいというイメージがありますが、いかにも体力がなさそうな人は体調をすぐ崩してしまい、欠勤や遅刻、最悪の場合、早期退職などをつながるのではないかというリスクを感じます。
企業は採用活動に膨大なお金をかけているため、会社のために働いてくれる人を欲しがりますし、早期退職などといったリスクをわざわざ取ることはありません。
このように社会人になる以上、ある程度体力があることはとても重要なことです。体育会学生はそんな体力面を「体育会学生」というだけで無条件に示せるのです。
他にも強みはたくさんある!
体育会学生にはまだまだ強みがあります。具体的にどんな強みがあり、企業にとってどれだけ魅力的なのかは下記のとおりです。
- 礼儀正しい
→「縦社会」に慣れているため、上司や社外の人との関わり方をわかっている。挨拶などもしっかりできるし、目上の人の持ち上げ方などもわかっている。(好かれやすい) - 空気を読む力を持っている
→目上の人をはじめ、多くの人と関わってきた経験から、空気を読む力を兼ね備えている。社内だけでなく、社外の人とも関わりを持つ企業にとって魅力的なスキル。 - 臨機応変に対応できる
→部活やスポーツを通して様々な経験をしていることから、臨機応変に対応できる力を身につけている。臨機応変に対応できる力は問題解決能力も同時に評価される。 - 目標達成意欲が高い
→勝利や優勝などの目標に向かって頑張ってきた体育会学生は「目標達成意欲」が強い傾向がある。目標達成意欲が強ければ強いほど、仕事でも頑張るし、成果も出すことができる。 - 元気で明るい
→どの業界、企業でも必ず求められるのが学生の元気さや明るさ。スポーツをやっている人はストレスコントロールが上手なため、明るい人が多い傾向がある。
体育会学生には上記のような、社会で活躍できるスキルをたくさん持っています。そして企業にとってもこのようなスキルを兼ね備えている学生は魅力的ですし、会社にとっても必要な人材です。
これは今までの学校生活を通して兼ね備えたスキルです。今までに部活やスポーツをしてこなかった人が身につけるとしたらそれなりの時間がかかりますが、体育会学生はあらかじめこれらのスキルを身につけているため、就活で有利になるだけでなく、社会人になってからも大きな成果を上げることができるのです。
体育会学生が就活を成功するための秘訣
体育会学生には企業にとって魅力的な強みをたくさん持っています。しかし、冒頭でもお話ししたように「体育会学生という肩書」だけでは就活で有利になりません。つまり、その強みを自らアピールしないと何の意味もないのです。
せっかくの貴重な体育会学生なのですから、自分が就活においてどれだけ価値のある人材なのかを理解し、存分に「体育会学生」という肩書を使って就活を成功させましょう。
自分の強みを理解し、積極的にアピールする
まずは自分の体育会学生としての強みを理解しましょう。せっかくの強みもアピールしなければ何の意味もありません。
しかし、先ほど紹介したような体育会学生の強みは誰しもがすべてを兼ね備えているわけではありません。人によって特化したものもあれば、兼ね備えていないスキルもあります。ですので、「自分」には何が備わっているのかを確認しましょう。
自分の体育会学生としての強みを探すのに重要なのが「自己分析」です。自己分析から自分の性格を知り、今までの経験からなぜそれを強みだといえるのかを考えていきましょう。
次項でも説明しますが、自分の強みをアピールする際は、今までの経験をエピソードとして盛り込むことで信ぴょう性があり、説得力を増すことができます。ですので、しっかりと今までの出来事や経験、その時に感じたことなどを深堀していきましょう。
今までの経験を言語化する
体育会学生としての「自分の強み」を理解したら、次にそれを伝えていきます。その際に大切になるのが「エピソード(具体例)」です。
前項でも述べましたが、自分の強みをアピールする際は実体験を盛り込むことで信ぴょう性があり、説得力を増すことができます。そのため、“その自分の強みを証明するためのエピソード”を用意していきます。
話す内容をまとめる際に意識したいのが下記の4点です。
- なぜそれを強みだといえるのか
- 成功体験から何が自分の自信になったのか
- 失敗や挫折した経験とどのように向き合ったのか
- その強みが社会でどう活かされていくのか
まずは今までの経験から「こんな出来事があったからこれが自分の強みだと気づいた」というエピソードを掘り下げていきます。そして、成功というポジティブな出来事で自分がどのように成長したいのか、また自分の自信へとつながったのかを考えましょう。
さらに挫折や失敗というネガティブな経験から、どのような壁を乗り越え、どのような努力をして成功したのかを掘り下げていきます。そうすることで自分の強みをより具体化させることができます。
そして最後に「その強みが社会でどう活かされていくのか」を考えます。ただ強みを押し付けるだけではあなたに魅力を感じませんので、自分は魅力的な人材だということをアピールするためにもしっかりその強みの使い道を考えましょう。
このように、今までの経験(エピソード)を言語化していくことで、自分の体育会学生としての強みを上手にアピールできるようになります。ですので、一つ一つしっかりと掘り下げていき、自分をアピールするためのエピソードをまとめていきましょう。
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早期に就活を始めておく
体育会学生は部活と就活との両立をしなくてはならないため、どちらかがおろそかにならないように注意する必要があります。そのために意識してほしいのが、早期から就活を始めておくことです。
部活の大会などはあらかじめ日程がわかっていると思うので、部活が忙しくなる前に自己分析や業界・企業研究などをしておきます。選考時期は部活が忙しい時期と被っている可能性が高いので、ESなども早めに完成させておきましょう。
このように早め早めに行動しておけば部活にも専念できますし、もし就活でつまずいても早く始めた分やり直しも効きます。
部活が忙しくて説明会に参加できないのはまだわかりますが、自己分析やES対策ぐらいならできる時間があるはずです。「後でやればいいや」ではなく、「今」やりましょう。
体育会学生に特化した就活支援サービスを利用する
多忙な体育会学生が就活を成功させるためにオススメなのが「体育学生に特化した就活支援サービス」の利用です。
体育会学生に特化した就活支援サービスは、多忙なゆえに就活に出遅れてしまった人や、就活との両立に悩む人など、体育会学生ならではの悩みに合わせて就活をサポートしてくれるためとても心強いです。
他にも求人情報や、体育会学生のスケジュールに合わせて行われる説明会やイベントなどの情報もありますので、体育会学生なら必ず登録しておきましょう。
体育会学生ならではの注意点
体育会学生は確かに就活で有利です。しかし、体育会学生には体育会学生なりの苦労や注意点もあります。これらの注意点もしっかりと理解していないと、せっかくの「体育会学生」という価値ある肩書も意味がなくなってしまうので、しっかりと確認していきましょう。
スケジュール管理に注意する
体育会学生は部活の練習や大会などで忙しいので、スケジュール管理が特に重要になります。とくに「選考のピーク時がちょうど部活動が忙しい時期と被る」「最終選考が大事な大会と被る」と、どちらも手を抜くことができない状況に陥りやすいので、しっかりと対策しておかなくてはなりません。
早期から就活をはじめることはもちろん、勝敗によって大会の進み具合も変わってくると思うので、部活、就活どちらの日程もしっかりと管理します。また、事前にある程度スケジュールを組んでおき、状況の変化に対しても臨機応変に対応できるようにしておきましょう。理想は大事な大会までには就活を落ち着かせておくことです。
もし、それでもどちらも完璧にこなすのが難しいという人は手助けを求めましょう。手助けを求める相手としてオススメなのが就活エージェントです。就活エージェントはあなたの状況に合わせて適切なやり方で終活をフォローしてくれるので、とても心強いです。
キャリchでも、部活で忙しいあなたに代わってスケジュール管理を行ったり、あなたが最大限活躍できる企業をご紹介するイベント「就活相談サポート」を開催しています。カウンセラーのほとんどが体育会出身ですので、あなたの辛さなどを誰よりも理解できますし、体育会出身だからこそあなたの強い味方になれること間違いなしです。ぜひ気楽に参加してみてください。
企業の過大評価に注意
体育会学生に意識しておいてほしいのが「企業の過大評価」です。体育会学生は社会で活躍できるスキルをたくさん持っているため、体育会学生という一種のブランド化とされ、様々な企業から人気を集めています。
そのため、必要以上に期待されてしまい、面接などをしていくうちに「思っていたのと違う」「想像より能力がない」などと判断されてしまうケースがあるのです。このように、体育会学生という肩書が時に厄介なものとなってしまうこともあるということを覚えておきましょう。
ただ、自分の強みを理解し、上手にアピールすれば「予想通りの優秀な体育会学生」になれるので、しっかりとアピールポイントをまとめておきましょう。
おわりに
体育会学生は、社会で活躍できるスキルをたくさん持っているというイメージから、就活で有利に働くことが多いです。しかし、せっかくの強みもアピールしなければ意味がありませんし、体育会学生だからといって必ずしも内定がもらえるとも限りません。
また、スケジュール管理の難しさや、企業側からの過大評価なども理解しておかないといけません。
ただ、せっかくの体育会学生という肩書があるのですから、思う存分その肩書を有効活用しましょう。しっかりと対策をすればより体育会学生という価値を見出すことができますし、自分の納得のいく企業とも出会えます。
また、”納得のいく企業から確実に内定を狙いたい”という人はぜひキャリchが開催するイベント「再就活サポート」へご参加ください!このイベントでは、一人一人の事情を考慮したうえで納得した企業からの内定を狙うためにサポートを行っています。また、体育会学生を好む企業の紹介なども行っていますので、ぜひ気楽にご参加ください。
再就活サポートに参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。