体育会学生なのに受からない!そう悩む学生のための就活必勝法教えます
2023年3月20日
体育会学生なのに受からないと悩んでいるんですか?よければ具体的な悩みを教えてください。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
体育会系の学生は就活で有利と聞いて、面接で部活動の経験をアピールしているのに受からないんです。
確かに就活において体育会学生は有利です。ですが、体育会学生の肩書きだけをアピールしても受かりませんよ。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
そうなんですか?体育会学生が就活で成功するための対策法やコツがわからないので、教えてください……。
わかりました。ここでは「体育会学生なのに受からない原因」や「体育会学生が内定をもらうためのコツ」を紹介していきます。就活対策の参考にしてください。
キャリアプランナー 平崎
目次
そもそも体育会学生は本当に有利なの?
体育会学生は就活で有利という噂は昔からありますが、なかなか受からないと「その噂本当なの?」と疑ってしまいますよね。冒頭でも述べたように、実際に就活市場において体育会学生の人気は高いといっても自分が受からないならその噂も疑ってしまうのも当然です。
では一体、この噂の真相とはどうなのでしょうか?ここではそんな「体育会学生は就活で有利」という噂の真相に迫ります。
体育会学生は本当に有利になることが多い!
結論から申し上げますと、体育会学生は本当に就活で有利になることが多いです。その理由は、体育会学生ならではの強みが就活市場において価値が高く、多くの企業から求められているからです。
そしてそんな体育会学生ならではの強みは、部活や組織を通して様々な経験をしていることから、社会で活躍できるスキルを既に身に付けていることで成り立ち、企業側も高く評価するというわけです。そのため、体育会学生はそのスキルや強みによって有利に働くことが多いとされています。
他にも「理系学生=すでに大学や研究などで能力やスキルを身につけていると評価」「高学歴学生=学歴だけで優秀だと評価」していたりと、「〇〇学生」という一種のブランド化のようなものとして体育会学生も就活市場において価値を上げています。
ただし有利になるには条件がある
体育会学生には“体育会学生ならではの強み”“社会人としての素質”を兼ね備えているということで有利に働く傾向が多いですが、「体育会学生」というだけで有利になることはありません。つまり、体育会学生という肩書だけでは無意味で、有利になるためには“条件”があるのです。
このコラムを読んでいるということは、有利なはずの体育会学生である自分がなぜ受からないのかと悩んでいると思いますが、その答えこそがまさに、体育会学生として有利になるための条件を満たしていないということなのです。
もちろん他にも理由はありますが、自分の体育会学生という価値を上手に就活で利用できていたかどうかを考え直すことが大切だといえるでしょう。
体育会学生なのに受からない3つの原因
体育会学生は確かに就活市場において価値が高く、多くの企業から求められていますが、それでも受からないのにはもちろん原因があります。では一体、体育会学生なのに受からないその原因とは何なのでしょうか。
ここではそんな体育会学生なのに受からない原因について解説します。体育会学生として就活を成功させるためにはまず原因を知ることが大切ですので、しっかりとチェックしていきましょう。
「体育会学生」という肩書だけを頼りにしている
体育会学生なのに受からない人の多くは、「体育会学生」という肩書だけを頼りにしているに原因があります。「体育会学生は有利」「体育会学生は受かりやすい」といった噂から、「自分は大丈夫」と過剰な自信と余裕から就活に挑んでしまっているのです。
確かに体育会学生という肩書だけで食いつく企業も多くありますが、最終的に内定に結びつくかどうかはお互いの相性が大事になってきますので、「体育会学生」という肩書だけで判断されることはないのです。
それを分からず、体育会学生という肩書だけにすがり、ろくに対策もせずに就活に挑めば当然受かることはないのです。
また、前述でも述べたように、体育会学生が有利になるためには条件を満たしていることが前提となりますから、その条件が満たせていない“ただの体育会学生”では就活で有利になることも、受かることもありません。
自分のアピールポイントを分かっていない
体育会学生なのに受からない原因として、自分のアピールポイントを分かっていないことも挙げられます。先ほども述べたように、就活は学生が企業を選ぶように企業側も学生を選んでいますから、お互いにとって相性が良いと判断されないといくら体育会学生でも受かることはありません。つまり、自分をしっかりと売り込めていないようでは内定に近づくことはないのです。
体育会学生には体育会学生ならではの強みがたくさんありますが、その強みを自分自身が理解しておらず、またその強みと自分の良さとをアピールポイントとして述べられていないようでは、いくら体育会学生でも受かることはありません。
ですから体育会学生ならではの強み、そして自分自身の強みをしっかりと理解していないと「体育会学生なのに受からない人」となってしまうので注意しましょう。
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基本の就活対策ができていない
体育会学生で有利になるための条件を満たさず、また体育会学生ならではの強みを理解していないと受かることはありませんが、それ以外にも基本的な就活対策ができていない人も落ちてしまう原因となるので覚えておきましょう。
たとえばES対策や面接対策、質疑応答や正しい言葉使いといった基本的なマナーや就活対策ができていないと、たとえ体育会学生としての強みをアピールできていたとしても評価されることはないのです。
いくら社会人としてのスキルをすでに身に付けていたとしても、基本的な就活対策ができていないと「就活に本気で向き合っていない」「熱意を感じられない」と印象は悪くなるばかりなのです。
それに基本的な就活対策ができていないと「体育会学生という肩書だけにすがっているだけ」と思われてしまいますし、そうなれば体育会学生としての価値を自分で下げることになり、当然内定に結びつくこともありません。
体育会学生が有利になるための条件
体育学生なのに受からないのにはそれぞれ原因がありますが、まずは体育会学生として就活を成功させるためには体育会学生として有利になるための条件を満たすことが大切です。
ここではそんな体育会学生が有利になるための条件についてご紹介します。体育会学生として就活を成功させるためにもまずはしっかりと条件を満たしていきましょう。
は体育会学生の強みを理解する
体育会学生が有利になるための条件はまず、体育会学生ならではの強みを理解することです。体育会学生には企業側から人気となるスキルをたくさん身に付けていますので、まずはそれを知ることで自分をどのようにアピールしていくのかを考える必要があるのです。
そんな体育会学生ならではの強みは具体的に下記のとおりです。
- コミュニケーション能力が高い
→チームメイトや他チームとの交流からコミュニケーション能力が優れている人が多いです。最近の企業ではスキルや学歴よりもコミュニケーション能力を重視する企業が増えてきていますし、そうでなくとも社内外と交流するうえでコミュニケーション能力は必要となりますので、社会人になるうえで欠かせないスキルだといえます。 - ストレス耐性がある(=継続力がある)
→厳しい環境を選び、乗り越えた実績があることから、ストレス耐性がある人が多いです。また、ストレスに強い人は継続力も合わせて兼ね備えているため、重宝されます。 - チームワークが取れる
→チームメイトと行動を共にしてきたということで、チームワークが取れる=すぐに組織に馴染むことができます。会社は大きな組織となりますし、馴染めないと仕事にも支障が出るため、すぐに組織に馴染める人は重宝されます。 - 体力を持ち合わせている
→部活動を通して兼ね備えた「体力」は体育会学生ならではの強みの代表といえるでしょう。仕事は体が資本ですので、体力があることは高く評価されます。 - 先輩との接し方を分かっている
→部活動を通して縦社会を経験したということで、先輩との接し方をわかっていますし正しい敬語や言葉使いなども自然と身に付けています。 - 目標達成意欲が高い
→「勝負に勝つ」「優勝する」といった目標をもって活動していた体育会学生は、その目標を達成するために行動することができ、そして目標達成のための意欲が高い傾向があります。
他にも、臨機応変に対応ができる、継続力がある、計画性がある、アクティブ、明るく元気などといった強みなどもあります。
体育会学生には様々なメリットがあり、多くはどの企業においても重宝されるものばかりです。そんな体育会学生ならではの強みをちゃんとわかっていないと、体育会学生として自分を売り込むことができませんから、しっかりと強みについて理解を深めておきましょう。
部活動を通しての身に付けたものや経験を明確にする
体育会学生として有利になるためには、部活動を通して身に付けたものは何か、またこれまでの経験はどんなものだったのかを明確にしていきます。
体育会学生ならではの強みはこれまでの経験を通して身に付けたものですので、それら強みが具体的にどうして身についたのか、身に付けるための経験はどんなものだったのかを明確にしないと、根拠ある強みとしてアピールすることができません。
ですから、チームや個人に影響を与えたエピソードや、勝敗の結果においてどのようなことを感じたのか、また失敗や困難とどう向き合ったのかなどを振り返り、その経験から得たものを見つけていきましょう。
体育会学生ならではの強みとリンクする自分の強みを知る
体育会学生として有利になるためには、体育会学生ならではの強みと自分のリンクする強みを知ることが重要です。前日より自分の中にある体育会学生ならではの強みは何なのかを明確にしたと思いますので、次は自分自身の強みは何かを明確にしていきます。
体育会学生ならではの強みを自分自身の武器とするためにはまず、自分自身の強みの把握が欠かせませんから、自己分析から自分についての理解を深め、自分の強みを明確にしていきましょう。
そして明確にした自分の強みと、体育会学生ならではの強みとでリンクするものは何かを考え、何を自分のアピールポイントとするのかを決めていきましょう。こうして自分の中での「武器」を作ることで体育会学生としての価値を上げ、自分を“就活で有利な体育会学生”にすることができるのです。
これは体育会学生として有利になるための条件であり、最低条件ともいえる部分となります。この基礎部分がしっかりと固まっていないと受かることはありませんから、しっかりと条件を見たいしていきましょう。
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体育会学生の魅力を最大限引き出すための方法
体育会学生として有利になるための条件を満たしたら次は、体育会学生の魅力をより引き出すための方法をチェックしていきましょう。ここではそんな、体育会学生の魅力を最大兼引き出すための方法について解説します。
体育会学生は確かに就活市場において価値のある存在です。しかしそれを自分のものにできるか、また体育会学生という肩書に価値をつけられるのかは自分自身にかかっていますので、魅力を引き出すための方法をしっかりとチェックしていきましょう。
まずは「第一印象」で差をつける
体育会学生の魅力を最大限引き出すためにまず「第一印象」で差をつけていきましょう。体育祭学生の強みでも挙げたように、体育会学生はコミュニケーション能力が高い傾向にありますから、その力をアピールしていきましょう。
新卒は社会人としての経験がありませんから、将来性を見込んでの採用となります。その中でスキルや学歴、そしてコミュニケーション能力の有無が判断基準となり、特に近年ではコミュニケーション能力を重視する企業も多くあることから、高いコミュニケーション能力は武器となります。
ですから、コミュニケーション能力が高いことを示すためにも相手の話をよく聞き、意味を理解したうえで適切に答えること、そして笑顔でハキハキと話すことで第一印象をよくしていきましょう。
また、縦社会に慣れている体育会学生は先輩への接し方を知っていますし、あいさつや正しい言葉使い、敬語なども既に身に付けています。そしてこれらは社会人になるうえで必須スキルとなり、就活においても武器となりますから、既に身に付けていることをアピールし、周りと差をつけていきましょう。
部活動を通して得た経験から何を学んだのかを述べる
体育会学生の魅力を最大限引き出すためには、体育会学生だからこその価値を上げるための対策をしていきましょう。具体的には失敗から何を学んだのか、壁にぶつかったときにどう乗り越えたのかを述べることです。
部活動や競技を通してどのような壁にぶち当たったのか、どのような失敗や困難があったのかを考え、そしてどのようにして壁を乗り越えたのか、また失敗や困難とどう向き合ったのかを明確にしましょう。
ただ乗り越えただけでは自分を成長させたとは言えませんから、乗り越えたことで何を得たのかをしっかりと明確にすることが大切です。
ですから、部活動を通して自分を強くしたもの、自分を成長させたものや経験は何かを明確にし、自分の強み・アピールポイントとして積極的に述べていきましょう。
競技での結果よりも、その“過程”からアピールする
体育会学生としての自分をアピールする際、多くの人は試合結果や大会での実績などを言いがちですが、それでは自分をアピールできないためよくありません。なぜなら面接官が知りたいのは、結果ではなくその結果を出すまでの“過程”だからです。
前述からでもわかるように、体育会学生の強みは部活動を通しての経験によるもので、その経験から得たものを理解し、自分のものにできているかどうかが重要となります。
ですから、体育会学生としての魅力を最大限引き出すためにも、競技の結果はどのような行動から得たものなのか、また問題などに対して解決するためにどのような手段を取ったのかなどを考えていきましょう。
結果も確かに自分の価値を上げるための素材ではありますが、結果ばかりにすがっているようでは薄っぺらい体育会学生となってしまいますので、そうならないためにも結果までの過程から自分の強みを明確にし、アピールしていきましょう。
競技や部活以外もしっかりと行ってきたことを述べる
体育会学生としての魅力を最大限引き出すためには、競技や部活以外もしっかりと行ってきたことを述べる必要があります。つまり、部活動を理由に学業を劣ることなく、両立していたことを述べる必要があるのです。
確かに部活動を通して得たものは就活市場について重宝されています。部活動での中身が濃ければ濃いほど、体育会学生ならではの強みは就活において武器となりますが、“部活動だけを頑張っていた”という姿勢は評価されません。
なぜなら学生の本業は学業であるからです。本業である学業もしっかりと頑張れていないというのは社会人でいうと、プライベートは充実しているが本業である仕事は頑張れないといっているようなものなのです。
ですから、“一つのことしかできない不器用な人”と終われないよう、学業にもしっかりと取り組み、その中で部活動にも励んでいたこと、そしてしっかりと両立できていたこともアピールしていきましょう。
おわりに
体育会学生には体育会学生ならではの強みがあり、その強みは多くの企業で重宝されることから、体育会学生は就活市場において人気が高く、有利になることが多いとされています。
しかしその中で「体育会学生なのに受からない」と悩む人にはしっかりと原因があり、その原因を理解したうえで、体育会学生が就活で有利になるための条件を満たさなくてはなりません。そしてちゃんと理解を深め、条件を満たすことができればあなたも“受かる体育会学生”となるでしょう。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。