就活に出遅れた23卒必見!これから挽回し、内定を獲得する方法教えます
2022年5月10日
本来であればまだまだ焦る時期ではありませんが、23卒の就活は早期化されているため、この時期に何もできていないと“出遅れ”となります。あなたは大丈夫ですか?ちゃんと就活準備できていますか?
キャリアプランナー 廣瀬
就活生 Aさん
いえ、実はまだなにもできておらず、すでに出遅れを感じています…。今からでも挽回することは可能でしょうか?
もちろん可能です!では具体的にどのように出遅れを挽回すればいいのか、詳しく解説していきます。しっかりと挽回して、年明けにはしっかりと内定を獲得できるようにしましょう。
キャリアプランナー 廣瀬
今23卒が就活をしていないのは出遅れなのか?
23卒はまだ大学3年生ですが、全体的に就活が早期化されていることや、周りで既に内定を獲得していることもあり、すでに出遅れを感じている人もいると思いますが、実際のところ今就活をしていないのは出遅れといえるのでしょうか。
ここではそんな23卒の置かれている状況や出遅れ具合について解説していきます。自分の置かれている状況が出遅れているのかどうかをチェックしていきましょう。
23卒の就活事情と出遅れ具合
冒頭でもお話ししたように、23卒の就活は就活ルールの廃止やコロナの影響から全体的に早期化されています。そのため既に採用活動を行っている企業も多くあり、内定提示も始まっているため、23卒の就活はもうスタートしたといえるでしょう。
しかしそれでもまだまだ就活は本格化されておらず、採用活動を受け付けている企業、内定を提示している企業も一部と考えるとまだ面接を受けていない状況であればまだ出遅れているとはいわないでしょう。
しかし、“何もしていない”場合には完全な出遅れとなるため注意が必要です。採用活動を行う企業は一部とはいえ、これから採用活動を行う企業は一気に増えていきますので、この時期までに“万全な状態から選考・面接を受けられる状況”でないといけないため、それらの準備ができていない場合には「出遅れている」ことになります。
具体的には自己分析や業界研究、就活軸の定めや志望業界の目星決め、ES・面接対策の下調べなどです。これらは就活の基礎部分となり、3年生である今の時期までにしっかりと行えていないと就活が本格化した際に周りの学生から遅れを取ってしまう恐れがあります。
これまで何も就活を手付けていない人は皆と肩を並べるためにこれからしっかりと対策をしてかなくてはいけないことを心得てください。
すでに採用活動を終えている企業もある
すでに採用活動を行っている企業がありますが、残念ながら既に採用活動を終えている企業もあります。具体的には経団連に属していない外資系企業、インターンシップを通して選考を行い、内定を出し終えているベンチャー企業やマスコミ業界などです。
外資系企業は経団連に属していなかったことから、就活ルールが廃止される前から就活ルールに沿ったスケジュールで活動はしておらず、3年生のうちには内定出しを終えている企業が大半でした。そして23卒においてもすでに内定出しを終えている企業が多いため、外資系企業を狙っていた人は残っている企業を把握する必要があるでしょう。
またベンチャー企業やマスコミ業界なども早くから内定出しをする傾向にあり、具体的にはインターンシップを通して選考を行い、内定出しを終えているケースがほとんどです。
時期問わずにいい人材がいればいつでもほしいという考えから採用活動期間を制限しないベンチャー企業や、もともと業界として就活スケジュールが早いマスコミ業界など、理由はそれぞれですが、気になる企業がある場合には今の採用状況をしっかりとチェックしておきましょう。
すでに採用活動が終わっている場合はもう選考を受けることはできませんが、ベンチャー企業やマスコミ業界などは4年生にかけても採用活動を継続していることも多くありますので、受けることは可能ですが、相当な出遅れ状態にあることを覚悟しましょう。
就活で出遅れるリスクと注意点
今の時期に“万全な状態から選考・面接を受けられる状況”にない場合は出遅れだといえます。そして出遅れているということはいうまでもなく厳しい状況にあることを覚悟しなくてはなりません。では具体的に就活に出遅れているとどのような厳しさが待ち受けているのでしょう。
ここではそんな就活で出遅れるリスクと注意点について解説していきます。これまで就活をしていないという今の状況や自分が置かれている立場をしっかりと把握しておきましょう。
すでに準備をした学生と差がついている
本来であれば就活早期化に合わせ、多くの学生がすでに就活準備を進めており、“万全な状態から選考・面接を受けられる状況”にあります。これはつまり、今まで何もしていなかった人はすでに準備をした学生と差がついていることになるのです。
ですので、すでに準備していた学生との差を埋めるために相当な覚悟のもと、これから対策をしていかなくてはなりません。3年の夏(7月)からインターンシップに参加したとすると、すでに5.6か月前から就活に関わっていることになるため、約半年かけて行ってきた準備を短期間で行わないといけません。
それがどれほど肉体的にも精神的にもきついものかは想像がつくことでしょう。しかしたとえ短期間でもこれらの作業は就活を行ううえでのベースとなるものですので、手を抜くことは許されず、しっかりと準備していかなくてはなりません。
少しでも手を抜くと就活が本格化した際、あっという間に出遅れてしまいますので、たとえ時間が限られていてもこれまで準備した学生と同等のレベルに追いつくための対策と覚悟をしましょう。
軸のブレから就活が長期化する恐れがある
就活に出遅れているからといって、自己分析や業界研究が不十分なまま慌てて見切り発進すると、かえって就活が長期化するリスクが高いです。前述でもお話ししているように、今の時期までに“万全な状態から選考・面接を受けられる状況”を準備しておくことが大切で、これらが万全だと就活が本格化した際にも出遅れることなく就活に挑むことができます。
しかし、これまで就活をしてこなかった人は限られた時間の中で対策をしなくてはいけませんが、やはり肉体的、精神的な厳しさや時間制限による物理的な問題から自己分析や業界研究が不足してしまうこともあります。
ただ、そうなると自分の中での軸がブレやすくなってしまい、「思っていた業界と違う」「他の企業の方がいい気がする」と、自分の中で矛盾が生まれてしまい、思うように就活ができなくなってしまうのです。
これまで就活を行わなかったということは自分の中での軸を明確にする作業に十分に時間を充てられていないことになります。そのため、すでに就活を始めている学生と差がうまれてしまい、結果として長期化を招く恐れがあるというわけです。
就活が長期がすればその分企業数が減ってきてしまうため選択肢が減りますし、都度行う企業研究や面接対策などが肉体的にも精神的にも厳しくなりますので、余計につらい思いをしないためにも対策を今のうちにしっかりと行いましょう。
出遅れを挽回し、内定獲得を狙うための対策法
企業側による採用活動が本格化されていませんが、この時期までには“万全な状態から選考・面接を受けられる状況”にないといけません。そうでないと就活が本格化した際あっという間に出遅れてしまいますので、今から他の学生に追いつくための対策をしっかりと行いましょう。
ここではそんな出遅れを挽回し、内定獲得を狙うための対策法についてご紹介していきます。他の学生との差を縮められるよう、しっかりとチェックしていきましょう。
まずは自己分析を行い、就活軸と志望業界を定める
出遅れを挽回するためにまずすべきは、就活軸を明確に定めることと志望業界の目星を決めることです。この時期までには万全な状態から選考・面接を受けられる状況にしておかなくてはならず、そのための具体的な作業が就活軸と志望業界の目星を決めることです。
まずは就活軸です。就活軸は企業選びを行ううえで基準となるもので、この軸が明確であればあるほど企業探しがしやすくなり、内定にも結びつきやすくなります。反対に就活軸が不明確だと就活が長期化する恐れがありますので、就活の基盤としてしっかりと時間をかけて軸を明確にしていきましょう。
就活軸は自己分析から自分の強みやスキルを明確にし、自分の強みがどの業界で活かせるか、自分のスキルがどの仕事に役立つのかなどを意識しながら企業や働き方に求める条件と合わせて軸を定めていきましょう。
そして合わせて志望業界の目星も決めていきます。志望業界を決める際に大切なのは“業界との相性”を意識することです。志望業界ということで自分のやりたいことから業界を選んでしまいがちですが、就活では学生が企業を選ぶように企業側も学生を選んでいますので、お互いの相性を意識しないと内定に結びつかないのです。
ですので、志望業界の目星をつける際にも自分との相性を考えるようにしましょう。自分の強みやスキルが活かせる業界はどこかなどを意識すると、内定獲得にもグッと近づくことができるでしょう。
説明会などに参加し、行動から情報を収集する
他の学生と差を埋めるために、説明会などに参加し、行動から情報を収集しましょう。早い人では3年夏から就活を行っていますので、半年もの時間が空いていることになります。その時間を埋めるためには積極的に行動し、情報を得ることが大切なのです。
説明会や就活イベントなどに参加すれば自己分析や業界・企業研究に役立つ情報を得られますし、志望業界の目星をつける際にも一度に多くの業界が見れる合同説明会などは効果的でしょう。
他にも説明会や就活イベントなどは就活に関する様々な情報を得ることができますので、自己分析や就活軸を定める際にも役立つでしょう。また実際に働く人を間近に感じることで「働く」ということに現実味を感じることができるため、自分の将来像がより明確になるでしょう。
そしてこれらの行動から得た情報は厚みのある志望動機を書いたり、面接において自分をアピールするための回答を考える際にも役立ちます。就活では様々な場所で“情報”が重要になりますので、これまで時間をかけられなかった分、行動から追いつけるように行動量を意識しましょう。
気になる企業には積極的にエントリーし、実践から力をつける
説明会や就活イベントなどに参加した際、気になる企業があった場合には積極的にエントリーしましょう。今からでもエントリーできる企業を早々に受けることで選考を経験することができます。
就活では選考を通して内定を獲得していくため、選考の経験を積むことは非常に良いことです。特にこれまで就活準備を行ってこなかった人は他の学生と差がありますので、それらを経験で追いつくためにも、早々に選考を受けるのが得策なのです。
ESや面接などの選考は練習と本番とは異なります。特に面接は本番特有の雰囲気や緊張感があり、これらは練習で再現するのは難しいです。そしてその本番特有の緊張感に飲まれてしまい、思うように力を発揮することができず、内定を遠ざけてしまう人が多くいます。
しかし早々に選考を経験すればその本番特有の雰囲気を経験することができ、数こなせば慣れることができるため、本命企業でも屈せずに面接をこなすことができます。そして本番を経験すればその分力をつけることもできます。
面接練習も大切ですが、本番の経験の方が確実に力となりますし、面接力をつけることができます。また数をこなせばその分内定率を上げることができるため、内定にもグッと近づきます。たとえ受けた企業が本命企業じゃないとしても内定へと結びつけばそれが自信となりますし、力もつきます。そして次に活かされるでしょう。
このように、実践を通すことで面接力を高めることができますし、内定にもグッと近づくことができるため、これまでの遅れを少しでも取り戻すことができます。この時期は万全に選考や面接を受けるための準備ができていないといけません。ですが、これまでこの準備に十分に時間を充てられなかった場合には実践を通して力をつけることがポイントとなるのです。
就活エージェントを頼り、サポートしてもらう
これまで何の就活準備もしていない人がぜひとも頼ってほしいのが就活エージェントです。就活エージェントはこれまでに時間をかけて行うべき作業を短期間で効率的に行い、挽回のためのお手伝いをしてくれるスペシャリストなのです。
23卒がこれまでに全く手を付けていない場合には“出遅れている”といえますし、出遅れをそのままにしていると選考が本格化した際にあっという間に出遅れてしまいます。しかし就活のプロに頼れば、短期間で効率的に出遅れを挽回するためのサポートをしてくれるため差のついた学生に追いつくことができるのです。自己分析や業界・企業研究などの基礎的な対策はもちろん、一緒に就活軸を明確にしてくれたり、あなたの特性から志望業界を一緒に考えたりしてくれます。
もちろんESや面接の対策なども行ってくれるため非常に心強いです。特に面接練習はプロのアドバイスを受けながら練習をすることができるため、本番特有の緊張感を作り上げたうえで確実に面接力を上げることができます。
さらに就活エージェントは就活軸に合う企業や、学生が求める条件を満たした企業を探し出し紹介してくれるため、出遅れを取り戻してからの就活においても非常に心強い存在となります。
キャリchでも出遅れを取り戻し、納得のいく内定獲得を目指すためのイベント「再就活サポート」 を開催しています。このイベントではこれまで就活を行わなかった人を短期間で挽回するためのサポートを行っています。「これまでの遅れを取り戻したい」「これからの就活も成功させたい」という人はぜひ気楽にご参加ください。必ずあなたの役に立つためのサポートを行います!
おわりに
就活の早期化もあり、23卒の就活生がこれまでに何もしていなかった人は出遅れているといえます。しかしまだまだ遅れを取り戻すことは可能ですので、諦めずに短期間で遅れを取り戻せるように対策していきましょう。
そのためにも出遅れることによるリスクをしっかりと把握し、差のついた学生と差を縮めるために就活軸を定め、志望業界の目星を決め、行動から情報を得るようにしましょう。また就活エージェントを頼ることも検討しましょう。
就活エージェントは出遅れを確実に取り戻してくれる就活のエキスパートです。頼るだけで出遅れを取り戻せ、就活力アップもできるため、今のうちに就活エージェントと繋がりましょう。
納得内定に参加しよう!
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している