【就活に出遅れた3年生必見】ここから挽回して内定を獲得する方法

 2023年1月6日

「就活まだなーんにもしてない」「ウソ!みんな、もうそんなに色々やってるの?」なんて言っている、のんびり屋さんのあなた!もしかして、就活は採用情報解禁日の3月から始まると思っていましたか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

違うんですか!?てっきり就活はまだ先だと思って、今まで何もしていませんでした。

解禁日は、国内の主要な企業が採用情報を公開して学生からエントリーの受付を開始する日であって、就活の開始日ではありません。もしあなたがサマーインターンにも参加せず、自己分析も業界研究も行っていないとしたら、それはハッキリ言ってすでに結構出遅れてしまっています。
しかし大丈夫。その出遅れはまだ取り戻せますから安心してください。
今回はうっかり就活に出遅れてしまった3年生に向けて、3月の解禁日に合わせて他の学生と肩を並べる方法を伝授します。新年を迎えたことですし、キャリchと一緒に気持ちを新たにして、ここから挽回を目指しましょう!

キャリアプランナー 平崎

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出遅れてる?今置かれている状況とは

出遅れてる?今置かれている状況とは

年も明けたことですし、採用情報の解禁日が現実的に近づいてきて、同年代の友人たちとの会話は就活一色になっているはずです。そんな中、インターンや志望業界の話題についていけず、「あれ?もしかして私って就活出遅れてる?」と感じてしまった人もいると思います。

しかし本格的な就活シーズンの到来はまだ2ヶ月近く先ですから、この1月の段階で「まだ何もしていない」という状況は、実際のところどの程度の出遅れなのでしょうか。3月までに挽回する心づもりをするためには、まず自分が置かれている状況をきちんと把握しておく必要があります。

初めに、現段階で就活に何も手を付けていない3年生が、どの程度出遅れている状況にあるのか解説しますので参考にしてください。

まだ間に合うが、志望業界によっては出遅れになる

ルール上の就活解禁は3月ですから、1月の段階で何も就活を始めていなくても、たいていの業界ではここからしっかり取り組めば「まだ間に合う」状況だと言えます。というのも、近年はどの企業でも学生の確保が難しくなってきているので、企業は採用活動を前倒しで行っており、1月の時点ですでにある程度始まっているからです。

政府の呼びかける3月情報解禁、6月面接開始というスケジュールを、そのまま守っている企業はあまり多くありません。

ほとんどの企業が、それより前の夏・冬インターンなどを通して優秀な学生を探し出し、本選考とは別の早期選考に招待したり、そのまま内定を出したりしています。もっと早く動き出して夏から冬のインターンで結果を出せていれば、早期選考ルートに乗れたかもしれないし、今ごろは内定の1つももらえていたかもしれませんでした。

しかし、そうした早期選考では採用枠のすべてを確保しきれないので、たいていの企業は枠の一部はすで埋まった状態で、3月以降に残りの採用活動を行います。ですから1月の時点で何も始めていないというのは、少し出遅れてはいるけれども今からしっかり取り組んで万全な状態で3月を迎えれば、ほとんどの業界では「まだ間に合う」状況なのです。

ただし、外資系企業ではインターンが採用活動と直結していることが多いですし、本選考自体も3年の11月ごろ行われます。ベンチャー企業もインターンなどを通じて3月以前に内定出しをする企業が多いです。

そうした一部の採用活動の早い業界を志望している場合は、残念ながら1月の時点ですでに、完全な出遅れとなってしまっていることもあります。

自己分析・業界研究・インターン参加は済ませておきたい

一部の業界を除きほとんどの企業では「まだ間に合う」状況ですが、それでも最低限1月までに自己分析と業界研究くらいは済ませていないといけません。インターンについても、そこから内定や早期選考ルートに乗れていなくても構いませんが、参加経験くらいはないとまずい状況だといえます。

自己分析や業界研究は、どのような仕事(職種・業界)に就いて、どのような職場環境(企業)で働くかという、自分の就活の軸を定めるための基礎となるものです。そして通常は、インターンに参加することによってその軸を確認したり、比較検討したりして、志望する企業・業界を絞っていきます。

またインターンは仕事への理解を深め、企業・業界とのミスマッチを防ぐためにも必要です。インターンに参加していると、実際の働き方が分かった上で志望するので志望動機にブレがなく、参加経験がない人とはESの説得力が違います。

3月に企業が情報公開をしてから、なんとなく志望先を選んでいたのでは遅いですし、就活への迷いや失敗のリスクも高いです。3月にエントリーの受付が始まったときには、自己分析・業界研究・インターンという過程を経て自分の意思が固まり、万全な状態になっていないと、本格的な就活の開始時点で出遅れとなってしまうので注意しましょう。

このうち1つでも欠けていて志望の方向性を明確にできていない人には、就活エージェントなどのプロに頼って、早急に挽回することをオススメします。プロの目線で適性を見極めてもらい、企業選びも手伝ってもらえば、一番時間のかかる準備段階を大幅にショートカットできます。キャリchでも、就活に関することなら何でも相談できる無料の「就活相談サポート」を開催していますので、ぜひ活用してください。

就活出遅れによるリスクと注意点

就活出遅れによるリスクと注意点

先ほども少し触れましたが、就活への出遅れは単純に就活の進行度合いが遅くなるというだけでなく、就活を行う上でさまざまなリスクをともないます。

ここからは、就活を出遅れることによって具体的にどのようなリスクがあるのか、注意すべき点と合わせて解説しますので、参考にしてください。 のんびり構えて今の出遅れを放置してしまうことがないように、そのリスクについてきちんと把握しておきましょう。

志望業界によっては採用を終えている場合がある

就活に出遅れると志望業界によっては1月の時点ですでに採用活動を終えてしまっている可能性があります。前述のように、外資系企業の採用活動は夏インターンが中心で本選考も11月頃終わっていますし、ベンチャー企業も採用活動のスタートが早いので人気企業はすでに締め切られている可能性が高いです。

そうした採用活動の早い企業・業界を志望している場合は、残念ながら出遅れと言うよりもう手遅れとなっている場合があります。

本格的な就活シーズンは迎えていませんが、すでにどこでも好きな企業に挑戦できる段階ではなくなっているということは、覚悟しておきましょう。

また業界に関わらず一部の人気企業の中には、インターンに参加していないと本選考に進めない企業もあるので注意が必要です。

周りとの差によって受かりにくい可能性がある

就活の出遅れは、その分周りの就活生と実力の差がついてしまい、選考で受かりにくくなるというリスクがあります。なぜなら、すでに就活を始めている学生は、早く取り組み始めた分だけスキルや能力、知識などを蓄えている状態となっているからです。

インターンや早期選考を経験している学生は、だいたい何を聞かれるか分かって準備していて、人前で話をすることに慣れおり、社会人マナーや立ち居振る舞いも身についています。

彼らは業界に関する知識も深く、しかも堂々としているので、出遅れた学生は横に並んだ時にどうしても差をつけられてしまうのです。

ですから就活に出遅れてしまった学生は、ライバルたちとの差がすでに開いてしまっていることを覚悟しなければなりません。彼らの引き立て役とならないために、相当頑張って出遅れを取り戻す必要があります。

軸のブレから就活が長期化する可能性がある

就活に出遅れているからといって、自己分析や業界研究が不十分なまま慌てて見切り発進すると、かえって就活が長期化するリスクが高いです。

自己分析や業界研究が不十分だと、仕事選びの軸や企業選びの軸といった自分が就活をする上での方針がブレやすくなり、迷いが生じやすくなります。

すると就活シーズンも佳境に入ってから「やっぱりこっちの方が…」などと志望業界自体を変更して初めからやり直す羽目になったり、途中で自分の目指すべき方向が分からなくなったりと、結局出遅れた時間以上に就活が長期化してしまうのです。

そもそも就活の軸が明確でないと、自分がどの方向に向かって進めばいいのか分からないですから、まともなスタートが切れないでしょう。志望動機もあいまいになってしまうため、ESに説得力がなく、書類選考の通過も難しくなります。

スケジュールの詰めすぎが失敗を招く

就活に出遅れたという意識があると、「早くどうにかしなきゃ」という焦りからスケジュールを詰め込み過ぎてしまいますが、これは失敗の原因となるので注意が必要です。

たとえば面接を同日にいくつも詰め込んだりすると、次の面接のことが気になってしまい、今受けている面接に集中できなくなることがあります。最悪なパターンは、面接と面接の時間間隔を十分余裕をとらなかったために、前の面接が押してしまい、後の面接に遅刻することです。

どんな理由があろうと面接に遅刻する時点でかなり評価が下がりますが、それだけでなく前の面接の最中は時間が気になって仕方がないでしょうし、後の面接では遅刻したことによる動揺で実力が発揮できなくなります。

せっかく複数の選考に挑んでいるのに、そんな状態ではどちらも不完全燃焼となり、結局どちらも不合格となってしまうでしょう。それに面接はただ企業の人に会って話をすればいいというものではなく、しっかり自分をアピールして合格するためには、面接を受ける一社一社に対する準備が欠かせません。

就活に出遅れたからと言って1日に何社も面接を詰めてしまうと、そもそも遅刻などしなくても、準備不足から合格の可能性が低くなってしまうのです。

すべての作業が雑になってしまう可能性がある

就活の出遅れに対する焦りが原因で、就活に関わる作業が全体的に雑になり、就活の失敗につながる可能性があります。「早く出さなきゃ」という思いからESや履歴書を雑に書いてしまい、書類選考にすら通らないので面接にたどり着けないというケースも少なくないです。

また面接にたどり着けても、雑な準備では自分を適切にアピールできず、なかなか内定につながらないでしょう。業界・企業をまともに見極めないまま雑に決めてしまって、そもそも自分には合わない志望先を選んでしまうといったことも起こりえます。

就活の出遅れは焦りを生み、焦りは就活を雑にしますが、雑な就活から内定には結びつきません。たとえ実際に就活に出遅れていたとしても、自分のやるべきことを冷静に見極め、1つ1つ丁寧に対応することが大切です。

とはいえ就活以外のスケジュールも忙しく、とても丁寧な取り組みができそうもないという人には、キャリchの無料イベント「スピード内定サポート」がオススメです。このイベントではES選考やSPIがない、面接回数が少ないといった企業を紹介し、対策の手間をカットします。面倒な企業との日程調整もプロにお任せ!選考対策もマンツーマンで手伝いますので、楽して内定が獲得できますよ。

プロが伝授!遅れを取り戻すための挽回方法

プロが伝授!遅れを取り戻すための挽回方法

今置かれている状況やリスクが理解できたところで、いよいよこの出遅れを取り戻すための、具体的な挽回方法について話をしていきます。先に就活を始めた学生たちの引き立て役とならないためにも、この1月からしっかり取り組んで3月に間に合わせましょう。

短期間に他の就活生に追いつき、3月からの就活を満足のいくものにする秘訣をお教えしますので、参考にしてください。

納得できる内定を獲得するための“ゴール”を明確にする

就活に出遅れてしまった学生がまず優先してやらなければならないことは、自分の目指すべき就活のゴールを明確に定めることです。

就活は競技ではないので、いかにライバルに打ち勝ち、たくさんの内定を獲得するかは重要ではありません。就活で大切なのは自分の納得できる内定を取ること、つまり本当に自分が長く働いていけると思える企業=自分に合った企業から内定をもらうことです。

そのためには、まず時間がかかっても自己分析や企業・業界研究を徹底し、自分の目指すゴールを明確にする必要があります。徹底した自己分析によって自分を掘り下げ、自分に向いている仕事は何か、自分の目指すべき方向性、就活の軸を定めましょう。

それを業界研究や企業研究と合わせ、自分との相性をはかりながら、自分に合った業界・企業を見つけ出していきます。

霧などで行き先が見えないと道に迷ってしまうのと同様に、初めは時間がかかっても先に確実なゴールを設定することが、結局は就活成功への近道です。

説明会などに参加し、積極的に企業と接触する

自分に合った業界・企業を探していくためにも、就活に出遅れてしまった学生は積極的に説明会やインターンに参加してください。

まだ志望先が絞れていないときは、複数の企業・業界を同時に比較できるので、合同説明会に参加するのが効率的です。ある程度絞れてからは個別の説明会やインターンに参加すると、その企業・業界への理解がもっと深まります。

とくにこれまでサマーインターンなどに参加経験がない学生は、現時点でかなり出遅れてしまっていますから、とにかく企業と直接接触できる機会を持たなければなりません。

くり返しになりますが、インターンへの参加経験があるのとないのとでは、学生の就活力に大きな差があります。ウィンターインターンを実施している企業もありますので、本格的な就活シーズンに突入する前に、積極的に参加しておきましょう。

同時進行で就活を進め、短期間で場数を踏んでいく

ここまで就活に出遅れてしまった分、ここからは同時進行で就活を進め、短期間で遅れを取り戻す必要があります。グループディスカッションにしても面接にしても、初めからうまく自分をアピールできる人はいません。

就活は経験を積めば積むほど勝手がわかってきて、雰囲気にも慣れ、反省と改善を繰り返しながら良くなっていくものです。そのためには、とにかく企業と接触する機会を増やして、どんどん場数を踏みましょう。

1社ずつ結果が分かってから次に進んだのでは、先に就活を始めた学生に実力が追いつくまでに時間がかかってしまいます。

出遅れを取り戻すためには、短期間に経験を積めるように常に複数の企業と接触を持って、同時進行で取り組んでください。

焦った気持ちは就活をダメにする!

出遅れを取り戻すことは大切ですが、焦った気持ちは失敗を招くため注意が必要です。就活の出遅れによるリスクの章でもお話ししたように、出遅れを何とかしようと焦って過度にスケジュールを詰め込み過ぎるのはよくありません。

スケジュールを詰めすぎると、1つ1つの選考に対する準備に十分な時間を割けないので、雑になってしまいます。雑な準備では企業に適切なアピールができず、内定につながりませんから、いくらたくさん受けても無駄足となるだけでしょう

出遅れを取り戻すために、複数の企業と同時進行で接触していくことは基本ですが、無理のない範囲で行うことが大切です。

出遅れてしまったからこそ、落ち着いて無駄な動きを避け、1つ1つ丁寧に就活することを心がけてください。

「就活エージェント」を利用すれば心強い!

就活の出遅れを取り戻すための最終兵器は、「就活エージェント」を利用することです。就活エージェントは就活中の学生をサポートするプロですから、今からでも解禁日までに出遅れを取り戻せるよう、無理なく適切にあなたを導いてくれます。

あなたの自己分析や企業・業界研究を手伝い、ブレのない就活軸を一緒に考えてくれるとともに、あなたが優先的に取り組むべき課題を指導してくれるので無駄がありません。

しっかり出遅れを取り戻して解禁日を迎えた後も、就活エージェントはあなたに合った具体的な企業を紹介してくれたり、ESや面接の対策をしてくれたりなど、内定獲得に向けたサポートしてくれます。

つまり就活エージェントを利用すれば、出遅れを取り戻そうと焦りながら自分一人でもがくより、ずっと効果的で確実に内定が狙えるのです。

キャリchでも、出遅れしまった学生をサポートするためのイベント「出遅れ就活サポート」を開催しています。就活に出遅れて今から間に合うのか心配な人、そもそも就活をどう始めたらいいのか分からない人、一人で就活に立ち向かうのは不安だという人も、気軽に相談に来てください。

キャリchには経験豊富なキャリアカウンセラーが揃っていますから、出遅れを取り戻すのはもちろん、あなたが納得のいく内定を獲得して就活を終えるまで全面的にバックアップします。キャリchがあなたの強力なサポーターとなりますので、ぜひ一緒に内定獲得を目指しましょう!

おわりに

就活の出遅れを取り戻そうと焦っても、かえって就活が雑になり逆効果です。そんな時は落ち着いて気持ちを切り替え、1つ1つの就活を丁寧にこなしていくことが大切になります。

まずは今置かれている状況を把握し、自分が何から始めるべきなのか考えてください。慌てず自己分析と企業・業界研究を徹底し、自分の目指すゴールを明確にしてから取り組むことが、結局は内定獲得への近道です。

1月の段階で出遅れていても、今からしっかり取り組めばまだ間に合います。積極的に企業と接触し、場数を踏んで、出遅れた分を取り戻しましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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