OB訪問は内定に繋がる!就活を勝ち抜くOB訪問のポイント
2023年3月8日
OB訪問はオススメです!OB訪問を行う就活生は、わずか10%前後で、敵が少ない状態で自分をアピールできます。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
OB訪問を考えてはいるけど、まわりに行っている学生がいません。どのように進めてよいのかやり方がわからなくて困っています。
大丈夫、コツを教えますよ!OB訪問の意味と目的、内定につなげるための方法をわかりやすく説明します。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
上手く活用できれば、内定への最短ルートを獲得できると聞いていたのでしっかりコツを抑えたいです。
OBを訪問するだけでは意味がありません。時期・時間・訪問時のマナーなどポイントを押さえる必要があるので気をつけてくださいね。
キャリアプランナー 平崎
目次
OB訪問は何のために行うのか?ポイント3
OB訪問を行うための意味をポイント別に確認しましょう。
ポイント 1:企業研究
企業説明会は企業にとっては自社アピールの場に過ぎません。そのためネガティヴな部分には触れていないというのが基本となります。 OB訪問では、実際にその企業で働いている人から、企業説明会等では聞けない話を聞くチャンスになりますし、そのOBの人柄から社風を知る事にも役立ちます。 また、給与についての質問や、女子の場合は、産休、育休などの働きやすさなど、自分だけの企業情報を得る事ができますので、OB訪問はよりフォーカスの合った企業選びに必要な情報の宝庫だと言っても良いでしょう。
ポイント 2:自分の売り込み
OB訪問は、就活面接とは違い、より個人的に自分をアピールできるチャンスだと言えます。 例えば、面接の雰囲気や、質問内容、自己PRはどのようにするべきかを、実際にその企業で働く人からダイレクトに指導をしてもらう事もできます。 また、面談したOBが人事に直結する人であった場合は、OB訪問を採用時の評価に加わることや、入社意思を直接伝える事ができます。
ポイント 3:入社後のミスマッチを防ぐ
入社してから「こんなはずではなかった」という事にならないために、企業の実情を把握する事ができます。 OB訪問はその企業に就業するためだけが目的ではなく、自分自身が志望動機を見直すきっかけにもなります。 入社後のミスマッチは学生側だけではなく、企業側にとってもマイナスになりますので、OB訪問で不安要素が解消されているという点でも、採用に有利な点が多くなります。
「OB訪問を検討しているけれど、周囲に誰も経験のある人がいなくて困っている。」そんな人は、プロのキャリアプランナーに相談をしてみましょう!「就活説明会」では、OB訪問に関する悩みをキャリアプランナーに相談できます。OB訪問が上手くいけば内定に近づきます。
OB訪問までの流れ ステップ3
OB訪問開始までの流れを説明していきます。
ステップ 1:訪問するOBを決める
OB選びの主な方法は下記になりますが、OBにコンタクトを取る際は、どのようにしてそのOBにたどりついたかを明確に伝えてください。
- ゼミ、サークル、部活のOBをあたる
- 大学の就職課にあるOB名簿から探す
- 人脈(知人、親戚、家族)からのツテを探る
- 大学にOBがいない場合は、人事に頼む
- SNSで探す
※同じ大学出身でなくても問題ありません。
ステップ 2 :アポイントを取る
アポイントを取る方法はメール、または電話になります。 特に電話の場合は仕事中にわざわざ電話口まで呼び出してもらう必要があるのと、聞き間違い等で誤解が生じる可能性がありますので、伝えたいことを考えて伝えることが出来るメールをオススメします。 OBにメールを送る際の例文とポイントを解説します。
件名:OB/OG訪問のお願い(※大学名 : 氏名)
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
突然のご連絡失礼致します。
〇〇大学○○学部に在籍しております〇〇と申します。
大学のキャリアセンターで○○様の紹介を受け、ご連絡させて頂きました。
私は現在就職活動を控え、貴社に大変興味を持っております。
貴社でご活躍中の〇〇様のお話をぜひお伺いさせて頂きたく存じます。
御多忙中にお時間を割いて頂くお願いを差し上げ、誠に恐縮ではございますが何卒よろしくお願い申し上げます。
つきましては、〇〇様のご都合のよろしい日時をご指定頂きたく存じます。
よろしくお願い致します。
- 〇〇大学〇〇学部〇〇学科
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
※ポイント:やりとりの回数をなるべく少なくするために、宛名、自己紹介、目的を必ず記載し、内容はコンパクトにするよう心掛けてください。また、日時、場所の指定はOB側の希望に従い、決定後自分からの変更はNGです。
ステップ 3 :訪問日の前日に連絡をする
OB訪問が決定後、前日の確認と挨拶のメールは必ず送りましょう。リマインドメールの例文とポイントを解説します。
件名:明日のOB/OG訪問に関しまして(※大学名 : 氏名)
株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様
〇〇大学〇〇学部の〇〇です。
先日は突然ご連絡差し上げたにも関わらず、訪問をご承認下さりありがとうございました。
明日はご指定の〇〇で○○時にお待ちしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
- 〇〇大学〇〇学部〇〇学科
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
※ポイント:自分の氏名と待ち合わせ場所、時間、訪問承認に対するお礼の文言を必ず記載してください。
OB訪問終了後の流れ ステップ3
OB訪問が終了した後の流れを解説していきます。
ステップ 1:訪問したOBに必ずお礼の連絡をする
OB訪問が終了した翌日には必ずお礼のメールをしましょう。例文とポイントを解説していきます。
件名:昨日のOB/OG訪問のお礼(※大学名:氏名)
株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様
昨日はOB訪問させて頂きました〇〇です。
お忙しい中お時間を作って頂きました上、ご馳走までして頂き本当にありがとうございました。
〇〇様にお話し頂きました内容は、企業説明会等では聞けない貴重なお話ばかりで、大変参考になりました。
実際にお話を伺う事で、〇〇様のように貴社で活躍できたらと、選考を受けさせて頂きたいと思う気持ちも更に強まりました。
引き続きご相談に乗って頂けましたら幸いです。
改めまして、昨日はお忙しい中ありがとうございました。
- 〇〇大学〇〇学部〇〇学科
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
※ポイント:お礼のメールは翌日の午前中までに送りましょう。 自分の氏名、聞いた話に対するお礼、仕事をする事に対しての熱意を必ず記載しましょう。 また、食事、お茶等をご馳走になった場合などは、そのお礼も必ず記載してください。
ステップ 2:訪問したOBからフィードバックをもらう
質問の内容、言葉使いを含むふるまい、マナーなどのフィードバックをもらい、就活面接に役立てましょう。 改善点を指摘された場合は「どうしたら良いですか?」と言うのではなく「~のようにした方が良いでしょうか?」というように、自分なりに改善について考えたという自発性を見せると、より意欲的だという印象を与える事ができます。
ステップ 3:OB訪問から得た情報を整理する
OB訪問で得た情報とそれまで自分が持っていたイメージとを照らし合わせて、相違点がある場合は書き出してみましょう。 そのポイントが自分の志望の許容範囲であるのか、それにより再度志望企業として選択するべきであるのかを考えてみましょう。
せっかくOB訪問するなら内定に近づきたいですよね?OB訪問でわからないことがあれば就活のプロであるキャリアプランナーにしましょう!「就活説明会」では無料で就活に関する悩みを相談できるので、活用してください!
OB訪問当日の守るべきマナーポイント3
OB訪問の服装やその他のどのような点に注意したら良いのかを確認しましょう。
ポイント 1:当日の服装
基本的にスーツを着用するのが無難ではありますが、OBによってはラフな服装を勧めてくる人もいます。 その場合もジーンズやTシャツなどのようなラフ過ぎる服装は避けましょう。襟付きのシャツとコットンのボトムスを選択してください。
ポイント 2:10分前には到着
待ち合わせ場所には原則10分前には到着していてください。 場所がわからず迷う事が無いよう、所要時間の確認と下見は必ずしておきましょう。 もし10分前に到着したにも関わらずOBが先に到着していた場合は、例え待ち合わせ時間より早い場合でも必ず「お待たせしてしまい申し訳ありません。」と一言謝罪しましょう。
ポイント 3:席次のマナー
「席次のマナー」とは、自分がどこに座ればよいのかという事です。 「一番偉い人が、入り口から一番遠い奥の席に座る」と覚えておいてください。 OB訪問は主に一対一ですので、OBを奥の席に座ってもらう、という事を念頭においてください。
OBにどんな質問をするべき?ポイント4
OB訪問では、直接OBから志望企業の情報を得る事ができるチャンスですので、より具体的な質問をしてみましょう。 質問で押さえるべきポイントをまとめてみました。
ポイント 1:他では知ることができない情報
質問の内容は、企業のサイトやパンフレットに書いてあるような事は聞かないようにしましょう。 「わざわざOB訪問して聞く必要ないのでは?」「企業研究をしていないな」というようなマイナスの印象を持たれてしまいます。
ポイント 2:OBがなぜその企業を選択したか
OBの志望理由と自分の志望理由にギャップがないかどうかを確認しましょう。 どういう考えの人がその企業を志望し、採用されているかを知る事で、自分に合った企業がどうかの参考になります。
ポイント 3:同業の他社との違い
この質問では、プラスポイントとマイナスポイントの両方を知る事が目的です。 他社と比べてどこがどのように優れているのか、マイナス部分はどのような点かなど、実際にその企業で働いている人にしかわからない事情を知る事ができます。
ポイント 4:OBが仕事に感じているやりがい
OBが仕事のどの部分にどんなやりがいを感じているかを知る事ができるとその企業で仕事をしている自分がイメージしやすくなります。逆に「自分はそういう事にはやりがいを感じられない」というような判断基準にもなります。
OB訪問を内定に繋げるための重要ポイント3
OB訪問を内定に繋げるために欠かせないポイントを解説します。
ポイント 1:OB訪問した際にESシートや自己PRの評価をもらう
ESシートや自己PRを添削してもらう事で、模擬面接として非常に有効となります。 OBは実際に面接を通過し採用されているので、採用に直結するアドバイスをもらえる可能性が高いからです。
ポイント 2:面接の際にOB訪問の経験をアピールする
実際の就活面接の際、OB訪問をした事をアピールすると、その企業に対して熱意があると評価されます。 また、OB訪問した事で、その企業に対してどのような印象を持ったのか、また訪問前とどのように意識が変化したかを具体的に述べるとより説得力が生まれます。
ポイント 3:面接時にOB訪問で面談してくれた人の名前を出す
就活面接の際、「面談した際に○○さんがおっしゃっていた事で…」等、OB訪問した際に面談した社員の名前を出す事も効果的です。 この学生はOB訪問に真剣に取り組んだという印象を与える事ができます。注意点としは、OBが語った内容のうち、その企業に対してのネガティヴな要素が含まれる話を例に挙げてはいけないという事です。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。