就活が終わらない人必見!原因と内定に近づくためにやるべきことを解説
2023年3月20日
内定がなかなか決まらず、就活の終わりが見えないと感じたことはありませんか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
いつも感じてます。まわりは内定がとれているのに、「自分だけとれていない」と劣等感がありますね。
キツイ状況ですが安心してください!内定がとれないのは理由があるので、まず改善をしていきましょう。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
はい!就活を終わらせるために、具体的には何をすればいいのでしょうか?
就活の終わりは内定です。なぜ内定がとれないのか、くわしく解説していきますね!
キャリアプランナー 平崎
なぜ?就活が終わらない原因とは
5月も中旬になると、焦る気持ちが出てきますよね。まわりは内定をもらっているのに自分だけ内定がないと、「このまま就活が終わらないのでは…」なんて、不安にもなるものです。
しかしそもそも、就活はいつ頃までに終わらないとまずいものなのでしょうか。まず初めに、自分の置かれている状況を把握しましょう。
また、なかなか就活が終わらない原因には大きく分けて2つのパターンがあります。自分がどちらに当てはまるのか確認してください。
そもそもいつ頃までに就活が終わっていないとまずい?
一般的な就活スケジュールから考えると、6月ごろにはある程度就活を終わらせておかないと、少しまずい状況といえます。
なぜなら、経団連に所属する企業の面接解禁が6月だからです。経団連の就活ルールでは6月に面接解禁、10月に内定出しとなっていますが、実際には大手企業のほとんどが6月に面接・選考を行うと同時に内々定を出します。ですから6月の時点で内定をもらえなかった場合、大手狙いの学生はそれ以降もう持ち駒が残っていないので、企業選びから根本的にやり直すことになるのです。
もちろん6月以降も募集を行っている企業はありますが、それ以前に比べ、数は圧倒的に少なくなります。公務員志望や留学など特別な事情がない限り、6月で就活が終わるように進めていくべきです。/p>
21年卒からは経団連の就活ルールが廃止され、政府主導の就活ルールとなります。学生の混乱を避けるため21年卒ではこれまでの経団連ルールとほぼ同じ内容が維持されることになりました。
22年卒以降も大筋の方針は同じですが、政府は通年採用や秋季採用なども含めた採用機会の多様化を検討しています。今後、通年採用を行う企業が増えるなど就活の方法自体が変わっていく可能性が高いので、早め早めの行動が重要になるでしょう。
[就活が終わらない原因1]志望企業による時期の問題
なかなか就活が終わらない原因の1つとして、志望企業が採用活動を行う時期により就活の長期化が避けられないケースがあります。
たとえば、公務員を第一志望としている学生の場合です。志望している公務員の種類にもよりますが、ほとんどの公務員の一次試験は5月から6月にかけて行われます。公務員試験の出来しだいで民間企業も受けようと思うと、どうしても民間企業への就活が遅くなってしまうのです。
また前の項でも述べたように経団連の就活ルールでは、面接解禁が6月からとなっています。大手企業の多くは経団連のルールに従って6月から選考を開始するので、大手企業を第一志望としている学生は必然的に就活時期が遅くなるのです。
他にも、アパレルや介護など6月以降に採用活動を行う業界もあるので、志望している業界や企業によっては就活時期がずれる場合があります。
[就活が終わらない原因2]“自分”の問題
就活の時期による問題で就活が終わらない人もいますが、多くの場合、企業ではなく就活生自身に問題があるケースがほとんどです。たとえば、就活に対する準備不足や、やる気のなさ、就活のやり方がまずいなどの問題です。
前述のように、志望している業界や企業の事情で就活が終わらない場合は仕方がありません。しかしそうでないなら、今すぐ自分の就活を見つめ直す必要があります。自分では気づいていないけれど、そこには何らかの問題が必ずあるはずです。
問題がわかれば、具体的な対策も行えます。次の項では、就活が終わらない人の特徴を7つのタイプに分けてご紹介しますので、確認してください。
就活は体力と精神力をすり減らすので、終わらないとしんどい状態になっていきます。長引けばネガティブ思考になりやすいので、なぜ内定が決まらないのか原因追求が必須です。「スピード内定サポート」は就活がうまくいかない人や、はやく就活を終わらせたい人向けのイベントですので、悩んでいる人は参加してください!
就活が終わらない人の7つの特徴
就活が終わらない人にはさまざまな共通点、特徴があります。非常によく見られる7つのタイプをご紹介しますので、自分がどのタイプに当てはまるか確認してください。適切な対策を行うために、まずは自分が抱えている問題を把握しましょう。
1,自己分析不足
就活が終わらない人の特徴として、非常に多いのは自己分析不足です。
自分では気付いていないかもしれませんが、自己分析が不足している人は自分がどのような人間なのかきちんと把握できていません。自分がどのような性格でどんな仕事が向いているのかわかっていないので、本当に自分に合った業界や企業を見つけられず、業界選びや企業選びの段階から失敗している恐れがあります。
また、自己分析が不足している人は自分の強みを理解できていないので、自分の中のどんな部分が仕事で活かせるのかを面接やESで上手にアピールできていないのです。
そう言われると、「自分のことは自分が一番よく知ってるよ」と思う人もいるでしょう。しかし、日常生活で自分の性格について深く掘り下げて考える機会は少ないですし、客観的な視点で自分を振り返るのも案外難しいものです。
就活が終わらない人には、自分をわかっているつもりで自己分析をおろそかにしてしまったために自分をきちんと理解できていない人が多く見受けられます。
2,業界・企業理解が甘い
就活が終わらない人には、業界・企業理解が甘い人も多いです。
業界研究や企業研究が不十分だと、浅い知識のまま就活している恐れがあります。思い込みやイメージに基づいて就活しているので、そもそも自分に合っていない業界や企業を選んでいる可能性があるのです。
また、研究が不十分で業界や企業についてしっかり理解できていないと、面接で質問された際に的外れな回答や薄っぺらい回答になってしまいます。そのような回答では、面接官に業界や企業への熱意が足りないと捉えられてしまうので、まず面接の突破は難しいです。
業界研究・企業研究は手間も時間もかかって大変ですが、自分に合った業界や企業を選ぶためにも的確なアピールをして面接を突破するためにも、業界や企業に対する深い理解は欠かせません。就活が終わらない人には、待遇面ばかり見ていたり研究の手間を省いたりしたために業界や企業への知識が不十分な人が多く見受けられます。
3,業界を絞りすぎている
就活が終わらない人には、業界を絞り過ぎている人も多いです。もちろん効率的に就活を進めるためには、ある程度業界を絞る必要はあります。しかし、業界を絞るということはその分、自分で自分の選択肢を狭める行為でもあるのです。
あまりに業界を絞り過ぎてしまうと、もし絞った業界がそもそも自分に合っていなかった場合に受かることがないまま時間を無駄にしてしまう恐れがあります。
そうしたリスクを回避するためには自己分析と合わせて、自分に合うと思われる業界を3~5つくらいピックアップするのが適切です。複数の業界で実際に就活し比較する中で、本当に自分に合う業界が徐々に見えてきます。
就活が終わらない人には、はじめから業界の絞り込みをし過ぎているために、自分の可能性を自分でつぶしてしまっている人が多いのです。
4,面接対策が甘い
面接対策が甘いのも、就活が終わらない人の特徴となっています。
入退室のマナーや話し方など面接の基礎ができておらず、面接官に悪印象を与えてしまっては論外です。どんな質疑応答をしようと人物評価以前の問題になります。
基礎ができていても、質問の意図を理解していない的外れな回答ではもちろんNGです。面接で聞かれることはある程度予測できるのに、それに対する回答を準備していないのは仕事に対する熱意や志望度を疑われます。
また、せっかく回答を準備して面接に臨んでも練習が不十分だと過度に緊張してしまい、本領を発揮できません。緊張のせいでしどろもどろになっていたら、何を言いたいのか面接官に伝わらないので高評価は得られないのです。
新卒の採用試験では、一次、二次…とわざわざコストをかけて、何度も面接を重ねます。それは企業がそれだけ面接による人物評価を重視しているからです。就活が終わらない人は面接に対する意識が甘く、万全の対策が取れていないという特徴があります。
5,志望理由に個性がない
キャリアカウンセラーとして就活が終わらない人の相談に乗っていると、志望理由に個性がないと感じることが多く、それが原因の1つでもあるといえます。
企業はESや面接でさまざまな質問をしますが、その中でも重視するの、自社への志望度の高さや仕事に対する熱意です。志望理由は、それらを推し量る重要な質問になります。
どこかのテンプレートをコピーしたような志望理由や、どこの企業でも通用するような志望理由ではその企業への志望度や熱意が伝わらないので、受かることはありません。企業の採用担当者は毎日多数の就活生を見ていますから、個性のない志望理由では評価以前に興味すら持ってもらえないでしょう。
そんな個性のない志望理由になってしまう原因は、自己分析や業界・企業研究が不足していることとも関連しています。つまり就活が終わらない人は志望理由の中で、自分独自の経験や強みを仕事で求められる人物像に合わせてアピールできていないのです。
6,清潔感がない
就活が終わらない人の中には、清潔感のある身だしなみができていない人がいます。
身だしなみは、人の第一印象を左右する非常に重要なポイントです。本当の性格や実力に関係なく、見た目の清潔感がないだけで「だらしがない」「自分に甘い」「礼儀をわきまえていない」といったマイナスの印象を受けます。
そして清潔感のなさは、自分に悪いイメージを付けてしまうフィルターのようなものです。 面接の内容や学歴が優秀でも、清潔感がないだけで落ちてしまうことがあるほど面接において身だしなみは重要になります。
また、見た目の清潔感は面接官が感じる評価に影響を与えるだけでなく、それ自体を評価対象としている企業も少なくありません。とくに接客業や営業など社外の人と接する職種では見た目の清潔感が重要視されます。髪の長さ、髪型、スーツの着こなし、靴の汚れ、汗やたばこの臭いなど、清潔感のない人は絶対NGです。
就活も、明けない夜はありません。内定がとれない時は必ず理由があるので、自分を分析し原因追求をしましょう。さらに企業の分析を行い、より精度の高い就活を行う必要があります。自分だけでは難しい場合も多々あるので、「スピード内定サポート」を活用し、内定を勝ち取りましょう!
7,覇気がない
面接で清潔感と同様に重要なのが、元気さや明るさなどの活力の印象です。就活が終わらない人にはこれがないために「覇気がない」と捉えられている可能性があります。
どんな職種であれ、企業が求めるのは熱意をもって仕事に取り組んでくれる人であり、職場の雰囲気を明るくし、周りの人間にも活力を与えてくれる人です。しかし覇気がない人からは、仕事に対する熱意やエネルギーを感じ取れません
到底「仕事ができそう」には見えませんし、職場の雰囲気にも良い影響を与えないだろうと思われます。ですから企業は、あえて覇気がない人と一緒に働きたいとは思わないのです。
就活が終わらない人は覇気がないという印象を与えてしまっているために、質疑応答の内容とは関係なく、仕事に対する熱意や活力がないと思われていることがあります。
今すぐ行動!就活が終わらない人がすべきこと
就活が終わらない人の特徴に自分に当てはまるタイプがあったでしょうか。少しでも思い当たる節がある人は今すぐ、就活のやり方を改善する必要があります。
ここからは、就活が終わらない人がどのように改善すればよいのか、今すぐ取り組むべきことについて解説しますので参考にしてください。
自己分析・業界・企業研究を徹底する
就活が終わらない人はまず、自己分析と業界・企業研究を徹底的に行ってください。
前述のように、就活が終わらない人は業界選びや企業選びに失敗している可能性があります。ですから、もう一度きちんと自己分析をして「自分」を理解し、どんな業界や企業を目指したいのか見つめ直す必要があるのです。
また、就活が終わらない人は自分の強みが十分アピールできていない可能性もあるので、自己分析によって、企業にアピールできる「自分」の強みも同時に探します。そして業界・企業研究を徹底することで自分に合っている仕事は何か、自分が本当に興味を持てることは何なのか、考え直すのです。
自己分析の具体的な方法としては、過去の自分の行動を振り返り、なぜその選択を選んだのか、どうしてそれに喜びを感じるのか、理由を考えていくことです。「なぜ?」「どうして?」と繰り返し自分に問うことで、自分という人間を深く掘り下げていきます。
どう振り返ればよいかわからない人は、自己分析を行う書籍やアプリなどの助けを借りても良いです。そうして自分を知り、就活において自分が譲れないポイントは何なのか、就活の軸を定めましょう。
業界の大まかな構造や動向を知るには、就職情報サイトや業界地図などの書籍を活用します。業界は始めからまり絞り過ぎないことが大切です。それから、できるだけ多くの業界研究セミナーや合同企業説明会などに参加して業界ごとのより詳しい情報を得るとともに、業界同士を比較・検討します。
企業研究では、自分の就活の軸と照らし合わせながら調べていくことがポイントです。職種や社風、労働条件、キャリア形成の環境のほか、その企業の業界内での位置づけや、他社との関連性、成長性などもチェックします。
「見た目」を改善する
就活が終わらない人は自分の「見た目」についても今一度見直し、イメージアップをはかりましょう。服装や髪形などを整え、清潔感のある身だしなみにすることはもちろんですが、話し方や表情なども整えることが大切です。
ハキハキと元気の良い印象を与えるには、軽く微笑んで柔らかい表情を作ることや、姿勢、声の大きさ、活舌のよさなども必要になります。自己紹介や質疑応答の練習を、鏡を見ながら話したり、動画で撮影したりして、自己評価を行ってください。
また、友人や家族などを相手にして、自分以外の他人にチェックしてもらえると、自分では気づけなかった客観的な意見をもらえるのでオススメです。
視野を広くする
就活が終わらない人は、志望企業や業界を絞り過ぎている可能性があるので、もっと視野を広げることを意識しましょう。
「自分がやりたいこと」が、必ずしも「自分に向いていること」とイコールではないのです。自分がやりたいと思って始めたことでも、向いていなければ辛いだけですし、将来的に方向転換を考えることになります。「自分がやりたいこと」という視点だけでなく、「周りから見てできること」という客観的な視点も必要です。
社会で働いたことのない学生にとって、具体的な仕事の内容を把握したり、その仕事をしている自分の将来を予測したりするのは簡単ではありません。あなたが知らないだけで、自分の就活の軸を実現できるのは、今考えている業界だけとは限らないのです。
1つの業界に固執するのではなく、合同説明会などに参加していろんな業界を見てください。自分の視野が広がれば、もっと別の可能性が見えてくるはずです。
就活エージェントに頼ると心強い!
ここまで読んでも就活を終わらせる自信がない、一人では不安という人には就活エージェントの利用をオススメします。なんといっても就活に関する悩みは、就活のプロに頼るのが一番です。
就活エージェントなら、多くの学生を支援してきた経験をもとに、あなたの就活が終わらない原因を特定し、客観的で的確なアドバイスをしてくれます。また就活エージェントは学生一人一人に合った企業を紹介してくれるので、あなたの就活を終わらせるのに、最も早い近道となるのです。
キャリchでも、学生が無料で参加できる就活イベント「就活相談サポート」を開催しています。プロのキャリアカウンセラーが、就活に関するあらゆる悩みに、マンツーマンで対応するイベントです。就活相談サポートでは、就活へのアドバイスはもちろん、具体的な企業紹介も行っています。
イベント後は、あなたの内定獲得まで徹底的にサポートしますので、ぜひ参加してみてください。
おわりに
就活が終わらない原因には、企業側の問題と学生側の問題の2パターンがありますが、その原因の大部分は「自分」にあります。就活が終わらない人の原因や特徴を理解し、少しでも自分に当てはまる部分があれば、改善しましょう。
原因をそのままにして就活を続けても内定には近づけないので、今すぐ対応することが大切です。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。