就活が遅れていると感じる”23卒ならでは”の理由と対策法をプロが解説
2023年3月20日
まわりに比べて、就活が遅れているんじゃないかと焦っていないですか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
そうなんです!出遅れている感があって、気ばかり焦ってしまい、どうすればいいのか…。
就活は、全体的に早期化されています。もうすでに内定を獲得している人も多いので、今就活していない人は完全に出遅れだといえるかもしれないですね。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
やっぱりそうですよね。これからどのように進めたらいいのだろう…。
今回のコラムは、就活で遅れると感じる瞬間や出遅れ理由を紹介します。遅れを取り戻すための対策も、一緒にみていきましょう。最後まで読めば、すっきりとした気持ちで就活を進めていけますよ!
キャリアプランナー 岡田
23卒ならではの遅れを感じる瞬間とは
就活ルールの廃止やコロナの影響から全体的に早期化されている23卒の就活。そんな就活において遅れを感じる人が多くいますが、その理由とは何なのでしょうか。
ここではまず、 “23卒ならではの遅れを感じる瞬間”についてご紹介します。23卒ならではの理由は今後の就活においても影響を及ぼすものとなりますので、対策していくためにも理由をしっかりと明確にしていきましょう。
コロナによって十分に行動ができなかった
23卒ならではの遅れを感じる瞬間として挙げられるのが「新型コロナウイルス」による影響です。今、世界中で猛威を振るっているコロナは就活にも影響を及ぼしており、21卒だけでなく23卒においても大きな影響を及ぼしているのです。
感染拡大防止として対面による説明会や就活イベントはさほど復活していませんし、インターンやOB訪問なども軒並み中止。対面による面接も減少傾向にあることから、十分に行動できず、遅れを感じました。
また21卒より就活ルール廃止によって早期化が見込まれていたこともあり、23卒も早いうちから就活に取り組んでいた人も多くいましたが、思うように行動することができず、いくら早く始めていても「遅れてる」と感じてしまうのです。
実際はみんな同じ状況下にありますが、初めてのことだらけの就活において思うように行動ができなければ不安を感じてしまうのはしょうがないことだといえるでしょう。
コロナ感染によって就活に手を付けられなかった
コロナ禍という状況だけでなく、実際にコロナに感染してしまった人も遅れを感じているようです。昨年コロナに感染したことで夏にインターンシップやイベントなどに参加できず情報が手薄になってしまい、また身動きが取れないという状況からまともに就活に手を付けられなかったことで周りとの遅れを感じるのです。
就活に関するものだけでなく、学校を休むことで学業にも支障を及ぼした場合、それらの遅れを取り戻すため、まともに就活に手を付けれなかったという人もたくさんいます。
また、コロナに感染したということで体調面も優れていないわけですから、情報収集や自己分析などといった家でできることもまともに取り組めなかった人もいるでしょう。さらに、たとえ無症状でも外出できないことから何もできないもどかしさに苦しんだと思います。
こればかりは何もできないのは当たり前ですし、コロナに感染することは決して悪いことではありませんので自分を責めてはいけませんが、そのせいで遅れを感じているという人がいるのが23卒ならではの状況です。
就活に関して、遅れを感じる以外にも、さまざまな疑問や不安がでてきます。しかし、1人で悩んでいても解決はできません。
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コロナ以外に就活で遅れてると感じる瞬間
23卒ではコロナによって遅れてると感じる人が多いますが、遅れてると感じる瞬間は他にもいくつかあります。ここではそんなコロナ以外に就活で遅れてると感じる瞬間について解説していきます。
遅れてると感じる瞬間を明確にしていくことで、どのように挽回していけばいいのかが見えてくるはずですので、しっかりとチェックしていきましょう。
周りとの内定数・内定獲得状況
遅れてると感じる瞬間としてまず挙げられるのが内定に関するものです。周りと持っている内定の数に差を感じたり、内定の有無による差を感じることで遅れてると感じてしまうのです。
就活は自分に合った企業から内定をもらうことを目標に活動し、その中で“内定”は1つの基準となります。そしてそんな内定の数が周りよりも劣っていると、「動き出しが遅かったからだ」「ちゃんと就活ができてないからだ」と遅れを感じてしまうのです。また、初期の段階に関しても内定を持っている、持っていないという差に対して遅れを感じてしまう人も多くいます。
もともと就活では自分にとってよい選択ができればいいので、周りと比べる必要はないものの、「内定」や「企業規模」といった比較対象がハッキリしていることでつい周りと比べてしまいます。
特に内定というのは自分を良くも悪くもハッキリと評価したものの表れとなりますから、数や有無に対して敏感になる気持ちもわかりますし、それによって遅れを感じてしまうのも仕方のないことかもしれません。
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周りとの選考数の差
内定のほかに、周りとの選考数の差に遅れを感じてしまう人もいます。自分よりも多くエントリーしている人を見たり、自分よりも先に選考に進んでいる人を見ると遅れてると感じてしまうのです。
内定のように明確な結果ではないものの、進捗の進み具合は周りとの差に敏感になる就活においては気になるものでしょうし、実際にスタートの時期や就活の進め方具合では差が開くものではあります。
しかし内定同様、選考数や選考の進み具合を周りと比較する必要はありませんし、むしろ自分のペースで自分に合った数こなしていくことが大切になりますから、周りよりも数が劣っていても慌てる必要はありません。
それでもやはり就活では内定に結びつく行動に対して敏感になるものですし、周りとの差を感じることで遅れてると思ってしまうのは仕方のないことかもしれません。
周りとの情報量の差
内定や選考の他にも、“情報量の差”から遅れを感じる人もいます。就活に対する知識や各企業の情報、説明会や選考日時などをよく理解していたり、単純にたくさんの企業を知っている人を見ると情報量の差に遅れを感じてしまうのです。
これらは説明会やインターンシップ、OB訪問などの参加状況によって大きく変わってきます。説明会やインターンシップなどに多く参加している人はその分情報量が多いですし、より深くまで理解を深めていることから、実際に就活においても有利に働きます。
しかし学業やアルバイト、部活やゼミなどで忙しい人とそうでない人では参加数に差が生まれてしまいますし、就活が本格化された今でも参加できる数には限度があります。
しかし、実際に参加数による違いは遅れを生む原因にもなりますし、ここでどれだけ情報獲得のために行動できるかどうかで就活での結果も変わってきますので、この差はしっかりと埋めておきましょう。
就活で遅れてると感じた時の挽回方法
就活で遅れてると感じると不安や焦りを感じてしまい、就活において支障をきたしてしまいます。就活において不安や焦りは邪魔な感情ですし、焦りや不安を感じたまま就活を行ってもうまくいきません。
またモチベーション低下や間違った判断も招いてしまうというリスクもありますから、遅れてると感じた場合には早急に対策が必要となります。ここではそんな就活で遅れてると感じた時の挽回方法について解説していきます。
遅れている部分は何かを明確にする
遅れてると感じた時、まずはどの部分で遅れを感じているのか、またどれぐらい遅れているのかを明確にしていきましょう。どんなことでも問題点となる部分を明確にしないと改善することができませんので、しっかりと遅れを感じる部分を明確にしてください。
また、遅れに追いつくためにもどれぐらいのスピード、行動量が必要になるかも把握しておかないと効率的に挽回することができませんので、自分の就活での進捗を振り返りましょう。
23卒の就活は全体的に早期化されていますので、4月時点でも内定もしくは内々定を持っていてもおかしくありませんので、それらを1つの基準とすると良いでしょう。もちろん内定や内々定がなくても、説明会に参加し、選考をいくつか受けていれば全然問題ありません。
しかし全く手を付けていない、志望業界すら決まっていない状態では“遅れている”ことになりますので、自分の置かれている立場や就活の進み具合を考えながらどれぐらいのスピード、行動量が必要かを考えていきましょう。
行動量を増やし、情報をより多く確保する
就活で遅れてると感じた時に重要なのが、行動量を増やし、情報をより多く確保することです。コロナによって思うように行動ができなかったり、情報が得られなかった人、周りとの内定数や選考数、情報量の差を感じる人すべてがより多くの情報を得るために行動量を増やすことで問題を解決できるのです。
また就活はいかに情報を得らえるかがポイントとなってきますので、今から自分に必要な数を意識しながら説明会や就活イベントなどに参加していきましょう。インターンシップなどは難しい場合もありますが、説明会や就活イベントだけでも十分に情報は得られますし、就活エージェントを利用すればより多くの情報を効率的に得ることができます。
ですから、説明会や就活イベントなどに積極的に参加し、合わせて就活エージェントを利用しながらたくさんの情報を得ていきましょう。積極的に行動し、就活に関わっていくことで情報を得られるのと同時に出遅れることもありません。
また、行動量を増やす際に意識してほしいのが“周りを気にしない”ことです。就活では「内定」や「企業規模」といった比較対象がハッキリしていることから、周りと比べてしまいがちです。それに就活では良くも悪くも自分をハッキリとされるということで、余計に周りの目が気になってしまうものです。
そして遅れてると感じる瞬間の原因となるのもこの周りとの比較ですので、自分のペースで遅れを取り戻していくためにも周りは気にしないようにしなくてはなりません。そもそも自分の将来を決める活動において他人の進捗など関係ありません。自分のやりたいことを自分のペースで行う意識を持ちましょう。
場数を踏んで面接力を上げる
遅れを取り戻すために重要なのが、実践において力をつけていくことです。就活は自分に合った企業から内定をもらうことを目的に活動するものですので、その企業から内定を獲得するための力をしっかりとつけていかなくてはなりません。
そのためにも場数を踏んでいきましょう。練習も大切ですが、遅れを取り戻すという意味ではバンバン実践に挑んだ方が効率的なのです。また、実践を通せば面接特有の雰囲気や緊張感に慣れることができるため、自分の力を発揮しやすくなります。
さらに場数を踏んでいけばその分内定率も上がり、内定を獲得することができれば安心感や自信につながるため次に活かせます。そして行動量も自然と増えることから様々な情報も得られるため一石二鳥です。
しかし、受ける企業はどこでもいいというわけではありません。適当な企業を受けていても「落ちても本命じゃないしいいや」という気持ちから本気で面接に挑めませんし、そうなれば内定に結びつかず、力をつけることができません。
そのため、受ける企業は“就活軸”に当てはまる企業にしてください。就活軸は自分に合った企業を見つけるための基準となるものですので、この軸を基準に企業を選び、確実に力をつけていきましょう。
また、これまでなかなか面接に受からず悩んでいた人もこの就活軸が不明確な可能性がありますので、これを機に就活軸を見直すことも大切です。自己分析を改めて行い、自分の強みは何か、その強みをどの業界で活かしていけるのか、またその強みをどう活かしていくのかを意識しながら自分が企業や働き方に求める条件と共にすり合わせていきましょう。
就活エージェントを頼り、遅れをカバーしてもらう
就活で遅れてると感じた時に必ず利用してほしいのが就活エージェントです。就活エージェントは就活のあらゆる面でサポートしてくれますし、遅れを取り戻すためのカバーを行ってくれるため、挽回のためには欠かせない存在なのです。
まず就活エージェントがしてくれることは、遅れてると感じる原因究明です。先ほどもお話したように、まずは遅れている理由とどれぐらいの遅れがあるかをあるのかを明確にしないと挽回のための対策が打てません。これは自分でも十分明確にできますが、プロ目線から確実に明確にしてくれますし、自分で考える手間も省けるため頼るべきです。
そして次に就活軸の見直しや企業紹介などです。自分に合った企業がわからない、自分に合った企業を知りたいという人のために就活軸を一緒に見直し、その軸に当てはまる企業を紹介してくれるのです。また、日時調整や企業とのやり取りも就活エージェントが行ってくれるためスムーズに選考を受けられますし、ほかの対策に時間を充てることもできます。
他にもプロによる面接練習やES対策はもちろん、遅れている問題ごとに適切なサポートを行ってくれるため、コロナ禍で難しい就活を乗り越えるためには非常に心強い存在です。
キャリchでも遅れてると感じる学生のためのイベント「出遅れ就活サポート」 を開催しています。このイベントでは遅れていると感じる理由別の対策はもちろん、コロナによって説明会に参加できず、実際に遅れている人や思うように身動きが取れなかった人のサポートも手厚いです。
コロナ禍で難しい就活だからこそ、23卒の学生のために全力でサポートします。ぜひ気楽にご参加ください。
おわりに
23卒の就活は就活ルール廃止やコロナの影響から全体的に早期化されており、既に遅れを感じる人が多くいます。
内定数や内定の有無、選考数や情報量の違いから遅れを感じる人もいれば、コロナによって思うように行動ができなかった人、昨年コロナに感染したことでインターンなどに参加できなかった人など、23卒では例年と違った状況に苦しむ人がたくさんいます。
しかし全体的に早期化されている以上、他の学生に負けないように遅れを出さないための行動や挽回のための対策が必要になります。まずはなんで遅れてると感じるのか、その原因を明確にし、情報収集のために行動量を増やしていきましょう。
また、就活エージェントの力を借りて確実に遅れを取り戻していきましょう。就活エージェントは人それぞれに対して適切なサポートをしてくれますし、面倒な部分も任せることができるため効率的に就活を行うことができます。
キャリchでも遅れてると感じる人のためのイベントを開催していますので、ぜひ気楽にご参加ください!
出遅れ就活サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。