【就活で抱く不安をすべて解消】不安と上手に付き合っていく方法と共に解説

 2022年12月27日

3年のサマーインターンが終わると、他の学生との実力差に気づいて焦り始めたり、この先の就活が上手くいくのかと不安を感じたりする人がいますが、あなたはどうですか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

まさにその通りです。正直、徐々に近づいてくる本格的な就活を思うと不安で眠れません。

学生にとって就活は、未知の領域そのものです。無事に成功を収められる保証はありませんし、初めて社会人の世界へ足を踏み入れるのですから、不安を感じても仕方がないと思います。
しかし自信のなさは失敗のもとですから、抱えた不安を放置したまま就活するのはよくありません。
このコラムでは、就活生が不安を感じる原因やそれぞれの対処法について解説します。不安と上手に付き合っていく方法も合わせてご紹介しますので、参考にしてください。

キャリアプランナー 岡田

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就活生なら誰しも「不安」を感じるもの

就活生なら誰しも「不安」を感じるもの

学生と面談していると、「就活には自信がある」「ゲーム感覚で楽しんでる」という人がたまにいます。しかし経験から言って、強がりでなく本気でそんなふうに思っている就活生は、ほとんどいません。

不安を感じるポイントや程度はそれぞれですが、学生が就活に対して不安を感じるのは普通のことですから、あまり心配しないでください。ただし、就活への不安をそのままにしてしまうことにはリスクがありますので、初めに説明しておきます。

「不安」を感じてしまうのは当たり前

大学3年生がこれから本格的に就活していくにあたり、不安を感じてしまうのは当たり前のことです。何しろ学生にとって就活は、社会人の世界へ足を踏み入れる初めての経験になります。

それに、就活は自分のこれから先の人生を決めていく重要な活動なのですから、学生が先行きのことを思い、多少の不安を感じるのは当然です。むしろ自分の今後に何の思いも巡らせないとしたら、それこそ問題があるでしょう。

しかし同じような境遇に置かれている大学3年生でも、人によって不安の大小は異なります。

なぜなら、不安は出来事そのものが直接引き起こしているのではなく、その人の出来事に対する「考え方(思考)」によって生じるからです。同じ出来事を経験しても、全ての人が同じように不安を感じるわけではなく、出来事が起きた後にそれをどう捉えるか、その人の考え方次第で不安という感情が生まれるのです。

つまり、ネガティブ思考や完璧主義など物事を深く考えすぎてしまうタイプの人は、とくに強い不安を感じやすい傾向があります。

「不安」を放置したままでは就活はうまくいかない

学生が就活に不安を感じるのは当たり前ですが、不安を感じたまま就活をしてもうまくいきません。なぜなら、「不安」や「不安に感じてしまう“考え方“」が就活成功の邪魔をするからです。

人間は悪いことばかり想像していると、不思議にその通りの間違いをしてしまうことがあります。たとえば、あがり症の人が人前でうまく喋ろうとすればするほど空回りするように、自分の感じている不安が自ら失敗を招くのです。

失敗すると自信を無くしてしまうので、ますます不安になるという悪循環に陥ります。そんな不安で自信のない状態のまま面接に行っても頭が回りませんし、表情も曇ってしまうでしょう。

全身から負のオーラを放っているので、自分の良さが伝わらず、内定も遠のいてしまいます。ですから、就活に対する不安はそのままにせず、きちんと解消しておく必要があるのです。

不安に感じてしまう原因別の対処法はこの後説明しますが、自分でもよく分からない漠然とした不安を感じている人には、一度プロのキャリアプランナーに相談することをオススメします。プロのキャリアプランナーなら常に就活生の悩みを聞いていますから、就活生自身にもよく分からないモヤモヤの原因を特定し、解決策を示してくれるでしょう。

それに何かしらの不安を抱えている時には、親身になって話を聞いてくれる味方がいるだけでも、ずいぶん気分が晴れたりするものです。キャリchでも、プロのキャリアプランナーにマンツーマンで相談できる「就活相談会」を開催しています。相談内容は就活に関することなら何でもOKですので、気軽に活用してください。

就活で不安を感じてしまう主な原因と対処法

就活で不安を感じてしまう主な原因と対処法

不安は出来事そのものではなくその人の考え方から来ますので、その原因にうまく対処すれば解消できます。

ただし一口に「就活への不安」と言っても、就活のどんな事柄に対して不安を感じるのかは、人それぞれです。

そこで、ここからは就活で起こりうる不安の状況別に、その原因と対処法をご紹介していきます。それぞれにキャリchからのアドバイスも載せておきますので、参考にしてください。

夏インターンがうまくいかず、今後に不安を感じてしまう

サマーインターンでは、何もわからない未知の世界へ踏み込むことに対して不安を感じる人が多いです。また実際に参加すると、周りのレベルの高さに圧倒されてしまう人もいます。

—原因—

ほとんどの3年生が、サマーインターンで初めて企業と接触するような就活を経験するので、選考を受けることも参加することも全てが未経験です。

そのため、「インターンで何をさせれるんだろう?」「自分のマナーは大丈夫かな?」などと、始まる前から不安を感じています。

そして実際に参加すると、長期インターンなどですでに経験のある人はまるで社会人のような立ち居振る舞いができ、しっかり自分をアピールできるので、その差は歴然です。

インターンに慣れていない人は、学生がスーツを着ているだけの自分と比べて周りの人たちがずっと大人に見え、圧倒されてしまいます。

うまくいければインターンから特別選考や内定に結び付くと思っていたのに、何もできない自分に不安や焦りを感じてしまうのです。

—解消法—

上記のようなインターンに関する不安の解消法は、くり返しインターンに参加し、場数を踏むしかありません。

—アドバイス—

何事も初めから上手にできる人はいないので、インターンも最初はうまくいかなくて当然です。

うまくいかなくてもクヨクヨせず、経験を積むことで徐々に改善していって、選考につなげることを考えましょう。

周りのレベルと比べるよりも、インターンを繰り返す中で「自分の価値」を見出していくことが大切です。

大手企業に入れる気がしない

就活では、大手企業に入社することに執着し、まるで大手に入れなければ人生がダメになってしまうかのような不安を抱く人がいます。

—原因—

大手企業に絞って就活することは、非常に小さい中央の的だけを狙うダーツのようなものです。知名度があって全国から学生が集まる大手企業の就活は、倍率が高くなる分当然、受かる人はほんの一握りで、落ちる人の方がずっと多くなります。

それなのに大手企業だけに目を向けていると、落ちる可能性の方が高いわけですから、どこにも入れないかもしれないという不安が常に付きまとうのです。

大手企業に固執する人には、「せっかく大学に行かせたんだから大手に就職してほしい」「大手じゃないと不安定」といった親や親戚からのプレッシャーがある人もいます。

あるいは「大学の友達はみんな大手を狙ってる」「有名大学出なのに大手じゃないと恥ずかしい」など、高学歴だからこそ自分でプレッシャーをかけてしまうのかもしれません。

いずれにしても、”大手じゃないといけない”と可能性を狭めてしまうことが、自分の中に不安を作り出しています。

—解消法—

大手企業に固執することで不安を感じている人は、大手も受けつつ、他の企業の選考も受けてください。大手を狙うにしても、滑り止めを作ることで気持ちが少し軽くなりますし、視野を広げるきっかけにもなります。

しかし根本的な解消法は、「大手=優良=入りたい」ではなく、自分に合った企業を探していくことの方が大切だと気づくことです。

—アドバイス—

大手企業に入れなくても、人生がダメになるわけではありません。むしろ大手企業ばかり狙った結果、全滅して1つも内定がない事態に陥ることの方が大問題なので、大手企業以外も受ける必要があります。

そして、そもそもなぜ大手企業でなければいけないのか、自分が大手にこだわる理由を見つめ直すべきです。ひとたび大きなうねりが起きれば、大手企業だからといって絶対安定でないことは過去の事例を見ても明らかでしょう。

一般的に、企業の規模が大きくなるほど福利厚生には恵まれますが、同時に仕事で許される個人の自由度は低くなります。

割り当てられる仕事や社風が自分に合わない可能性もあるので、大手企業だから自分にとっていい企業とは限りません。

企業選びはそうした条件面や周りにどう見られるかといったことに囚われるのではなく、自分に合う企業、自分が活躍できる企業を選んで受けることが大切です。

内定がもらえない(内定がない・就職できるか不安)

就活初期やなかなか内定がもらえないときなど、「自分に内定をくれる企業があるだろうか」「内定がないまま卒業を迎えたらどうしよう」と、就職できるかどうか不安になってしまうことがあります。

—原因—

なかなか内定が出ないことで不安になった場合は、そもそも自分に合った企業を受けていないために、内定が出ない状況になっているのかもしれません。

つまり企業選びの基準が間違っていて、知らないうちに自分には合わない、内定の出る可能性の低い企業ばかり受けてしまっているのです。

もしくは、自分一人の力だけで就活しようとしているために、相談できる人や的確なアドバイスをくれる人がいないことが、不安の原因とも考えられます。

一人で就活に立ち向かおうとすると、どのように就活を進めたらよいかわからないので、就活初期でも孤独や不安を感じるでしょう。

またその結果、企業選びを誤ったり選考対策が万全でなかったりして、内定が出ない状況になるので、なおさら不安になってしまいます。

—解消法—

きちんと対策しているのに内定がもらえず、自分が就職できるかどうか不安なってしまった場合は、志望する業界・企業の見直しを行ってください。

そのまま続けても不安が募る一方ですから、もう一度しっかり自己分析・業界研究を行って、就活の軸や企業選びの軸作りからやり直すべきです。

もし現在、自分一人の力だけで就活しようとして不安になっている場合は、就活に対して的確なアドバイスができる人に頼ることで、不安を解消できます。

—アドバイス—

「就職できないかも」という不安を解消するには、内定ゼロの状態を抜け出すのが一番です。業界を変えてみるなどして、本当に自分に合う企業がどこなのか見直し、とにかく1社内定をもらうことに集中しましょう。

自分一人だけで就活していると不安がつのるばかりですし、自分の欠点や誤った方向に進んでいることにも気づけません。

就活エージェントや大学のキャリアセンターなど、就活のプロに頼るのが不安の解消と就活成功へのカギになります。

正直なところ、近年の就活は売り手市場ですから内定ゼロのまま卒業を迎えてしまう可能性は低いです。遅くまで募集している企業もかなりあるので、あまり心配しないでください。

焦ってがむしゃらに就活してもうまくいきませんから、落ち着いて状況を把握したうえで行動しましょう。

志望企業から内定がもらえない

就活生は自分のやりたい業界を中心として、平均20社程度の企業にエントリーし、実際にはそのうち10社程度の選考を受けるのが一般的です。

しかし日にちが過ぎるにつれて徐々に持ち駒が減ってくると、このまま志望企業から内定がもらえないのではないかという不安に駆られることがあります。

—原因—

前の項目でも述べましたが、なかなか内定がもらえない原因は、就活の方向性が間違っていることが多いです。

自分に合っていない企業ばかり志望していたのでは、いくら受けても内定は出ません。しかし「どうしてもこの分野で働く」と自分のやりたい仕事や憧れの業界に固執し、視野が狭くなっているために、それが叶えられそうもないことを不安に思ってしまうのです。

—解消法—

志望企業や志望業界に関する不安の解消法は、就活に対する考え方・視点を変えることです。業界研究と自己分析をやり直して、憧れの企業・業界ではなく、自分に合っている企業を探してください。

自分の強みや個性を活かせ、活躍できそうな企業を選ぶことが、内定につながり、不安の解消にもなります。

—アドバイス—

業界研究と自己分析を再度行い、まずは今志望している企業が、本当に自分に合っているのか確認しましょう。そして、自分に合う仕事とは何なのか、就活の軸や企業選びの軸をもう一度考え直します。

もともと憧れていた業界や、就活を始める前に考えた志望先が本当に自分に合っているとは限りません。

やってみなければ分からないこともありますので、実際に就活を進めてみてなかなか内定に辿り着けないなら、最初に志望先を選んだ方向性が間違っている可能性があります。

就活では「自分にはこれが合っている」と決めつけるのではなく、広い視野を持つことが大切です。

ES・筆記試験がうまくいかず、就活が進まない

エントリーした企業のうち半分程度の企業で本選考に進むのが普通ですが、人によってはどの企業でもESや筆記試験の段階で落とされてしまい、面接までたどり着けないことがあります。

周りが就活を進める中、自分だけ一向に就活が進まないことで、不安や焦りを感じてしまうのです。

—原因—

ES・筆記試験が通らないのは、それらに対する準備や対策が不足していることによります。

ESの内容が魅力的でない、書き方が適切でない、筆記試験の正解率が合格点に達していないといったことです。

—解消法—

ESや筆記試験から先に進めない不安を解消する方法は、大きく分けて2つあります。

1つは、ESを添削してもらったり筆記試験対策をしたりすることで、足切りラインを通過できるようにすることです。

そしてもう1つは、ESや筆記試験がない企業、またはESや筆記試験によって足切りを行わない企業の選考に進むという方法があります。

—アドバイス—

ESが原因で先に進めない人は、就活エージェントや大学のキャリアセンターなどの就活のプロにESを添削してくもらうのがオススメです。

人事担当者に最後まで読んでもらい、「会ってみよう」と思わせる魅力的なESを書くための、適切なアドバイスをもらえます。

筆記試験の合格ラインを超えるには、参考書や練習問題を勉強して問題に慣れ、素早く正確な回答ができるようになることです。

それが難しいと感じる人は筆記試験がないか、筆記試験で足切りを行わず、全員面接する方針の企業を受けるとよいでしょう。

面接が苦手・ことごとくうまくいかない

面接に対する苦手意識があると、面接のたびに「失敗したらどうしよう」「今度もうまくいかないのでは」といった不安を感じてしまいます。

面接自体は苦手でなくても、変わった質問を受けると頭が真っ白になったり、言葉に詰まってしまったりして答えられなくなることに、不安を感じる人も多いです。

—原因—

性格的に人とのコミュニケーションが苦手な人もいますが、面接に対する不安の多くは、準備不足や対策不足から来ます。

面接でのマナーが身についていない、緊張感に慣れていない、質問への回答が準備できていないなど、万全だという自信がないため不安になってしまうのです。

しかし中には、過去に圧迫面接を受けた経験によって、面接自体がトラウマとなってしまっている場合もあります。

また、面接で意表を突くような変わった質問を受けると答えられなくなってしまうのは、柔軟性や対応力が不足しているために、状況変化にうまく対応しきれていないのが原因です。

—解消法—

上記のような、面接へのさまざまな不安を解消するには、何度も面接練習をくり返し、面接の雰囲気に慣れるしかありません。

面接での緊張感やマナー、回答の仕方などは、面接の雰囲気になれることで改善できます。圧迫面接や変わった質問への対応力も、くり返し対応を練習することで養われていくものです。

—アドバイス—

面接練習は、本番同様の雰囲気のもと、くり返し行うことがポイントになります。知人を相手に面接練習を行うのも無駄ではありませんが、できれば就活エージェントや大学のキャリアセンターを利用して、就活のプロと面接を受けるのが効果的です。

親しくない社会人を相手にすることで本番同様の緊張感が得られますし、プロの目線で見た、的確なフィードバックを受けられます。

強みやすごい経験がない(わからない)

就活生の中には「何の強みも経験もないから、何を話したらいいか分からない」と言って、不安がる人が多いです。そういう人は、人に感心されるような強みやすごい経験がないことに不安を感じています。

「部長や生徒会長みたいなリーダーシップはないし、留学もボランティアもしたことないから、就活で語るネタがない」と言うのです。

—原因—

上記のような、自分の強みや経験がないという不安は、根本的に就活で語るべきことを誤解していることが原因となっています。

就活で自分を良く見せるために、かっこいい肩書やみんなが「すごい」と言ってくれるような経験が必要だと、勘違いしているのです。

—解消法—

就活で見られているのが、かっこいい肩書やすごい経験ではないことに気づけば、語るべき強みや経験がないという不安は解消されます。

ESや面接では肩書や経験を自慢するのでなく、「自分の良さ」をアピールしてください。

—アドバイス—

就活は自慢話を競い合う場ではありません。

人事担当者は、自社の求める人材かどうかという視点で冷静に学生を見ていますので、「それはすごい経験だ!→採用!」とは、ならないのです。

たとえば「自分が部長だったから全国大会で優勝」などと言えば、手っ取り早くリーダー経験を示せるかもしれませんが、そのような肩書がなくてもリーダーシップは語れます。

また「ボランティアで発展途上国のために井戸を掘った」などという学生には感心しますが、その経験自体は企業で働くうえでとくに役立つものではないでしょう。

企業が知りたいのは経験の中身ではなく、その学生が”どのような姿勢で”物事に取り組んできたのかということなので、かっこいい肩書やすごい経験は不要です。

ESや面接では自慢話より、自分自身の良さや、企業理解の深さなどをアピールしていくことが大切になります。

やりたい仕事・行きたい企業がない

いざ就活しようとすると「やりたい仕事が思いつかない」「とくに行きたい企業がない」という学生も少なくないです。

自分がどこへ向かえばよいか分からず、就活を進めようがないなど、将来に不安を感じてしまうことがあります。

—原因—

やりたい仕事や行きたい企業が見つからないのは、仕事に結びつくような、興味のあるものがないことが原因です。

または、興味のあることがあっても「自分には無理だ」と思っていたり、「自分には何もできない」と思っていたりして、働いている自分を思い描けない人もいます。

—解消法—

やりたい仕事や行きたい企業がないときは、「やりたいこと」ではなく「自分にできること」は何なのか考えてみましょう。自分の好きなことではなく、自分に向いていることを仕事にするのです。

自分にできることや向いていることも思いつかない場合は、まず「やりたくないこと」は何か考え、さまざまな業種の中から消去法で絞っていきます。

—アドバイス—

世の中、自分の「やりたいこと」を仕事にしている人ばかりではありません。好きなことより向いていることを仕事にした方が活躍できますし、結果として仕事の喜びややりがいが生まれ、長続きします。

就活では「やりたいこと」よりも、「自分にできること」「活躍できるかどうか」を基準に企業を選んでいくことが大切です。

それでも、どうしても就活の方向性を見いだせない場合は、消去法によって業種を絞り込んでみてください。きっと「やってもいいかな」と思える、自分の傾向が見えてくるでしょう。

ブラック企業に入社してしまうんじゃないかという不安

「ブラック企業」の定義は漠然としていますが、「入社してみたらブラック企業だったらどうしよう」という不安は、入社後辛い境遇に置かれることへの不安ともいえます。

そういった不安があると就活に全力を注げませんし、せっかく内定が出ても入社を決められないので、事前に取り除いておかなければいけません。

—原因—

「ブラック企業だったら…」などと不安になってしまうのは、企業研究不足が原因です。

企業研究不足で相手企業についてよく知らないために、ブラック企業なのかどうかはっきりしないことが、不安の元となります。

—解消法—

うっかりブラック企業に入社してしまう不安を解消する方法は、企業研究を徹底して行い、企業理解を深めることです。

一見すると気になる要素があったとしても、企業理解が深ければブラック企業かどうか疑う余地がないので、不安な気持ちにはならないでしょう。

—アドバイス—

どんな境遇を辛いと感じるかは人によって違うので、「ブラック企業」の定義は曖昧です。まず自分の中でどういう会社がブラックだと思うか、つまり、どんな境遇が我慢ならないと思うのか考えてみてください。

そして、そういう条件に当てはまる企業を省いて就活を行えば、ブラック企業に入社してしまうリスクを避けられます

ブラック企業かどうか調べようとして口コミサイトなどを利用する人もいますが、匿名でいくらでも個人的感情や悪口を書き込めるサイトは、情報の信憑性を判断しにくいです。

不確かな情報に振り回されるより、インターン・OB訪問・企業説明会などを使って実際に働いている方と接触し、企業の”本当のところ”を聞く方が参考になります。

一度入社したら簡単にやめられないというプレッシャーによる不安

入社した会社で長く続けられるか不安を感じる学生がいますが、それは「一度入社したら簡単にやめられない」というプレッシャーによるものです。

終身雇用のイメージから、「やめられない」「やめてはいけない」と強く思い込み、それがプレッシャーとなっています。

—原因—

「簡単にやめられない」ことを不安に思うのは、裏を返せば「やめたくなるかもしれない」という不安です。

入社した企業とミスマッチを起こし、早期退職につながるのを恐れていることが、不安の原因ともいえます。

ミスマッチを恐れるのは、本当に自分に合った企業を選べているか確信がないからであり、つまりこうした不安の根本的な原因は企業研究不足にあるのです。

—解消法—

「簡単にやめられない」ことを不安に思わないようにするには、ミスマッチや早期退職を心配しなくて済むような企業を探してください。

そのために必要なのは、徹底した企業研究を行って、本当に自分に合う企業なのか見極めることです。

—アドバイス—

入社後のミスマッチは極力避けたいところですが、配属先の仕事や人によっても変わってきますので、入ってみなければ分からない部分もあります。

ですから、ミスマッチや早期退職について過度に心配するより、入社前の時点で十分満足できる企業を探しましょう。

終身雇用が普通だったのはずいぶん昔のことで、今は「一度入ったらやめられない」なんて時代ではありません。

現代社会では転職も盛んに行われていますので、入社後に万一ミスマッチが起きてしまったとしても大丈夫です。新卒で入る会社が人生のすべてを決めるわけではないですから、安心してください。

「社会人になる」「働く」ことに対する漠然とした不安

「社会人としてやっていけるかな」「仕事ができなかったらどうしよう」など、どの企業ということに限らず、自分が社会で働くこと自体に不安がある人もいます。

このような不安は、ほとんどの学生が多少は抱くものですが、厳しい部活動やアルバイトを経験したことがない人はとくに強く感じるでしょう。

—原因—

社会で働くこと自体に不安を感じるのは、身の回りの社会人から、いつもネガティブな発言を見聞きしているためです。

家族や親せきから「社会はそんな甘くない」と聞かされているかもしれませんし、仕事で疲れた顔の先輩たちを見てきたかもしれません。

それは「きっと怖いはず」と思いながらお化け屋敷に入る子供と同じで、「きっと大変に違いない」というイメージが、自分が経験していないことに恐れや不安を抱かせています。

—解消法—

未経験のことに対する恐れや不安を解消するには、思い切って飛び込んで、自分の目で確認するのが一番です。インターンなどを利用して、”社会で働く”ということを経験してみてください。

短期インターンでもよいですが、長期インターンの方がより実際の社会人に近い状況を経験できます。

—アドバイス—

学生はこれから初めて社会人になるわけですから、不安を抱えているのはみんな同じです。「百聞は一見に如かず」と言いますから、見てもいないことをいくら心配しても仕方がありません

実際に入社して社会に出る前に、インターンなどを通じて”社会で働く”ということを経験しておけば、おのずと不安は解消されていきます。

留年しそう(卒業できるか不安)

就活生である前にみなさんは学生ですから、学業と就活の両立に悩む人も多いです。

「就活も必要だけど、卒論進んでないし、単位取らなきゃ卒業もヤバい」「留年したら、まともな就職は無理?」などといった不安を抱えてしまうこともあります。

—原因—

こうした不安は、もちろん卒論が難航している、単位数が足りていないなど、実際に卒業や進級が危うい状況になっていることが原因です。学業と就活の両方を頑張らなければならないことで、どっちつかずの状態に陥っています。

また、万が一留年した場合に就活が不利になるのではないかという焦りが、なおさら不安を掻き立てるのです。

—解消法—

本来ならば、卒業や進級の心配をしなくていいように、就活前にしっかり単位を取っておくのが最善策になります。

しかし、すでに卒業・進級が危うくなっている場合は、就活よりも学業を優先させてください。

せっかく内定をもらえても卒業できなければ入社できませんので、とにかく卒業することが第一です。

万が一留年してしまった場合は、比較的余裕のある留年期間を有効に使い、資格取得やインターン参加など自己投資を行いましょう。

—アドバイス—

卒業や進級の心配をせずに就活できるのがベストですから、単位の取得・卒論などは事前に進めておきたいものです。

卒業できなければ就活しても無駄になりますので、究極の選択になったときは、就活より学業を優先します。

ただし万が一留年しても、就職やその後の社会人生活にはさほど影響がありません。社会に出ると年齢やブランクはあまり関係なく、仕事に対する姿勢と結果で評価されます。

しかし就活する際は留年の理由を聞かれますので、留年した期間を無駄にせず、就活に有利になるように過ごすことが大切です。

不安と上手に付き合っていくためにすべきこと

不安と上手に付き合っていくためにすべきこと

ここまで見てきたように、就活には不安を感じる要素がたくさんありますから、「全く不安を感じるな」というのは無理でしょう。就活ではそんな不安と上手に付き合って、悪影響を及ぼさないようにすることが必要です。

そこでここからは、就活の不安と上手に付き合っていくためにすべきことや、今からできる対策法について解説します。

ポジティブに考える癖をつける

物事をポジティブに考える癖をつけ、不安を感じ取りにくい状態になることが、不安と上手に付き合う第一歩です。

あれこれ悪い想像をしてしまうネガティブ思考の人や、些細なことまで気になってしまう完璧主義の人は、物事を深く考えすぎることで不安を感じやすくなります。

「何も考えるな」とは言いませんが、できるだけ物事をポジティブに考えるように心がけてください。

失敗に怯えてビクビクするより、「失敗してもいいや」「成功するに決まってる」というぐらいの方が、案外うまくいくものです。

実際、内定をいくつも取って就活を成功させている人には、楽観的でポジティブ思考の人が多いですから、ぜひ見習いましょう。

不安を解消するための行動をする

就活中に不安を感じてしまったら、そのままにしないで、不安を解消するための行動を取ります。

初めにご説明したように、不安を抱えたまま就活してもうまくいかないので、放置してはいけません。前の章でご紹介した、不安を感じる状況別の対策を参考にしてください。

そのほか、自己分析や業界・企業研究、面接対策などを徹底すると、自分に自信が持てるようになりますので、不安解消に効果的です。

休憩をすることがとても重要

深刻な不安を抱えてしまわないために、就活をしていくうえで休憩をしっかり取ることは、とても重要になります。

受験勉強などもそうですが、就活もただガムシャラに頑張れば、良い結果が生まれるというものではありません。

あまり就活のことばかり考えていると、余計なことまで考えて、どんどん不安が大きくなっていきます。

不安で自分を追い込んでしまい、”就活うつ”になりかねませんので、就活中でも適度に休憩が必要です。

読書でもスポーツでも構いませんので、自分の好きなことをして就活を忘れる時間を作り、気分をリフレッシュしましょう。

人に頼ることも大切

就活に不安を感じたときは一人で抱え込まず、人に頼ることも大切になります。気の許せる友達や恋人、家族などに相談するのもいいですが、やはり就活のことは就活のプロに相談するのが一番です。

就活エージェントのような就活のプロなら、あなたの不安をただ聞いてくれるだけでなく、的確なアドバイスで根本的に不安を解消してくれます。

キャリchでも「就活相談会」という無料の就活イベントを行っているので、ぜひご活用ください。キャリchは、のべ2万人以上の就活生を支援してきた就活エージェントが運営する就活支援サイトです。

就活相談会」では、経験豊富なプロのキャリアカウンセラーがマンツーマンで相談に乗り、就活に不安を抱える学生をサポートします。

相談内容はESや面接などに関する個別の不安でも、自分でもよくわからない漠然とした不安でも、就活のことなら何でもOKです。キャリchと一緒に就活の不安を解消して、内定獲得を目指しましょう!

おわりに

自分の将来を左右する就活に初めて挑むのですから、学生が多少の不安を感じるのは当たり前です。しかし、不安を解消しないまま就活してもうまくいかないので、状況に応じて適切に対処する必要があります。

また、就活に不安を感じないためには事前に万全な準備を整えて、不安要素を無くすことが重要です。

不安の感じやすさは本人の考え方によるところもあるので、ポジティブ思考を心がけましょう。

就活のことばかり考えすぎると不安が大きくなりますから、ときには就活を休憩し、リフレッシュしてください。不安を感じたときは一人で抱え込まず、信頼できる人に頼ることも大切です。

また、就活へのストレスを溜めないために、”楽”な就活をするというのも選択肢の1つです。キャリchではそんな選択を支援するためのイベント「楽スル就活」を開催しています。一人一人の事情を把握し、あなたに合ったやり方で”楽”に内定獲得を狙うためのサポートをしていきます。完全無料ですので、ぜひ気楽にご参加ください!

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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