SPIの問題が難しい!「全く解けない」から大逆転する対策方法

 2023年4月28日

SPIの対策に苦戦しているようですね。どんなところでつまづいてるんですか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

問題集をやり込んでるんですけど、難しくて全く解けないんです。大手企業に入りたいので、高得点を目指してるんですが……。

高みを目指す姿、すばらしいですね!でもいきなり難しいところを目指すより、まずは平均点をクリアすることを目標に基礎から学んだ方が良いですよ。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

でもなるべく早い段階で次のステップにも進みたいし、そんなにゆっくりはしていられないんですよ…。

大丈夫です!正しいステップを踏めば短期間でも段階的に高得点が目指せます。このコラムでは、SPIが難しいと感じる就活生が高得点を狙うためのコツについて解説しているので、参考にしてください。

キャリアアドバイザー 平崎

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SPIはなぜ難しい?全く解けない人が多い理由

SPIはなぜ難しい?全く解けない人が多い理由

就活の第一の壁と言っても過言ではないくらい難しいSPIの適性検査。ほとんどの就活生が難しいと感じている理由は、主に3つあります。

SPIは大学のテストや大学受験時の試験問題とは全く違った形式で問題が出ることと、圧倒的にタイトな制限時間が設けられています。どんなに学力に自信があっても、難しいと感じる人が多いのは当たり前なのです。

これからその3つの理由についての詳細を説明します。

企業によって試験方式が違う

SPIの適性検査の試験方式は、「テストセンター」「ペーパーテスト」「Webテスティング」の3つです。どの形式で受けるかは、受ける企業によって異なります。

これからSPIの適性検査を控えている人は、自分が受ける予定の企業のSPI試験方式が下記のどれに該当するのかを確認した上で対策に臨みましょう。

試験方式 概要
テストセンター 『リクルート』が展開しているSPI3という種類の試験で、全国の指定会場で試験を実施する。
ペーパーテスト 応募先企業でマークシート形式の試験で、応募先企業(または用意した指定会場)で試験を実施する。
Webテスティング 好きなタイミング・場所でPC上で受験する。

また、3つの試験方式は出題範囲も解答方法も異なります。複数の企業にエントリーした場合、それぞれ違った形式の試験を受けることも多いので、試験方式に沿った対策をする必要があるのです。SPIの対策本や問題集は、上記3つの試験方式に応じて異なるので、これから書籍の購入を検討している人は注意してください。

複数の試験方式の対策を同時に行えば覚えなければならないことも多いですし、それぞれの試験方式に適応するには時間がかかります。そのため就活生のほとんどが口を揃えて「難しい」と言うわけです。

問題数に対して試験時間が短い

SPIの能力検査はとにかく問題数が多いのに対し、試験時間が短いのが特徴です。

1つ1つの設問を丁寧に読んで解答したいところですがそうはいきません。大学受験時のように見直しの時間もないくらいタイトな時間の中で大量の問題を解かなければならず、初めて受けた人の中には「時間切れで全く解けない!」と悲鳴を上げる人が続出するくらいです。

どの分野も問題数が多く時間が少ないという難易度の高いSPIの能力検査ですが、とくに問題数が多い分野が性格検査です。性格検査は300ほどの設問に対して40分程度しか制限時間が設けられておらず、1問8秒未満でサクサクと解答しなければならないのです。

その他の言語・非言語分野は、テストセンターであれば正答率に応じて問題の難易度が高くなるため、ゆっくり読み込む隙なくあっという間に試験が終わってしまうのです。

以下の表に、3つの試験方式ごとの試験時間と問題数をまとめておきます。

テストセンター 問題数 試験時間
性格検査 300問 30分
言語 40問 合わせて30分
非言語 30問
ペーパーテスト 問題数 試験時間
性格検査 300問 40分
言語 40問 30分
非言語 30問 40分
Webテスティング 問題数 試験時間
性格検査 300問 30分
言語 40問 合わせて35分
非言語 30問

文系学生は非言語分野が苦手な傾向にある

とくに文系学部の就活生が苦戦しているのが非言語分野です。

非言語とは、科目で言うといわゆる「数学」にあたる分野であるため、文系学部の学生には馴染みのない設問が多いことが現状です。

中でもとくに「難しい!」「全く解けない…」と文系学生を悩ませている科目が「推論」です。推論は、与えられた情報から推測できる答えを導き出す問題であるため、設問を読み込まなければなりません。

理系学生ですら苦戦する人が多い科目なので、慣れない文系学生だと設問を読み込みすぎて頭を抱えてしまい、あっという間に制限時間が終わってしまうこともあります。

しかしこの推論は難しい反面、高得点が狙いやすい科目でもあります。正答率が高ければ簡単な頻出問題をサクサク解くよりも圧倒的に有利なので、優先して対策を行いたい科目です。

それでも挫折しそうな人はプロに相談して対策を打つこともオススメします。

キャリチャンの「スピード内定サポート」では就活に関する総合的なアドバイスだけでなく、SPIなしで受けられる企業の求人も紹介しています。SPI対策をしっかり行うことは大前提ですが、もしダメだった場合に備えて相談だけでもしておきましょう。

本当に難しい?企業規模別のSPI試験合格ライン

本当に難しい?企業規模別のSPI試験合格ライン

SPIの適性検査は、厳密に「正答率〇〇%なら合格」といったラインが設けられているわけではありませんが、企業規模別にある程度は合格ラインの傾向があります。

その傾向を目安に、行きたい企業の規模によって正答率の目標を決め、SPI対策に臨むとよいでしょう。ただしあくまで目安なので、その年の応募者数や採用定員によって若干変動します。目標とするならば合格ラインのもっと上を目指した方が安心です。

大手企業に入るためには80%以上の正答率が必要

大手企業やメガバンクへの入社を目指す人は、SPI試験の正答率80%を目指すべきです。

当たり前ですが大手になればなるほど能力値の高いトップ人材を求めているため、正答率の高さでふるいにかけられるということが現状です。

財閥系企業ですと90%以上とも言われているので、第一志望としている人は模試などをとことん繰り返して90%以上の正答率を目指さなければなりません。

種別 正答率目安
外資系コンサル 90%以上
財閥系含む大手商社5社 80~90%
メガバンク 80%以上
大手出版社 80%以上
民放テレビ局 80%以上

この数字を見ると、「自分はあんなにボロボロな結果だったのに…」という人は気が遠くなるかもしれませんが、大手企業を目指すなら模擬試験の段階で80以上はクリアしておきたいです。

SPIが難しいと感じている人がいきなり80%を目指すことは至難のわざなので、段階的に目標正答率を上げていくとよいです。

また、キャリチャンでは大手企業の対策資料を展開しています。後で紹介するSPI問題集と一緒に、こちらのガクチカ集もダウンロードしてみてください。

中小企業でも正答率60〜70%が目安

中小企業への入社のボーダーラインとしても、SPI試験正答率60〜70%が目安と言われています。平均の正答率が50〜60%と言われているので、中小企業を目指す人でもしっかりと対策をしないと落とされてしまう可能性が高いわけです。

なお、一部ですが中小企業の中にはSPIの適性検査自体実施しないところもあります。人柄重視で採用したい方針の企業はSPIやESを飛ばして面接を実施しており、最終面接後に企業独自のテストを実施して採用者を選ぶという採用手法です。

SPIの対策は必ずやっておいた方が良いことは前提ですが、どうしても苦手な人はそういった企業に絞ってエントリーすることも1つの手です。

キャリチャンで実施している「スピード内定サポート」ではSPIなしの企業を紹介しているので、SPIを避けたい人はぜひ相談してみてください。

平均以下は不合格ライン

先ほど説明したように、平均の正答率が50〜60%ですが、中小企業でも60%以上の正答率が必要なので、平均で満足していては不合格になります。

人並みに勉強して対策をしても50%以下で終わってしまう人も多いので、そういった人は段階的に目標を設定して対策をした方がよいです。

「最初の模試では50%、次は60%、その次は70%…」と模試ごとに目標を上げて効果検証を行いながら進めていくとよいでしょう。まずは対策本で苦手分野の復習を繰り返し、一定期間ごとに3回くらい模試ができるようにスケジュールすることをオススメします。

SPIは問題の難易度が変わる|テストセンター高得点の目安

SPIは問題の難易度が変わる|テストセンター高得点の目安

テストセンターでのSPI試験では、正答率に応じて問題が変わります。そのため、「このパターンの問題が出てきているから、正答率は〇〇%くらいかな」と、問題を解きながら自分の正答率を把握することが可能です。

これから説明する各分野ごとの出題パターンは、過去の問題の傾向から考察した目安です。少し細かいですが、模試を進めるうちに慣れてくるのでぜひ参考にしてください。

SPI能力検査|言語分野

言語分野では「長文問題」「空欄補充」「内容一致問題」が高得点の目安となります。

長文問題は難易度が高い分野なので、通常は1問しか出題されません。しかし正答率が高い場合は2〜3問出題される傾向にあります。「また長文問題だ!」と思ったら面倒だと落胆せず、よい傾向にあることに自信を持ってください。

また、「空欄補充」の問題は難易度が上がるごとに文字数が多くなる傾向にあります。最も文字数が多い問題は文字数の指定がありませんので、文字数指定なしの問題が多ければ高得点の可能性が高いと考えて良いです。

そして最後に、「内容一致問題」はチェックボックス形式の問題が出れば高得点の可能性が高いと考えられています。内容一致問題は、正しいもの全てにチェックを入れないと正答としてみなされないため、難易度の高い問題です。

このように、長文だったり考える時間が多い設問が多く出題されている場合は正答率が高いと考えて良いです。

SPI能力検査|非言語分野

非言語分野では、「表の読み取り式問題」「推論」の出題パターンで高得点かどうかの把握ができます。

「表の読み取り式問題」は、1つの大問に対して小問が2タブ形式で出題されるのが一般的です。しかし正答率が高いと4タブ形式で出題されることがあります。もちろん、2タブ形式よりも4タブ形式の方が難易度が高いので、高得点が取れている可能性が高いわけです。

そして「推論」ですが、推論は非言語分野の中でも最も難易度が高いと言われている分野です。だからこそ、出題数が多いと高得点の可能性が図れます。

推論はとくに一流企業の採用選考時に着目されることが多く、「全体の問題数のうち、推論の問題数が半分を占めていること」を基準にしている企業もあるくらいです。

なお、数学が苦手な人や文系学生がとくに注意したいのが、「簡単な問題ばかりだった」と安心しないことです。解きやすい問題ばかり出題されるということは、正答率が悪いということになります。

過去にSPIや模試を受けた経験があって思い浮かぶ人がいれば、ぜひ優先して推論の対策を徹底して実行することをオススメします。

SPI英語能力検査

英語は「長文問題」が高得点の鍵を握ります。

長文問題は、言語分野の長文問題同様に難易度が高い問題の1つです。そのため、長文問題の出題数に応じて正答率が図れます。

4つ以上の長文問題が出題されていれば、高得点の可能性が高いといって良いでしょう。

とある例ですが、正答率の高い出題パターンは下記のようになります。

  1. 単語問題
  2. 並び替え問題
  3. 長文問題
  4. 長文問題
  5. 長文問題
  6. 長文問題

なお、長文問題は例文と設問をじっくり読み込まないと正しい回答ができません。最初の単語や並び替え問題に時間を使ってしまうと、せっかく正答率が高くても時間オーバーになることもあるので、回答スピードを上げる対策も必要です。

SPI構造的把握力検査

構造的把握力検査は、残念ながら難易度の指標がないため高得点の目安は測れません。なぜなら、回答に応じて問題数が変わるものではないからです。

言語・非言語などの能力検査と違い、構造的把握力は与えられた情報に対して自分なりの観点で物事を捉える力を見る検査です。そのため難易度がなく、誰がどういう回答をしても同じパターンで出題されるのです。

とはいえ、構造的把握力検査では新しいサービスに対するアイデア力や、未体験の場面に直面したときに即座に対応できる力を見る検査であるため、多くの企業が重視しています。

目安が図れなくても試験途中で不安にならないよう、問題集や対策本を繰り返して対策を練るべきです。

SPIを難しいと感じる人が高得点を狙うコツ

SPIを難しいと感じる人が高得点を狙うコツ

SPIの試験が難しいと感じる人の中には、問題を適当に埋める人もいますが、高得点を出している人はしっかりとSPI対策をしているからこそ結果を得ています。

今から紹介する内容は、「時間配分への慣れ」「出題パターンをつかむ」「模試を繰り返す」のたった3つで、高得点をとる人のほとんどが実行している内容です。どの分野の対策をする上でも共通して重要なことなので、ぜひ繰り返し行って高得点を狙いましょう。

また、過去のコラムでもSPI試験の対策方法を紹介しているので、ここで紹介する方法と合わせて参考にしてください。

SPI試験の時間配分に慣れよう

まず慣れるべきはタイトな制限時間に対しての耐性をつけることです。

SPIの試験はとにかく問題数が多いために、「難しい」と感じる傾向があります。制限時間内に終わらず「全く解けない」という人も少なくありません。

よくやってしまう失敗事例として、最初の設問に時間をかけすぎてしまうというパターンがあります。テストセンターの試験では、正答率が高ければ後ろに難易度の高い設問がくるので高得点が狙いやすいです。時間がオーバーしてしまうともったいない結果となってしまいます。

そのため、「各設問を何分で解くか」という細かい部分にフォーカスして時間配分に気をつけましょう。各分野の1つの設問ごとに適切な解答時間の目安を説明しますので、慣れるために下記の表を参考に練習してみてください。

分野 1つの設問に対する解答時間目安
言語 二語の問題なら20秒、長文は1分
非言語 推論は2分程度、そのほかは30秒
性格検査 7秒程度
英語 1分程度
構造的把握力 単語選択問題は20秒、長文は1分

練習問題を解くときは、上記の時間を解答時間目安として練習してみてください。最初はストップウォッチやタイマーなどで1つ1つの設問に対して時間を計測しながら解答することをオススメします。

SPI試験の出題パターンをつかもう

出題パターンをつかめば頻出する問題がわかります。頻出問題に慣れることはSPI対策において重要な勉強方法なので、早い段階からやっておきたいことです。

パターンをつかむためには、対策本や問題集を繰り返し解いて慣れることが大事です。対策本には頻出問題が載っていることが多いので、通学の電車の中や授業の合間の休憩中に読んで勉強しましょう。

そして問題集は1冊に絞って複数回繰り返すことをオススメします。複数の問題集に手をつけてしまうと、それぞれ記載方法が違うので頻出パターンが見えにくくなってしまいます。まずは「これだ!」と思える1冊に出会い、複数回繰り返してください。

なお、苦手分野の頻出問題は解説までしっかり読み込むことをオススメします。解説を読めば同様の問題に対する耐性ができるので、早い段階で苦手分野を克服することにつながります。

SPIの模試は納得いくまで受けよう

対策本や問題集をとことんやり込んだら、定期的に模試を受けるようにしましょう。スケジュールが許す限り何度か受け続けた方が良いです。

模試では実際の時間配分で進められるので、先ほど紹介した設問ごとの時間配分の設定に慣れることにもつながります。

また、出題パターンをつかむ対策をしっかりしていれば、問題が出たときに瞬時にそのパターンを理解することができるので、やっていくうちに慣れていきます。

なお、スケジュール的に厳しい人は、問題集などに付属している模擬問題を「空き時間の10分だけ」など小分けにして進めても良いでしょう。

SPIを難しいと感じさせる各分野の対策方法

SPIを難しいと感じさせる各分野の対策方法

ここからは、各分野のSPI対策方法について説明します。

とくに苦手とする分野については対策方法を理解した上で、対策本や問題集などで何度も繰り返して練習してください。

SPI言語分野の対策方法

言語は、「二語の関係」「空欄補充問題」「語句の意味」「文の並び替え」「文節の並び替え」「熟語の成り立ち」「長文読解」が出題されます。

まずやっておきたいのが、語彙力を増やすことです。言語分野では文字通り言葉や文章について問われる試験なので、語彙力の基礎ができていないと、いくら難しい問題集を繰り返しても解説を理解するまでに時間がかかります。

語彙力を養うためには、新聞を読んでみることをオススメします。とくに経済系の新聞ではSPI試験で出てくる単語と共通している単語が多いので、わからない単語があればすぐ調べるなどして語彙を増やしましょう。

また、問題の出題パターンに慣れるためには問題集を繰り返し解いて練習することをオススメします。問題集については、難易度ごとに勉強する科目の順番を変えると良いです。

例えば、まずは比較的簡単な「二語の関係」「空欄補充問題」「語句の意味」を繰り返し練習します。そして次に難易度が高い「文の並び替え」「文節の並び替え」「熟語の成り立ち」「長文読解」の順番で繰り返していき慣れることをオススメします。

もちろん、この中で苦手分野とする科目があった場合はそこを重点的に復習するようにしてください。「比較的楽な科目は3割:苦手科目は7割復習する」など、自分の中でルールを決めて復習をすると良いです。

SPI非言語分野の対策方法

非言語は時間配分がタイトなので、模試などを繰り返してとにかく制限時間に慣れることを優先して対策をしましょう。

設問ごとに解答時間の目標を設定したら、まずは問題集などを用いて1問ずつの目標時間内に正答することを目標にしてください。

最初は1つの設問でも大幅な時間がかかってしまうと思うので、目標時間を徐々に短くしていくことをオススメします。例えば、「1回目の設問は20秒、2回目の設問は15秒、3回目の設問は10秒…」と問題集の設問を続けるたびに秒数をどんどん縮めていくというやり方です。時間は慣れなので、これを繰り返して慣れていきましょう。

また、とくに難しい推論については問題文を理解するのに時間がかかるので、解答時間を効率化できるように工夫が必要です。例えば、文章で記載している情報を図式化したりする方法です。推論の設問は長いため、何度も読み込んでしまう傾向にあります。図にすれば頭にスッと入ってくるのでオススメです。

SPI英語能力検査の対策方法

英語は高校卒業以上のレベルで出題されますが、4年近く前に学んだことは頭から抜けている人も多く、難しいと感じる人が多い分野です。外資系企業はSPI英語能力検査の正答率を重視して合格ラインをとっているので、外資狙いの人は重点的にやっておきましょう。

SPI英語能力検査の中でも、とくに難しいのが長文読解です。設問の意図を瞬時に理解することが正答率を上げるポイントになります。

コツとしては、まず最初に長文をざっとみて、わかる単語をピックアップします。そうすると、長文でも何について語っているのかが頭に入ってくるので、設問を理解するときに楽です。

慣れてきたら設問文から先に読むと時短につながります。設問は一文で問われているので、内容を把握するのは簡単です。問いが把握できれば、あとはそれに合う答えを長文から探すだけになるので、解答時間が短縮できます。

また、単語問題については中学〜高校レベルで比較的簡単です。しかしそれゆえにケアレスミスが増えることも予想されます。基礎の単語を暗記したりなど、中学や高校受験で経験したような暗記方法でやってみると良いです。

最近ではスマートフォンのアプリで英単語の練習をゲーム感覚でできるものもあるので、そういったものを活用するのもオススメです。ただし、使うアプリはSPIや高校英語に特化したものを選んでください。

SPI構造的把握力検査の対策方法

構造的把握力は、物事の本質をとらえるスキルをみるテストです。物事の全体を把握する力と、それをさらに分類分けして精査する力が試されます。設問の意図をしっかり理解する必要があるので、起承転結からしっかり把握できるようにしましょう。

また、構造的把握力検査は言語系と非言語系の設問に分かれます。

言語系では、2つの文章がどういう関係の分類なのかを導き出します。例えば「〇〇したが、××だった」などの文章が逆接か接続かどうかを問われている設問では、「傘を持って行ったが、晴れていた」という文章が逆接で、「新しくできたカフェに行ったが、とても良い雰囲気だった」という文章は接続です。これに慣れるためには、前後の文章のつながりを意識して、「逆接・接続」「主観・客観」をとらえる癖をつけることが重要です。

非言語系では出題のパターンをカテゴライズできるように慣れておきましょう。問われている問題文の中に含まれる「合わせて」「合計」「その差は」「どれだけ」「何%」の言葉のどれに該当するのかをパターン化すると良いです。これも問題集を繰り返しとくことで慣れていきます。

SPIの対策方法については、就活のプロに相談することもオススメです。キャリチャンの「内定就活」では就活のプロがマンツーマンで就活対策をサポートしているので、就活に関する悩みを隅々まですっきりさせたい人はぜひチェックしてみてください。

SPI対策問題集をチェック

今回説明した各分野のSPI対策におけるコツは「繰り返し復習すること」と「慣れること」です。これをつかむために有効的な対策本や問題集の選び方を紹介します。

また、キャリチャンでも無料でダウンロードできる問題集を用意しています。解説付きなので、ぜひ活用してください。

SPIの難しい問題をクリアして最短で就活を終えよう

色々な対策方法を紹介しましたが、どの分野でも「繰り返し練習する」そして「慣れる」ということが対策の鍵です。

時間配分や出題パターンの理解をするには繰り返し練習して慣れていくことが重要なので、全部の分野を同時に進めていくとかなり労力が要ります。まずは苦手分野を中心につぶしていって、優先順位を決めながら対策本や問題集を解いていきましょう。

なお、万が一SPIがクリアできずに就活が難航する場合は、SPI試験をしない企業にもエントリーしておくことをオススメします。就活イベント等でSPIなしの求人を紹介してもらったり、スカウト型求人サイトに登録したりしておくと安心です。

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SPIの難しさに関するQ&A

SPIってどのくらい難しいの?

出題される問題は中学~高校卒業レベルの設問です。しかし出題形式が特殊なため、ほとんどの就活生が苦戦するといっても過言ではないくらい「難しい」と言えます。 どんなに学力に自信がある人でも、必ず対策が必要です。

SPIで何割くらい落とされる?

企業の選考基準や応募者数によっても異なるので、何とも言えません。一般的には、SPIを足きりに使う場合、下位60%程度が落とされると言われています。多数の応募者が殺到する大手企業ならもっと多くの足きりが必要なので、なおさら狭き門となるでしょう。

大手企業のSPIのボーダーラインは?

正答率80%以上がボーダーラインと言われていますが、外資系コンサル会社や財閥系商社などは90%と言われています。

この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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