バイトしながら就活は無理? 両立のコツとおすすめバイトを解説
2023年7月26日
就活生 Bさん
就活が終わってからのことを考えると、バイトしながら就活をしたいんですが、かなり忙しくなるような気もして…就活中はバイトしない方がよいでしょうか?
就活中にバイトをするかどうかは、すごく迷いますよね!ちなみに、バイトしながら就活をしている人はどのくらいいると思いますか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Bさん
そうですね…やっぱり優秀な人くらいしか両立できなさそうですし、30%くらいじゃないですか?
実はそんなに少なくないんですよ! それでは、就活生のバイトの状況や就活とバイトを両立させる方法を詳しく解説しますね。
キャリアアドバイザー 岡田
バイトしながら就活は無理?就活生のバイト状況
バイトしながら就活をするかどうか迷っている人の中には、実際にバイトをしながら就活をする人がどのくらいいるのか気になる人も多いでしょう。そこでここからは、就活生のバイト状況について解説します。
就活中にバイトをしていた人の割合は約85%
株式会社マイナビ「大学生のアルバイトに関するレポート(2022年)」によると、就活中にバイトをしていた人の割合は「就職活動を理由にアルバイトを辞めた」人と「就職活動を理由にアルバイトを休んでいる」人を除く約85%だったようです。つまり、ほとんどの就活生が就活とバイトを両立していることがわかりますことがわかります。
就職活動中のアルバイト状況 | 2022年全体(%) |
---|---|
就職活動前と同じアルバイトをしている | 74.7 |
就職活動前とアルバイト先を変えてしている | 9.9 |
就職活動を理由にアルバイトを辞めた | 5.1 |
就職活動を理由にアルバイトを休んでいる | 10.4 |
ただし、だからといって全ての人が就活とバイトを両立できるわけではありません。自分の体力やスケジュール、学業との兼ね合いを考えることが大切です。
バイトを変えたり一時的に休んだりする等の工夫をしている人も
先ほど紹介したデータから、バイトしながら就活をしている人の中には、「就職活動前と同じアルバイトをしている」人と「就職活動前とアルバイト先を変えてしている」人がいることがわかります。
実際、バイトの種類や忙しさ、働ける時間によっては、就活との両立が難しくなる場合もあるため、両立をするためにはバイトを変える必要がある人もいるでしょう。
また、就活終了後のことを考えてバイトを辞めるのではなく一時的に休んだ人もいます。つまり、就活の際にバイトについて考える場合、続けるか辞めるかの2つの選択肢だけではなく、バイトを変えたり一時的に休んだりするなどの工夫もできるのです。
就活中にバイトをするかどうか迷っている人は、キャリchの「就活相談サポート」がオススメです。就活のプロであるキャリアアドバイザーから、就活の状況を踏まえてバイトを続けるべきかどうかアドバイスをもらえます。
バイトしながら就活をするメリット
ここからは、バイトしながら就活をするメリットについて解説します。就活中にバイトをするべきかどうか迷っている人は、これから解説する内容を参考にして検討してみてください。
就活で使えるお金が増える
すでに就活を始めている人は感じているかもしれませんが、就活にはかなりのお金が必要になります。具体的にお金が必要になる部分は以下の通りです。
- スーツ・カバン代
- 履歴書の書類代
- 証明写真代
- 交通費・宿泊費
- 筆記試験の参考書代
もともと貯金をしていた人や保護者からの援助が受けられる人はよいですが、そうでなければバイトをしないと就活に使えるお金がありません。お金がないと全く就活ができないわけではありませんが、支障が出てしまうことは間違いないでしょう。
バイトをしてお金を稼げていれば、お金がないことで思うように就活できない状況を避けられるのはもちろん、お金の心配をしながら就活をする必要がなくなります。また、お金にゆとりがあれば有料の就活塾やES添削サービスを使うことも可能かもしれません。
就活で話せる経験やエピソードができる
バイトというと就活には関係のないことのように思われますが、バイトのエピソードは就活でかなり役に立ちます。たとえば、ガクチカや自己PRなどでエピソードとしてESはもちろん面接でも話せるのです。
そのため、今の段階で就活で話せるエピソードがない人は、バイトしながら就活をしていれば今からでも就活で話せるエピソードを作れます。また、自分の努力次第で今持っているエピソード以上に魅力的なエピソードを作れる可能性もあるでしょう。
下記のコラムでは、面接時にバイト経験について聞かれたときの回答方法を解説しています。バイトのエピソードをどのようにアピールすればよいか悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてください。
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実践の場でビジネススキルやマナーが身につけられる
バイトは就職とは異なりますが、社会に出て働いているということに変わりありません。そのため、バイトの種類にはよるものの実践の場でビジネススキルやビジネスマナーを身につけられます。
たとえば、接客や販売をするアルバイトであれば、色々な人とのコミュニケーションをする中で正しい言葉遣いや敬語が身につけられるでしょう。また、データ入力やコールセンターなどのパソコンを使うバイトであれば、PCスキルを身につけられます。
こういったスキルやマナーは、就活中に役立つだけでなく、就職後にも活きてきます。そのため、ビジネススキルやマナーが身についているか自信がない人はもちろん、学生のうちに身につけておきたいと思う人は、就活中にバイトをしておくとよいでしょう。
就活中の気分転換になる
バイトしながら就活をしていれば、就活の息抜きになるという側面もあります。大学3年生になると大学の授業が減り、就活ばかりをする毎日になる人もいるでしょう。
就活に多くの時間を使えることはよいことです。しかし、人によっては就活のことばかりを考えているとストレスが溜まってしまう場合もあるでしょう。また、就活にのめり込み過ぎるあまり、上手く息抜きができない人もいるかもしれません。
そんなときにバイトがあれば気分転換になるのはもちろん、バイト先の友達と話すことでリフレッシュできるというメリットがあります。ただし、バイトにストレスを感じる人は逆効果になってしまい、余計にストレスを感じてしまう可能性もあるので注意しましょう。
バイトしながら就活をするデメリット
さきほど解説した通り、就活中にバイトするメリットはたくさんあります。しかし、デメリットがあることも事実です。そこでここからは、バイトしながら就活をするデメリットを解説します。
スケジュール管理が難しくなる
バイトしながら就活をする場合、スケジュール管理が難しくなります。就活をしているだけでも、エントリーの締め切りや企業説明会の日程、面接の日程など、様々な日程を管理しなければなりません。
そんな中でバイトのスケジュールも管理するとなると、予定を忘れたり勘違いして予定に遅れたりといったことも起こりえます。スケジュール管理不足によって、バイトや就活でのトラブルに発展してしまう恐れもあるわけです。
スケジュール管理を日頃からしっかりと行っている人であれば問題ないかもしれません。しかし、そういったことを小まめにすることが苦手な人は、自分にできるかどうかをしっかりと考えておくようにしましょう。
忙しくなりすぎてしまう可能性がある
スケジュール管理が難しくなると同時に、スケジュールが詰まりすぎて忙しくなり過ぎてしまうこともあります。
日頃から忙しい日常を送っていて慣れている人であれば、多少忙しくなってもそのスケジュールを楽しめるかもしれません。しかし、ゆとりを持ってスケジュールを組んだ方が安心する人や忙しいスケジュールに慣れていない人は危険です。
忙しくなりすぎると体力的につらくなることはもちろん、精神的に追い込まれることがあります。特に、就活ではストレスが溜まることが多いため、忙しすぎて休息がとれない状態はよくないです。
また、体調がよくない状態で就活をしていると、面接などで元気がなく弱弱しい雰囲気が企業に伝わってしまい、悪い評価につながることもあります。
思うように就活ができなくなる場合がある
バイトしながら就活をするとなると、思うように就活ができなくなる場合があります。もちろん、「就活を優先しよう」と考えている人がほとんどだとは思いますが、バイト先に強く頼まれると断れない人もいるでしょう。
また、バイトの予定を入れ過ぎていると、急に面接の予定が入ったときに断らなくてはならなくなることもあります。つまり、自分自身でしっかりと注意していないと、「バイトを続けたせいで就活が上手くいかなかった」と後悔することになるかもしれないのです。
ほかにも、就活が上手くいかなくなると、逃げ道としてバイトに力を入れてしまう人もいます。そうなると、無い内定で就活を終えてしまう危険性があるため、就活中はバイトと適度な距離感を保つことが大切です。
就活とシフトがかぶったなど、バイト先に迷惑がかかるかもしれない
バイトをすることで自分自身の就活に支障が出る可能性があることはもちろんですが、バイト先に迷惑をかけてしまう場合もあります。
たとえば、就活のために出勤する日数が少なかったり、出勤できる日が限られていたりすると、シフトを組む際に迷惑をかけてしまうかもしれません。また、シフトに入っている日に急に面接が入ってバイトに行けなくなったら、ほかの誰かに出勤してもらう、あるいはほかの誰かの仕事の負担が大きくなるといった迷惑がかかるわけです。
就活中であることを理解してくれるバイト先であれば問題ありませんが、理解が得られていなければトラブルの原因になることがあります。そのため、バイトしながら就活をするかどうかについては、自分だけでなくバイト先の人たちの立場になって考えることも必要です。
無理なくバイトしながら就活をするための7つのコツ
バイトしながら就活をするデメリットを知っても、バイトをしたいと思う人は多いでしょう。そこでここからは、無理なくバイトしながら就活をするための7つのコツを解説します。就活中にバイトを続けようと考えている人は、ぜひ一度読んでみてください。
1.スケジュール管理ツールを使う
バイトしながら就活に取り組む上で、最も難しいと言っても過言ではないのがスケジュール管理です。特に、就活が本格化してくると1日に複数の企業の説明会に参加したり、たくさんの面接を受けたりするなど、分単位で動く必要があります。
このような細かいスケジュールを管理するには、スケジュール管理ツールが必須です。スマートフォンやタブレット、パソコンを使って管理したい場合はスケジュール管理アプリを使うと管理しやすいでしょう。ただし、電子機器を使って管理すると、企業説明会や面接中にスケジュールを確認しづらくなることがあります。
そのため、少しアナログではありますが、スケジュール帳を活用することもオススメです。スケジュール帳を選ぶ際は、あまりにも派手なデザインや色だと就活の場では不適切と判断される場合があるので、就活に適した革製の表紙のものや落ち着いた色味のものを選びましょう。
2.就活もバイトもゆとりを持って予定を組む
バイトしながら就活を両立するには、ゆとりを持って予定を組むことが重要になります。1日中予定で埋まっていると、急に重要な予定が入ったときに対応できなくなるためです。また、忙しすぎると体調を崩す原因にもなるため、しっかりと睡眠時間や休息のための時間を確保できるように予定を組むように心掛けましょう。
ほかにも、1日のスケジュールだけでなく、就活を進めるスケジュールもゆとりがあると安心です。万が一、思うように就活が進まなくなったとしても、ゆとりがあれば焦らずに就活に取り組めます。そのため、基本となる就活スケジュールに合わせて進めるのではなく、少し前倒しで進めるつもりで余裕を持って予定を組むようにしましょう。
就活を始めたばかりでどのくらいのスケジュール感で就活を進めればよいかわからない人は、下記の資料も参考にしてください。
【就活対策資料】
就活まるわかりガイド
3.バイト先に就活中であることを伝えておく
バイトしながら就活をする場合は、バイト先の理解を得ることが必須となります。就活中は、就活を優先する必要があるため、これまで通りシフトに入れなかったり、急遽バイトを休まなければならなかったりすることがあるためです。
理解を得られていないまま両立しようとしても、バイトのせいで就活に支障が出たり、バイト先に迷惑がかかったりすることに繋がります。そのため、前もってバイト先の責任者に、就活を始めると伝えておくことが大切です。
また、単に就活すると伝えるだけでなく、希望の出勤日数や働きやすい時間などを具体的に伝えておくと、シフトを配慮してもらえるかもしれません。
責任者だけでなくほかのスタッフにも理解を得ておくと、就活関係の急な予定が入ったときにシフトを代わってもらいやすくなるので、より就活とバイトを両立しやすくなるでしょう。
4.就活が忙しくなる前に必要なお金を貯めておく
就活を始めるからといって、すぐに忙しくなるわけではありません。そのため、今現在就活に使えるお金がない人は、就活が忙しくなる前に就活で必要になるお金を十分に貯めておくことがオススメです。
就活に使えるお金が十分あれば、就活が忙しくなった時にシフトを減らすことができたり、バイトの両立が難しくなった時に休めたりするため、不要な心配をする必要がなくなります。
ただし、就活を始めてすぐは企業説明会や面接に参加する必要はなかったとしても、自己分析や業界研究、ESの作成など、自主的に取り組まなければならないことはたくさんあります。そのため、バイトばかりに時間を割くのは危険なので、しっかりと就活とバイトのバランスをとるようにしましょう。
5.就活の状況に応じてバイトの頻度や時間を変える
バイトしながら就活をする場合は、就活を優先することが何よりも大切です。そのため、就活の状況に応じて臨機応変にバイトの頻度や時間を変えるようにしてみてください。
具体的には、就活を始めたばかりの頃は、就活を始める前と変わらないシフトで両立できるかもしれませんが、選考が本格化すると出勤日数や勤務時間を見直すようにしましょう。
こういった時に臨機応変に頻度や時間を変えられるようにするには、バイト先の理解を得ておくことが必要です。また、はじめは今のバイトでも問題なく両立できていたとしても、徐々に両立が難しくなることもあります。
今のバイトでは就活との両立が難しいと感じた場合は、無理に続けようとするのではなく、バイトを一時的に休んだり別のバイトに変えたりすることを検討しましょう。
6.就活と両立しやすいバイトに変える
就活とバイトが両立しやすいかどうかは、バイトの種類によって大きく異なります。
たとえば、就活関連の予定は平日の日中に集中するため、平日の日中にしかシフトに入れないバイトとは両立しづらいでしょう。逆に、土日など一般的な企業が休みであることが多い日に働けるバイトであれば、就活をしていても働きやすいです。
そのため、就活中もバイトを続けたい場合は、就活と両立しやすいバイトに変えることがオススメです。また、今働いているバイト先に就活への理解が得られなかったり、シフトの融通が利きづらかったりといった場合も、バイトを変えることを一度検討してもよいかもしれません。
具体的な就活と両立しやすいバイトについては後ほど詳しく解説するので、バイトを変えようかと考えている人は最後までチェックしてください。
7.就活エージェントを使って就活を効率化する
ここまでは、バイトでできる工夫を紹介してきましたが、就活でも工夫できることがあります。それは、就活エージェントを活用することです。
就活エージェントでは、就活に関連する相談はもちろん、ESの添削や面接対策、求人の紹介など、様々なサポートが受けられます。こういったサポートがあれば、1人で取り組んでいると悩んで時間がかかってしまうことを減らせるため、就活を効率化できます。そして、バイトに割ける時間も格段に増えるでしょう。
ただし、バイトをするために就活を効率化して、自分に合わない企業に就職してしまったり就職後に後悔することになったりすると本末転倒です。そのため、就活エージェントを使いつつも、しっかりと主体性を持って就活に取り組むようにしましょう。
キャリchの「スピード内定サポート」では、ESなし・SPIなし・面接1回で内定を獲得できる企業を紹介してもらえます。就活とバイトを両立するために就活を効率化したい人は、ぜひこちらのサービスを一度使ってみてください。
就活しながら無理なく働けるバイト
さきほど解説した通り、バイトの種類や特徴によって就活と両立しやすいかどうかは大きく変わってきます。そこでここからは、就活しながら無理なく働けるバイトを紹介。これから、新しいバイトを探す人、バイトを変えようか検討している人は参考にしてみてください。
単発・短期バイト
就活しながら無理なく働けるバイトの1つは、単発・短期バイトです。単発・短期バイトは通常のバイトとは異なり、継続的に働くことを約束するものではなく、自分の都合のよい日や一定期間だけ働くバイトを指します。
そのため、就活の予定がない日や急に予定が空いた日などに働けるのです。また、継続的な関係ではないので、就活をしていることを説明したり、シフトを配慮してもらったりする必要もなく、気軽に働けます。
ただし、単発・短期バイトで働く場合、毎回自分でバイトを探す手間がかかるので、面倒と感じる人もいるかもしれません。また、自分が働きたいと思えるバイトがない場合もあるので、業務内容にこだわりのない人にオススメです。
シフトの自由がききやすいバイト
シフトの自由がききやすいバイトであれば、就活の状況に合わせて働きやすいでしょう。シフトの融通が利きやすいバイトの特徴は、営業時間が長いことや時間を問わず働けることです。
たとえば、24時間営業のコンビニエンスストアやファミリーレストラン、スポーツクラブなどであれば、時間が限られるバイトよりも自由な時間にシフトに入れます。ただし、働く場所によって「人手不足のため週3日以上シフトに入ってほしい」など、融通が利きにくい場合もあります。
また、変わってくれる人を自分で見つけないと休めないなど、シフトの変更に柔軟性を欠く場合もあるでしょう。そのため、働くことを決める前に、条件をしっかりと確認しておくことが大切です。
また、時間を問わず働けるアンケートモニターやデータ入力などの在宅バイトであれば、シフトを気にせず働くことができるでしょう。
土日や祝日、夜に働けるバイト
企業説明会や面接、就活関連イベントなどは、基本的に平日の日中に行われることが多いです。そのため、その日にちや時間帯に被らない土日や祝日、夜に働けるバイトの方が就活を気にせず働けるでしょう。
土日や祝日にシフトに入りやすいバイトは、土日祝日が忙しい遊園地やイベントのスタッフ、カフェや飲食店などです。また、夜遅くまで働けるバイトには24時間営業のコンビニエンスや飲食店、ネットカフェなどがあります。
逆に、今のバイト先が平日の日中にしか働けない場合は、就活をしながら働くことが難しいため、バイトを変えることを検討した方がよいかもしれません。
就活に理解のあるバイト
就活中に最も働きやすいバイトといっても過言ではないのが、就活に理解のあるバイトです。就活に理解のあるバイト先であれば、急な交替にも対応してくれたり、シフトも希望が通りやすかったりするためです。
しかし、今働いているバイト先が就活に理解を示してくれるかどうかは、これまでの信頼関係や職場の状況にもよるので、一度責任者に相談してみましょう。
また、責任者から理解を得られたとしても、ほかのスタッフの理解が無ければ結果的に就活に悪い影響が出ることもあります。そのため、バイト先のできるだけ多くの人に事情を伝えておくことが大切です。
相談しても理解が得られず融通が利かない場合は、自分の就活を優先できるようバイトを変えることを検討しましょう。
無理は禁物!バイトしながら就活をする場合の注意点
就活中は就活の予定だけでも忙しく、バイトと両立するのはとても難しいことです。そして、両立のために無理をすると就活にもバイトにも支障が出るかもしれません。最後は、バイトしながら就活をする場合の注意点について解説します。
就活以上にバイトを優先しない
バイトをしながら就活をする場合、絶対に注意しなければならないことが、就活以上にバイトを優先しないことです。
就活中にバイトをしていると、シフトを代わってほしいとお願いされたり、急に出勤してほしいと言われたりすることがあるかもしれません。しかし、その時に就活の予定が入っていれば、必ず就活を優先しましょう。
就活は自分自身の将来に大きく影響するため、バイトを優先すると後悔する可能性があります。就活が上手くいかなくなってから「あの時バイトを優先しなければよかった」と後悔しても遅いのです。
そのため、就活中は就活以上にバイトを優先しないようにしましょう。また、頼まれると断れない人や、強く言われると従ってしまう人は、就活中はバイトを休んだ方がよいかもしれません。
体調管理をおろそかにしない
健康をおろそかにしてスケジュールを詰め込んだり、無茶な生活をしたりするのは絶対にいけません。バイトをしながら就活をするとなるとかなり忙しくなり、いつも以上に体調を崩しやすくなります。しかし、バイトも就活も健康でなければできないのです。
そのため、体調管理はしっかりと行うことがとても大切です。特に規則正しい生活、7時間以上の睡眠、健康的な食事の3つを心掛けるようにしましょう。生活が乱れると、心身ともに調子を崩しやすくなります。
また、不健康な状態で就活をしても、生産性が下がり効率が悪いです。面接などでもネガティブな印象に繋がることがあるので、体調管理は徹底しましょう。
スケジュール管理は気を抜かない
バイトをしながら就活する場合、たくさんの予定を管理する必要があり、気を抜くと予定を忘れたり予定を間違えてしまったりします。
こういったことがあるとバイト先に迷惑がかかることはもちろん、就活の予定であれば「約束を守れない学生」「社会人として働く意欲がないのでは」などとイメージが大幅に悪くなるかもしれません。特に、選考を連絡なく欠席すると再度日程調整をしてもらうことが難しくなるため、貴重なチャンスを無駄にすることになります。
そのため、さきほども紹介した通り、スケジュール管理ツールを使って、自分の予定を抜け漏れなく間違いなく管理するようにしましょう。また、予定を忘れないようにするために、予定が決まったらすぐにスケジュール帳に書き込んだりアプリに入力したりする習慣をつけましょう。
両立が無理だと感じたら潔く諦める
就活中のバイトは、「自分の無理のない範囲でする」「無理だと感じたらやめる」ということを前提に取り組むようにしましょう。就活終了後の卒業旅行や遊ぶ予定などについて考えると、就活中であっても何とかバイトを続けたいと考える人は多いです。
しかし、就活とバイトの両立が自分には難しいと感じた時には潔く諦めることが大切です。無理だと感じながら続けると、中途半端な状態で就活に取り組むことになり、自分が望む結果を得られなくなるかもしれません。
また、バイト先にも迷惑をかけてしまう可能性もあるのです。さらに、身体的にも精神的にも負担が大きくなるので、無理をしてはいけません。
とはいえ、就活のためにこれまで続けてきたバイトを辞めるのは嫌だと思う人も多いでしょう。キャリchの「スピード内定サポート」では、短期間で内定獲得ができるよう、就活のプロであるキャリアアドバイザーにサポートしてもらえます。
バイトしながら就活も無理ではないが、両立の工夫は必要!
就活中にかかるお金や終了後の予定を考えると、就活中もバイトをしてお金を稼ぎたいと思う人は多いでしょう。しかし、就活ではやらなければいけないことが多いのはもちろん、企業説明会や面接などたくさんの予定をこなしていく必要があります。
そのため、まずはその予定をこなしたうえで、バイトができるかどうか考えるようにしましょう。また、就活とバイトを両立するには、バイト先に相談したりバイトを変えたりするなどの工夫が大切です。
とはいえ、自分だけではバイトを辞めるべきか続けるべきか判断しづらい人もいるでしょう。そんな人は、就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談して、アドバイスを求めるのがオススメです。
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バイトしながら就活が無理かどうかに関するQ&A
就活中のバイトは週何回できる?
就活中にバイトが週何回できるかは人それぞれ異なります。就活の忙しさや大学の授業など、自分のスケジュールに合わせて決めましょう。また、回数を考えると同時に週に何時間働くかも考えておくことがオススメです。
就活のためにいつからバイトを減らす?
就活のためにバイトを減らす時期は、自分が受けたい企業のエントリーが始まる頃にしましょう。エントリー後は、筆記試験対策や面接対策にしっかりと時間をかける必要があるからです。
就活中のバイトはいつ入れる?
就活中バイトに入りやすいのは、平日の夜と土日・祝日です。これらの日、時間帯であれば、企業から連絡が来ることは少なく、企業説明会や面接などの予定も入りづらいので、就活を気にせず働けるでしょう。
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。