就活が終わらない人必見!原因と内定獲得のためにやるべきこと
2019年5月24日
大学卒業も近づいてきましたが、就活の状況はどうですか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
何社も受けてはいるんですけど、内定がもらえず、就活が終わらないんです。
なるほど、苦戦しているんですね。内定が獲得できない原因はわかっていますか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
いつも面接で受け答えが上手くいかないんですが、どのあたりがよくないのか、具体的にはわかりません。
改善すべきポイントを振り返ることは大切ですよ!このコラムでは、就活が終わらないと悩む人の特徴や、やるべきことについて紹介しているので、参考にしてくださいね。
キャリアアドバイザー 岡田
目次
就活はいつまでに終わらないとまずい?
周りの友達が就活を終えると、「自分だけ就活が終わらないのでは」と不安になる人もいるでしょう。内定が獲得できない状態が続くと、卒業までに就職先が決まらないのではないかと焦りも出てきます。
では実際、就活は何月頃までに終わっていないといけないのでしょうか。就活が終わっていないとまずいとされる時期や、対策について紹介します。
以下より確認していきましょう。
そもそもいつ頃までに就活が終わっていないとまずい?
大学4年生の8月頃までに内定が獲得できていないと、少しまずい状況だといえます。なぜなら近年、多くの企業が早くから内定を出し、早々に採用活動を終えているからです。
政府が定める一般的な就活スケジュールでは、6月以降に面接が始まり、内定が出され始めます。しかし、近年の就活は売り手市場です。
コロナが落ち着き、経済が回復基調にあるにも関わらず、多くの企業では人手不足が続いています。そのため、多くの企業は「ほかに取られる前に優秀な人材を早く確保したい」と考えているのです。
さらに多くの企業は、10月1日に行われる内定式までに採用活動を終了させようとしています。8月頃までには内定を出し終え、10月1日の内定式に向けて準備をしているというわけです。
実際に、厚生労働省のデータからも、10月1日時点で70%以上の人が正式な就職内定を獲得していることがわかります。
また、内々定に関しては3~4月と、さらに早い段階で出されています。そのため、遅くとも6月までに内々定すらない場合には、今行っている就活を見直す必要があるでしょう。
秋以降に採用を継続している企業もある
10月1日までに採用活動を終える企業が多くありますが、10月1日以降も秋採用として採用活動を引き続き行う企業もいくつかあります。
これまでなかなか内定が獲得できず、就活に苦戦している人は、秋冬採用に向けて気持ちを切り替えましょう。
秋冬採用を行う企業の多くは中小企業やベンチャー企業です。残念ながら大手企業の多くは10月1日までには採用活動を終えています。ですので、大手企業志望の人は視野を広げ、持ち駒を増やすことを意識してください。
また、秋以降に就活を継続しても、優良企業に出会える可能性は大いにあります。ただし、採用を継続している企業数が減るため、企業探しは春採用よりも難しくなるのは確かです。
受けられる企業数も減るため、今まで以上に積極的に行動することが求められるでしょう。
キャリチャンでは、就活を早く終わらせたい人向けに、「スピード内定サポート」を開催しています。この就活支援サービスでは、選考スピードや結果出しが早い企業を紹介可能です。就活が終わらないと悩んでいる人は、ぜひ参加してみてください。
就活が終わらない原因
多くの人が8月頃を目安に就活を終えているにも関わらず、「就活が終わらない」と頭を抱えている人もまだまだいることでしょう。では一体、どのような理由から就活を終えられていないのでしょうか。
就活が終わらない原因は、大きく以下の2つに分かれます。
下記で詳しく見ていきましょう。
[就活が終わらない原因1]志望企業による時期の問題
なかなか就活が終わらない原因の1つとして、志望企業による採用活動時期の問題が上げられます。志望企業が採用活動を行う時期により、就活の長期化が避けられないケースです。
たとえば、公務員を第一志望としている学生の場合です。志望している公務員の種類にもよりますが、ほとんどの公務員の一次試験は5月から6月にかけて行われます。
公務員試験の出来次第で民間企業も受けようと思うと、どうしても民間企業への就活が遅くなってしまうのです。
また前の項でも述べたように経団連の就活ルールでは、面接解禁が6月からとなっています。大手企業の多くは経団連のルールに従って6月から選考を開始するので、大手企業を第一志望としている学生も必然的に就活時期が遅くなります。
他にも、アパレルや介護など6月以降に採用活動を行う業界もあるので、志望している業界や企業によっては就活時期がずれる場合があります。
[就活が終わらない原因2]“自分”の問題
就活の時期による問題で就活が終わらない人もいますが、多くの場合、企業ではなく就活生自身に問題があるケースがほとんどです。
具体的には、就活に対する準備不足、やる気のなさ、就活の間違ったやり方などが挙げられます。
前述のように、志望している業界や企業の事情で就活が終わらない場合は仕方がありません。しかしそうでないなら、今すぐ自分の就活を見つめ直す必要があります。
自分では気づいていないけれど、そこには何らかの問題が必ずあるはずです。
問題がわかれば、具体的な対策も行えます。次の項では、就活が終わらない人の特徴を11のタイプに分けて紹介しますので、確認してください。
就活が終わらない人の11の特徴
就活が終わらない人にはさまざまな共通点、特徴があります。非常によく見られる11のタイプを紹介しますので、自分がどのタイプに当てはまるか確認してください。
適切な対策を行うために、まずは自分が抱えている問題を把握しましょう。
1.一人で就活している
就活が終わらない人の特徴として、一人で就活をしていることが挙げられます。
就活エージェントや大学のキャリアセンターなどに頼らず、一人で就活をしている人はなかなか内定を獲得できない傾向にあります。
自分の将来を決めることなので、自分一人で頑張りたい気持ちもわかります。しかし、将来を決めるものだからこそ、たくさんの情報が就活では必要になってきます。
さらに一人で就活をしていると、情報を得られないだけではありません。自分の悪い点がわからず、就活に対する客観的な視点が欠けてしまい、自分の弱点を改善できなくなってしまいます。
たとえば、エントリーシートや面接対策において重要な自己分析ですが、自分の視点のみで考えると間違った分析をしてしまう恐れがあります。
そして、間違ったやり方だと分析が不十分になってしまい、選考で力を発揮できません。企業選びも失敗してしまうでしょう。
このように、一人で就活を行うと視野が狭まり、間違った選択をしてしまう恐れがあることから、就活をなかなか終わらせることができないのです。
就活の進みが悪くなり就活がうまくいっていないときには、人に相談することも大切です。就活生や就活アドバイザーに相談することで、状況が改善することもあります。就活がうまくいかない理由がわからない人は、ぜひ一度周りを頼ってみてください。
2.自己分析不足
就活が終わらない人の特徴として次に挙げられるのが、自己分析不足です。前述のように、自己分析不足は就活が終わらない大きな要因となります。
たとえば自己分析が不足している人は、自分がどのような人間なのかきちんと把握できていません。どのような強みがあるかが理解できていないことで、面接やエントリーシートで上手にアピールすることができないのです。
また自己分析不足では、どのような仕事が向いてるのかわからないため、業界・企業選びにも失敗してしまいます。
「自分のことは自分が一番よく知ってるよ」と思う人もいるでしょう。しかし、日常生活で自分の性格について深く掘り下げて考える機会は少ないです。また客観的な視点で自分を振り返るのも案外難しいかもしれません。
ですから、自分をわかっているつもりでも就活がなかなか終わらない人は、今一度自己分析がきちんとできているか振り返ってみましょう。
3.業界・企業理解が甘い
就活が終わらない人の中には、業界・企業理解が甘い人も多いです。
業界研究や企業研究が不十分だと、浅い知識のまま就活してる恐れがあります。思い込みやイメージに基づいて就活しているので、そもそも自分に合っていない業界や企業を選んでいる可能性があるのです。
また、研究が不十分で業界や企業についてしっかり理解できていないと、面接で質問された際に的外れな回答や薄っぺらい回答になってしまいます。
そのような回答では、熱意が足りないと捉えられてしまうので、エントリーシート、面接突破が難しくなります。
業界研究・企業研究は手間も時間もかかって大変です。しかし、就活を円滑に進めていくためには業界や企業に対する深い理解は欠かせません。
4.業界を絞りすぎている
就活が終わらない人には、業界を絞り過ぎている人も多いです。もちろん効率的に就活を進めるためには、ある程度業界を絞る必要はあります。
しかし、業界を絞るということはその分、自分で自分の選択肢を狭める行為でもあるのです。
あまりに業界を絞り過ぎてしまうと、もし絞った業界がそもそも自分に合っていなかった場合に、受かることがないまま時間を無駄にしてしまう恐れがあります。
そうしたリスクを回避するためには自己分析と合わせて、自分に合うと思われる業界を3~5つくらいピックアップするのが適切です。
複数の業界で実際に就活し比較する中で、本当に自分に合う業界が徐々に見えて来るので、就活が終わらない人は志望業界を見直す必要があるでしょう。
5.エントリーシートがうまく書けていない
エントリーシートがうまく書けていない人も、就活が終わらない人の特徴です。書類選考がなかなか通らない人は、エントリーシートの内容に問題があると考えられるでしょう。
エントリーシートでは、自己PR、志望動機、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などを聞かれます。これらは自己分析や業界・企業研究が不足しているとうまく書けません。
自己分析ができていないと自分のアピールポイントや具体的なエピソードがわかりません。
企業研究ができていなければ企業側の求めているものがわからないので、的外れな志望動機になりがちです。
また、エントリーシートの基本的なマナーを守っていない場合も、採用が見送られる可能性があります。締め切りを守る、空白を埋める、誤字脱字をなくすなどの基本的なことは、必ず守るようにしましょう。
履歴書やエントリーシートが書けないと悩んでいる人は、以下の資料も活用してみてください。
【就活対策資料】
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6.面接対策が甘い
面接対策が甘いのも、就活が終わらない人の特徴です。
入退室のマナーや話し方など面接の基礎ができておらず、面接官に悪印象を与えてしまっては論外です。どんな質疑応答をしようと人物評価以前の問題になります。
基礎ができていても、質問の意図を理解していない的外れな回答ではもちろんNGです。面接で聞かれることはある程度予測できるのに、それに対する回答を準備していないのは仕事に対する熱意や志望度を疑われます。
また、せっかく回答を準備して面接に臨んでも練習が不十分だと過度に緊張してしまい、本領を発揮できません。
緊張のせいでしどろもどろになっていたら、何を言いたいのか面接官に伝わらないので高評価は得られないのです。
新卒の採用試験では、一次、二次…と時間とコストをかけて、何度も面接を重ねます。それは企業がそれだけ面接による人物評価を重視しているからです。
就活が終わらない人は面接に対する意識が甘く、万全の対策が取れていないので、今一度見直しましょう。
7.企業の待遇面ばかりを見ている
企業の待遇面ばかりを見ている人も、就活が終わらない人の特徴です。給与額や福利厚生などを気にして企業を選ぶことで、採用につながらないのです。
企業は社会人としての経験がない就活生を、熱意やポテンシャルを見て採用を決めます。実際、入社後しばらくは戦力にならないことを前提としており、長い目で企業に貢献できる人を好む傾向にあります。
しかし、企業の表面的な部分ばかりを気にしている学生は、学生自身のポテンシャルや本質を見抜くことができません。また企業理解も浅くなり、志望動機の内容が弱くなることで採用を遠ざけてしまうのです。
また、万が一入社できたとしても、入社前とのギャップから早期退職へとつながりかねません。
企業を選ぶ際は、やりがいや適性を考えた上で、待遇面も検討する程度にした方がよいでしょう。「自分に合った企業がわからない」という人は、以下のコラムも参考にしてみてください
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8.志望理由に個性がない
志望理由に個性がない人も、就活が終わらない人の特徴です。ありきたりな内容、他の学生と同じような内容の人は内定を獲得できず、就活もなかなか終わりません。
企業はエントリーシートや面接で様々な質問をしますが、その中で最も重視しているのが志望動機です。なぜなら、志望動機は自社への志望度の高さや入社に対する熱意を推し量る指標だからです。
また学生側にとっても自分の思いを最もアピールできるものとして、力を入れていると企業側は思っています。
それなのにどこかのテンプレートしたような内容や、どこの企業にも通用するような内容のものでは「熱意が足りない」と判断されるのは当然です。
そんな個性のない志望理由になってしまう原因は、自己分析や業界・企業研究が不足していることとも関連しています。
つまり就活が終わらない人は志望理由の中で、自分独自の経験や強みを仕事で求められる人物像に合わせてアピールできていないのです。
9.清潔感がない
就活が終わらない人の中には、清潔感のある身だしなみができていない人がいます。
身だしなみは、人の第一印象を左右する非常に重要なポイントです。本当の性格や実力に関係なく、見た目の清潔感がないだけで「だらしがない」「自分に甘い」「礼儀をわきまえていない」といったマイナスの印象を受けます。
そして清潔感のなさは、自分に悪いイメージを付けてしまうフィルターのようなものです。 面接の内容や学歴が優秀でも、清潔感がないだけで落ちてしまうことがあるほど、面接において身だしなみは重要になります。
また、見た目の清潔感は面接官が感じる評価に影響を与えるだけでなく、それ自体を評価対象としている企業も少なくありません。
とくに接客業や営業など社外の人と接する職種では見た目の清潔感が重要視されます。髪の長さ、髪型、スーツの着こなし、靴の汚れ、汗やたばこの臭いなど、清潔感のない人は絶対NGです。
10.覇気がなく、受け身
覇気がなく、受け身なのも就活が終わらない人の特徴です。覇気がなく、受け身な人は声のボリュームが小さく、十分なコミュニケーションが取れないため、良い印象を持たれないのです。
企業が新卒採用をする理由の1つに、若手を入れることで組織の活性化を高めたいという狙いがあります。
しかし、覇気がなく、仕事に対する熱意がない新卒が入っても、職場の雰囲気がよくなるとは考えにくいです。
また、受け身な姿勢で指示を持つばかりの人も、「入社しても自ら動かないことで、成長の見込みがない」と判断されます。
そのため、面接でやる気のない学生を企業はわざわざ採用することはないというわけです。
11.反省と改善をしていない
就活に対して反省と改善ができない人も、就活が終わらない人の特徴です。選考に通らない原因を調べない、面接に受かるための改善をしない人は、いつまで経っても内定がもらえません。
選考に通らない、面接に受からないのには必ず原因があります。しかし、原因を知ろうとしない、原因に目をつむる、そもそも自分に原因があることをわかっていない状態では、今後いくら選考を受けても通りません。なぜなら、同じ失敗を繰り返すからです。
就活では良い結果も悪い結果も必ず振り返ることが大切です。良いところは次にも活かし、悪い点は改善する努力をすることで、内定へと近づきます。
採用選考では、面接からフィードバックをもらえないケースがほとんどです。そのため、反省点や改善点は、自分で見つける必要があります。
もし、面接が苦手だと感じている人や、どこを改善すればよいかわからない人には、キャリチャンの「面接サポート」がオススメです。この就活支援サービスでは、面接選考が厳しくない企業の紹介や質問の対策、模擬面接などを行っています。ぜひ参加してみてください。
今すぐ行動!就活が終わらない人がすべきこと
就活が終わらない人の特徴に自分に当てはまるタイプがあったでしょうか。少しでも思い当たる節がある人は今すぐ、就活のやり方を改善する必要があります。
ここからは、就活が終わらない人がどのように改善すればよいのか、今すぐ取り組むべきことについて解説しますので参考にしてください。
自己分析・業界・企業研究を徹底する
就活が終わらない人はまず、自己分析と業界・企業研究を徹底的に行ってください。
前述のように、就活が終わらない人は業界選びや企業選びに失敗している可能性があります。ですから、もう一度きちんと自己分析をして「自分」を理解し、どんな業界や企業を目指したいのか見つめ直す必要があるのです。
また、就活が終わらない人は自分の強みが十分アピールできていない可能性もあるので、自己分析によって、企業にアピールできる「自分」の強みも同時に探します。
そして業界・企業研究を徹底することで自分に合っている仕事は何か、自分が本当に興味を持てることは何なのか、考え直すのです。
自己分析の具体的な方法としては、過去の自分の行動を振り返り、なぜその選択を選んだのか、どうしてそれに喜びを感じるのか、理由を考えていくことです。「なぜ?」「どうして?」と繰り返し自分に問うことで、自分という人間を深く掘り下げていきます。
どう振り返ればよいかわからない人は、自己分析を行う書籍やアプリなどの助けを借りても良いです。そうして自分を知り、就活において自分が譲れないポイントは何なのか、就活の軸を定めましょう。
業界の大まかな構造や動向を知るには、就職情報サイトや業界地図などの書籍を活用します。業界は始めから絞り過ぎないことが大切です。
それから、できるだけ多くの業界研究セミナーや合同企業説明会などに参加して業界ごとのより詳しい情報を得るとともに、業界同士を比較・検討します。
企業研究では、自分の就活の軸と照らし合わせながら調べていくことがポイントです。職種や社風、労働条件、キャリア形成の環境のほか、その企業の業界内での位置づけや、他社との関連性、成長性などもチェックします。企業研究では、自分の就活の軸と照らし合わせながら調べていくことがポイントです。職種や社風、労働条件、キャリア形成の環境のほか、その企業の業界内での位置づけや、他社との関連性、成長性などもチェックします。
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志望動機や自己PRを再考する
就活が終わらない人は、志望動機や自己PRを見直してください。志望動機や自己PRは選考において重要視され、内容が合否に大きく影響することから、内定につながらない場合にはすぐにこれらの改善をする必要があります。
「志望理由に個性がない」でも述べているように、志望動機や自己PRからは自社への志望度の高さや入社に対する熱意を推し量ることができるため、企業は内容を重要視しています。
そこでテンプレートのような内容、どの企業にも通用するような個性のない内容のものは、採用担当者には響きません。熱意を感じられませんし、そもそも最後まで読まれることもないでしょう。
ですから、なかなか選考が通らない場合にはこれらを再考してください。前の項から自己分析や業界・企業研究を徹底して行い、企業側にとって魅力的な内容にしていきましょう。
「見た目」を改善する
就活が終わらない人は、自分の「見た目」についても今一度見直してください。服装や髪形などを整え、清潔感のある身だしなみにすることはもちろん、話し方や表情なども整えることが大切です。
ハキハキと元気の良い印象を与えるには、軽く微笑んで柔らかい表情を作ることや、姿勢、声の大きさ、活舌のよさなども必要になります。
自己紹介や質疑応答の練習を、鏡を見ながら話したり、動画で撮影したりして、自己評価を行っていきましょう。
また、友人や家族などを相手にして、自分以外の他人にチェックしてもらえると、自分では気づけなかった客観的な意見をもらえるのでオススメです。
視野を広くする
就活が終わらない人は、志望企業や業界を絞り過ぎている可能性があるので、視野を広げることを意識しましょう。
「自分がやりたいこと」が、必ずしも「自分に向いていること」とイコールではないです。自分がやりたいと思って始めたことでも、向いていなければ辛いだけですし、将来的に方向転換を考えることになります。
「自分がやりたいこと」という視点だけでなく、「周りから見てできること」という客観的な視点も必要です。
社会で働いたことのない学生にとって、具体的な仕事の内容を把握したり、その仕事をしている自分の将来を予測したりするのは簡単ではありません。
あなたが知らないだけで、自分の就活の軸を実現できるのは、今考えている業界だけとは限らないのです。
1つの業界に固執するのではなく、合同説明会などに参加していろんな業界を見てください。自分の視野が広がれば、もっと別の可能性が見えてくるはずです。
秋・冬採用の企業を探す
就活が終わらないまま持ち駒がなくなってしまった人は、秋、冬採用を行う企業を探しましょう。秋、冬以降も採用を続けている企業の例として、以下のものが挙げられます。
- 大手企業の子会社
- 中小企業
- ベンチャー企業
- 内定辞退者が出た企業
秋以降に採用活動を続けている大手企業も少しはありますが、採用人数が少ないため、今まで以上に内定を獲得しづらいです。
大手企業にこだわりすぎずにエントリーしていくことが、内定獲得への近道になります。自分の就活軸にマッチすると感じた企業には、どんどんエントリーしていきましょう。
企業探しに苦戦している人には、キャリチャンの「就活相談サポート」への参加もオススメです。この就活支援サービスでは、キャリアアドバイザーが一人ひとりの希望に合った求人を紹介します。選考対策も行っているので、就活に悩んでいる人はぜひ活用してください。
就活エージェントに頼ると心強い!
就活が終わらないと悩んでいる人は、就活エージェントに頼ってください。就活が終わらないと悩む人にとって就活エージェントはとても心強い存在です。
就活がなかなか終わらないと悩んでいる時点で、だいぶ終盤に差し掛かっていると思います。就活では、時間が経てば経つほど採用活動を行う企業はなくなっていき、よりハードルが上がってしまうのです。
もともと一人で行うのにはハードルの高い就活です。実際にこれまでうまくいっていないことで、実感していることでしょう。
就活エージェントなら、多くの学生を支援してきた経験をもとに、あなたの就活が終わらない原因を特定し、客観的で的確なアドバイスをしてくれます。
また就活エージェントは学生一人一人に合った企業を紹介してくれるので、あなたの就活を終わらせるのに、最も早い近道となるでしょう。
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就活が終わらない時の進路
就活が終わらないまま卒業が近づいたときには、卒業後の進路を考えなければいけません。内定が獲得できないまま卒業を迎えた際には、以下の進路が考えられます。
詳しく見ていきましょう。
就職留年する
就活が終わらないまま卒業を迎える際、「就職留年」をするという選択肢があります。就職留年とは、もう1年就活をするためにあえて大学を留年をすることです。
大学を留年することになるため、”新卒”のまま就活を行うことができます。毎年、新卒採用枠は一定数を確保されているため、既卒よりも多くの選択肢があることになります。
また、すでに1年就活を行ってきた知識と経験があることから、効率的に就活を行うことができるでしょう。さらに一度受けたが落ちてしまった企業の受け直しも可能です。
しかしメリットばかりではありません。企業は「就職留年しなくてはならない理由」を必ず聞いてきます。
「一度落ちてしまったけど諦めきれず、どうしてもこの企業に入りたかった」などのポジティブな理由ならよいですが、そうでない場合は答え方次第でマイナスな印象を与えかねません。
少なからず企業は、在学中に就職先が決まらなかったのには何かしらの悪い原因があるはずだと考えます。
実際、就職留年を選択する人の多くは、この1年で何らかの原因から内定を獲得できていません。就職留年をするにしても、きちんと原因を改善してから望む必要があるでしょう。
また、大学を留年するということはさらに1年分の学費がかかります。親御さんに学費を出してもらっている場合は説得が必要ですし、奨学金から自分で払っている場合にも、将来の返済計画を考えなくてはなりません。
就職浪人する
就活が終わらない時の進路として「就職浪人」を選択する人もいます。就職浪人とは、大学在学中に就職先が決まらず、大学を卒業後も就活を続けることを指します。
そして、就職浪人した人のことを「既卒」と言います。高校、専門学校、大学などの学校を卒業を、一度も就職したことがない人が既卒と呼ばれます。
一旦、大学を卒業しているため、時間に余裕をもって就活をすることができますし、大学在学に関する金銭面の負担もありません。
しかし、既卒は新卒枠で就活できないため、就職留年をしている人よりも選択肢が少なくなります。
また、就職留年同様に、大学在学中に内定を獲得できなかった原因があると、はじめからマイナスなイメージを持たれてしまいます。
選択肢が少なく、イメージも悪いことから就活難易度は高まることを覚悟する必要があるでしょう。
フリーターになる
正社員としての就職を断念し、「フリーター」としての働き方を選択する人もいます。フリーターとは勤め先における呼称が「パート」もしくは「アルバイト」の人を指します。
フリーターは働き方や働く時間などを自由に決めることができ、正社員よりも自由に働くことができます。
しかし、一般的にフリーターは正社員よりも給与が低く、ボーナスもないことがほとんどです。また、福利厚生や育成制度なども正社員よりも劣っています。
さらにフリーターは正社員よりも社会的信用を得にくいです。たとえば将来的に住宅を購入する際、フリーターだとローンを組めないことがあります。会社によってはクレジットカードの契約を組むことができない場合もあるでしょう。
このように、長くフリーターを続けてると将来的に行き詰ってしまうことがあります。ですので、フリーターを続ける期間を決め、将来的には就職を目指すなど、人生プランをよく検討するようにしてください。
就活が終わらない人も諦めずに続けよう!
就活が終わらない原因には、企業側の問題と学生側の問題の2パターンがありますが、その原因の大部分は「自分」にあります。
就活が終わらない人の原因や特徴を理解し、少しでも自分に当てはまる部分があれば、改善しましょう。
10月1日を過ぎると採用活動を行う企業は大幅に減ってしまいますが、秋冬採用を行う企業もまだまだあります。中には優良企業もありますので、気持ちを切り替えて就活をやり直しましょう。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。