過度な緊張は内定が遠のく!「あがり症」の克服方法と面接を成功させるコツ

 2023年3月22日

あれ?とても暗い顔をしていますね。どうしましたか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Bさん

実は、極度のあがり症で……。面接について考えると不安で仕方がないんです。

面接は、とても緊張しますよね。極度の緊張は、面接に支障がでるので直しておきたいところです。実はあがり症って、克服できるのを知っていますか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Bさん

えっ!あがり症って克服できるんですか?すぐにできますか?克服したいです!

性格も関係するので、地道な意識づけが必要です。今回は、面接における緊張の原因や悪影響・あがり症の克服方法をくわしく解説していくので、一緒に克服していきましょう。

キャリアプランナー 岡田

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どんな人が「あがり症」になりやすい?

どんな人が「あがり症」になりやすい?

過度な緊張や失敗を恐れてしまう「あがり症」。そんなあがり症はどんな人が陥りやすいのでしょうか?また、そもそも「あがり症」とは一体何なのでしょう?生まれ持った性格?それとも病気?

まずは「あがり症」とは一体何なのか、そしてどんな人が「あがり症」になりやすいのかを確認していきましょう。

「面接がうまくいかなかったらどうしよう」と悩んでいる人も多いでしょう。キャリchの「面接サポート」に参加してみると悩みを解決できる可能性がありますよ。面接サポートでは個別で面談をおこない、面接が苦手な就活生に最適な企業を紹介!もちろんあがり症を含め面接対策を細かくサポートするので、ぜひ参加してください。

そもそもあがり症とは

「あがり症」とは、体調不良でもないのに心臓がバクバクしたり、人前に出ることを極端に恐れ、過度に緊張してしまう病気です。つまり、性格ではなくあがり症は病気の一種なのです。

あがり症は別名、「社会不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)」と言われ、人前に出ると緊張感が高まり顔が赤くなる「赤面恐怖症」や、周囲の視線が気になり恐怖や震え、めまいなどを感じる「対人恐怖症」などが社会不安障害の様々な症状例です。他にも下記のようなことが症状として挙げられます。

  • 人前で話そうとすると極度に緊張する
  • 人前で話すと声が震えてしまう
  • 電話に出るのが怖い

  • 人前で字や絵を書こうとすると手が震える
  • 人と一緒だと食事がのどを通らない
  • 目上の人の前だと思うように話せない

  • 人と一対一になるのが嫌い
  • 集まりやグループに加わるのが嫌
  • トイレで近くに人がいると放尿できない

日本でのSAD人口は約300万人と推定されており、思春期・青年期に発症する人が多くいるとされています。青年期は15~25歳ぐらいまでを指すので、就活生であるあなたはまさに青年期真っ最中です。

あがり症になりやすい人の特徴

あがり症になりやすいの人にはどんな特徴があるのでしょうか?あがり症になりやすい人の特徴をまとめていきます。

    [性格面]

  • 真面目
  • 完璧主義
  • 心配性
  • 恥ずかしがり屋
  • ネガティブ etc…
  • [生活面]

  • 生活習慣が乱れている
  • 栄養不足

あがり症になりやすい人の特徴として、性格面がいくつか挙げられます。完璧主義やネガティブといった性格は、「完璧にこなしたいというプレッシャー」や「失敗したらどうしようという不安」などがストレスとなり、“緊張”へとつながっています。

また、性格以外にも、生活習慣の乱れや栄養不足なども、あがり症になりやすい人の特徴として挙げられます。生活習慣の乱れや栄養不足は、自律神経が乱れることになり、自律神経が乱れると交感神経が優位となり、身体が緊張状態になってしまうそうです。

普段からストレスなどを感じやすい人は、習慣の乱れや栄養不足から自律神経が乱れているのかもしれません。

面接で緊張してしまう3つの原因ともたらす悪影響

面接で緊張してしまう3つの原因ともたらす悪影響

あがり症になりやすい人にはそれぞれ特徴や原因があります。では、面接であがり症を発揮してしまう、つまり“面接で緊張してしまう”原因は何なのでしょうか?

面接で緊張する原因とそれらがもたらす悪影響を合わせて解説します。

原因1:練習不足

面接で緊張してしまう一番の原因ともいえるのが「練習不足」です。面接練習が不足していると、面接という場に慣れていないため、必要以上に緊張してしまうのです。

面接は人生を左右する大切な場ですので、誰しも「よく思われたい」と思うものです。しかし、練習が不足していることで、面接に対して過度に緊張してしまい、自分を上手に表現できなくなり、失敗することでさらにストレスを生むという悪循環に陥ります。

つまり、面接練習が不足している人は、“自分の魅せ方”がとても下手なのです。緊張の雰囲気に包まれた「面接」に慣れていなければ当然、緊張度が増し、普段の自分を出せないというわけです。

原因2:失敗を恐れている

「面接に失敗したらどうしよう」「回答を間違えたらどうしよう」「噛んだらどうしよう」などと、失敗を恐れることで必要以上に緊張してしまっていることも原因として挙げられます。このように失敗を恐れている人は、“面接は緊張するもの“という認識が低いのです。

繰り返しになりますが、面接は誰しもが緊張するものです。面接官だって学生が緊張していることもわかっています。ですので多少の失敗やミスはしても仕方ないですし、許されるのです。

ただ、面接は緊張するものという認識が薄い人は、このように少しのミスさえをしてはいけないと思ってしまい、緊張とうまく向き合うことができていません。

また、失敗を恐れてしまうと、自然と顔がこわばり、笑顔もなくなってしまうため、暗いイメージを与えてしまいます。さらに、表情が硬い人は「コミュニケーション能力が低い」と判断されてしまうため、内定は遠のいてしまいます。

失敗を恐れないようにしたいけれど、自分一人では不安な就活生もいるでしょう。そんな人のために、キャリchでは「面接サポート」を開催中です。面接サポートでは、面接が苦手な就活生でも内定を取りやすい企業を紹介しています。もちろんあがり症の人でもあがり症が克服できるよう模擬面接もできるので、ぜひ一緒に内定を獲得しましょう。

原因3:失敗をしたトラウマ

面接などの大きな舞台で失敗したトラウマから、苦手意識が生まれ、緊張へとつながってしまっているケースもあります。「また同じミスはできない」「また間違えそうで怖い」というプレッシャーから、普段の自分を出せなくなってしまっているのです。

過去のトラウマを引きずっている人は、過去の失敗をまだ受け入れてないことが原因とされています。「失敗した」とそのままにしていても、現在をうまくやっていけないのは当然だということです。

さらに過去のトラウマを引きずる人は、「どうせまたうまくいかない」とネガティブ思考に陥りやすいです。ネガティブなオーラは面接官にも伝わりますし、緊張だけでなく、自信のなさなどにもつながるため、面接突破も難しくなるでしょう。

「あがり症」克服のための必要な準備

「あがり症」克服のための必要な準備

性格はずっと付き合ってきたものなので、克服するのは難しいですが、「あがり症」は性格ではなく病気ですので、克服することが可能です!

ここから、あがり症を克服するために必要な準備を解説します。これらを事前にしっかりと行うだけで、面接での過度な緊張を和らげることができるので、しっかりとチェックしていきましょう。

とにかく面接練習を何度も繰り返す!

「あがり症」克服のためにまずすべきことは、何度も何度も面接練習を繰り返し行うことです。原因でも述べましたが、>まずはです。

面接練習をする際は下記の事を意識して行ってください。

  • 服装や身だしなみなどをしっかり整えたうえで行う
  • 本番のような緊張感で練習を行う
  • 丸暗記したものを述べるのではなく、自分の言葉で話すことを意識する
  • 意識的に笑顔でハキハキ話すようにする
  • 「失敗してもいい」という気持ちを忘れない

練習だとしても、服装や身だしなみは本番同様にしっかりと整えて練習を行います。また、本番の雰囲気に慣れることが重要ですので、練習から“本番を意識”して行います。そのために効果的なのが、他人との練習です。

面接練習を友達や家族などと行うのも効果的ですが、本番のような緊張感の中で練習することは難しいです。しかし、他人とならほどよい緊張感のもと、練習に挑むことができます。ですので、大学のキャリアセンターや就活エージェント、模擬面接イベントなどに利用し、“他人”と面接練習を行いましょう。

また面接は暗記したものを話す場ではないので、丸暗記はせず、自分の言葉で話せるように意識して練習を行ってください。そうすれば「間違えないように話さなきゃ」というプレッシャーはなくなり、普段の自分を出しやすくなります。

そして、意識的に笑顔でハキハキ話すことも大切です。緊張の雰囲気の中でも意識的に行えば、自然と身に着けることができ、またそれは自信へとつながるため緊張感が和らぎます。

そして最後に意識してほしいのが、「失敗してもいい」という気持ちを忘れないことです。よく思われたい一心で完璧を求めても、ただただ緊張感が増すだけで空回りです。「面接は緊張するのは当たり前のことだし、多少のミスも許されるから大丈夫」という気持ちで練習を行いましょう。

そして何度も何度も練習を繰り返してください。数をこなせば次第に緊張にも慣れてきます。

反省ノートを作る

毎回、面接を受けた後に反省ノートを作るのも「あがり症」克服に効果的です。反省ノートでは下記の内容を記載しましょう。

  • 聞かれた質問
  • 答えた内容
  • うまく話せた内容

  • 失敗したと思う内容
  • 面接を通してよかった点
  • 面接と通して反省すべき点 etc,,,

反省ノートを作ることで自分の欠点だけでなく、良かった面も知ることができるため、ネガティブな面は事前に対策でき、ポジティブな面は次の面接へとつなげることができます。

ノートの他にも、練習時を動画に残し、自分の雰囲気や声のトーンなどをチェックし、改善・改良するのも効果的です。

事前の対策や、良い部分の成長は「自信」につながります。自信は緊張感の緩和にもつながるため、あがり症対策に効果的です。ぜひ反省ノートを作ったり、練習時を撮影し、客観的に自分を見てみましょう。

ポジティブに考える癖をつける

意識的にポジティブに考えるようにしてみましょう。繰り返しになりますが、「面接で緊張するのは当たり前」という精神で挑むのです。

まれに「まったく緊張しない」という人もいるでしょう。しかし、そんな人に自分はなれると思いますか?自分が全く緊張しない人間に生まれ変われると思っていない以上、緊張をする覚悟で、緊張に慣れるというスタンスで臨むしかないのです。

そのために“ポジティブに考える癖”をつけます。「緊張したけどここまでうまくやれた」「言い間違えたけどそれも個性」など、意識的に何もかもポジティブに考えるようにすれば、緊張と向き合えるようになります。

ネガティブ思考な人にとってポジティブに考えるのは難しいことかもしれませんが、小さなことからでいいので意識的に考えてみましょう。自然と「ポジティブに考えること」に慣れてくるはずです。

面接当日に意識することと心構え

面接当日に意識することと心構え

あがり症からくる緊張と向き合うためには事前準備だけでなく、当日の対策も必要です。面接は誰もが緊張することですが、それを少しでも和らげるために「面接当日に意識することと心構え」をチェックしていきましょう。

成功しているところをイメージする

面接前に「面接に成功しているところ」をイメージしてみましょう。受け答えも大丈夫、言いたいこともしっかり言えた、ちゃんと練習通りでできている、など面接に成功しているところを想像するだけで緊張はほぐれてきます。

ここで注意すべきなのが、あくまでこれはイメージだということです。「この成功通りにこなさなきゃいけない」という考えはかえってプレッシャーとなるので、注意してください。

成功している自分はあくまでイメージ。このようにきっとできるという自信をつけることを意識して、成功をイメージしてみましょう。

自分の好きなことをしてリラックスする

緊張をほぐす目的として、音楽を聴く、本を読むなど、自分の好きなことをしてリラックスしましょう。「面接からいったん離れる」ことも緊張を和らげるために効果的 なことです。

音楽は精神を落ち着かせる効果があるので、落ち着いた曲、または自分がリラックスできる好きな音楽を聴きながら面接会場へ向かいましょう。他にもハーブティーやココアを飲む、アロマなど好きな香りを嗅ぐなども緊張を和らげるのに効果的です。

もし、「面接前は面接に集中したい」という人は、面接後の楽しみを考えましょう。「面接がうまくいったら好きなケーキを食べる」「面接後は友達とお酒を飲む」など、小さなご褒美を用意することで、前向きに面接に取り組むことができます。

深呼吸をする

簡単に緊張をほぐす効果が期待できるものとして「呼吸法」があります。ここでは3つの呼吸法をご紹介します。

【深呼吸】

王道の呼吸法です。「8秒間息を吐き続ける」→「4秒で息を吸う」→「4秒間息を止める」→「再度8秒間かけて息を吐き続ける」→これらを繰り返し4.5回程度繰り返します。

【腹式呼吸】

口をすぼめ、できるだけゆっくり息を吐き切ります。次にゆっくりお腹を膨らませるイメージで息をたくさん吸います。かける時間は「吐く:吸う=2:1」です。この流れを5~10回繰り返しましょう。

【丹田式呼吸法】

背筋を伸ばし、肩の力を抜いて体全身をリラックスさせて椅子に座ります。次に両手を重ねて丹田(へそから指3本分くらい下の位置)に軽く当て、背筋を伸ばして顎を引いた状態で鼻から息を吸います。次に、軽く手で押し込みながら一気に吐き出す。これを数十回繰り返してください。

丹田式呼吸法は難しいですが、深呼吸や腹式呼吸なら面接前の待機中でもできるので、ぜひ試してみてください。

完璧を求めすぎない

よく思われたい気持ちもわかりますが、完璧を求めすぎないようにしましょう。完璧を求めすぎてしまうと余計に緊張感が増し、普段の自分を出すことができなくなるという悪循環に陥ります。

面接官は学生が緊張をしていることを知っていますし、そもそも完璧も求めていません。なので、無理に上手に話そうとしなくていいんです。面接前に用意した回答を必死に覚える必要もありません。呪文のように志望動機を唱える必要もないんです。

「面接は緊張するものだし、多少のミスは仕方ない」という気持ちで挑めば、案外うまくいったりします。“完璧にしないことが完璧”だということを覚えておきましょう。

おわりに

人生を左右するといっても過言ではない面接。誰もが緊張するのは当たり前ですし、苦手意識を持つ人もたくさんいると思います。とくに「あがり症」の人は面接に苦手意識を持つ人が多いでしょう。

しかし、「あがり症だからうまくいかない」を放置していれば内定は当然もらえません。あがり症は自分が緊張してしまうだけでなく、ミスや悪印象にもつながりかねないので、デメリットばかりです。

あがり症は普段から”本番を意識した、緊張感のある空間”で練習を行うことで克服することができますので、積極的に練習をしていきましょう。キャリchでは、”本番を意識した、緊張感のある空間”で練習を行うことができるイベント「模擬面接イベント」を開催していますので、ぜひご参加ください。

就活のプロに頼ることで面接力がグッと上がります。このイベントでは内定獲得までのサポートも行っていますので、内定が欲しい学生はぜひ参加してみてください。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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