【就活もうやだ…。】限界を迎えた就活生を助けるためのコラムです

 2023年3月20日

就活で忙しい毎日ですね。何か進展はありましたか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Bさん

イメージ通りの就活ができず「もうやだな」と気持ちは沈み気味です。

うまくいかないともうくじけますよね。しかし、ここで立ち止まっていてはよい結果にはならないので一緒に頑張りましょう。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Bさん

分かってはいるんですけど……。もう、今すぐ就活が終わってほしい気持ちでいっぱいです。どうすれば、気持ちを切り替えて前に進めるでしょうか?

気持ちを切り替えるには、ステップを踏んでいくのが効果的です。今回は「就活もうやだ」と感じながら就活するリスクや気持ちの切り替え方・対策方法について解説します。がんばって一緒に乗り越えていきましょう。

キャリアプランナー 岡田

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「就活もうやだ」と感じる瞬間

「就活もうやだ」と感じる瞬間

冒頭にも述べたように、就活に疲れ、「もうやだ」「限界だ」と感じてしまう就活生は意外に多いものです。コロナのせいで就活生同士の連携が取りにくく、まるで自分だけが崖っぷちに追い込まれているように、孤独な気持ちがつのっているかもしれません。しかし今このコラムを読んでいる瞬間も、同じように「就活もうやだ」と感じている仲間がたくさんいますので、安心してください。

コラムの初めにまずは、就活中「もうやだ」と感じることの多いシチュエーションについて解説します。今後の対処法を正しく理解するためにも、なぜ「もうやだ」という気持ちに至ってしまったのか、自分と周りの人の現状について把握しておきましょう。

就活がもうやだと、気持ちが沈んだままでいるとリスクだけが増えていきます。もし誰にも相談できないなら、就活のプロであるキャリアプランナーに相談してみましょう。キャリchの「就活相談サポート」では、個別に就活に関する悩みや疑問を相談できます。無料のイベントですのでぜひ気軽に相談に来てください。

何から始めればいいのかわからない

「就活もうやだ」と感じてしまう原因としてはまず、何から始めればいいのか、どう進めていけばいいのか、就活への取り組み方がわからないことが考えられます。このような理由での「もうやだ」は、就活初期に非常に多いです。一口に「就活」と言っても、その言葉はあまりに漠然としていて、具体的な行動を指してはいません。

初めて就活に挑もうとする学生には、「そもそも就活って具体的に何をするんだ?」というところから始まります。何となくリクルートスーツで面接を受けるイメージがぼんやりと浮かんでも、そこに至るまでに、何をどうすればいいのか分からないわけです。特にパンデミック以降の就活生は、コロナが流行しているせいで直接学校へ行く機会が減らされ、大学側から十分なオリエンテーションを受けていない人が多いと思います。

かといってキャリアセンターも込み合っていますので、とても気軽に利用しやすい状況とは言えないでしょう。そこでネットや書籍などで自分なりに調べてみるのですが、今度はあまりに情報が膨大で、一体どこから手を付けていいやら途方に暮れてしまいます。

しかも何か1つ行動に移そうとしても、いちいちやり方を調べなければならず、いちいちどの情報が正しいのか混乱し、いちいち次のステップが不明なため前に進めないのです。そして何もできず誰にも相談できないまま、孤独な調べものにも嫌気がさしてきて、「就活もうやだ」と感じることになります。

本命企業・第一志望に落ちる

「就活もうやだ」と感じる原因としては、本命企業や第一志望に落ちたことがきっかけとなる場合も多いです。志望度の高い企業への就活が失敗したことで、就活に思い描いていた夢や希望、目的を失ってしまい、「もうやだ」と感じています。こうした理由からの「もうやだ」は、本命企業・第一志望への思い入れが強すぎて、その他の選択肢を考えていなかった就活生が陥りやすいです。

そうした就活生は「どうしてもこの企業に就職したい」という強い思いが高じて視野が狭くなり、それ以外の企業に就職することは、丸っきり意味がないように考えていました。それなのに、自分にとって唯一就活する価値のある本命企業・第一志望に落ちてしまったことで、その大きなショックから立ち直れないでいます。

本来なら当然他にも企業はたくさんあるのですが、その就活生にとっては本命企業・第一志望が人生唯一の選択肢であり、そこに落ちたら人生丸ごと終了というわけです。そのため就活やその先の社会人生活に何の希望も見いだせず、絶望感に打ちひしがれて、「もうやだ」「終わりだ」「どこにも就活したくない」と思ってしまっています。

特に今年はコロナの影響で新卒採用を見送った企業もあったので、初めから自分の希望するような企業の選択肢が少なく、第二・第三志望を選びようがなかった就活生もいるかもしれません。しかしどちらにしても自分の人生の可能性を狭く捉えすぎて、その他の選択肢の魅力に目を向けられないことが「もうやだ」の根本的な原因となっています。

持ち駒がなくなった

「就活もうやだ」と思ってしまうのには、就活を続けるべき持ち駒がなくなったことがきっかけとなる場合も少なくありません。これまでの就活が全然うまくいっておらず、そのたびに志望企業を追加して持ち駒を維持してきたのですが、何かの拍子にそれが途切れてしまったのです。そしてふと冷静になり、ちっとも内定がもらえていないことや終わりの見えない就活に疲れ果てて、「もうやだ」と嫌気がさしています。

手持ちの持ち駒がなく空白の時間ができると、選考続きで忙しかった時には気にならなかった余計なことまで、色々考えるものです。これまでうまくいかなかった就活が思い出されて、すっかり自信を無くしている就活生もいると思います。

一体いつになったらこのつらい就活が終わるのか分からず、不安に感じている就活生もいるはずです。また持ち駒を増やすたびに新たに企業研究をし、何度も何度もESを書く羽目になりますから、そのことにウンザリしてもいます。

そのせいで「もうやだ」「もうこれ以上頑張れない」「そんなに何社も志望動機なんて思いつかないよ」と、新たな企業探しが苦痛に感じているわけです。

何度も面接や選考に落ちると、就活自体がもうストレスでつらいと感じるはず。就活がつらいなら、いち早く就活を終わらせてしまいましょう。キャリchの「スピード内定サポート」なら、個別で面談をおこない選考スピードが早くピッタリな企業を紹介します。内定までしっかりサポートするので、ぜひ相談にきてください。

周りが内定を次々ともらっている

「就活もうやだ」と感じている就活生の中には、自分の周りの人間が次々と内定をもらっていることがきっかけとなる人もいます。自分はちっとも内定がもらえないのに、周りの人がどんどん内定をもらっていることで、置いてきぼりにされたような気分になっているのです。いくら今年はコロナで学校に行く機会が減ったと言っても、全く友達と会わない・連絡を取らないというわけではないでしょう。

そしてたまに話をすると同学年の友人が、嬉しそうに内定の報告をしてくれるわけです。中には、よせばいいのにわざわざ他の人の内定状況まで教えてくれたり、こちらの気持ちも考えず内定の数や社名を自慢したりする友人もいます。そんな時に自分も同じく「内定をもらったよ」と返せないと、別に周りと競争しているわけではないと分かっていても、何となく恥ずかしさや悔しさを感じるものです。

しかも場合によっては、所属するゼミや研究室の教授あるいは自分の親などが、誰それはどこどこに受かったといった余計なプレッシャーを与えるかもしれません。しかし就活がうまくいっていない就活生は、周りの内定の話が耳に入ってくるたびに自分には内定がないことを思い知らされ、焦りや苛立ちを感じます。

自分が周りと比べて出遅れていること、周りと同じ状況に追いついていないことが、まるで負い目のように感じるのです。そういう疎外感、焦りや苛立ちが、「就活もうやだ」と思ってしまう要因となっています。

ことごとく選考・面接に落ちる

これまでの就活でことごとく選考・面接に落ちてきたことも、「就活もうやだ」と感じる大きな原因です。選考や面接を受けるには、自己分析と企業・業界研究をして何十社も説明会を聞き比べ、膨大な数の企業情報を検索して志望企業を選びます。

企業選びの後は当然、どうアピールすべきか考えたり、何度もESを書き直したり、面接練習をしたりといった対策が必要です。企業の選考方法によっては、難しい筆記試験の特別な勉強が必要となることも、制作に時間のかかる課題の提出を求められることもあるでしょう。

新卒の就活ではそうしたことの1つ1つが初めての経験ばかりですから、決してスムーズにはいかず、苦労して思考錯誤を重ねたことと思います。そして何社も受ければその分、企業と連絡を取り合い、選考日や準備に要する日程を調整するのも大変です。まだ卒業要件単位が取り切れていない就活生や卒論が完成していない就活生は、その忙しい就活の合間に、それらにも取り組まなければなりません。

ところが選考や面接に落ちてしまうと、そうして頑張ってきたことが全て、水の泡になったように感じます。「こんなに頑張ったのに」「あんなに苦労したのに」と、自分の努力が報われないように感じて、「もうやだ」と思ってしまうわけです。

志望企業がない・働く気持ちがない

就活生の中には、特に志望したい企業がなかったり、そもそも働く気になれなかったりといった理由で、「就活もうやだ」と感じている人もいます。就活の途中で嫌になったというより、仕方なしに就活は始めたものの、はなからイヤイヤ就活していたので、その我慢が限界に達したのです。今年はコロナの影響で新卒採用を行わない企業や業界がありますから、もともと自分が行きたかった企業・業界の募集がなく、志望したいと思える企業が見つからない人もいると思います。

また新卒の場合は社会人として働いた経験がないですから、自分が働くことそのものに対して全く実感がわかず、どこであれそもそも働く気になれないという人も少なくないです。もしかしたらこの時期まで、「やらなくちゃいけないな」と思いながらも「やだ」という気持ちに負けて、何もしていなかった就活生もいるかもしれません。

「就活やらなくちゃ」と考えるだけでストレスであり、まだ何もしていないのにもかかわらず、やる前から「もうやだ」と投げ出しています。いずれにしても、そもそも入りたい企業がない・そもそも働くことに前向きになれない人は、就活へのモチベーションが上がらなくても当然です。

前述のように就活は大変ですから、自分の望んでもいない未来のために、そうそう頑張れるものではないでしょう。就活をするための強い動機付けがないので、少し嫌な思いをしただけで「もうやだ」と逃げ出したくなります。自分にとっての就活をする意味を見いだせないことが、その「もうやだ」の原因となっているわけです。

もうやだと感じたまま就活を行うリスク

もうやだと感じたまま就活を行うリスク

ここまで述べてきたように、就活の中には「もうやだ」と感じてしまう場面がたくさんあり、誰もが一度くらいは突き当たる壁だと言えます。ただし、みんな同じだから我慢すべきだと言っているのではありません。「もうやだ」と思いながらイヤイヤ続けても、就活は上手くいかないでしょう。

多くの就活生は、「もうやだ」と感じたところで就活を止めるわけにはいかないと思い、つらい気持ちを我慢しながら無理やり就活を続けようとします。しかし残念ながらそのせいで、自分が気持ちの上でつらいというだけでなく、反って状況をこじらせてしまうのです。

ここからは「もうやだ」と感じたまま就活を行うリスクについて解説しますので、なぜ対策をする必要があるのか、その理由を理解しておいてください。

自分に合った企業・仕事を見極められない

「もうやだ」と感じたままイヤイヤ就活してはいけない理由は、そのせいで自分に合った企業・仕事を見極められなくなるためです。「もうやだ」と思ったままだと、とにかくその嫌なことから逃れるために、早く終わらせてしまいたいという気持ちが無意識に働きます。自分でも知らず知らずのうちに投げやりになって、本来の目的である自分の将来像を見失い、冷静な判断ができなくなってしまうのです。

たとえば目の前に自分に合いそうな企業や仕事があっても、とにかく就活を早く終わらせたいので、それが本当に自分に合うかどうか見極めるための手間を惜しむようになります。その企業が本当に自分に合うかどうか見極めるには、十分に研究し企業理解を深めたうえで、自分の個性や望む将来像とマッチするか照らし合わせる作業が不可欠です。

けれども「もうやだ」と思っている就活生は、そんな面倒は省いてとっとと先へ進めたいので、自分に合った企業かどうかろくに検討せず場当たり的な考えで就活してしまいます。手間のかかる企業研究を省略し、「志望してきた企業に何となく似ていそう」といった漠然としたイメージで選んで、後になって全然違う企業・仕事だったと後悔するわけです。

しかもこれまでの就活が上手くいっていない原因は、そもそも企業選びの方針がマズかったせいかもしれないのに、「もうやだ」と思っている人はそれすら振り返ろうとしません。就活において企業は、自社の仕事で活躍できるであろう「自社に合った就活生」を探しています。

単純にこれまでの就活方針を継続し、自分に合わない企業を受け続ければ当然、延々と同じ失敗を繰り返すだけです。その結果、内定のないまま卒業が迫ってきて「もう受かればどこでもいい」などと焦り、自分が望んでいたのとは程遠い企業や仕事を選んでしまうこともあります。

つまり「もうやだ」と思ったままではそれがストレスとなるばかりでなく、自分に合った企業や仕事を見極められず、のちのち後悔の残る企業選びをしてしまう恐れがあるのです。

やだという気持ちが就活へのやる気をなくす

「もうやだ」という気持ちを抱えたままだと、その嫌なものに対して頑張る気力が起きず、就活へのやる気を失くしてしまう恐れもあります。それでなくても就活は新卒の学生にとって慣れないことの連続ですし、学生には卒論もあるわけですから、相当強い意志を持って挑まなければこなせないくらい大変なものです。企業探しをするにも企業研究に手間がかかり、その企業とメール一通・電話一本するのにもいちいちマナーに気を付けなければならず、その都度調べては頭を悩ませます。

もちろん一社一社志望動機を考えてESを書くのも大変ですし、面接の準備も大変なら、実際に面接を受けるのも緊張の連続です。それなのに「もうやだ」と逃げ腰になっていると、その困難がなおさら大きなものに思えて、立ち向かうだけの気力が起きなくなってきます。つまり「もうやだ」という気持ちを抱えたままだと、就活へのモチベーションが維持できなくなってしまうのです。

そして「もうやだ」という思いは実際、知らず知らずのうちに、それら必要な作業の手抜きをさせてしまいます。きちんと調べていないためにマナー違反をしたり、どこの企業にも出せるような薄っぺらい志望動機を書いたり、ろくな準備もせず面接に臨んだりするわけです。そのうえ就活へのやる気のなさは自分でも知らぬ間に、表情や態度、雰囲気といったものへにじみ出てしまいます。

企業の採用担当者は人柄を見抜くプロですから、自分では隠しているつもりでも、就活生のやる気のなさはお見通しです。むしろ就活が「もうやだ」というだけでなく、その企業や仕事、働くことそのものが「やだ」と思っているようにも見えます。そのため「もうやだ」と思いながらイヤイヤ就活しても、決して企業に好印象を与えることはできないでしょう。

内定がもらえなくなる

「もうやだ」と思いながらイヤイヤ就活する最大のリスクは、自分としては最大限頑張っているつもりにもかかわらず、結局内定がもらえない可能性が高いことです。いくら選考を受けても、前述のような間違った企業選びややる気のない取り組み方をしているようでは当然、内定にはつながりません。企業は自社で活躍できそうな「自社に合った就活生」を探していますから、自分に合った企業を見極めて受けなければ、内定をもらえる可能性はほとんどないです。

「もうやだ」という思いから冷静な判断力を失い、適当に選んだ企業を何社受けても、内定を得られないのは当然のことと言えます。また適当に選んだところがたまたま自分に合った企業だったとしても、入念な準備をして適切なアピールをしなければ、やはり内定はもらえないです。

就活へのやる気を失くして準備を怠れば適切なアピールはできませんし、やる気のありそうな雰囲気も出ないので、わざわざそんな人を採用したいと思う企業はないでしょう。就活では自分に合った企業をしっかりと見極めて受け、なおかつ適切なアピールによって、自分がその企業に合っているということを伝えられて初めて内定につながります。そのどちらもできていないなら、内定がもらえないのは必然的な結果なのです。

もちろん「もうやだ」という自分の思いを我慢して、就活を頑張ろうとする姿勢は立派だとは思いますし、むしろつらい気持ちと戦って人一倍頑張っていると思います。しかし残念ながら、その自分の中のつらさと戦うことで精いっぱいで、本来努力すべきことにまで手が回っていないわけです。

結果としてその我慢や努力は結局実らず、いつまで経っても内定をもらえないまま、下手をすると内定ゼロで卒業まで至ってしまう恐れがあります。ですから「もうやだ」と思いながらイヤイヤ就活している人は、不毛な戦いを続けるよりもまず、その「もうやだ」という気持ちを解消するべきなのです。

もうやだと感じた時に取るべき行動と対策法

もうやだと感じた時に取るべき行動と対策法

先程も述べたように、「もうやだ」という思いを抱えたまま就活すると結局失敗する可能性が高いので、どうにかしてその気持ちを解消する必要があります。せっかく自分の中の「もうやだ」というストレスと必死に戦っているのに、結局その努力が実らないのでは頑張るだけ損です。

しかも本来の目的である、幸せな社会人生活を実現できるような「自分に合った企業」の選考のために使うべき時間を、無駄に費やしてしまいます。そんなことになる前に、一刻も早く手を打ちましょう。

ここからは「就活もうやだ」と感じた時に取るべき行動と、自分に合った企業と出会い、内定を獲得するための対策法について解説します。

まずは一度就活を離れ、気持ちを切り替える

就活の中で「もうやだ」と感じてしまった人は、とにかくいったん就活を離れ、気持ちを切り替えることに専念してください。繰り返しになりますが、「もうやだ」という思いを抱えたままで無理やりに就活を続けても、決して上手くいかないです。「就活もうやだ」となっているのは結局のところ、これまでのストレスを溜め込み過ぎて、心が疲れ切っている状態だと言えます。ですからそのまま無理に就活を続けても、せっかくの頑張りが空回りしてしまい、貴重な就活期間を反って無駄に費やすだけです。

ここまで納得のいく内定を得られておらず焦る気持ちは分かりますが、ともかくいったん休んで、その「もうやだ」という気持ちをリフレッシュしましょう。一度完全に就活から離れてリラックスすることで、自分の頭の中を占領している「もうやだ」を追い出し、気持ちを切り替えることができます。ただし、あまり長く休むと就活を再開するのがつらくなってしまいますから、休む期間はだいたい一週間程度が良いです。

事前に就活を再開する日を決めて、その日が来るまでは、就活のことを一切考えないようにします。そうは言っても、何もしないでゴロゴロしていると暇を持て余し、再開する日を指折り数えて「いやだなぁ」「もう就活したくないなぁ」などと考えてしまいがちです。それは反ってストレスとなってしまいますので、余計なことを考えなくて済むように、何か自分の熱中できることに没頭して時間を過ごします。

コロナのせいで友達と出かけることは難しいかもしれませんが、趣味でも卒論でもボランティア活動でも、自分が熱中できて就活のことを忘れられることなら何でも構いません。再開後の就活でもストレスを溜め過ぎて「もうやだ」とならないよう、「一ヶ月頑張ったら3日休もう」「土日は就活しない」という風に、あらかじめ休む日を決めておくことをオススメします。

人間いつまで頑張らなければいけないか期限が分からないと、果てしなく苦労が続くように思えてウンザリし、「もうやだ」となってしまいやすいものです。あらかじめ就活を休む日を決めてそれを励みとすることで、就活へのモチベーション維持と気持ちのメリハリにつながり、他の日には一層就活に集中できるようになります。

就活をする意味・働く意味を自分の中で明確にする

「就活もうやだ」と感じてしまった就活生が休息後、就活を再開するに当たって最初にすべきことは、自分が就活をする意味・働く意味について自分の中で明確にすることです。それを行う意味や目的が漠然とした状態では、人間そうそう頑張れるものではありません。そんな状態だと、ちょっと疲れたり嫌なことがあったりすれば、再び簡単に「もうやだ」とくじけてしまいやすいです。

今後の就活ではそんなことにならないよう、就活再開の前にあらかじめ、就活そのものや働くことへの意味を自分の中で明確に見出しておきます。「自分はこれを実現するために、今は頑張る必要がある」という目標を定めることで、今後就活へのモチベーションを維持するための励みにするわけです。新卒の学生が就活をする意味はもちろん、学校を卒業した後に、自分が働くための就職先を見つけることにあります。

ただし、ここで明確にしておくべき意味はそんな当たり前の話ではなくてもっと、自分が”今”就活を頑張るための原動力となるものです。就活に疲れ「もうやだ」と心が折れそうな時に、それでも「今やらなくちゃ」「へこんでいる暇はないぞ」と自分を励ませる意味を、自分の中に見出しておきます。

それにはまず単純に就職先を見つけるという義務感だけではなくて、その合否に関わらず、就活そのものを自分なりに楽しむ方法を考えてください。「興味のある業界の企業をいろいろ見て回ろう」「お手本になる社会人を見つけて自分の成長を図ろう」など、もし選考に受からなくても行える目的なら何でもいいです。それに加え、新卒で就活をすることが自分にとって、どれほど重要なのかもしっかりと理解しておきます。

現在「もうやだ」と思っている就活生の中には、コロナのせいで行きたい企業が見つからず、今年就活する意味がないと考える人もいるかもしれませんが、そんなことはないです。いずれ状況が改善してそちらへの就職を希望するにしても、社会人経験があるのとないのとでは、企業から見た採用価値がまるで違います。

もともと志望したかった企業の募集がなくて「もうやだ」と思っている就活生は、後々の転職を見据え、その時役立つスキルを習得することを今年の就活の目的とすれば良いです。また、そもそも働くことに興味を見い出せず「もうやだ」となっている就活生は、就職して仕事をすることは、自分が生きていくために不可欠だと理解しましょう。

派遣やアルバイトなどでも収入を得ることは可能ですが、コロナ不況による雇止めに見られるように、その収入は大変不安定でいつ生活が立ち行かなくなるか分かりません。それに自分が成長していけるような環境でないと一向に収入は増えず、家族を持ったり大きな買い物をしたり余暇を楽しんだりといった、私生活を充実させることもできないです。

因みに「新卒」から「既卒」に肩書が変わっただけで、選択肢も内定率も大幅に減ってしまううえ、コロナ不況のあおりで下がった求人倍率が、来年になったら急に回復するとは考えられません。それと比べて新卒での就活がどれほど恵まれた環境にあるかしっかりと踏まえ、働くことの意味・今年就活することの自分なりの意味を、「もうやだ」に打ち勝つための原動力としてください。

就活軸・志望業界を見直し、目標を立て直す

「就活もうやだ」という思いから立ち直り、就活を成功させるためには、これまでの就活軸や志望業界を見直し、再開後の就活の目標を新たに立て直すことが大切です。そもそも「就活もうやだ」と思ってしまった原因の大部分は、これまでの就活が上手くいっていないことにあります。ですからその上手くいっていない就活の方針(就活軸・志望業界)を、そのまま継続したのではダメです。

「もうやだと感じたまま就活を行うリスク」でも説明したように、就活において企業は、自社の仕事で活躍するために必要な特徴を持った「自社に合った人材」を探しています。その選考において思うように内定が得られないのなら、それはこれまでの就活で、自分のような人間が活躍を期待されるような「自分に合った企業」を選べていないということです。

自分に合った企業を選べない間違った就活軸・志望業界を、今後の就活でも引き継いでしまうと、いつまで経っても内定が得られないまま卒業を迎えてしまう恐れがあります。就活では残念ながら、どんなに自分がそこで働きたくても、自分のような人間が求められている企業(自分に合った企業)を受けないと内定に近づくことができません。

しかし逆に言えば、企業の求める人物像と自分の特徴が一致するような企業を選べば、内定の可能性が高くなり、就職後も活躍して公私にわたり充実した生活が見込めるわけです。その状態こそ、そこで働くことが「もうやだ」とならない理想的な社会人生活であり、就活の成功だと言えます。これまで自分の中でハッキリしていなかった就活の意味や働く意味をきちんと見出すためにも、就活軸や志望業界を見直し、自分に合った新しい目標を立てましょう。

そのためにはまず、自己分析と企業・業界研究をもう一度やり直し、自分のことと企業のことについてもっと理解を深める必要があります。自分の強みや性格、考え方などを正確に把握したうえで、企業・業界で求められている人物像を調べ、それらが合致する条件を考えて就活軸と志望業界を定め直してください。その新しい就活軸と志望業界から「自分に合った企業」を見極めていくことが、「就活もうやだ」「働くのやだ」とならずに、就活を成功に導くコツです。

就活エージェントを頼り、負担を軽減する

「就活もうやだ」と感じてしまった就活生がそこから立ち直り、就活を成功させるためには、就活エージェントを頼って自分の負担を軽減してもらうことをオススメします。就活生が「もうやだ」という気持ちになってしまうのは、これまで就活が上手くいっておらず、そのストレスが我慢の限界を超えているためです。

しかも今年はコロナのせいで外出を控えているのでなかなか息抜きも難しく、周りの人との交流も少ないので誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまうことでストレスを溜めやすくなっています。ですから就活エージェントに就活での面倒なあれやこれやを代行してもらったり、就活での悩みを相談したりして、少しでも自分の負担を軽くしましょう。

就活エージェントに頼れば、面倒な企業・業界研究も企業選びも、すでにほぼ終わっている状態になります。なぜなら就活エージェントは自社に合った人材を探したい企業と契約し、それぞれの企業と業界の実態や、そこでどんな人材がもとめられているかも深く理解しているからです。就活エージェントに頼れば、求められる人物像と就活生の希望や特徴がぴったりマッチする企業を、就活生に代わってエージェントが探し出してくれます。つまりあなたはただ、自分自身のことや希望条件などを伝えるだけで良いわけです。

しかも就活エージェントは、面倒な企業との日程調整も代行してくれますし、そこで内定を獲得するための選考対策だって手伝ってくれます。面倒な手間なくスムーズに就活できて、内定の確率まで上がるのですから、これまで「もうやだ」と思わせていたストレス要因がぐっと少なくなるはずです。加えて就活エージェントは就活での様々な悩み相談にも乗ってくれるため、もう一人でストレスを抱え込み、「もうやだ」という思いと孤独な戦いをする必要はなくなります。

キャリchでも、そんな悩みを抱える就活生の相談に乗るための無料イベント「就活相談サポート」を開催していますので、ぜひ活用してください。相談内容は「就活が上手くいかなくてつらい」「もうやだと感じてモチベーションが上がらない」といった漠然とした悩みから、具体的な企業選びや選考対策の相談まで、就活に関することなら何でもOKです。就活のプロであるキャリアプランナーが1対1でじっくり話を聞いて、あなたの悩みを解決へと導きます。

それだけでなく相談内容に応じて適性を見極め、一人一人にピッタリ合った企業を紹介するとともに、納得のいく内定を獲得できるまで二人三脚でサポートするので安心です。コロナ禍の就活生は就活へのストレスが溜まりやすく、「もうやだ」と感じやすい状況ですから、一人で抱え込んではいけません。私たちプロと一緒にその「もうやだ」と戦って、本当の意味での就活成功を目指しましょう!

おわりに

就活では何をどうすればいいか分からない、本命企業に落ちてしまう、なかなか内定を得られないなど、「もうやだ」と感じてしまうストレス要因がたくさんあります。23卒の場合は特に、コロナのせいで採用枠が減少し孤独な就活環境にもなっているため、例年よりももっと「もうやだ」と感じやすい状況です。しかし「もうやだ」という思いを我慢したまま、無理やりに就活するのは良くありません。

企業選びやアピール方法に失敗して内定を得られず、結局は余計に時間と労力を無駄にして、内定ゼロのまま卒業を迎えてしまう危険性が高いです。そんなことにならないためには、今抱えている「もうやだ」という思いをきちんと乗り越え、新たな就活への体制を整え直す必要があります。

ただしそうは言っても、それを就活生一人で行うのはなかなか簡単ではないでしょう。就活エージェントなどを頼って、就活のプロを味方に見つけておけば、どんなにか心強いはずです。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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