最終面接の結果が遅い場合は問い合わせてもOK?遅くなる原因と適切な対処法
2023年3月22日
最終面接、お疲れ様でした。手応えはいかがですか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
やりきりました!ただ、結果がいつ来るか分からず何も手につかなくて……。
ひたすら待つのはつらいですよね。ちなみに、最終面接の結果は一般的にどれくらいでくるものなのか知っていますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Bさん
いいえ、知りません。もし連絡が遅い場合はダメなんでしょうか?
では、最終面接の結果連絡の目安、連絡が遅い場合の理由と対処法を教えますね!連絡を待つ間にしておきたいことを実践して、有意義な時間を過ごしましょう。
キャリアプランナー 平崎
最終面接の結果が来るまでの平均日数
せっかく最終面接まで行ったら、その結果を早く知りたいのは当然です。しかし、いったい何日くらいで来るのが普通なのかわからないと、遅いのかどうかも判断できませんよね。
「連絡が遅い…ような気がする?これが普通なの?」そんな不安な思いを抱えているあなたのために、まず初めに、最終面接の結果は一般的に何日くらいでくるものなのか、連絡が遅い企業や業界はあるのかなどについて解説します。
結果が来るまでの平均日数は3日~1週間以内
選考の工程や状況は企業によってさまざまですが、結果の連絡が来るまでの日数は、最終面接後3日~1週間くらいが平均的です。
最終面接が終わったその場で言い渡されたり、最終面接の翌日に連絡が来たりなど結果を3日以内に通知する企業もありますが、一般的には最終面接の連絡はだいたい1週間以内が目安になります。
ですから、最終面接から1週間を過ぎても結果の連絡がない場合は、遅いと判断してよいでしょう。ただし、土日を挟む、挟まないは企業によってそれぞれです。
結果を待つ間はどうしてもメンタルが不安定になりがち。親や友達に相談しづらい人も多いのではないでしょうか。
そんな時は「就活相談サポート」で就活のプロに相談し、話を聞いてもらうのがオススメです!マンツーマンのため他人に気を遣う必要もなく、アドバイスがもらえますよ。
最終面接の結果が遅い理由
基本的には2~3日で最終面接の連絡が来ますが、中には一週間ギリギリもしくは1週間を超えるケースも少なくありません。では最終面接の結果が遅い企業にはどのような理由があるのでしょうか。
ここではそんな最終面接の結果が遅い理由と企業側の事情について解説します。遅い理由がわかれば気長に待つことができると思いますので、しっかりと理由をチェックしていきましょう。
応募学生が多く、採用に時間がかかっている
最終面接の結果が遅い理由としてまず挙げられるのが、応募学生の数が多く、誰を合格させるか判断するのに時間がかかっているケースです。応募者がたくさんいると一人一人を見極めるのに時間がかかってしまうため、結果として連絡が遅くなってしまうのです。
特に大手企業や人気企業には多くの人が集まりますので、他の企業に比べて学生を見極めるのに時間がかかってしまうため、最終面接の結果が遅い場合が多いです。また、大手企業や人気企業でなくても最終面接に多くの学生を残す企業の場合にも採用に時間がかかります。
このように学生の数が多いことで必然的に時間がかかるケースが主ですが、逆に企業側の“人材不足”によって時間がかかることもあります。つまり、学生の数に対して採用活動を行う採用担当者や人事の数が足りていない場合にも“学生の数が多く、採用に時間がかかってしまう”のです。
大手企業や人気企業に比べて学生の数が少なくても採用担当者の数が少なければその分対応に時間がかかってしまいますので、企業規模にとらわれるのではなく、どの企業においてもこのような事情があるかもしれないことを把握しておきましょう。
合否を出す時期が全員一緒
最終面接の結果を出す時期が全員一緒の場合にも連絡が遅いことがあります。何日かかけて行われる最終面接のすべてが終わった後に結果が出されるということは、初めの方に面接を受けた学生は結果が来るまでに時間がかかってしまうことになります。
最終面接では「誰を入社させるべきか」をこれまでの面接を通して残った学生の中から見極めていくため、すべての学生を見た後に判断するのが一般的です。そのため、初めのほうに面接を受けた人は必然的に連絡が遅くなってしまうのです。
また最終面接に残る学生が多かったり、採用担当者が少ない場合にはさらに時間がかかる可能性がありますので、覚えておきましょう。さらに一斉に合否の連絡をするわけですから、その連絡に時間がかかることも覚えておいてください。
面接官同士で意見が分かれている
誰に内定を出すかなどと面接官の間で意見がまとまらない場合も、最終面接の結果が遅くなる原因となります。最終面接に残った時点で、企業はその学生をある程度優秀と判断しているはずですが、候補者の実力が拮抗している場合には、誰を採用し誰を落とすべきか面接官同士で意見が割れ、なかなか決まらないことがあるのです。
面接官同士で意見が割れ、なかなか決まらないことがあるのです。企業によっては内定者の決定が人事だけでなく、所属予定部署の上長や役員など異なる立場の人たちが話し合って決めるところもあります。
このような企業では、面接官それぞれが違った視点で学生を評価しているので、互いの意見をすり合わせるのに時間がかかるということです。
サイレントお祈りの場合も
最終面接の結果が遅い原因の中に「サイレントお祈り」という場合もあります。サイレントお祈りとは、面接の結果が不合格だった場合、不合格であることを連絡することなく不採用を通知するものです。本来であれば不合格である場合にメールなどを用いて不合格の旨が通託されますが、サイレントお祈りは連絡すら来ません。
そして最終面接の結果が遅い場合にも「不合格」である意味を示すサイレントお祈りというケースがあるのです。連絡が来るのが遅いのではなく、連絡がこないのです。
しかしこのケースはまれです。サイレントお祈りは通知の手間を省くために用いられる手段ですので、数の多い一次面接などに用いられることがほとんどで、数が少ない最終面接ではサイレントお祈りはレアなケースです。
それ以前にここまで学生と企業とが接触してきたわけですから、最後の最後に連絡もしないという薄情な企業はそうないでしょう。ですので、すぐに不合格を疑うのではなく、対処していくようにしましょう。
すでに最終面接から1週間以上たっている人もいるかもしれません。その場合は企業に問い合わせてみるのも手です。しかし、まだ結果が出ないなかで自分から催促するのは勇気がいりますよね。
そんな時は問い合わせをする前に一度「就活相談サポート」で就活のプロにメールや電話内容を添削してもらいましょう!状況と気持ちを整理して、万全な状態で挑めるようサポートします。
最終面接の結果が来ない時の対処法
いつまで経っても最終面接の結果がこないと気になって仕方がないですよね。先ほども述べましたが、最終面接の結果があまりに遅い場合は企業に問い合わせて構いません。
しかし、企業の方にもいろいろと都合があります。いくら結果が気になるからといって、まだまだ結論が出せないような時期に問い合わせても、迷惑なだけでしょう。
では、どのくらい待てば問い合わせてもいいのでしょうか。ここからは最終面接の結果連絡が来ないとき、いつ頃から問い合わせてもいいのか、どのように問い合わせればいいのか、例文と合わせて解説します。
1~2週間を過ぎたら問い合わせよう
最終面接が終わってから、1~2週間を過ぎたら問い合わせてみましょう。最終面接の結果はだいたい1週間以内に通知するのが平均的ですから、それを過ぎても連絡がこない場合は、問い合わせたほうがよいです。
サイレントお祈りの可能性も捨てきれませんので、合否が分からないまま就活をストップさせているのは時間の無駄です。検討中なら検討中、不合格なら不合格とはっきりさせた方が気持ちを切り替えて次に進めます。
そのため、最終面接後1~2週間を過ぎても連絡がない場合は、問い合わせて白黒つけましょう。
問い合わせの方法は、メールがオススメです。人事担当者が非常に忙しく、結果の通達が遅れていることも考えられますので、メールの方が相手が都合のよいときに対応してもらえるため迷惑になりません。いきなり電話するより、まずはメールで問い合わせてみましょう。
メールで問い合わせても返事がなかったり、他社の内定承諾期限が迫っていたりなど急を要する場合は、電話で問い合わせます。
メールでの問い合わせ方法と例文
下記に、面接結果をメールで問い合わせする際の例文をご紹介します。
件名:「面接結果についての問い合わせ」
○○株式会社
採用担当 ○○様
拝啓
貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
○月○日にご面接いただきました○○大学の○○です。
先日は貴重なお時間を頂戴し、ご面接の機会を賜りまして、誠にありがとうございました。
選考の合否につきまして貴社からのご連絡を心待ちにしているのですが、本日までのところ、まだ私のもとには届いておりません。
お忙しいところ大変恐縮ですが、いつごろお返事をいただけるか伺うことは可能でしょうか。
現在の選考状況を教えていただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
署名
他のメールに埋もれて忘れられてしまわないためにも、メールのタイトルは「面接結果についての問い合わせ」など、一目で内容が分かるようにします。
また、人事担当者には毎日たくさんのメールが送られてきますので、メールを開かなくても優先度がわかるようにしてあげた方が親切です。
メールは相手の都合を気にせず送れるのがメリットですが、いつ送ってもよいわけではありません。人によっては社外でも仕事の連絡を漏らさないように、会社のPCメールが携帯へ通知される設定になっていることもありえます。
たとえメールでも、夜中など非常識と思われるような時間には送らないようにしてください。
電話での問い合わせ方法と例文
電話のよいところは、知りたい答えをすぐ知れるということです。結果を早く知りたいときなど、面接結果を電話で問い合わせる際の例文もご紹介します。
「お世話になっております。○月○日に面接して頂きました○○大学の○○と申します。先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。あれから三週間ほど経つのですが、合否のご連絡がないためお電話いたしました。お忙しいところ恐縮ですが、選考の状況を伺えないでしょうか?」
電話で問い合わせるときは、始業直後などの忙しい時間帯や、一般的に昼休みとなる12:00~13:00は避けてかけましょう。
相手は仕事中ですから、時間を取らせないために要点を簡潔に述べます。しかしいくら簡潔にといっても、失礼になってはいけません。
電話は表情の見えない相手との会話になりますので、騒音のない静かな場所でハッキリ話す、正しく丁寧な言葉を遣うなど、電話でのマナーを守ることは忘れないでください。
連絡を待つ間にしておきたいこと
最終面接の結果が気になるのもわかりますが、あまりナーバスになっても精神的につらいでしょうし、企業側の事情によって“待つしかない”場合がほとんどですので、その場合にはどうすることもできません。
しかしその間にも就活は行われていますので、ただただ待つのではなく、時間を無駄にしないために有効的な行動をしていきましょう。ここではそんな連絡を待つ間にしておきたいことについて解説していきます。
「選考」は止めずに続ける
最終面接の結果を待っている間にも選考を止めずに続けていきましょう。新卒で行える就活には時間が限られていますので、効率的に活動していくためにも1つの企業に縛られることなく、他の選考をしっかりと行う必要があります。
就活では様々な企業を受け、内定を獲得していくことで最終的に自分に合う企業を判断したうえで内定先を決める必要がありますので、その選択肢を増やすためにも内定獲得を狙うための行動を積極的に取ることが大切なのです。
ですので最終面接の結果を待っている間も選考を続けましょう。気になる企業には積極的にエントリーし、通過した場合にはその企業を受けるうえで必要な対策をしっかりと行ってください。
自己分析や企業研究など、それぞれ受ける企業に合わせて行い、1つ1つの選考に全力で挑めるように準備しておきましょう。こちらの作業に集中すれば最終面接の結果ばかりを気にしなくて済みますので、精神的に楽になるでしょう。
面接練習などをして就活力をアップする
最終面接の結果を待っている間は、次の選考に備え、就活力のアップをはかってください。
就活力のアップには、面接練習を行って面接に慣れるのが一番です。就活では、面接が最も大きな勝負所となりますので、面接力を上げれば就活力も上がるといっていいでしょう。
具体的には、まず合同説明会などに参加し、興味を持ったところにエントリーするところから始めます。できれば、内定をもらいやすい企業で面接して、「内定をもらう」経験をするのがよいです。
1つでも内定がもらえれば、内定をもらえた時ともらえなかった時で何が違うのか、比較できます。内定がもらえたときの良かった点を把握し、内定がもらえなかったときの問題点を解決していくことで、面接力のアップへとつながるのです。
また、本番さながらの緊張感の中で面接練習をするのも、面接力のアップに効果があります。面接練習では、友人や知人を相手にしても緊張感を得にくいですし、社会人経験のない相手では適切なアドバイスがもらえません。
緊張感のある面接練習には、自分とは関係のない社会人を相手にするのが最適です。模擬面接などのイベントや就活エージェントを活用すれば、緊張感があり、効果的な面接練習を行えます。
おわりに
最終面接の結果連絡は、面接から1週間以内が目安です。ただし、その企業の状況によっては、もっと遅くなることもあり得ます。あまりに連絡が遅い場合は、結果がどうなったのか企業に問い合わせましょう。
「企業に問い合わせたいけど勇気がない」「うまく連絡できるか自信がない」という人は、就活エージェントなど就活のプロに頼るのがオススメです。就活エージェントは、日常的に企業の人事担当者とやり取りをしているので、どのように問い合わせを行えばよいか心得ています。
また、新たな企業探しを就活エージェントを通して行えば、そういった面倒なやりとりは全部エージェントが代行してくれるので安心です。
キャリchでも、学生が無料で参加できる就活イベント「就活相談サポート」を行っています。就活に関するあらゆる悩みに、プロのキャリアカウンセラーがマンツーマンで相談に乗るイベントです。
最終面接の問い合わせに関する相談はもちろん、具体的な企業紹介や緊張感のある面接練習のお手伝いも承ります。希望すればあなたに代わって就活スケジュールを管理し、内定獲得まで徹底的にサポートしますので、ぜひご活用ください!
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。