就職できない不安を脱却!不安解消と内定に向けた就活対策を解説
2023年6月12日
就活も佳境に入りましたが、なんだか気落ちしてますね?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
内定が全然もらえなくてすごく落ち込んでます。
それはとても不安ですね。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
周りはみんな内定をもらってるのになぜ私だけ?って思います。
そんなに心配しなくても大丈夫!今回は、内定がもらえない理由や今からでも就職できる対策について解説します。不安を解消するための対処法も紹介するので、参考にしてください。
キャリアプランナー 岡田
就職できない不安を抱える人はどのくらいいる?
「就職できないかもしれない」「就職できなかったらどうしよう」と不安を抱えている学生は少なくないでしょう。しかし、学生にとって就活は初めての経験なので、ハードルが高く感じるのは当たり前のことでもあります。
とはいえ、不安を抱えたままだと就活にも悪影響を及ぼすため、早い段階から不安を払拭しておきたいところです。
まずは大卒ニートや就職できずに卒業をした人の割合やその背景を説明するので、就活失敗しないよう反面教師にするつもりで参考にしてください。
大卒ニートは約9%
文部科学省が行った「令和4年度学校基本調査」によると、卒業後に就職をする人の割合は74.5%、大学院などへ進学をする人は12.4%、就職も進学もしない進学も就職もしないいわゆる「大卒ニート」の割合が9%でした。つまり就職しない選択をする人は、かなり少数派です。
なお、「就活がうまくいかなかった」ことも大卒ニートになる原因として多いです。準備不足や面接対策不足により内定に落ち続けてしまい、就職を諦めてしまう人も少なくありません。
今在学中で「就職できない」と不安になっている人は、短期的なスケジュールで効率的に就活ができるように対策しましょう。既卒生ですでに大卒ニートになっている人も、これを機に新たな気持ちで就活を再開してほしいです。
大卒ニートから脱却する方法については、以下のコラムも参考にしてください。
関連コラム
大卒ニートの末路とは|厳しい現実と就職するための方法を解説
大学4年生の内定状況
企業が内定通知を出す時期が10月頃ですが、この時期を境にほとんどの大学生が卒業までに内定を獲得し終えています。
厚生労働省が発表した「令和5年3月大学等卒業予定者の就職内定状況」によると、10月時点での就職内定率は74.1%でした。さらに、2月になると90.9%にまで上がりました。
このことから、就活をしている学生のほとんどが大学3年生の秋〜冬には内定をもらっていることがわかります。つまり10月まで内定がもらえていないようであれば、今まで以上に対策を練って就活に臨まないと就職できない可能性が高くなるわけです。
なお、就活はとてもタイトなスケジュールの中で面接対策など様々な活動を行わなければなりません。効率的に就活の対策をするには、就活コンサルタントに相談しながら行うことをオススメします。
キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」では、最短で効率よく就職ができるようにスケジュールのアドバイスから行っています。マンツーマンで相談できるので、今抱えている「就職できないかも」という不安の払拭のためにも、ぜひ活用してください。
就職できない不安は不安障害からきているかも?
就職できない人の中には、不安を抱えすぎて不安障害を疑う人もいます。しかし、もしそうであっても落ち込む必要はありません。
一時的な不安障害になってしまう就活生は少なくありませんが、それでも就活に成功してバリバリ働いている人はたくさんいます。どんな自分でも受け入れた上で、自分に適した方法で就活をすれば成功率は高まるはずです。
また、不安障害の可能性があっても、それを知っていれば早めの対策が可能です。まずは不安障害に該当するかどうか判断するために、一般的な不安障害の症状について説明します。
就活生が陥りやすい社会不安障害とは?
就活生がよく陥る社会不安障害は、「社交不安障害」とも呼ばれる不安障害の一種です。競争社会で劣等感を感じて「人目が怖い」という不安が続くという特徴があります。
下記のような心持ちがあるようなら社会不安障害の可能性も加味して、専門医のサポートを受けながら心と上手に付き合っていきましょう。
【社会不安障害の主な症状】
- 外に出ることが億劫になった
- 人と話すことに抵抗を感じるようになった
- ディスカッションなどの場でいつもより異常に緊張してしまう
- 面接時にどもってしまい話せない
就活前はこのような症状がなかった人で急にいつもの自分を出せなくなったと感じた人は、不安障害を疑って早めの対策を練った方が良いでしょう。
もし不安障害だということがわかってもその症状とうまく向き合いながら自分なりの就活をしていけるので、診断されたことを悪いこととはとらえないでください。
就職できなくても欠陥品とは思わないで!
就職できないことにネガティブになっていても、決して自分を欠陥品だと不安に思わないでください。不安要素は大小あれど、就活は精神的な負担が大きくかかるものです。
エントリーシートが苦手な人もいれば、面接が苦手な人もいます。自分が苦手とする分野をしっかり受け止めた上で苦手分野の対策をして、逆に得意であると感じた部分は強みだととらえてポジティブな気持ちで就活に臨みましょう。100人いたら100通りの就活方法があり、一人ひとりのタイプにあった対策方法があるはずです。
なお、もし先ほど挙げたように不安障害が疑われるようであれば、少しの間就活を休むのも良いでしょう。一次募集のエントリーの機会を逃しても、二次募集や秋採用でチャンスを掴む機会も十分にあります。
少しの間休むことと就職できないことはイコールではないので、体調や心の状態に応じて専門医に相談しながら進めてみてください。
なお、キャリチャンの就活支援サービス「スピード内定サポート」では、出遅れてしまった人でも最短で内定がもらえるようにサポートしています。もし焦らなければいけない時期に差し掛かっているのであれば、ぜひ参加してみてください。
就職できない不安を抱える人は、内定をもらえない理由を把握しよう
内定がもらえない理由は人によって様々です。よくある主な理由を6つ紹介するので、自分が持つ不安と共通する点がないかチェックした上で、今後の動き方を参考にしてみてください。
書類などのマナーが整っていない
意外とケアレスミスが起こりがちなのが、エントリーシートや履歴書・職務経歴書の書き方です。1つのミスで「常識がなってないな」ととらえられてしまうことがあります。書類ができたら添削してもらったりダブルチェックをしたりして、ミスのないようにしましょう。
履歴書は、できればPCで誤字脱字チェック機能を駆使して作成すると綺麗な文章でまとまります。企業によっては手書きの履歴書を求められますが、字に自信がない人は第三者がみて文字が読めるように最大限綺麗に書くよう努力しましょう。
その他の注意点を以下の表にまとめておくので、参考にしてください。
就活における書類のマナー | ||
---|---|---|
誤字脱字があった場合の対応 |
|
|
手書きの場合のペンの種類 |
| |
数字などの書き方の基準 |
|
|
証明写真の撮り方 |
|
大手企業・人気企業ばかり受けている
大手企業や人気企業はもちろん狭き門なので、内定落ちする確率は中小企業に比べるとかなり上がります。狭き門をなんとかくぐろうとしても落ちる確率の方が高いので、「就職できない」と不安になってしまう人も多い現状です。
安定していて誰もが憧れる大手企業に入りたい気持ちはわかりますが、必ずしも大手でないといけない理由をもう一度考えてみてください。日本の企業の約8割が中小企業なので、安定していて働きやすい企業は中小企業でも十分あります。
なお、どうしても大手企業に入りたい人や、思い入れのある企業が人気企業なのであれば人気企業むけの対策をしておきましょう。キャリチャンで展開している対策資料では大手企業対策のガクチカ資料があるのでぜひ活用してください。
【就活対策資料】
ガクチカ集 〜大手企業編〜
内定落ちした理由の分析ができていない
それ以前の就活で内定落ちした理由を分析できていないことも、なかなか内定を得られない原因になります。内定がもらえなかった場合、その理由を分析して改善策を見つけた上で次に進まないと、対策の質が向上しません。
就活に成功する人とそうでない人の違いは、落ちたときにどう進むかにあります。内定落ちしたときに「なぜ落ちたのか」を振り返って分析して対策をしているかどうかで、次の面接での通過率を上げることにつながります。
予習・復習して成功率を上げていくことは、大学での勉強やテストで点数を上げていく仕組みと同じ原理なので、常に振り返ることを前提に分析と対策を繰り返しましょう。
なお、内定落ちした場合の理由を分析するコツは、就活ノートの活用です。なぜダメだったかを箇条書きで紙に書き出してみると自分が苦手とする分野の共通項が見えてきますし、どこを対策すれば良いかが理解できます。
自分で100%分析できているかが不安であれば、就活コンサルタントに相談してフィードバックをもらうことも良いでしょう。
誰にも相談していない
就活のなかで何か迷いが生じたとき、誰にも相談せずに自己解決をしている人も多いことでしょう。自発的で誰にも頼らない姿勢は素晴らしいですが、限られた期間の中で進めていかなければならない就活においては効率的であるとは言えません。
正しい道を選択し続けて進めていくことは自分の力だけでは限界があります。もし間違った道に行ってしまったときに軌道修正するのは時間がかかるので、外部の就活コンサルタントやメンターに相談することをオススメします。
キャリチャンの就活支援サービス「再就活サポート」では、プロの就活コンサルタントが相談に乗ってくれます。就活の進め方についてや、内定落ちした場合の理由の分析など総合的にアドバイスをしてくれるので、ぜひ参加してみてください。
誰かに相談することは、自身のメンタルを保つためにも良い方法です。不安要素を取り除いてポジティブな気持ちで就活に臨むために、就活の相談相手を見つけておきましょう。
企業のニーズと自己PR内容が合っていない
就職できないと不安になっている状態だと自分の魅力を十分にアピールできず、企業が求める人物像に沿った自己PRができていない可能性があります。または、自己PRが抽象的すぎるために企業から魅力を感じてもらえず、ほしい人材だと思われずに内定落ちしてしている可能性もあるでしょう。
どれだけ優秀な人材であっても、その魅力をアピールする力がないと意味がありません。自己PRができていない人は落とされてしまう確率が高いので、自己PRの書き方から見直した方が良いです。
なお、キャリチャンでは自己PRの基本と成功率を上げるポイントをまとめた資料を提供しています。書き方のマニュアルもあるので、下記のリンク先からダウンロードして活用してください。
【就活対策資料】
自己PR作成マニュアル
面接時に抽象的な回答しかできていない
内定落ちが続いていてそれが面接後である場合、面接で具体的な回答ができていない可能性があります。まずは面接時のことを思い出してみてください。
- 面接官の質問に対してどう答えていたか
- 的を得た回答が話せていたか
これらを思い返したときに抽象的な回答しか答えられていなければ、いわゆる「マニュアル人間」と見なされてしまいます。面接で受かる人は共通して自発性が感じられますが、それは面接官に対して具体的に自分の言葉を話せていたからです。
ありきたりな回答しかできていないのであれば、ライバルたちに勝てないので、面接の練習を繰り返すなどの対策をとる必要があるでしょう。
就職できない不安を感じたら成功する人の特徴を真似しよう
逆に就職に成功しやすい人の特徴は、計画性・探究心・向上心が備わっているかの3つです。この3つが揃っていれば早い時期に就活を成功させられます。
では具体的にどういう人が計画性・探究心・向上心が備わっていると言えるのか、それぞれを説明します。
計画性がある
就活に成功している人は、内定から逆算して、いつまでに・何をすれば良いかを理解して行動をしています。
行き当たりばったりの行動をしているとギリギリになって焦ってしまい、何も対策をしていない状態で面接に臨む羽目になります。就活にはSPIや説明会などたくさんのイベントがあるので、その時期に合わせてしっかりと対策をとることが重要です。
例えば、SPI対策は3年の秋、面接対策は3年の冬、企業研究は4年の4月からなど。自分がどのくらいの期間を要して就活の対策ができるのかも加味してスケジュールに落とすと計画的に行動できます。
参考までに、各フェーズの対策に要する平均時間をまとめるので参考にしてください。
就活における対策 | 勉強に費やす時間の平均 |
---|---|
SPI対策 | 60時間程度 |
面接対策 |
|
ES対策 | 3〜4時間(うち書く時間1〜2時間) |
これらはあくまで対策にかける時間なので、実際には履歴書やESなどを書く時間も加味するともっと多くの時間が必要です。片付けられることは早めのうちに済ませておくことをオススメします。
探究心がある
就活に成功しやすい人は、落ちたときに「なぜ落ちたのか」を分析できています。さらに「次に受ける企業で落ちないためにはどうすれば良いか」と考えて解決策まで仮説立てできているため、就活を続けるたびに面接の通過率が上がっていくのです。
内定落ちしたときに気持ちが落ち込むのは当たり前ですが、すぐに立ち直って「なぜダメだったのか」をとことん追求し続ける探究心を持つことが成功率を上げるのです。
もし、落ちてしまった場合、下記のポイントを意識して次につなげましょう。
- エントリーシートで落ちた場合はどこがダメだっかを添削してもらう
- SPI試験で落ちた場合は正答できなかった分野を洗い出し、練習問題を解き直す
- 面接で落ちた場合は質疑応答の内容を思い出し、もう一度面接の練習をしなおす
就活生は落ち込んで悩み続けている暇はありません。「なぜ」「どのように」を意識して、やるべき対策が何なのかを探究してください。
向上心がある
向上心のある人は、将来のキャリアのビジョンやなりたい自分像がはっきりしています。そうすると、自己PRで具体的でポジティブな内容を書けますし、面接の時も「将来こういう自分になりたい」「そのためには御社に入って〇〇をする必要がある」と自信を持って言えます。
また、常に向上心を持っていれば万が一落ちてしまった時でも次に勝つために闘争心を燃やしながら進められます。
もし今「就職できないかもしれない」と落ち込んでいる場合は、将来の自分のなりたい姿を想像してみてください。きっと明るい気持ちになれるはずです。
就職できない不安を解消するメンタルトレーニング
就職できないからといって不安になってばかりだとメンタルが落ち着かなく、焦ってさらに失敗する確率を上げてしまいます。ネガティブな状態で面接を受けると、いくら面接練習を積んでいても自信を持って自己アピールができません。
不安を解消するためにはメンタルを常にバランスよく保てるように、ポジティブなマインドコントロールをしましょう。
周りと比較しない
人間が落ち込んでしまう原因の多くは、他人と比較することにあります。
「あの人は大手から内定がもらえているのに私は全然ダメだ」「あの人はインターンですごく褒められていてすごいな」など、就活中は周りも同じように就活をしているため、どうしても比較をしてしまいがちです。そうして周りと比較することで、自分の悪いところばかりに目を向けてしまい、不安が大きくなってしまうのです。
しかしよく考えてみてください。価値観や得意・不得意は人それぞれです。周りの友人の長所が自分の不得意な部分であっても、自分の長所は周りから羨ましがられることがあるかもしれません。
周りと比較しないようにするためには、以下のことを意識してポジティブ思考へ転換してみてください。
- 小さな成功体験ができたら自分を褒めてあげる
- 内定というゴールはあくまで縁。人それぞれ縁に出会うタイミングは違うことを理解する
- 周りの人間ではなく、過去の自分と比べる
- 目に見えることだけが全てではないと考える
一人で抱え込みすぎない
就職できないかもと不安を抱えている人の多くは、その悩みや不満を自分一人で抱え込んでいることが多いです。誰にも話せずに抱え込みすぎると一人で悶々と悩んでしまい、ずっと解決できずにネガティブになってしまうのです。
悩みや不満は心の毒素であり、定期的に排出してあげないとストレスが溜まって不健康な状態になってしまいます。悩みを言う相手は大学の友人やバイト先の先輩など、心を許せる相手であれば誰でも構いません。
悩みを吐き出すことで「なんだかすっきりした」と言う気持ちになれるはずなので、恥ずかしがらずに身近な人に相談してみてください。
もし周りに信頼できる人が誰もいないという場合は、メンター制度を利用したり大学のキャリアセンターで相談を持ちかけたりして相談相手を見つけることも良いでしょう。信頼できるキャリアアドバイザーがいれば面談の機会に相談するなどもオススメです。
休めるときにはしっかり休む
就活は心も体も疲れを感じるものです。将来を左右する大切な行動ですから、頑張りすぎてしまうことは無理もないでしょう。
しかし、疲労を感じ続けることで不安やストレスが溜まり、精神的に参って面接がうまく進まない可能性もあります。「なんだか疲れてきたな」と感じたら、たまには休むことも心がけてください。
一日中何もしない日を作ってみたり、少し遠出してリフレッシュしてみるなども良いでしょう。趣味のある人は、就活のせいでできなかった趣味に没頭するのも良いです。
ただし、休みすぎたことによりやらなければならないことを後回しにするのは禁物。期日のあるタスクなどは優先して片付けて、休んだ後でも問題のないタスクは元気になったらまた再開するなどメリハリをつけて行動してください。
就職できない不安から脱却する就活対策
就職できない不安は、まるで長いトンネルを歩いているようで気が遠くなるものです。しかし、1社でも内定をもらえればその不安は少し軽くなることでしょう。
まずは1社内定をもらって自分に自信をつけられるように、以下の7つの就活の対策を試してみてください。
内定がもらえない理由を分析する
結果には必ずその結果となった理由が存在します。
内定落ちしてしまった場合、なぜ落ちてしまったのか理由が存在するはずなので、理由を分析してみましょう。その理由を論理的に分析できれば、次に何をしたら内定がもらえるのか仮説を立てられます。
挫折してしまう人の多くは理由の分析ができていないことが多いですが、内定を獲得している人の多くは悪い結果だった時こそ分析能力を発揮しています。内定がもらえなかったからといって自分の人間性に自己嫌悪をする前に、どういった行動が落ちた理由だったのかを紐解いてみましょう。
【面接後の振り返りと解決策のステップ】
- 面接後に何を聞かれたか・何と答えたかを思い出す限り紙に書き出す
- よかった点・改善点を紙に書く
- 結果待ち
- 内定落ちしてしまった場合は落ちてしまった理由を改善点から見つけてみる
- 何を伝ればよかったかを紙に書き出す
- 次に受ける企業の面接対策にする
自己分析をやり直す
自己分析で自分の潜在的な能力を知ると、就職できない不安を解消できる場合があります。また逆に、潜在的な弱みを知ることで、新たな改善策を見つけられるかもしれません。
既に自己分析を済ませている人でも、面接前と内定落ち直後では全く違う結果になることもあります。あるいは不明瞭な結果だった可能性もあるので、精度を上げるためにもう一度挑戦してみましょう。
とくに自己分析しやり直した方が良い人の特徴は、就活当初のゴールがはっきりしていない状態だった人です。ゴールが明確でないと、自己分析をしても自分の強みと就職がどう結びつくのかがわかりません。
もう一度自己分析をすることで自分の人間性や強みを理解できるだけでなく「こういう企業で・こういう仕事がしてみたい」というゴールも見えやすくなるので、自分軸と展望を結び付けて目標を立てられます。
自己分析についてはキャリチャンでもワークシートを提供しているので、下記からダウンロードして活用してください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
企業研究をやり直す
自己分析をやり直したら、次は企業研究です。企業研究が十分でないと、せっかく自己分析で自分の強みが分かっても、企業にアピールするべき内容が抽象的になってしまいます。
面接での質問に対して曖昧な回答をしてばかりだと、内定獲得への道のりはいくら頑張っても近くはなりません。
また、企業研究をした上で内定落ちしてしまったのであれば、企業研究の精度が浅かった可能性があります。企業研究は自分が思っている以上に隅々まで調べ上げる必要があることを念頭に、もう一度企業研究を再開してみてください。
【精度の高い企業研究のやり方】
- 企業のホームページを見る
- 機会があれば会社説明会に参加する
- 会社説明会で聞きたい質問をまとめておく
- 企業の経営者が出ているメディアや書籍を読んでおく
- OB・OG訪問で先輩から情報を聞く
- 競合他社を調べて比較する
なお、大手企業は特にいろいろな情報がネットに出ているので混乱してしまう可能性もあります。効率よく正しい情報をとっていくためには、生の声に勝るものはありませんので、会社説明会やOB・OG訪問はチャンスがあればぜひ利用しましょう。
なお、企業研究と同時に業界研究も進めておくと広い視野でその企業を研究できます。キャリチャンでも対策資料を用意しているので、ぜひ活用してください。
【就活対策資料】
業界説明&動向まとめ
面接対策をやり直す
内定がもらえなかった理由が分析できたら、次はそのダメだった点を重点的に克服できるように面接対策のやり直しです。自分が苦手だと感じた質問に対して、他の企業で同様のパターンの質問が来たときにどう返すかなどの対策を打っておくと良いでしょう。
また、面接の内容ではなく単純に緊張により十分な力を発揮できなかった人は、ロープレをくり返して面接に慣れるように免疫をつけることも重要です。面接のロープレは友人や家族など身近な人に協力をしてもらったり、大学のキャリアセンターで設けられている面接練習の機会に参加するなどして複数回行うことをオススメします。
さらに、スキマ時間や面接前には面接の対策本をしっかり読み込んでおくと意識的にスラスラと回答できるようになります。キャリチャンで展開している対策資料には面接のポイントがわかりやすくまとめられているので、ぜひダウンロードして面接のバイブルとして活用してください。
【就活対策資料】
最終面接攻略マニュアル
逆求人サイトを活用する
逆求人サイトと呼ばれる、いわゆるスカウト型の求人サイトを活用することもオススメです。逆求人サイトとは、一般的な就活のように就活生が応募をして面接をしてもらうタイプではなく、企業からスカウトが来るタイプの求人サイトです。
やることは会員登録をして自分のプロフィールをまとめておくだけです。プロフィールに興味を持ってくれた企業がいればスカウトが来る仕組みで、企業が欲しい人材だけにアプローチをするので、一般的な就活方法よりも内定がもらえる可能性が高いです。
ある意味就活の保険のような感覚で使えるので、登録しておいて損はありません。ほとんどの逆求人サイトが無料で登録できるので、いくつか登録をしておくと安心でしょう。
メンターやOB・OGに相談する
就職できない不安に打ち勝って就活を成功させるには、就活メンターやOB・OGと接するという手もあります。メンターやOB・OGは、辛い就活を乗り越えてきた先輩たちです。今悩んでいる就活生の気持ちも理解しながらアドバイスをくれるはずなので、ぜひ相談してみましょう。
なお、メンター制度を利用するにはまず大学のキャリアセンターで申し込むのが一般的です。相性の良いメンターに出会えれば心強い存在であることは間違いありませんので、ぜひ活用しましょう。
就活エージェントなどプロに相談する
就活エージェントに相談すれば、今の状況を加味した上で次のステップを提案してくれます。今からやるべきことから、内定に落ちたときに何がダメだったかアドバイスをしてくれるので、これからの就活の道のりがより明瞭になるでしょう。
就活エージェントは、過去にたくさんの就活生と企業を結びつけてきたプロです。最新の新卒採用市場のデータベースを持っていますし、どういう思考の学生がどういう企業に合うかを提案してくれます。
もちろん、就活できない不安に関するアドバイスや、内定がもらえなかった人が何を改善すれば良いのかも細かくアドバイスしてくれます。
キャリチャンの「就活相談サポート」では、プロのキャリアアドバイザーにマンツーマンで就活の相談ができます。総合的なアドバイスや人には相談しにくいメンタルの話などを相談する場としてもオススメです。
就職できない不安に負けずポジティブに行動しよう
就職できない不安を持つことは、就活生として当たり前の心理です。エントリーシートがうまくまとまらなかったり、SPIや面接で落ちてしまったりなど色々なことがあります。
しかしその度に落ち込んでいては貴重な時間がもったいないです。限られた時間で不安と戦いながら内定獲得に近づけるためには、とにかく行動することが大事。改善点の洗い出しをしたり、自己分析・企業研究のやり直しや面接対策をして内定に近づける行動を取りましょう。
ただし、不安があまりにも大きいようであれば時には休んだり、誰かに相談してストレスを軽減させることも大事です。自分のペースで自分にあった就活をしましょう。
「就活相談サポート」に参加しよう!
就職できない不安に関するQ&A
就職できない大学生の割合は?
約9%の大学生が就職せずに卒業すると言われています。参考までに、2023年2月時点での大学4年生の内定率は90.9%でした。
就職できなかった人はどうする?
就職できなかった人の多くは就職浪人をするか、大学院に進学したり留学をして学び直す選択肢を選んでいます。
就職浪人は何年まで可能?
卒業から3年以内であれば新卒採用枠で扱う企業もあります。ただし、企業によってはあまり良い印象を持たないところもあるので、できる限り大学在学中に内定をもらっておいた方が良いでしょう。
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。