最高の仲間と共に建設機械の業界を支えていく|コベルコ建機日本株式会社

 2024年6月4日

皆さんは、建設機械の業界を知っていますか?

今回は、建設機械業界の発展を支えるコベルコ建機日本株式会社のインタビューを行いました。

コベルコ建機日本株式会社は、コベルコ建機株式会社の専門商社として、油圧ショベルやクレーンの国内販売と整備を行う企業です。

確かな技術とサービスで日本の建設機械業界を支えると共に、環境に配慮した製品を提供することを目指しています。

どのような事業を行い、どのような人たちが働いているのでしょうか。
それでは、見ていきましょう。

コベルコ建機日本株式会社の事業内容

Q:事業内容について学生にもわかりやすいように、概要を教えてください

弊社は、コベルコ建機株式会社が作っている製品(油圧ショベルやクレーン)を主に国内のお客様に販売をする商社の役割を担っている会社です。

主な取引先は、多岐に渡り土木系の民間会社から地方公共団体などの公的機関です。

〈取引先の一部の例〉

  • 土木建築会社
  • 建機のレンタル会社
  • 解体会社
  • 産業廃棄物処理
  • 地方公共団体

また、ただ販売するだけではなく、購入いただいたお客様の機械の整備も重要な仕事になります。
整備と一言でいっても複雑な建設機械の整備になるので、同じ機械でも整備の仕方が全く違います。そういった意味では、個別の課題に対して正解を見つけていく面白い仕事でもあります。

他の業界だとメーカー会社の中に”営業本部”という位置づけがされるケースがあります。

ただ、弊社をはじめ建設機械業界というのは、販売会社が別に分かれているケースが多く、業界の特徴にもなっています。

Q:建設機械業界の魅力を教えてください。

〈建設機械業界の3つの魅力〉

  1. 社会貢献度が高い
  2. お客様と深い関係を構築できる
  3. 販売する商品そのものが面白い

建設機械業界の魅力は、大きく3点で話せればと思っています。

①社会貢献度が高い

1点目は社会貢献度の高さです。

震災や災害が起きた時の復興では、縁の下の力持ちとして活躍しているのが弊社の機械です。

実際、東日本大震災が起きた時に弊社の機械で復興作業を行いました。

そういった場面で社会に貢献することで「地域になくてはならない存在」という意義を持ち、魅力を感じていただける部分だと考えています。

また、平時でも社会インフラの基礎の構築や再建のための多種多様な事業に携わっており、常日頃から社会貢献度の高さを感じることができます。

②お客様と深い関係を構築できる

2つ目はお客様と深い関係を構築できることです。
商品の価格帯が高いこともあって、取引するお客様が”社長”や”大きい会社さんだと統括部長”とお立場が上の方とのやり取りがメインになります。

入社2・3年でこのような立場の方々と仕事ができる経験は、他の業界では少ないかと思います。
緊張感もありますが、取引できる経験はかけがえのないものになります。

とはいえ、硬い雰囲気ではなく、穏やかかつフレンドリーに接してくださるお客様もいらっしゃるので、ビジネスとしてしっかりやっていきつつも、時には雑談を交えながらお客様と仲良くなっていける、信頼関係を深く構築していけるというのは、お客様の魅力かなと思います。

③販売する商品そのものが面白い

1つ目が商品そのものの面白さです。
価格帯は非常に高いものを扱っています。新車であれば主力商品でいうと「1台2000万円〜」、最大のものでいくと数億単位のものを、入社2・3年目でも取引できる商材になります。

他の業界ではこんなにも大規模な商品かつ、お客様にとって重要な取引ができるのは珍しいと思います。

また、自分が販売した商品が実際に動いているところを見ると「自分が売った商品がここで活躍している!」と感動する部分もあり、魅力だと思っています。

コベルコ建機日本株式会社の社風や制度

Q:会社は、どのような雰囲気ですか?

非常にフレンドリーで、気さくな雰囲気だと思います。

明るく・メリハリがある社員が多いので、真面目に仕事をしている時もあれば、フレンドリーに話している時もあります。

私は基本的に本社にいますが、出張で全国各地に面接などの仕事で行くことがあります。

お仕事を一緒にしていない方もいる中で、明るく「荒さんお疲れ様です!」って言っていただいたり、「ご飯行きましょう!」と言って昼食を一緒に食べたりすることがあります。

お客様もフレンドリーな方が多いこともあり、弊社の社員は明るい雰囲気の方が多い印象です。

Q:福利厚生や研修制度は、どのようなものがありますか?

〈福利厚生〉

特徴的な制度としては、2つあります。
1つ目は「借上げ社宅制度」で、年齢制限はありますが、家賃の7〜8割を会社が負担してくれるという家賃補助の制度です。

20代独身の私の場合、年間80万円程度の家賃を会社に負担してもらっていて、とても助かっています。

会社が所有する寮や社宅に入るわけではないので、自分が気に入ったアパートやマンションを選ぶことができて、これも大きな魅力の一つです。

住宅手当とは違い、家賃の自己負担分のみが給与から天引きされる仕組みなので、会社も社員も節税になる点もメリットだと思います。

2つ目は「カフェプラン」という制度で、毎年85,000円相当の社員のプライベートの経費を会社が負担してくれるというものです。

自分は、旅行が好きなので、旅行時の移動代やホテル代にカフェプランを使いますが、自己負担がほぼゼロになることもあります。

〈研修制度〉

・事務系総合職(営業・本社スタッフ)

事務系総合職(営業・本社スタッフ)に関しては、本配属前に、2ヶ月半の研修期間があります。

千葉と神戸で自前の研修を行っていますが、コベルコ建機株式会社(親会社)の研修に一部合流するため広島にも数日滞在します。

ショベルを運転する資格や重機に関する資格を取ったりしながら、営業関連の組織や業務概要、各分野の事業や製品、ビジネスマナーなど、多くの事をじっくり学んでもらう機会になっています。

移動も広島までの交通費や現地での宿泊代は当然会社が負担しますので、その点も魅力だと思います。

・整備職

整備職の新入社員は約1年間、新卒社員用に設けられた神戸の研修施設で、建設機械のプロフェッショナルになるための基礎を学びます。
建設機械などの運転・操作の技能だけでなく、溶接などの建設機械の整備に欠かせない資格も多く取ることになっています。

本社の2階には教習所もあり、みっちり研修できる環境・体制が社内に整っています。そういった部分も魅力の1つです。

コベルコ建機日本株式会社の働き方

Q:どのような働き方をしていますか?

〈事務系総合職(営業・本社スタッフ)〉

事務系総合職は、朝出社して商談の準備をし、見積もりの作成をします。
午後からは、お客様のところに訪問し、夕方帰ってきて、事務処理を1〜2時間ほど行い、帰るというのが基本の流れです。

ただ、営業は商談の件数や重要な商談が入っているかどうかで変わってくるので、固定的な働き方はあんまりしていない印象です。

お客様のフェーズにもよりますが、営業の戦い方というのも人それぞれです。

数を打って様々な会社に行く方もいれば、1社を丁寧に通い続ける人もいます。営業としての戦い方は、人それぞれ分かれているので、働き方が変わります。

自分に裁量がある分、働き方も変わるイメージです。

〈整備職〉

整備職も事務系総合職と同様に人によって変わることが多いです。

例えるなら、レスキュー隊のようなイメージです。
働き方が一部似ているところがあり、弊社の場合、お客様先の機械に不具合が起きたら、出動するという業務があります。

概ね、お客様先の機械が稼働している場所はGPSで把握しているので、故障が起きたら駆けつけ、修理をします。

その場で修理が完了しない場合は、持ち帰ってきて工場で修理をすることもあります。

車検と一緒で、定期的に点検する日常業務もありますが、緊急的な業務もあるので人によって働き方が変わります。

Q:事務系総合職については、既存のお客様への営業が多いですか?

営業は、基本的に既存のお客様への営業が多いと思います。

全く関係がない会社に営業へ行くことは、ほとんどありません。

既に弊社の機械を購入していただいていて、その割合を増やしていくとか、他社の機械をメインに扱っている会社様に対して弊社の機械に入れ替えていただくことが多いです。

Q:社会貢献に関わる仕事もあるとお聞きしたのですが、具体的に教えてください。

社会貢献的な役割で言うと、東日本大震災などの災害の復興への支援が挙げられます。

実際に東日本大震災の復興で、弊社の重機を使って復興のサポートをしました。
復興するために拠点を作り、ものすごい台数で稼働していました。

現場に行った社員に聞いた話だと、応援に行って自分が作業をしていくと、被災者の方から「この町の復興を手助けしてくれてありがとう」と声を直接聞いたり、差し入れを逆に頂いたりして、意義深さとかやりがいを感じたという風に話していました。

また、私個人の話になるのですが、自分が学生時代に熊本へ旅行で行った際に、熊本城の復興工事を高いクレーンで行っていました。
入社した後に振り返ってみるとそのクレーンは、全部コベルコ製だったことに驚きと意義深さを感じました。

コベルコ建機日本株式会社の求める人物像

Q:求める人物像を教えてください

”誰とでもコミュニケーションを取れる積極性”、”素直さ”の2点です。

コミュニケーションを取る積極性というのは、厳しい現場環境で叩き上げられてきたタフなお客様も多い中、そういうお客様にも自分からどんどん話を聞いていけることが大事です。

さらに、本社も全国各地の拠点、それもバックボーンや学歴・育ってきた地域が全く違う社員とコミュニケーションを取ります。そこでもコミュニケーションというのは、最低限大事になると思います。

素直さについては、知らないことを素直に聞くことができることが重要だと思います。
専門的な機械の知識がどうしても必要になってくるので、知らないことが多く、一回聞いてもわからないことがほとんどです。

わからないことがあるのは当然なので、わからないことは素直にわからない、教えてくださいなど、言えるような人であれば伸びていくと思います。

Q:活躍している人材の特徴を教えてください。

やっぱり素直なところは本当に大切だと思います。

以前、面接で現場の所長がこんなことを話していました。

「誤りを誤りだと認めて、分からないことは分からないと、意思表示を素直にする。そうすることでお客様にも最初怒られるかもしれないけど、信頼感は増す」

現に、弊社で数百名いる中の全国1位の営業はものすごく素直な性格です。

若手ですけど、地頭がいい・頭脳派というより、フレンドリーで、研修の時だと少し怒られるようなタイプの社員が全国1位です。

そういった意味では、素直さは重要な要素だと考えています。

学生の皆さんへ

Q:最後に学生に一言お願いします。

「どんな会社ですか?」と質問される時にお伝えをしているのが、「バランスが非常に取れている会社だとは思います」と伝えています。

具体的には、営業の方法や働き方・収入も適度なバランスが取れているからです。

現状、体育会系の学生が多くなっていますが、すごくガツガツしているわけではないです。
その証拠として、営業にはノルマがありません。
ただ、全部ルート営業で受け身の姿勢である訳でもありません。

営業としては、程よいバランスです。

働き方に関しても、「残業は全くなくて、代わりに残業代もでないです」というような会社ではなくて、正直残業はあります。

ただ、すごく多いわけでもないし、残業代も当然全額支給なので、適度に働いて適度の収入を得られるというところもあります。

収入も決して低いわけでもないので、例えば、多少きつくてもいいから稼ぎたい、逆に楽な仕事したい、そういう人は向いてないかなと思います。

「働きやすさ・やりがいもあって、収入も欲しい」という学生には向いていると思うので、そう学生の方はぜひ来ていただけると嬉しいです。

荒 大知さん

大学卒業後、2020年4月に大手人材紹介会社に入社。転職エージェントとして法人/個人に対し採用/就職支援を行う。 2023年1月に新卒から担当していたコベルコ建機日本株式会社に中途入社し、人事として採用業務を中心に担当。 趣味は国内旅行で大学時代に全都道府県を訪問した。現在も休日・休暇を利用し全国各地を旅行している。

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