就活相談30件にプロが答える!ESや履歴書・自己分析・企業研究
2022年10月11日
長い就活期間では多くの悩みがつきものです。年度や選考ステップによっても変化する悩みを誰に相談したらよいか迷う方も多いのでは?今回はそんな就活生の疑問・悩みに就活相談のプロがお答えします!実際に就活相談サポートに参加した人のレポートもご紹介しますので、就活相談サポートへ参加を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
相談に答える就活のプロ
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4,000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚く、学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。
目次
就活の相談は誰にするべき?
就活アドバイザーに相談するのがベスト!
大学のキャリアセンター(就職課)もおすすめです。
身近な相手として思い浮かぶのは、親や就活中の同級生です。社会人になったOB、OG、部活やサークル、アルバイトの先輩もいいですね。経営者の方に話を聞くのも採用する側の気持ちを聞くことができるのでよいと思います。ただし、個人から得られる回答は、あくまで個人的な経験によるものだということは念頭に置いておきましょう。
一方で、就活アドバイザーに相談できる就活相談サポートでは、過去の就活データや現在の就活市場に基づいた客観的なアドバイスを受けられます。大学のキャリアセンターも同様の理由でおすすめです。
相談する際のポイント
- 相手によって、相談する内容を分ける
- 一番に頼る相手を決めておく
- 意見を100%鵜呑みにはしない
- 自分の希望や悩みを正直に話す
- 時期により相談内容が変化することを理解しておく
相談するうえで特に大切なのが、「正直に話す」ことです。見栄や嘘をついては的確な回答がもらえませんし、相談を受ける人にも失礼でしょう。
また、時期によって希望や目標、相談内容が変わることはまったく問題ありません。その時々で自分が切実に必要としていることを相談するのがよいでしょう。「前回はこのような希望であったが」と相談相手に伝えるとより理解してもらいやすいですね。
複数人に相談する場合は人によって異なった回答が返ってくる可能性があるので、それぞれの回答を100%鵜呑みにはせず、自分の頭で考えて取捨選択することが大切です。
企業探しについての相談
Q.効率的な企業の探し方はありますか?
まず就活の「軸」を決めましょう!
その後、ネットなどを有効活用するのがおすすめです。
就活の軸とは「自分が企業に1番望むもの」です。物理的な「軸」としては、勤務地や休日の日数などが挙げられます。一方、「会社に入ってなりたい自分のイメージ」は精神的な「軸」といえるでしょう。
企業に対する軸を洗い出したら、今度は企業の情報を調べ、軸をもとにピックアップしていきます。具体的な方法としては、ネットやアプリでの検索が有効でしょう。
Q.自分に合った企業かはどうすればわかりますか?
オフラインで肌感覚をつかみましょう!
自分に合う企業かどうかの判断基準としては、勤務地や人間関係、社風などが挙げられるでしょう。しかし、近年主流のオンライン選考や説明会では、これらを測ることが比較的、難しい傾向にあります。
できるだけ、勤務地や実際に働いている人と触れ合う時間をとって、肌感覚をつかみましょう。カスタマー向けのサービスを行っている企業であれば、機会を見つけて店舗に足を運ぶ、サービスを実際に利用するなどして、実際に働くイメージを膨らませることが大切です。
Q.ブラック企業とホワイト企業の見分け方は?
インターネットでの検索はやはり有効。
さらに働いている人と直接お話してみると、内部事情を深掘りできるはずです!
そもそも自分にとって何が「ホワイト」で何が「ブラック」かは人によって異なります。月20時間の残業がまったく気にならない人もいれば、ブラックだと感じる人もいるように、基準は人それぞれなので、まずは「自分にとってのブラック企業」を明確にしましょう。
情報収集の手段としては、手軽に多くの情報を集めることができるインターネットはやはり便利でしょう。ただしこのとき大切なのが、主観的な感想ではなく、できるだけ客観的な事実を探すこと。自分にとってブラックかを判断するための情報を集めましょう。
内定後に実際に働く人と関わる機会を持つことも有効です。内定会などが設けられていれば、積極的に参加しましょう。
Q.企業には何社応募(エントリー)するべきですか?
10社以上30社以下がひとつの目安です。
第1、第2希望群であわせて20社、その他が10社のイメージで、合計30社ほど選んでエントリーしましょう。
30社以上エントリーしようとすると、志望業界や業種を広げる必要が出てきます。志望業界・業種を絞って就活するのであれば、基本は30社程度で充分といえるしょう。その業界に対する自分の適性を見るのにもいい数字です。
個人差はありますが、10社以下だと、ひとつの業界を把握するのにはやや物足りない数字なので注意しましょう。
SPI(適性検査)に関する相談
Q.SPIとはそもそも何ですか?
企業が就職試験に採用している適正検査の1つです。
SPI (Synthetic Personality Inventory)はリクルートマネジメントソリューションズが開発した就職試験用の適性検査のひとつです。出題はマークシート形式で、近年ではWeb上での受験が一般的でしょう。知的能力を測る「能力検査」と内面を測る「性格検査」に分けられます。
企業によってはSPI以外の適正検査(「玉手箱」「GAB」「CAB」など)を採用している場合もありますが、全体の2~3割と少ないです。希望する企業がこれらのテストを使用しているのであれば対策を考えましょう。
Q.SPIで企業は何を見てるの?
知的能力と性格を測り、自社に合うかどうかを見ています。
企業は「能力検査」と「性格検査」の結果をあわせて、応募者に自社の社員としての適性があるかを見ています。
「能力検査」については、一定水準の点数を獲得できているかを見ている企業もあれば、得点にかかわらず「ここは外せない」というポイントを外すと不合格とする企業もあります。一方の「性格検査」では、「外交的か」「積極性はあるか」「柔軟性はあるか」などの結果をもとに、業務内容や企業文化とマッチするかを見ています。
Q.SPIはやっぱり対策した方がよい?
基本的にはした方がよいです。
ただし、時期によってはSPI以外の対策を優先すべきかもしれません。
特に「能力検査」は対策をしておくに越したことはありません。ただし、4年生の春になってから対策に時間を取るのはもったいないでしょう。3年の10月頃から始めて、半年ほどかけて対策したら、4月からは面接など他の選考の対策にエネルギーを注ぎましょう。
「性格検査」は基本的に正直に答えて構いません。対策によって企業が求める回答優先で選んでしまうと、入社した後で困ります。ただし、「どちらとも言えない」という選択肢ばかり選ぶと、企業に正確な人物像が伝わりにくくなるので注意が必要です。
就活のES・履歴書についての相談
Q.履歴書はどの業界でも手書きがベストですか?
きちんと読める字なら手書きがベスト!
あまり自信がない場合はPCでの作成も検討しましょう。
基本的には企業の指示に従います。老舗企業や大企業など、手書きを指定するところはまだまだ多いです。指定がない場合は手書きがおすすめ。PCのように手軽に書き直しできない分、その企業への志望度の高さをアピールできます。
ただし、文字が雑だったり、読みづらいと、手書きの履歴書がマイナスに働くこともあります。字に自信がない方はPCで作成しましょう。締め切りまで時間がない場合もパソコンをおすすめします。焦って読みにくい字になるよりはよいでしょう。手書き指定がない企業であれば、パソコン入力の履歴書が書類選考の合否に大きく影響することはありません。
Q.ES・履歴書の添削は誰にお願いすれば良いでしょうか?
就活アドバイザーや大学のキャリアセンターがおすすめ。
たくさんの履歴書を見ている方がベストです。
就活アドバイザーやキャリアセンターにはたくさんの過去事例が集まるので、「通りやすい履歴書」の傾向に基づいた添削が可能です。人脈があればOB、OGに見てもらうのもよいでしょう。
添削を頼める人がまわりにいない場合は、Webで公開されている先輩たちの履歴書をチェックしてみましょう。添削された事例などがアップされていれば参考になります。
Q.会社説明会に持って行く履歴書の志望動機はどうやって書けば良いでしょうか?
「仕事(事業)内容」と「企業文化・雰囲気」の2軸で書きましょう。
「仕事(事業)内容」と「企業文化・雰囲気」の2つの柱を文章化すると、ちょうどよい文章量で志望動機を書くことができます。
まずはHPや採用サイトなどで企業側が説明している「仕事内容」「事業内容」を必ず入れて書きましょう。これらの内容について「共感した」「惹かれた」「自分の特徴とあっている」といった説得力のある理由づけを行います。
さらに、目に見えない「社風の良さ」「人間関係の良さ」などの印象面についても入れると、より効果的です。
Q.何社もESを出しているのに一社も通過できません。どう対策すれば良いでしょうか?
「具体的な内容を書いているか」を基準に対策しましょう。
ESは具体的であるほど通過しやすくなります。反対に、抽象的な内容ばかりだと「うちでなくともよい」と思われてしまうので、必ずその企業ならではの要素を取り入れましょう。社訓やクレド(理念)、サービス内容などのなかから違いをどれだけ探せるかが、良いES作成の秘訣といえます。これには、企業サイト内の採用ページはもちろん、他のページもしっかり読み込み、企業について理解することが大切です。
また、他人の目で読んでもらい、客観的に指摘してもらうのもよいでしょう。自分ひとりで書いた文章は、どうしても客観的な視点が抜け落ちがちです。積極的に人に読んでもらい、より読みやすく中身のあるESにブラッシュアップしていきましょう。
就活中のマナーや身だしなみについての相談
Q.OB・OG訪問に行くときのマナーはありますか?
スーツ、ネクタイ着用で訪問しましょう。
約束の時間は厳守です。
訪問の際は、基本的に面接と同様の服装で、ジャケットとネクタイを着用するのが望ましいでしょう。
約束した時間は絶対厳守です。迷わないよう道順をあらかじめ確認しておきましょう。また、話を聞いている時間はメモ帳やボイスレコーダーを用意し、その時間を有意義にしようとする姿勢をしっかり見せてください。メモ帳は簡易的なものでなく、ビジネスの場に適した手帳型のものが好ましいです。
OG、OBの方が善意で自分の時間を割いてくれているということを忘れずに、感謝の姿勢を見せましょう。
Q.会社説明会を無断欠席してしまった場合、どのように対処すればよいでしょうか?
まず速やかに謝罪しましょう。
就活相談エージェントを通してやり取りしている場合は、すぐに担当者へ相談します。
本来であれば事前に欠席の連絡を入れるのが筋ですが、万が一何らかの事情で無断欠席してしまった場合は、まず謝罪をしましょう。就活エージェントを通して説明会の予約をした場合は、担当者を通して連絡ができるはずです。欠席してしまった旨と謝罪の意を伝えたうえで、「可能であれば別の日程で応募したい」と伝えてもらいましょう。
Q.会社説明会の参加後にはお礼メールは必要でしょうか?
志望度の高い会社には送っておきましょう。
参加したすべての会社説明会でお礼メールを送るとなるとかなりの労力です。とはいえ、お礼メールは好印象であることに違いないので、志望度の高い6、7社には丁寧に送っておくとよいでしょう。ただし大企業となると、説明会への参加人数も多いためお礼メールはほとんど担当者の印象に残りません。
時間を特別に融通してもらった、何かトラブルで迷惑をかけたなどの特別な出来事があった場合は、必ず送りましょう。
Q.靴のヒールがすり減っているのですが、許容範囲はどの程度でしょうか?
ヒールの芯がむき出しになり、耳障りな音が出てしまうような状態は避けましょう。
多少削れているくらいは問題ありません。ただし、削れ過ぎてヒールの芯がむき出しになってしまうと歩くだけでカンカンと不快な音がします。このような状態のヒールは、足にもよくないので、履いて行くのを避けましょう。
Q.夏の会社説明会はクールビズ(ノーネクタイ)で参加しても大丈夫でしょうか?
就活にクールビズはありません。
ジャケットとネクタイを着用しましょう。
就活では、スーツ・ネクタイ・ジャケットを必ず着用しましょう。汗や暑さに耐えられない場合は、会場に向かうまでの間のみジャケットを脱ぐ、小型のアイスノンを携帯しておく、などの工夫が必要です。
説明会の会場に着いたら、身だしなみを整え、きちんとジャケットを着た状態で入りましょう。
Q.ボタンダウンシャツを就活で着るのはNGでしょうか?
特にNGではありませんが、業界によっては避けた方が無難です。
着くずさなければ、特にNGではありません。ベンチャー企業やアパレル企業などカジュアルな雰囲気のある企業では、かえって好まれる場合もあります。
一方、金融や保険業界など保守的な雰囲気を大切にする企業では避けた方がよいでしょう。大手企業の選考時もいわゆる「就活スーツセット」のシャツが安心です。
就活の面接についての相談
Q.緊張しやすい性格なのですが、和らげる方法はありますか?
場慣れするのが一番効果的です。
練習も本番も回数をこなしましょう。
回数を重ねれば、徐々に緊張は和らいでいきます。最初のうちは緊張するのが当たり前なので、何度も練習を繰り返しましょう。鏡を見たりビデオに撮るなどして、自分の表情をチェックするのがおすすめです。自覚なく顔がこわばっていたり表情が暗かったりすることもあります。
また、本番の面接では面接官の目頭や鼻の頭あたりを見るとよいでしょう。目を見ると相手と目が合うことで緊張が一気に高まってしまいます。練習時から意識すると、本番でも自然と視線を固定できます。
Q.福利厚生に関する質問をしたい場合はどのように聞けば失礼にならないでしょうか?
「~という記載を拝見しましたが間違いないでしょうか」
という聞き方がよいでしょう。
基本的には福利厚生の質問はしないのがベターです。どうしても確認したい場合は「ホームページにこのように記載がありましたが、これで間違いないでしょうか」という聞き方にしましょう。記載のない情報をどうしても聞きたい場合は「記載がなかったのですが御社の場合では、そういった条件はないという認識で間違いないでしょうか」と聞くと柔らかい印象を与えます。
就活相談エージェントを通しているやり取りしている場合は、エージェントに相談すると聞きやすいでしょう。
Q.グループディスカッションでは面接官は何を見ているのでしょうか?
1番はチーム内での存在感です。
もし役割につかなかったとしても、必ず発言しましょう。
グループディスカッションで発言を全くしない人は、まず不採用の候補になります。司会・書記・タイムキーパーなどの役割につくと何かしら発言することになるので、有利といえば有利です。ただし場を回すのが苦手なのに司会に立候補したり、悪筆なのに書記に立候補するのは逆効果。そこは無理をせず、得意なことでアピールしましょう。
Q.グループディスカッションの対策方法を教えてください。
必ず自分の意見を残せるよう練習しましょう。
回数を重ねることが大切です。
自分独自の意見が話せるよう、日ごろから「自分の意見を持つこと」「自分の意見を他者に伝えること」の練習をしましょう。
経験を重ねることも対策のひとつです。グループディスカッションのある企業の選考を受ける、模擬グループディスカッションに参加するなどして、徐々に場慣れしていきましょう。
経験値がついたところで第一志望のグループディスカッションを迎えられると安心です。
Q.志望度の低い会社でも「第一志望」と伝えたほうが良いのでしょうか?
伝えた方がよいです。
やはりよい印象を与えられます。
二次・三次面接あたりで聞かれるこちらは内定辞退のことも念頭においての質問ですが、素直に答える必要はありません。「御社が第一志望と考えていますが、他も検討しながら決めていきたいと思います」くらいにとどめましょう。面接官も人なので、正直に「滑り止めです」と答えると心証を害します。
Q.ガクチカと自己PRの違いを教えてください。
ガクチカは大学生活で何を得たか、 自己PRはこれまでの人生を踏まえたうえで得意としていることを指します。
ガクチカは基本的に大学生活の話です。短大なら2年、四大なら4年間で何を頑張ってきて、そこから何を得たかを話しましょう。
一方の自己PRは、大学生活に限らず、これまでの人生で一貫している自分の資質、強みなどを話します。
答え方にも違いがあり、ガクチカでは主に「学生生活の中で何を乗り越えたか」を述べるのに対し、自己PRではまず自分の資質や強みなどの「性格面」について述べ、補足を行う形で具体的なエピソードに触れる点が特徴です。
ガクチカと自己PRでアピールポイントが異なっても構いません。むしろ違う方が多角的に自分をアピールできるのでよいでしょう。
Q.「チームでの経験」がない場合はガクチカで何を答えたらよいでしょうか?
個人でも何かを成し遂げたことや乗り越えた経験があれば、 それについて話しましょう。
チームでなくとも構いません。問題解決に取り組んだことがあればその過程を話しましょう。一人でコツコツ取り組める、人の意見を素直に聞けるなど、個人作業を行うなかでも見えてくるアピールポイントはあるはずです。
ただし、やはり面接官は会社という集団の中でその就活生がうまくやっていけるかを知りたいので、チームでの経験があると効果的でしょう。どんな小さな集団でもよいので、人と協力して行ったことがないか過去の経験を洗い出してみましょう。
Q.「他に企業は応募していますか?」という質問に対してはどう答えれば良いでしょうか?
正直に「応募しています」と答えて問題ありません。
正直に答えて問題ありませんが、詳細に答える必要はありません。例えば、同業他社を複数応募している場合は、「はい、応募しております。御社と同業の他社を複数受けております」程度でよいでしょう。他業界にも応募している場合は「保険業界も合わせて見ております」という形で、業界だけ伝えましょう。
回答の最後に「ですが、御社を第一志望として考えています」と一言付け足すと好印象です。
内定をもらった後についての相談
Q.承諾期限を提示されたが他の選考が残っています。どうすればいいでしょうか?
承諾期限が延ばせるか交渉してみましょう。
基本的には延長できることが多く、平均して2~3週間ほどは待ってもらえます。就活エージェントを通している場合は、担当者に相談してみると話がスムーズに進むでしょう。
企業によっては、すべての選考を待ってくれる場合もあるので、迷っているのであれば正直に相談することが大切です。
Q.内定承諾をした後に他の企業の選考を受けていいでしょうか?
法的に問題はありませんが、社数を絞りましょう。
承諾書を出した後に別の企業の選考を受けることは可能です。承諾書には法的拘束はありません。ただし内定承諾後の辞退は、企業に迷惑をかけることになるので、本当にあきらめきれない会社に絞って選考を受けましょう。できれば事情を正直に話して承諾期限を延長してもらう方が、トラブルも少なくお互い気持ちよく選考を進めることができます。
Q.内定をもらった後はネイルや髪を染めても問題ない?
基本的には問題ありません。
ただし入社前研修時には落ち着いた身なりで参加しましょう。
選考が終わった後は、基本的にネイルや髪色は自由です。ただし入社前研修などの集まりがある場合は、落ち着いた身なりに戻した方がよいでしょう。心配であれば、研修担当者に確認してみるのがおすすめです。特に問題ありませんと言われた場合も、内定時とあまりにギャップがある髪色や派手なネイルはあまり心証がよくないでしょう。
就活の進め方についての相談
Q.内定をもらっても就活を続けようか迷っている時、何を軸に決めたら良いでしょうか?
内定をもらった会社に入った自分をイメージしてみましょう。
3年後もその企業にいるイメージができなければ、就活を続けるのがおすすめです。
内定をもらっても就活を続けるか迷うときは、心のどこかに「本当にこの企業と自分は合ってるのかな?」という不安が隠れているはずです。その企業と自分がマッチしているかの判断基準として、3年以内に早期離職するか否かが挙げられるでしょう。
今の時点で把握している情報をもとに想像してみて、3年後もその企業で働いているイメージが湧かない、離職してしまいそうと思ったら就活を続けた方がよいです。
Q.志望する業界はひとつに絞った方が良いのでしょうか?
時期にもよりますが、絞らない方がよいです。
自分がどの業界に適性があるのかは、就活をはじめたばかりのタイミングでは、なかなか判断できません。最初に志望していた業界や職種にまったく適性がなく、応募した企業すべて落ちてしまったという就活生も珍しくないでしょう。
業界は一度絞ってしまうと、途中で広げるのがなかなか大変です。最初は第三希望くらいまで志望業界を用意しておいた方がよいでしょう。就活が進むなかで、自分の適性に沿って志望業界・業種を絞っていく分には問題ありません。
Q.競争率が高い業界を志望していますが就職できるか不安です。変えるタイミングや判断基準を教えてください。
就活解禁後、最初に提出するES群が1割も通らなかったら、 変えた方がよいでしょう。
3月の就活解禁後、最初の企業群にESを出すのがだいたい4月頃です。ここで例えば10社ESを提出して一社しか通らなかった場合、GW明けからは志望業界を変えることを検討しましょう。
ESは通ったが一次面接ですべて落ちてしまったという場合も、変更を検討した方がよいでしょう。一次面接の結果はだいたい5月末にはわかるので、6月からの切り替えをおすすめします。
内定が出始める7月ごろになってからの変更だとやや遅いでしょう。
Q.行きたい業界が決まっていない場合、インターンシップに参加する意味はありますか?
もちろんです!
インターンシップは業界のことを知るだけでなく「働くこと」を知る場でもあります。
行きたい業界が決まっていない方は、「自分が働くイメージ」自体ができていないのではないでしょうか?
インターンシップでは、各企業や業界を知るだけでなく、社会人として働くことのリアルなイメージをつかむことができます。
興味がない業界であっても、インターンシップに参加することで「合う」「合わない」の判断材料になるので、そこから自分の行きたい業界へのイメージを広げることができるでしょう。得るものがたくさんあるので、時間や体力の許す限り、ぜひ参加してくださいね。
Q.大手企業とベンチャー企業それぞれに向いている人を教えてください。
ひとつの会社で長く働きたい人は大手企業、いろいろな会社を経験したい人はベンチャー企業が向いています。
ひとつの会社で定年まで働く前提の方、ルールやレールがしっかり決まっている状態で働く方が実力を発揮できるという方には大手企業が向いています。
逆に、いろいろな組織や会社を経験してみたい、さまざまな業務に関わりたいという好奇心の強い方はベンチャー企業が向いているでしょう。
立ち位置的な面でいうと、人の意向に沿ったり、相手の指示をくみ取ることが上手な人には大企業が向いていて、自分で指示を出したい、人を動かしたいという人はベンチャー企業がおすすめです。
Q.卒業研究が忙しくて就活が進みません。効率の良い進め方はありますか?
平日は卒研・土日は就活と日によって分担しましょう。
卒研の本格的着手の前に就活を進めるのもありです。
曜日によって対応する内容を分けるなど、それぞれに集中できるスケジュールを組みましょう。両方なんとなく手を付けている状態では、どちらも中途半端になってしまいます。可能であれば、アルバイトなどの予定は極力減らしましょう。
また卒研は4年生の6月頃から本格的に忙しくなるため、本格化する前に就活をある程度、進めておくのもひとつの方法です。その場合は3年生の秋から就活を開始し、早く内定を出す傾向にある企業の情報を集めましょう。3月には内定を持っておくくらいのスケジュールで進めるとぐっと両立しやすくなります。
就活中の精神面や進路についての相談
Q.モチベーションを保てないときはどうすれば良いでしょうか?
ひとりで頑張るより他人に頼りましょう!
就活をお休みする期間をつくるものありです。
就活は長い戦いなので、ひとりで頑張っているとどうしても息切れしてしまいます。ひとりより、友人や家族に相談しながら挑む方がモチベーションも保てるでしょう。就活エージェントなど、他の就活生が集まる場へ足を運ぶのもおすすめです。
時期にもよりますが、一度就活をお休みするのも効果的です。モチベーションが下がり続けることで落ち込んでしまうようなら、1~2週間ほどリフレッシュの時間をとりましょう。
Q.プレッシャーに負けそうなときはどうすれば良いでしょうか?
できるだけ人と会って自分の気持ちを話しましょう。
自分の世界に閉じこもりすぎないように。
「プレッシャーを感じている」と口に出すことは、ストレスや不安の軽減につながります。就活中に友人と結果を比べてプレッシャーを感じ、人付き合いを減らしてしまう方がいますが、これはかえってよくありません。家族や友人などプレッシャーを口にしたいときに応援してくれる人とのつながりは絶対に保っておきましょう。我々のところにも「今面接に向かう途中ですがとても緊張しています」という電話がかかってくることがあります。
自分の好きなことをしてテンションを上げるのも有効です。
Q.第一志望に落ちたショックから立ち直るにはどう考えれば良いのでしょうか?
縁がなかったと考え、ショックな気持ちを放出しましょう。
まずは「縁がなかった」と考えましょう。企業とのマッチングは個人の能力以外にもさまざまな要素があり、最終的にはこの言葉に集約されます。
それでもショックな気持ちは、エージェントや家族など、親しい人に話して放出しましょう。
学生さんを見ていると、やはりショックな気持ちを家族やエージェントに話せる人が早く立ち直れる傾向にあります。
Q.同じ業界を受けるために就職浪人したら合格率は上がりますか?
上がることはありません。
同じもしくは下がる可能性もあります。
学歴にもよりますが、就活浪人して合格率が上がることはないでしょう。採用側からすると新卒採用する人材は1歳でも若い方がよいです。面接まで進めば、その業界や会社への思い入れから就職浪人したことを語るチャンスがありますが、ESの時点では特にプラスに働かないと考えましょう。
Q.就職浪人と既卒ではどちらの方が有利でしょうか?
就職浪人の方が有利です。
既卒だと新卒採用を受けられないので求人数も減ります。
既卒者には卒業してからの空白の期間について厳しい目を向ける企業が多く、また新卒採用には応募できないケースが多いので、求人数は激減します。どうしてもこだわりの企業や業界がある場合は就職浪人を選択する方が有利といえるでしょう。
ただし、企業によっては、卒業後3年程度までは既卒も新卒扱いとする場合もあります。
Q.内定をもらってから時間が経つにつれて本当にこの会社でいいか不安です。どうすればいいでしょうか?
その会社の何が不安要素なのか具体的に考えてみましょう。
まずはその会社の何が不安かをまず考え、それに対する解決策を考えましょう。それでもやはり不安が消えないのであれば、就活をリスタートするのも選択肢のひとつです。ただし、やり直しても必ずしも良い結果になるわけではないので、そのリスクは考えておく必要があります。
また抱えてる不安は企業に対するものではなく、「社会人になること」に対するものが原因の可能性も。社会人になる不安は学生であれば誰しもが持つものであり、時とともに解消します。
Q.内定辞退したい場合どうすればいいでしょうか?
担当者に内定辞退を伝えましょう。
必ず電話で伝えます。
就活エージェントを通している場合はまず担当者に相談します。自分で内定辞退を伝える場合は、採用担当者に直接、電話しましょう。メールやSNSを通した連絡は失礼にあたります。
内定承諾前の辞退については、それ以前のやり取りをメールなどで行っていた場合、メールでも構いません。電話でのやり取りが中心だった場合は、電話で連絡しましょう。
Q.新卒で大手企業に入社すれば、将来転職するときに有利になるのでしょうか?
その企業でどんな業務を行ってきたかにもよりますが、 同規模の企業への転職にはやや有利です。
転職では、前職で培った経験やスキルを重要視されるので、企業規模よりも、どんな業務を行い、どんな結果を残したかが大切です。大企業からの転職であっても、勤続年数3年未満ではネガティブな印象を持たれてしまう可能性があるでしょう。
ただし、大企業から大企業への転職であれば、業務内容や動き方が類似しているということもあり、中小企業からの転職と比べてやや有利に働くことも。また大企業に入るための選考を通過したポテンシャルが評価されることもあります。
就活をプロに相談するメリット
- 就活する際に迷いが少なくなる
- 効率的に就活がすすむ(選考フローが短くなる場合がある)
- プロの相談相手がいることで精神的に安定しやすい
- モチベーションを保ちやすい
- プロ目線の分析で強みが見つかる
- 面接練習ができる
- 選考のフィードバックがもらえる
就活をプロに相談する最大のメリットは、何といっても効率的に就活が進むことです。就活エージェントを通すと選考フローが短縮されるケースもあり、内定獲得までのスピードが一気に速くなります。
また悩みや不安を相談ができる点もとても大きなメリットでしょう。自分では聞きにくい企業への質問や要望などもエージェントを通すとスムーズに進みます。
就活期間はひとりで抱えるには重い問題が発生することもしばしば。プロの目線で状況を分析し、助言をもらえること、煮詰まったときに応援してもらえることは精神的にも大きな安定となるはずです。
就活相談サポートに行ってみた!みんなの感想 をご紹介
実際に就活相談サポートを利用した先輩たちのリアルな感想をご紹介します。就活に関する悩みを抱えている方や就活相談サポートへの参加を迷っている方はぜひ参考にご覧ください。
インターン疲れで停滞した気持ちが相談会で前向きに
就活生 Aさん
「就活の初期にインターンなどがんばりすぎて、早い時期にモチベーションが保てなくなりました。みんなが本格的に動き出す時期に休んでしまって、気づくと出遅れてしまった。
そんなとき「やり直し就活のための相談会」というのがあって、自分にぴったりだと思って参加しました。」
〈参加した感想〉
何がやりたいかもわからなくなりかけていたんですが、就活プランナーと面談を重ねて自分がやりたいことを改めて整理できました。
いくつか「興味があるな」と思える業界も見つかって。するとすぐに興味がある業界の求人を紹介してもらって、一層前向きに就活に取り組めましたね。
相談を親身になってきいてもらえたし、社会人としての経験をもとにアドバイスをもらえたので説得性があって本当によかったです。
希望の業界で内定が出ず、すがる気持ちで相談会へ
就活生 Bさん
最初に決めていた希望の業界は1つで、それを狙い撃ちして企業を受けていました。でもまったく内定が出ず……。
だんだん焦りも強くなってきて、この業界でいいのかな?という気持ちにも。
就活では面接に苦手意識があってうまくいってませんでした。相談会も面談なので気が重かったのですが、とにかく内定が出ない危機感があって参加を決意しました。
〈参加した感想〉
面談を受けて今まで見えてなかった自分の気持ちがわかるようになりました。アドバイスを受けながら自己分析もやり直して。そうすると自分が視野に入れてなかった業界に対して「適性があるかも」と目を向けることができて、新しい扉が開きました。
選考に関しても苦手な面接について具体的なアドバイスをもらえて助かりました。でも一番良かったのは不安な気持ちを相談できたことです。とても心強いと感じ、気持ちを落ち着けて就活に取り組めました。
早く内定がほしい!スムーズにステップが進む就活を求めて相談会へ
就活生 Cさん
早くに情報を集めて、早くに就活を始めました。できるだけスムーズに進めてすぐに内定が欲しかったですね。
でも相談したい大学のキャリアセンターは開いていなくて困っていました。とにかくできるだけけ早い内定を希望して相談会への参加を決めました。
〈参加した感想〉
履歴書・ESから面接、内定まで具体的なサポートをしてもらったので、悩む時間がなくて本当に助かりました。例えば希望する企業の会社説明会の感想を伝えるとすぐにフィードバッグもしてもらえて、そこから具体的な対策を教えてもらえたりとか。
それ本当に効率よく進むことができて内定まで早かったです。
気持ちの面でも、困ったり悩んだらすぐ相談すればいいんだという安心感があって、モチベーションを保ったまま就活を続けることができました。
就活の相談はプロに!就活アドバイザーと一緒に内定を勝ち取ろう
就活は人によって超えるべき壁が異なります。わからないことも多いなか、だれにも相談せず進んでいると、自分の実力をうまく発揮できないまま終わってしまうことも。プロの就活アドバイザーに相談し、効率よく安心して就活を進めましょう。
就活情報サイト「キャリch」では就活生へのサポートイベント、相談会を随時開催中です専属のキャリアプランナーが面談し、レクチャーや企業案内、対策サポートなどを実施します。面談後も連絡を取り合い、社日まで学生にとって心強い就活のパートナーとして皆さんに寄り添っていくので、安心して就活を進められるでしょう。
HPでは業界別の志望動機など就活にお役立ちの情報も満載です。まずは無料の会員登録で内定への一歩を踏み出しましょう!
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している