就職したくない・怖いと思うのはなぜ?克服・軽減する方法を解説

 2023年5月17日

就職したくない・怖いと思うのはなぜ?克服・軽減する方法を解説

こんにちは!就活に関する相談があると聞きましたが、何かありましたか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

実は、就職するのが怖くなってきて……。正直、就職したくないと思っています。

学生からすると社会人になることは未知の世界ですし、そう思うのは仕方ないですよね。ただ、就職をそんなに怖がる必要はありませんよ!

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

少し前までは私もそう思っていたんですが、つらそうに働く両親や先輩の姿を見ていると怖くなってしまいました。この気持ちとどう向き合えばいいんでしょうか……?

そんなことがあったんですね。それでは、就職が怖いと感じてしまう原因について詳しく解説しましょう。就職への恐怖心を和らげる方法も紹介します!

キャリアアドバイザー 廣瀬

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大学生が就職を怖いと思うのは当たり前

大学生が就職を怖いと思うのは当たり前

大学生にとって就職して働くということは、これまでに経験がないことです。また、実際に働く社会人を目にする機会もあまり多くはないと思います。親であってもスーツ姿は見たことがあっても、実際に働いている姿を見たことがない人も多いのではないでしょうか。

そんな中で目にするのは、通勤電車の疲れ切った大人やドラマの中のブラック企業、ネットの恐怖をあおるような口コミ。こういったものばかり目に入ってしまうと、就職に対して怖いと感じるのは当然のことです。

ただし、そういった偏った情報をもとに就職しないと決めてしまうと、後悔することになるかもしれません。もちろん働くことは大変ですが、悪い面ばかりではなく良い面もあるからです。

しかし、「就職したくない・怖い」という思いを持ったままでは、積極的に就活に取り組めないという人も多いでしょう。そこでこのコラムでは、就職に対する恐怖心の原因やその気持ちを和らげる方法を解説していきます。

「就職したくない・怖い」と感じる原因

「就職したくない・怖い」と感じる原因

「就職したくない・怖い」という気持ちを和らげるには、その原因を見つけるのが一番の近道です。しかし、就職に対する恐怖心の原因は人それぞれなので、簡単に見つけられないこともあります。

そこでここからは、「就職したくない・怖い」と感じる原因を4つのカテゴリーに分けて解説します。

たくさんの原因を紹介するので、まずは心当たりのある原因からチェックしてみてください。また、何となく読み進めるのではなく、なぜ自分は就職に対して怖いと感じてしまうのかを考えながら読んでみると、気づきを得られやすくなります。

自分自身への不安

就職に対して怖いと感じている人の中には、漠然と自分自身に自信を持てず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは、「就職したくない・怖い」と感じる原因の1つである「自分自身への不安」を3つ紹介します。

■ 自分に自信が持てないから怖い

漠然と自分に自信が持てないという人は、就職に限らず新たなことに挑戦するのが怖いと感じてしまう傾向があります。特に、これまでの人生の中で成功体験が少ないと「また失敗してしまうかも」「自分には何もできない」と考えてしまい、自信が持ちづらくなってしまうのです。

また、真面目過ぎる性格や完璧主義の人は、自分が掲げる目標が高すぎるために自分を苦しめてしまったり、小さなミスでも落ち込んでしまったりといった傾向があります。

しかし、そういう人に限って周りからの評価が高く、尊敬されている場合もあります。そのため、まずは自分を過小評価したり卑下したりせずに、自分自身を正当に評価してあげられるようになることが大切です。

■ 自分の体調やメンタル面に不安があるから怖い

体調やメンタル面に不安を抱えていると、「フルタイムで働けるかわからない」「仕事中に症状がでたらどうしよう」など、働くことに不安を感じてしまうのも仕方ありません。

体調面であれば、持病やアレルギー、私生活に支障はなくても突発的に症状が出てしまう病気。メンタル面であれば、適応障害やうつ病、ほかにも発達障害のADHDなどを抱えているとどうしても不安を抱えてしまうものです。

また、症状をある程度自分自身でコントロールできていたとしても、周りの人に自分の状況を説明できるか、理解してもらえるかが不安の種になります。

どうしても心配がぬぐえない場合は、履歴書やESに自分の状況を詳しく記載し、理解を得られる企業を探すというのも1つの方法です。

■ 働いたことがないから怖い

学生時代にアルバイトをした経験がないと、就職以前に働くことをイメージしづらいものです。ブラック企業などの情報を何らかのきっかけで知ってしまい、「就職すれば自分もつらい目に遭うかも」と不安になったという人もいるでしょう。

また、自分の周りに働くことがつらそうな大人ばかりいると、ネガティブなイメージが強くなり、「自分はこうなりたくない、だから就職したくない」という考えになってしまうかもしれません。

しかし、どんな人もはじめは働いたことがない状況で仕事を始めます。そのため、「働いたことがないから働けないかもしれない」と不安に感じる必要はないのです。もちろんブラック企業に就職してしまうのは怖いですが、そのリスクは就活の仕方で回避できます。

就活への不安

続いて解説する「就職したくない・怖い」と感じる原因は、「就活への不安」です。就活は就職するためには必ず通らなければならない道なので、就活への不安が就職に対する恐怖心につながってしまうことがあります。

「就職以前に就活が怖い」「就活が不安だから就職できる気がしない」と感じている人は、ぜひチェックしてみてください。

■ 自分に就活ができるかわからなくて怖い

就活というと、ESの作成や面接対策、選考へのエントリー手続き、企業説明会やインターンへの参加など、やらなければならないことが無数にあります。就活する前や始めたばかりのころだと、そんなにたくさん自分1人でこなせるのか不安になってしまう人が多いです。

また、「そもそも何をすればよいのかわからない」「どうすれば就活が進むのか分からない」などの疑問から、自分には就活ができないのではないかと思ってしまう人もいるかもしれません。そのほか、就活をしていた先輩から話を聞いて不安に感じる人もいます。

しかし、就活のプロの力を借りれば、そういった不安や疑問はすぐに解決できます。キャリチャンの「就活相談サポート」では、就活に関する相談ができるので、ぜひ活用してみてください。

■ ブラック企業を選んでしまうことが怖い

世の中にはブラック企業と呼ばれる、長時間のサービス残業や過剰なノルマ設定などを行う企業があります。

就活の中でそういった企業を選んでしまうことが怖いから、「ブラック企業を選んでしまうくらいなら就職しない方がよいのでは」と考える人もいるでしょう。また、自分の能力に自信がなく、ブラック企業くらいしか自分を雇ってくれないと思っている人もいるかもしれません。

しかし、ブラック企業を見極める方法や見極め方や企業選びの方法を知っていれば、この不安は解消できます。こちらのコラムでは、ブラック企業の見極め方について就活のプロが解説しているので、気になる人は読んでみてください。

■ 選考を通過できる自信がなくて怖い

「学歴に自信がない」「ガクチカがない」「面接が苦手」など様々な理由で、選考を通過できないのではないかと不安を抱えている人は多いと思います。

しかし、新卒採用は、学生が今持っているスキルや経験以上に将来性を見るポテンシャル採用です。そのため、アピールできることがないと落ち込むのではなく、今後どのように成長していけるかをESや面接で示せるように努力しましょう。

また、ある程度就活を進めていて、なかなか選考に通過できず就職を諦めようとしてしまっている人もいるかもしれません。しかし、諦める必要はありません。これまでたくさんの企業で不合格になったからといって、全ての企業で不合格になるわけではないからです。

選考を受ける企業の選び方を変えたり、選考対策のやり方を変えたりするなど、できることはまだまだあります。具体的な方法は後ほど解説するので、気になる方は最後まで読んでみてください。

社会人生活への不安

「就職したくない・怖い」と感じる人の中には、就職後の社会人生活に不安を抱えている人も多いと思います。ここでは、就職に対する恐怖心に繋がる「社会人生活への不安」について解説します。

■ 一人暮らし・生活ができるかわからなくて怖い

就職するとこれまでの学生時代と違った生活スタイルに変わります。大学よりもルールが厳しく、決まった時間に起き、決まった時間の電車に乗り、出勤しなければならないなどのプレッシャーを感じる人もいるでしょう。

また、社会人になって初めて一人暮らしをするという人は、家事やお金のやりくりなど自分だけで生活できるか不安を感じるものです。

しかし、社会人生活は誰もがはじめは初心者の状態からスタートします。そのため、はじめは難しいと感じたり失敗したりするかもしれませんが、続けることで徐々に慣れていくでしょう。

また、生活面の不安がある人は残りの学生生活で一人暮らしの練習をしてみたり、実家から通える企業を探したりするなど、今から工夫できることもあります。

■ 社会人としてのスキルやマナーに自信が持てなくて怖い

社会人になれば、学生時代には全く気にも留めなかったようなマナーやルールを守らなければならなくなります。たとえば、身だしなみや言葉遣い、メールの送り方、書類の作り方など。

そういったマナーやルールを自分がしっかりとできるのか自信が持てないと不安になってしまいますよね。また、選ぶ業界によっては特定の資格やスキルを取得していないと不安を感じてしまう原因になることも。

しかし、はじめからマナーやルールを完璧に守れる人はしないですし、スキルも不十分な状態である人がほとんどです。また、入社後は研修期間があるので、そこで社会人に必要な多くのことを学べます。

さらに、就活にしっかりと取り組めていれば、社会人に必要なマナーやスキルはある程度を身につけられます。そのため、社会人になるための練習の機会だと思って、就活にも一生懸命に取り組むのがオススメです。

■ 会社での人間関係が怖い

学生時代に人間関係でトラブルに巻き込まれてしまった人やコミュニケーションが苦手な人にとっては、入社後の人間関係が大きな不安要素だと思います。

また、コミュニケーションが苦手でなくても、会社での人間関係は働きやすさにも直結するものなので、上司との相性や同期との関係性などについて、気になる人は多いはずです。

人間関係が悪いと働きづらいのはもちろん、毎日出勤するだけでもストレスを感じてしまうかもしれないと考えると、就職が怖くなってしまいますよね。

しかし、会社はあくまでも仕事をしに行く場所だと割り切れれば、人間関係のトラブルを怖がる必要はありません。また、就活の方法を工夫することで、社内の雰囲気や人間関係を事前に把握できるので、人間関係が怖いからといって就職をあきらめることはないです。

■ 仕事でミスや失敗をしてしまいそうで怖い

就職後に自分が働いている姿を想像すると、「仕事のミスをしてしまうかもしれない」とネガティブに考えて不安になってしまう人もいるかもしれません。大きなミスをして誰かに迷惑をかけてしまわないか、怒られないか、恥ずかしい思いをしないかなど考えれば考えるほど怖くなってしまいますよね。

しかし、就職は学生にとってはじめてのことであり新しい挑戦なので、失敗するのは仕方のないことです。むしろ、失敗しない方がおかしいといってもよいでしょう。

また、社会人として働いていると、上手くいくことよりも上手くいかないことの方が多いものです。学生時代は多少努力すればある程度のことはできてきた人でも、きっと失敗してしまう場面は出てきます。

そのため、失敗を怖れるよりも、「失敗しても大丈夫」「失敗から学びを得られる」など気持ちに余裕を持つことが大切です。

■ 責任の重い仕事をするのが怖い

「就職したら責任の重い仕事をしなければならない」「その責任を自分で背負いきれる自信がない」と不安を感じる人もいるかもしれません。

実際、社会人は自分で責任を取るものです。学生時代のように、保護者が代わりに責任を負ったり、学校の先生がサポートしてくれたりといったことはありません。

しかし、入社後早々に責任の重い仕事を任されることはほとんどないでしょう。仕事の割り振りは、上司が社員一人ひとりの力量から判断して決めるものだからです。

また、自分に任せられた仕事だった場合でも、仕事を進める過程で上司の承認が必要な場合が多いため、全てが自分の責任になることはありません。そのため、責任の重い仕事を怖がることはないのです。

また、考え方によっては、責任が重い仕事の方が成し遂げられた時の達成感が大きく、得られる自信や学びも大きいと捉えることもできます。

■ 遊ぶ時間・自由時間がなくなってしまうのが怖い

社会人になると生活の中で仕事が占める時間が多くなるため、自分が自由に使える時間が減ってしまいます。特に、残業が多い企業に就職すれば、家に帰っても寝るだけで次の日すぐに出社するという場合もあるでしょう。また、休みが少ない会社ももちろん遊べる時間が少なくなります。

学生時代は勉強が仕事だったように、社会人は働くことが仕事なので自由時間が減るのは仕方ないです。しかし、学生時代に大学に行きながらアルバイトを長時間していた人であれば、むしろ自由時間が増える場合もあります。

また、就活の段階から残業時間や休日日数をしっかり確認しておけば、就職後もしっかりと自分の時間を確保できます。

しかし、残業時間や休日日数については企業に直接聞きづらいと感じる人もいると思います。「再就活サポート」では、企業に聞きづらいこともキャリアアドバイザーを通して確認できるので、ぜひ活用してみてください。

過去の経験からくる不安

最後に解説するのは、「過去の経験からくる不安」です。幼少期や学生時代の経験がトラウマとなってしまい、働くことに恐怖心を感じてしまうことがあります。

嫌な記憶を思い出したくないと思ってしまうかもしれませんが、就職を前向きに捉えられるようになりたいという人は、自分と向き合うきっかけにしてください。

■ アルバイトで大きな失敗をしてしまったから怖い

学生時代にアルバイトをしていれば、仕事で何度か失敗した経験がある人は多いでしょう。しかし、その失敗が自分の中でトラウマになってしまっていると、就職以前に働くこと全般に恐怖を感じてしまう場合があります。

たとえば、発注ミスで大きな損失を出してしまった、接客でクレームを言われてしまったなどの失敗です。周りから見たら些細なことでも、自分にとっては思い出したくない経験、トラウマになってしまうこともあります。

しかし、過去の失敗が努力次第で克服できるものであれば、それを学んで自分に自信をつけることで、就職への恐怖心を乗り越えられます。

また、中にはどうしても乗り越えることが難しいと感じる失敗をしてしまったという人もいるかもしれません。そういった場合は、同じようなシチュエーションにならないような仕事を選ぶようにすると、過去の経験にとらわれることなく働けます。

■ ハラスメントを受けた経験があるから怖い

これまでのアルバイトでハラスメントを受けた経験があれば、働くことにネガティブなイメージを持っても仕方がありません。「またハラスメントを受けるかも」「ハラスメントで嫌な思いをしたくない」という思いから、就職が怖くなってしまうのです。

また、アルバイト先ではなくても、身近な大人から理不尽に怒鳴られた、同級生から悪口を言われたといった経験から上下関係や集団行動に苦手意識を持ってしまった人もいます。

しかし、ハラスメントはした側が悪いのであって、された側は何も悪くありません。相手が悪いのにもかかわらず、自分の貴重な就職の機会を無駄にするのはとてももったいないです。

ハラスメントや人間関係の問題は、環境を選べば起きる可能性を下げられます。そのため、就活中にしっかりと会社を見極められれば、必要以上に怖がる必要はないのです。

「就職したくない・怖い」という気持ちに対する7つの対処法

「就職したくない・怖い」という気持ちに対する7つの対処法

ここからは「就職したくない・怖い」という気持ちを和らげる7つの方法を紹介します。

どんな人に向いている方法なのかについても解説しているので、自分に合った方法を見つけてみてください。

1.誰かに話を聞いてもらう

最も気軽に試せる方法は、誰かに話を聞いてもらうことです。

就活に限らず、不安や恐怖心は自分の頭の中で考えていると、より強くなってしまうもの。そのため、誰かに自分のありのままの不安や悩みなどを吐き出した方が、気持ちがスッキリするかもしれません。

話を聞いてもらう相手は、家族や仲のよい友達など、自分の状況や性格について深く理解してくれている人の方が親身に話を聞いてもらえるでしょう。

話を聞いてもらった相手のリアクションから、自分が怖がり過ぎていたのかもしれないと気づけることがあります。また、相手から自分では考え付かなかったような解決策を聞けるかもしれません。

身近な人に話を聞いてもらうのも良いですが、就活のプロに話を聞いてもらった方が、不安や悩みを解消しやすいこともあります。「就活相談サポート」では、就活への疑問や悩みについて相談できるので、気軽に参加してみてください。

また、誰かに話を聞いてもらうのと同時に行いたいのが自己分析です。キャリチャンでは、自分の大切な価値観や考え方に気づける「自己分析ワークシート」を配布しています。

2.就活経験者・社会人から話を聞く

就活が怖い人や社会人生活が不安な人は、経験者から話を聞くのが一番です。

就活に不安を感じている人は、就活を経験した先輩や友人、兄弟などに話を聞いてみましょう。就活がどうだったかというのはもちろん、大変だったことや就活をして良かったと感じることについて幅広く聞くと、就活のイメージを持ちやすくなります。話を聞いてみると「意外と自分にもできるかも」と思えることがあるかもしれません。

社会人生活が不安な人は、一人暮らしをしている人や就職して社会人として働いている人に話を聞いてみてください。家事やお金のやりくりなどの日常生活について、休日の過ごし方、会社での人間関係、仕事の取り組み方、責任の重さなど不安に感じることを聞いてみましょう。

ただし、話を聞く相手が1人だけだとイメージが偏ってしまう可能性があるので、3人以上に話を聞くのがオススメです。

3.アルバイトやインターンをしてみる

さきほど紹介したように、人から話を聞いてイメージを膨らますのもよいですが、自分が体験してみないとわからないことも多いです。

特に働いたことがない人は、まずはどんなアルバイトでもよいので、働く経験をしてみてください。働くことの大変さはもちろん、楽しさを自分の経験することが大切です。

また、就活のガクチカや自己PRなどで、アルバイト経験を活かしたいと考えている場合は、志望する業界や企業に関連するところでアルバイトをするのがオススメです。

より社会人に近い業務を経験したい人は、長期インターンに参加するとよいです。インターンとは就業体験のことで、社会人と同じような業務に関われたり、社会人のアシスタント業務ができたりします。

業務を通して社会人の働き方を知れるのはもちろん、就職する上で必要なスキルや経験を積むことが可能です。そのため、社会人になる上で必要になるマナーやルール、ビジネススキルが不安な人にも、長期インターンはオススメです。

4.時間をかけて真剣に就活に取り組む

「ブラック企業を選んでしまうかも」「そもそも自分は企業に採用してもらえないかも」と思っている人は、早い時期から就活を始めるのがオススメです。

就活を短期間で終わらせようとすると、知識が乏しい状態で就職先を選んでしまうことになるので、ブラック企業を選んでしまいやすくなります。選考対策も十分にできないため、自分が志望する企業の内定獲得は難しいでしょう。

また、就活が怖いという人も、実際に取り組んでみたらそんなに怖いものではなかったと思えることがあります。そのため、「怖いから動かない」という考えから「怖いかどうか確かめるために動いてみる」という考え方に切り替えてみてください。

こちらのコラムでは、就活スケジュールや進め方について具体的に解説しています。「何から始めればよいか分からない」「いつから動き出すべき?」と悩んでいる人は一度目を通してみてくださいね。

5.就活仲間を作る

就活を一緒に頑張る仲間ができれば、就活に対する恐怖心を緩和できるかもしれません。

就活仲間がいれば、お互いに励まし合って就活に取り組めることはもちろん、就活に関する情報を共有できます。そのため、1人で就活をするよりも効率良く進められるのです。

また、就活仲間と選考対策に取り組むと、自分への客観的な評価を聞けます。客観的な評価をもとに改善を重ねていけば、面接本番でも高評価を得られる可能性が高くなるので、選考を通過できる自信がない人はぜひ就活仲間を作ってみてください。

就活仲間を作るためには、大学や就活セミナー、企業説明会などで積極的に声をかけてみるのがオススメです。はじめは緊張するかもしれませんが、就活仲間を作りたいと考えている就活生はたくさんいます。

6.大学のキャリアセンターを活用する

キャリアセンターはほとんどの大学にあるもので、その大学に通っている学生であれば、就活のサポートを受けられます。具体的なサポート内容は、大学やキャンパスによって異なりますが、就活相談やESの添削、面接対策などをしてもらえる場合が多いです。

また、求人を紹介してもらえることもあります。キャリアセンターには「この大学の学生を採用したい」という企業の求人が集まっているため、通常のルートから応募するよりも内定獲得がしやすいです。

さらに、そういった企業の社員には大学の先輩が多い可能性があるので、気軽にOBOG訪問ができます。OGOB訪問で、企業の内情を聞いておくと就職する際の不安や恐怖心を払しょくできるでしょう。

7.就活エージェントを使って仕事を探す

就活に関する相談や選考対策、自分に合った求人の紹介をしてもらえるのが就活エージェントです。

就活エージェントでは、就活に直接関係のある相談だけでなく、就職したくない気持ちや就職への恐怖心を克服するための相談にも乗ってもらえます。

また、就活エージェントで紹介してもらえる求人は、きちんと内情を把握している企業のものばかりです。そのため、自分の理想の条件の企業に出会いやすかったり、ブラック企業を選ぶリスクを軽減できたりします。

さらに、企業に関する心配な点や聞きづらいことは、キャリアドバイザーを通して事前に確認ができるのも嬉しいポイントです。就職する前に、働くことや就職先への恐怖心や不安を可能な限り軽減できます。

キャリチャンの「就活相談サポート」では、就活生一人ひとりに合った企業の求人を紹介しています。ぜひ一度活用してみてください。

「就職したくない・怖い」を克服する3つのマインドセット

「就職したくない・怖い」を克服する3つのマインドセット

「就職したくない・怖い」という気持ちを和らげるには、自分自身の気持ちや考え方を変えることも必要です。そこでここからは、就職に対する恐怖心を克服するためのマインドセットを解説します。

今すぐに取り入れられるので、自分を変えたい、就職に対して前向きになりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.働くことの良い面に目を向ける

まず1つ目のマインドセットは、働くことの良い面に目を向けることです。

「就職したくない、怖い」と感じている人の多くは、働くことの良い面を知らない場合があります。働くことの良い面がわかれば、就職に対する恐怖心を和らげられるかもしれません。

以下の内容は、ごく一部ではありますが働くことの良い面です。社会人になった自分の姿を想像しながら、読んでみてください。

【例】

  • 自由に使えるお金を得られる
  • 自分自身の成長に繋がる、視野が広がる
  • 誰かの役に立てる、喜んでもらえる
  • 1人ではできないことを成し遂げられる
  • 人との繋がりが広がる

このように、働くことで得られること、働かなくては得られないことがたくさんあります。働くことのつらい部分が気になってしまう気持ちはよくわかりますが、一度フラットな状態で考えてみてください。

2.周りの人と自分を比較しない

2つ目のマインドセットは、周りの人と自分を比較しないことです。

就活では他の就活生と戦っている感覚があるかもしれませんが、実際は企業との相性が合うかどうかが重要で、他の就活生との優劣を考えてもあまり意味がありません。なぜなら、優秀と判断する基準は企業ごとに異なるからです。

そのため、自分と周りの人とを比較している時間があるのであれば、自己分析や企業分析をしたり、たくさん説明会やインターンに参加したりしましょう。そうした方が、就活や就職に有意義な時間を過ごせます。

また、就職後は同期や先輩・後輩などの周りの人と比較されることがあるかもしれません。しかし、自分の目の前にある仕事に一生懸命に取り組んでいれば自然と成果は表れるので、必要以上に自分と周りを比べる必要はないのです。

3.失敗しても大丈夫だと思う

最後に紹介するマインドセットは、失敗しても大丈夫だと思うことです。

働くのが怖いから就職したくない人は、失敗を過度に恐れている可能性があります。実際、社会人になると、自分のミスは自分で責任を負う必要があるので、適度に失敗を恐れることは必要です。

しかし、失敗に対する恐怖心が大きくなりすぎてしまい、動けなくなってしまったりするのは非常にもったいないです。特に、就活中は多少失敗をしても許される期間なので、色々な経験をしてたくさん失敗しておきましょう。そうすることで、社会人になってからの失敗を減らせるからです。

また、就職後の失敗についても過度に怖がる必要はありません。入社後は、研修期間や先輩社員から業務を教わるOJTなどがあるため、すぐに1人で仕事をすることはほとんどないといってよいでしょう。また、一人前になったとしても、必要であれば上司に相談しながら仕事を進められます。

「就職したくない・怖い」気持ちを克服できる就職先を探そう!

就活生は社会人として働いたことがないため、「就職したくない・怖い」という気持ちを抱くのは仕方のないことです。しかし、就職に対してネガティブな気持ちを抱いたままだと、就活に取り組めなかったり、就活をしても上手くいかなかったりする可能性があります。

そのため、まずはしっかりと自分の気持ちと向き合うことで恐怖心の原因を突き止めましょう。原因がわかれば適切な対処法が見つかりやすくなり、就活に対する恐怖心を克服するきっかけになるかもしれません。

また、就職が怖いと感じずに働ける就職先を見つけることも大切です。企業の選び方がわからない、自分ではブラック企業を見極められないという人は、ぜひ就活のプロの力を借りてみてください。

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就職が怖い人に関するQ&A

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就職しないとどうなる?

就職しないからといって、生きていけないという訳ではありません。しかし、収入が安定しなかったり、社会的信用が得られなかったりするなどのデメリットがあります。

ニートになる人の特徴は?

ニートになる人の特徴の1つが、コミュニケーションが苦手な人です。コミュニケーションが苦手だと、就活が上手くいかなかったり集団生活に馴染めなかったりするため、就職が難しくなってしまいます。

面接ってなぜ怖いの?

面接が怖いと感じる最も大きな理由は、面接は自分が評価される場だからです。「失敗したら不合格になってしまうかも」「面接官からどう思われているかわからない」など、自分の評価を気にすることが恐怖心につながります。

この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

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