就活とバイトは両立可能!両方を上手にこなしていく方法とポイントを紹介
2022年11月21日
就活って思っている以上にお金がかかって大変ですよね。
就活は自分の将来が左右されるほど重要なもの。でもそんな就活をするためのお金がない…。「バイトをやめるわけにはいかない」または「バイトをはじめるべきなのか」と悩んでいる就活生もいるのではないでしょうか。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
そうなんです!スーツに交通費、時間つぶしのカフェ代だってバカにならない…。でも僕の場合、親の経済状況なども考えると、就活だからってこれ以上の援助を受けることは難しいんです。かといってこれまで貯金などしてこなかったので、本当に悩んでいます。
これまで通りバイトを続けていきたいのですが、就活とバイトを両立するなんて不可能でしょうか?
そんなことないですよ。就活とバイトは両立可能です。
ただし、これまで通りではいけませんね。就活とバイトを両立するには、就活時期に応じた働き方をしなくてはいけないんです。
このコラムでは、就活とバイトとの両立を検討している人に向けて、「就活とバイトを両立する方法」やオススメのバイトなどをご紹介しています。これを読んで、就活もバイトも充実したものにしましょう!
キャリアプランナー 岡田
就活とバイトの両立は可能?
予想以上にお金のかかる就活。そして予想以上に忙しい就活ですが、そんな就活を続けていくために「バイト」との両立を考えている人も多いと思います。
実際忙しい就活とバイトとの両立は可能なのでしょうか?解説します。
就活とバイトの両立は可能!
就活とバイトは両立が可能です。もちろん今までのようにフルにバイトをした状態で就活を両立するのは無理ですが、働き方を見直せば就活との両立はできます。
また、就活はお金が非常にかかるため、バイトをしたほうが良い場合がほとんどです。実際にキャリchがカウンセリングしてきた就活生の80%が就活中にもバイトをしていました。
さらに就活中のバイトは「お金」以外にもメリットが発生します。具体的にどのようなメリットがあるのか、次項から確認していきましょう。
就活とバイトを両立するメリット
就活とバイトを両立するメリットは下記のとおりです。
- 就活資金を調達できる
- 働いた経験が面接で評価される
- 息抜きになる
まずはなんといっても「お金」がもらえることが一番のメリットでしょう。就活中はお金がかかるため、それらをまかなえるのは助かりますし、お金がないからといって選考を諦めるという事態も避けることができます。
また、たとえ貯金をしたとしても貯金が削られていくのは嫌だと思いますし、まして就活という忙しい時に貯金が減っていくのを目の当たりにあるのはストレスになりかねません。お金の余裕は心の余裕というように、お金が常に入ってくるという環境は、ストレスを軽減して就活をするためにも大切なことです。
さらに、バイトをするということは少なくても“働くという経験”をしていることになるため、実際に働くイメージがしやすくなり、企業選びがしやすくなったり、面接でその経験を述べることができます。実際、面接官側からアルバイト経験について聞かれる場合もありますので、バイトはしておいた方が良いでしょう。
そして、就活とバイトを両立するメリットとして「息抜きになる」ことも挙げられます。就活は忙しいですし、慣れないことをすることになるため、非常にストレスを抱えやすいです。それに就活中は同級生みんながみんな就活モードとなっているため、なかなか就活以外のこと考える場がありません。
しかし、バイト先なら年齢も環境もバラバラなため、就活の話題は学校よりは少ないですし、「仕事」に集中しなくてはならないため、就活から離れることができます。このように一時的に就活から離れることはリフレッシュになりますし、とてもよいことです。
就活とバイトを両立する方法
「お金が必要だからバイトと両立したい」「でも就活がおろそかになるんじゃないかと不安」そんな風に思っているあなたに、就活とバイトを両立するための方法をご紹介します。
理想的な働き方からオススメのバイト形態などをご紹介していきます。
日数や時間を減らす
先ほども述べたように、就活とバイトを両立することは可能ですが、フルでバイトをした状態での両立はできません。就活との両立を目指す場合はあくまで“就活をメイン”にしたスケジューリングにする必要があります。
具体的には週2日程度で、1日のバイト時間は5時間未満がよいです。バイトをする日は平日1日、休日1日がよいでしょう。土日にどちらもバイトを入れてしまうと休める日がなくなってしまうので避けた方がよいです。
就活が落ち着いている時期(面接などがあまりない時期)に週3~4日バイトをしてもよいですが、就活が忙しい時期にたくさんバイトをしてしまうと体を壊してしまう可能性があるためよくありませんし、体を壊してしまえば元も子もありません。
またよっぽど器用な人でない限り、そのような過密スケジュールをこなしていくことはできません。つめ詰めのスケジュールはどちらかに支障が出ることが目に見えていますので、無理なスケジューリングにしないようにしてください。
シフト制のバイトを選ぶ
バイトの日程が固定されたものよりも、日時を選べるシフト制のバイトをするのがポイントです。就活とバイトの両立は“就活がメイン”になるため、バイトは空いた時間を利用するという形です。
シフト制のバイトなら日程だけでなく時間も指定できるため、「午前中面接したら午後はバイト」などといった予定を組むこともできます。多くの企業は営業時間外に面接をすることはないため、時間を把握すればシフトもそれに合わせて組みやすくなるでしょう。
シフト制のバイトの中でも、シフトの提出頻度が高いバイト先がオススメです。一か月ごとの提出よりも1週間ごとの提出の方がギリギリの予定を把握しやすいですし、シフトを変更するといった手間も省くことができます。
日雇いバイトや派遣に登録する
日雇いや派遣などに登録するのもオススメです。バイト先によっては一度入れたシフトの変更ができなかったり、代わりのバイトを探すことができないという場合もありますが、日雇いや派遣なら前日にバイトの予定を入れることができるため、就活と両立がしやすいです。
さらに日雇いや派遣は“その日に確実に現金が得られる”というメリットもあるため、遠方での面接で交通費が必要になった場合などに非常に役立ちます。
しかし、登録した日雇いや派遣によっては前日にバイトを入れることができなかったり、給料がすぐもらえないこともありますし、特に日雇いバイトでは重労働のバイトしか紹介されない場合などもあるため、口コミなどをチェックしてから登録しましょう。
有給インターンをする
就活中にお金を稼ぐ方法として、長期インターンの参加もオススメです。有給インターンに参加すれば実務を経験しながらお金がもらえますし、スキルアップも図れます。
またこのような経験は就活で必ず生きてきますし、実際、企業側もインターン参加を大きく評価する場合がほとんどです。とくに志望する企業のインターンに参加すれば、その企業で必要なスキルを身につけられるため、就活で有利になることは目に見えています。
それにインターンを開催している企業は就活生に対して理解があるため、急なシフト変更などをすんなり受け入れてくれる場合がほとんどです。このように有給インターンはメリットばかりですので、選択肢に入れてみましょう。
就活の予定も詰めすぎないように
バイトだけにこだわらず、就活側でも意識すべきことがあります。それは「選考や面接などの予定を詰めすぎない」ことです。
いくら就活を中心にするとしても、選考や面接などの予定をパンパンにしてしまってはバイトを減らした意味がありません。就活とバイトを総合的にバランスよくスケジューリングにすることが大切なのです。
それに選考や面接などの予定を詰めすぎても体が持ちませんし、一つ一つが手抜きになってしまうため、うまくいかない可能性が高くなります。就活とバイトの両立以前に、就活がうまくいかなければ元も子もないので、一つ一つを丁寧にこなしていけるスケジューリングにしましょう。
もしも就活とバイトを両立したスケジュールがうまく組めない場合は、就活エージェントなどのプロに頼って就活することをオススメします。就活エージェントなら忙しいあなたのバイト事情を考慮に入れたうえで、無理のない選考スケジュールの企業を紹介してくれるからです。
それに就活エージェントなら、企業側から提示された選考日程が都合に合わない場合、就活生の代わりに企業側と日程調整してくれます。「バイトしないと就活するお金がなくて…」といった自分ではちょっと言い出しにくい事情も、あなた専属のプロのエージェントが、悪印象にならないよう企業側と上手に交渉してくれるのです。
キャリchでも、就活のことなら何でも相談できる「就活相談サポート」や、できるだけ負担の少ない就活になるよう支援する「スピード内定サポート」といった無料イベントを開催しています。プロのキャリアプランナーがマンツーマンでサポートしますので、安心してお任せください!
就活とバイトを両立する際の注意点
就活とバイトと両立は、総合的にバランスの取れたスケジューリングが大切だと述べましたが、他にも注意すべきこと、さらに意識すべきことがあります。
具体的にどのようなことに注意していけばいいのか、解説します。
「就活をセーブ」はオススメしない
就活とバイトを両立する上で、どちらかをセーブしたいと思った際に「就活をセーブ」するという選択肢は避けてください。
資金不足などといった理由からバイトを優先したい気持ちもわかりますが、今あなたが就活生である以上は“就活が最優先”です。
就活をセーブしてしまうと、その間に企業は採用活動を終わってしまうことがありますし、もともと企業と接触できるはずだった時間が無くなることになるため、たくさんの可能性がつぶれてしまうことになります。
また、就活と予定が被った際にバイトを優先してしまうと、就活がどんどん先延ばしになり、長引いてしまう可能性もあります。
このように就活をセーブするという選択肢はデメリットばかりですので、このような状況になった時に「バイトをセーブ」するということを覚えておきましょう。
両立に向いていない人もいることを覚えておこう
残念ながら、就活とバイトとの両立が向いていない人がいるということも覚えておきましょう。
繰り返しになりますが、就活生である以上、就活を最優先する必要がありますので、バイトが理由で就活がおろそかになってしまう人にはバイトとの両立は向いていません。
また、2つのことを同時にこなしていくのが苦手だという人も、どちらもダメになってしまう可能性がありますので、バイトとの両立はあきらめた方がいいかもしれません。
資金面の問題もあると思うので初めから諦めてしまうのはあれですが、一度両立をはかり、それでも難しそうだと判断した場合にはバイトを諦めましょう。
「アルバイト経験」は面接でも聞かれる
就活では「アルバイト経験」について面接で聞かれることがあります。ここではそんな面接でアルバイト経験について聞かれた時の対策法と、就活で有利になるオススメバイトをご紹介します。
あらかじめ、どのような意図から質問されるのかを知っておけば、回答しやすいように意識してバイトをすることができると思いますし、これからバイトを始めるという人にも、就活で有利になるオススメバイトが参考になると思うので、ぜひチェックしてみてください。
面接でアルバイト経験について答えるコツ
面接官がアルバイト経験について質問してくる意図は、「人柄」と「継続力や成長意欲の有無」をチェックするためです。ですから、質問に答える際は、これらをアピールしていくことを意識します。
具体的には「どんなバイトをしたいのか」→「そのバイトで取り組んでいたことなど」→「そのバイトを通して学んだことは何か」→「学んだことが入社後どう活かせるのか」を述べていくことになりますので、それぞれ1つずつ掘り下げていきましょう。
ちなみにアルバイト経験がない人は、「ない」と正直に答え、バイトをしなかった理由を合わせて述べます。複数バイトをしている場合は、ネタになりそうなものを厳選して話せばOKです。
詳しい回答方法はコチラのコラムで紹介しています。
またキャリchでは、プロのキャリアプランナーがマンツーマンで面接対策をお手伝いするオンラインサービス「面接サポート」や、就活のことなら何でも相談できるイベント「就活相談サポート」を行っています。利用は完全無料ですので、面接での答え方などについて不安を感じる人は気軽に相談してみてください。
「人と関わる仕事」は就活で有利になる
面接で答えるのにはもちろん、経験そのものが就活で有利になるバイトがあります。それは「人と関わる仕事」です。具体的には接客業、営業職、コールセンター、受付などです。
なぜこれらがオススメなのか、その理由は「コミュニケーション能力が上がる」のと、「マナーを身につけることができる」からです。
人と関わる仕事では、たくさんの人と接していくことになるため、人との関わり方を学ぶことができます。そしてこの関わり方こそ、コミュニケーション能力アップへとつながるのです。
また、お客様と関わるということで、自然と正しい言葉遣いや気遣いなどを身につけることもできるため、社会人になった後にもこれらの経験は役に立ちます。
このように“すでに社会人として必要なスキルを身につけている”学生は企業側も大きく評価するので、面接などを通して有利になることが多いです。
ただバイト経験は就活で有利になるだけでなく、自分の経験値も上げることができるので、もしバイト先をどこにするか迷っている人はぜひ「人と関わる仕事」を選んでみましょう。
専門職を目指す場合はそれに特化したバイトをしよう
もし自分の志望する業界や企業が「専門的な知識やスキル」を求めている場合は、それらに特化したバイト先を選ぶようにしましょう。
専門職を目指す場合は、コミュニケーション能力やマナーなどを身につけていることを前提に、専門的な知識やスキルの有無、経験などを評価の対象としているため、専門的な知識やスキルを身につけられる職場経験が重要になります。
ネイリストを志望しているならネイルサロン、料理人を目指しているなら飲食店のキッチンスタッフなどというように、専門職を目指すのであれば、専門的な知識やスキルを身につけられるバイト先を積極的に選んでいきましょう。
おわりに
就活とバイトは両立が可能です。しかし、今までのようにフルでバイトをするのは無理ですし、就活という慣れないことをしながらの両立は正直大変です。
ですから、日数や時間などを調整し、無理のない範囲で両立を目指していきましょう。バイトばかりを優先してしまっては、就活はうまくいかないので、あくまで“就活メイン”だということを忘れずに。
また、少しでも厳しいと思ったらバイトをやめるという選択も必要だということを覚えておきましょう。それでも金銭面的にやめるのが厳しいという場合は、ぜひキャリchを頼ってください。
キャリchが開催するイベント「就活相談サポート」では、企業探しから面接対策など、あなたの就活を全力でサポートしていきます。就活に関して全面的にバックアップしていくため、バイトとの両立もしやすくなります。ぜひ参加してみてください。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。