愛嬌があれば面接に受かる?就活における「愛嬌」の重要さについて解説します
2023年3月27日
面接に向けて笑顔の練習ですか?とてもいいですね!
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
ありがとうございます。愛嬌がある人は面接に受かりやすいと聞いたので、少しでも明るく見えるように練習中なんです。
なるほど、よい着眼点ですね。実は「愛嬌がある人は内定をもらいやすい」のは本当です。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
じゃあ、もっと笑顔の練習をしないと!でも「愛嬌」って難しいな……。どうすれば身につきますか?
では「愛嬌とは何か」から理解を深めていきましょう。さらに、愛嬌を生み出すためのポイントも解説するので、面接官に好印象を与えられるように頑張ってくださいね。
キャリアプランナー 岡田
就活における「愛嬌」とは何か?
「愛嬌がある人は面接に受かりやすい」なんて噂があるほど、就活において愛嬌が重要視されていますが、そもそも愛嬌とは何なのでしょうか。また、就活における「愛嬌」とは具体的にどんなことなのでしょう。
まずはそんな「愛嬌」とは何なのかについて理解を深めておきましょう。
そもそも「愛嬌」とは何か?
愛嬌とは、goo辞書によると、1「にこやかで、かわいらしいこと。」、2「ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。」、3「相手を喜ばせるような言葉・振る舞い。」、4「(多く「御愛嬌」の形で)座に興を添えるもの。ちょっとしたサービス。座興。」と意味されています。
一般的に「愛嬌がある人」は下記のような特徴が挙げられます。
- いつも笑顔でいる
- 周りを明るくできる人
- 素直
- 話し上手
- ユーモア
- 甘え上手
- 人懐っこい
- 話しかけやすい
- 人によって態度を変えない etc…
上記の特徴や辞書から意味から『愛嬌がある人』を定義すると、「かわいらしくて親しみやすく、相手を喜ばせることができる人」ということになります。
愛嬌のありなしに容姿は関係なく、美人・イケメンでもそっけない態度の人は「愛嬌がない」と判断され、好かれることはありません。反対に、容姿に自信がなくても愛嬌がある人は好かれやすいい傾向にあるということです。
容姿は簡単には変えることはできませんが、愛嬌は誰にでも身につけることができるものですので、のちほど紹介する「愛嬌を生み出す方法」から身につけていきましょう。
就活における「愛嬌」とは
就活における愛嬌がある人は、「親しみやすく、人との関わり方が上手な人」のことを指します。言い方は先ほどと異なっていますが中身は一緒です。
先ほども、相手を喜ばせることができる人こそ愛嬌がある人だと説明したように、就活においても面接官(企業)に好んでもらえるような人こそが愛嬌があると判断されることになります。
つまり、就活においては「親しみやすさが伝わり、会社に溶け込んでくれそう」と感じる人が好まれ、『愛嬌がある人』として判断されるのです。
「愛嬌がある人はモテる」と言われるように、愛嬌がある人はどの企業からも好かれます。いくら容姿や良くても、頭がよくても愛嬌がなければ合格はできないといっても過言ではないほど、「愛嬌=人間性」は重要なのです。
合否に関係する?「愛嬌」がもたらす就活への影響
前述より、愛嬌の特徴についてお話ししましたが、具体的に愛嬌があることでどのような影響をもたらすのでしょうか。
先ほども「就活において愛嬌は重要」と述べましたが、なぜそこまでして重要視されるのか。そんな疑問も合わせて解説します。
親しみやすさを評価される
愛嬌がある人は「親しみやすい」という印象を与えます。そしてこの親しみやすさこそが評価される最大のポイントなのです。
先ほど紹介した愛嬌がある人の特徴からもわかるように、笑顔で話しやすい、素直などといった特徴は親しみやすさを感じさせます。この親しみやすさは「会社に溶け込んでくれそう」「会社に良い風を吹き込んでくれそう」と思わせることができることから、高く評価されるのです。
いくら美人やイケメンでも「不愛想」「声が小さい」「笑顔がない」ようでは、親しみやすさを感じることができないため、採用へとは結び付きません。
あなたが感じの悪い人よりも、常に笑顔で明るく接しやすい人に対して良い印象を抱くのと同じで、面接官も人間ですから親しみやすい人間を採用したいと思うのは当然のことなのです。
それほど「親しみやすさ」というものは大切で、親しみやすさを感じさせる「愛嬌」のありなしは就活において重要なものなのです。
第一印象が良くなる
愛嬌があることで第一印象が良くなります。先ほどの愛嬌がある人の特徴からもわかるように、どの特徴も相手に好感を抱かせるようなものばかりです。
第一印象というと容姿を思い浮かべる人も多いと思いますが、それだけではありません。確かに印象を決定付けるのに見た目が重要視されますが、それはイケメン・美人とは違い、話し方や雰囲気などをすべて含めたものとなります。
決して美人とはいえないものの、優しそうで明るい雰囲気の人って印象がいいですよね?このように、見た目ににじみ出るあなたの人間性こそが第一印象を決定付けるもので、親しみやすさや好印象を与える特徴を兼ね備えた「愛嬌がある人」が第一印象をよくするといういわけです。
第一印象だけで合否が決まるといっても過言ではないほど、就活においてこの第一印象は非常に重要視されています。愛嬌があれば第一印象が良くなるということがわかっているなら、身につけないわけにはいかないですね。
愛嬌がある人=内定が出やすい
これまでからもわかるように、愛嬌がある人は企業から好かれやすく、内定が出やすい傾向にあります。愛嬌がある人がモテるように、愛嬌がある人は企業からの人気が厚く、内定へと結びつきやすいのです。
そのため、「愛嬌があると内定率が上がる」「愛嬌のありなしは合否に影響する」という噂は本当だということになります。
先ほど挙げた「愛嬌がある人の特徴」を“企業目線”からひも解いてみましょう。
- いつも笑顔でいる
→笑顔が最高のオシャレ。明るい印象を受け、会社にとってもポジティブな存在になるだろうと判断される。 - 周りを明るくできる人
→仕事ができることはもちろんだが、場の雰囲気を明るくできる存在は重宝される。社外からの評価も高いだろうと判断され、好印象を受ける。 - 素直
→素直な人は失敗が少なく、会社のために頑張ってくれる人だと判断される。成長できる素質もあることから、どの企業にとっても重宝される存在。 - 話し上手
→話し上手は場を和ませることができる。とくに営業職などにおいて、仕事での成果を期待できることから話し上手は重宝される。 - ユーモア
→ユーモアな人は場を和ませることができ、さらに面白さも兼ね備えています。このような人が会社にいるだけで雰囲気が良くなるため、好まれやすい人材です。 - 甘え上手
→甘え上手な人は懐に入り込むのが上手です。そのため、社内だけでなく社外の人との関わり方も上手だろうと判断される。 - 人懐っこい
→甘え上手同様に、懐に入り込む上手さから人柄を評価される。周りからのフォローも厚く、自己成長にもつながりやすい。 - 話しかけやすい
→話しかけやすい人は安心感があり、相手の心を開かせることができることから、どんな人からも好かれやすく、様々な人と関りを持つ社会人にとって重宝される人柄です。 - 人によって態度を変えない
→誰にでも平等に接することができる人は好かれやすいです。反対に人によって態度を変えるような人は社会人として悪印象です。
上記からもわかるように、愛嬌がある人の特徴として挙げられるものはすべて企業にとっても魅力的な要素で、社会人としても重宝されるものばかりです。
反対にどれも必須といえる要素でもあることから、愛嬌がない人は社会人として会社に向かい入れるのに不安点が残るということになります。
愛嬌を生み出すための4つのポイント
合否にも影響が出るほど就活において重要視される愛嬌。容姿などは簡単に変えられないけど、誰にでも身につけることができる愛嬌なら、ぜひとも身につけたいですよね?
ここではそんなあなたのために、誰にでも簡単に愛嬌を身につけるための方法をご紹介しています。愛嬌を生み出すために意識したい4つのポイントをご紹介しているので、これを読んで愛嬌を身につけましょう!
常に笑顔を心がける
愛嬌を生み出すためには、常に笑顔を心がけます。笑顔は最高のオシャレと言われるほど、相手に与える印象として大きな要因となるものです。
笑顔は少しの意識で誰にでもできることですので、意識的に笑顔を作りましょう。そうすることで自然とどんな場面においても笑顔でいることができるようになります。
ただし、常にニヤニヤしているのは怪しいですので、外では口角を上げるだけ、家の中では表情筋を鍛えるトレーニングをする、などと使い分けましょう。
スマホなどで「笑顔 トレーニング方法」と検索すれば、たくさん表情筋を鍛えるためのトレーニング方法が掲載されているので、参考にしてみてください。
また、笑顔はストレス解消や不満が減るなどといった効果がありますし、ポジティブになる、やる気が出るなどといったプラスな効果もあります。そして笑顔によってあなた自身がポジティブになれば、周りにも良い影響を与えられるようになるのです。
あなたも笑顔が素敵な人を見ると、自分まで気分がよくなるという経験ありませんか?このように、笑顔がもたらす効果は自分だけでなく、たくさんの人を巻き込み、良い影響を与えるのです。
笑顔は愛嬌を身につけられるだけでなく、相手にも良い影響を与え、さらに自分の中でのモチベーションも上がることで就活成功にもつながるという、メリットばかりです。
元気にハキハキと話す
笑顔にプラスして、元気にハキハキと話すことも意識しましょう。元気にハキハキと話す人はポジティブで自信に満ち溢れている印象を与えることから、面接において大きく評価されます。
また、元気にハキハキと話せる人はコミュニケーション能力も高いと評価されることから、営業職などといった対人での仕事をする職種で重宝されます。もちろん営業職以外にも近年では、学力よりもコミュニケーション能力を重視する企業も増えていますから、評価の対象となります。
ハキハキと話すために意識することは、話しの内容が伝わりやすいよう、大きく口を開けて話すことです。そして“普段”から意識して話し慣れることです。面接は緊張する場ですので萎縮してしまい、誰もがハキハキと話すことが難しくなります。
そのため、面接だけハキハキ話そうとしてもうまくいかないのは当たり前ですので、普段からハキハキと話すことに慣れておく必要があります。ハキハキと話すことに慣れておけば、自然な形で愛嬌の生み出すことができるでしょう。
口を動かさないとモゴモゴとこもった音となり、言葉がハッキリしないため聞き取りにくいですし、反対に口を横に開いたまま話すとベタベタとした話し方となり、幼い印象を与えてしまいます。
このような話し方では「この人に仕事を任せられない」「お客様の対応ができるか不安」と思われてしまい、内定は遠のいてしまいますので、誰かに話し方をチェックしてもらい、改善するようにしてください。
「面接でどのように振るまえば、よりよい印象を与えられるか?」このような悩みは尽きることはありません。キャリchの「面接サポート」では、模擬面接を通してあなたの話し方や表情などをチェックし、1対1で丁寧に指導を行っています。面接に対する不安がある人はぜひご参加ください。
素直になる
愛嬌を手に入れるためには、素直になることを心がけてください。素直な人は意見を素直に受け入れることができることから、上司やお客様との付き合い方もうまく、仕事においても成長が早いことが見込まれるため、高く評価されます。
しかし素直さは笑顔やハキハキと話すといったこととは違い、性格的なものになるため、簡単に素直になるのは難しいと感じるかもしれません。しかしそんなことはありませんので安心してください。素直さはほんの少しの意識だけで、誰にでも簡単に手に入れることができます。
下記に素直になるために意識してほしいことをまとめます。
- 人の意見を受け入れる
→人をとにかく否定しないこと。相手の意見を肯定し、賛同することを心がけよう。 - 先入観や固定概念を捨てる
→周りの意見を受け入れやすくするため、先入観や固定概念を捨てるように意識しましょう。 - ネガティブに考えない
→「どうせ自分なんか…。」と考えないようにする。好奇心に従ってみることで素直さを手に入れられます。 - 自分の気持ちにウソをつかない
→考え方や態度がまっすぐで飾っていない様子を示すためにも、自分の気持ちにまっすぐに向き合い、正直になりましょう。
ほんの少しだけ「素直になろう」という意識があれば、その思いは面接官に伝わり、愛嬌があると判断され、評価へと結びつきます。「素直」は案外簡単になれるのです。
他人から愛嬌があるかをチェックしてもらう
自分に愛嬌があるかどうかを「他人」にチェックしてもらいましょう。愛嬌には様々な特徴があるものの、明確な定義があるわけではないため、愛嬌があるかどうかを自分で判断することは難しいです。
また、自分の中で愛嬌があると思っていても、周りの人から「愛嬌があるとは思えない」と判断されてしまえば意味がありません。面接では面接官があなたを評価するため、他者(面接官)からどう見えているかを意識することが大切なのです。
ですから、他者に自分を客観的に評価してもらってください。できれば身内や友人など、自分のことをよく知っている人ではなく、自分のことをあまり知らない人を頼ると良いです。
たとえば、大学のキャリアセンターや就活エージェント、OB訪問などを利用すると、リアルな意見がもらえるのでオススメです。
しかし「知り合いだと面接練習が恥ずかしい」と感じる人もいるでしょう。そこで活用をオススメしたいのが、キャリchの「面接サポート」です。1対1の模擬面接であなたの話し方や表情などをチェックし、丁寧に指導を行っています。面接官によりよい印象を与えるために練習したい人はぜひお気軽にご参加ください。
愛嬌による影響は就活だけじゃない
これまでより、愛嬌があることで就活に有利になるということで、愛嬌がないと就活はうまくいかないことがお分かりいただけたと思います。
しかしこの愛嬌のありなしは就活だけでなく、他の場面においても様々なことに対して大きく影響をすると言われています。では、具体的にどのような場面で、どんなことが起きりうるのか、解説します。
就活だけでなく、社会人になっても苦労する
愛嬌があると就活で有利になりますので、当然ながら愛嬌がなければ有利に運ぶことはありません。むしろ愛嬌がないと「不愛想」「成長が期待できない」「仕事を任せられない」などと評価されてしまい、 “不利”になることがほとんどです。
また、たいていは就活につまずき内定獲得が難しい場合がほとんどですが、もし仮に内定を獲得できたとしても、愛嬌がないと社会人になってからも苦労してしまいます。なぜなら、社会人になってからの方が、愛嬌のありなしによる評価が厳しいからです。
どんな仕事においても、親しみやすさを感じさせることは重要です。親しみやすさを感じさせることで、上手に人付き合いができるようになり、仕事への成果とつなげることができます。
しかし、愛嬌のなさから「不愛想」「成長が期待できない」「仕事を任せられない」と思われるようでは、期待を持つことができず、実際に仕事をしていてもうまいかないことがほとんどです。
そのため、面接においても企業の売り上げに貢献できる人間かどうかを見極めるために愛嬌のありなしはチェックされていますし、実際に仕事をする上でも愛嬌のありなしで結果は大きく異なってきますので、愛嬌は必ず身につけておきましょう。
愛嬌は女だけのものじゃない!
「男は度胸、女は愛嬌」という言葉があるように、愛嬌というと女性だけのものというイメージが強いと思いますが、そんなことはありません愛嬌は男性にも必要な要素です。
確かに愛嬌は「かわいらしさ」や「甘え上手」といった女性をイメージさせるような特徴が多くありますが、就活における愛嬌とは“親しみやすく、人との関わり方が上手な人”のことを指しますので、女性ばかりが該当するわけではないのです。
親しみやすさは男性にも必要ですし、人との関わり方の上手さは誰にでも求められるスキルです。そのため、「自分は男だから愛嬌なんて関係ない」と思わず、親しみやすさを感じさせられるよう、心がけてください。
おわりに
愛嬌は合否にも関係するほど、就活において重要なものとされています。「愛嬌がある人はモテる」といわれるように、愛嬌がある人は面接官からもモテます。多くの企業から求められます。
容姿とは違って愛嬌は誰にでも手に入れることができる要素ですので、普段から笑顔を意識、元気にハキハキと話すようにしましょう。そして「自分に素直」になるように心がけてみてください。
また、愛嬌のありなしは「他者」に必ず確認してもらってください。愛嬌があるかどうかは自分で判断するのではなく、周りからの見え方が重要になります。親や友達など、自分と親しい人ではなく、大学のキャリアセンターや就活エージェントに頼りましょう。
キャリchでも、愛嬌を全面的に出していくための練習が行える「模擬面接イベント」を開催しています。就活のプロと練習を行う事で、より効果的に愛嬌を出していけるようになります。完全無料ですので、ぜひ気楽にご参加ください。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。