内定間違いなし!面接での第一印象をよくする秘訣を伝授します
2023年3月30日
「面接は第一印象が重要です!!」就活で何回この言葉を聞きましたか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
数えきれないほど聞きました…!正直なところ、重要だといわれてもどれほど重要なのかわかりません。
言葉でいわれてもわかりませんよね。キャリchにきた学生さんにも、第一印象の重要性に疑問をもつ人は多くいました。毎回お答えしますが、面接での第一印象は「合否」に影響が出るほど重要です。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
「合否」に影響が出るほど重要なんですか?!何だか「第一印象」について真剣に向き合わなければいけない気がしてきました。
そんなあなたのために今回は、好印象と評価される第一印象や、第一印象をよくするための方法についてまとめました。しっかりと向き合い、対策をしていきましょう!
キャリアプランナー 平崎
面接で「第一印象」はどれほど重要?
「面接で第一印象は重要」と聞いたことがあると思いますが、実際、どれほど第一印象は面接において重要なものなのでしょうか。
ここでは第一印象が面接においてどれほど重要なのかについて解説します。さらに第一印象とはどれぐらいの時間で決まるものなのかについても解説するので、参考にしてみてください。
第一印象は「合否」に影響が出るほど重要
面接での第一印象は「合否」が決まるほど重要だとされています。なぜここまで第一印象が重要なのか、その理由は、第一印象の良悪で仕事での影響を判断しているからです。
仕事をする上でお客様や社内に与える雰囲気で売り上げや成績などが変わってくるため、第一印象の良悪を重視する企業はとても多いです。
そしてもちろん第一印象が良ければ高く評価しますし、悪ければ評価もその分下がります。つまり簡単に言えば、第一印象が良ければ「会社に貢献してくれる人だろう」と判断され、印象が悪ければ「会社に悪影響をもたらすのでは」と判断しているということです。
また、人は最初に抱いた印象を知らず知らずのうちに確証しようとしてしまうため、初めの印象が良ければよいほど、仕事においても期待をし、合格に近づけようとするのです。
では、面接での第一印象はどう確認すればいいのでしょうか。面接官ではない、第三者からの視点で見てもらうのがオススメです。
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印象は3~15秒で決まる
第一印象は3~15秒ほどで決まるといわれており、つまりこの時間は“部屋に入ると同時”に印象が決まるということになります。
またこの印象はアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」によっても証明されています。
メラビアンの法則では、話し手が聞き手に与える影響は「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つから構成されており、それぞれが与える影響力は「視覚情報=55%」「聴覚情報=38%」「言語情報=7%」としています。
- 視覚情報→表情や目線、仕草や態度などの「見た目」の部分を指す
- 聴覚情報→声のトーンや大きさ、話し方やテンポなどの「耳からの情報」を指す
- 言語情報→言葉そのものの意味や内容などを指す
これらの数字からもわかるように、見た目の部分が与える印象として大部分を占めており、挨拶などといった初めの一言を含めれば、聴覚情報も第一印象として印象付けるのに大きな影響を与えています。
印象は3~15秒で決まるということですので、この時間で自分の情報を与えられるのはせいぜい見た目と初めの挨拶、入室時の態度程度ということから、視覚情報や聴覚情報がどれほど重要かが分かると思います。
第一印象を覆すことは難しい
残念ながら、一度与えた第一印象を覆すことは難しいといわれています。なぜなら第一印象はかなり印象に残る部分となるため、その印象はしばらく消えることはないからです。
また先ほども述べたように、人は最初に抱いた印象を知らず知らずのうちに確証しようとしてしまうため、初めの印象をベースに人を見極めていることになります。
あなたも、はじめの印象が悪かった人に対してはずっと印象が悪いままではないですか?一度「印象が悪い」と思うと苦手意識を持つこともあり、そこから相手の本心を知ろうとしなくなることもあるでしょう。それほどはじめに受けた印象というものは根強いものとされているのです。
会話を重ねていけば、印象が覆されることもあるでしょうが、面接などでは時間が限られているため、挽回が難しいことがほとんどです。
そのため、面接では“はじめから悪い印象を与えない“ということがとても大切になります。具体的にどのような印象が評価されるのかを次項から説明していきます。
好印象と評価される「第一印象」とは
第一印象は見た目が大切だとお話ししましたが、これは単に美人やイケメンというわけではありません。「第一印象」の定義は容姿ではなく、表情・清潔感・姿勢・声がしっかりいるかどうかです。
では、具体的に好印象と評価される「第一印象」とは、どのようなものなのでしょうか。解説していきます。
明るく笑顔で表情が良い
明るく笑顔で表情が良い人は第一印象がとても良いです。明るい人はこちらまで明るい雰囲気にしてくれるため、周りによい影響を与える人として高く評価されます。
さらに笑顔が素敵な人はポジティブな印象を与えられるため高評価です。笑顔が周りをハッピーな雰囲気にするだけでなく、自身もストレス解消や心が穏やかになる効果などもあるため、リラックスした状態で面接を受けることができます。
また、笑顔だけに限らず、真剣な話をしているときは真剣な顔、悲しい話をしているときは悲しい顔と、表情豊かな人は「話を真剣に聞いている(話している)」と評価されるため、第一印象としてとてもよくなります。
清潔感のある髪形とメイク
清潔感のある髪形、メイクも好印象です。男性であれば黒髪で短い襟足、すっきりとしたもみあげを意識した髪形は清潔感があり、とても良いです。また、ヒゲがなく、眉毛も整え、肌のケアもしっかりとされていることがわかればなお良いでしょう。
女性は黒髪、または暗い茶色でお辞儀をした時に髪が顔にかからない髪形が良いです。髪が長い人は後ろに束ねるかハーフアップ、髪が短い人は耳にかけるなどして、顔周りをすっきりさせていると清潔感があり、好印象です。
メイクは肌馴染みの良い色を選ぶと明るく、清潔感のある印象を与えられるため良いです。濃いメイクやすっぴんは印象を悪くする面接官がいることも事実なので注意しましょう。
シワや汚れのない服装
シワや汚れのない服装をしていると、清潔感があると評価され好印象です。シワや汚れなどはもちろん、自分の体に合ったサイズ感の服を着ていることも大切です。
清潔感のある格好はさわやかな印象を与えることができるため、どんな仕事においても好印象ですし、一緒に働きたいと思わせることができます。
服装は見た目を最も表す部分でもありますので、これらの身だしなみが整っていないと内定を提示されることはないといっても過言ではありません。
就活生に限らず、社会人になる以上シワや汚れのない服装やカバン、靴などを着用することは当たり前ですので、今から意識しておきましょう。
姿勢が良い
背筋がピンと伸びた姿勢はとても高評価です。姿勢が良いと若がって見えますし、自信があるように見えます。また、気品を感じさせることもできるため、「頭がよさそう」「仕事ができそう」などといった印象を与えることができます。
反対に姿勢が悪いと自信がなさそうに見えてしまいますし、誰だってそんな人に仕事を任せたいと思いません。そのため当然、内定も遠のきます。
あなたも街中で背筋がピンと伸びた姿勢の人を見かけると、つい目で追いかけたり、振り向いたりしていませんか?芸能人だって姿勢の悪い人はいないですよね。
案外見落としがちな姿勢ですが、姿勢の良悪は印象にとても大きな影響を与える要素の一つだということを覚えておきましょう。
聞き心地の良い話し声
聞き心地の良い声のトーン、大きさ、話すスピードも第一印象を良くさせます。高すぎず低すぎない声のトーンは声が通りやすいため、聞き手に話が伝わりやすいです。
また、程よい声の大きさだと“話の内容に注力できる”ため、心地が良いです。「え?」と聞き返してしまうほど声が小さかったり、思わず耳をふさぎたくなってしまうような声の大きさでは、話の内容よりも“聞き取ることに注力”してしまうため、もったいないです。これは声の大きさに限らず、話すスピードでも同じことが言えます 。
しっかりと話の内容に集中できる声のトーン、大きさ、スピードを意識された話し方をする人には「話し上手」と評価され、内定にも一歩近づけます。
合否に影響がでるNG印象も確認しておこう
言うまでもありませんが、上記の印象の良いとされるものの反対にあたるものは第一印象が悪くなります。具体的にNGとされる印象を下記にまとめたのでチェックしていきましょう。
- 清潔感を感じられない(髪形・メイク・服装)
- 不潔
- 笑顔がない
- 無表情
- 顔など全体的に暗い
- 姿勢が悪い
- 声が小さい
- 何を話しているかわからない
- 馴れ馴れしい
- 正しい言葉遣いを使えていない
- 挨拶をしない
- 人の話を聞かない(自分ばかりが話している)
- 遅刻(早すぎる到着もNG)
- 臭いを発している(食べ物・香水)
- 挙動不審な態度
- 手癖・足癖が悪い(貧乏ゆすりなど) etc…
身だしなみや印象の暗さの他にも、遅刻や挙動不審な態度も第一印象を悪くしてしまうので注意しましょう。
これらが原因で第一印象が悪くなると挽回はさらに難しくなりますので、前もって上記のNG行動をしないように意識してください。
簡単!「第一印象」をよくする方法
ここからは具体的にどのようにして第一印象をよくしていけばいいのかをご紹介していきます。面接時はもちろん、仕事においてもこの第一印象はとても大切ですし、仕事の成果にも直結するので、今のうちにしっかりと意識しておきましょう。
第一印象をよくするためには「ほんのちょっとの意識」がとても大切です。簡単に言えば意識さえすれば誰でも簡単に第一印象をよくすることができるのです。それを踏まえたうえで具体的な方法を確認していきましょう。
誰が見ても清潔だと思える髪形・メイク・服装を意識する
誰が見ても清潔だと思える髪形・メイク・服装を意識します。先ほど述べた「好印象と評価される第一印象」を意識して整えていきましょう。再度、意識すべきポイントを下記にまとめておきます。
- [髪形]黒髪で短い襟足、すっきりとしたもみあげを意識した髪形を意識する。(ただし、無理に染めなければならないわけではない。)
- [顔(メイク)]ヒゲを剃り、眉毛を整える。肌のケアも大切。
- [服装]スーツの色は黒、紺。シャツは白、薄いブルー。ネクタイは青・赤・黄が良い靴下は黒または紺を選び、座った時に素肌が見えない長さの物を着用する。
【男性編】
- [髪形]女性は黒髪、または暗い茶色でお辞儀をした時に髪が顔にかからない髪形にする。髪が長い人は後ろに束ねるかハーフアップ、髪が短い人は耳にかけるなどして、顔周りをすっきりさせる。(ただし、無理に染めなければならないわけではない。)
- [メイク]肌馴染みの良い色を選び、清潔感を意識する。「濃い化粧」「派手なカラコン」「すっぴん」は悪印象の可能性もある。
- [服装]スーツの色は黒、紺。ブラウスは白、薄いブルー、薄いピンクがよい。スカートは膝丈、パンツは立った時にヒールが少し隠れ、座った時にくるぶしが見えない丈の物を選びます。どちらもストッキングを着用することがオススメ。
【女性編】
男性も女性も“清潔感”を意識することが大切です。これらの身だしなみは就活生ならできて当たり前のことですので、多くの就活生の中で目立てるように、より清潔感を意識しましょう。
笑顔のトレーニングをする
自然な笑顔ができるようにトレーニングをしましょう。笑顔はどこでも簡単にトレーニングできるので、下記の方法を実践してみてください。
- 割り箸を上下の前歯で挟んで30秒くわえる
- 30秒後に割り箸を外し、口角の位置をキープする
- 5回繰り返す
- 唇を「い」の形にして表情筋だけで横に思いっきり引っ張り10秒キープ
- 唇を「う」の形にして唇を前に思いっきり突き出し10秒キープ
- 5回繰り返す
[基本トレーニング]
[頬筋トレーニング]
また、面接という緊張の場で笑顔なんて無理!と、思う人もいるかもしれませんが、笑顔に対してそんなに難しく考える必要はありません。
口角を上げることを意識しているだけでも表情は明るくなりますし、十分良い印象を与えられます。問題なのは無表情や暗い表情をしてしまうことです。
ですから、笑顔が難しいという人は、「笑顔でいる」ことを意識するのではなく、「無表情、暗い表情にならないようにする」「口角だけでもあげてみる」ということを意識してみましょう。それだけでも与える印象は大きく変わってきます。
姿勢を正し、手癖などに注意する
背筋をピンと伸ばし、手癖や足癖などに注意しましょう。普段から姿勢が悪いと背骨や骨盤がゆがんでしまい、猫背が定着して可能性があります。また、長時間姿勢を正すのに疲れてしまう可能性がありますので、普段から背筋を伸ばすように意識してください。
下記に肩甲骨を鍛える筋トレ方法をご紹介しているので、ぜひトレーニングしてみてください。
- 顎を引き、頭を下に向け、両手を前に伸ばします。腕は肘、または肩と同じ高さでこの状態を10秒キープ。
- 頭を正面に向け、肘を体の後ろに向かって引いていきます。肘を引ききり10秒キープ
- 肘の高さを変えず、そのまま手のひらを正面に向け、その状態で10秒キープ。
このようなトレーニングも大事ですが、普段から常に意識して姿勢を正すことも大切ですし、ちょっとの意識で誰でも姿勢を正すことはできるので、意識的に姿勢を伸ばすようにしましょう。
また、注意したいのが手癖や足癖です。これらは無意識でしていることが多いので自分では気づきにくいですが、面接の場では悪い印象を与えてしまう可能性があるため、今のうちに直しておかなくてはなりません。
面接練習の風景を動画に収め、自分の癖を見つけましょう。また、対人練習の場合にも相手に癖があるかどうかを指摘してもらいましょう。見つけた癖は“今のうちに”直していきます。
心地の良い話し方を目指す
心地が良く、聞き手が聞き取りやすい話し方を目指しましょう。先ほどの「好印象と評価される第一印象」でも述べたように、声のトーンや大きさなど、耳から入る情報も第一印象を決定付ける大きな要因でもありますので、意識しなくてはなりません。
トレーニング方法は、他者に「心地の良い話し方」と認めてもらうまで対人での面接練習を繰り返し行うことです。
相手にとって心地が良く、聞き取りやすい話し方を目指すので、相手に認められないと成果を得ることはできません。ですから対人での面接練習は必ず行いましょう。
家族や友達など、普段のあなたの話し方をよく知っている人はあなたの話し方に慣れてしまっているので、癖に気づきにくいです。ですから、普段あまり話す機会のない大学の教授やキャリアセンター、OB/OGや就活エージェントなどにお願いするとよいでしょう。
また話し方の他にも、正しい言葉遣いを使えているか、挨拶はできているかなどといったことも大切ですので、普段から気を付けるようにしましょう。
他者から客観的な意見をもらう
第一印象をよくするためにもっとも大切なのが「他者からの客観的な意見」です。なぜならいくら自分の中で第一印象をよくしたつもりでも、最後にどうかを決めるのは面接官(他者)だからです。
そのため、自分からの見え方ではなく、相手からの見え方が重要になるというわけです。ですから、第一印象がどうかを必ず他者に確認してもらわなくてはなりません。
他者からの意見をもらうのは先ほども述べたように、自分と近くない人の方が良いです。大学の教授やキャリアセンター、OB/OGや就活エージェントなど、普段のあなたをあまり知らず、客観的な意見をくれる人にお願いをしましょう。
特にオススメが就活エージェントです。就活エージェントは就活に関するプロですので、身だしなみから姿勢、話し方や正しい言葉遣いを使えているかなど、細かくチェックしてくれます。
それに就活全般のサポートも行ってくれるので、強い味方となってくれますし、とても心強いでしょう。ぜひ利用してみてください。
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おわりに
面接において第一印象は合否に影響が出るほどとても重要なものです。また、面接だけでなく、社会人になってからも第一印象の良悪はとても重要ですので、今から好印象と評価される第一印象を目指していきましょう。
そのためには、どのようなものが好印象なのかをしっかりと理解し、第一印象をよくするための対策をしていきましょう。重要なのは“他者からの客観的な意見”です。
もし、第一印象をよくするためにどうればいいのかわからなかったり、対人での練習相手がいないという場合はぜひキャリchを頼ってください。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。