就活がやばいのは気のせい?判断基準と今からできる対処法を解説

 2023年7月25日

どうかしましたか?何となく元気がないような気がしますが…。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

就活を始めてから数カ月が経つんですが、何となく「自分の就活、やばいかも」と思うようになってきて、かなり不安なんです。

そうだったんですね。就活には不安がつきものですが、一度「やばいかも!?」と思うとストレスですし、ネガティブになってしまいますよね。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

そうなんです!何だか頭の中で不安や心配が渦巻いていて…正直メンタルがきついです。

その状態はよくないですね。それでは、不安や心配を解消できるよう、就活がやばいと思う原因や対処法を解説しましょう!

キャリアアドバイザー 平崎

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「就活がやばいかも」と感じる就活生は多い

「就活がやばいかも」と感じる就活生は多い

就活を思っているように進められなかったり、内定をもらえなかったり、就活がやばいと感じる人は少なくないです。

就活をしていると周りの学生が優秀に見えたり、自分と比べて就活が順調そうに見えたりします。そして、自分だけが就活が上手くいっていないように感じ、何となく「就活、やばいのかも…」と思うわけです。

しかし、新卒の学生はこれまで就活をした経験がないため、漠然とした不安や悩みから「やばい」と感じるものです。つまり、自分だけが焦りや不安を感じているわけではありません。

とはいえ、不安や焦りを抱えたまま就活に取り組んでいると、就活に悪い影響が出るかもしれません。そこでこのコラムでは、本当に自分の就活がやばいのかを判断する基準やその気持ちを解消するための対処法を解説します。

今の就活って本当にやばい?24卒・25卒の就活状況

今の就活って本当にやばい?24卒・25卒の就活状況

自分自身の就活について考える前に、まずは就活に関連する社会的な状況を見ていきましょう。自分自身がどういった状況の中で就活をしているのかは、自分が就職できるかどうかにも関わってくるので、ぜひ一度読んでみてください。

大卒求人倍率は24卒からコロナ前の水準に戻っている

まずは、就活において最も重要と言っても過言ではない、大卒求人倍率から見ていきましょう。リクルートワークス研究所によると、直近10年間の大卒求人倍率は以下の通りでした。大卒求人倍率とは、求職中の大学生・大学院生に対して、いくつの求人があるのかを示した数値です。

大卒求人倍率
2015年3月卒 1.61
2016年3月卒 1.73
2017年3月卒 1.74
2018年3月卒 1.78
2019年3月卒 1.88
2020年3月卒 1.83
2021年3月卒 1.53
2022年3月卒 1.50
2023年3月卒 1.58
2024年3月卒 1.71
(データ出典:リクルートワークス研究所 第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒))

コロナ禍で「採用をやめる企業が増えているのでは?」と思う人も多いかもしれません。しかし、2024年3月卒の数値からもわかる通り、現在の大卒求人倍率はコロナ前の水準に戻っているのです。

また、1.71という数値は「求職者1人あたりに約1.7件の求人がある状態」ということを示しています。つまり、現在は比較的就職しやすい状況と言えるでしょう。

就活スケジュールが形骸化し、就活が早期化している

もう1つ知っておきたい就活状況は、就活スケジュールが形骸化し就活が早期化していることです。就活は大学3年生の3月から解禁すると思っている人は多いかもしれませんが、その認識は現在の就活状況にはあまり当てはまりません。

今でも政府主導のルールとして、大学3年3月から就活解禁というルールはあるものの、ルールを守らなくても罰則などがない状態となっています。そのため、多くの企業が優秀な人材を確保するために採用活動を早くから行っており、就活スケジュールは年々早まっているのです。

特に、外資系企業や中小企業、ベンチャー企業などの選考はかなり早期から始まっています。つまり、就活生も数年前のスケジュール感で就活を始めると出遅れてしまい、やばい状況になる可能性があるのです。

就活の状況を知っても就活に対する不安がぬぐえない人は、ぜひ一度キャリchの「就活相談サポート」に参加してみて下さい。就活のプロであるキャリアアドバイザーに就活に関する様々な相談ができます。

本当に就活がやばいか判断するための基準

本当に就活がやばいか判断するための基準

続いては、本当に就活がやばいか判断するための基準を解説します。漠然と自分の就活に危機感を抱いている人は、これから紹介する基準をもとに自分の就活について冷静に振り返りをしてみましょう。

時期:就活をいつから始めるか

自分の就活がやばいかどうか判断するための基準の1つが、就活を始める時期です。就活を始める時期が遅ければ就活にかけられる時間が減るため、自己分析や業界研究、企業分析が十分にできません。その結果、必然的に合格や内定をもらうことが難しくなるのです。

さきほども伝えた通り、近年の就活はかなり早期化しています。そのため、政府推奨のスケジュールに合わせて就活を行うのではなく、大学3年生の春から夏くらいには動き出す必要があるのです。

また、もうすでに大学3年生の夏が過ぎてしまっており、大学3年生の冬や大学4年生から就活を始める人もいるでしょう。そういった人は、周りの就活生よりも遅れていることを自覚して、危機感を持って就活に取り組むようにしてください。

進捗状況:何をどこまで進めているか

2つ目の判断基準は、就活の進捗状況です。どんなに早い時期から就活のために動き始められていても、就活が進んでいなければやばい状況と言えます。

たとえば、自己分析に取り組んでいるものの全く進んでいない、業界研究のやり方がわからず志望する業界を絞れていないなど。また、自己分析や業界研究、企業分析などがしっかりとできていても、企業説明会に参加できていなかったり、エントリーをしていなかったりするのも危険です。

就活は、いつに何をすればよいのか分かりづらいかもしれませんが、情報収集をすることで自分に適した就活スケジュールを考えられます。そのため、何となく就活に取り組むのではなく、どのくらいの時期に何をできていればよいかを把握したうえで就活を進めるようにしましょう。

選考対策:取り組んでいるか・質は高いか

3つ目は、選考対策に取り組んでいるか、質の高い対策ができてるかという判断基準です。就活生の中には、何となくESを作成して何となく選考を受けている人がいるかもしれません。

しかし、学生時代に受けてきた学校のテストと同じように、何の準備もしないまま選考に挑んでしまうと、思うような結果を出しにくくなります。特に、企業は学生との相性を見ているため、1社1社丁寧に対策が必要なのです。

また、選考対策に取り組んでいたとしても、練習の質が低いと選考に合格しにくく、やばい状況になる可能性もあります。そのため、まずは選考対策をしているか、している場合は今行っている選考対策で十分かを振り返ってみてください。

選考結果:合格・内定があるか

最後の判断基準は、選考で合格をもらえているか、内定があるかです。就活を始めたばかりの人やまだ選考を受けられていない人は合格や内定がないのは当然なので、気にする必要はありません。

しかし、たくさんの選考を受けているのにほとんど合格できない、内定が1つもないとなると少し危機感を持った方がよいでしょう。

内定を獲得しておいた方がよい時期の目安は、大学4年の夏です。自分の就活の進捗に関わらずこの時期を過ぎても内定が1つもないのはやばい状況と言えます。なぜなら、新卒採用は大学4年の春に最も活発になり、夏には新卒採用を終了する企業が増えてくるからです。

選考結果だけでは、やばい状況かどうか判断できないこともありますが、時期的な目安も踏まえて考えてみると、自分の就活がやばいかどうかを判断できるでしょう。

「本当に就活がやばい!」と思った時の12の対処法

「本当に就活がやばい!」と思った時の12の対処法

ここからは、さきほど紹介した判断基準を見て、自分の就活が本当にやばいかもしれないと思った人に向けて、12の対処法を紹介します。4つのカテゴリーに分けて解説するので、自分に必要な対処法から確認してみてくださいね。

自己分析編

まずは、就活を行ううえでの基礎となる自己分析に関する対処法です。自己分析が上手く進まず就活がやばいと感じている人は、これから紹介する方法をぜひ実践してみてください。

1.様々な自己分析ツールに挑戦してみる

自己分析が思っているように進まない人は、様々な自己分析ツールに挑戦することで、今の状況から抜け出せるかもしれません。

  • ライフチャート
  • モチベーショングラフ
  • Will・Can・Must
  • マインドマップ

ライフチャートは、自分自身のこれまでの人生を振り返ることで自分の価値観が見えてくるツールなので、自分の価値観がわからない人にオススメです。モチベーショングラフは、ライフチャートと同じく過去の出来事を振り返りながら、自分のモチベーションが上がったことや下がったことを探ると、自分がやりがいを感じられることを見つけられます。

Will・Can・Mustは、自分の現状を分析するツール。自分の強みやスキルを整理する時にも使えるので、自分のアピールポイントが見つからない人は活用してみてください。マインドマップは、考えをまとめたい時や思考の幅を広げたい時に使えるツールなので、自分の強みや将来について考える時に活用できます。

2.他己分析や適職診断を取り入れる

自己分析が上手く進まない人は、他己分析や適職診断ツールなど、自分以外の力を積極的に借りて自己分析を進めていきましょう。自己分析は自分の力だけでは限界があります。なぜなら、自分の思考のクセが出てしまったり、視野の広さが限られていたりするからです。

他己分析は、自分の身近な人に自分の強みや性格の特徴などを聞くことで、自分自身への理解を深められる方法です。自分だけでは見えてこなかったことが見つかったり、自分1人では認められなかった強みに自信を持てたりするなどの効果があります。

適職診断は、いくつかの質問に答えるだけで自分の性格や考え方の特徴がわかり、それに合った仕事がわかるというものです。適職診断の診断結果を全て鵜呑みにするのは危険ですが、参考資料として活用できます。ネットには無料で診断できるものが複数あるので、気になったものから試してみてください。

業界研究・職種理解編

自分自身を知っていても、業界や職種など就活に必要な知識を知らない状態では、スムーズに就活を進められません。業界や職種が絞れず就活がやばいと感じている人は、これから紹介する対処法を実践してみてください。

3.情報収集の方法を変えてみる

業界研究や職種理解が進まない人は、ネットでの情報収集に頼りすぎている可能性があります。ネットにはたくさんの情報がありますが、一方で情報の信憑性が低かったり具体性に欠ける情報も多かったりするため、業界や職種を絞るきっかけにはなりづらいのです。

そのため、これまでと違ったアプローチで情報収集をしてみるとよいかもしれません。

  • 就活関連書籍
  • 就活仲間・就活の経験がある先輩
  • OBOG訪問
  • 大学のキャリアセンター

書籍は、ネット以上に信憑性が高い情報を得られるという特徴があるので、ネットの情報よりもたしかな情報がほしい人にオススメです。また、就活仲間や先輩に話を聞くと、経験に基づくよりリアルな情報を得られるでしょう。

大学のキャリアセンターは大学によって受けられるサポートが異なりますが、就活関連の情報を提供してもらえるので、業界研究や職種理解に役立つパンフレットなどが置いてあるはずです。

4.知らない業界や職種を積極的に調べる

興味のあることや自分のやりたいことがないという理由で業界や職種を絞れない人は、知らない企業や職種を積極的に調べてみてください。

学生生活の中で知れる仕事や業界の種類はごくわずか。そのため、知っていることの中から仕事を選ぼうとしてもなかなか自分の興味があるものに出会いづらいのです。

視野を広げるためには、「自分には縁がないかも」「正直あまり興味を持てない」と思うことでも一度調べることが大切になります。また、職種が同じでも企業によって業務内容が違ったり、同じ業界でも職種が異なれば興味を持てたりすることもあるので、深く調べることを心掛けましょう。

キャリchでは、職種に関する知識を広げられる資料を配布しています。40種類の職種に関する情報が分かりやすくまとまっているので、職種についての知識が足りないと感じる人はぜひダウンロードしてみてください。

5.就活セミナーやイベントを活用する

業界研究や職種理解が1人ではできない、自分だけでは限界を感じるという人は、就活セミナーや就活イベントを活用しましょう。

就活セミナーや就活イベントとは、企業が学生との接点を作るために行っているもので、就活に役立つ情報を得られます。また、時期や企業によってセミナーやイベントが異なるので、自分に必要なものを選んで賢く活用することが大切です。

  • 自己分析セミナー
  • 業界研究・職種理解イベント
  • ES作成イベント
  • 面接対策セミナー

業界研究・職種理解イベントといっても、1つの業界に特化したものや特定の職種の理解を深められるものなど種類は様々です。そのため、自分が気になるものやこれまで全く知らなかったものなどに絞って参加してみてください。

また、こういった就活関連のイベントに参加すると企業との接点ができ、後日企業説明会や選考の案内をされることもあるので、就活を進めるうえでのメリットもあります。

企業研究・企業選び編

続いては、なかなか選考に合格できない、内定がもらえないなどの理由で、就活がやばいと感じている人にオススメの対処法を解説します。誰でも利用できる就活サービスも紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

6.企業選びを見直す

合格や内定がもらえない人は、企業選びが上手くいっていない可能性が考えられます。特に、自分に合わない企業ばかりを受けていると、どんなに選考対策をしたとしても合格や内定には繋がりづらくなるのです。そのため、企業選びを一度見直してみましょう。

  • 自分の価値観に合うか
  • 強みを活かせるか
  • やりたいことができるか
  • 企業が求める人物像に当てはまるか

企業は、自社と学生との相性を重視して評価しているため、価値観や社風、強みなど様々な観点から相性を見られます。全てが一致する必要はありませんが、真逆の価値観を持っていたり強みを活かせない環境であったりすると、優秀な学生でも不合格になることがあるのです。

そのため、自分が入社したいという気持ちも大切ですが、志望している企業と自分の相性についても考えるようにしましょう。

キャリchでは、キャリアアドバイザーから自分に合った求人を紹介してもらえる「就活相談サポート」を行っています。自分だけでは企業選びがうまくいかない人は、ぜひ一度参加してみてください。

7.エントリーする企業の幅を広げる

特に理由がなく大手企業や有名企業ばかりを受けているのなら、エントリーする企業の幅を広げてみてください。

もちろん、しっかりと理由や意思があって企業を選んでいるのであれば、問題ないかもしれません。しかし選考に苦戦している学生の中には、雇用条件や見栄のために人気企業ばかりを受けている人がいます。

大手有名企業は応募する学生が多いため、競争率が高くなっています。また、優秀な学生が集まる傾向があるため、ほかの企業と比べると選考に通過する難易度がかなり高いです。

中小企業やベンチャー企業などを視野に入れるだけで、合格や内定をもらえる可能性が高まります。そして、1つでも合格や内定を取れるだけでも「就活がやばい」という気持ちも薄れていくでしょう。

8.スカウトサービスを使用してみる

就活がやばいと感じている人は、スカウトサービスを利用してみるのも1つの手です。自分で企業を選んでいるだけでは、気づかないうちに視野が狭くなってることがあります。しかし、自分で視野を広げようとしても、なかなか興味や関心を持てない人もいるでしょう。

スカウトサービスでは、企業からのスカウトを受け取れるため、これまで自分が全く考えてもみなかった業界や職種に興味を持つきっかけになるかもしれません。

また、自分を必要としてくれる企業からのスカウトなので、自分で求人を見るよりも興味を持ちやすい場合があります。さらに、通常のルートでエントリーをするよりも、スカウトサービスを経由した方が選考の通過率が上がることもあるので、合格や内定に繋がりやすいというメリットもあります。

選考対策編

最後は、選考対策のやり方がわからない、選考が上手くいかないという理由から、就活がやばいと感じている人にオススメの対処法を解説します。今日から簡単に取り組める対処法も紹介するのでぜひチェックしてみてください。

9.就活マナーが身についているか確認する

選考で思うように結果が出ない人は、一度就活マナーが身についているか確認してみてください。就活マナーは、面接対策や筆記試験対策と比べると見落とされていることが多いためです。

また、就活マナーは社会人としての基礎になるので、どんなにES作成や面接対策などは入念に行っていても、就活マナーが身についていないと不合格になることもあります。

  • 言葉遣い・敬語
  • 服装・身だしなみ
  • 立ち振る舞い
  • ビジネスメール
  • 電話のかけ方

これらは、選考の評価基準というよりも最低限できていて当たり前だと思われている部分なので、これらができていないと大幅にイメージダウンしてしまいます。また、人としての信頼度も下がるので、自社の社員として採用したいと思ってもらいにくいです。

そのため、まずは今の時点で就活マナーがどのくらい身についているか、そして足りない部分はこれからどのように身につけていくかを考えましょう。

10.これまでの選考を振り返る

就活がやばいと感じる人は、これまでの選考を振り返ってみてください。選考の合格や内定をつかみ取るためのヒントは、これまで受けてきた選考に隠れています。特に、不合格になった選考を振り返ることはとても大切です。

  • 不合格の原因はどこか
  • その原因を克服するには何をすべきか
  • 選考前にもっと準備できたことはなかったか
  • よかった部分はどこか

これまでの選考を振り返ることで、自分の足りない部分やこれから改善すべき部分が見えてきます。ここから得られた気づきや学びを次回の面接に繋げられるように行動すれば、自然と選考での合格率が上がっていくはずです。

また、自分の弱い部分を補うための的確な練習ができるので、選考対策の質も高まっていくでしょう。

11.実践的な選考対策を行う

就活がやばいと感じる人は、実践的な選考対策に注力してください。選考本番で結果が出ない場合、実践的な対策ができていないことが多いです。筆記試験対策では問題集を解いているだけ、面接対策は考えた回答を丸暗記しているだけといったやり方では、本番の状況と全く異なるため、思うような結果につながりません。

そういう人は、以下のような対策を行うとよいです。

  • 筆記試験対策:本番と同じ時間制限で模擬試験を受ける
  • グループディスカッション対策:就活イベントなどで本番と同じ形式の練習をする
  • 面接対策:自分の知人ではない人を面接官役にして練習する

このような選考対策を行っていれば、本番で過度に緊張してしまって本来の力を出せないということがなくなるでしょう。また、実践的な練習では本番ならではの難しさにも気づけるため、より質の高い対策ができるようになります。

周りに一緒に選考対策をできる人がいない人は、大学のキャリアセンターや企業が行う就活イベントなどを活用してみてください。

12.選考対策サービスを活用する

選考対策を1人で行うのには限界があります。1人で選考対策をしていると自分の考えに偏りやすいため、第三者からどのように評価されるのかが分かりづらく、質の高い対策はできないためです。

そのため、第三者からのフィードバックやアドバイスをもらえるサービスを活用してみてください。書類選考になかなか通過できない人は、ES添削サービスがオススメ。基本的な誤字脱字はもちろん、伝わりやすい内容になっているか、企業に響く内容になっているかを見てもらえます。

また、面接が苦手な人は面接対策サービスを使ってみてください。面接対策サービスでは、面接練習を何度も行ってもらえたり、採用担当者目線でのフィードバックがもらえたりするので、面接対策の質を高められます。

面接練習を受けたいけどどこで受けられるか分からない人は、下記のコラムに一度目を通してみてください。

「就活がやばい」を落ち着かせるための方法

「就活がやばい」を落ち着かせるための方法

就活がやばいと感じている人は焦りや不安が大きいと思いますが、その気持ちのまま就活に取り組んでしまうと余計に状況が悪化するかもしれません。そこでここからは、「就活がやばい」を落ち着かせるための方法を解説します。

本当にやばいかどうか客観的に考える

就活以外のどんなことにも当てはまりますが、初めてのことに挑戦する時は誰でも漠然とした不安を感じるものです。ましてや、自分の将来に大きく影響することとなるとなおさらでしょう。しかし、何となく漠然とした不安を持っていると、過度な焦りに繋がり空回りしてしまう可能性が高まるので要注意です。

焦りや不安に振り回されないためには、本当に自分の就活がやばいのかを客観的に考えることが大切になります。そのため、さきほど解説した「本当に就活がやばいかどうか判断するための基準」をもとに、冷静に自分の就活を振り返ってみてください。

そして、客観的に自分の就活がやばいかどうかを考え、本当にやばいのであれば解決策に取り組むようにしましょう。客観的に考えてやばくないと思えたのであれば、これまで自分が行ってきた就活に自信を持ってこれまで通り就活に取り組んでください。

ほかの就活生の状況に惑わされない

就活がやばいと感じる1つの原因は、周りの就活生と自分自身を比べてしまうことです。自分よりも就活が進んでいる人や合格をたくさんもらっている人、内定獲得している人を見ると「自分は遅れてるかも」「やばいのかも」と不安になるでしょう。

しかし、周りの就活生の状況に惑わされてはいけません。就活は、目安となるスケジュールはあるものの、始めた時期や志望している業界・企業などによって、就活の進捗は全く異なります。また、早く合格や内定を取ることがよいという訳でもありません。

そのため、周りが気になるのは仕方ありませんが、周りの就活の状況ばかり気にするのではなく、自分の就活に集中しましょう。

また、周りの人と自分を比べてしまう原因の1つがSNSです。SNSでは自分の就活の状況をアップしている人も多くいるため、そういった情報を目にすると不必要な焦りを感じてしまいます。そのため、就活中はSNSと適度な距離を保つことを心掛けてください。

これから取り組むべきことに集中する

これまで自分が行ってきた就活が満足のいくものでなかったり、もっとできたことがあったのではないかと考えたりすると、就活がやばいという思いが大きくなります。

しかし、過去のことを「ああすればよかった、こうすればよかった」と悔やんでも、不安や焦りが大きくなるだけで、実際の就活は前に進みません。そして、貴重な就活中の時間が無駄になります。

そのため、今すべきことやこれから取り組むべきことに集中しましょう。これらのことに集中できていれば、過去のことはもちろん周りの就活生や不確かなネットの情報などに目を向ける時間がなくなるので、就活がやばいという気持ちも薄まります。

また、目の前のことに集中できていれば結果も出やすくなり、結果が出れば必然的に就活がやばいという気持ちも自然と落ち着きます。つまり、目の前のことに集中するのが気持ちを落ち着かせるための最も効果的な方法なのです。

就活のプロに相談してみる

「自分の就活はやばいかも」「上手くいかないかも」という気持ちを一人で抱えていると、ネガティブな考えが頭の中に広がり、不安や焦りがより大きくなってしまいます。

そのため、1人で抱え込まずに誰かに相談するようにしましょう。家族や友人など、自分が信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも気持ちがスッキリするかもしれません。

より納得感を持って就活がやばいという気持ちを払しょくしたい場合は、就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談するのがオススメです。就活がやばいと感じる原因を一緒に探してもらえたり、その原因を改善するための方法をアドバイスしてもらえたりするでしょう。

キャリchの「出遅れ就活サポート」では、就活のプロであるキャリアアドバイザーに就活のサポートをしてもらえます。就活を始める時期が遅れてしまいやばいと感じている人や今までの就活をリセットしてやり直したい人は、ぜひ利用してみてください。

「就活がやばい」と思う人が陥りやすい4つの失敗

「就活がやばい」と思う人が陥りやすい4つの失敗

最後に紹介するのは、「就活がやばい」と思う人が陥りやすい失敗4選です。就活に対して危機感を持つのはよいことですが、あまりにも危機感が強すぎると就活によくない影響を与える可能性があります。これから紹介する同じ失敗をしないように、ぜひ一度目を通してください。

1.手当たり次第にエントリーして全落ち

合格や内定がないことで「就活がやばい」と感じている人の中には、とにかく手あたり次第にエントリーする人がいます。

「数を打てば当たる」という気持ちでエントリーしているかもしれませんが、就活では逆効果になるかもしれません。たくさんの企業にエントリーをすると、1社1社丁寧に志望動機や自己PRを考えられなくなるからです。

企業は自社との相性がよい学生を採用したいため、考え抜かれていない志望動機や自己PRでは強い印象を残せません。その結果、たくさんエントリーしたにも関わらず多くが不合格になるのです。

さらに、たくさんの不合格をもらうと、就活へのモチベーションが下がることはもちろん、精神的にも追い込まれてしまうので、今後の就活に悪影響を及ぼす恐れがあります。

2.焦りから選考対策が雑になり無い内定

「自分の就活はやばいのかもしれない」と考えることで、無い内定につながることがあります。「やばい」という焦りや不安が原因で、選考対策よりもたくさんの企業にエントリーをすることに必死になってしまい、選考対策が雑になってしまいやすいのです。

しかし、選考対策ができていない状態で選考に挑んでしまうと、当然合格が難しくなります。また、一次面接は合格できたとしても、二次面接や最終面接になると、評価基準も厳しくなるので中途半端な選考対策では合格できません。

その結果、内定をもらえず、無い内定のまま就活を終えてしまう可能性が高いです。また、面接対策はできていてもES作成が雑だったり、筆記試験対策ができていなかったりで無い内定になることもあります。

3.決断を急いでしまいブラック企業に就職

「就活がやばい」と感じていると、決断を誤って、ブラック企業に就職してしまうリスクがあります。

就活では、人生のターニングポイントとなる「どの企業を受けるか」「どの企業に就職するか」など、重要な決断をすることが多くなります。しかし、「自分の就活がやばいかも」と感じていると、重要な決断をする際に冷静に判断できない可能性もあるのです。

特に、焦りや不安が大きいと企業研究が疎かになってしまい、過剰なノルマや長時間労働が慢性的に行われているブラック企業に就職してしまうかもしれません。就活中は「とにかく就職先が決まってよかった」という思いになるかもしれませんが、ブラック企業を選んでしまうと就職後につらい生活が待ち受けています。

そのため、焦りや不安からよく調べずに勢いに任せて決断しないようにしましょう。また、自分だけでは冷静に判断できないと感じるのであれば、信頼できる第三者に相談してみてください。

4.自分に合わない仕事・企業を選んでしまい早期離職

自己分析は、自分に向いている仕事を考えたりやりたいことを導き出したりするために重要で、就活の根幹となる部分です。しかし、就活がやばいと感じて焦りがあると、自己分析が疎かになることがあります。そして、自分に合わない仕事や企業を選んでしまうのです。

自分に合わない仕事であっても、割り切って働ける人もいるかもしれません。しかし、たいていの人は合わない仕事に苦痛を感じ、早期離職してしまう可能性が高いです。早期離職をすると、また一から就職先を探さなくてはいけないのはもちろん、収入が途絶えるので不安定な生活になることが考えられます。

そのため、「早く就活を終わらせないと」「就職先を決めて安心したい」という気持ちに負けないように、焦りや不安とうまく付き合いながら根気強く就活に取り組みましょう。

「就活がやばい」を払しょくして前向きに就活に取り組もう!

一度「自分の就活はやばいかも」と考え始めると、不安や焦りから就活に集中できなくなります。また、それらの影響で冷静に物事を判断できなくなり、将来後悔するような決断をしてしまうかもしれません。

そのため、まずは何よりも気持ちを落ち着かせて自分自身の就活の状況と冷静に向き合うことが大切です。とはいえ、自分1人だけではなかなか冷静になれない人もいるでしょう。

そんな人は、就活エージェントを活用して就活のプロであるキャリアアドバイザーに相談するのがオススメです。プロの目線から就活のアドバイスをもらえれば、安心して就活に取り組めるようになるでしょう。

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就活が「やばい」と感じるときに関するQ&A

就活を何もしてないのがやばいのはいつから?

大学4年の時点で就活を何もしてないのは、非常にやばいです。近年の就活は早期化しており、大学3年の時点で内定を獲得している学生は多いため、大学4年からの就活は出遅れていると言わざるを得ません。

就活でやってはいけないことは?

就活でやってはいけないことはたくさんありますが、最も危険なのは焦りや不安から決断することです。ネガティブな感情によって決断すると、自分に合わない企業やブラック企業に就職してしまうかもしれません。

就活はいつまでに終わらせないとやばい?

卒業ギリギリまで就職するチャンスはありますが、大学4年の夏を過ぎるとその年の新卒採用を終了する企業が増えます。つまり、大学4年の夏頃までにある程度就活を終わらせておくと安心です。

この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

まず何から始めれば良いかわからない。そんな就職活動の一歩目をサポートします。