エントリーシートの通過率はどれぐらい?通るESの作り方も解説

 2024年10月29日

就活生 Aさん

エントリーシートがなかなか通らないのですが、通過率ってどれぐらいなんでしょうか?

エントリーシートの平均通過率は50%と言われていますが、エントリーシートの書き方次第で通過率を上げることができます!

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

そうなんですね!ぜひ通過できるエントリーシートの書き方を教えてほしいです。

任せてください。エントリーシートの通過率とあわせて、エントリーシートの通過率を上げる方法を解説していきますね。

キャリアアドバイザー 岡田

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エントリーシートの通過率はどれくらい?

エントリーシートの通過率はどれくらい?

エントリーシートの平均通過率は一般的に50%です。エントリーシートの送付数の平均は約25社ですので、11~13社程度通過する計算になります。

ただし、この数値は全社の平均であるため、企業により大きく変わります。

たとえば、人の多く集まる大手企業や有名企業ではエントリーシートの通過率が低くなる傾向にありますが、人気のない中小企業などでは通過率が高まります。

また、エントリーシートの対策ができれば、通過率を上げることも可能です。

企業によって多少通過率が異なる

企業によって多少通過率が異なる

就職活動する上で、エントリーシートの通過率は気になるはずです。

エントリーシートが通らなくて悩む人も多いですが、平均通過率を知らないと、改善が必要かどうかもわかりません。

そこで、大手企業と中小企業のエントリーシートの通過率をそれぞれ紹介します。

大手企業の通過率

エントリーシートの全企業の平均通過率は約50%とされていますが、大手企業の通過率は30%程度のため平均より低くなる傾向になります。

大企業は知名度が高いため応募者が多く、レベルの高い学生が集まるため、通過率も低くなるのです。

たとえば、エイベックス・グループ・ホールディングスや資生堂、キャノンファインテックなどの大手企業はエントリーシートの通過率が10%以下の場合もあります。

また、大手志向の人は、応募者が多い企業ばかり受けるため、エントリーシートの通過率が低くなりがちです。

エントリーシートの通過率が低い大手企業ばかりを受けていると、なかなか通過できず、モチベーションを保てない恐れがあるので、注意しましょう。

中小企業の通過率

中小企業のエントリーシート通過率は平均である約50%より高い傾向にあります。大手企業とは違い、中小企業は知名度が低く、人が集まりにくいために通過率が高くなるのです。

中小企業にも優良企業がたくさんあるのに、それを知らないで大手企業ばかりを受けているのはもったいないことです。

大手だけに絞って就職活動するのも悪くないですが、中小企業にも視野を広げれば、エントリーシートの通過率を上げることができるでしょう。

これまで大手企業しか受けてなくて、中小企業の情報がわからないという人は、悩み相談ができる就活支援サービス「就活相談サポート」の利用を検討しましょう。

大手企業でエントリーシートの通過率が低い企業ランキング

大手企業でエントリーシートの通過率が低い企業ランキング

大手企業でエントリーシートの通過率が低い企業ランキングは以下のとおりです。

ただし、近年はエントリーシートの通過率を上げて、面接で応募者の性格や魅力を知りたいという企業も増えているため、通過率が上がる可能性もあります。

  1. 1位 エイベックス・グループ・ホールディングス
  2. 2位 カルピス
  3. 3位 資生堂
  4. 4位 キャノンファインテック
  5. 5位 明治
  6. 6位 ヱスビー食品
  7. 7位 味の素ゼネラルフーヅ
  8. 8位 アサヒビール
  9. 9位 エフ・シー・シー
  10. 10位 ワタベウェディング

(参照元:【ESの通過率は?】難関企業ランキングと通過するための施策

上記のなかには通過率10%を切る企業もあります。上記の企業ばかりを受けているとなかなかエントリーシートが通過しないため、注意が必要です。

エントリーシートの通過率が低い原因5選

エントリーシートの通過率が低い原因5選

エントリーシートの通過率が低い原因5選は以下のとおりです。

エントリーシートの平均通過率を見て、自分は改善する必要があると感じた就活生は、以下に該当していないか確認してみましょう。

倍率の高い企業しか応募していない

倍率の高い企業しか応募していない人は、エントリーシートの通過率が低くなります。

有名企業や大手企業など、人が多く集まる企業は応募者のレベルも高くなるので、エントリーシートの通過率が低くなります。

たとえば、大手企業に5,000枚の応募があって通過率が30%なら1,500枚しか通過できません。

一方、中小企業で通過率が70%であれば、同じ応募数でも3,500枚は通過できます。つまり、倍率の高い企業しか応募していなければ、通過率が低くても当然の結果といえるでしょう。

企業の求める人物像から離れている

企業の求める人物像と離れている内容で、エントリーシートを出している人も通過率が低くなります。

企業にとって理想の人物像と離れている学生を採用しても、教育コストがかかり、早期退職につながるリスクがあります。

そのため、企業はわざわざそのような学生を採用することなく、結果としてエントリーシートが通過しない原因となります。

万が一入社できてもミスマッチから早期退職へとつながりかねないでしょう。

どの企業でもエントリーシートの内容が同じ

全部の企業に同じ内容で応募している人も、エントリーシートの通過率が低い傾向にあります。

それぞれの企業で求める人材は異なりますので、それぞれアピールすべき内容も異なってきます。

その中ですべて同じ内容にすると、「本当に入社したいの?」「入社意欲がない」と判断され、内定が遠のきます。

同じ内容になってしまうのは、自己分析や企業研究不足が原因です。今一度見直しましょう。

自己分析ができていない

自己分析ができていない人もエントリーシートの通過率が低い傾向にあります。

自己分析ができていないと、自分が希望する条件が曖昧になり、エントリーシートの内容も不明確なものになります。

一方、自己分析ができれば、エントリーシートを具体的にかけるので面接に進みやすく、自分の強みについて深掘りされても明確に答えられるので、印象が良くなります。

文章が読みづらい

文章が読みづらいと、エントリーシートの通過率が下がる原因になります。

なぜなら、エントリーシートが読みづらいと最後まで読んでもらえない可能性があるからです。

また、文章力がない、企業に対する熱意が感じられないと判断され、通過が難しくなります。

他にも、字が汚いのも採用担当者からすれば、読みづらく悪い印象をあたえる可能性があるので、丁寧さが伝わるように書く必要があります。

相手を思いやる気持ちで書けば、採用担当者にも伝わるはずです。

他にも、文章がわかりやすくなる方法を知るためには、キャリチャンが実施している就活サポートサービス「就活相談サポート」に参加してみましょう。

エントリーシートの通過率を上げる方法5選

エントリーシートの通過率を上げる方法5選

エントリーシートの通過率を上げる方法5選は以下のとおりです。

エントリーシートが通らなくても困っている就活生や書き方を学びたい人は参考にしましょう。

大手企業に絞りすぎない

大手企業は応募者のレベルも高く、応募人数も多いので、倍率的に通過する可能性が低いので、大手企業に絞りすぎないことが大切です。

また、大手企業に絞りすぎてエントリーシートを落ち続けると、自信がなくなってしまう恐れがあるので注意してください。

ただし、大手企業でも応募者数は大きな差があるので、事前に調べておけば効率的に就職活動を進められるでしょう。

業界・企業研究を徹底する

業界・企業研究を徹底するのもエントリーシートの通過率を上げる方法の1つになります。

穴場の業界や企業を見つけられたり、自分の視野を広げられたりするので、自分にあった企業を見つける可能性があるからです。

また、企業の求める人物像も把握できるといったように、業界・企業研究には多くのメリットがあります。

自分の入りたい企業が確実に決まっている場合には、目標としている企業に絞り、より詳しい情報を得るようにしましょう。

また、企業の情報を得るために、就活エージェントを活用するのも1つの手です。

キャリチャンでは、希望する条件に合う企業を探すためのサポートサービス「再就活サポート」を実施しています。ぜひ利用してみましょう。

企業に合わせた内容にする

企業に合わせた内容にすると、エントリーシートの通過率が上がります。

企業の求める人物像は決まっているため、その人物像に近づじぇた内容のエントリーシートを書けば、「もっと就活生のことを知りたい」となり、通過に一歩近づきます。

たとえば、企業の求める人物像が、リーダーシップだとわかれば、「アルバイトでリーダーを担当しており、売上を〇万円上げ貢献した経験がある」と話せば、採用担当者に刺さりやすいです。

一方、企業のことを考えずに書くと、「企業の求めている人物像とは異なる可能性が高い」と判断され、通過は難しくなります。

そのため、自分のどの経験が企業の求める人物像に近いか見極めて、エントリーシートを書いていきましょう。

自己分析でアピールポイントを明確にする

自己分析でアピールポイントを明確にしましょう。アピールポイントを明確にすれば、内容が具体的になり、採用担当者に刺さりやすくなるので、面接に進む可能性が高くなります。

また、自己分析は希望条件も明確にできるので、入社後にミスマッチとなる可能性が減るでしょう。

他にも、自己分析を行えば自分の引き出しを増やすことができるため、エントリーシート通過後にある面接でも有利になるメリットがあります。

キャリチャンでは、自己分析を深められる資料を配布しているので、ぜひ下記からダウンロードしてみましょう。

文章の書き方をマスターする

文章の書き方をマスターすれば、採用担当者が理解しやすく印象に残るので、エントリーシートの通過率が上がります。

具体的には、スター法を意識すること、字をきれいに書くことです。

Situation
(状況)
実際に合った具体的な状況や背景を説明する
Task
(課題)
その状況で担当した、仕事や目的を説明する
Action
(行動)
仕事を達成するためにおこした具体的な行動を説明する
Result
(結果)
行動の結果として得られた成果や反省点を説明する

スター法とは、結論を伝えてから目標や課題を示し、具体的な行動内容を説明して、最後に結果を伝える書き方です。

スター法を実践できれば、採用担当者が理解しやすく、印象に残りやすくなるメリットがあります。

また、字をきれいに書くというのは「丁寧さ」が評価されるので、相手に読みやすい書き方であれば問題ありません。

エントリーシートの対策については、以下のコラムでも紹介しているので、合わせてご覧ください。

就活エージェントに添削してもらう

エントリーシートの通過率を上げるために、就活エージェントを利用するという方法もあります。

就活エージェントを利用すれば、希望の業界や企業に精通している、就活のプロに添削してもらえるため、ESの通過率が上がります。

就活エージェントから受けられるサポート内容は、以下のようなものになります。

  • エントリーシートを含めた応募書類の添削
  • 面接サポート
  • 求人紹介
  • キャリアカウンセリング

以上のように、就活エージェントを利用するメリットは多くあります。

とくに、就活の準備ができていない人やエントリーシートが通らない人は、ひとまず登録してみましょう。

エントリーシートの通過率を上げるには就活エージェントを利用しよう

このコラムでは、エントリーシートの通過率や平均送付数、通過率が低くなる原因、通過率を上げる方法について解説しました。

エントリーシートの通過率を上げるには、自己分析や業界・企業研究を徹底して、企業対策することが大切です。

また、大手企業に絞らないことや文章の書き方に注意するのも重要になります。

他にも、わからないことがあれば、就活エージェントを活用するのが良いでしょう。

以上のポイントを参考に準備すれば、具体的なアピールができるので、通過できる可能性が高くなります。

もし、読み終わっても、就活生の悩みが解決しない場合は、様々なサポートを受けられる就活エージェントを利用してみましょう。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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