就活はいつまでに決まらないとやばい?24卒の就活事情を解説!
2023年5月30日
就活がいよいよ始まりました。順調に進んでいますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
順調なのかどうか、どうやって判断すればいいのかわかりません。ただ、いつまでに決まらないとやばいのかが気になって、焦っています。
従来であれば、6月に内定が出始めますが、ある程度全体的な就活のスケジュールを確認することは大切です。就活がいつまでに決まらないとやばいのか確認しましょう。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
就活のスケジュールを確認できるのはありがたいです。決まらない人の理由なども知れたら参考になります!
それでは、就活がいつまでに決まらないとやばいのか、スケジュールや改善方法について解説しますね。
キャリアプランナー 平崎
目次
就活はいつまでに決まらないとやばい?23卒はどうしてた?
就活がいつまでに決まらないとやばいのか、簡単な就活例や23卒がどのように就活をしていたのかについて、以下3つを確認します。
就活は、通年でおこなわれるものではなく期間が決まっているものです。そのため、あらかじめスケジュールを理解していた方が、進めやすくなります。
就活の進め方やスケジュールについての資料は、以下からダウンロードしてください。
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24卒の就活の選考スケジュール
24卒の就活スケジュールは、おもに以下3つに分けられます。
- 早期選考
- 一般選考
- 夏以降の選考
早期選考とは、大学3年の10月から3月までの選考であり、テレビ局やマスコミなどの早期に就活を解禁する企業が対象です。この時期の選考は、インターンシップに参加していた学生が対象であり、大学3年生の夏や春から就活の準備をしていた学生に有利となります。
一方、一般選考は3月から6月にかけておこなわれます。経団連の企業はこの時期に採用活動を開始するため、学生もこの時期に就活を開始する人が多いです。
また、6月以降には夏以降の選考が開始され、夏選考や秋選考など一般選考とは異なる時期の採用活動を開始する企業も存在します。一般的には、夏までに内定を獲得する学生が多いため、夏を目途に就職活動を終えるのが理想です。
また、冬選考をおこなう企業もありますが、この時期の選考は競争率が非常に高いです。そのため、夏または11月の秋選考までに内定を獲得できない場合、就職活動が困難になる可能性もあります。
就活のスケジュールや進め方については、以下のコラムも参考にしてください。
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【24卒向け】就活の流れは?スケジュールと進め方を解説
23卒の就活生|いつまでも内定がない割合は?
リクルート就職未来研究所の「就職プロセス調査(2023年卒)」によれば、8月時点での内定獲得率は87%とされています。つまり、内定を獲得できていない学生が13%いるわけです。さらに、12月時点では内定を得ていない学生は6%にまで減少します。
このデータから、早期に内定を得ることが重要であるとわかります。
とくに、12月時点で内定がない場合は焦りを感じるべきです。早期選考と一般選考、さらに夏選考の3つのチャンスがあるにもかかわらず11月までに内定を得られていないのは、非常に厳しい就活状況といえます。
8月時点で内定がない学生は全体の10%程度なので、適切な就職活動計画を立てることが大切です。
23卒の就活生|大学4年でいつまでも就活を何もしてない人はいた?
「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(令和4年11月30日)」によると、新卒採用選考は早期化の傾向にあります。なぜなら、インターンシップへの参加割合が7割を越えており、企業説明会への参加は大学3年生の9月が最も割合が高いとデータで示唆されているからです。
また、企業研究や業界研究をはじめるタイミングも大学3年生の9月がピークです。つまり、それだけ早い段階から学生たちは就職活動に取り組んでいることがわかります。
一方、大学3年生の3月は、企業説明会への参加のピークを迎えます。これは、一般的に3月から就職活動をはじめる学生が多いため、3月以降は説明会に参加する必要がないからです。
さらに、就活をまったくしていない学生も多少ですが存在します。しかし、多くの学生が大学3年生の9月から少しずつ就活を進めているのも事実です。就職活動を成功させるためには、早期に就活を開始して適切な準備をおこなうことが大切だといえます。
一般選考がはじまっているにもかかわらず、就活をはじめていない場合は以下のコラムを参考にしてください。
就活ではいつまでに内定が決まるのが平均的?
就活生が平均的に内定をもらえる時期について、以下4つを把握しておきましょう。
就活において心配ごとや不安なことがある場合は、キャリチャンで開催されている「就活相談サポート」で相談するのもオススメです。
就活開始前の大学3年1月時点で内定なしでも問題ない
就活が開始されるタイミングは学生や企業、業界によって大幅に異なるため、大学3年生の1月時点で内定がない状態だとしても問題はありません。
早期選考で内定を獲得している人もいますが、ほとんどの場合、大学3年生の3月ごろから就活を本格的に開始する学生ばかりなので、1月時点で内定がなくても安心してください。
3月に就活が解禁されると多くの企業に応募できますが、まずは準備が大切です。大学3年生の1月は就活の準備を進める時間と考えて、焦らずに自分のペースで進めていきましょう。
大学4年の夏が内定率のピーク
一般的に、大学4年生の6月には内定率がピークを迎えます。多くの企業が6月に内定を出すためです。そのため、4月や5月は面接が増える時期となるでしょう。
多くの学生が6月までに内定獲得を目指しています。面接対策や面接に必要な自己PRなどの準備は、4月や5月までには整えておくことが大切です。
しかし、必ずしもすべての学生が6月までに内定を獲得できるわけではありません。企業によっては、6月以降に選考をおこなうこともありますし、5月には内定を出すところもあります。自分の希望する企業や採用スケジュールを確認しながら、適切な就職活動を進めることが大切です。
秋採用で内定を獲得する就活生もいる
秋採用とは、公務員試験に落ちた学生や留学から帰国した学生がおもな対象となる就活期間です。
秋採用で内定を獲得することも可能ですが、一般的に競争率は非常に高く簡単には内定を獲得できないでしょう。なぜなら、秋採用は採用枠が限られている一方で、すでに内定を獲得している学生も参加するからです。
秋採用で内定を獲得するためには、夏までの就活とは異なる準備をする必要があります。とくに、自身が持つスキルや経験を活かし、自己PRを高めることが大前提です。
夏までに内定をもらえなくとも焦る必要はありませんが、秋採用で内定を獲得するためにはある程度のレベルが求められます。まずは、自分に足りないものを見極めて、秋採用の就活に臨むようにしてください。
大学4年の12月に内定なしはやばい!
12月になっても内定がないのは、やばいと考えた方がよいです。そのような状況に陥ったら焦りを感じるのも当然ですが、焦りを感じていても意味がないので、以下の進路を検討する必要があるでしょう。
- 大学院に進学する
- 就職浪人をする
- 通年で採用活動をしているベンチャー企業に応募する
大学院への進学は、専門知識を深められるだけでなく、大学院卒として箔がつくため就活にも有利です。さらに、ベンチャー企業などであれば通年で採用をおこなっているところもあります。
内定がもらえていないとしても、自分に合う環境や進路はあります。諦めずに、どの選択肢が自分に合っているのか見極めて前向きに行動することが大切です。
就活がいつまでも決まらないのはなぜ?内定がもらえない理由
いつまでも就活が決まらない理由は、以下の8つがあります。
なぜ内定がもらえないのか、就活がいつまでも決まらないのか、理由や原因について確認しましょう。
いつまでに決まらないとやばいのか理解していない
就活のスケジュールや、内定が出る時期について把握していなければ、適切な就活の計画を立てられません。結果として、いつまでも就活が決まらないままとなり、失敗してしまいます。
スケジュールを把握していないと、企業への応募時期を見逃す可能性も高く、就活のための準備も充分にできません。スケジュールを把握することは、適切なタイミングで適切な行動に移すためにも必要不可欠です。
就活において焦りは禁物です。しかし、スケジュールを知ることで自分がなにをすべきなのかを理解できます。各時期に何をするべきなのかを把握し、それに向けて準備を進めるようにしましょう。
自己分析が足りていない
就活は自分自身を企業に対して売り込む活動のため、自己分析を深めて十分な自己アピールができていないと、内定獲得は難しいです。
自己分析は、自分自身の能力や性格、価値観などを客観的視点から解析することです。自己分析をすることで、自分には何がそなわっていて何が足りないのかを理解できます。就活において、自己アピールは最も重要なものであり、自己分析ができていれば自己アピールは完璧となるはずです。
そのため、内定がもらえない場合、まずは自己分析を再度おこないましょう。自己分析を完璧にすることで自己アピールも改善し、企業への思いや志望動機などが上手に伝わって、内定を獲得しやすくなります。
自己分析の方法がわからない人は、下記の資料をダウンロードしてください。
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ES(エントリーシート)が不完全
ESが不完全だと、書類選考の段階で落とされる可能性が高く、就活を順調に進められなくなります。ESは、企業に自分を理解してもらうために見せる重要な書類のため、完成度を高めることが大切です。
上手に伝えるためには何度も書き直すこともあるでしょう。また、企業ごとにニーズや求める人材が異なるため、書き分ける必要もあります。
ESは自分を売り込むための最初の武器となるものです。内定がもらえない場合は、まずはESを見つめ直すことを優先してください。
ESや履歴書の書き方がわからない場合は、下記よりダウンロードして参考にしてください。
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面接対策が足りていない
就活において面接はとても重要です。面接が成功すれば、内定を獲得できるといっても過言ではありません。しかし、面接は一般的な日常会話とは異なり、短い時間内で簡潔に自分についてアピールする必要があります。そのため、面接対策をしなければ面接を成功させるのは困難です。
就活が上手くいかない場合、面接対策が足りていない可能性が高いです。面接対策をするためにも、自己分析や企業研究を充分におこない、「何を伝えるべきなのか」を把握してください。
面接に必要なことや面接で前提となる敬語について知りたい人は、下記より資料をダウンロードしてください。
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企業研究・業界研究が不十分
就活において重要なのは、企業が何を求めているのかや、業界の動向を把握することです。企業研究や業界研究をおこなうことで、自分自身をどのように売り込めばよいのか方針を立てられます。
自己アピールは、単に自分がすごいと伝えるものではありません。重要なのは、自分自身が企業にとってどのようなメリットをもたらすのかを伝えることです。そのため、企業のニーズやビジョンを知らなければ、企業に響く自己アピールができません。
企業研究や業界研究は一朝一夕でできないので、数ヶ月かけておこないましょう。業界研究を進めるなかで、自分に適した企業や職種も見つけられます。
キャリチャンでは、業界の動向をまとめている資料やコラムもあるため、企業研究の参考にしてください。
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大手企業ばかりに応募している
大手企業にばかり応募していると、いつまでも内定が決まらない状況になり、就活が失敗する可能性があります。大手企業や人気企業は多くの学生が応募するため競争率が高く、高学歴や豊富な経験を持つ学生が多いため、大手企業に応募したとしても通過できる学生はごくわずかです。
大手企業へのあこがれを抱く気持ちもわかりますが、世の中には大手企業以外にも優良企業は多数存在します。もっとも重要なのは、自分の強みや価値観が一致しており、活躍できる企業で働くことです。
就活の本質は大手企業に入社することではないので、大手企業ばかりを目指すのではなく、中小企業やベンチャー企業などにも目を向けてください。幅広い視野で企業選択をおこなうことが、就活成功の鍵となります。
自分に合った企業を選べていない
自分にあった企業を見つけなければ、就活は成功しません。自己のスキルや価値観が企業とミスマッチしていると、入社してもすぐに辞めてしまう可能性もあります。
マッチした企業を見つけるためには、企業研究や業界研究が必須です。自分が求める職種や働き方、考え方などが合致している企業を選べば自己アピールもしやすくなります。
自分に合った企業に応募すると、採用されやすくなるだけでなく、入社後の働きやすさやモチベーションの維持にも繋がります。就活をして終了ではなく、入社後のことも考えると、内定をもらえるようになるでしょう。
応募している企業が少ない
応募している企業が少ないと、面接スキルを向上する機会もないため、いつまでも内定が決まらない可能性が高いです。多くの場数を踏んで改善を繰り返してこそ、面接スキルを向上させられるので、就活では経験値が重要です。
また、多数の企業に応募すれば幅広く企業や業界を理解できるため、自分に合った企業を見つけやすくなります。自分のキャリアビジョンを深め、どのように働きたいのか本質を見抜くことにもつながるでしょう。
しかし、むやみに応募する数を増やしても意味はないです。自分の興味や適性にもとづいて企業を選び、できる限り多くの企業に応募してください。
いつまでも内定が決まらない就活生が検討すべきこと
いつまでも内定が決まらない就活生は、以下7つのことを検討してください。
早く内定が欲しい人や、この先どうやって就活を進めればよいのか悩んでいる人も参考になるはずです。
また、キャリチャンでは、すぐに就活を終わらせたい就活生向けに「スピード内定サポート」というイベントも開催しています。早く就活を終わらせたいと考えている人は参考になるため、一度参加するのもオススメです。
夏採用・秋採用にエントリーする
就活がうまくいかないからといって嘆いているだけでは進展しないため、まずは夏採用や秋採用にエントリーしましょう。夏採用や秋採用は、一般的な採用と比較しても遅めにおこなわれます。そのため、就活が順調にいかなかった学生や、春採用で内定を獲得できなかった学生にとってチャンスです。
夏採用や秋採用に応募するためには、どのような企業が求人を募集しているのかなどを確認することが大切です。また、自己分析を再度おこなって自分の強みを再認識し、よりアピール力を高めて、夏採用・秋採用に向き合ってください。
就活エージェントを活用する
就活エージェントは、就活生に求人を紹介してくれるサービスです。就活エージェントには専門のキャリアアドバイザーが配属しており、学生一人ひとりにあわせたアドバイスや就活の指導をおこなってくれます。
たとえば、どの企業に応募するべきなのか、自己分析や面接対策など就活に関するさまざまな相談にも乗ってくれます。また、就活エージェントのなかには企業とのマッチングサービスをおこなってくれるところもあるため、就活に悩んでいる学生の味方となってくれるでしょう。
就活に困っている学生は、就活エージェントを利用することで就活が順調に進む可能性もあります。一度登録してみるのもオススメです。
就活の軸を定める
就活は、目標や自分が最も重視している要素を明確にすることが大切です。これを就活の軸と呼びます。就活の軸が決まっていれば、自分にあっている企業も選びやすく、適切に自分を売り込むこともできるはずです。
逆に、就活の軸が決まっていないとどの企業を選べばよいのかわからず、就活が長引くことも考えられます。
就活の軸が決まっていない人は、まずは就活の軸を決めましょう。就活の軸を決めるためには、自己分析が重要です。自己分析することで、「譲れないものは何なのか」を理解でき、効果的に自己アピールもできるでしょう。
志望する企業の幅を広げてみる
特定の業界や企業にこだわり過ぎると、本当に自分に適した企業を見つけることが困難になります。これまでの視野にとらわれず、さまざまな企業や業界をさがして幅広い分野にも視野を向けてください。
もちろん、興味のある業界や企業へ志望することは大切ですが、最終的に「自分に適した仕事や環境なのか」を基準に選ぶべきです。
未知の分野で探せば、新しい適職を見つけ出す可能性も高いため、まずは広い視野で就活に挑みましょう。
キャリアセンターで面談してみる
いつまでも就活が長引くと、孤独感や焦りが生じることもあるため、大学のキャリアセンターに相談するのもオススメです。キャリアセンターでは、面接の練習やESの添削のほかにも、就活の相談に乗ってくれるなどのサポートがあります。
就活はどうしても孤独になりがちです。自分の世界に閉じこもると視野が狭くなり、自分以外の意見を聞くこともできません。就活は個人の戦いではありますが、客観的な視点を得ることで、誤った就活の方向性を修正できるので、第三者からの意見は大切です。
また、ほかの人と話すことで気分のリフレッシュにもなります。就活に躓きそうになった場合は、まずはキャリアセンターに行き、どのように就活を進めるべきか相談するのもよいでしょう。
志望動機を企業ごとに作る
志望動機は、就活生の抱いている意欲を企業に伝える武器であり、とても重要です。そのため、志望動機は1つ作成したものを使いまわすのではなく、企業ごとに適切に作り直す必要があります。
これまでの就活で志望動機を使いまわしていたのであれば、使いまわしていた志望動機が理由で就活がうまくいっていなかった可能性が高いです。志望動機は、就活生がどれだけ企業を理解しており、どうやって活躍したいのかを伝えるためのもの。そのため、企業ごとに合わせた志望動機を作ることが大前提です。
志望動機を作成する際は、具体的に作成しましょう。抽象的な表現ではなく、企業の抱いている理念や事業展開に合わせて、自分の考えを踏まえた志望動機を作るのがベストです。
就活イベントに参加する
多くの就活イベントは3月に開催されますが、5月以降にも夏採用や秋採用を見据えた就活イベントが開催されます。これまで参加したことがない場合は、新しい企業や業界を学ぶチャンスと考え積極的に参加してください。
就活イベントは、企業と直接対話できる場でもあり、企業の雰囲気や社員の様子を直接感じられます。また、イベントに参加すると書類選考が免除されることもあり、採用にも繋がりやすいです。
新しい企業や業界を発見し、自分自身の選択肢を広げるためにも、就活イベントに参加することはオススメです。
いつまでも決まらない学生が即内定を獲得できる就活改善方法
就活がいつまでも決まらない場合、以下4つについて見つめ直し、就活方法を改善しましょう。
就活が決まらない場合は、これまでの就活の何かが悪かった可能性が高いです。見つめ直すことで、なにを改善すべきか考えましょう。
遅れた就活を挽回する方法については、以下のコラムも参考にしてください。
関連コラム
就活が遅れた際の挽回方法7選|必要な考え方についても解説
自分に適した職種を探すことが大切
就活がいつまでも決まらない場合、自分に適した職種や業界が見つかっていない可能性が高いです。まずは、これまでの就活を一度見直してみましょう。業界研究や企業研究を再度おこなうことで、自分の適性を見つめ直せます。
自分に適した企業や業界を探すためには、自分自身を深く理解し、自己分析をおこなうことが大切です。自分の強みを理解していれば、自分に適した企業を探せます。まずは、自分にあった職種や企業を探すことが、就活成功の近道です。
ESを第三者に見てもらう
ESの完成度が低いと、書類選考で落とされる可能性が高いです。ESは自己紹介の1つでもあり、価値観やスキルを企業に伝える大切なツールのため、必ず完成度を高めましょう。
ESは、自分1人で仕上げると主観的な意見が目立ち、客観的に評価されにくくなります。そのため、第三者にESを見てもらうのがオススメです。
他人からの評価は、自分の強みを理解するためにも有効的です。他人の評価や意見を活かしてESを完成させれば、書類選考通過の確率を高められます。
友人などに自分自身を評価してもらう
就活は、自己評価だけではなく第三者からの視点を取り入れることも大切です。第三者からの評価があれば、自分の強みや弱みを理解できます。たとえば、友人など自分をよく知っている人からの評価は、アピールすべきポイントを見つけるのにも役立つでしょう。
とくに、自分がどのような人物なのかを知ることは、自己PRや志望動機を作成する上でとても重要です。自己評価を他人に聞くことに恥ずかしさを感じるかもしれませんが、これまでの就活が上手くいっていなかったのであれば、他人からの評価に耳を傾けてみることをオススメします。
これまでの就職活動を見直す
いつまでも内定が決まらないなら、これまでの就活を見つめ直すことが非常に大切です。たとえば、ESの内容や面接での受け答え、マナーなどを詳細に分析することで改善点や課題を見つけられます。
これまでの就活を反省することは、自己否定や自分自身を責めるのではなく、これから改善すべき場所をさがすためのものです。過去の失敗から成功するための方法を学び、適切な就活方法を学びましょう。
就活の内定承諾はいつまでに決まらないとやばい?待ってくれる期間
新卒の場合、内定がもらえていたとしても、就活を続けたい人は多いです。しかし、決められた内定承諾期限が迫っていたら、今ある内定を承諾するか、就活を続けるかの2択になってしまいます。
次に内定がもらえる保証もないのに今ある内定を捨ててまで就活を続けるべきか、納得感がなくても今ある内定を承諾すべきか、悩んでしまう人も多いでしょう。
そんなときは内定承諾の期間を待ってもらう、内定保留という手があります。とはいえ、どんな条件でも待ってくれるわけではないので、いつまでに決まらないといけないのか確認しておきましょう。
基本的に1~2週間
内定保留の申し出は、基本的に1〜2週間以内の延長でお願いするのが一般的です。内定承諾期限は、企業側が新入社員の充足率を確定させるための期限でもあるので、これ以上長いと内定保留を断られる可能性が高くなります。
内定保留をお願いする際は、就活を続けたい理由や待ってもらう具体的な日程について説明し、企業側の理解を得る必要があります。理解を得られないまま承諾期限を過ぎると、自動的に内定取り消しになってしまう恐れがあるので注意してください。
保留の連絡は早めにすべき
内定を保留にしてもらう場合は、早めに企業に伝えましょう。企業側も、新卒の採用に力をいれているため、早期の回答を求めています。内定を保留にしたい場合は早めに伝え、企業側の負担を減らしてください。
そもそも、採用人数が確定していないと夏採用や秋採用の準備ができません。就活生が内定を承諾するのか保留にするのかの判断は、企業側も早く知りたい内容です。
そのため、保留にしたい場合は保留にする具体的な日程を伝え、企業側へ配慮することが大切です。
就活をいつまでに決めるかや決まらない理由は面接でも聞かれる
就活を終わらせる期間や内定状況に関する質問は、面接でもよく聞かれます。面接をうまく乗り越えなければ、就活はいつまでも決まらないため、どのような質問が聞かれるのか把握することが大切です。
具体的には、以下4つの質問が聞かれる可能性が高いため、あらかじめ回答内容を用意するとよいでしょう。
キャリチャンでは、面接に不安のある就活生向けに「面接サポート」も実施しています。面接が苦手な学生にむけた面接対策もできるため、参考にしてください。
1.就職活動はいつまでに終わらせいと考えていますか
就活スケジュールについて、企業側から質問されることは多いです。この場合、正直に今の就活の状況を伝えるようにしましょう。企業側は、就活生がどれくらいのスケジュール感で就活を進めているのかを理解したくて質問しています。
この質問をされた場合は、以下のように回答するとよいです。
卒業論文もありますので、できるかぎり夏までには終わらせたいと思っています
しっかりと自分の就活のスケジュールを伝えることで、時間管理能力などを示せて、結果として自分自身の評価にもつながります。
2.就職活動はいつまで続けるつもりですか
企業側は、就活生がいつまで就活を続けるつもりなのか、内定を出したらすぐに承諾してくれるのかなどが気になっています。そのため、この質問をされた場合は、以下のように具体的かつ正直に回答することが大切です。
- 納得のいく就活ができるまで続けたいです
- 貴社が第一希望のため、貴社から内定を頂いた場合はすぐに就活を終わらせたいと考えています
企業側に自分の意向を明確に示し、企業の優先度がどれだけ高いのかを伝えましょう。
3.内定がない理由を教えてください
この質問は意地悪な目的で聞いているのではなく、就活生が現状をどのように受け止め、どのような改善を考えているのかを確認するために聞いています。そのため、回答する際は以下のように自分が現状をどう理解しているのかと、今後の改善策を具体的に示すとよいです。
自分の強みをしっかりと理解せずに就活を続けていたからです。自己分析が足りておらず、自分の強みを企業に伝えきれていなかったため、内定にまで至りませんでした。(現状分析)
就活を続けていくうちに、自分の強みを理解するようになりました。就活において重要なのは、自分がしたいことではなく、企業で働く上で自分が何ができるのかを伝えること。これまでの私はそこを理解できていなかったため、内定をいただくことができなかったのだと思います。(今後の改善)
現状の分析と今後どのように改善したいのかを伝えることで、企業側に上手に自己アピールできます。
どのように伝えればよいのかわからない場合は、以下のコラムも参考にしてください。
関連コラム
【例文あり】面接で「内定がない理由」を答える方法を就活のプロが伝授
4.他社の選考状況を教えてください
他社から内定を得ている場合は、隠さず正直に伝えるべきです。就活において誠実さは重要であり、嘘をつくと信用を失う可能性があります。
たとえば、以下のように回答しましょう。
食品業界にて1社から内定をいただいております。また、他にも3社の選考を通過しており、そのうち1社は来月に最終面接を控えている状態です。
はっきりと答えることで、他社に対しても真剣に就活をおこなっていることをアピールできます。自分の評価も高くするため、就活を成功させるためには誠実さも大切にしてください。
いつまでに決まらないとやばいかより納得の就活をすることが大切!
基本的に6月頃には内定獲得率がピークを迎えますが、秋採用や夏採用まで就活を続ける学生も多いです。そのため、6月までに就活が決まらないからといって、絶望する必要はありません。しかし、11月以降も決まらない場合は少し焦った方がよいです。
11月までに決まっていない場合、就活の方法が間違っている可能性も高いです。その場合は、まずは自分の就活の進め方を見つめ直しましょう。志望動機や企業の選び方、ESなど改善の余地は多いはずです。改善することで、就活を成功に導きます。
もっとも重要なのは、納得のいく就活をおこなうことです。周りと比較して焦っても就活は上手くいかないです。さまざまな就活方法を模索し、自分にあった方法で就活をおこなってください。
「出遅れ就活サポート」に参加しよう!
就活がいつまでに決まらないといけないかに関するQ&A
就活では平均何社落ちる?
就活未来研究所の就職白書2022によると、平均で27社の企業に落ちるとされています。多くの学生が30社程度にエントリーしていることを考えると、エントリーした大半の企業に落ちているのが一般的です。
大学生の就職が決まるのはいつごろ?
基本的に、6月に内定を出す企業が多いです。そのため、大半の学生が6月までに就活を終わらせています。
なかには、早くて大学3年生の1月に内定をもらっている人もいますが、そのほとんどが早期選考の企業です。一般的には6月に内定を出す企業が多いため、6月を目途に就活をすすめましょう。
面接で「就活はいつまで続けますか」と質問されたら?
就活生の志望度を確認したくて質問している可能性が高いです。そのため、志望度に合わせた回答を考えましょう。
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。