「高校生活で頑張ったこと」がない人必見!回答のコツを例文とともに解説
2024年5月10日
面接では、高校生活で頑張ったことについてを聞かれることは知っていましたか?
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Bさん
聞いたことはありますが、とくに何かしていたわけでもないし、高校時代に頑張ったことが思い出せません・・・。
高校生活で頑張ったことと聞くと、皆さん大きな活躍を意識しがちですよね。
でも、小さな活動でも十分アピールできるんですよ。
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Bさん
本当ですか?具体的にどんなことを話せばいいんでしょう・・・。
それでは、具体的に説明していきましょう。
このコラムでは、高校生活で頑張ったことが思いつかない人に向けて、具体的な回答方法を例文とともに解説します。
キャリアアドバイザー 平崎
目次
「高校生活で頑張ったこと」が思いつかない人にオススメ!状況別の例文5選
「高校生活で頑張ったこと」が思いつかない人にオススメの例文を状況別に紹介します。頑張ったことがないと考えている人は、以下の例文を参考にしましょう。
頑張ったことといっても、生徒会や部活動のキャプテンなど、目立った活躍でなくても問題はありません。裏方や地道な努力など、小さな活動でもよいので、魅力的に思われる文章を書くのが大切です。
部活動について答えるときの例文
以下に、部活動にて頑張ったことの例文を紹介します。例文には、部員として気を配っていた面について記載しました。
私が高校生活で頑張ったことは、サッカー部での活動です。
私は、3年間サッカー部の部員として活動していました。
サッカー部の練習は予想以上にハードで、放課後の練習は20時を超えることも頻繁にありました。そんな中、とくに私が気を遣っていたのが健康管理です。
サッカー部の部員として活動していた私は、大会や練習において常に高いパフォーマンスを維持できるよう、健康に気を配っていました。
胃に優しい食事や筋力がつく栄養素など、とくに日頃の食事から見直していました。また、スポーツは勉強と同じく集中力が大切です。集中力が上がる栄養分は何か、どの食材に多く含まれているかまで調べました。
高校時代の部活動での経験を経て、私は食事に関する栄養知識が身につきました。御社に入社した際は、消費者の健康を考えた食材を提供できればと思います。
上記の回答は、健康面を重視していた経験について触れています。おもに、食料製造の企業への選考を受ける人にオススメです。また、スポーツの経験と同時に自身の健康や体調面を支えていたため、介護業界やスポーツ業界での選考にも有利だといえるでしょう。
体育祭について答えるときの例文
「高校生活で頑張ったこと」について、体育祭に関する回答を紹介します。以下の例文では、応援団についての経験談を記載しました。
私が高校生活で頑張ったことは、体育祭での応援団の団員です。
団員には、体育祭本番で観客を魅了する演舞の提案や振付けの考案をしなくてはいけませんでした。演舞は、体育祭での得点につながります。
しかし、当時は誰からもよい意見が発案されることはありませんでした。
そこで私は視点を変えて、人の目を引きつける踊り方や、全員の演舞が揃うのにはどうすればよいのかなどを、歴代の先輩応援団の演舞動画を参考にしたり、書籍などで調べ分析したりして調べました。
その結果、自らの団を見事優勝に導くことができたのです。演舞を見に来てくれていた家族や担任教師からは、「演舞の魅せ方が上手い」といわれ、入念に分析しておいてよかったなと感じました。
私には、よい結果を生み出すための分析力があります。御社に入社した際は、分析力を活かし、最大限の利益につながる提案をしていきたいと考えています。
上記の例文では、おもに分析力や発想力、改善に導くアイデア力についてアピールできます。以上のスキルは仕事において重要です。思考が関連するスキルは、企画・開発業務に対して答えるとよいでしょう。
文化祭について答えるときの例文
「高校生活で頑張ったこと」について、文化祭での活動を例文にしたものを紹介します。以下の内容は、クラスで開く出店を宣伝するための看板イラストを担当した回答例です。
私が高校生活で頑張ったことは、文化祭での活動です。
私は高校当時、美術部に所属しており、文化祭の出店を宣伝する看板のイラスト制作を任されていました。
多くのお客さんに来てもらうためにも、宣伝効果を発揮する看板の作成担当はとても責任のある役割でした。
私たちのクラスで販売した商品は、タピオカ入りのドリンクです。看板を描く際は、とくに美味しそうなドリンクのイラストと、フレッシュなイメージを引き立てる色合いを重視しました。
また、お客さんの目を留めるには、絵だけでなくキャッチコピーにも注目しました。イラストと文字のバランス、色合い、言葉選びなどを考慮して制作した看板は、クラス全員からの評判もよく、看板を見て買いに来てくれたお客さんもたくさんいました。
文化祭の経験を活かして、御社の商品を宣伝する際のLP制作で貢献できたらと考えています。
上記では、魅力的な看板イラストを生み出すアイデア力について記載しました。おもに、広告関係の職種やコンテンツ販売を担当する仕事に有利なスキルです。
受験勉強について答えるときの例文
「高校生活で頑張ったこと」について、受験勉強の内容を紹介します。以下の例文は、志望大学の偏差値が大幅に足りない成績から、見事に合格を勝ち取ることができた経験についての内容です。
私が高校生活で頑張ったことは、大学受験の勉強です。
私は高校時代、都内の国立大学を志望していました。
志望大学への受験を決めた当時、私は高校3年生の春でした。しかし偏差値の観点から、私の成績で合格できる大学ではなかったのです。
そこで、私は勉強法を工夫し、1年で合格を勝ち取る計画を立てました。とくに苦手な科目を中心に、苦手意識の強い単元を先生や成績優秀な同級生へ積極的に質問しました。
また、使用する参考書も入念にチェックし、購入した参考書をどれだけの期間で何周終わらせるかなどのスケジュールも立て、さらに健康面にも気を配りました。
その結果、私は第一志望の大学に合格でき、当時の経験を活かして大学時代では塾講師のアルバイトをしていました。
御社へ入社した際は、自分の経験をもとに、成績に悩む生徒への問題解決を提案していきたいと考えています。
上記では、短期間で大学受験に逆転合格できた経験について記載しました。塾などの教育業界にもオススメですが、効率のよい計画力をアピールする際には他の業界でも有効です。
アルバイトについて答えるときの例文
「高校生活で頑張ったこと」について、アルバイト経験を紹介します。以下の例文は、限られた時間内でどれだけ効率よく働けたかに関する活動例です。
私が高校生活で頑張ったことは、飲食店でのアルバイトです。
高校生でアルバイトをする場合、学校での授業や試験勉強と両立させる必要があります。
つまり、あまり多くのシフトを入れられません。そこで私は効率アップが図れる働き方を重視したのです。
来客の席への案内から、注文を伺いキッチンスタッフへ伝達するまで、無駄のない動きを大切にしていました。
また、あまりにも忙しいときは他のアルバイトにも協力を要請し、できる限り注文が滞らないよう常に気を配っていました。
受験を機にアルバイトを辞める際、店長から「テキパキと働いてくれたお陰でトラブルも少なく済んだ、今まで本当にありがとう」と褒めていただいたことは、今でも鮮明に覚えています。
御社に入社した際の接客も、効率を重視して多くのお客さんに来ていただけるような活躍ができたらと思います。また仕事において、効率以外に思いやりも大切にしていきたいと考えています。
上記の回答は、接客業の仕事に就きたい人にオススメです。面接官からは、効率よく作業に取り組んだ工夫についても聞かれるケースがあるでしょう。質問を深掘りされた際は、コミュニケーションを重視したのか、手際よく動けるために練習したのかなど、とくに頑張ったことを答えるようにしてください。
自分に合った回答が思い浮かばない人は、「就活相談サポート」への参加を検討してください。プロのキャリアアドバイザーが、あなたに合った回答を見つけ出してくれます。分からないことや不安なことは全部解決してくれるので、ぜひ相談してみましょう。
面接官が「高校生活で頑張ったこと」を聞く理由
面接官が「高校生活で頑張ったこと」を聞くのには以下のような理由があります。
面接にのぞむ前に、高校生活で頑張ったことについても、同時に考えておいた方がよいでしょう。
就活生の人柄を把握するため
面接官が「高校生活で頑張ったこと」を聞くのには、就活生がどんな人なのかを知る目的があります。就活生の人柄を見ることで、仕事や人間関係において自社でうまくやっていけるかどうかを確かめるためです。
面接では、大学時代について質問されるケースが多いでしょう。しかし、必ずしも大学以外のことを聞かれないとは限りません。
企業によっては、高校時代にどんな環境でどのような頑張りを経験してきたかを確かめて、就活生の人物像や印象を把握するところも存在します。高校生活での環境が、自社との環境に似通ったものであった場合、採用される確率は上がるでしょう。
企業を選ぶときは、できるだけ現在または学生時代の生活に近い環境で過ごせるところを選べば、選考では有利になります。
また、人柄を調べる際は回答内容のほかに、どのような話し方をするかについても重視されます。面接を受ける際は、できるだけよい人柄だという印象を与えることも大事な要素の1つです。
就活生の強みを知るため
「高校生活で頑張ったこと」を面接で聞く理由として、就活生の強みを知るというのも挙げられます。就活生の強みを知るために、高校時代の活動内容から判断しようと考えているためです。また、就活生の強みを知り、自社の仕事に役立てられるかを確かめたいとも考えています。
社会人として働くには、業務ごとにさまざまなスキルが求められます。業界や職種によっても異なりますが、集中力やリーダーシップ能力、発想力などがおもな例です。
「高校生活で頑張ったこと」を聞いて、自社で働くために必要なスキルが備わっているかを確かめた上で合否を決定します。面接を受ける際は、あらかじめ企業がどのようなスキルを求めているかを調べておきましょう。
工夫した答え方ができるかを見抜くため
面接官が「高校生活で頑張ったこと」を聞く理由には、就活生の答え方を確かめるというのも含まれます。
話し相手に対し、どれほど伝わりやすい話し方を意識しているかを把握したいためです。答え方においては、回答に余分な内容を入れていないか、長くならないよう工夫しているかなども確認します。
また、質問に対しては相手にとって分かりやすく答えるのも大切です。面接官は、「相手に分かりやすい話し方ができているか」を見て、配慮があるか、気遣いができる人物かを判断する場合があります。
分かりにくい答え方として、以下の回答が挙げられます。
「高校時代では、部活動において部員のケガをしたときや落ち込んでいるときの手当てや心のケア、すぐに準備に取りかかれるようなサポートなど…」
上記の答え方では、一文がとても長いため聞き手にとっては疲労感を与えてしまいます。
内容に関しても、いくつかの問題点があります。まず、ケガの手当てと心のケアを同時に話しているため、伝わりづらくなっている点です。また、最後の「準備」については試合をはじめる準備なのか、遠征に向かうための準備なのかがはっきりしていません。
内容自体が良いものでも、面接官に伝わらなければ意味がないのです。質問に答えるときは、できるだけ相手に伝わりやすい表現を心がけましょう。
コミュニケーション能力を確かめるため
「高校生活で頑張ったこと」を聞く目的には、コミュニケーション能力を確かめることも含まれます。企業に入社して、ほかの社員と協力しつつ仕事をこなすには、コミュニケーション能力が重要なためです。
コミュニケーション能力は、面接の答え方によっても確認できます。おもなチェック項目としては、きちんと相手に目を向けているか、質問に対し回答にズレが生じていないかなどです。
コミュニケーション能力は、1つ前の項である「工夫した答え方ができるかを見抜くため」にも関連します。上手にコミュニケーションが取れないと見なされた就活生は、面接で落とされる可能性が高くなるため注意が必要です。
面接に通過するためにも、内容だけでなく十分なコミュニケーション能力を発揮できるような準備を行っておきましょう。
「高校生活で頑張ったこと」がない人の回答の見つけ方
「高校生活で頑張ったこと」がないと考えている人は、実は思い出せていないだけかもしれません。以下の方法を試せば、頑張っていたことを思い出せる可能性があります。
高校生活では必ず頑張っていたことがあるはずです。思い出せないまま面接に対応するのはもったいないので、今のうちに回答を見つけ出しておきましょう。
良い結果を生み出した経験を振り返る
「高校生活で頑張ったこと」がないと考える人が回答を見つける方法として、良い結果を生み出した経験を振り返ってみましょう。良い結果があらわれた経験を話すことで、企業から好印象が得られる可能性が高くなります。
具体例としては、以下の経験が挙げられます。
- 部活動の大会で優勝したこと
- 一念発起して勉強に専念し、成績最下位から有名大学に合格したこと
- 合唱コンクールや球技大会などのクラス対抗行事などを優勝に導いたこと
- 学校の勉強と家事を両立させていたこと
具体的な経験を話せば、良い結果を生み出せる人だと認識されやすくなります。高校生活で頑張ったことがいまいち思い出せない人は、小さな活動でも問題ないので「良い結果が出た経験」に注目してみてください。
自己分析を行う
「高校生活で頑張ったこと」がないと感じる人は、自己分析を行ってみましょう。自己分析は、過去の経験を振り返る対策法の1つです。
学生時代に頑張ったことや行っていた活動、生み出した結果などを思い出し、紙やパソコンなどに文字としてまとめます。まとめた内容を確認し、自身の得意分野と強みなどを知るのがおもな手順です。
自己分析は、高校生活についてを思い出す効果も期待できます。自分の活動内容や、過去の実績などをまとめているうちに、高校時代に頑張ったことを思い出せるかもしれません。
また、自己分析は過去の自分についてまとめる行動です。高校生活で頑張ったことに限らず、自分の長所や短所、応募すべき企業などを知りたい人にもオススメできます。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
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家族や友人に聞いてみる
家族や友人などの知人に聞いてみるのも、「高校生活で頑張ったこと」がない人の回答の見つけ方です。1人で考えていても、あまり過去について思い出せない場合が多いでしょう。
当時の友人や家族に聞けば、高校時代に頑張っていたことが鮮明に思い出せるかもしれません。高校での活動については、高校の同窓会や長期休暇で帰省した際に会える友人に聞いてみるのがオススメです。
また、勉強について思い出したいときは、自宅で勉強に励んだ自分を見守ってくれていた家族に聞くのもよいでしょう。高校生活で頑張ったことが1人で考えてもなかなか思いつかない時は、家族や高校時代の友人、先輩などに聞いてみるのも検討してみてください。
就活エージェントに相談する
「高校生活で頑張ったこと」が思いつかない場合、就活エージェントに相談するのも1つの方法です。就活エージェントは、面接に通過するための対策を行うプロでもあります。面接での質問に対する模範解答については、キャリアアドバイザーへの相談も可能です。
就活のプロに聞けば、就活に有利な回答の参考例を提示してもらえるかもしれません。
また、強みなどをまとめられたとしても、どのように答えればよいかが分からなくなる場合もあるでしょう。
しかし、答え方についても就活エージェントへ相談すれば、自身の「頑張ったこと」の魅力を引き立てる工夫を施してくれます。面接官に注目されれば、就活を有利に進められます。どうしても面接の回答に迷ったときは、ぜひ就活エージェントに相談してみてください。
「高校生活で頑張ったこと」が見つからない人は、「就活相談サポート」に参加してください。質問内容を企業ごとに想定し、あなただけの模範解答を提案してくれます。面接が上手くなるコツまで教えてくれるため、最後まで安心して対策が行えるでしょう。
「高校生活で頑張ったこと」を質問されたときに答えるコツ
どの質問に対してもいえる内容ですが、「高校生活で頑張ったこと」について答える際、以下の答え方を意識する必要があります。
面接で大切なのは、内容だけではありません。面接官に、きちんと伝えるための工夫を促す姿勢も重要です。答え方について詳しく知りたい人は、以下の内容を参考にしてください。
活動内容から先に述べる
「高校生活で頑張ったこと」を質問されたときに答えるコツとして、活動内容から先に述べることが挙げられます。
なにかを人に説明するときは、結論から先に述べる方がよいとされています。高校生活で頑張ったことについて答える際も、結論の立ち位置となる活動内容から先に述べるのが大切です。
活動内容よりも先に、理由や具体的な説明から先に話しはじめると、なにについての活動なのかが理解しづらくなってしまいます。
しかし、「高校生活で頑張ったことは、部活動です」のように結論から伝えれば、なにを説明をしているのかが相手に伝わりやすくなります。面接での受け答えでは、活動内容から先に述べるよう意識しましょう。
分かりやすく伝えるよう工夫する
「高校生活で頑張ったこと」を質問されたときに答えるコツとして、分かりやすく伝えるよう工夫するのも大切です。面接では、魅力的な内容を考えていたとしても、なにを話しているのかが理解してもらえなければ意味がありません。
面接官に伝わらなければ、評価のしようがなくなるため落とされる可能性が上がります。分かりやすく伝えるには、できるだけ短めに、順序立てて答えるのが得策です。
また、頑張ったことについてのエピソードを具体的に伝える意識も大切です。具体的なエピソードを話せば、面接官に説得力を与えられる上、より話の内容を魅力的なものにできます。しかし、具体性を意識するあまり、話が長くなってしまわないよう注意しましょう。
仕事や企業に関連づけさせる
応募先の企業や仕事内容に関連づけさせるのも、「高校生活で頑張ったこと」について答える方法です。仕事や企業に関係する内容を含めれば、面接官から「自社に貢献できるかもしれない」と思われ、採用に繋がりやすくなります。
具体例として、生徒会や文化祭の実行委員であれば、チームをまとめるスキルを伝えられます。また、大学受験の合格体験記であれば、受験に合格するための効率的な計画力がアピールできるでしょう。
応募する企業が求めるスキルを把握して、どのようなエピソードについて話すかを考えてみてください。「自社に必要なスキルを持っている」と思われれば、面接に通過できる可能性を高められます。
【就活対策資料】
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大学での経験と差別化させる
「高校生活で頑張ったこと」を質問された場合は、大学での経験と差別化できる活動内容を答えましょう。企業によっては、高校生活についてだけでなく、大学での生活についても質問される可能性があります。
回答内容がほかの質問と被るのは、企業側からすれば良いイメージは持てません。「高校時代から成長していない」「多岐に渡る活躍ができない」などという印象を持たれる恐れがあります。
高校生活で頑張ったことを聞かれたからといって、大学での生活が聞かれないとは限らないのです。高校生活で頑張ったことは、できるだけ大学時代の話題に被らない内容について触れるのをオススメします。
たとえば、大学で学園祭の実行委員を担当していた人は、高校では文化祭の実行委員の話をするのは控えた方がよいといえます。大学で学園祭について話す予定でいる人は、高校で頑張ったことはアルバイトや部活動など、別の話題を話すようにしてください。
どう貢献できたかを伝える
「高校生活で頑張ったこと」を質問されたときは、頑張ったことによってどう貢献できたかまで伝えるよう心がけましょう。貢献できた内容が仕事面で役立つものだと見なされれば、面接を通過できる可能性が高くなります。
貢献できたことに関する具体例として、以下の活動が挙げられます。
- 部活動で自分が立てた練習計画によって、大会に優勝できたこと
- 文化祭の実行委員を務めて例年より来客数を増やしたこと
上記のような大きな活躍だけでなく、以下のような裏方としての活躍でも、十分にアピールできます。
- 部員のケアを担当したマネージャー経験
- 文化祭で行う催し物の計画を立てた経験
高校生活で頑張ったことは、目立つ内容でなくても問題ありません。結果的に、どう貢献できたかまで、きちんと答えるよう意識してください。
「高校生活で頑張ったこと」への回答で面接官を引きつける方法
面接に通過するための方法は、前項のコツを身につけるだけではありません。以下のような、面接官を引きつける方法も存在します。
上記の方法を意識すると、就活生自身が面接官の目に留まるような存在になるでしょう。
好印象を与えるよう意識する
「高校生活で頑張ったこと」を答える際に、面接官を引きつける方法として、できるだけ好印象を与えるよう意識しましょう。面接は、質問の回答だけがすべてではありません。就活生の第一印象も大切です。
第一印象として強い印象を与えるのは、服装や髪型などの身なりから、表情・態度・声の大きさなどが挙げられます。
面接の身だしなみに関して、指定された項目しか注目しない就活生は、少なくないかもしれません。しかし、細部まで気を配った方が、案外有利なのです。
面接を受ける際は、第一印象をよく見せるためにも、できるだけ細かいところまで気を配りましょう。
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大きな活躍にこだわらない
「高校生活で頑張ったこと」について答える際、面接官に興味を持ってもらおうと、大きな活動にこだわらないよう注意しましょう。
どんなに小さなことでも、企業にとってプラスに働くのであれば、十分に興味を持ってもらえます。「高校生活で目立った活動はしていない」と、諦める必要はありません。
「「高校生活で頑張ったこと」がない人にオススメ!状況別の例文5選で紹介した例文」で紹介したように、小さな活動でもアピールできる部分はたくさんあります。
定期試験で10位以内に入った経験や、クラス委員を担当した経験など、小規模の内容でも十分です。一番よくないのは、「ありません」と答えること。選考での面接は、どんな質問をされたとしても、必ず答えるようにしてください。
小さな活躍を大きく見せる答え方ができれば、企業から「話が上手な人だ」と思われ、むしろ面接に受かる可能性は上がります。
失敗談を話すときはプラスの表現に変換させる
失敗談を話すときはプラスの表現に変換させるのも、面接官を引きつける回答法です。高校生活で頑張ったことは、成功体験だけでなく失敗談を話しても問題ありません。ただし、失敗談を話す際は、失敗した結果を話して終わらせるのではなく、そこから得られた学びを話すのも大切です。
たとえば、部活の大会で優勝を逃した際に負けた原因を分析し、解明した経験などもよいでしょう。また、第一志望の高校に合格できなかった原因を追求し、大学受験で第一志望を勝ち取った経験などが該当します。
失敗をそのままにせず、改善に踏み切った行動や、どんな学びが得られたかまで答えるとより効果的です。失敗談を話す際は、プラスの印象を与えるよう工夫してみてください。
「高校生活で頑張ったこと」がない人はいない!
「高校生活で頑張ったこと」がなかなか思いつかず、悩んでいる就活生は多いでしょう。しかし、考えすぎる必要はないのです。
高校生活での活動は、大きなものであったり、目立った活躍をみせた経験であったりする必要はありません。勉強で結果を出したこと、学校行事で裏方として活躍できたことなど小さな経験でもよいのです。
面接では、回答の内容を魅力的なものにする必要があります。ただ、回答内容だけでなく質問を投げかける面接官の意図や、自分自身の第一印象にも目を向けるのが大切です。面接では、就活生の考えを知る以外に、人柄や相性なども判断されます。
面接は、企業に対して自分のすべてをアピールできる機会です。自分の良さを最大限伝えられるよう、今のうちに対策をはじめておいてください。
面接の答え方がよく分からない人は、「就活相談サポート」に参加してください。プロのキャリアアドバイザーが、あなたに合った模範解答を提案してくれます。マンツーマンで親身に寄り添ってくれるため、心強い存在です。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。