志望業界を変えるのはあり?変え方と変えた後の動き方

 2021年6月8日

何か悩んでいるみたいですね。どうしましたか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Bさん

実は就活が上手くいってなくて、志望業界を変えようかな、と考えているんです。でもそんな簡単に志望業界を変えてしまってもいいのでしょうか?

志望業界は入社先を決める上での第一歩ですし、選択次第で今後の人生が大きく左右してきます。納得のいく就職をするためにも、志望業界に対する考えはしっかりと持っておくといいですよ。

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Bさん

では、実際に志望業界を変えたいと思ったら、どうすればいいのでしょうか。

今回は、志望業界を変えたいと考えている人のために、志望業界を変える上で意識すべきことや変えたあとの動き方などについて紹介します。一緒にみていきましょう。

キャリアアドバイザー 岡田

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志望業界を変えるのはありなのか?

志望業界を変えるのはありなのか?

志望業界に違和感を抱いたり、なかなか内定がもらえないことで「志望業界を変えようかな」と考えていると思いますが、就活も中盤に差し掛かっていますし、今から変えることはできるのかと不安ですよね。

結論から申し上げますと、志望業界を変えることは“あり”です。ではなぜ志望業界を変えるのはありなのか。ここではそんな志望業界を変えるのが“あり”な理由について解説していきます。

志望業界を変えるのが“あり”な理由

当初決めていた志望業界を途中で変えることがありな主な理由は、就活では自分に合った業界・企業を選ぶことが重要だからです。自分に合った選択ができないと内定に結びつきませんし、たとえ入社できてもギャップを感じてしまい、早期退職へとつながりかねません。そのため、初めから間違った選択をしてしまわぬよう、必要であれば志望業界を変えるのは“あり”なのです。

また、志望業界を変えることで視野が広がり、自分の可能性にも気づくことができるため、自分の将来像をより明確なものにすることができます。新卒における業界・企業選びは社会人生活の基盤となるものですので、初めからつまづいてしまうと不安な社会人生活を送ることになります。

そのため、その選択を間違えてしまわぬよう、就活の段階で志望業界を変えることは非常に大切な判断となります。特に早い段階で志望業界を変えるための動き出しができれば、様々な業界を知ることができるため、自分の可能性にも気づけるようになり、より良い選択ができます。

このように、志望業界を変えることによって自分の将来のための正しい選択ができることを考えると、今ある志望業界に違和感を抱いていたり、内定がもらえないと悩んでいる場合には早急に変えた方がよいでしょう。

志望業界を変えるべき人の理由と事情

志望業界を変えたいと考えている人は変えることに対して積極的でしょうが、志望業界に不満を抱いていない人にとってはたとえ正しい判断をするためといっても変えるのに躊躇することだと思います。

しかし就活では自分に合う業界・企業を選ぶことが大切ですので、志望業界を変えないといけない状況の人も中にはいます。具体的に志望業界を変えるべき人とは、「志望している業界から内定が1つももらえてない」「業界や会社の製品が好きというだけの理由」の人です。

たとえその業界に憧れを持っていたとしても内定がもらえないということはその業界との相性が悪いということになるため、「志望している業界から内定が1つももらえてない」場合には業界を変える必要があります。

また、「業界や業界が扱う製品やサービスが好きという理由」だけで志望する人も志望業界を変える必要があります。なぜなら仕事は“好き”だけで選ぶのはあまりにもリスクが高いからです。

就活では学生が業界や企業を選ぶように、企業側も学生を選んでいるため、お互いにとって相性がよいと判断されないと内定には結び付きません。そのためにもお互いについての理解を深める必要があるため、一方的に好きという理由だけで選んでも内定には結び付かないのです。

このように、業界と自分との相性が悪いと判断される場合には志望業界を変える必要があるということです。業界内で志望企業を変えても初めの選択が失敗していると先には進めませんので、早急な判断から志望業界を変えましょう。

志望業界を変えるベストな時期は?

志望業界を変える際、いつ変えればいいのかと悩むと思います。そんな業界を変えるベストな時期ですが、できるだけ早ければ早い方が良いです。業界を変えるとその業界について理解を深めたり、就活の進め方に変更が生じることから、それらの準備期間を考えると早いことに越したことはないのです。

すぐに志望業界を変えるべきかどうかの判断が下せない場合、夏前を一区切りにすると良いでしょう。夏前であれば夏採用・秋採用に向けた準備期間を設けることができますし、この時期であれば十分巻き返すことも可能ですので、遅れることなく就活を行うことができます。

そして志望業界を変えられる最後のチャンスは卒業1か月前です。法的に入社2週間前までに内定を辞退する必要がありますので、他の企業へのエントリー期間などを考えると最低でも卒業1か月までには就活やり直しのための準備を行わなくてはなりません。

しかし卒業までの時間が限られていればその分選択肢も少なくなりますし、時間に追われることから厳しいものとなりますので、少しでも志望業界の変更を考えている場合にはできる限り早くに決断するようにしましょう。

自分に合う仕事や企業が見つけられなくて困っているなら、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」で相談するのもオススメです。あなたの希望条件を聞き、あなたに合った企業の求人を紹介します。

志望業界を変えるうえで意識すべきこと

志望業界を変えるうえで意識すべきこと

自分の中での感情や志望業界を変えるべき状況に当てはまる人、それぞれが実際に変える際には意識すべきことがあります。では具体的にどのようなことを意識すればよいのでしょうか。

ここではそんな、志望業界を変えるうえで意識すべきことについて解説していきます。どのようなことを意識したうえで志望業界を変えていけばいいのかをチェックしていきましょう。

まずは仕事に対する条件や求めていることを振り返る

志望業界を変えるうえでまず意識すべきなのが、仕事に対する条件を求めていることを振り返ることです。仕事に対してどのような条件を求めているのか、また志望する業界に対する熱意はどれほどなのかを振り返っていきます。

条件では業界を限らず、自分が働く上で大切にしたいことや、働く環境において求めるもの、自分のスキルをどう活かしていきたいのかなど、仕事や働き方に対する条件を見直していきます。

これまで仕事に対して求めていた条件が単純に志望業界とフィットしなかったのか、もしくは就活を行ううえで条件が変わってきたのかで選ぶ業界の基準も自分の中で変わってくると思いますので、しっかりと条件を明確にしていきましょう。

ここでは業界に対する印象ばかりを気にするのではなく、自分の中での条件だけを意識することがポイントです。なぜなら業界との相性を考える際はまず自分の中での条件が明確でないといけないからです。ですので、第一段階であるこの作業においては“自分”の感情を優先的に考えたうえで条件を明確にしていきましょう。

自分への理解を深め、“業界との相性”を考える

自分の中での仕事に対する条件を見直し、明確にしたら次は具体的に業界を選ぶための作業です。ここで大切なのがこれまでに何度もいっている、“業界との相性”を考えることです。

業界との相性を考えるうえでは前述より明確にした、仕事に対する条件に合わせて「自分」についての理解も深めていく必要があります。自分の能力を活かせる業界はどこかを基準に選んでいくと相性を図りやすいですし、そのために就活軸を定め直すとより志望業界を決めやすくなります。

ですのでまずは自己分析から自分についての理解を深めていきましょう。自分の能力や強みは何かを知り、それらを活かせる業界はどこかを考えていきます。次に、気になる業界や自分に合いそうな業界をピックアップし、理解を深めます。

最後に自分の能力と仕事に対する条件を軸に当てはまりそうな業界を選定し、相性を図っていきましょう。相性は、業界が求める人物像に自分が当てはまるかどうかを意識することとわかります。

このように、自分の能力と自分が求める仕事への条件、業界への理解を深め、明確にしていくことで選ぶべき業界が何かわかってきますので、「好きなこと」「やりたいこと」だけで選ぶのではなく、業界側の意見も尊重したうえで“自分にできること”を意識していきましょう。

情報を収集するため積極的に行動する

前述より志望業界の変更先をある程度決めたら次はその業界についての理解をより深めていくための行動に移りましょう。具体的には合同説明会に参加し、他の業界との違いを見ていくことでより自分に合った業界を見極めていきます。

また、その中で特に気になる業界が見つかったり、前述よりある程度目星が決まっている場合にはそれら業界に属する企業への個別説明会に参加していきましょう。

説明会の他にも就活イベントなどに参加すれば気になる業界に関する情報を得られますし、業界が決まらない場合にも参考になるため、志望業界を変えたいと考えた時には積極的に情報収集のための行動を取りましょう。

さらに、就活エージェントからも様々な情報を得られるためオススメです。業界に関する情報はもちろん、その業界に属する企業の情報なども紹介してもらえるため効率的に志望業界を変えることができます。

キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、プロのキャリアアドバイザーが個別であなたに合った企業の紹介をしてくれます。参加費無料、オンラインでも参加できるので、まずは気軽に申し込んでみてください。

志望業界を変えた後の動き方と成功のための対策法

志望業界を変えた後の動き方と成功のための対策法

志望業界を変えた後はその業界内にある企業から内定を獲得するための対策が必要になってきます。ここではそんな、志望業界を変えた後の動き方と成功のための対策法についてご紹介していきます。

志望業界を変えたにもかかわらず就活そのもののやり方を変えていなかったり、間違った行動を取れば内定は獲得できませんので、志望業界を変えた後の動き方についてしっかりと確認していきましょう。

内容に深みのある志望動機を考える

志望業界を変え、行動していくうえでまずすべきはその業界に対する志望動機を考えることです。志望動機はその業界や企業に対する熱意や志望度を示したもので、その内容次第で結果が左右するといっても過言ではないほど重要なものです。

ですのでまずはその業界に対する熱意や志望度そのものを示す志望動機を変えていく必要がありますので、そのための準備を行っていきましょう。

志望動機はその業界や企業についてどれほど理解を示しているかで内容の濃さが変わってくるため、まずはしっかりと変えた志望業界についての理解を深めていきます。前述より情報収集のための行動を取っているはずですので、それらの情報をまとめたうえで自分の熱意を合わせて示していきましょう。

また、志望動機から自分の熱意のほかに「企業側にとって自分は魅力的な人材だ」ということをアピールする必要があるため、志望動機の中には企業側にとって魅力となる強みを持っていることや、具体的にどう活躍していくのかも合わせて語れるようにしておきましょう。

軸に沿った企業を積極的にエントリーする

志望動機を考えたら次は行動あるのみです。軸に沿った企業を積極的にエントリーし、その業界の雰囲気や面接の感じなどを見ていきましょう。業界を変えたわけですからそれぞれの企業や面接の雰囲気もこれまでとはガラリと変わってきますので、まずはそれらに慣れる必要があります。

また、雰囲気の他にもその業界ならではの質問やその業界が求める人物像を把握するために場数を踏むことが大切です。これらは実際に面接を受けないと知りえない情報となりますので、しっかりと情報を得ていきましょう。

さらに志望業界を変えているということは卒業までに時間が近づいているわけですから、長く準備に時間をかけることができません。そのため練習に時間をかけるよりも実践を通して力をつけていく方が効率的です。

それに積極的に面接を受ければその分内定率も上がりますし、内定へと結びつけば自信がつき、次にも活かされます。これまでのように準備に時間がかけられない志望業界変更後の就活ではいかに行動量を増やすことができるかポイントとなりますので、志望業界を変えた後はこれまで以上の行動量を意識しましょう。

就活エージェントの力を借りると必ず成功する!

志望業界を変えた後の就活はこれまでの就活とは異なってきますし、情報収集や行動量増加の必要性があるため、しっかりと対策していかなくてはなりません。しかし、時間が限られていることや環境変化に対して就活のやりにくさを感じている人もいるでしょう。

そのような人はぜひとも就活エージェントを頼ってください。就活エージェントは就活に関する全てを熟知しているため、業界の変え方からあなたに合った業界の見極め方などを教えてくれるため、失敗のない選択をすることができます。

また、やりにくさを感じていない場合でも志望業界を変えたということは卒業までの時間が限られていますし、就活環境も変わってきますので就活のプロの手を借りた方が確実にことが進みます。

ですので、志望業界を変えたいと感じた時、もしくは志望業界を変えた後にはぜひとも就活エージェントを頼るようにしてください。

キャリチャンでも志望業界を変えたいと考えている人、すでに志望業界を変えた人のためのサポートを行うサービス「就活相談サポート」を開催しています。

このサービスでは志望業界を変えるまでのサポートから、変えた後の企業紹介や内定獲得のためのフォローが可能です。「どの業界に変えればいいのか」「この業界に変えたいけどこれでいいのか」「業界内から自分に合った企業を紹介してほしい」など、気楽に相談してください。

志望業界を変えるのは悪いことじゃない

志望業界を変えることはいいことですし、良い判断である場合が多いです。またその中では志望業界を変えるべき人もいますので、少しでも志望業界に対して違和感を抱いた際には志望業界を見直さないといけません。

その際に重要なのが“業界との相性”を考えることです。業界を変える目的は自分に合った業界・企業を選ぶことですので、自分の意見ばかりを押し付けるのではなく、業界側の理解もしっかりと深めていきましょう。

また、このように難しい判断をする場合には就活エージェントを頼ると良いでしょう。就活エージェントはこの道のプロですので、確実なアドバイスを受けることができますし、正しい判断ができるようになります。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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