面接苦手を即行解決!緊張しやすい性格4タイプと4つの対策法
2023年3月9日
いよいよ3日後に初めての面接ですね。
緊張していませんか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
かなり緊張しています。
落ち着いて話せるのか、頭が真っ白にならないか、とても心配です。
気持ちはよくわかります。
緊張しない人は、どんなマインドで面接に臨んでいるのか、気になりますよね。
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
そうなんです!
面接で落ち着いていられる人って、私なんかとは違って自信があるんでしょうね……。
マイナス思考になる必要はありませんよ!今回のテーマは「緊張の原因と対策法」についてです。
アスリートも実践するメンタルコントロールも紹介しますね。どんな方法が自分に合うか試してみましょう。
キャリアプランナー 平崎
目次
緊張するとどうなるのか?
緊張の理由は様々で、大量に汗をかく、赤面する、言葉がスムーズに出なくなる、挙動不審になってしまう等、その表れ方も人により異なります。そして、自分が緊張していると思う事で更に緊張してしまう、という悪循環が生まれてしまいます。
「自分が緊張しやすいと思うか」というアンケートでは、「緊張しやすい」「やや緊張しやすい」という回答を合わせると、約85%に上るというデータがあります。つまり、ほとんどの人が自分は緊張しやすいと感じているのです。
緊張しない人っているの?
自分はこんなに緊張しているのに、あの人は全く緊張しているように見えない、という経験はありませんか?全く緊張しない人は心理学的上はいないといわれています。
緊張していないように見える人は、感情や心理状態をうまくコントロールしているのです。
「緊張感」と「緊張」では違う
緊張すると、いつもの実力を発揮できなかったり、失敗してしまうという事が起こる反面、「緊張感が欠けている」とマイナスイメージを持たれるケースもあります。
「緊張」と「緊張感」は異なるものなのでしょうか?どちらもストレスを伴うものではありますが、そのストレスの性質に明確な相違点があるのです。
「緊張」は自信が無い場合に生じるネガティブなストレス、「緊張感」は自信がある場合に生じるポジティブなストレス、という風に分けられます。そして、「緊張感」は「身の引き締まる思い」という風にも言い換えられ、相手に与える印象も悪いものではありません。
したがって、「緊張をほぐす」という事は「緊張感をなくす」という意味では決してありません。
面接で緊張しやすい性格4タイプを解説
緊張しやすい人のタイプは大きく分けて4タイプになります。それぞれの解説からあなたがどのタイプに当てはまるかを自己診断してみてください。
タイプ1:自意識過剰型
他人に自分がどう見られているかが気になって仕方がないタイプです。
すべて上手くやろう、よく見られようという意識が強すぎるため、失敗を恐れるあまり極度の緊張状態に陥ります。
タイプ2:劣等意識過剰型
周囲の人皆が自分よりも立派で優れた人に見えてしまうというタイプです。
自分が最も劣っているのでは…というある種の被害妄想で、自ら緊張状態に追い込んでしまいます。
タイプ3:逃避傾向型
自分が苦手な事からは逃げ出したいというタイプです。
面接のような苦手な場面から早く逃げ出したいという気持ちから、不快な状況に身を置かなければならないという状況では極度の緊張状態になり、適格な判断力を失ってしまう傾向があります。
タイプ4:完璧主義型
何事も完璧にこなさないと気が済まない生真面目過ぎるタイプです。このタイプの人は他人への評価も非常に厳しくなりがちです。
面接で緊張しやすい性格4タイプ別の対策法
緊張しやすい人の4タイプのそれぞれの対策方法を解説します。
タイプ1:自意識過剰型
他人の評価は人によって異なります。
基準の無い評価に振り回されないよう、また、他人はそれほど自分の事を気にしていない、というように自分を客観視し、自分で自分を評価できるように心がけましょう。
タイプ2:劣等感過剰型
このタイプの人は、無意識のうちに優劣のランキングをつけてしまう傾向があるので、勝つか負けるかという基準ではなく、自分がベストを尽くせるかどうかに発想を転換してみましょう。
面接では、今までにない緊張感に襲われることもあります。「上手く話せるのか」「よい印象を与えられるのか」不安に思っている方は、ぜひ「面接サポート」にご参加ください。模擬面接を受けたり、改善のアドバイスを受けられたりと、手厚いサポートをお約束します!
タイプ3:逃避傾向型
このタイプの人は視野が限定的で、その瞬間自分が置かれている状況に固執してしまいます。
今行っている事は何のための行為なのか、その先にある目的に目を向ける事で、感情の一極集中を回避する事を心がけましょう。
タイプ4:完璧主義型
自分に対してのハードルを上げ過ぎないようにしましょう。
また、「失敗したら終わり」、というような負の自己暗示をかけないよう、発想を転換し、「こうでなければダメ」というように選択肢を限定しないように心がけましょう。
面接であまり緊張しない人の考え方のポイント5
「なぜあの人は緊張しないのだろう」と思う人が、身近に一人はいるのではないでしょうか?
面接であまり緊張しない人はどのような考え方の人なのか?思考回路を5つのポイントから分析してみます。
ポイント1:失敗は誰でもするもの
実際に何も失敗しない人はいません。
決して最初から「失敗しても良い」、と考えるのではなく、「失敗する場合もある」というように、物事に対してのほどよい柔軟性をもって考える事ができます。
ポイント2:失敗は人生の終わりではない
面接で緊張しない人は、ほどよい柔軟性を踏まえて物事を見る事ができます。
「失敗したら人生が終わるわけではない」=「再度挑戦するチャンスはある」という前向きな思考をもっています。
誰だって、自分を評価される場所は緊張するものです。緊張をうまくかわすために対策を立てておきたい・誰かに相談したいなら、ぜひ「面接サポート」にご参加ください。模擬面接を受けて、本番さながらの雰囲気で練習できるので、活用してみましょう。
ポイント3:必要以上に人の評価を気にしない
緊張しない人でも、称賛されれば嬉しく思い、非難されれば不快に思うのは同じです。
しかしながら、あたかもそういった周囲の評価が全てであるかのように一喜一憂しないという事です。
ポイント4:予定通りにいかない事もある
全てが事前に立てた計画通りに行くとは限りません。
場合によっては予定通りにいかないという発想を持つ事で、ちょっとしたイレギュラーにも緊張する事無く対応できます。
ポイント5:失敗しても時間が経てば忘れられる
緊張しない人でも、失敗が残念である事は同じです。ですが、その後の発想の転換、時間の過ごし方がとても異なります。
失敗を恐れ緊張してしまう人は、過去の失敗経験がトラウマになっている事がほとんどですが、緊張しない人は、「過去は過去」と全く別のものとして考えています。
面接で緊張しやすい人と緊張しない人の差ポイント4
緊張しやすい人と緊張しない人の決定的な差はどこにあるのでしょうか?4ポイントに分けて具体的に解説していきます。
ポイント1:広い視野で考える
緊張しやすい人は、周囲の評価に縛られやすく、選択肢も自ずと少なくなってしまいます。
緊張しない人は多様な価値観に目を向ける事ができるので、「こうでなくてはならない」という固定概念に縛られません。この選択肢の幅の柔軟性が、緊張しやすい人と緊張しない人の差を生む事になります。
ポイント2:プライドをどこに置くか
緊張しやすい人は、概してプライドの高い人が多く、傷つくことを極度に恐れる傾向があります。
そのため常に周囲の評価を気にしてしまう事になります。これは生真面目さの表れでもあり、自分で自分を緊張状態に追い込んでしまいます。
したがって、相手にどう思われるかでプライドが左右されるのです。緊張しない人は、相手の反応とプライドは切り離して考え、「自分がどう思われるか」ではなく「相手がどう思うか」というように、相手側に基準を置いた発想をもっています。
そのため、相手の反応をよく見て臨機応変な対応をする余裕があるのです。
ポイント3:結果をどうイメージするか
緊張しやすい人も、緊張しない人も、最悪の結果を想定している部分は同じですが、決定的に異なる点はその結果に対してポジティブであるかネガティブであるかです。
緊張しやすい人は、「もし失敗したらどうしよう」というマイナス要素としての想定であるのに対し、緊張しない人は「失敗したらその時に考えよう」というように、失敗後の展開がネガティブではありません。
そのため、同じ最悪の事態を想定していても、それがプレッシャーとなる事はないのです。
ポイント4:他人にどれだけ寛容になれるか
緊張しやすい人は生真面目で、自分に厳しい反面、他人にも厳しくなる傾向があります。
また、上下関係、序列に必要以上にこだわったり、対抗意識を持ちやすい人が多いです。そのため、他人との関係に緊張状態を生みやすくなります。
緊張しない人は、前述のような事に無頓着な場合が多く、個々のコミュニケーションそのものに重点をおくため、自ずと臨機応変な対応を可能にしています。
アスリートが伝授!面接の緊張を軽減する対策3
世界中の注目を集める中、最高のパフォーマンスを見せるアスリートはどのように緊張感をコントロールしているのでしょうか?
伝授1:緊張感をプラスに変える
「試合前の緊張は勝つために士気を高めるものであり、自分をマイナス思考に追い込むためのものではない。」「緊張感の無い選手は勝てない」というように、緊張感をプラスに向ける発想を持っていると言えます。
その発想から緊張感とリラックスの間(ゾーン・フロー)に入れるように、心を整えるのです。
伝授2:条件付けのためのルーティーンをこなす
心を整える方法は人によっても異なりますが、ルーティーンを淡々とこなすことで、精神状態を平静に保つ事ができると言われています。
例えば、「緊張をほぐすためにこの試合前にこのルーティーンを行う」等、ルーティーンにより条件付けをしているアスリートも多いと言われています。
伝授3:雑念をなくす
好きな音楽を聴いたり、瞑想する等で自分の空間を作り出し雑念を排除することで、コンセントレーションを高めるという、よくアスリートが取り入れている方法です。
外部の情報を遮断する事で、緊張感を超えた「ゾーン」に入りやすくなると言われています。
おわりに
緊張しやすい人は、普段から”本番を意識した、緊張感のある空間”で練習を行うことが大切です。そうするこで本番にも強くなれますし、自分の力も存分に発揮できるようになります。
キャリchではそんな、”本番を意識した、緊張感のある空間”で練習を行うことができるイベント「模擬面接イベント」を開催しています。就活のプロによってあなたの面接力をグンッとあげていきます。ぜひ気楽にご参加ください。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。